JPH1134960A - 自動二輪車の車体フレーム - Google Patents

自動二輪車の車体フレーム

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Publication number
JPH1134960A
JPH1134960A JP19285097A JP19285097A JPH1134960A JP H1134960 A JPH1134960 A JP H1134960A JP 19285097 A JP19285097 A JP 19285097A JP 19285097 A JP19285097 A JP 19285097A JP H1134960 A JPH1134960 A JP H1134960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
cross tube
seat rail
engine
main frames
Prior art date
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Pending
Application number
JP19285097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Yamada
庸典 山田
Kazuhito Miyazaki
一仁 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP19285097A priority Critical patent/JPH1134960A/ja
Publication of JPH1134960A publication Critical patent/JPH1134960A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車体フレームの捩じり剛性を損なうことなく、
しかもライダーの乗り心地やライダーの足つき性も良く
なる。 【解決手段】ヘッドパイプ3から左右に分岐して後下方
へ伸びる一対の主フレーム7と、このそれぞれの主フレ
ーム7の後端から後方へ伸びる左右一対のシートレール
12とを有し、主フレーム7にエンジン11が懸架され
る自動二輪車1の車体フレーム2において、左右一対の
主フレーム7の間にクロスチューブ10を連結し、この
クロスチューブ10はエンジン11を懸架する左右一対
のエンジン支持部10bとシートレール12が連結され
る左右一対のシートレール連結部10cとを有し、左右
一対のエンジン支持部10bと左右一対のシートレール
連結部10cは、それぞれクロスチューブ10の同一外
周面上に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動二輪車の車
体フレームに関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の車体フレームには、例えば
ヘッドパイプから左右に分岐して後下方へ伸びる一対の
主フレームと、このそれぞれの主フレームの後端から後
方へ伸びる左右一対のシートレールとを有し、主フレー
ムにエンジンが懸架されるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような車体フレー
ムでは、左右の一対の主フレームの間がクロスチューブ
で連結されるが、一対の主フレームの後端には、左右一
対のシートレールが接続されたり、エンジンが懸架さ
れ、応力が集中する部分であるため剛性が要求される。
また、ライダーはシートの前側を跨いで乗るため、左右
一対のシートレールの前端の部分は幅を狭くした方が乗
り心地が良いし、足つき性も良くなる。
【0004】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、車体フレームの捩じり剛性を損なうことなく、し
かもライダーの乗り心地やライダーの足つき性も良くな
る構造を得る自動二輪車の車体フレームを提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、『ヘッ
ドパイプから左右に分岐して後下方へ伸びる一対の主フ
レームと、このそれぞれの主フレームの後端から後方へ
伸びる左右一対のシートレールとを有し、前記主フレー
ムにエンジンが懸架される自動二輪車の車体フレームに
おいて、前記左右一対の主フレームの間にクロスチュー
ブを連結し、このクロスチューブは前記エンジンを懸架
する左右一対のエンジン支持部と前記シートレールが連
結される左右一対のシートレール連結部とを有し、前記
左右一対のエンジン支持部と前記左右一対のシートレー
ル連結部は、それぞれ前記クロスチューブの同一外周面
上に位置することを特徴とする自動二輪車の車体フレー
ム。』であり、左右一対のエンジン支持部と左右一対の
シートレール連結部が、それぞれクロスチューブの同一
外周面上に位置するため、左右一対のエンジン支持部は
剛性の高いエンジンを支持することにより高剛性とな
り、該部分にシートレール連結部が設けられていること
によりシートレールの支持剛性も向上する。また、クロ
スチューブの車幅方向の長さより、左右一対のシートレ
ール連結部の車幅方向の長さが短く形成されているた
