JPH11349571A - ピラゾ―ル - Google Patents

ピラゾ―ル

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JPH11349571A
JPH11349571A JP11141197A JP14119799A JPH11349571A JP H11349571 A JPH11349571 A JP H11349571A JP 11141197 A JP11141197 A JP 11141197A JP 14119799 A JP14119799 A JP 14119799A JP H11349571 A JPH11349571 A JP H11349571A
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dichloro
salt
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    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/48Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07D233/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings
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    • C07D233/66Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺寄生生物特性を有するピラゾール誘導体、
及びそれらを含む医薬的又は獣医学的製剤を提供する。 【解決手段】 化合物は、式(IA)又は式(IB) 【化1】 で表される[例えば、3−シアノ−4−(2,2−ジク
ロロー3−オキソシクロブチル)−1−(2,6−ジク
ロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)ピラゾー
ル]。製剤は、前記化合物を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、殺寄生生物特性を
有するピラゾール誘導体、特に4−カルボサイクリル−
1−アリールピラゾールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】国際特
許出願公開WO98/24767号公報には、或る駆寄
生生物性の1−アリール−4−シクロプロピルピラゾー
ル物質が開示されている。国際特許出願公開WO97/
07102号公報には、駆寄生生物剤として、特に、或
る1−アリール−4−(シクロヘキセ−1−エニル)−
ピラゾール物質が開示されている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明により、式(I
A):
【化3】 及び式(IB):
【化4】 [各式中、R1は、水素原子、ハロゲン原子、NH2基、
CONH2基、CN基、場合によりハロゲン原子及びO
H基から独立して選択した置換基1個以上で置換されて
いることのあるC1-6アルキル基、場合によりハロゲン
原子1個以上で置換されていることのあるC2-6アルカ
ノイル基、又は場合によりハロゲン原子1個以上で置換
されていることのあるC2-6アルケニル基であり;R
2は、水素原子、C1-6アルキル基、NH2基、又はハロ
ゲン原子であり;Yは、場合によりハロゲン原子及びC
1-6アルキル基から独立して選択した置換基を有するこ
とのある非分枝鎖状C0-4アルキレン基であり;R5、R
6、R7、R8、R9、及びR10は、それぞれ独立して水素
原子又はハロゲン原子であるか;あるいはR7及びR
8は、一緒になってオキソ基又は=CR1213部分(こ
こで、R12及びR13は、それぞれ独立して水素原子又は
ハロゲン原子である)を形成することができ;R11は、
水素原子、場合によりハロゲン原子1個以上で置換され
ていることのあるC1-4アルキル基、又は場合によりハ
ロゲン原子1個以上で置換されていることのあるC1-4
アルコキシ基であり;R3は、ハロゲン原子であり;R4
は、場合によりハロゲン原子1個以上で置換されている
ことのあるC1-4アルキル基、場合によりハロゲン原子
1個以上で置換されていることのあるC1-4アルコキシ
基、S(O)n(場合によりハロゲン原子1個以上で置
換されていることのあるC1-4アルキル)基、ハロゲン
原子、又はSF5基であり;nは、0、1、又は2であ
り;そしてXは、窒素原子又はCR14基(ここで、R14
は、ハロゲン原子である)である]で表される化合物、
又は薬剤学的、農学的、若しくは獣医学的に許容するこ
とのできるそれらの塩、あるいは前記化合物又は塩の溶
媒和物(以下、「本発明の物質」と称する)が提供され
る。
【0004】
【発明の実施の形態】アルキル基及びアルケニル基は、
直鎖状であるか、あるいはその炭素原子数が可能とする
範囲で、分枝鎖状であることができる。S(O)nアル
キル基、アルカノイル基、及びアルコキシ基は、前記ア
ルキル部分を含む。「ハロゲン原子」とは、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を意味する。
【0005】薬剤学的、農学的、若しくは獣医学的に許
容することのできる塩は、当業界で周知であり、例え
ば、BergeらによってJ.Pharm.Sci.,
66,1−19(1977)に記載された塩を挙げるこ
とができる。適当な酸付加塩は、無毒な塩を形成する酸
から形成され、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化
水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、リン
酸水素塩、酢酸塩、グルコン酸塩、乳酸塩、サリチル酸
塩、クエン酸塩、酒石酸塩、アスコルビン酸塩、コハク
酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、蟻酸塩、安息香酸
塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼ
ンスルホン酸塩、及びp−トルエンスルホン酸塩を挙げ
ることができる。適当な塩基付加塩は、無毒な塩を形成
する塩基から形成され、例えば、アルミニウム塩、カル
シウム塩、リチウム塩、マグネシウム塩、カリウム塩、
ナトリウム塩、亜鉛塩、及びジエタノールアミン塩を挙
げることができる。溶媒は、当業者に周知である。
【0006】好ましいR1は、CN基、又は場合により
ハロゲン原子1個以上で置換されていることのあるC
1-6アルキル基である。より好ましいR1は、CN基、C
3基、又はCF3基である。好ましいR2は、水素原
子、NH2基、又は塩素原子である。より好ましいR
2は、水素原子、又はNH2基である。好ましいR3は、
塩素原子である。好ましいR4は、CF3基、OCF
3基、又はSF5基である。好ましいYは、非分枝鎖状C
0-4アルキレン基である。好ましいXは、窒素原子又は
C−Cl基である。好ましいR5は、水素原子、塩素原
子、又はフッ素原子である。好ましいR6は、水素原
子、塩素原子、又はフッ素原子である。
【0007】R7が単独である場合に、好ましいR7は、
水素原子、塩素原子、又はフッ素原子である。R8が単
独である場合に、好ましいR8は、水素原子、塩素原
子、又はフッ素原子である。R7及びR8が一緒になる場
合に、好ましいR7及びR8は、オキソ基、CH2基、又
はCBr2基である。好ましいR9は、水素原子である。
好ましいR10は、水素原子である。好ましいR11は、水
素原子、CH3基、又はCF3基である。
【0008】好ましいピラゾール上の4−置換基は、
2,2−ジクロロ−3−オキソシクロブチル基、2−ク
ロロ−2,3,3−トリフルオロシクロブチル基、3−
クロロ−2,2,3−トリフルオロシクロブチル基、3
−オキソシクロブチル基、3,3−ジフルオロシクロブ
チル基、3−メチレニルシクロブチル基、シクロブチル
基、シクロペント−2−エニル基、シクロヘプト−2−
エニル基、3−ジブロモメチレニルシクロブチル基、及
びシクロペンチル基から選択した基である。
【0009】より好ましいピラゾール上の4−置換基
は、2−クロロ−2,3,3−トリフルオロシクロブチ
ル基、3−クロロ−2,2,3−トリフルオロシクロブ
チル基、3−オキソシクロブチル基、3,3−ジフルオ
ロシクロブチル基、3−メチレニルシクロブチル基、シ
クロブチル基、シクロペント−2−エニル基、シクロヘ
プト−2−エニル基、及びシクロペンチル基から選択し
た基である。
【0010】本発明の具体的な好ましい物質は、後記の
実施例に記載の化合物、並びにそれらの塩及び溶媒和物
である。式(IA)で表される化合物及び式(IB)で
表される化合物は、不整中心1個以上を有することがあ
り、従って2種以上の立体異性形態で存在することがあ
る。本発明は、全ての式(IA)で表される化合物及び
式(IB)で表される化合物の個々の立体異性体、塩、
溶媒和物、並びにそれらの混合物を含む。
【0011】ジアステレオマーの分離は、式(IA)若
しくは式(IB)で表される化合物又はそれらに適した
塩若しくは誘導体の立体異性体混合物に、従来技術(例
えば、分別結晶化、クロマトグラフィー、又はH.P.
L.C.)を行うことによって実施することができる。
式(IA)若しくは式(IB)で表される化合物の個々
のエナンチオマーも、光学的に純粋な相当する中間体か
ら調製するか、あるいは適当なキラルサポートを用いて
相当するラセミ体を分割(例えば、H.P.L.C.)
