JPH11349311A - カーボンブラック - Google Patents
カーボンブラックInfo
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- JPH11349311A JPH11349311A JP10155806A JP15580698A JPH11349311A JP H11349311 A JPH11349311 A JP H11349311A JP 10155806 A JP10155806 A JP 10155806A JP 15580698 A JP15580698 A JP 15580698A JP H11349311 A JPH11349311 A JP H11349311A
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- Japan
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- carbon black
- surface area
- particle diameter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高分子縮合芳香族成分の低減された鉱物油中に
おいても分散性の良好なカーボンブラックを提供するこ
とができ、優れた特性のインク組成物の調製が可能なカ
ーボンブラックを得る。 【解決手段】粒子径が32〜52nm、比表面積が40
〜80m2/g、pHが2.9以下であるカーボンブラ
ック。
おいても分散性の良好なカーボンブラックを提供するこ
とができ、優れた特性のインク組成物の調製が可能なカ
ーボンブラックを得る。 【解決手段】粒子径が32〜52nm、比表面積が40
〜80m2/g、pHが2.9以下であるカーボンブラ
ック。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種インキ等の黒
色顔料として好適に用いられるカーボンブラックに関す
る。
色顔料として好適に用いられるカーボンブラックに関す
る。
【0002】
【従来技術】カーボンブラックは新聞インキや印刷イン
キ並びに塗料や樹脂の黒色顔料として使用されている。
黒色新聞インキや印刷インキは、樹脂ビヒクル、鉱物
油、添加剤、カーボンブラックを予備混合した後、3本
ロールや、ビーズミルを使いカーボンブラックをビヒク
ル中に分散して製造している。これらインキに要求され
る特性としては、印刷が良好にできること、印字物の濃
度があること等がある。
キ並びに塗料や樹脂の黒色顔料として使用されている。
黒色新聞インキや印刷インキは、樹脂ビヒクル、鉱物
油、添加剤、カーボンブラックを予備混合した後、3本
ロールや、ビーズミルを使いカーボンブラックをビヒク
ル中に分散して製造している。これらインキに要求され
る特性としては、印刷が良好にできること、印字物の濃
度があること等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、インキに使
用される鉱物油中には、PAH(polycyclic aromatich
ydrocarbon)を初めとする多環芳香族成分が含有されて
いる。ところで、この多環芳香族成分とは一般的には2
〜3環以上の物であるが、この多環芳香族成分は毒性を
有することが知られており、安全性の面あるいは資源の
枯渇の問題からはこの多環芳香族成分の量は低減される
ことが望ましいと考えられる。一方、これらインキに使
われるカーボンブラックとしては、以前はチャンネル法
で得られたカーボンブラックであるチャンネルブラック
が使われてきたが、歩留まりが低い、環境汚染が激しい
等の理由で、近年では歩留まりが良く環境汚染の少ない
ファーネス法で得られたファーネスカーボンブラックが
主に使われている。
用される鉱物油中には、PAH(polycyclic aromatich
ydrocarbon)を初めとする多環芳香族成分が含有されて
いる。ところで、この多環芳香族成分とは一般的には2
〜3環以上の物であるが、この多環芳香族成分は毒性を
有することが知られており、安全性の面あるいは資源の
枯渇の問題からはこの多環芳香族成分の量は低減される
ことが望ましいと考えられる。一方、これらインキに使
われるカーボンブラックとしては、以前はチャンネル法
