JPH11350381A - 樹脂被覆紙型積層体及びその製造方法 - Google Patents

樹脂被覆紙型積層体及びその製造方法

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JPH11350381A
JPH11350381A JP21685098A JP21685098A JPH11350381A JP H11350381 A JPH11350381 A JP H11350381A JP 21685098 A JP21685098 A JP 21685098A JP 21685098 A JP21685098 A JP 21685098A JP H11350381 A JPH11350381 A JP H11350381A
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resin
coated paper
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JP21685098A
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English (en)
Inventor
Masa Kubota
雅 久保田
Noriyuki Matsuda
伯志 松田
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷インキや塗布層に対して十分な接着性を持
ち、なお且つ良好な捌き性を有する樹脂被覆紙型積層体
を提供することが課題である。 【解決手段】紙を基質としその少なくとも一方の面に樹
脂を被覆してなる樹脂被覆紙型積層体に於いて、その樹
脂表面(両面樹脂被覆の場合はその少なくとも一方の表
面)に有機チタン化合物を出発物質とする皮膜状または
擬皮膜状のチタン化合物または同じく有機チタン化合物
を出発物質とするポリマーとの混合皮膜を形成している
チタン化合物からなる下引き層を設ける。または、クロ
ム塩からなる下引き層を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然パルプを主成
分とする紙を基質(以下基紙と呼称する)として、その
表面に樹脂を被覆した樹脂被覆紙型積層体及びその製造
方法に関する。別の観点からはインキ、塗布層との接着
が改善された印刷用紙或いは画像材料用支持体及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂
を被覆した樹脂被覆紙型印刷用紙はよく知られている。
これらポリオレフィン表面は不活性であるため、印刷イ
ンキや塗工層との接着が不十分であった。
【0003】よく知られた解決法としては火炎処理、コ
ロナ放電等の放電処理等があった。
【0004】しかしながら火炎処理は表面活性を高める
べく、酸化炎を用いると高温となり樹脂表面が溶融して
しまうという問題が有り、低温で処理するために還元炎
を用いると酸素が不足し活性化が不十分となってしまう
という問題が有った。
【0005】放電処理の場合は十分な活性を得るよう処
理すると帯電によりシートが互いに貼り付き捌き難いと
いう問題が発生した。
【0006】別の方法として、特許公報第257688
6号、特開平6−80845号、特開平6−80844
号等に記載されている、各種樹脂の水系エマルジョンを
塗布乾燥しプライマー層を形成するという技術が知られ
ているが、元々独立したエマルジョン粒子が乾燥により
連結して連続皮膜を形成するという樹脂自体の可塑性を
利用した技術であるので積層体を積み重ねた時にブロッ
キングを起こし易いという欠点が有った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的は
印刷インキや塗布層に対して十分な接着性を持ち、なお
且つ良好な捌き性を有し、ブロッキングとも無縁な樹脂
被覆紙型積層体及びその製造方法を提供する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の課題の一方は、
紙を基質(以下基紙と呼称する)としその少なくとも一
方の面に樹脂を被覆してなる樹脂被覆紙型積層体に於い
て、その樹脂表面(両面樹脂被覆の場合はその少なくと
