JPH11349475A - 口腔内崩壊錠及びその製造法 - Google Patents

口腔内崩壊錠及びその製造法

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JPH11349475A
JPH11349475A JP17217898A JP17217898A JPH11349475A JP H11349475 A JPH11349475 A JP H11349475A JP 17217898 A JP17217898 A JP 17217898A JP 17217898 A JP17217898 A JP 17217898A JP H11349475 A JPH11349475 A JP H11349475A
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JP
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lactose
tablet
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amorphous
hardness
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JP17217898A
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Hisami Shirai
寿海 白井
Kiyomi Sogawa
清己 十川
Kazuyoshi Ogasawara
一克 小笠原
Teruaki Kuriyama
輝明 栗山
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Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高湿度下でも取り扱いに困らない錠剤強度を
持ち、かつ口腔内で速やかに崩壊する優れた口腔内崩壊
錠並びに前記口腔内崩壊錠の容易で且つ効率的な製造法
の提供。 【解決手段】 非晶質乳糖約5〜約40重量%を含有す
る低圧成形された錠剤を相対湿度約60〜約90%の湿
度下に放置し、非晶質乳糖を結晶乳糖に変換させること
を特徴とする口腔内崩壊錠の製造法及び該製造法により
製造される口腔内崩壊錠。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、口腔内で容易に崩
壊する錠剤(以下、「口腔内崩壊錠」と称することもあ
る)の製造法及び前記製造法により製造される口腔内崩
壊錠に関する。
【0002】
【従来の技術】高齢者社会を迎え、高齢者にとって服用
しやすい形態の製剤が要望されているが、現状ではいま
だ経口製剤の多くが錠剤やカプセル剤であり、高齢者に
加え小児や嚥下の困難な患者にとってもこれら製剤は服
用しづらいものである。この様な問題を解決する目的
で、水なしでも服用でき、口腔内で速やかに崩壊する錠
剤の開発が望まれ、既にいくつかの製剤が試みられてい
る。
【0003】例えば、水やエタノールで造粒した糖類を
主体とする湿潤顆粒を圧縮、乾燥し製造する口腔内で速
やかに溶解する速溶錠(特許2650493号公報参
照)、粒子表面が湿潤する程度の水分を含む混合物を打
錠する口腔内崩壊錠の製造方法(特開平5−27105
4号公報参照)などの製造方法(以下、「湿製法」と称
する)が、また、糖類を主体とし、これに水溶性結合剤
を添加した粉体を低圧で圧縮成形した後、加湿下に錠剤
を置き湿潤させ、更に乾燥することにより得られる口腔
内崩壊錠(特開平8−291051号公報及び特開平9
−48726号公報参照)の製造方法(以下、「加湿
法」と称する)が知られている。
【0004】さらに、ショ糖とマンニトール水溶液を凍
結乾燥して得られる非晶質ショ糖の粉末を圧縮成形し、
40℃、相対湿度34%以上の条件下でエージングする
ことにより硬度を上げて口腔内崩壊錠とする方法〔杉本
昌陽ら、日本薬剤学会第13年会講演要旨集、p.11
6(1998年)〕(以下、「ショ糖結晶転移法」と称
する)などが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記で説明した錠剤は
いずれも糖類などを主体とする多孔性で崩壊の速いもの
であり、それぞれの技術は多孔性を保ちながら錠剤の強
度をいかに高めるかを工夫したものである。しかしなが
ら、湿製法及び加湿法で製造された錠剤は高湿度下で硬
度の低下をきたす懸念がある。
【0006】また、ショ糖結晶転移法の技術ではショ糖
単品は凍結乾燥しにくく、その対策のためにマンニトー
ル等の凍結乾燥し易い糖との混合溶液を凍結乾燥する操
作が必要となり、これにより凍結乾燥のバッチスケール