で得られたカーボンブラックであるチャンネルブラック
が使われてきたが、歩留まりが低い、環境汚染が激しい
等の理由で、近年では歩留まりが良く環境汚染の少ない
ファーネス法で得られたファーネスカーボンブラックが
主に使われている。
【0004】しかしながら、ファーネス法で得られたカ
ーボンブラックは、燃料を燃やした高温燃焼ガス中で炭
化水素を還元雰囲気で熱分解して作るため、空気中の低
温の酸化雰囲気で作るチャンネルブラックに比べ、酸素
含有量が著しく少ない。そして、このファーネスカーボ
ンブラックを上記のような多環芳香族の成分が低減した
鉱物油中に分散してインキを調製すると、従来のインキ
に比べて流動性が劣り、印刷機で印字した際には、印字
がうまく出来ないと言う問題が生ずることが判明した。
多環芳香族成分含有量が少ない鉱物油を使用しても、分
散性が良く、インキにした時、流動性が良く、印字性が
良好で、印字濃度が高く、汚れの少ないカーボンブラッ
クが望まれていた。
ーボンブラックは、燃料を燃やした高温燃焼ガス中で炭
化水素を還元雰囲気で熱分解して作るため、空気中の低
温の酸化雰囲気で作るチャンネルブラックに比べ、酸素
含有量が著しく少ない。そして、このファーネスカーボ
ンブラックを上記のような多環芳香族の成分が低減した
鉱物油中に分散してインキを調製すると、従来のインキ
に比べて流動性が劣り、印刷機で印字した際には、印字
がうまく出来ないと言う問題が生ずることが判明した。
多環芳香族成分含有量が少ない鉱物油を使用しても、分
散性が良く、インキにした時、流動性が良く、印字性が
良好で、印字濃度が高く、汚れの少ないカーボンブラッ
クが望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決すべく鋭意検討した結果、粒子径が32〜52
nm、比表面積が40〜80m2/gでpHが2.9以
下のカーボンブラックを、多環芳香族成分含有量が少な
い鉱物油を使ったインキの顔料として使った時に、イン
キ流動性が良くなることを見いだし、本発明に至った。
すなわち、本発明は、粒子径が32〜52nm、比表面
積が40〜80m2/g、pHが2.9以下であるカー
ボンブラックに存する。
題を解決すべく鋭意検討した結果、粒子径が32〜52
nm、比表面積が40〜80m2/gでpHが2.9以
下のカーボンブラックを、多環芳香族成分含有量が少な
い鉱物油を使ったインキの顔料として使った時に、イン
キ流動性が良くなることを見いだし、本発明に至った。
すなわち、本発明は、粒子径が32〜52nm、比表面
積が40〜80m2/g、pHが2.9以下であるカー
ボンブラックに存する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のカーボンブラックは、一
般的なファーネスタイプの炉で作ることができる。ファ
ーネス炉は、燃料を酸素含有ガスで燃焼し高温ガスを発
生する部分、引き続いて高温ガス中に原料となる芳香族
炭化水素を導入して不完全燃焼によりカーボンブラック
を生成する部分、さらにカーボンブラック含有高温ガス
を水等で冷却し、反応を停止する反応停止部分から成
る。本発明のカーボンブラックを得るためには、このよ
うなファーネス炉を用いて得たファーネスカーボンブラ
ックを、さらに硝酸やオゾン等の酸化剤で酸化処理を行
うことにより容易に得ることができる。
般的なファーネスタイプの炉で作ることができる。ファ
ーネス炉は、燃料を酸素含有ガスで燃焼し高温ガスを発
生する部分、引き続いて高温ガス中に原料となる芳香族
炭化水素を導入して不完全燃焼によりカーボンブラック
を生成する部分、さらにカーボンブラック含有高温ガス
を水等で冷却し、反応を停止する反応停止部分から成
る。本発明のカーボンブラックを得るためには、このよ
うなファーネス炉を用いて得たファーネスカーボンブラ
ックを、さらに硝酸やオゾン等の酸化剤で酸化処理を行
うことにより容易に得ることができる。
【0007】本発明においては、カーボンブラックの粒
子径は32〜52nmとする。黒色インキには、印刷を
した時に、黒度が高いことが求められているが、この黒
度は一般的にはカーボンブラックの粒子径に依存してお
り、小粒子径のカーボンブラックが一般的には黒度が高
くなるが、一方でこのような小粒径のカーボンブラック