も一方の表面)に有機チタン化合物を出発物質とするチ
タン化合物またはクロム塩を含む下引き層を有する樹脂
被覆紙型積層体によって達成される。さらには、該チタ
ン化合物が少なくとも部分的には加水分解されている樹
脂被覆紙型積層体、該下引き層が実質的に該チタン化合
物のみからなるの樹脂被覆紙型積層体、該下引き層がチ
タン化合物及びチタニウムイオンとの間でキレートを形
成出来るポリマーからなる樹脂被覆紙型積層体、該ポリ
マーが耐水化されている樹脂被覆紙型積層体、該ポリマ
ーがポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリ
アミンポリアミドエピクロルヒドリンまたはゼラチンで
あるの樹脂被覆紙型積層体、該ゼラチンを含む下引き層
がゼラチンの架橋剤を含有する樹脂被覆紙型積層体、該
架橋剤がジクロロトリアジン系化合物である樹脂被覆紙
型積層体、該下引き層がクロム塩とゼラチンからなり、
クロム塩とゼラチンの重量比が1:5〜5:1である樹
脂被覆紙型積層体等により一層有利に達成される。
【0009】別の観点からは該樹脂層が基紙の両面に設
けられている樹脂被覆紙型積層体によって一層良く達成
される。さらには該下引き層が樹脂被覆紙の両面に設け
られている樹脂被覆紙型積層体一層良く達成される。
【0010】本発明の課題のもう一方は、基紙の少なく
とも一方の面に樹脂を被覆してなる樹脂被覆紙型積層体
の樹脂表面にコロナ放電処理を施した後に有機チタン化
合物またはクロム塩を含んでなる下引き液を塗布乾燥
し、下引き層を形成せしめる事を特徴とする樹脂被覆紙
型積層体の製造方法によって達成される。さらには、該
下引き液がアルコキシチタン化合物の脱水アルコール希
釈液である樹脂被覆紙型積層体の製造方法、該下引き液
がチタンキレート化合物の希釈液である樹脂被覆紙型積
層体の製造方法、該下引き液がチタンアシレート化合物
の希釈液である樹脂被覆紙型積層体の製造方法、該下引
き液がチタンキレート化合物とキレート安定化ポリマー
の希釈液である樹脂被覆紙型積層体の製造方法、該ポリ
マーがポリビニールアルコール、ポリアクリルアミド、
ポリアミンポリアミドエピクロルヒドリンまたはゼラチ
ンである樹脂被覆紙型積層体の製造方法、該下引き液が
乾燥後該ポリマーを耐水化する成分を含有する樹脂被覆
紙型積層体の製造方法、該ゼラチンを含む下引き液がゼ
ラチンの架橋剤を含有する樹脂被覆紙型積層体の製造方
法、該架橋剤がジクロロトリアジン系化合物である樹脂
被覆紙型積層体の製造方法、該チタンキレートがジイソ
プロポキシビス(アセチルアセトナト)チタンまたはイ
ソプロポキシ(2-エチル-1,3-ヘキサンジオラト)チタ
ンである樹脂被覆紙型積層体の製造方法、該下引き液が
ジイソプロポキシビス(アセチルアセトナト)チタン、
その重量の30%〜70%のゼラチン、水及び水に可溶
で乾燥行程で蒸発し得る溶剤のみからなり、塗布乾燥後
更に熱処理を受ける事を特徴とする樹脂被覆紙型積層体
の製造方法、該下引き液がクロム塩とゼラチンを含み、
その重量比が1:5〜5:1であり、炭素数5以下のア
ルコールを液全体の1〜5重量%含有する樹脂被覆紙型
積層体の製造方法等により一層有利に達成される。
【0011】別の観点からはこの課題は、基紙を繰り出
し巻き取るまでの間に基紙の両面に樹脂層を設ける事を
特徴とする樹脂被覆紙型積層体の製造方法によって一層
有利に達成される。さらには、基紙を繰り出し巻き取る
までの間に樹脂表面に下引き層を設ける事を特徴とする
樹脂被覆紙型積層体の製造方法によって、該下引き層を
設ける面が両側の面である脂被覆紙型積層体の製造方法
によって特に良好に達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる基紙には、針
葉樹パルプ、広葉樹パルプ、針葉樹広葉樹混合パルプ、
それらのサルファイトパルプ、クラフトパルプ等の植物
繊維パルプ、必要に応じて合成パルプ等抄紙機でシート
化出来る繊維であれば何でも使用出来る。
【0013】サイズ剤としてはロジンサイズ、石鹸サイ
ズ、アルキルケテンダイマー、アルケニル琥珀酸等通常
紙のサイズ剤として用いられるものならば何でも用いる
事が出来る。湿潤紙力増強剤としてはエチレン尿素樹
脂、ポリアミンポリアミドエピクロルヒドリン樹脂等通