め、左右一対のシートレールの前端の部分の幅が狭くな
り、シート幅を狭くできるためシートに跨がるライダー
の乗り心地が良くなるとともに、足つき性も良くなる。
【0006】請求項2記載の発明は、『平面視におい
て、前記左右一対のエンジン支持部が前記クロスチュー
ブから前側に延び、前記左右一対のシートレール連結部
が前記クロスチューブから後側に延びることを特徴とす
る請求項1記載の自動二輪車の車体フレーム。』であ
り、クロスチューブから左右一対のエンジン支持部が前
側に延び、左右一対のシートレール連結部が後側に延び
るため、エンジンとシートレールにより前後からかかる
荷重がより効果的に相殺されてクロスチューブに生じる
捩じりを軽減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の自動二輪車の車
体フレームの実施の形態を図面に基づいて説明する。図
1は自動二輪車の側面図、図2は自動二輪車の平面図、
図3はリヤアーム懸架部の側面図、図4はクロスチュー
ブ取付部の側面図、図5はクロスチューブの側面図、図
6はクロスチューブの平面図である。
【0008】自動二輪車1には車体フレーム2が備えら
れている。車体フレーム2の前端のヘッドパイプ3には
フロントフォーク4が旋回可能に設けられ、このフロン
トフォーク4の下部には前輪5が設けられ、上部には操
向ハンドル6が取付けられている。
【0009】ヘッドパイプ3から一対の主フレーム7が
左右に分岐して後下方へ伸び、このそれぞれの主フレー
ム7の後端から下方に左右一対のリヤアームブラケット
8が伸びている。この主フレーム7及びリヤアームブラ
ケット8は、外板と内板とを溶接して側面から見て広幅
に形成されている。主フレーム7の前側は、エンジン1
1の気筒を囲むように外側に屈曲している。
【0010】左右一対の主フレーム7の後端部の内側に
は、図1及び図4に示すように係合穴2aが形成され、
アルミニウム鋳造で一体形成されたクロスチューブ10
がその両端部10aを係合穴2aに嵌合して左右一対の
主フレーム7の間に連結される。このクロスチューブ1
0は、図2、図5及び図6に示すように、エンジン11
を懸架する左右一対のエンジン支持部10bと、シート
レール12が連結される左右一対のシートレール連結部
10cとを有している。左右一対のエンジン支持部10
bと左右一対のシートレール連結部10cは、それぞれ
クロスチューブ10の同一外周面上に位置し、平面視に
おいて、左右一対のエンジン支持部10bがクロスチュ
ーブ10から前側に延び、左右一対のシートレール連結
部10cがクロスチューブ10から後側に延びている。
【0011】左右一対のエンジン支持部10bには、貫
通孔10dが形成され、エンジン11の後側上部に形成
された支持ボス部11aが貫通孔10dに図示しないカ
ラーを介して挿通された支持ボルト13に軸支される。
一方のエンジン支持部10bには、貫通孔10dに連通
して割り溝10eが形成され、割り溝10eに直交する
方向からボルト14を螺着して図示しないカラーを介し
て支持ボルト13を圧着し、支持ボルト13が確実に支
持されて抜け止めされる。
【0012】エンジン11の後側下部に形成された支持
ボス部11bが支持ボルト15を介して同様にリヤアー
ムブラケット8に軸支され、さらにエンジン11の気筒
11cは、主フレーム7に設けられた取付ブラケット1
6に支持ボルト17を介して支持される。このようにし
てエンジン11が左右一対の主フレーム7、クロスチュ
ーブ10及びリヤアームブラケット8に懸架される。
【0013】このクロスチューブ10の左右一対のシー
トレール連結部10cには、シートレール12の前端が
連結され、このシートレール12の後部は一対の主フレ
ーム7の連結したリヤステー20により支持される。シ
ートレール12上には、シート21が配置され、シート
レール12にはバッテリ22が取り付けられる。
【0014】クロスチューブ10の左右一対のシートレ
ール連結部10cの間には、連結部10fが設けられ、
この連結部10fは左右一対のシートレール連結部10
cの剛性を向上している。この連結部10fには取付部
10gが形成され、この取付部10gに燃料タンク30
及びシート21の取付ブラケット31が取り付けられ
る。そして、この取付ブラケット31に対してシート2
1のシートボトムに形成されたフック23が引っ掛けら
れてシート21の前部が固定されている。燃料タンク3
0はエンジン11の上方位置で左右一対の主フレーム7
上に取り付けられる。
【0015】また、クロスチューブ10の中央部には、
リヤクッション取付部10hが後方に延ばして形成され
ている。このリヤクッション取付部10hにリヤクッシ
ョン40の上端40aが取り付けられ、リヤクッション
40の下端40bは、リンク機構41に取り付けられて
いる。リヤクッション40には、サブタンク42が備え
られている。
【0016】リンク機構41は、リンク43,44を有
し、リンク43は支持ピン45を介してリヤアーム50
に回動可能に支持され、一端部にリヤクッション40の
下端40bが連結ピン46を介して回動可能に連結さ
れ、他端にリンク44の一端が連結ピン47を介して回
動可能に連結され、このリンク44の他端はリヤアーム
ブラケット8に支持ピン48を介して回動可能に支持さ
れている。