ではインキの流動性が悪くなる傾向にある。本発明にお
いては粒子径として32〜52nmとすることにより黒
色度と流動性のバランスを優れたものとすることができ
る。さらに最近のオフセット高速輪転機には高流動性イ
ンキが求められているが、この場合には粒子径を38n
mより大きくする事により、著しく流動性が良くなり好
ましい。一方で、粒子径が52nmを超える大きなもの
は印刷物を手で触ると汚れるという欠点がある。好まし
くは、32〜48nm、特に好ましくは38〜48nm
の粒子径の範囲とする。この範囲でインキの流動性が非
常に優れると同時に印刷物を手で触った際の手の汚れも
抑えられる。
子径は32〜52nmとする。黒色インキには、印刷を
した時に、黒度が高いことが求められているが、この黒
度は一般的にはカーボンブラックの粒子径に依存してお
り、小粒子径のカーボンブラックが一般的には黒度が高
くなるが、一方でこのような小粒径のカーボンブラック
ではインキの流動性が悪くなる傾向にある。本発明にお
いては粒子径として32〜52nmとすることにより黒
色度と流動性のバランスを優れたものとすることができ
る。さらに最近のオフセット高速輪転機には高流動性イ
ンキが求められているが、この場合には粒子径を38n
mより大きくする事により、著しく流動性が良くなり好
ましい。一方で、粒子径が52nmを超える大きなもの
は印刷物を手で触ると汚れるという欠点がある。好まし
くは、32〜48nm、特に好ましくは38〜48nm
の粒子径の範囲とする。この範囲でインキの流動性が非
常に優れると同時に印刷物を手で触った際の手の汚れも
抑えられる。
【0008】粒子径は以下の透過型電子顕微鏡観察方法
で測定される。この方法は、まずカーボンブラックをク
ロロホルムに投入し200KHzの超音波を20分間照
射して分散させた後、分散試料を支持膜に固定する。こ
れを透過型電子顕微鏡で写真撮影し、写真上の直径と写
真の拡大倍率により粒子径を計算する。この操作を15
00回にわたって実施し、それらの値の算術平均により
求める。この粒子径を32〜52nmに制御するために
は、燃焼部分で燃焼する燃料と酸化ガスの比を変化さ
せ、燃焼ガスの温度を変化させて行うことができる。こ
の燃焼ガス温度が高いと小さな粒子径が出来、逆に温度
が低いと大きな粒子径が出来る。本発明においてカーボ
ンブラックの比表面積は、40〜80m2/gとする。
80m2/gを超えると得られるインキの流動性が悪く
なる。一方、40m2/g未満だと、得られるインキの
耐摩性が十分ではない。比表面積は、一般的には粒子径
に逆比例をし、小さな粒子径のものは、比表面積が大き
い。また、不完全燃焼によりカーボンブラックが生成し
て冷却までの時間が長くなると、カーボンブラックと燃
焼ガスで発生した水蒸気や炭酸ガスとが反応し、カーボ
ンブラックの表面が凸凹になるため比表面積が大きくな
るので、冷却までの時間を制御して比表面積を制御する
ことができる。尚、比表面積は窒素吸着によるものであ
りASTM D3037−88のC法により求めること
ができる。
で測定される。この方法は、まずカーボンブラックをク
ロロホルムに投入し200KHzの超音波を20分間照
射して分散させた後、分散試料を支持膜に固定する。こ
れを透過型電子顕微鏡で写真撮影し、写真上の直径と写
真の拡大倍率により粒子径を計算する。この操作を15
00回にわたって実施し、それらの値の算術平均により
求める。この粒子径を32〜52nmに制御するために
は、燃焼部分で燃焼する燃料と酸化ガスの比を変化さ
せ、燃焼ガスの温度を変化させて行うことができる。こ
の燃焼ガス温度が高いと小さな粒子径が出来、逆に温度
が低いと大きな粒子径が出来る。本発明においてカーボ
ンブラックの比表面積は、40〜80m2/gとする。
80m2/gを超えると得られるインキの流動性が悪く
なる。一方、40m2/g未満だと、得られるインキの
耐摩性が十分ではない。比表面積は、一般的には粒子径
に逆比例をし、小さな粒子径のものは、比表面積が大き
い。また、不完全燃焼によりカーボンブラックが生成し
て冷却までの時間が長くなると、カーボンブラックと燃
焼ガスで発生した水蒸気や炭酸ガスとが反応し、カーボ
ンブラックの表面が凸凹になるため比表面積が大きくな
るので、冷却までの時間を制御して比表面積を制御する
ことができる。尚、比表面積は窒素吸着によるものであ