常紙の製造に用いられるものなら何でも使用出来る。そ
の他、着色剤、蛍光増白剤、填料等通常抄紙工程の紙量
に添加される物はなんでも使用出来る。
【0014】乾燥紙力増強剤としてはポリビニルアルコ
ール、ポリアクリルアミド、澱粉等水溶性ポリマーを紙
料に添加したり、紙匹を形成後含浸させたりして用いる
事が出来る。
【0015】また、含浸工程ではその他に着色剤、蛍光
増白剤、帯電防止剤、接着強化剤等適宜加えることが出
来る。接着強化剤としてはコロイド状シリカ等が有利に
用いられる。
【0016】基紙の抄造には、長網抄紙機、円網抄紙機
等通常の抄紙機が用いられる。
【0017】本発明に用いられる樹脂としては、ポリオ
レフィン、ポリエステル、ポリカーボネート樹脂等フィ
ルム形成能が有れば何でも差し支えないが、押し出し成
形性が良い点でポリオレフィン、特にポリプロピレン樹
脂組成物が有利に用いられる。
【0018】本発明に有利に用いられるポリプロピレン
は各種の密度、各種のメルトフローレート(以下MFR
と記す場合が有る)のものが、ホモポリマー、コポリマ
ー等各種のものを単独であるいは混合して用いる事が出
来る。また、部分的にポリエチレン樹脂を混合しても良
い。樹脂層は共押出し或いはタンデム方式で多層化され
ていても良い。
【0019】本発明に有利に用いられるポリオレフィン
樹脂組成物には炭酸カルシウム、酸化チタン等の白色顔
料をはじめ、各種の添加剤を添加出来る。
【0020】これらの樹脂は走行する基紙の上に溶融押
出し塗工されるが、それに先立ついずれかの段階で、加
工される基紙面がコロナ処理等の活性化処理を受けてい
ることが望ましい。
【0021】また、樹脂層の形成は基紙の両面になされ
る事がカール防止等の観点から有利であり、その際基紙
が繰り出されて巻き取られるまでの間に両面に樹脂層が
形成される事が、好ましくない紙癖の防止等で望まし
い。その理由としては、一般に押し出された樹脂膜は両
端の厚みが厚くなる傾向が有り、片面のみ被覆して巻き
取ると樹脂端部を中心に膨れ型を生じ、反対面の加工時
に障害となる事が挙げられる。
【0022】本発明の有機チタン化合物を出発物質とす
るチタン化合物とは、有機チタン化合物の分子の状態で
塗布乾燥後、徐々に加水分解され、酸化チタン、部分加
水分解された有機残基を一部残す状態となり、均一且つ
緻密な皮膜状または擬皮膜状の形態で樹脂表面に存在し
ていると考えられる化合物である。また、ポリマーと併
用する場合にも分子の状態のチタンキレートがポリマー
に均一に溶解した状態で乾燥固化されてから加水分解を
受けるのでポリマーとの均一且つ緻密な混合皮膜を形成
していると考えられる。通常入手出来る酸化チタン粉末
を含む液を塗布乾燥しても、このような均一且つ緻密な
皮膜を形成する事は出来ない。
【0023】チタン化合物を含んでなる下引き液は、ア
ルコキシチタン、チタンキレート、チタナシレート等と
その溶剤が含まれていれば良い。アルコキシチタンは加
水分解速度が速く、その溶剤として脱水アルコールを用
いる必要がある。そうでないと塗液中で加水分解し粗大
粒子を形成するため、基材との密着性が著しく損なわれ
下引き層を形成出来ず目的を達成出来ない。チタンキレ
ートの場合は比較的安定でその溶剤は若干の水分を含ん
でも差し支えない。中でもジイソプロポキシビス(アセ
チルアセトナト)チタンは安定で溶剤の過半が水であっ
ても良い。更にキレート安定化能力の有るポリマーを併
用すると一層塗液中の水の割合を高くしても安定に存在
出来る。そのようなポリマーの好ましい具体例としては
ゼラチン、ポリアクリルアミド、ポリアミンポリアミド
エピクロルヒドリン及びポリビニルアルコール等が挙げ
られる。
【0024】塗布設備として溶剤コーター特に溶剤回収
設備付き溶剤コーターを利用出来る場合は、アルコール
等の溶剤で希釈して塗布するのが便利であるばかりでな
く、積層体表面がチタン化合物の単独皮膜となるためイ
ンク等の接着に於いて特に有利である。一方溶剤コータ
ーを利用出来ず、塗液中の有機溶剤量を高く出来ない場
合は上記のようなポリマーを併用する事が望ましい。
【0025】上記ポリマーの使用量としては、ポリマー
の種類、チタンキレートの種類、チタンキレートの添加
濃度により異なるが目安としては塗液中に0.1〜1.