するか、又は相当するラセミ体と光学的に活性な適当な
酸又は塩基との反応によって形成されるジアステレオマ
ー塩を分別結晶化することによって調製することができ
る。
【0012】後記の実施例及び調製例に記載の化合物
は、種々の方法、例えば以下にまとめた方法及びその適
当な改変方法によって調製することができる。特に断ら
ない限り、以下の各方法に記載の置換基は、前記の式
(IA)で表される化合物及び式(IB)で表される化
合物に関する置換基と同じ意味である。
【0013】
【方法1(a)】式(IA)[式中、YはC0−アルキ
レン基(すなわち、直接結合)であり、R7及びR8は一
緒になってオキソ部分であり、そしてR9及びR10は塩
素原子である]で表される化合物、すなわち以下に記載
の式(IA(i)):
【化5】 で表される化合物は、式(II):
【化6】 で表される化合物を、適当な試薬系〔例えば、適当な溶
媒(例えば、ジエチルエーテル)中の亜鉛/トリクロロ
アセチルクロライドホスホラスオキシクロライド〕と反
応させて、例えば後記実施例1に記載のとおりに製造す
ることができる。前記の式(II)で表される化合物は、
国際特許出願公開WO97/07102号公報に記載の
方法、及びその適当な改変方法によって入手することが
できる。
【0014】
【方法1(b)】式(IA(i))で表されるα,α−ジ
クロロケトン化合物及び式(IA)〔式中、Yは場合に
より置換されていることのあるC1-4アルキレン基であ
り、R7及びR8は一緒になってオキソ部分であり、そし
てR9及びR10は塩素原子である〕で表されるその同族
化合物は、種々の系〔例えば、J.March,Adv
anced Organic Chemistry(第
3版以降),Wiley Interscience,
reaction section0−77及びその中
の参照文献に記載の系〕を用いて適当に還元することに
よって、相当するα,α−非置換ケトンに変換すること
ができる。この反応タイプの実施例が、後記の実施例3
に記載されている。
【0015】
【方法1(c)】式(IA)〔式中、Yは、C0アルキ
レン基(すなわち、直接結合)であり、R5、R6、及び
11は、いずれも水素原子であり、そしてR7、R8、R
9、及びR10は、いずれもハロゲン原子である〕で表さ
れる化合物は、前記式(II)〔式中、R5、R6、及びR
11は、いずれも水素原子である〕で表される化合物と、
式:R78C=CR910〔式中、R7、R8、R9、及び
10は、いずれもハロゲン原子である〕で表されるオレ
フィンとを反応させることによって調製することができ
る。適切な方法は、前記反応物を、上昇させた圧力下
(例えば、鋼製「ボンベ」中)で、高めた温度に加熱す
ることである。この方法は、後記の実施例2に例示され
ている。
【0016】
【方法2】適当なリンイリド試薬〔例えば、ホスホニウ
ム塩(例えば、CR1213−トリフェニルホスホニウム
ブロマイド)〕及び適当な塩基とを適当な溶媒中で用い
る適当なウィッチヒ反応又は同様の反応によって、式
(IA)〔式中、R7及びR8は、一緒になってオキソ基
である〕で表される化合物(前記方法1を参照された
い)を、式(IA)〔式中、R7及びR8は、一緒になっ
てCR1213基である〕で表される化合物に変換するこ
とができる。一般的な前記反応は、J.March,A
dvanced Organic Chemistry
(第3版以降),Wiley Interscienc
e,reaction section6−47及びそ
の中の参照文献に記載されているので、参照されたい。
この反応タイプの実施例が、後記の実施例5及び実施例
12に記載されている。
【0017】
【方法3】J.March,Advanced Org
anic Chemistry(第3版以降),Wil
ey Interscience,reaction
section6−25及びその中の参照文献に記載さ
れているタイプの適当な反応によって、式(IA)〔式
中、R7及びR8は、一緒になってオキソ基である〕で表
される化合物(前記方法1を参照されたい)を、式(I
A)又は式(IB)〔式中、R7及びR8は、それぞれ別
々であって、いずれもハロゲン原子である〕で表される
gem−ジハライド化合物に変換することができる。こ
の反応タイプの例が、後記の実施例4に記載されてい
る。
【0018】
【方法4】R11が水素原子である式(IA)で表される
化合物及び式(IB)で表される化合物の数種は、例え
ば、実施例6に例示した変換によって製造することがで
きる。
【化7】
【0019】式(IV)で表される4−ヨードピラゾール
(公知の方法で入手することができる)と適当なリシエ
ーティング(lithiating)剤(例えば、n−
ブチルリチウム)とを、適当な条件下(例えば、テトラ
ヒドロフラン中)で、低められた温度で反応させて、相
当する4−リシエート化種を得ることができる。次に、
これを式(Va)又は式(Vb)で表されるケトンと反
応させて、前記の反応式に示すように、それぞれ前記式
(VIa)又は式(VIb)で表されるアルコール種とする
ことができる。アルコール(VIa)及びアルコール(VI
b)は、例えば、後記の実施例6に記載のトリエチルシ
ラン/ボロントリフルオライドエーテラート系を用い
て、種々の方法で還元することができる。式(Va)で
表されるケトン及び式(Vb)で表されるケトンは、市
販されているか、又は公知の方法で入手することができ
る。
【0020】
【方法5(a)】R2が水素原子である式(IA)で表
される化合物及び式(IB)で表される化合物は、それ
ぞれR2がNH2基である相当する式(IA)又は式(I
B)で表される化合物と、亜硝酸アルキル(例えば、亜
硝酸t−ブチル)とを、N,N−ジメチルホルムアミド
又はテトラヒドロフラン中で反応させることによって調
製することができる。このタイプの反応が、J.Mar
ch,AdvancedOrganic Chemis
try(第3版以降),Wiley Intersci
ence,reaction section4−23
及びその中の参照文献に記載されている。この反応タイ
プの実施例が、後記の実施例8に記載されている。
【0021】
【方法5(b)】R2がハロゲン原子である式(IA)
で表される化合物及び式(IB)で表される化合物は、
それぞれR2がNH2基である相当する式(IA)又は式
(IB)で表される化合物と、亜硝酸アルキル(例え
ば、亜硝酸t−ブチル)及びハロゲン源とを反応させる
ことによって調製することができる。このタイプの反応
が、特に、J.March,Advanced Org
anic Chemistry(第3版以降),Wil
ey Interscience,reactions
ections3−24,3−25,and4−24及
びその中の参照文献に記載されている。この反応タイプ
の実施例が、後記の実施例9に記載されている。
【0022】
【方法5(c)】R2がC1-6アルキル基である式(I
A)で表される化合物及び式(IB)で表される化合物
は、それぞれR2がNH2基である相当する式(IA)又
は式(IB)で表される化合物と、亜硝酸アルキル(例
えば、亜硝酸t−ブチル)及び試薬〔例えば、テトラ
(C1-6アルキル)錫〕とを反応させることによって調
製することができる。このタイプの反応が、特に、J.
March,AdvancedOrganic Che
mistry(第3版以降),Wiley Inter
science,reaction section4
−29及びその中の参照文献に記載されている。
【0023】
【方法6】式(IB)〔式中、R7及びR9は水素原子で
ある〕で表される化合物は、式(IV)で表される化合物
(前記方法4を参照されたい)から、式(VII):
【化8】 で表される試薬との、パラジウム触媒クロス−カップリ
ング反応を介して調製することができる。この反応のタ
イプが、後記の実施例7に例示されている。
【0024】本発明の化合物のいくつかは、官能基の内
部変換などによって、当業者に周知の方法で、本発明の
別の化合物に変換することができる。当業者に公知の方
法及び本明細書にまとめた方法、並びに当業者に公知の
方法を用いる適当なそれらの改変方法によって、本発明
の全ての化合物を入手可能なことが、理解されるであろ
う。熟練した化学者であれば、必要な任意の改変(例え
ば、試薬、条件、出発材料、及び試薬と所望の反応との
適合性、反応の順序、保護/脱保護、並びにその他の反
応の選択など)に関して、その人の技能及び判断を駆使
するであろう。
【0025】本発明の物質の合成の間に、感受性官能基
を保護及び脱保護する必要があることは、当業者にとっ
て明白であろう。これは、従来技術(例えば、T.W.
Greene及びP.G.M.WutsによってPro
tective Groups in Organic
Synthesis,John Wiley and
Sons Inc.,1991に記載された方法)に
よって実施することができる。式(I)で表される化合
物、並びにその塩及び溶媒和物は、従来技術によって分
離及び精製することができる。本発明の物質は、ヒト、
動物、及び植物における殺寄生生物活性があるので有用
である。本発明の物質は、特に外部寄生生物の治療に有
用である。
【0026】本発明は、ヒトにおける本発明の物質の使
用に関して、 (a)局所投与に適した薬剤学的に許容することのでき
る補助剤、希釈剤、又は担体と混合した本発明の物質を
含む医薬製剤; (b)薬剤用の本発明の物質; (c)駆寄生生物薬剤の製造における本発明の物質の使
用;及び (d)有効量の本発明の物質を患者に投与することを含
む、前記患者における寄生生物−外寄生の治療方法を提
供する。
【0027】ヒト以外の動物における本発明の物質の使
用に関して、前記物質は、単独で投与するか、あるいは
意図される具体的な用途、並びに治療される宿主動物及
び関係する寄生生物の個々の種類に適した製剤中で投与
することができる。本発明の物質を投与することのでき
る方法としては、カプセル、ボーラス、錠剤、又は飲薬
による経口投与、あるいは流入(pour−on)製剤
又は滴下(spot−on)製剤としての投与を挙げる
ことができる。あるいはそれらを、注射(例えば、皮下
注射、筋肉内注射、又は静脈内注射)、浸液、スプレ
ー、ムース、シャンプー、粉剤、又は移植片として投与
することもできる。
【0028】前記製剤は、標準的獣医慣行に従って、通
常の方法で調製することができる。従って、前記活性化
合物/物質と、微細に分割された適当な希釈剤又は担体
〔崩壊剤及び/又は結合剤(例えば、デンプン、ラクト
ース、タルク、及びステアリン酸マグネシウムなど)を
付加的に含有する〕とを混合することによって、カプセ
ル、ボーラス、又は錠剤を調製することができる。経口
飲剤は、前記活性成分を適当な媒質中に溶解又は懸濁す
ることによって調製することができる。注射用製剤は、