りASTM D3037−88のC法により求めること
ができる。
【0009】本発明のカーボンブラックではさらに、p
Hが2.9を超えないものとする。好ましくはpHが
1.0〜2.9のものとする。pHが2.9を超えると
インキの流動性が十分ではない。一方、pHが1.0未
満となるまでカーボンブラックの酸化を進めてもコスト
が高く、メリットが少ない。カーボンブラックの揮発分
は1.3%以上とするのが好ましい。特に好ましくは、
揮発分が1.3〜5.0%とする。揮発分が1.3%未
満だとインクの流動性が低いことがある。一方、揮発分
が5.0%を超えるものを製造するのは以下に説明する
ようにコスト上、好ましくない。揮発分はJISK62
21−1982に記載の方法で測定されるが950℃に
カーボンブラックを加熱した時に生ずる減量である。こ
の減量は、カーボンブラックの表面に結合している、表
面酸素官能基に由来すると考えられる。揮発分量の制御
は、以下に説明する酸化処理の欄で説明する。
Hが2.9を超えないものとする。好ましくはpHが
1.0〜2.9のものとする。pHが2.9を超えると
インキの流動性が十分ではない。一方、pHが1.0未
満となるまでカーボンブラックの酸化を進めてもコスト
が高く、メリットが少ない。カーボンブラックの揮発分
は1.3%以上とするのが好ましい。特に好ましくは、
揮発分が1.3〜5.0%とする。揮発分が1.3%未
満だとインクの流動性が低いことがある。一方、揮発分
が5.0%を超えるものを製造するのは以下に説明する
ようにコスト上、好ましくない。揮発分はJISK62
21−1982に記載の方法で測定されるが950℃に
カーボンブラックを加熱した時に生ずる減量である。こ
の減量は、カーボンブラックの表面に結合している、表
面酸素官能基に由来すると考えられる。揮発分量の制御
は、以下に説明する酸化処理の欄で説明する。
【0010】また、高分子芳香族成分の少ない鉱物油を
用いたときに流動性をさらに良くするためには、カーボ
ンブラックの表面に表面酸化官能基を増加することが良
いことが本発明者等により発見された。各種の酸化剤を
用いカーボンブラックの表面を酸化処理することによ
り、カーボンブラックの表面酸化官能基を増加させるこ
とができる。この際、用いられる酸化剤には、過酸化水
素、次亜塩素酸類、硝酸類、オゾン、空気等が挙げられ
る。
用いたときに流動性をさらに良くするためには、カーボ
ンブラックの表面に表面酸化官能基を増加することが良
いことが本発明者等により発見された。各種の酸化剤を
用いカーボンブラックの表面を酸化処理することによ
り、カーボンブラックの表面酸化官能基を増加させるこ
とができる。この際、用いられる酸化剤には、過酸化水
素、次亜塩素酸類、硝酸類、オゾン、空気等が挙げられ
る。
【0011】酸化の方法はどのような方法を用いても良
いが、酸化効率が高く、不純物の残存が少ない硝酸類や
オゾンが好適に用いられる。このようにカーボンブラッ
クを酸化すると、カーボンブラックの揮発分が増加し、
pHが低下し、全酸性基が増加する。従って酸化処理の
方法及び程度を適宜選択して、pHを本発明で規定する
範囲内に調整し、更に好ましくは揮発分、全酸性基の量
を本願において説明する望ましい範囲に調整することが
できる。その場合の調整方法は以下に説明するところに
依ることができる。硝酸類を用いる場合は、カーボンブ
ラックと硝酸、あるいはカーボンブラックと窒素酸化物
とを100℃から180℃で反応した後、窒素や空気ガ
スを流しながら150℃から200℃に加熱を行い、表
面に付着している窒素酸化物を脱離する。一方オゾンガ
スで反応させる場合は、カーボンブラックとオゾンを常
温で接触するだけで反応が進む。オゾンガスは、一般に
はガラス管に挟んだ電極間酸素含有ガスを流しながら無
声放電をしてオゾンを発生させる。
いが、酸化効率が高く、不純物の残存が少ない硝酸類や
オゾンが好適に用いられる。このようにカーボンブラッ
クを酸化すると、カーボンブラックの揮発分が増加し、
pHが低下し、全酸性基が増加する。従って酸化処理の
方法及び程度を適宜選択して、pHを本発明で規定する
範囲内に調整し、更に好ましくは揮発分、全酸性基の量
を本願において説明する望ましい範囲に調整することが
できる。その場合の調整方法は以下に説明するところに
依ることができる。硝酸類を用いる場合は、カーボンブ