0%程度で最適点が見いだされる事が多い。例えばポリ
マーとしてゼラチンを、チタンキレートとしてジイソプ
ロポキシビス(アセチルアセトナト)チタンをTiO2
換算0.1%程度で用いる場合、ゼラチン濃度0.1%
ではキレート安定化能力が不足するが0.2%ではキレ
ート安定化が達成される。必要以上にポリマーを用いる
と、製造された本発明の積層体にオフセット印刷する場
合、上記ポリマーの親水性のため湿し水が転写し重色印
刷が困難になる事がある。
【0026】上記ポリマーと併用して水性塗工されて製
造された本発明の積層体にオフセット印刷する場合、上
記ポリマーの親水性のため湿し水が転写し重色印刷が困
難になる事がある。従って、ポリアミンポリアミドエピ
クロルヒドリンのような自己架橋性のポリマーは有利で
ある。また、併用ポリマーがゼラチンである場合はその
架橋剤を用いる事で同様な効果を得る事が出来る。架橋
剤がジクロロトリアジン系化合物である場合はゼラチン
の吸水性が一層抑制されるため特に有利である。これら
架橋剤の使用量としてはゼラチンの重量に対し0.5〜
30重量%の範囲に最適範囲が見いだされる。また、チ
タンキレート自体ゼラチンとの反応性が有り、特定の量
比の組み合わせでは他の架橋剤無しでも加温により著し
く耐水性を向上させる事が出来る。これら架橋反応を利
用する場合は、積層体製造後使用までの間に一定時間3
0℃以上に保つ事が一層有利である。キレート安定化に
有利なポリアミンポリアミドエピクロルヒドリンとゼラ
チンであるが両者の併用はキレート安定化能力を相殺す
るので注意を要する。
【0027】チタン化合物の具体例としては、アルコキ
シチタンとしてテトラメトキシチタン、テトラエトキシ
チタン、テトライソプロポキシチタン、テトラ-n-ブト
キシチタン、テトラキス(2-エチルヘキシルオキシ)チ
タン等をチタンアシレートとしてイソプロピルイソステ
アロイルチタネート、イソプロポピルトリ-n-ドデシル
ベンゼンスルホニルチタネート、イソプロピルイソステ
アロイルアクリルチタネート等をチタンキレートとして
ジイソプロポキシビス(アセチルアセトナト)チタン、
イソプロポキシ(2-エチル-1,3-ヘキサンジオラト)チ
タン、ジ(2-エチルヘキソキシ)ビス(2-エチル-1,3-
ヘキサンジオラト)チタン、ジ-n-ブトキシビス(トリ
エタノールアミナト)チタン等を挙げる事が出来る。
【0028】塗液には必要に応じて塗布助剤としての界
面活性剤を添加出来るが、オフセット印刷に供する場
合、湿し水に再溶解し表面張力の下がった湿し水の転写
により重色印刷不調の原因となる事があるので少量に留
めるべきであるし、出来れば使わない方が良い。
【0029】下引きの塗布量としては、TiO2換算
0.2mg/m2〜20.0mg/m2がインキ接着性の
面から良好である。
【0030】本発明のクロム塩を含んでなる下引きは、
クロム明礬、硫酸クロム等と塗布助剤が含まれていれば
良い。塗布助剤としては界面活性剤の他に微量のゼラチ
ン、若干のアルコール等の添加が挙げられる。
【0031】本発明のクロム塩を含んでなる下引き液の
好ましい態様として、ゼラチンとの併用が挙げられる
が、その重量比は1:5〜5:1が好ましく、塗液にア
ルコールを含有せしめる場合は液全体の1〜5重量%が
好ましい。ゼラチンの割合が少ないと塗布助剤としての
効果が不十分であり、多すぎるとインキ或いは塗布層の
種類によっては接着が不十分となる。アルコールの量が
少ないと塗布助剤としての効果が不十分であり、多すぎ
ると専用の溶剤コーター以外では塗布出来なくなる。ア
ルコールとしては炭素数5以下のものが好ましい。炭素
数が大きいと水に対する溶解性が悪くなり、はじきの原
因となる。また、塗布助剤として界面活性剤を用いると
上記のように好ましからざる結果をもたらす事が有るの
でその使用は細心の注意を要する。
【0032】クロム塩を含んでなる下引きの塗布量とし
ては、クロムとして0.1mg/m2〜15.0mg/
2がインキ接着性の面から良好である。
【0033】下引きの塗布方法としては、バーコータ
ー、エアナイフコーター、エクストルージョンコータ
ー、グラビアコーター、フレキソグラビアコーター、ス
ライドホッパーコーター、カーテンコーター等各種の方
法が可能であり、乾燥方法としては、アーチドライヤ
ー、直線トンネルドライヤー、エアフロートドライヤ
ー、エアループドライヤー、赤外線ドライヤー、マイク
ロ波加熱機等各種のものを用いる事が出来る。塗布に先
立ち樹脂面はコロナ処理等の活性化処理を行っておくこ
とが望ましい。
【0034】また、この下引き層の設置は、樹脂層が形
成された直後、活性化処理を受けた直後が樹脂層と下引