が大きくなり経済的に問題がある。
【0007】更に、ショ糖結晶転移法では非晶質体ショ
糖が結晶転移を起こす相対湿度が約34%と比較的低い
ため、打錠工程までの湿度管理が困難であるなどの問題
がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる従
来技術の問題点を解決すべく検討した結果、非晶質乳糖
を配合し、低圧打錠して得られる錠剤を高湿度下に放置
することで、PTP包装から容易に取り出せて、高湿度
下でも取り扱いに困らない錠剤強度を持ち、かつ口腔内
で速やかに崩壊する錠剤の製造法を見い出した。
【0009】本発明によれば、非晶質乳糖約5〜約40
重量%を含有する低圧成形された錠剤を相対湿度約60
〜約90%の湿度下に放置し、非晶質乳糖を結晶乳糖に
変換させることを特徴とする口腔内崩壊錠の製造法及び
該製造法で製造した口腔内崩壊錠が提供される。
【0010】本明細書において「非晶質乳糖」とは、通
常、市販されているアルファー結晶乳糖(アルファー乳
糖一水和物)やベータ結晶乳糖を溶液状態とし、凍結乾
燥等の処理により結晶構造を持たない状態にした乳糖を
意味する。非晶質乳糖はアルファー結晶乳糖及びベータ
結晶乳糖のいずれからでも得られるが、アルファー結晶
乳糖から得られる非晶質乳糖が好ましい。
【0011】本発明の口腔内崩壊錠には、通常、賦形剤
が約50〜約90重量%含有される。賦形剤として、通
常、約80%以上の高い潮解臨界相対湿度を有する糖
類、例えばマンニトール(潮解臨界相対湿度:約90
%)、エリスリトール(潮解臨界相対湿度:約90
%)、シュークロース(ショ糖)(潮解臨界相対湿度:
約83%)、キシリトール(潮解臨界相対湿度:約80
%)を用いることができるが、これらの中でマンニトー
ルが好ましい。
【0012】非晶質乳糖を結晶乳糖に変換するために必
要な相対湿度は、通常、約60〜約90%であるが、用
いる賦形剤に応じてその臨界相対湿度より低い湿度が好
ましい。一方、相対湿度が低いとそれだけ結晶乳糖への
変換が遅れ、従って、これらのことを総合すると相対湿
度約70%〜約85%が好ましく、相対湿度約75%〜
約80%がさらに好ましい。
【0013】本発明の口腔内崩壊錠には、通常の湿式造
粒法又は流動層造粒法で製剤化できる薬物ならばいずれ
のものも使用することができるが、例えば、クエン酸モ
サプリド、アラセプリル、ブロチゾラム、ベルベリンの
塩酸塩又はタンニン酸塩が挙げられる。薬物は造粒前
(粉体製造前)又は打錠前のいずれの時期にも混合する
ことができるが、造粒前に混合することが好ましい。薬
物の含有量は錠剤あたり、通常、約0.01〜約20重
量%であり、好ましくは約0.1〜約10重量%であ
る。
【0014】本発明の口腔内崩壊錠には、必要に応じて
服用感を改良するための甘味料や芳香剤を添加してもよ
い。また、通常の製剤工程に必要な結合剤(例えば、ヒ
ドロキシプロピルセルロース,ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース,ポリビニルピロリドン)、崩壊剤、滑沢
剤を添加してもよく、通常、結合剤を加えると、非晶質
乳糖の含量を減らすことができる。
【0015】本発明の製造法に用いられる低圧成形され
た錠剤は、常法により調製することができる。即ち、各
成分を混合後、整粒し、約50kg/cm2 〜約300k
g/cm2 の低圧で打錠することにより製造される。
【0016】以下に、本発明をさらに詳しく説明する。
【0017】本発明の製造法は、非晶質乳糖が高湿度下
で吸湿し、結晶体(通常、結晶水和物体)に変換する
時、吸湿した余分な水分が蒸発し、その際に乳糖が固化
する現象を口腔内崩壊錠に応用したものである。即ち、
糖類を主体とし、薬物及び約5〜約40重量%、好まし
くは約10〜約30重量%の非晶質乳糖を配合した粉体
を低圧で圧縮成形した後、室温中(好ましくは約15℃
以上の室温)又は約30〜約60℃で、相対湿度約60
〜約90%の湿度下で数時間エージングさせると硬度が
上昇し、口腔内崩壊錠として取り扱い易い錠剤を製造す
ることができる。
【0018】「エージング」とは、錠剤等の製剤物性を
定常状態にすることを意味し、本明細書においてはエー
ジングは、相対湿度約60〜約90%の湿度下、通常室
温又は室温を超え約60℃以下の温度で放置することを
意味する。
【0019】相対湿度とエージングに要する時間との関
係は、相対湿度が60%付近では、錠剤が潮解する危険
性はないがエージングに必要とする時間が長くなり、ま
た、相対湿度が90%付近では、エージングに必要とす
る時間が短縮されるものの、錠剤が賦形剤によっては潮
解する可能性が高くなるものもある。
【0020】また、温度とエージングに要する時間との