ラックと硝酸、あるいはカーボンブラックと窒素酸化物
とを100℃から180℃で反応した後、窒素や空気ガ
スを流しながら150℃から200℃に加熱を行い、表
面に付着している窒素酸化物を脱離する。一方オゾンガ
スで反応させる場合は、カーボンブラックとオゾンを常
温で接触するだけで反応が進む。オゾンガスは、一般に
はガラス管に挟んだ電極間酸素含有ガスを流しながら無
声放電をしてオゾンを発生させる。
【0012】揮発分量を制御するためには、カーボンブ
ラックと酸化剤の比を変えることで可能となり、酸化剤
量が多いほど揮発分量は多くなる。しかしながら、比表
面積の小さなカーボンブラックは低い値で飽和する傾向
がある。また、カーボンブラックのpHは、JISK6
221−1982で測定される。揮発分量が多ければ多
い程pHが低くなるが、使用する酸化剤の種類により、
同じ揮発分量でもpHが異なることが判明した。また、
理由は定かではないが、同一揮発分量において、酸化剤
として、酸素、過酸化水素、硝酸、オゾンの順番でpH
が低くなることが本発明者らの検討により明らかとなっ
た。
ラックと酸化剤の比を変えることで可能となり、酸化剤
量が多いほど揮発分量は多くなる。しかしながら、比表
面積の小さなカーボンブラックは低い値で飽和する傾向
がある。また、カーボンブラックのpHは、JISK6
221−1982で測定される。揮発分量が多ければ多
い程pHが低くなるが、使用する酸化剤の種類により、
同じ揮発分量でもpHが異なることが判明した。また、
理由は定かではないが、同一揮発分量において、酸化剤
として、酸素、過酸化水素、硝酸、オゾンの順番でpH
が低くなることが本発明者らの検討により明らかとなっ
た。
【0013】酸化を進めると以上のような物性変化が起
こるが、インクにおける流動性が向上する条件として揮
発分が1.3%以上で、pHが2.9以下のものが流動
性が特に大きく向上するが、本発明の粒子径32〜52
nmのカーボンブラックを酸化した場合、揮発分を5.
0%以上にすることは、コスト高になり、メリットが期
待できない。さらに、沃素吸着量は、JISK6217
で測定されるが、酸化が進めば進むほど、低くなる傾向
にある。逆に全酸性基は酸化が進むほど多くなる傾向に
あり、これは酸化温度や脱離温度により異なることが本
発明者らにより確認されている。沃素吸着量としては、
20〜60mg/gが望ましい。
こるが、インクにおける流動性が向上する条件として揮
発分が1.3%以上で、pHが2.9以下のものが流動
性が特に大きく向上するが、本発明の粒子径32〜52
nmのカーボンブラックを酸化した場合、揮発分を5.
0%以上にすることは、コスト高になり、メリットが期
待できない。さらに、沃素吸着量は、JISK6217
で測定されるが、酸化が進めば進むほど、低くなる傾向
にある。逆に全酸性基は酸化が進むほど多くなる傾向に
あり、これは酸化温度や脱離温度により異なることが本
発明者らにより確認されている。沃素吸着量としては、
20〜60mg/gが望ましい。
【0014】黒色インキには、印刷をした時に黒度が高
いことが求められているが、この黒度は一般的にはカー
ボンブラックの粒子径とDBP吸油量とに依存してお
り、小粒径でDBP吸油量の小さいものが一般的には黒
度が高くなるが、その一方でこのようなカーボンブラッ
クはインキの流動性が悪くなる傾向にある。そこで粒子
径、DBP吸油量ともにある範囲の物が黒色度と流動性
のバランスが特に優れている。本発明においては粒子径
では32〜52nm、DBP吸油量では30〜100c
m3/100gの物が好適に用いられる。この範囲より
も吸油量が高いものは印刷物を手で触ると汚れると言う
欠点もある。このDBP吸油量はJISK6217−1
997に記載の方法で測定される。またDBP吸油量
は、炉内においてカーボンブラックの生成する領域にア
ルカリ金属塩を導入することにより制御することが、カ
ーボンブラックの製造においては一般的に行われてい
る。このアルカリ金属濃度が高ければ高いほど低DBP
吸油量のカーボンブラックを生成出来る。
いことが求められているが、この黒度は一般的にはカー
ボンブラックの粒子径とDBP吸油量とに依存してお
り、小粒径でDBP吸油量の小さいものが一般的には黒
度が高くなるが、その一方でこのようなカーボンブラッ