き層の接着性維持の観点から有利であり、基紙が繰り出
されてから巻き取られるまでの間に樹脂層が形成される
事が、さらには基紙が繰り出されてから巻き取られるま
での間に両面に樹脂層が形成され、両面に下引き層が形
成される事が望ましい。コロナ処理等の活性化処理を受
けた樹脂表面は時間の経過と共に徐々に活性が下がるの
で処理直後に下引き液が塗布される事が望ましい。活性
化処理は樹脂層形成後低分子量成分が表面にマイグレー
トしてからではせっかく活性化処理しても接着力が弱く
なるので、樹脂層形成直後にされる事が望ましい。
【0035】完成した積層体の用途としては、印刷用
紙、熱移行型熱転写受像紙の支持体、カラーコピー等の
電子写真用支持体、バーコード用紙等特に制限は無い。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明の内容は実施例に限られるものではない。
【0037】実施例1〜3 広葉樹漂白クラフトパルプを平均繊維長0.6mm、カ
ナディアンスタンダードフリーネス350mlに叩解し
た後、パルプ100部に対して、カチオン化澱粉を3
部、アニオン化ポリアクリルアミドを0.2部、アルキ
ルケテンダイマー乳化物を樹脂分として0.4部、ポリ
アミンポリアミドエピクロルヒドリン樹脂を0.4部、
及び適当量の蛍光増白剤、青色染料、赤色染料を加え紙
料を調製した。
【0038】それを用いて抄紙機で適当なタービュラン
スを与えながら紙匹を形成し、ウェットプレスを行った
後、スムージングロールで処理し、乾燥パートで緊度プ
レスを行った後乾燥した。その後、乾燥の途中でアルミ
ナ変性コロイド状シリカ(スノーテックスAK;日産化
学(株)製)を固形分として3.0%及び食塩を3.5
%含有するサイズプレス液を25g/m2含浸させ、最
終的に得られる基紙水分が絶乾水分で8%になるよう乾
燥した。その後マシンカレンダー処理し、坪量100g
/m2、密度1.00g/cm3の基紙を得た。
【0039】次に基紙の裏面にコロナ処理を行い、樹脂
としてポリプロピレン(密度0.920g/cm3、M
FR20g/10分)75重量部、ポリエチレン(密度
0.918g/cm3、MFR8.0/10分)10重
量部、炭酸カルシウム10重量部、酸化チタン5重量部
及び微量の金属石鹸からなる樹脂組成物を15μmの厚
さに速度200m/分、280℃で溶融押出し塗工して
粗面形状の樹脂面を有する樹脂被覆紙を得た。次いでそ
の反対面に同様の方法で鏡面形状を有する樹脂層を被覆
した。
【0040】得られた積層体の鏡面側に濡れ指数52に
なるようコロナ処理を行い、次いでテトラエトキシチタ
ンを0.1重量%、0.3重量%、1.0重量%含有す
る脱水エタノール溶液を4g/m2エアナイフコーター
で塗布し(TiO2換算1.4〜14mg/m2に相当)
乾燥した。夫々を実施例1、2、3の積層体とした。
【0041】実施例4、5 実施例1のテトラエトキシチタンをT−50(ジイソプ
ロポキシビス(アセチルアセトナト)チタンの純度75
%品、残分の主体はイソプロピルアルコール)0.5重
量%に代える以外は実施例1と同様にして実施例4の、
またTOG(イソプロポキシ(2-エチル-1,3-ヘキサン
ジオラト)チタンの純度72%品、残分の主体はイソプ
ロピルアルコール)0.5重量%に代えて実施例5の積
層体を得た。
【0042】比較例1〜4 最後の塗布を行わない以外は実施例1と同様にして比較
例1の積層体を得た。また、樹脂面のコロナ処理も行わ
ずに比較例2の積層体を得た。実施例1の脱水エタノー
ルを試薬1級エタノールに代える以外は実施例1と同様
にして比較例3の積層体とした。テトラエトキシチタン
をR−101(E.I.デュポン製ルチル型酸化チタン
粉末)0.1重量%に代えて比較例4の積層体とした。
比較例3及び4の積層体の表面を顕微鏡観察したとこ
ろ、顔料が散在しており、層を形成しているとは言い難
い状態であった。
【0043】評価 夫々の積層体の一部は50℃14日間の加温処理を行っ
た。加温処理の有るもの、無いものにつき、夫々RIテ
スターで二種類のインキ(一般紙用オフセットインキ、
合成紙用オフセットインキ)を印刷し、24時間乾燥後
セロテープを密着させ、剥離してインキの接着強度を評
価した。 ○ :全く剥離しない。 ○〜△:僅かに剥離し白い点が見られる。 △ :剥離面積が半分以下。 △〜×:剥離面積が半分以上。 × :ほとんど剥離する。
【0044】得られた結果を表1に示す。
【0045】
【表1】 一般紙用インキ:TRANS−G(大日本インキ(株)
製) 合成紙用インキ:TSP−400(東洋インキ製造