滅菌溶液の形態で調製することができ、別の物質(例え
ば、その溶液を血液と等張にするのに十分な塩又はグル
コース)を含有することもできる。許容することのでき
る液体担体としては、植物油(例えば、ゴマ油など)、
グリセリド(例えば、トリアセチンなど)、エステル
(例えば、安息香酸ベンジル、ミリスチン酸イソプロピ
ル、及びプロピレングリコールの脂肪酸誘導体など)、
並びに有機溶媒(例えば、ピロリドン、及びグリセロー
ルホルマールなど)を挙げることができる。最終的な製
剤が活性成分0.01〜10重量%を含有するように、
液体担体中に前記活性成分を溶解又は懸濁することによ
って、前記製剤を調製する。
【0029】これらの製剤は、治療する宿主動物の種
類、感染の重篤度及びタイプ、並びに前記宿主の体重に
よって、その中に含まれる活性物質の重量が変化するで
あろう。非経口、局所(例えば、流入又は滴下、浸液、
スプレー、ムース、シャンプー、又は粉剤を用いて化合
物をデリバリーする)、及び経口投与に対する、前記活
性成分の典型的投与量範囲は、動物の体重(kg)当た
り0.01−100mgである。好ましくは、0.1〜
10mg/kgの範囲である。
【0030】あるいは、本発明の物質を、動物飼料と一
緒に投与することもできる。この目的のために、濃縮し
た飼料添加物又はプリミックスを調製して、普通の動物
飼料と混ぜることができる。
【0031】本発明の物質は、節足動物、植物線虫、蠕
虫、又は原生動物害虫の制御に実用性がある。本発明の
物質は、特に、獣医学的薬剤および牧畜の分野におい
て、そして、脊椎動物〔特に温血脊椎動物、例えばヒト
及び家畜(例えば、畜牛、羊、山羊、馬、豚、家禽、
犬、猫、及び魚)〕に、内部的または外部的に寄生する
節足動物、蠕虫または原生動物、例えば、ダニ目(Acari
na)、例えばマダニ[例えば、マダニ属(Ixodes)の種、
ウシマダニ属(Boophilus)の種〔例えば、オウシマダニ
(Boophilus microplus)〕、キララマダニ属(Amblyomma)
の種、イボマダニ属(Hyalomma)の種、コイタマダニ属(R
hipicephalus)の種〔例えば、リピセファラス・アペン
ディキュレイタス(Rhipicephalus appendiculatus)〕、
チマダニ属(Haemaphysalis)の種、カクマダニ属(Dermac
entor)の種、及びカズキダニ属(Ornithodorus)の種〔例
えば、アフリカカズキダニ(Ornithodorus moubata)〕]
及びダニ[例えば、ダマリニア属(Damalinia)の種、ダ
ーマヒサス・ガリナエ(Dermahyssus gallinae)、ヒゼン
ダニ属(Sarcoptes)の種〔例えば、ヒゼンダニ(Sarcopte
sscabiei)〕、キュウセンヒゼンダニ属(Psoroptes)の
種、ショクヒヒゼンダニ属(Chorioptes)の種、ニキビダ
ニ属(Demodex)の種、及びケダニ属(Eutrombicula)の
種];双翅目(Diptera)〔例えば、ヤブカ属(Aedes)の
種、ハマダラカ属(Anopheles)の種、イエバエ属(Musca)
の種、ヒフバエ属(Hypoderma)の種、ウマバエ属(Gastro
philus)の種、及びブユ属(Simulium)の種〕;半翅目(He
miptera)〔例えば、サシガメ属(Triatoma)の種〕;フシ
ラプテラ(Phthiraptera)〔例えば、ダマリニア属(Damal
inia)の種及びリノクナタス属(linoqnathus)の種〕;ノ
ミ目(Siphonaptera)〔例えば、イヌノミ属(Ctenocephal
ides)の種〕;ディクチオプテラ(Dictyoptera)〔例え
ば、ワモンゴキブリ属(Periplaneta)の種及びチャバネ
ゴキブリ属(Blatella)の種〕;並びに膜翅目(Hymenopte
ra)〔例えば、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium
pharaonis)〕に対する公衆衛生の維持において;例え
ば、寄生線虫(parasitic nematode worms)[例えば毛様
線虫科(Trichostrongylidae)の構成員、ニッポストロニ
ラス・ブラジリエンシス(Nippostronylus brasiliensi
s)、旋毛虫(Trichinella spiralis)、針虫(Haemonchus
contortus)、トリコストロニラス・コルブリフォルミス
(Trichostronylus colubriformis)、ネマトディラス・
バッタス(Nematodirus battus)、オステルタジア・サー
カムシンクタ(Ostertagia circumcincta)、トリコスト
ロンギラス・アクセイ(Trichostrongylus axei)、クー
ペリア属(Cooperia)の種、及び矮小条虫(Hymenolepis n
ana)]によってひき起こされる胃腸管の感染に対して、
例えばアイメリア属(Eimeria)の種[例えばアイメリア
・テネラ(Eimeria tenella)、アイメリア・アサーブリ
ナ(Eimeria acervulina)、アイメリア・ブルネッティ(E
imeria brunetti)、アイメリア・マクシマ(Eimeria max
ima)、アイメリア・ネカトリクス(Eimeria necatrix)、
アイメリア・ボビス(Eimeria bovis)、アイメリア・ツ
エルニ(Eimeria zuerni)、及びアイメリア・オビノイダ
リス(Eimeria ovinoidalis)];クルーズトリパノソー
マ(Trypanosoma cruzi)、リーシュマニア属(Leishmani
a)の種、プラスモディウム属(Plasmodium)の種、バベシ
ア属(Babesia)の種、トリコモナス科(Trichomonadidae)
の種、ヒストモナス(Histomonas)の種、ジアルジア属(G
iardia)の種、トキソプラスマ(Toxoplasma)の種、赤痢
アメーバ(Entamoeba histolytica)、及びタイレリア属
(Theileria)の種によってひき起こされる原生動物病の
制御及び治療において;節足動物、更に特定すれば、甲
虫類(例えば、ぞうむし)、蛾、及びダニ、例えばエフ
ェスティア(Ephestia)の種〔粉蛾(flour moths)〕、ア
ンスレナス(Anthrenus)の種〔カツオブシムシ科(carpet
beetles)〕、トリボリウム(Tribolium)の種〔コクヌス
トモドキ属(flour beetles)〕、シトフィラス(Sitophil
us)の種〔穀粒ぞうむし(grain weevils)〕、及びコナダ
ニ属(Acarus)の種(ダニ)による攻撃に対する貯蔵され
た生産物(例えば、穀粒及び小麦粉を含む穀物、落花
生、動物飼料、並びに材木)及び家財(例えば、カーペ
ット及び繊維製品)の保護において;外寄生された家庭
用及び工業用建物におけるゴキブリ、アリ、及びシロア
リ、並びに類似の節足動物害虫の制御において、そして
水路、井戸、貯水池、又はその他の流水若しくは溜水中
のぼうふらの制御において;シロアリ[例えばヤマトシ
ロアリ(Reticulitermes)の種、ヘテロターメス(Heterot
ermes)の種、及びイエシロアリ(Coptoterms)の種]によ
る建築物への攻撃の予防に際しての土台、建造物、及び
土壌の処理のために;農業においては、鱗翅目(Lepidop
tera)(チョウ及び蛾)の成虫、幼虫、及び卵、例えば
ヘリオチス(Heliothis)の種〔例えば、ヘリオチス・ビ
レセンス(Heliothis virescens)(タバコ・バドワーム
(tobacco budworm))、ヘリオチス・アーミオエラ(Heli
othisarm-ioera)、及びヘリオチス・ゼア(Heliothis ze
a)〕、スポドプテラ(Spodoptera)の種[例えば、スポド
プテラ・エグゼンプタ(S.exempta)、スポドプテラ・リ
ットラリス(S.littoralis)〔エジプト綿の虫(Egyptian
cotton worm)〕、スポドプテラ・エリダニア(S.eridani
a)〔サザン・アーミー・ワーム(southern army wor
m)〕、マメストラ・コンフィグラタ(Mamestra configur
ata)〔バーサ・アーミー・ワーム(bertha army wor
m)〕];エアリアス(Earias)の種[例えば、エアリアス
・インスラナ(E.insulana)〔エジプタン・ボールワーム
(Egyptian bollworm)〕]、ペクチノフォラ(Pectinopho
ra)の種[例えば、ペクチノフォラ・ゴシピエラ(Pectin
ophora gossypiella)〔ピンク・ボールワーム(pink bol
lworm)〕]、オストリニア(Ostrinia)の種[例えば、オ
ストリニア・ヌビラリス(O.nubilalis)〔アワノメイガ
(European cornborer)〕]、トリコプルシア・ニ(Trich
oplusia ni)〔キャベツにつくシャクトリムシ(cabbage
looper)〕、シロチョウ(Pieris)の種(あおむし)、ラ
フィクマ(Laphyqma)の種〔アーミー・ワーム(army wor
m)〕、アグロティス(Agrotis)及びアマテス(Amathes)の
種(根切り虫)、ワイジアナ(Wiseana)の種〔ポリナ蛾
(porina moth)〕、チロ(Chilo)の種〔イネの茎の穿孔虫
(rice stem borer)〕、トリポリザ(Tryporyza)の種及び
ディアトラエア(Diatraea)の種〔サトウキビの穿孔虫(s
ugar cane borer)及びイネの穿孔虫(riceborer)〕、ス
パルガノチス・ピレリアナ(Sparganothis pilleriana)
〔ブドウ漿果の蛾(grape berry moth)〕、シディア・ポ
モネラ(Cydia pomonella)〔コドリンガ(codling mot
h)〕、アーチップス(Archips)の種〔果樹トートリック
ス蛾(fruit tree tortrix moths)〕、プルテラ・キシロ
ステラ(Plutella xylostella)〔ダイアモンド・ブラッ
ク・モス(diamond black moth)〕に対して;鞘翅(甲
虫)目(Coleoptera)(甲虫)の成虫及び幼虫、例えばハ
イポテネマス・ハムペイ(Hypothenemus hampei)〔コー
ヒーの実の穿孔虫(coffee berry borer)〕、ハイレシナ
ス(Hylesinus)の種〔キクイムシ科(bark beetles)〕、
アントノマス・グランディス(Anthonomus grandis)〔メ
キシコワタノミゾウムシ(cotton boll weevil)〕、アカ
リンマ(Acalymma)の種〔ウリハムシ属(cucumber beetle