関係は、温度が15℃未満の室温では、エージングに必
要とする時間が長くなり、また、50℃を超える条件で
は、エージングに必要とする時間が大幅に短縮されるも
のの、温度による薬物への影響が問題となる場合があ
る。
【0021】従って、これらの相対湿度、温度の関係に
よりエージングの条件が適宜選択され、相対湿度約70
〜約85%、温度約15〜約50℃が好ましい。
【0022】エージングに要する時間は含有される薬
物、その量及び賦形剤により異なるが、結晶構造が形成
されるに十分な時間であり、通常、1時間〜3日間、好
ましくは1時間〜24時間である。
【0023】本発明で用いられる乳糖としては、アルフ
ァー乳糖及びベータ乳糖はいずれも使用できるが、ベー
タ乳糖から得られる非晶質体の中にはその非晶質体自体
が比較的安定なため結晶体への変換が速やかに行われな
いものもあるので、本発明ではアルファー乳糖の方が好
ましい。非晶質乳糖を生成する方法としては、例えば、
アルファー乳糖を水に溶解させた後、凍結乾燥する方法
が挙げられるが、特に凍結乾燥に限定されるものではな
い。
【0024】本発明では非晶質乳糖を結晶乳糖にするた
めの加湿工程が存在するが、前記先行技術のところで説
明した加湿法の製造方法とは明らかに異なるものであ
る。即ち、前記加湿法では低圧で圧縮した糖類等を主体
とする錠剤を高湿度下で加湿湿潤させた後、乾燥するこ
とにより硬度を上昇させるものであり、乾燥工程が必須
である。ところが、本発明では、加湿下で非晶質乳糖が
吸湿、潮解し、結晶体(通常、結晶水和物体)に変換す
る際に固化し、それにより錠剤硬度が上昇するので、乾
燥工程は特に必要ではない。
【0025】本発明の口腔内崩壊錠の好ましい製造法と
しては、例えば、以下の形態が挙げられる。
【0026】薬物約0.1〜約10重量%、非晶質乳糖
約10〜約30重量%、賦形剤としてマンニトールの適
量及び必要に応じて他の成分を含有する低圧成形された
錠剤を、約15〜約50℃、相対湿度約70〜約85%
の湿度下に放置し、非晶質乳糖を結晶乳糖に変換させる
ことを特徴とする口腔内崩壊錠の製造法。
【0027】
【実施例】以下に参考例及び実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
【0028】参考例―― 非晶質乳糖の調製法 アルファー1水和結晶乳糖(DMV社製)を10%溶液
となるように精製水に溶解する。−30℃で乳糖の10
%溶液を凍結した後、凍結乾燥装置(BSC−2L 東
京理科器械(株)〕を用い48時間凍結乾燥し、非晶質
乳糖を得た。凍結乾燥後、80メッシュ篩で篩過し、実
施例1及び2の口腔内崩壊錠製造に用いた。
【0029】なお、得られた非晶質乳糖が粉末X線回折
分析により非結晶状であることを確認した。
【0030】実施例 1――
【表1】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 一錠あたりの処方 仕込み処方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ クエン酸モサプリド 5 mg 5 g 非晶質乳糖 75 mg 75 g マンニトール 適量 適量エル −メントール 1 mg 1 g ステアリン酸マグネシウム 1.5mg 1.5g ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 合計 300 mg 300 g
【0031】マンニトールとクエン酸モサプリドをポリ
袋で混合し、乳鉢に入れ水20gを加え乳棒で練合し、
箱型乾燥機で50℃で16時間乾燥した。24メッシュ篩で
整粒後、非晶質乳糖、ステアリン酸マグネシウムを加え
ポリ袋で混合し、単発打錠機(2B型、菊水製作所)を
用い、低圧で硬度0.5kgに成形した。さらに錠剤を
40℃、相対湿度75%で12時間エージングし、1錠
あたり300 mgの口腔内崩壊錠を得た。
【0032】実施例 2――
【表2】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 一錠あたりの処方 仕込み処方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ クエン酸モサプリド 5 mg 50 g 非晶質乳糖 30 mg 300 g ヒドロキシプロピルセルロース 6 mg 60 g マンニトール 適量 適量エル −メントール 1 mg 10 g ステアリン酸マグネシウム 1.5mg 15 g ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 合計 300 mg 3000 g
【0033】流動造粒装置(フローコーター;FLO−
5、フロイント産業)を用いクエン酸モサプリド及びマ
