JPH11349889A - 部分的に加水分解されたポリビニルアルコ―ルに基づくポリビニルブチラ―ルを含む印刷インキ及び塗料 - Google Patents

部分的に加水分解されたポリビニルアルコ―ルに基づくポリビニルブチラ―ルを含む印刷インキ及び塗料

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JPH11349889A
JPH11349889A JP11108489A JP10848999A JPH11349889A JP H11349889 A JPH11349889 A JP H11349889A JP 11108489 A JP11108489 A JP 11108489A JP 10848999 A JP10848999 A JP 10848999A JP H11349889 A JPH11349889 A JP H11349889A
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mol
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ローベルト・フッス
Susanne Wehner
スーザンネ・ヴエーナー
Hermann Dr Schindler
ヘルマン・シンドラー
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    • C09D129/00Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal, or ketal radical; Coating compositions based on hydrolysed polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids; Coating compositions based on derivatives of such polymers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高顔料含有率を有する顔料ペースト及びこれ
から調製される低粘度印刷インキ、並びにハイソリッド
塗料を提供すること。 【解決手段】 印刷インキ及び塗料の成分として、70〜
96mol %の範囲の加水分解度を持つポリビニルアルコー
ルから製造された、45〜80mol %のアセタール化度を有
するポリビニルブチラールを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、1998年4月16日
に出願された、優先権主張の基となるドイツ特許出願第
198 16 722.9号明細書に記載されている。この出願明細
書の内容は、引用によってここに組み入れられ全て掲載
されたものとする。
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、部分的に加水分解
されたポリビニルアルコールから製造されたポリビニル
ブチラールをバインダーとして含む印刷インキ及び塗料
に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリビニルブチラールを塗料及び印刷イ
ンキのためのバインダーとして使用することは公知であ
る。
【0003】塗料の分野において、ポリビニルブチラー
ルは、例えば、自走車用の塗替料、、焼付けエナメル、
ショッププライマー、ウオッシュプライマー及び粘着剤
ラッカー、並びにタール及びニコチン上の絶縁コート、
及びプラスチック用の塗料、ニトロセルロースラッカー
及びペーパーワニス中に使用される。これらの応用分野
のユーザーは、ハイソリッド調合物について、これを用
いた場合、溶剤の量を減らすことができるという点に利
点を見出している。
【0004】包装材をプリントするには、低溶液粘度を
持つポリビニルブチラールが使用される。その組成物
は、消費者健康保護及び獣医学の連邦協会(Bundesinst
itutsfuer gesundheitlichen Verbraucherschutz und V
eterinaermedizin (BgVV))のレコメンデーションXL
に及びFDA§175.300 に準ずるため、これを用いて調
製された印刷インキは食品の包装材をプリントするのに
使用することができる。この印刷インキは、有機質基体
及び無機質基体に良好な粘着性を持つために、ポリオレ
フィンフィルム、金属箔、セルロースアセテートフィル
ム、ポリアミドフィルム及びポリスチレンフィルムをプ
リントするのに適している。それの良好な粘着性に基づ
いて、低溶液粘度のポリビニルブチラールは、中間層(i
nterlayer)のプリントにも使用される。必要に応じて、
難しい基体に対する粘着性を、粘着促進剤の添加により
向上することができる。印刷インキの特徴には、弱い溶
剤保持力、良好な流動性、及び水及び低温に対する高い