s)〕、レマ(Lema)の種、プサイリオデス(Psylliodes)の
種、レプチノターサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa de
cemlineata)(コロラドハムシ)、ディアブロティカ(Di
abrotica)の種〔トウモロコシの根につく虫(corn rootw
orms)〕、ゴノセファラム(Gonocephalum)の種〔ファル
ス・ワイヤー・ワーム(false wire worms)〕、アグリオ
テス(Agriotes)の種〔ワイヤーワーム(wireworms)〕、
ダーモレピダ(Dermolepida)及びヘテロニカス(Heterony
chus)の種〔白色地虫(white grubs)〕、フェドン・コク
レアリアエ(Phaedon cochleariae)〔マスタード・ビー
トル(mustard beetle)〕、リッサーホプトラス・オリゾ
フィラス(Lissorhoptrus oryzophilus)〔ライス・ウォ
ーター・ウィービル(rice water weevil)〕、メリオエ
テス(Melioethes)の種〔花粉甲虫(pollen beetles)〕、
シュートリンクス(Ceutorhynchus)の種、リンコフォラ
ス(Rhynchophorus)及びコスモポリテス(Cosmopolites)
の種〔ルート・ウィービル(root weevils)〕に対して;
半翅目(Hemiptera)、例えばプサイラ(Psylla)の種、ベ
ミシア(Bemisia)の種、トリアリューロデス(Trialeurod
es)の種,ワタアブラムシ属(Aphis)の種、ミザス(Myzus)
の種、メゴウラ・ビシアエ(Megoura viciae)、フィロク
セラ(Phylloxera)の種,アデルゲス(Adelges)の種、フ
ォロドン・ヒュームリ(Phorodon humuli)〔ホッフ・ダ
ムソン・アブラムシ(hop damson aphid)〕、アエネオラ
ミア(Aeneolamia)の種、ネフォテティクス(Nephotetti
x)の種〔稲葉バッタ(rice leaf hoppers)〕、エムポア
スカ(Empoasca)の種、ニラパーバタ(Nilaparvata)の
種、パーキンシエラ(Perkinsiella)の種、ピリラ(Pyril
la)の種、アオニディエラ(Aonidiella)の種〔レッド・
スケール(redscales)〕、コッカス(coccus)の種、プシ
ューコッカス(Pseucoccus)の種、ヘロペルティス(Helop
eltis)の種〔蚊(mosquito bug)〕、リガス(Lygus)の
種、ディスダーカス(Dysdercus)の種、オキシカレナス
(Oxycarenus)の種、ネザラ(Nezara)の種;ニメノプテラ
(Nymenoptera)例えばアタリア(Athalia)の種及びセファ
ス(Cephus)の種〔ハバチ(saw flies)〕、アッタ(Atta)
の種〔ハキリアリ(leaf cutting ants)〕;双翅目(Dipt
era)、例えばハイレミイア(Hylemyia)の種〔ルート・フ
ライ(root flies)〕、アテリゴナ(Atherigona)の種、及
びクロロプス(Chlorops)の種〔シュート・フライ(shoot
flies)〕、フィトミザ(Phytomy-za)の種〔ハモグリム
シ(leaf miners)〕、セラティティス(Ceratitis)の種
〔ミバエ(fuit flies)〕;総翅目(Thysanoptera)、例え
ばスリップス・タバシ(Thrips tabaci);直翅目(Orthop
tera)、例えばロカスタ(Locusta)及びシストセルカ(Sch
istocerca)の種〔ワタリバッタ(locusts)〕及びコオロ
ギ(crickets)、例えばグリラス(Gryllus)の種及びアケ
タ(Acheta)の種;トビムシ目(Collembola)、例えばスミ
ンスラス(Sminthurus)の種及びオニキウラス(Onychiuru
s)の種〔トビムシ(springtails)〕、等翅目(Isopter
a)、例えばオドントターメス(Odontotermes)の種〔シロ
アリ(termites)〕、革翅目(Dermaptera)、例えばフォー
フィキュラ(Forficula)の種〔ハサミムシ(earwigs)〕、
並びに農業上重要なその他の節足動物、例えばダニ類(A
cari)(ダニ)[例えばハダニ属(Tetranychus)の種、パ
ノニカス(Panonychus)の種、及びブリオビア(Bryobia)
の種〔クモダニ(spider mites)〕、エリオフィエス(Eri
ophyes)の種〔虫瘤ダニ(gall mites)〕、ポリファコタ
ーソネムス(Polyphacotarsonemus)の種;ブラニウラス
(Blaniulus)の種〔多足類(millipedes)〕、スクチゲレ
ラ属(Scutigerella)の種〔シムフィリド(Symphilid
s)〕、オニスカス(Oniscus)の種〔ワラジムシ(woodlic
e)〕、及びトリオプス(Triops)の種〔甲殻類(crustace
a)〕];農業、林業、及び園芸に重要な植物及び木を、
直接的に又は植物の細菌性、ウィルス性、マイコプラズ
マ性、又は真菌性疾患をまん延させることによって攻撃
する線虫類、根瘤線虫、例えばメリオドギーン(Meliodo
gyne)の種〔例えば、メリオドギーン・インコグニタ(M.
incognita);シスト(cyst)線虫、例えばグロボデラ
(Globodera)の種〔例えばグロボデラ・ロストチエンシ
ス(G.rostochiensis)〕;シストセンチュウ属(Heterode
ra)の種〔例えばヘテロデラ・アベナエ(Heterodera ave
nae)〕;ラドフォラス(Radopholus)の種〔例えば、ラド
フォラス・シミリス(R.similis)〕;病変(lesion)線
虫、例えばプラチレンカス(Pratylenchus)の種〔例え
ば、プラチレンカス・プラテンシス(P.pratensis)〕;
ベロノリアムス(Belonoliamus)の種〔例えば、ベロノリ
アムス・グラシリス(B.gracills)〕;チレンクラス(Tyl
enchulus)の種〔例えば、チレンクラス・セミペネトラ
ンス(T.semipenetrans)〕;ロチレンクラス(Rotylenchu
lus)の種〔例えば、ロチレンクラス・レニフォルミス
(R.reniformis)〕;ロチレンクス(Rotylenchus)の種
〔例えば、ロチレンクス・ロブスタス(R.robustus)〕;
ヘリコチレンクス(Helicotylenchus)の種〔例えば、ヘ
リコチレンクス・マルチシンクタス(H.multicinctu
s)〕;ヘミシクリオフォラ(Hemicycliophora)の種〔例
えば、ヘミシクリオフォラ・グラシリス(H.gracili
s)〕;クリコネモイデス(Criconemoides)の種〔例え
ば、クリコネモイデス・シミリス(C.similis)〕;トリ
コドラス(Trichcdorus)の種〔例えば、トリコドラス・
プリミティブス(T.primitivus)〕;ダガー(dagger)線
虫、例えばキシフィネマ(Xiphinema)の種〔例えば、キ
シフィネマ・ディバーシカウダツム(X.diversicaudatu
m)〕、ロンギドルス(Longidorus)の種〔例えば、ロンギ
ドルス・エロンゲイタス(L.elongatus)〕;ホプロライ
ムス(Hoplolaimus)の種〔例えば、ホプロライムス・コ
ロネイタス(H.coronatus)〕;ハセンチュウ(Aphelencho
ides)の種〔例えば、アフェレンコイデス・リッツェマ
ボシ)(A.ritzema-bosi)及びアフェレンコイデス・ベッ
セイ(A.besseyi)〕;茎及び鱗茎線虫(stem and bulb ee
lworm)、例えばディチレンクス(Ditylenchus)の種〔例
えば、ディチレンクス・ディプサシ(D.dipsaci)〕に対
して使用することができる。
【0032】また、本発明の物質は、植物の節足動物又
は線虫害虫の制御にも実用性がある。前記活性物質は、
一般に、節足動物又は線虫の外寄生を制御しなくてはな
らない場所(locus)に、処理される場所1ヘクタール当
たり活性化合物約0.005kg〜約25kg、好まし
くは0.02〜2kg/haの割合で適用される。理想
的条件下では、制御されるべき害虫によって、より低い
割合で適当な保護を与えるであろう。一方、不利な天候
条件、害虫の耐性、及びその他の要因は、活性成分をよ
り高い割合で使用することを必要とするであろう。葉へ
の適用においては、0.01〜1kg/haの割合が使
用されるであろう。
【0033】害虫が土壌−生まれ(soil-borne)である
場合には、本活性物質を含有する製剤を、任意の好都合
な方法で、処理されるべき領域全体にわたって均一に分
布させる。所望ならば、田畑若しくは作物成長領域に全
体的に、又は攻撃から保護されるべき種子若しくは植物
にきわめて接近して、適用することができる。本活性物
質は、領域全体にわたって水と共に噴霧することによっ
て土壌内に流し込むか、あるいは降雨の自然作用にまか
せることができる。適用中又は適用後に、所望により製
剤を、例えば鋤で耕すか又はディスクハローで耕すこと
によって、土壌中に機械的に分布させることができる。
適用は、植え付け(planting)の前、植え付け時、植え
付け後であるが発芽が起こる前、又は発芽後であること
ができる。
【0034】本発明の物質は、固体又は液体組成物とし
て、主に、土壌中にすむ線虫を制御するために土壌に適
用することができるが、葉に適用して、主に、植物の空
中部分を攻撃する線虫〔例えば、前記ハセンチュウの種
及びディチレンクス(Ditylenchus)の種〕を制御するこ
ともできる。本発明の物質は、適用点から遠い植物の部
分を食する害虫を制御するのに有用であり、例えば対象
物質を根に適用することよって、葉を食べる虫を殺すこ
とができる。更に、前記物質は、抗食(anti-feeding)
又は駆散効果によって、植物への攻撃を減少させること
ができる。
【0035】本発明の物質は、田畑(field)、飼い葉
(forage)、農園、温室、果樹園、及びブドウ園の作
物、又は観賞用植物、並びに農園及び森林の木、例えば
穀物(例えば、トウモロコシ、小麦、米、モロコシ)、
綿、タバコ、野菜、及びサラダ用野菜〔例えば、豆、コ
ール(アブラナ属植物)作物、カーカービット(curcurb
it)、レタス、タマネギ、トマト、及びコショウ〕、田
畑の作物(例えば、ポテト、テンサイ、落花生、大豆、
及びアブラナ)、サトウキビ、牧草地及び飼い葉(例え
ば、トウモロコシ、モロコシ、ムラサキウマゴヤシ)、
農園(例えば、茶、コーヒー、ココア、バナナ、油ヤ