【0017】リヤアーム50の先端は、リヤアームブラ
ケット8に設けられたピボット軸51を支点に上下に揺
動可能に設けられ、リヤアーム50の後端に後輪52が
設けられる。リヤアーム50には、チェーンカバー53
が取り付けられるとともに、リヤフェンダー54が取り
付けられ、これらは後輪52、リヤアーム50等ととも
に一体的に上下に揺動する。
【0018】図2及び図6に示すように、平面視におい
て、左右一対のエンジン支持部10bがクロスチューブ
10から前側に延び、左右一対のシートレール連結部1
0cがクロスチューブ10から後側に延び、それぞれク
ロスチューブ10の同一外周面上に位置するため、左右
一対のエンジン支持部10bは剛性の高いエンジンを支
持することにより高剛性となり、該部分にシートレール
連結部10cが設けられていることによりシートレール
12の支持剛性も向上する。
【0019】また、クロスチューブ10から左右一対の
エンジン支持部10bが前側に延び、左右一対のシート
レール連結部10cが後側に延びるため、エンジン11
とシートレール12により前後からかかる荷重がより効
果的に相殺されてクロスチューブ10に生じる捩じりを
軽減することができる。
【0020】また、クロスチューブ10の車幅方向の長
さL1より、左右一対のシートレール連結部10cの車
幅方向の長さL2が短く形成されているため、左右一対
のシートレール12の前端の部分の幅が狭くなり、シー
ト幅を狭くできるためシート21に跨がるライダーの乗
り心地が良くなるとともに、足つき性も良くなる。
【0021】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、左右一対のエンジン支持部と左右一対のシートレー
ル連結部が、それぞれクロスチューブの同一外周面上に
位置するため、左右一対のエンジン支持部は剛性の高い
エンジンを支持することにより高剛性となり、該部分に
シートレール連結部が設けられていることによりシート
レールの支持剛性も向上する。また、クロスチューブの
車幅方向の長さより、左右一対のシートレール連結部の
車幅方向の長さが短く形成されているため、左右一対の
シートレールの前端の部分の幅が狭くなり、シート幅を
狭くできるためシートに跨がるライダーの乗り心地が良
くなるとともに、足つき性も良くなる。
【0022】請求項2記載の発明では、平面視におい
て、クロスチューブから左右一対のエンジン支持部が前
側に延び、左右一対のシートレール連結部が後側に延び
るため、エンジンとシートレールにより前後からかかる
荷重がより効果的に相殺されてクロスチューブに生じる
捩じりを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】自動二輪車の平面図である。
【図3】リヤアーム懸架部の側面図である。
【図4】クロスチューブ取付部の側面図である。
【図5】クロスチューブの側面図である。
【図6】クロスチューブの平面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 3 ヘッドパイプ 7 主フレーム 10 クロスチューブ 10b エンジン支持部 10c シートレール連結部 11 エンジン 12 シートレール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプから左右に分岐して後下方へ
    伸びる一対の主フレームと、このそれぞれの主フレーム
    の後端から後方へ伸びる左右一対のシートレールとを有
    し、前記主フレームにエンジンが懸架される自動二輪車
    の車体フレームにおいて、前記左右一対の主フレームの
    間にクロスチューブを連結し、このクロスチューブは前
    記エンジンを懸架する左右一対のエンジン支持部と前記
    シートレールが連結される左右一対のシートレール連結
    部とを有し、前記左右一対のエンジン支持部と前記左右
    一対のシートレール連結部は、それぞれ前記クロスチュ
    ーブの同一外周面上に位置することを特徴とする自動二
    輪車の車体フレーム。
  2. 【請求項2】平面視において、前記左右一対のエンジン
    支持部が前記クロスチューブから前側に延び、前記左右
    一対のシートレール連結部が前記クロスチューブから後
    側に延びることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車
    の車体フレーム。
JP19285097A 1997-07-17 1997-07-17 自動二輪車の車体フレーム Pending JPH1134960A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006347365A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006347365A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP4624866B2 (ja) * 2005-06-16 2011-02-02 本田技研工業株式会社 自動二輪車

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