(株)製) Fr :加温経時無し。 50℃2W :50℃14日加温経時品。
【0046】表1から分かるように、本発明の積層体は
インキとの接着性に優れ、捌き性も問題ない。対して、
コロナ処理のみの比較例1は捌き性が悪く、加温経時に
よる接着力低下も大きい。コロナ処理も行わない比較例
2はインキ接着力が全く無い。また、脱水エタノールの
代わりに試薬1級のエタノールを用いテトラエトキシチ
タンの下引き液を作成した比較例3では液中で加水分解
が進行し酸化チタンの粗大粒子が生成するため、基材と
の密着性が悪化しインキが剥落する。粉末の酸化チタン
を用いた比較例4も同様であった。実施例1〜5につい
て積み重ねた状態でのブロッキングを確認したが特に問
題は無かった。
【0047】参考例1〜12 下引き液安定性の実施例 表2に記載の処方で下引き液を調製し、40℃で24時
間放置後、下引き液の安定性を確認した。結果を表2に
示す。
【0048】
【表2】 溶剤: A;脱水エタノール B;試薬1級エタノール Ti化合物: C;テトラエトキシチタン D;T−50(実施例4記載のもの) E;TOG(実
施例5記載のもの) 濃度:溶剤中のTi化合物の濃度 ポリマー種類:F;IKゼラチン((株)ニッピ製) G;エピノックスP−130(ディックハーキュレス
(株)製ポリアミンポリアミドエピクロルヒドリン樹
脂) H;ゴーセナールT−330(日本合成化学工業(株)
製PVA) I;スターガムA−15(星光化学工業(株)製ポリア
クリルアミド
【0049】表2からアルコキシチタンは加水分解速度
が速く取り扱い難いのに対し、チタンキレートは比較的
取り扱い易い事が判る。特にジイソプロポキシビス(ア
セチルアセトナト)チタンはアルコール含有量が少なく
とも安定であり、また表2に示したポリマーとの組み合
わせでは一層安定性が増しアルコール含有量を減少させ
る事が出来、溶剤コーターを用いなくても塗布可能な下
引き液が構成可能になる事が判る。
【0050】実施例6〜13 オフセット印刷時の湿し水抵抗性の実施例 実施例1の下引き液を表3記載の液に代える以外は実施
例1と同様に実施して実施例6〜13の積層体を得た
【0051】
【表3】 10%T−50:上掲のT−50を試薬1級エタノール
で希釈 架橋剤種類: J;デナコールEX−521(ナガセ化
成工業(株)製エポキシ化合物) K;2,4-ジクロロ-6
-オキシ-1,3,5-トリアジンソーダ
【0052】評価 得られた積層体の一部は実施例1と同様にインキとの接
着性が評価された。別の一部の内半量を50℃3日間の
加温処理を行い、加温処理を行ったもの、そうでないも
の夫々につきオフセット印刷の湿し水の転写による次の
色の印刷時の影響を見積もるための強制試験に供した。 強制試験法 RIテスターのゴムロールと金属ロールによりインキを
均一に練る。次にロールを一旦停止し、ニップの両端に
インキでダムを作る。このダム内に水を溜め、ドラムに
装着した積層体に水及びインキを転写する。この時、先
ず水が積層体上に落ち、ゴムロールで絞られ次いでイン
キが転写される。表面の親水性が強いと水が残り、イン
キ転写が抑制されてインキ濃度が薄くなる事になる。そ
のインキ濃度をマクベス濃度計RD519を用い、イン
キの色に合わせたポジションで測定した。用いたインキ
は実施例1で用いた一般紙用インキを用いた。色は藍で
あった。得られた結果を表4に示す。
【0053】
【表4】
【0054】表4の結果から架橋剤の添加により湿し水
に対する抵抗性が上昇する事が判る(実施例9〜1
3)。また架橋剤の中でもジクロロトリアジン系が優位
にある事が判る(実施例7、8の比較、同11、13の
比較)。チタンキレートとゼラチンが特定の比率の場合
は加温により架橋剤無しでも湿し水に対する抵抗性が著
しく上昇する事が判る(実施例6)。実施例6〜13に
ついて積み重ねた状態でのブロッキングを確認したが特
に問題無かった
【0055】実施例14〜16 実施例1の下引き液をテトラエトキシチタンの脱水エタ
ノール溶液から、若干の界面活性剤とクロム明礬0.2
重量%、0.4重量%、0.6重量%を有する水溶液を
4g/m2の湿分塗布量でエアナイフコーターを用いて
塗布し(クロムとして0.8〜2.5mg/m2に相
当)乾燥した夫々を実施例14〜16の積層体とした。
【0056】比較例1及び2と共に、実施例1同様の評
価を行った。結果を表5に示す。
【0057】
【表5】
【0058】表5から分かるように、本発明の積層体は
インキとの接着性に優れ捌き性も問題ない。対して、コ
ロナ処理のみの比較例1は捌き性が悪く、加温経時によ
る接着力低下も大きい。コロナ処理の無い比較例2はイ