シ、ココナッツ、ゴム、又は香辛料の農園)、果樹園(o
rchard)及び小規模果樹園(grove)(例えば、石果、及び
ピップ(pip)フルーツ、柑橘類、キウイフルーツ、アボ
ガド、マンゴー、オリーブ、及びクルミの果樹園)、ブ
ドウ園、鑑賞用植物;温室内並びに庭及び公園内の花及
び低木;並びに森林、農園、及び苗木畑内の森林樹(落
葉樹及び常緑樹の両方)の保護に、特に有用である。
【0036】また、本発明の物質は、ハバチ〔例えば、
ウロセラス(Urocerus)〕、又は甲虫〔例えば、キクイム
シ(scolytid)、ナガキクイムシ(platypodid)、ヒラタキ
クイムシ(lyctid)、ナガシンクイムシ(bostrychid)、カ
ミキリムシ(cerambycid)、シバンムシ(anobiid)〕、又
はシロアリ〔例えば、レティキュリターメス(Reticulit
ermes)の種、ヘテロターメス(Heterotermes)の種、及び
コプトターメス(Coptotermes)の種〕による攻撃からの
材木(立木、伐採、加工、貯蔵、又は構造用材木)の保
護にも有用である。本発明の物質は、そのままである
か、製粉されているか、あるいは配合されて製品となっ
ているかにかかわらず、蛾、甲虫、及びダニの攻撃か
ら、貯蔵された生産物(例えば、穀粒、果物、堅果、香
辛料、及びタバコ)を保護する用途がある。また、蛾、
及び甲虫の攻撃から、貯蔵された動物製品(例えば、天
然の形又は加工された形(例えば、カーペット、又は繊
維製品)の皮、毛、羊毛、及び羽毛を保護し;更に、甲
虫、ダニ、及びハエの攻撃から、貯蔵された肉及び魚も
保護する。
【0037】本発明の物質は、ヒト及び別の動物、例え
ば家畜(例えば、本明細書中で前述した家畜)に危害を
与えるか、あるいは前記動物における疾患の媒介動物と
して広まる又は作用する、節足動物、蠕虫、又は原生動
物類の制御に有用であり、特に、マダニ、ダニ、シラ
ミ、ノミ、小昆虫(midge)、及び咬みつき、うるさ
く、そしてハエウジ病のハエの制御に有用である。ま
た、本発明の物質は、例えば宿主家畜の内部に存在する
か、あるいは前記動物の皮膚内若しくは皮膚上で生きて
いるか又はその血を吸う、節足動物、蠕虫、又は原生動
物を制御するのに有用であって、この目的のためにはこ
れらを、経口的、非経口的、経皮的、又は局所的に投与
することができる。
【0038】本発明の更に別の観点によると、適合する
補助剤、希釈剤、又は担体と混合した本発明の化合物を
含有する殺寄生生物製剤が提供される。好ましくは、前
記製剤を、局所投与に対して適用する。
【0039】更に、本発明は、殺寄生生物剤として使用
するための本発明の物質;及び寄生生物外寄生位置を、
有効量の本発明の化合物で処理することを含む、前記位
置における寄生生物−外寄生の処理方法を提供する。前
記位置は、好ましくは、動物の皮膚又は毛皮、あるいは
植物表面又は処理する植物を囲む土壌である。
【0040】本発明は更に:式(I)で表される化合
物、並びにその塩及び溶媒和物を調製する、本明細書に
記載の方法;式(IA)又は式(IB)で表される化合
物、又はそれらの薬剤学的、獣医学的、若しくは農学的
に許容することのできる塩及び/又は溶媒和物を、適合
する補助剤、希釈剤、又は担体と混合して含有する、薬
剤学的、農学的、又は獣医学的殺寄生生物製剤;薬剤と
して使用するための、式(IA)又は式(IB)で表さ
れる化合物、及び薬剤学的、農学的、若しくは獣医学的
に許容することのできる塩及び/又は溶媒和物、並びに
それらの製剤;有効量の式(IA)又は式(IB)で表
される化合物、又はそれらの塩若しくは溶媒和物、ある
いはそれらの製剤で或る位置を処理することを含む、前
記位置における寄生生物−外寄生の治療方法;寄生生物
−外寄生の治療用薬剤の製造における、式(IA)又は
式(IB)で表される化合物、又はそれらの薬剤学的、
農学的、若しくは獣医学的に許容することのできる塩、
あるいはそれらの製剤の使用;或る位置において、寄生
生物を殺す又は害する方法;及び本明細書に記載の全て
の新規中間体を提供する。「治療」という用語には、状
態(例えば、寄生生物感染)の確立した症状の軽減並び
に予防が包含されるものと理解されたい。
【0041】
【殺虫活性試験】成虫のハエ(サシバエ:Stomoxys cal
citrans)を集め、CO2を用いて麻酔をかける。供試化
合物を含有するアセトン溶液1μlを、前記ハエの胸郭
に直接適用する。次に、湿ったガーゼでおおった50ml
管内に、ハエを注意深く入れて、CO2から回復させ
る。陰性の対照には、それの上に1μlのアセトンを施
こす。投与後24時間に、死亡率を評価する。以下の表
1は、前記のハエに対する本発明物質の選択性(select
ion)のイン・ビボ活性を示す。死亡率100%とする
のに必要な投与量を、μg/ハエで示す。
【0042】
【0043】
【ダニ駆除活性試験】8×6.25cmの大きさに切り
ぬいたWhatman No.1(商品名)ろ紙上に、
適当な溶媒(例えば、アセトン又はエタノール)中の供
試化合物(1mg/ml)溶液0.5mlを、ピペット
で平等に滴下することによって、10μg/cm2の投
与量を製造する。乾燥してから、前記の紙を半分に折り
畳み、クリンプ装置を用いて2側部をシールし、そして
水を湿らした原綿パッドの入っているキルナー(Kilne
r)瓶中に入れる。次に、前記の瓶をシールし、そして
25℃で24時間放置する。次に、ブーフィルス・ミク
ロプラス(Boophilus microplus)の幼虫50匹を、前
記の処理紙封筒に中に入れ、そして前記紙封筒の第3の
側部をクリンプして、完全にシールする。前記紙封筒を
キルナー瓶中に戻し、瓶をシールし、そして25℃で更
に48時間放置する。次に、前記の紙を取り出し、そし
て死亡率を評価する。溶媒だけ0.5mlを有する適当
に切りぬいたろ紙で処理し、続いて同じ手順を実施する
ことによって、陰性の対照を得る。供試溶液の濃度を変
化させて、種々の投与量における活性を得る。以下の表
2は、ブーフィルス・ミクロプラスの幼虫に対する本発
明化合物の選択性のイン・ビボ活性を示す。投与量は、
μg/cm2で示す。
【0044】
【0045】本発明を、下記の実施例によって説明す
る。実施例及び調製例において、融点は、ガレンカンプ
(Gallenkamp)融点装置を用いて測定したもので、補正し
ていない。核磁気共鳴(NMR)データは、ブルーカー
(Bruker)AC300又はAM300を用いて得たもの
であり、溶媒又は比較としてのテトラメチルシランを用
いて、ppm(parts per million)で示す。質量スペ
クトル(MS)データは、フィンニガン(Finnigan)M
at.TSQ7000、又はフィソンズ・インスツルメ
ンツ・トリオ1000(Fisons Instruments Trio 1000)
で得た。記載されている計算及び実測イオンは、最低質
量の同位体組成に関するものである。HPLC精製は、
21×250mmのDynamax(商品名)5μOD
S逆相カラム上で、アセトニトリル/水/メタノール混
合液を用いて10ml/分で溶離して実施した。分画
は、非水性組成を留去し、続いてエーテルと飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液との間で分配することによって処理
した。次に、その有機層を分離し、乾燥し、そして留去
した。
【0046】
【実施例】
【実施例1】《3−シアノ−4−(2,2−ジクロロ−
3−オキソシクロブチル)−1−(2,6−ジクロロ−
4−トリフルオロメチルフェニル)ピラゾール》乾燥し
窒素フラッシしたフラスコ中で、3−シアノ−1−
(2,2−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニ
ル)−4−ビニルピラゾール(5.00g,15.06
mmol,WO97/07102−A1)を、無水ジエ
チルエーテル(50ml)に溶解した。活性化亜鉛
(2.97g,45.8mmol)を加え、そしてその
懸濁液を激しく攪拌した。ジエチルエーテル(20m
l)中のトリクロロ酢酸(3.57ml,37.65m
mol)及びオキシ塩化リン(4.1ml,37.65
mmol)の混合物を、室温で、等圧滴下漏斗を用い
て、30分間かけて滴下した(添加速度によって、生じ
る発熱量を制御する)。添加が完了したら、その混合物
を加熱して4時間還流させ、次に室温に冷却した。その
混合物をろ過し、そして砕氷200mlに注ぎ、そして
ジエチルエーテル(3×100ml)で抽出した。一緒
にした有機抽出物を、飽和炭酸水素ナトリウム(NaH
CO3)水溶液及びブラインで連続的に洗浄し、そして
硫酸マグネシウム(MgSO4)上で乾燥し、ろ過し、
そして真空条件下でエーテルを留去して、黒色油状体を
得た。この油状体を、シリカクロマトグラフィー(10
%ジエチルエーテル/ヘキサンで溶離)処理して、白色
固体として標記化合物3.80gを得た。 融点:118.2−120.1℃1 H NMRδ(CDCl3):3.70(ddd,2
H),4.35(t,1H),7.70(s,1H),
7.80(s,2H) MS(サーモスプレー)M/Z=492.9;C156
Cl433O+CH3OH+NH4では493.13が
必要
【0047】
【実施例2】《(I)4−(2−クロロ−2,3,3−
トリフルオロシクロブチル)−3−シアノ−1−(2,
6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)ピラ
ゾール、及び(II)4−(3−クロロ−2,2,3−ト
リフルオロシクロブチル)−シアノ−1−(2,6−ジ
クロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)ピラゾー
ル》鋼製ボンベ中で、3−シアノ−1−(2,2−ジク
ロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−4−ビニル
ピラゾール(500mg,1.51mmol,WO97
/07102−A1)を、塩化メチレン(20ml)に
溶解した。前記ボンベをCardice(商品名)中で
冷却し、そしてクロロトリフルオロエチレンをボンベ中
に凝縮し、次に前記ボンベをシールし、そして130℃
で48時間加熱した。その反応混合物を室温に冷却し、
そして真空条件下で溶媒を除去した。その残さを、シリ
カクロマトグラフィー〔ジクロロメタン/ヘキサン
(1:1)で溶離〕処理し、続いてh.p.l.c.
〔Microsorb(商品名)C18,アセトニトリ
ル/メタノール/水(57:10:33,v/v)で溶
離〕処理して、異性体の混合物(1.4:1)として標
記化合物120mgを得た。 融点:112.7−ll4.2℃1 H NMRδ(CDCl3):収量の多い異性体:2.
65−2.80(m,1H),3.00−3.20
(m,1H),4.05−4.20(m,1H),7.