耐性などもある。使用されるポリビニルブチラールはア
ルコール中に容易に溶けそしてエクステンダー樹脂及び
添加剤と幅広い相容性を持つ。
【0005】しかし、完全に加水分解されたポリビニル
アルコールに基づく、これまで使用されてきたポリビニ
ルブチラールには、得られる印刷インキの固体含有率が
比較的低いという欠点がある。ポリビニルブチラールの
製造法は、例えば、ヨーロッパ特許出願公開第0 174 47
9 号及びドイツ特許出願公開第35 26 314 号に記載され
ている。そのポリビニルブチラール溶液に顔料を添加す
ると粘度が高まり、印刷インキの過度に高い粘度及び/
または不安定性のために、より高い顔料含有率に対する
要望を満たすことができない。
【0006】それゆえ、ますます高速で運転される印刷
機に対する要望のために、所望の印刷粘度(printing vi
scosity)において高い顔料含有率を有しかつ膜厚が薄い
場合でも色の強いプリントを与える製品が必要とされて
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題の一つ
は、高程度に顔料着色された顔料ペースト及びこれから
調製される低粘度印刷インキ、並びにハイソリッド塗料
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、この課
題は、部分的に加水分解されたポリビニルアルコールに
基づくポリビニルブチラールを含む印刷インキ及び塗料
によって達成される。
【0009】それゆえ、本発明は、70〜96mol %の範囲
の加水分解度を持つポリビニルアルコールから製造され
た、45〜80mol %のアセタール化度を有するポリビニル
ブチラールを含む印刷インキ及び塗料を提供する。
【0010】このポリビニルブチラールのアセタール化
度は好ましくは60〜80mol %の間であり、そして使用さ
れるポリビニルアルコールの加水分解度は好ましくは75
〜90mol %の間である。
【0011】使用されるポリビニルアルコールは、好ま
しくは200 〜3500、特に好ましくは250 〜1000、とりわ
け270 〜600 の間の重合度を有する。
【0012】本発明に従い使用されるポリビニルブチラ
ールは、当業者に公知の如何なる方法でも製造すること
ができる。
【0013】意図される用途に依存して、印刷インキま
たは塗料のポリビニルブチラール含有率は広い範囲内で
変動することができるが、好ましくは1〜25重量%の間
である。
【0014】このような調合物中において、上記ポリビ
ニルブチラールは、単独のバインダーとしてあるいはエ
クステンダー樹脂及び助剤と組み合わせて使用すること
ができる。このポリビニルブチラールは、単に印刷イン
キ用の添加剤としても使用することができる。
【0015】顔料着色のための顔料としては、印刷イン
キの分野で公知のあらゆる有機及び無機顔料が適してい
る。
【0016】本明細書において部分的に加水分解された
ポリビニルアルコールとは、70〜96mol %、好ましくは
70〜90mol %の範囲の加水分解度を持つポリビニルアル
コールを意味する。
【0017】驚くべきことに、部分的に加水分解された
ポリビニルアルコールから製造されたポリビニルブチラ
ール溶液に一種またはそれ以上の顔料を添加し、次いで
生じた顔料ペーストを混練した後、その粘度は、使用し
たバインダーの粘度から予測されるであろうものよりも
かなり低いことが見出された。完全に加水分解されたポ
リビニルアルコールに基づくポリビニルブチラールを含
む顔料ペーストはこのような性質を示さない。
【0018】それゆえ、印刷粘度への希釈を、かなり少
ないワニスまたは溶剤を用いて行うことができ、そのた
め印刷インキが、顔料をかなりより多い量で含み得る。
その結果、粘度を変えずに顔料着色の程度を高くすると
いう要望または顔料着色の程度を変えずに粘度をより低
くするという要望を満たすことができる。
【0019】部分的に加水分解されたポリビニルアルコ
ールから製造される該ポリビニルブチラールは、その良
好な流動性及び良好な顔料湿潤性に基づき、高程度に顔
料着色された印刷インキ及びハイソリッド塗料の調製に
ばかりでなく、顔料製剤(pigment preparation)の調製
にも極めて適している。
【0020】以下に、具体的な態様を示すことによって
本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれに限定さ
れない。
【0021】
【実施例】ポリビニルブチラールの製造: 例1:360 の重合度及び88mol %の加水分解度を有する
ポリビニルアルコール540 gを水6600ml中に溶解する。
ブチルアルデヒド269 gを導入しそして、20%濃度塩酸
溶液1090mlを計量添加しながら、反応を0℃で開始す
る。塩酸の計量添加が終了したら、その反応溶液を3時
間で30℃にまで加温しそしてこの温度で更に2時間維持