ンキ接着力が全く無い。
【0059】実施例17 実施例16の下引き液の界面活性剤を除き、IKゼラチ
ン0.2重量%、エタノール5.0重量%を加える以外
は全く同様にして実施例17の積層体とした。これを、
実施例16、比較例2と共に実施例6と同様の評価を行
った。結果を表6に示す。
【0060】
【表6】
【0061】表6より、界面活性剤を含まない実施例1
7は実施例16より、湿し水抵抗性が強い事が判る。
【0062】実施例18、19 基紙を200m/分の速度でアンワインダーより繰り出
し、基紙裏面にコロナ処理を行い次いで実施例1記載の
樹脂を15μmの厚みになるよう、280℃で溶融押し
出し加工で粗面型付けで被覆した。引き続き基紙表面を
コロナ処理し次いで同様に鏡面になるよう樹脂被覆し
た。この時、両面共樹脂加工巾は基紙の端から5mm狭
くなるように加工した。引き続き、スコアカッターで両
端から夫々15mmを取り除いて巻き取り、実施例18
の積層体中間製品を得た。裏面を被覆してから直ちに巻
き取り24時間後に残りの工程を続ける以外は全く同様
にして実施例19の積層体中間製品を得た。実施例19
は端部に膨らみが生じていたが、実施例18は問題無か
った。
【0063】実施例20〜23 実施例18に於いてスコアカッターで両端部を取り除く
前に、表面にコロナ処理を行い次いで実施例12の下引
き液を湿分塗布量4g/m2で塗布乾燥する以外は全く
同様にして実施例20の積層体を得た。同様の取り扱い
で両面に下引き層を設けて実施例21の積層体を得た。
実施例18の中間製品の表面に24時間後コロナ処理を
行い引き続き該下引き液を塗布乾燥して実施例22の積
層体を得た。実施例20に於いてコロナ処理後、下引き
液を設けない以外は同様にして巻き取り、24時間後に
該下引き液を塗布乾燥して実施例23の積層体を得た。
【0064】これらの積層体を実施例1と同様に評価し
た。結果を表7に示す。
【0065】
【表7】
【0066】表7から分かるように樹脂被覆直後、コロ
ナ処理直後に下引き層を設けた実施例20、21はそう
でない実施例22、23よりインキ接着性が優れてい
る。
【0067】実施例24 実施例6加温済みの積層体上に、下記のインク受像層を
塗設してインクジェット記禄材料を作成した。全面に光
学濃度約0.5になるよう調整してインクを吸収させそ
の直後にスクラッチテストを行った。その結果十分な接
着強度を湿した。
【0068】インク受像層は、分子量7万のアルカリ処
理ゼラチンの10重量%ゼラチン水溶液30g、ソジウ
ムカルボキシメチルセルローズ(エーテル化度0.7〜
0.8、B型粘度計での2重量%水溶液の粘度が5cp
以下のもの)の8重量%水溶液37.5g、エポキシ化
合物(長瀬産業(株)製NER−010)の5重量%メ
タノール溶液0.3g、スルフォコハク酸-2-エチルヘ
キシルエステル塩のメタノールと水の5重量%混合液
0.5g及び純水31.7gからなる塗液を固形分量で
7g/cm2分塗設されて形成された。
【0069】
【発明の効果】本発明を実施すると、印刷インキ、塗布
層との接着に優れ捌き性良好且つ湿し水耐性に優れた積
層体が得られる。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙を基質とし、その少なくとも一方の面
    に樹脂を被覆してなる樹脂被覆紙型積層体に於いて、そ
    の樹脂表面(両面樹脂被覆の場合はその少なくとも一方
    の表面)に有機チタン化合物を出発物質とするチタン化
    合物またはクロム塩を含む下引き層を有する樹脂被覆紙
    型積層体。
  2. 【請求項2】 該チタン化合物が少なくとも部分的には
    加水分解されている請求項1記載の樹脂被覆紙型積層
    体。
  3. 【請求項3】 該下引き層が実質的に該チタン化合物の
    みからなる請求項1又は2記載の樹脂被覆紙型積層体。
  4. 【請求項4】 該下引き層がチタン化合物及びチタニウ
    ムイオンとの間でキレートを形成出来るポリマーからな
    る請求項1又は2記載の樹脂被覆紙型積層体。
  5. 【請求項5】 該ポリマーが耐水化されている請求項4
    記載の樹脂被覆紙型積層体。
  6. 【請求項6】 該ポリマーがポリビニルアルコール、ポ
    リアクリルアミドまたはポリアミンポリアミドエピクロ
    ルヒドリンである請求項4記載の樹脂被覆紙型積層体。
  7. 【請求項7】 該ポリマーがゼラチンである請求項4記
    載の樹脂被覆紙型積層体。
  8. 【請求項8】 該下引き層がゼラチンの架橋剤を含有す
    る請求項7記載の樹脂被覆紙型積層体。