65(s,1H),7.75(s,2H);収量の少な
い異性体:2.85−2.95(m,1H),3.25
−3.45(m,1H),3.95−4.05(m,1
H),7.70(s,1H),7.75(s,2H) MS(サーモスプレー):M/Z=467.0;C15
6Cl363+NH4では466.62が必要
【0048】
【実施例3】《3−シアノ−4−(3−オキソシクロブ
チル)−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメ
チルフェニル)ピラゾール》乾燥し窒素フラッシしたフ
ラスコ中で、3−シアノ−4−(2,2−ジクロロ−3
−オキソシクロブチル)−1−(2,6−ジクロロ−4
−トリフルオロメチルフェニル)ピラゾール(3.00
g,6.77mmol,実施例1)を、乾燥トルエン
(60ml)に溶解し、そして2℃に冷却した。2,
2’−アゾビスイソブチロニトリル(134mg,0.
81mmol)を一度で加え、続いて乾燥トルエン(1
0ml)中の水素化トリブチル錫(4.73ml,1
7.60mmol)を滴下した。その混合物を放置して
ゆっくりと室温に暖め、そして18時間攪拌した。真空
条件下でトルエンを除去し、そしてその残さをアセトニ
トリル(50ml)中に溶解した。この溶液をヘキサン
(4×50ml)で洗浄して、有機錫残さを除去した。
一緒にしたヘキサン分画を、アセトニトリル(50m
l)で抽出した。アセトニトリル相を一緒にし、そして
真空条件下で溶媒を除去して、黄色油状体を得た。この
油状体を、シリカクロマトグラフィー(10%ジエチル
エーテル/ヘキサンで溶離)処理して、白色固体として
標記化合物2.07gを得た。 融点:127℃1 H NMRδ(CDCl3):2.25−2.40
(m,2H),2.65−2.80(m,3H),7.
55(s,1H),7.80(s,2H) MS(サーモスプレー):M/Z=392.0;C15
833O+NH4では392.19が必要
【0049】
【実施例4】《3−シアノ−1−(2,6−ジクロロ−
4−トリフルオロメチルフェニル)−4−(3,3−ジ
フルオロシクロブチル)ピラゾール》乾燥し窒素フラッ
シしたフラスコ中で、3−シアノ−4−(3−オキソシ
クロブチル)−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフル
オロメチルフェニル)ピラゾール(200mg,0.5
3mmol,実施例3)を、乾燥ジクロロメタン(DC
M)(5ml)に溶解し、そして0℃に冷却した。ジエ
チルアミノイオウトリフルオライド(0.14ml,
0.53mmol)を滴下した。前記反応混合物は、徐
々に淡黄色を帯びてきた。前記反応混合物を0℃で15
分間攪拌した後に、放置して室温まで暖めた。4時間後
に、その混合物をDCM(50ml)で希釈し、そして
水(30ml)及びブライン(30ml)で連続的に洗
浄した。有機相を乾燥(硫酸マグネシウム)し、ろ過
し、そして真空条件下で溶媒を除去した。その残さを、
シリカクロマトグラフィー(33%DCM/ヘキサンで
溶離)処理した。その生成物をヘキサンから再結晶化し
て、白色板状体として標記化合物62mgを得た。 融点:127.9−129.0℃1 H NMRδ(CDCl3):2.60−2.80
(m,2H),3.05−3.30(m,2H),3.
55(quin,1H),7.55(s,1H),7.
80(s,2H) MS(APCI):M/Z=396.2;C158Cl2
53では396.15が必要
【0050】
【実施例5】《3−シアノ−1−(2,6−ジクロロ−
4−トリフルオロメチルフェニル)−4−(3−メチレ
ンシクロブチル)ピラゾール》窒素フラッシしたフラス
コ中で、メチルトリフェニルホスホニウムブロマイド
(304mg,0.85mmol)を、乾燥ジエチルエ
ーテル(5ml)に懸濁し、そして−5℃に冷却した。
n−ブチルリチウム(0.34ml,ヘキサン中2.5
M)を滴下して、黄色にした。その混合物を室温まで暖
め、そして加熱して1時間還流させた。得られた黄褐色
均質溶液を−78℃に冷却し、そして乾燥ジエチルエー
テル(5ml)に溶解した3−シアノ−4−(3−オキ
ソシクロブチル)−1−(2,6−ジクロロ−4−トリ
フルオロメチルフェニル)ピラゾール(300mg,
0.80mmol,実施例3)を、内部温度を約−70
℃に維持しながら滴下した。その混合物を放置してゆっ
くりと室温に暖め、そして1時間還流させた。次に、そ
の混合物を冷却し、水(20ml)中に注ぎ、そしてジ
エチルエーテル(3×10ml)抽出した。一緒にした
有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウ
ム)し、ろ過し、そして真空条件下でエーテル溶媒を留
去した。その残さを、シリカクロマトグラフィー(20
%DCM/ヘキサンで溶離)処理して、白色固体40m
gを得た。この固体を、hplc〔Microsorb
(商品名)C18,アセトニトリル/メタノール/水
(6:1:3,v/v)で溶離〕によって更に精製し
て、標記化合物18mgを得た。 融点:110.3−111.7℃1 H NMRδ(CDCl3):2.80−2.95
(m,2H),3.20−3.35(m,2H),3.
65(quin,1H),4.90(dd,2H),
7.50(s,1H),7.75(s,2H) MS(サーモスプレー):M/Z=390.1;C16
10Cl233+NH4では390.22が必要
【0051】
【実施例6】《3−シアノ−4−シクロブチル−1−
(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニ
ル)ピラゾール》乾燥し窒素フラッシしたフラスコ中
で、3−シアノ−4−(1−ヒドロキシシクロブチル)
−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフ
ェニル)ピラゾール(180mg,0.48mmol,
調製例1)を、乾燥DCM(10ml)に溶解し、そし
て−78℃に冷却した。内部温度を約−72℃に維持し
ながら、ボロントリフルオライドジエチルエーテラート
(0.24ml,1.92mmol)、続いてトリエチ
ルシラン(0.31ml,1.92mmol)を滴下し
た。その反応混合物を、冷却しながら1時間攪拌し、次
に、放置して室温までゆっくりと暖め、そして更に18
時間攪拌した。反応混合物を水(20ml)中に注ぎ、
そしてDCM(2×20ml)で抽出した。一緒にした
有機抽出物を洗浄(ブライン)し、乾燥(Na2SO4
し、ろ過し、そして真空条件下で溶媒を除去して、黄色
油状体を得た。この油状体を、シリカクロマトグラフィ
ー(33%DCM/ヘキサンで溶離)処理して、白色固
体として生成物を得た。これをヘキサンから再結晶化し
て、標記化合物80mgを得た。 融点:124.6−125.7℃1 H NMRδ(CDCl3):1.95(m,1H),
2.10(q,1H),2.20(m,2H),2.4
0−2.55(m,2H),3.65(m,1H),
7.45(s,1H),7.75(s,1H) MS(サーモスプレー)M/Z=378.3;C1510
Cl233+NH4では378.20が必要
【0052】
【実施例7】《5−アミノ−3−シアノ−4−(シクロ
ペント−2−エニル)−1−(2,6−ジクロロ−4−
トリフルオロメチルフェニル)ピラゾール》窒素雰囲気
下の乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(2
5ml)中の5−アミノ−3−シアノ−4−ヨード−1
−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニ
ル)ピラゾール(2.23g,5mmol,WO97/
07102)及びシクロペンテン(1g,15mmo
l)に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジ
クロライド(175mg,0.25mmol)、ヨウ化
銅(I)(100mg)、及びトリエチルアミン(2m
l)を加えた。その混合物を70℃で4時間加熱した。
更にシクロペンテン1gを加え、そしてその混合物を7
0℃で8時間加熱した。冷却したその混合物を、DCM
(75ml)と水(75ml)との間で分配し、その有
機相を水(2×75ml)で洗浄し、そして乾燥(硫酸
マグネシウム)した。ろ過した後に、真空条件下で溶媒
を除去して、褐色油状体を得た。この油状体を、シリカ
クロマトグラフィー(DCMで溶離)によって精製し
た。得られたクリーム色固体をシクロヘキサンから再結
晶化して、クリーム色固体として標記化合物564mg
を得た。 融点:143−146℃1 H NMRδ(CDCl3):1.80(m,1H),
2.45−2.65(m,3H),3.60(br,2
H),4.00(m,1H),5.80(m,1H),
6.10(m,1H),7.80(s,2H) MS(サーモスプレー):M/Z=387.2;C16
11Cl234+Hでは387.2が必要
【0053】
【実施例8】《3−シアノ−4−(シクロペント−2−
エニル)−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロ
メチルフェニル)ピラゾール》65℃に加熱した乾燥テ
トラヒドロフラン(THF)(8ml)中の5−アミノ
−3−シアノ−4−(シクロペント−2−エニル)−1
−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニ
ル)ピラゾール(300mg,0.77mmol,実施
例7)に、乾燥THF(2ml)中の亜硝酸tert−
ブチル(239mg,2.3mmol)を30分間かけ
て滴下した。その溶液を、65〜70℃で、更に3時間
加熱した。真空条件下で溶媒を除去し、そして得られた
褐色油状体を、シリカクロマトグラフィー(DCMで溶
離)処理して、白色固体として標記化合物170mgを
得た。 融点:76−80℃1 H NMRδ(CDCl3):1.80(m,1H),
2.40−2.60(m,3H),4.05(m,1
H),5.80(m,1H),6.00(m,1H),
7.39(s,1H),7.80(s,2H) MS(サーモスプレー):M/Z=372.0;C16
10Cl233+Hでは372.18が必要
【0054】
【実施例9】《5−クロロ−3−シアノ−4−(シクロ