する。析出する粒状物を濾別しそして水で念入りに洗浄
する。中和/アルカリ性化を行うために、10%濃度水酸
化ナトリウム溶液350ml を得られた生成物懸濁液に添加
し、これを再び穏やかに加温する。水で洗浄することに
よって過剰のアルカリを除去する。その後、生成物を乾
燥する。得られたポリビニルブチラールは13.5%の残留
アセテート含有率及び18mol %の残留ポリビニルアルコ
ール含有率を有する。DIN53015に準ずるヘプラー粘度
は、エタノール中10%濃度溶液の場合は13.5 mPas であ
り、酢酸エチル中10%濃度溶液の場合は8.52 mPas であ
る。 例2:630 の重合度及び88mol %の加水分解度を有する
ポリビニルアルコール540 gを水6600ml中に溶解する。
ブチルアルデヒド262 gを導入しそして、20%濃度塩酸
溶液1090mlを計量添加しながら、反応を0℃で開始す
る。塩酸の計量添加が終了したら、その反応溶液を4時
間で30℃まで加温しそしてこの温度で1時間維持する。
析出する粒状物を濾別しそして水で十分に洗浄する。中
和/アルカリ性化を行うために、10%濃度水酸化ナトリ
ウム溶液250ml を生じた生成物懸濁液に添加し、これを
再び穏やかに加温する。水で洗浄することによって過剰
のアルカリを除去する。その後、生成物を乾燥する。得
られたポリビニルブチラールは、15.5%の残留アセテー
ト含有率及び19mol %の残留ポリビニルアルコール含有
率を有する。DIN53015に準ずるヘプラー粘度は、エタノ
ール中10%濃度溶液の場合は26.9mPasであり、そして酢
酸エチル中10%濃度溶液の場合は23.45mPas である。 例3:270 の重合度及び84mol %の加水分解度を有する
ポリビニルアルコール540 gを水6600ml中に溶解する。
ブチルアルデヒド262 gを導入しそして、20%濃度塩酸
溶液1091mlを計量添加しながら、反応を0℃で開始す
る。塩酸の計量添加が終了したら、その反応溶液を4時
間で30℃にまで加温しそしてこの温度で1時間維持す
る。析出する粒状物を濾別しそして水で十分に洗浄す
る。中和/アルカリ性化を行うために、10%濃度水酸化
ナトリウム溶液400ml を、生じた生成物懸濁液に添加
し、これを再び穏やかに加温する。水で洗浄することに
よって過剰のアルカリを除去する。その後、生成物を乾
燥する。得られたポリビニルブチラールは19.4%の残留
アセテート含有率及び16.8mol %の残留ポリビニルアル
コール含有率を有する。DIN53015に準ずるヘプラー粘度
は、エタノール中10%濃度溶液の場合は10.77mPas であ
り、そして酢酸エチル中10%濃度溶液の場合は5.75mPas
である。 例4:570 の重合度及び87mol %の加水分解度を有する
ポリビニルアルコール540 gを水6600ml中に溶解する。
ブチルアルデヒド289 gを導入しそして、20%濃度塩酸
溶液1091mlを計量添加しながら、反応を0℃で開始す
る。塩酸の計量添加が終了したら、その反応溶液を4時
間で30℃にまで加温しそしてこの温度で1時間維持す
る。析出する粒状物を濾別しそして水で十分に洗浄す
る。中和/アルカリ性化を行うために、10%濃度水酸化
ナトリウム溶液250ml を、生じた生成物懸濁液に添加
し、これを再び穏やかに加温する。水で洗浄することに
よって過剰のアルカリを除去する。その後、生成物を乾
燥する。得られたポリビニルブチラールは、14.2%の残
留アセテート含有率及び17.5mol %の残留ポリビニルア
ルコール含有率を有する。DIN53015に準ずるヘプラー粘
度は、エタノール中10%濃度溶液の場合は15mPasであ
り、そして酢酸エチル中10%濃度溶液の場合は9.65mPas
である。 例5:420 の重合度及び85mol %の加水分解度を有する
ポリビニルアルコール3000gを水37,000ml中に溶解す
る。1450gのブチルアルデヒド及び酸化防止剤を導入し
そして、20%濃度塩酸溶液6061mlを計量添加しながら、
反応を−1℃で開始する。塩酸の計量添加が終了した
ら、その反応溶液を4時間で30℃にまで加温しそしてこ
の温度で1時間維持する。析出する粒状物を濾別しそし
て水で十分に洗浄する。中和/アルカリ性化を行うため
に、10%濃度水酸化ナトリウム溶液1500mlを、生じた生
成物懸濁液に添加し、これを再び穏やかに加温する。水
で洗浄することによって過剰のアルカリを除去する。そ
の後、生成物を乾燥する。得られたポリビニルブチラー
ルは、17%の残留アセテート含有率及び18.2mol %の残
留ポリビニルアルコール含有率を有する。DIN53015に準
ずるヘプラー粘度は、エタノール中10%濃度溶液の場合
は15.51mPas であり、そして酢酸エチル中10%濃度溶液
の場合は9.94mPasである。 比較例:400 の重合度及び98mol %の加水分解度を有す
るポリビニルアルコール3000gを水37,000ml中に溶解す