ンニトールを流動し、水 1200 g に溶解したヒドロキシ
プロピルセルロース(L)を噴霧、造粒した。品温が40
℃まで上昇するまで引き続き流動層内で乾燥した。32メ
ッシュスクリーンを取り付けたツインロータで整粒後、
非晶質乳糖、エル−メントール及びステアリン酸マグネシ
ウムを添加しV型混合機を用い混合し打錠用顆粒とし、
ロータリー打錠機を用い、低圧で硬度0.8kgに成形し
た。さらに錠剤を40℃、相対湿度75%で12時間エ
ージングし、1錠あたり300 mgの口腔内崩壊錠を得た。
【0034】比較例 1―― 実施例1における非晶質乳糖の代わりに無水ベータ乳糖
(商品名:アンヒドロックス、ボルキュロ社製)を用い
て実施例1と同様にして錠剤を得た。
【0035】比較例 2―― 実施例2における非晶質乳糖の代わりにアルファー1水
和結晶乳糖(DMV社製)を用いて実施例2と同様にし
て錠剤を得た。
【0036】下記表3及び表4に実施例及び比較例の錠
剤の硬度及び口腔内での崩壊時間の結果を示す。なお、
口腔内での崩壊時間として健康な成人男子5名をパネラ
ーとして選び、口腔内で錠剤をかまずに、舌で軽く触れ
た状態で錠剤が崩壊するまでの時間を測定した。以下の
硬度及び崩壊時間の実験結果において、硬度については
2.5kg以上、口腔内での崩壊時間が30秒以内であ
る錠剤が、口腔内崩壊錠としての目的を達成するものと
評価した。
【0037】
【表3】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 口腔内 錠剤 崩壊時間*2 硬度*1 硬度*2 硬度*3 硬度*4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例1 25秒 3.0kg 3.4kg 3.2kg 3.1kg 実施例2 20秒 2.7kg 3.3kg 2.9kg 2.9kg ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━*1 :製造直後の硬度*2 :自然乾燥後の硬度又は崩壊時間(20-25 ℃、湿度50〜60%、1日放置)*3 :25℃, 相対湿度75%で4時間放置後の硬度*4 :25℃, 相対湿度75%で3日間放置後の硬度
【0038】
【表4】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 口腔内 錠剤 崩壊時間*2 硬度*1 硬度*2 硬度*3 硬度*4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 比較例1 10秒 0.1kg 0.3kg 0.3kg 0.2kg 比較例2 20秒 0.3kg 2.8kg 0.2kg 0.2kg ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━*1 :製造直後の硬度*2 :自然乾燥後の硬度又は崩壊時間(20-25 ℃、湿度50〜60%、1日放置)*3 :25℃, 相対湿度75%で4時間放置後の硬度*4 :25℃, 相対湿度75%で3日間放置後の硬度
【0039】上記表3及び表4から明らかなように、実
施例1及び2の錠剤ではいずれも良好な硬度と口腔内で
の崩壊時間を示したが、比較例1の錠剤では硬度が十分
ではなく、また比較例2の錠剤では、自然乾燥によって
一時的に硬度が上昇するが、さらに高湿度下に放置する
と顕著な硬度の減少が認められた。
【0040】
【発明の効果】本発明の製造法では、非晶質乳糖から結
晶乳糖への転移が高湿度下で起こるため、目的とする口
腔内崩壊錠が容易に且つ効率的に得られるばかりでな
く、打錠までの作業において低湿度に保つ必要がなく、
湿度管理が容易である。さらに、本発明の製造法によっ
て製造される口腔内崩壊錠は十分な強度と良好な口腔内
崩壊性を示し、高湿度下においても強度が減少しない利
点を有する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非晶質乳糖約5〜約40重量%を含有す
    る低圧成形された錠剤を相対湿度約60〜約90%の湿
    度下に放置し、非晶質乳糖を結晶乳糖に変換させること
    を特徴とする口腔内崩壊錠の製造法。
  2. 【請求項2】 非晶質乳糖の含量が約10〜約30重量
    %である請求項1記載の口腔内崩壊錠の製造法。
  3. 【請求項3】 相対湿度が約70〜約85%である請求
    項1又は2に記載の口腔内崩壊錠の製造法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項記載の製造
    法により製造される口腔内崩壊錠。
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