ペント−2−エニル)−1−(2,6−ジクロロ−4−
トリフルオロメチルフェニル)ピラゾール》室温の乾燥
アセトニトリル(10ml)中の5−アミノ−3−シア
ノ−4−(シクロペント−2−エニル)−1−(2,6
−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)ピラゾ
ール(500mg,1.3mmol,実施例8)及び塩
化銅(II)(520mg,3.9mmol)に、乾燥T
HF(5ml)中の亜硝酸tert−ブチル(239m
g,2.3mmol)を10分間かけて滴下した。その
溶液を更に2時間攪拌した。真空条件下で溶媒を除去
し、そして得られた固体を、ジエチルエーテル(25m
l)、続いてDCM(20ml)でトリチュレートし
た。一緒にした有機相を蒸発乾固し、そしてジエチルエ
ーテルで再びトリチュレートした。その混合物をろ過
し、そしてそのろ液を蒸発乾固した。その固体を、水
(15ml)とジエチルエーテル(25ml)との間で
分配した。有機相を分離し、そして水(10ml)、続
いてブライン(10ml)で洗浄した。前記有機相を乾
燥(硫酸マグネシウム)し、ろ過し、そして真空条件下
で溶媒を除去して、褐色固体を得た。この材料を、シリ
カクロマトグラフィー(ヘキサン中10%ジエチルエー
テルで溶離)処理して、白色固体として標記化合物20
0mgを得た。これをイソプロパノールから結晶化し
た。 融点:118−121℃1 H NMRδ(CDCl3):1.85(m,1H),
2.40−2.60(m,2H),2.65(m,1
H),4.05(m,1H),5.75(m,1H),
6.10(m,1H),7.80(s,2H) MS(サーモスプレー):M/Z=423.0;C16
9Cl333+NH4では423.01が必要
【0055】
【実施例10】《5−アミノ−3−シアノ−4−(シク
ロヘプト−2−エニル)−1−(2,6−ジクロロ−4
−トリフルオロメチルフェニル)ピラゾール》窒素雰囲
気下の乾燥DMF(25ml)中の5−アミノ−3−シ
アノ−4−ヨード−1−(2,6−ジクロロ−4−トリ
フルオロメチルフェニル)ピラゾール(2.23g,5
mmol,WO97/07102)及びシクロヘプタン
(3ml)に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジ
ウムジクロライド(100mg,0.13mmol)、
ヨウ化銅(I)(100mg)、及びトリエチルアミン
(2ml)を加えた。その混合物を65℃で18時間加
熱した。更にシクロヘプタン3mlを加え、そしてその
混合物を70℃で82時間加熱した。冷却したその混合
物を、水(500ml)中に注ぎ、そしてDCM(2×
100ml)で抽出した。その有機相を乾燥(硫酸マグ
ネシウム)し、ろ過し、そして真空条件下で溶媒を除去
して、褐色油状体を得た。この油状体を、シリカクロマ
トグラフィー〔ヘキサン/ジエチルエーテル(1/1,
v/v)で溶離〕処理した。得られたクリーム色固体
を、シリカクロマトグラフィー〔ヘキサン,ヘキサン/
ジエチルエーテル(19/1),ヘキサン/ジエチルエ
ーテル(9/1),そして最終的にヘキサン/ジエチル
エーテル(3/1)で溶離〕によって更に精製して、ク
リーム色固体として標記化合物564mgを得た。 融点:158−159℃1 H NMRδ(CDCl3):1.45(m,1H),
1.80−2.40(m,6H),2.55−2.85
(m,2H),3.50(br,1.33H),3.6
1(br,0.66H),5.80−6.02(m,2
H),7.77(s,2H) MS(サーモスプレー):M/Z=415.0;C18
15Cl234+Hでは415.25が必要
【0056】
【実施例11】《3−シアノ−4−(シクロヘプト−2
−エニル)−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオ
ロメチルフェニル)ピラゾール》65℃に加熱した乾燥
THF(8ml)中の5−アミノ−3−シアノ−4−
(シクロヘプト−2−エニル)−1−(2,6−ジクロ
ロ−4−トリフルオロメチルフェニル)ピラゾール(2
08mg,0.5mmol,実施例10)に、乾燥TH
F(2ml)中の亜硝酸tert−ブチル(160m
g,1.5mmol)を、30分間かけて滴下した。こ
の溶液を、65〜70℃で更に2時間加熱した。真空条
件下で溶媒を除去し、そして得られた褐色油状体を、シ
リカクロマトグラフィー〔ヘキサン,ヘキサン/ジエチ
ルエーテル(19/1),ヘキサン/ジエチルエーテル
(9/1),ヘキサン/ジエチルエーテル(4/1),
ヘキサン/ジエチルエーテル(1/1),最終的にジエ
チルエーテルで溶離)によって精製した。得られたオレ
ンジ色固体をヘキサンから再結晶化して、クリーム色固
体として標記化合物80mgを得た。 融点:106−107℃1 H NMRδ(CDCl3):1.55(m,1H),
1.70−2.00(m,3H),2.15−2.30
(m,3H),2.40−2.60(m,1.5H),
3.00(m,0.75H),3.80(m,0.25
H),5.82(m,1H),5.90(m,1H),
7.44(2×s,1H),7.75(s,2H) MS(サーモスプレー):M/Z=417.0;C16
13Cl234+NH4では417.26が必要
【0057】
【実施例12】《3−シアノ−4−(3−ジブロモメチ
レンシクロブチル)−1−(2,6−ジクロロ−4−ト
リフルオロメチルフェニル)ピラゾール》トリフェニル
ホスフィン(560mg,2.14mmol)を無水D
CM(2ml)中に溶解し、そして−10℃に冷却し
た。その冷却溶液に、四臭化炭素〔355mg,DCM
(2ml)中1.07mmol〕を滴下して、黄褐色に
した。DCM(2ml)中の3−シアノ−4−(3−オ
キソシクロブチル)−1−(2,6−ジクロロ−4−ト
リフルオロメチルフェニル)ピラゾール(200mg,
0.53mmol,実施例3)を滴下した(この時に、
反応混合物が褐色を帯びた)。その反応混合物を、室温
に暖めた。0.5時間後に、前記混合物を水(20m
l)中に注ぎ、そしてDCM(3×20ml)で抽出し
た。一緒にした有機抽出物を洗浄(ブライン)し、乾燥
(Na2SO4)し、ろ過し、そして真空条件下で溶媒を
除去して、褐色固体を得た。この固体を、シリカクロマ
トグラフィー(50%DCM/ヘキサンで溶離)によっ
て精製して、白色固体として標記化合物230mgを得
た。 融点:139.9−141.1℃1 H NMRδ(CDCl3):2.70−2.85
(m,2H),3.15−3.30(m,2H),3.
65(quin,1H),7.50(s,1H),7.
75(s,2H) MS(サーモスプレー):M/Z=548.2;C16
8Br2Cl233+NH4では548.01が必要
【0058】
【実施例13】《5−アミノ−3−シアノ−4−シクロ
ペンチル−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロ
メチルフェニル)ピラゾール》エタノール(10ml)
中の5−アミノ−3−シアノ−4−(シクロペント−2
−エニル)−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオ
ロメチルフェニル)ピラゾール(200mg,0.5m
mol,実施例7)を、室温で,345kPa(50p.
s.i.)で、木炭上10%パラジウム上で、9時間水素化
した。ろ過によって前記の触媒を除去し、エタノールで
洗浄し、そして一緒にしたろ液を真空条件下で濃縮し
て、油状体を得た。その残さをh.p.l.c.〔Mi
crosorb(商品名)C18,アセトニトリル/メ
タノール/水(5:1:4,v/v)で溶離〕によって
精製して、白色固体として標記化合物35mgを得た。 融点:160℃1 H NMRδ(CDCl3):1.70−1.90
(m,6H),2.10(m,2H),2.90(m,
1H),3.45(br,2H),7.78(s,2
H) MS(サーモスプレー):M/Z=389.3;C16
13Cl234+Hでは389.05が必要
【0059】
【調製例】
【調製例1】《3−シアノ−4−(1−ヒドロキシシク
ロブチル)−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオ
ロメチルフェニル)ピラゾール》乾燥し窒素フラッシし
たフラスコ中で、3−シアノ−1−(2,2−ジクロロ
−4−トリフルオロメチルフェニル)−4−ヨードピラ
ゾール(500mg,1.16mmol,WO97/0
7102)を、THF(10ml)に溶解し、そして−
78℃に冷却した。内部温度を約−72℃に維持しなが
ら、n−ブチルリチウム(0.46ml,ヘキサン中
2.5M)を30分間かけて滴下した。その反応混合物
を−78℃で20分間攪拌し、次にTHF(4ml)中
に溶解したシクロブタノン(0.10ml,1.28m
mol)を滴下し、そしてその混合物を−78℃で1時
間攪拌してから−20℃に暖めた。2時間後に、その混
合物を室温に暖め、そして一晩攪拌した。その反応混合
物を水性塩化アンモニウム(20ml)に注ぎ、そして
ジエチルエーテル(2×20ml)で抽出した。一緒に
した有機抽出物を洗浄(ブライン)し、乾燥(Na2
4)し、ろ過し、そして真空条件下で溶媒を留去し
て、黄色油状体を得た。この油状体を、シリカクロマト
グラフィー(DCMから3%メタノール/DCMへ勾配
する溶媒で溶離)によって精製して、透明ゴム状体とし
て256mgを得た。1H NMRδ(CDCl3):
1.75−1.95(m,1H),2.0−2.15
(m,1H),2.40−2.55(m,2H),2.
60−2.75(m,2H),7.65(s,1H),
7.75(s,2H)MS(サーモスプレー):M/Z
=394.1:C1510Cl233O+NH4では39
4.20が必要
【0060】
【調製例2】《3−シアノ−4−(2,2−ジクロロ−
3−ヒドロキシシクロブチル)−1−(2,6−ジクロ
ロ−4−トリフルオロメチルフェニル)ピラゾール》エ
タノール(15ml)及びDCM(10ml)中に溶解
した3−シアノ−4−(2,2−ジクロロ−3−オキソ
シクロブチル)−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフ
ルオロメチルフェニル)ピラゾール(890mg,2.