る。1760gのブチルアルデヒド及び酸化防止剤を導入し
そして、20%濃度塩酸溶液4800mlを計量添加しながら、
反応を2℃で開始する。塩酸の計量添加が終了したら、
その反応溶液を3時間で40℃にまで加温しそしてこの温
度で更に2時間維持する。析出する粒状物を濾別しそし
て水で十分に洗浄する。中和/アルカリ性化を行うため
に、10%濃度水酸化ナトリウム溶液2000mlを、生じた生
成物懸濁液に添加し、これを再び穏やかに加温する。水
で洗浄することによって過剰のアルカリを除去する。そ
の後、生成物を乾燥する。得られたポリビニルブチラー
ルは、2%の残留アセテート含有率及び19.3mol %の残
留ポリビニルアルコール含有率を有する。DIN53015に準
ずるヘプラー粘度は、エタノール中10%濃度溶液の場合
に25mPasである。 顔料濃厚物の調製:例1〜5及び比較例のポリビニルブ
チラールからエタノール溶液を調製し、そしてこれらの
溶液の流出時間をDIN 4カップ(DIN53211/23℃)で測
定する。その結果を以下の表1にまとめる。
【0022】例1〜5の溶液及び比較例の溶液を、DIN
4カップ(DIN53211/23℃)で20秒の流出時間に調節し
そしてこれらの溶液それぞれ400 gに100 gのHostaper
m Blue B 2 Gを添加する。これらの混合物を均質化しそ
してガラスビーズを用いて30分間、冷却しながら練磨す
る。篩を用いてそのミルベースをビーズから分離する。
その後、流出時間を6mmカップで測定する(DIN53211
/23℃)。その結果を表2にまとめる。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】 表2から示される通り、例1〜5の分散体は、比較例の
ものよりもかなり粘度が低い。ワニスを用いて、これら
の分散体を次いで同じ印刷粘度に調製する。例1〜5の
ものは粘度が低いために、その顔料濃厚物は、かなりよ
り少ないワニス(または溶剤)を用いるのみで印刷粘度
にまで希釈でき、そのためその印刷インキは、顔料をか
なりより多い量で含む。その結果を表3に記す。
【0025】
【表3】 接着剤用プライマーの調製 以下の表に記載のように幾つかの典型的な接着剤用プラ
イマーを調製する。市販のポリビニルブチラール及び本
発明による材料を、他の点では同じ調合物中に使用し
た。得られた流出時間から、本発明の材料のより有利な
挙動は明らかである。一定の調合物において、流出時間
を10%低減することができ、このことは従来技術に対す
る顕著な改善を示している。市販のポリビニルブチラー
ル及び新規ポリビニルブチラールに基づく接着剤用プラ
イマー:
【0026】
【表4】 * 市販PVBまたは新規PVB/20%溶液 20%ポリビニルブチラール 16%ブタノール 64%キシレン** Beckopox EP 301 50% 50%Beckopox EP 301 (固体) 25%キシレン 25%Solvenon PM*** Wacker HDK-H 15 10%ペースト 85%キシレン 10%Wacker HDK-H 15 5%Additol Xl 270**** シンナー 30%ブタノール 30%Solvenon PM 40%キシレン
フロントページの続き (72)発明者 ヘルマン・シンドラー ドイツ連邦共和国、65817 エップシュタ イン、ロッセルトブリック、33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 70〜96mol %の範囲の加水分解度を持つ
    ポリビニルアルコールから製造された、45〜80mol %の
    アセタール化度を有するポリビニルブチラールを含む印
    刷インキまたは塗料。
  2. 【請求項2】 ポリビニルブチラールのアセタール化度
    が60〜80mol %である、請求項1に記載のインキまたは
    塗料。
  3. 【請求項3】 使用するポリビニルアルコールの加水分
    解度が75〜90mol %である、請求項1または2に記載の
    インキまたは塗料。
  4. 【請求項4】 使用するポリビニルアルコールが200 〜
    3500の範囲の重合度を有する、請求項1〜3のいずれか
    一つに記載のインキまたは塗料。
  5. 【請求項5】 ポリビニルブチラール含有率が1〜25重
    量%の範囲である、請求項1〜4のいずれか一つに記載
    のインキまたは塗料。
JP11108489A 1998-04-16 1999-04-15 部分的に加水分解されたポリビニルアルコ―ルに基づくポリビニルブチラ―ルを含む印刷インキ及び塗料 Withdrawn JPH11349889A (ja)

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JP (1) JPH11349889A (ja)
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