  9. 【請求項9】 該架橋剤がジクロロトリアジン系化合物
    である請求項8記載の樹脂被覆紙型積層体。
  10. 【請求項10】 該下引き層がクロム塩とゼラチンから
    なり、クロム塩とゼラチンの重量比が1:5〜5:1で
    ある請求項1記載の樹脂被覆紙型積層体。
  11. 【請求項11】 樹脂層が基紙の両面に設けられている
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、または1
    0記載の樹脂被覆紙型積層体。
  12. 【請求項12】 下引き層が樹脂被覆紙の両面に設けら
    れている請求項11記載の樹脂被覆紙型積層体。
  13. 【請求項13】 基紙の少なくとも一方の面に樹脂を被
    覆してなる樹脂被覆紙型積層体の樹脂表面にコロナ放電
    処理を施した後に有機チタン化合物またはクロム塩を含
    んでなる下引き液を塗布乾燥し、下引き層を形成せしめ
    る事を特徴とする樹脂被覆紙型積層体の製造方法。
  14. 【請求項14】 該下引き液がアルコキシチタン化合物
    の脱水アルコール希釈液である請求項13記載の樹脂被
    覆紙型積層体の製造方法。
  15. 【請求項15】 該下引き液がチタンキレート化合物の
    希釈液である請求項13記載の樹脂被覆紙型積層体の製
    造方法。
  16. 【請求項16】 該下引き液がチタンアシレート化合物
    の希釈液である請求項13記載の樹脂被覆紙型積層体の
    製造方法。
  17. 【請求項17】 該下引き液がチタンキレート化合物と
    キレート安定化ポリマーの希釈液である請求項15記載
    の樹脂被覆紙型積層体の製造方法。
  18. 【請求項18】 該ポリマーがポリビニルアルコール、
    ポリアクリルアミドまたはポリアミンポリアミドエピク
    ロルヒドリンである請求項17記載の樹脂被覆紙型積層
    体の製造方法。
  19. 【請求項19】 該ポリマーがゼラチンである請求項1
    7記載の樹脂被覆紙型積層体の製造方法。
  20. 【請求項20】 該下引き液が乾燥後該ポリマーを耐水
    化する成分を含有する請求項17記載の樹脂被覆紙型積
    層体の製造方法。
  21. 【請求項21】 該下引き液がゼラチンの架橋剤を含有
    する請求項19記載の樹脂被覆紙型積層体の製造方法。
  22. 【請求項22】 該架橋剤がジクロロトリアジン系化合
    物である請求項21記載の樹脂被覆紙型積層体の製造方
    法。
  23. 【請求項23】 該チタンキレートがジイソプロポキシ
    ビス(アセチルアセトナト)チタンまたはイソプロポキ
    シ(2-エチル-1,3-ヘキサンジオラト)チタンである請
    求項15、17、18、19、20、21または22記
    載の樹脂被覆紙型積層体の製造方法。
  24. 【請求項24】 該下引き液がジイソプロポキシビス
    (アセチルアセトナト)チタン、その重量の30%〜7
    0%のゼラチン、水及び水に可溶で乾燥行程で蒸発し得
    る溶剤のみからなり、塗布乾燥後更に熱処理を受ける事
    を特徴とする請求項19記載の樹脂被覆紙型積層体の製
    造方法。
  25. 【請求項25】 該下引き液がクロム塩とゼラチンを含
    み、その重量比が1:5〜5:1であり、炭素数5以下
    のアルコールを液全体の1〜5重量%含有する請求項1
    3記載の樹脂被覆紙型積層体の製造方法。
  26. 【請求項26】 基紙を繰り出し巻き取るまでの間に基
    紙の両面に樹脂層を設ける事を特徴とする樹脂被覆紙型
    積層体の製造方法。
  27. 【請求項27】 基紙を繰り出し巻き取るまでの間に樹
    脂表面に下引き層を設ける事を特徴とする請求項26記
    載の樹脂被覆紙型積層体の製造方法。
  28. 【請求項28】 該下引き層を設ける面が両側の面であ
    る請求項27記載の樹脂被覆紙型積層体の製造方法。
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WO2008108391A1 (ja) * 2007-03-05 2008-09-12 Nippon Paper Industries Co., Ltd. 印刷用塗工紙
WO2019240063A1 (ja) * 2018-06-14 2019-12-19 横浜ゴム株式会社 積層部材の製造方法

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