0mmol,実施例1)に、塩化セリウム(III)8水
和物(665mg,2.0mmol)を加え、そしてそ
の混合物を−40℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウ
ム(531mg,14.0mmol)を一度で加えた。
その反応混合物を、冷却しながら2時間攪拌し、室温ま
で暖め、そして砕氷(75ml)上に注いだ。これを、
DCM(2×50ml)で抽出した。一緒にした有機抽
出物を洗浄(ブライン)し、乾燥(硫酸ナトリウム)
し、ろ過し、そして真空条件下で溶媒を除去した。その
残さを、シリカクロマトグラフィー(1%メタノール/
DCMで溶離)によって精製して、ゴム状体として標記
化合物168mgを得た。1 H NMRδ(CDCl3):2.20(q,1H),
2.75(d,1H),2.85−2.95(m,1
H),3.85(dd,1H),4.60(q,1
H),7.65(s,1H),7.80(s,2H)
【0061】
【調製例3】《3−シアノ−4−(2,2−ジクロロ−
3−トルエンスルホニルシクロブチル)−1−(2,6
−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)ピラゾ
ール》3−シアノ−4−(2,2−ジクロロ−3−ヒド
ロキシシクロブチル)−1−(2,6−ジクロロ−4−
トリフルオロメチルフェニル)ピラゾール(628m
g,1.41mmol,調製例2)を、無水DCM中に
溶解し、そして0℃に冷却した。トリエチルアミン
(0.27ml,1.98mmol)、続いてp−トル
エンスルホニルクロライド(297mg,1.56mm
ol)を滴下した。冷却浴を取り除き、そして反応混合
物を室温で18時間攪拌した。前記反応混合物を水(等
容量)に注ぎ、そしてDCM(2×30ml)で抽出し
た。一緒にした有機抽出物を、飽和重炭酸ナトリウム及
びブラインで連続的に洗浄し、次に乾燥(硫酸ナトリウ
ム)し、ろ過し、そして真空条件下で溶媒を除去した。
その残さを、シリカクロマトグラフィー(33%DCM
/ヘキサンで溶離)によって精製して、灰白色固体とし
て標記化合物131mgを得た。1 H NMRδ(CDCl3):2.45(s,3H),
2.85−2.95(m,1H),3.85(q,1
H),5.20(t,1H),7.40(d,2H),
7.60(s,1H),7.80(s,2H),7.9
0(d,2H)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウェブスター,リチャード アンドリュー ベントリー イギリス国 CT13 9NJ ケント州 サンドイッチ市 ラムズゲイト・ロード (番地なし) ファイザー・リミテッド セントラル・リサーチ内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(IA): 【化1】 又は式(IB): 【化2】 [各式中、R1は、水素原子、ハロゲン原子、NH2基、
    CONH2基、CN基、場合によりハロゲン原子及びO
    H基から独立して選択した置換基1個以上で置換されて
    いることのあるC1-6アルキル基、場合によりハロゲン
    原子1個以上で置換されていることのあるC2-6アルカ
    ノイル基、又は場合によりハロゲン原子1個以上で置換
    されていることのあるC2-6アルケニル基であり;R
    2は、水素原子、C1-6アルキル基、NH2基、又はハロ
    ゲン原子であり;Yは、場合によりハロゲン原子及びC
    1-6アルキル基から独立して選択した置換基を有するこ
    とのある非分枝鎖状C0-4アルキレン基であり;R5、R
    6、R7、R8、R9、及びR10は、それぞれ独立して水素
    原子又はハロゲン原子であるか;あるいはR7及びR
    8は、一緒になってオキソ基又は=CR1213部分(こ
    こで、R12及びR13は、それぞれ独立して水素原子又は
    ハロゲン原子である)を形成することができ;R11は、
    水素原子、場合によりハロゲン原子1個以上で置換され
    ていることのあるC1-4アルキル基、又は場合によりハ
    ロゲン原子1個以上で置換されていることのあるC1-4
    アルコキシ基であり;R3は、ハロゲン原子であり;R4
    は、場合によりハロゲン原子1個以上で置換されている
    ことのあるC1-4アルキル基、場合によりハロゲン原子
    1個以上で置換されていることのあるC1-4アルコキシ
    基、S(O)n(場合によりハロゲン原子1個以上で置
    換されていることのあるC1-4アルキル)基、ハロゲン
    原子、又はSF5基であり;nは、0、1、又は2であ
    り;そしてXは、窒素原子又はCR14基(ここで、R14
    は、ハロゲン原子である)である]で表される化合物、
    又は薬剤学的、農学的、若しくは獣医学的に許容するこ
    とのできるその塩、あるいは前記化合物又は塩の溶媒和
    物。
  2. 【請求項2】 R1が、CN基、CH3基、又はCF3
    である、請求項1に記載の化合物、塩、又は溶媒和物。
  3. 【請求項3】 R2が、水素原子、NH2基、又は塩素原
    子である、請求項1又は2に記載の化合物、塩、又は溶
    媒和物。
  4. 【請求項4】 R3が、塩素原子である、請求項1〜3
    のいずれか一項に記載の化合物、塩、又は溶媒和物。
  5. 【請求項5】 R4が、CF3基、OCF3基、又はSF5
    基である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合
    物、塩、又は溶媒和物。
  6. 【請求項6】 Yが、非分枝鎖状C0-4アルキレン基で
    ある、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物、
    塩、又は溶媒和物。
  7. 【請求項7】 Xが、窒素原子又はC−Cl基である、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物、塩、又は
    溶媒和物。
  8. 【請求項8】 R5が、水素原子、塩素原子、又はフッ
    素原子である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化
    合物、塩、又は溶媒和物。
  9. 【請求項9】 R6が、水素原子、塩素原子、又はフッ
    素原子である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化
    合物、塩、又は溶媒和物。
  10. 【請求項10】 R7が、それ自体独立した基であっ
    て、水素原子、塩素原子、又はフッ素原子である、請求
    項1〜9のいずれか一項に記載の化合物、塩、又は溶媒
    和物。
  11. 【請求項11】 R8が、それ自体独立した基であっ
    て、水素原子、塩素原子、又はフッ素原子である、請求
    項1〜10のいずれか一項に記載の化合物、塩、又は溶
    媒和物。
  12. 【請求項12】 R7及びR8が、一緒になって、オキソ
    基、CH2基、又はCBr2基である、請求項1〜9のい
    ずれか一項に記載の化合物、塩、又は溶媒和物。
  13. 【請求項13】 R9が、水素原子である、請求項1〜
    12のいずれか一項に記載の化合物、塩、又は溶媒和
    物。
  14. 【請求項14】 R10が、水素原子である、請求項1〜
    13のいずれか一項に記載の化合物、塩、又は溶媒和
    物。
  15. 【請求項15】 R11が、水素原子、CH3基、又はC
    3基である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の
    化合物、塩、又は溶媒和物。
  16. 【請求項16】 ピラゾール上の4−置換基が、2,2
    −ジクロロ−3−オキソシクロブチル基、2−クロロ−
    2,3,3−トリフルオロシクロブチル基、3−クロロ
    −2,2,3−トリフルオロシクロブチル基、3−オキ
    ソシクロブチル基、3,3−ジフルオロシクロブチル
    基、3−メチレニルシクロブチル基、シクロブチル基、
    シクロペント−2−エニル基、シクロヘプト−2−エニ
    ル基、3−ジブロモメチレニルシクロブチル基、及びシ
    クロペンチル基から選択した基である、請求項1に記載
    の化合物、塩、又は溶媒和物。
  17. 【請求項17】 ピラゾール上の4−置換基が、2−ク
    ロロ−2,3,3−トリフルオロシクロブチル基、3−
    クロロ−2,2,3−トリフルオロシクロブチル基、3
    −オキソシクロブチル基、3,3−ジフルオロシクロブ
    チル基、3−メチレニルシクロブチル基、シクロブチル
    基、シクロペント−2−エニル基、シクロヘプト−2−
    エニル基、及びシクロペンチル基から選択した基であ
    る、請求項16に記載の化合物、塩、又は溶媒和物。
  18. 【請求項18】 3−シアノ−4−(2,2−ジクロロ
    −3−オキソシクロブチル)−1−(2,6−ジクロロ
    −4−トリフルオロメチルフェニル)ピラゾール;4−
    (2−クロロ−2,3,3−トリフルオロシクロブチ
    ル)−3−シアノ−1−(2,6−ジクロロ−4−トリ
    フルオロメチルフェニル)ピラゾール;4−(3−クロ
    ロ−2,2,3−トリフルオロシクロブチル)−3−シ
    アノ−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチ
    ルフェニル)ピラゾール;3−シアノ−4−(3−オキ
    ソシクロブチル)−1−(2,6−ジクロロ−4−トリ
    フルオロメチルフェニル)ピラゾール;3−シアノ−1
    −(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニ
    ル)−4−(3,3−ジフルオロシクロブチル)ピラゾ
    ール;3−シアノ−1−(2,6−ジクロロ−4−トリ
    フルオロメチルフェニル)−4−(3−メチレンシクロ
    ブチル)ピラゾール;3−シアノ−4−シクロブチル−
    1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェ
    ニル)ピラゾール;5−アミノ−3−シアノ−4−(シ
    クロペント−2−エニル)−1−(2,6−ジクロロ−
    4−トリフルオロメチルフェニル)ピラゾール;3−シ
    アノ−4−(シクロペント−2−エニル)−1−(2,
    6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)ピラ
    ゾール;5−クロロ−3−シアノ−4−(シクロペント
    −2−エニル)−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフ
    ルオロメチルフェニル)ピラゾール;5−アミノ−3−
    シアノ−4−(シクロヘプト−2−エニル)−1−
    (2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニ
    ル)ピラゾール;3−シアノ−4−(シクロヘプト−2
    −エニル)−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオ
    ロメチルフェニル)−ピラゾール;3−シアノ−4−
    (3−ジブロモメチレンシクロブチル)−1−(2,6
    −ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)ピラゾ
    ール;5−アミノ−3−シアノ−4−シクロペンチル−
    1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェ
    ニル)ピラゾール;並びにそれらの塩及び溶媒和物から
    選択した、請求項1に記載の化合物、塩、又は溶媒和
    物。
  19. 【請求項19】 薬剤学的、農学的、又は獣医学的に許
    容することのできる補助剤、希釈剤、又は担体と混合し
    て、請求項1〜18のいずれか一項に記載の物質を含有
    する、医薬的、農学的、又は獣医学的製剤。
  20. 【請求項20】 局所投与用である、請求項19に記載
    の製剤。
  21. 【請求項21】 薬剤として用いる、請求項1〜18の
    いずれか一項に記載の物質。
  22. 【請求項22】 殺寄生生物薬製造のための、請求項1
    〜18のいずれか一項に記載の物質の使用。
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