クはインキの流動性が悪くなる傾向にある。そこで粒子
径、DBP吸油量ともにある範囲の物が黒色度と流動性
のバランスが特に優れている。本発明においては粒子径
では32〜52nm、DBP吸油量では30〜100c
m3/100gの物が好適に用いられる。この範囲より
も吸油量が高いものは印刷物を手で触ると汚れると言う
欠点もある。このDBP吸油量はJISK6217−1
997に記載の方法で測定される。またDBP吸油量
は、炉内においてカーボンブラックの生成する領域にア
ルカリ金属塩を導入することにより制御することが、カ
ーボンブラックの製造においては一般的に行われてい
る。このアルカリ金属濃度が高ければ高いほど低DBP
吸油量のカーボンブラックを生成出来る。
【0015】これら粒子径、DBP吸油量は、酸化処理
によってほとんど変化しないので、本発明のカーボンブ
ラックを得るにはこれら適切な範囲の粒子径、DBP吸
収油量のカーボンブラックを適宜選択して酸化処理を行
い、得られた酸化カーボンブラックの物性が本発明の範
囲内となるべく処理すればよい。本発明において、カー
ボンブラックの全酸性基の量は、0.5μequ/m2
以上とするのが好ましい。特に好ましくは1.0μeq
u/m2以上である。カーボンブラックの全酸性基を求
める方法は以下の方法によることができる。カーボンブ
ラックを約1g取り、0.01N NaOHを60cc
入れた三角フラスコに入れ、窒素を三角フラスコに流
し、スターラで6時間撹拌をして反応をする。この反応
物を0.1ミクロンのメンブランフィルターを用い濾過
を行い、濾過液を得る。この濾過液を40cc取り、
0.025N塩酸を用い自動中和滴定装置で滴定を行い
濾過液のNaOH濃度を求める。カーボンブラックの全
酸性基は次の計算により求めることが出来る。
によってほとんど変化しないので、本発明のカーボンブ
ラックを得るにはこれら適切な範囲の粒子径、DBP吸
収油量のカーボンブラックを適宜選択して酸化処理を行
い、得られた酸化カーボンブラックの物性が本発明の範
囲内となるべく処理すればよい。本発明において、カー
ボンブラックの全酸性基の量は、0.5μequ/m2
以上とするのが好ましい。特に好ましくは1.0μeq
u/m2以上である。カーボンブラックの全酸性基を求
める方法は以下の方法によることができる。カーボンブ
ラックを約1g取り、0.01N NaOHを60cc
入れた三角フラスコに入れ、窒素を三角フラスコに流
し、スターラで6時間撹拌をして反応をする。この反応
物を0.1ミクロンのメンブランフィルターを用い濾過
を行い、濾過液を得る。この濾過液を40cc取り、
0.025N塩酸を用い自動中和滴定装置で滴定を行い
濾過液のNaOH濃度を求める。カーボンブラックの全
酸性基は次の計算により求めることが出来る。
【0016】
【数1】
【0017】この全酸性基を比表面積で割る事で、単位
表面積当たりの全酸性基量が求められる。
表面積当たりの全酸性基量が求められる。
【0018】以上説明した本発明のカーボンブラックを
鉱物油に分散させて流動性の良好なインク組成物とする
ことができる。インク組成物の調製方法は特に制限され
ず従来方法を適宜選択して調製すればよい。鉱物油とし
ても従来より用いられているものをいずれも制限なく使
用することができるが、特に好ましくは多環芳香族成分
含有量が3wt%以下、特に好ましくは2wt%以下の
ものとすれば、環境上、資源保護上も好ましい。ここ
で、多環芳香族成分含有量の測定は、英国IP346/
92により行うことができる。特に新聞インキの調製に
は、上述した本発明のカーボンブラックと鉱物油そして
ワニスを配合して調製する。調製方法は一般的な方法を
採用することができ、またワニスとしても一般的なもの
を使用することができる。以下、本発明を実施例を用い
て更に具体的に説明する。
鉱物油に分散させて流動性の良好なインク組成物とする
ことができる。インク組成物の調製方法は特に制限され
ず従来方法を適宜選択して調製すればよい。鉱物油とし
ても従来より用いられているものをいずれも制限なく使
用することができるが、特に好ましくは多環芳香族成分
含有量が3wt%以下、特に好ましくは2wt%以下の
ものとすれば、環境上、資源保護上も好ましい。ここ
で、多環芳香族成分含有量の測定は、英国IP346/
92により行うことができる。特に新聞インキの調製に
は、上述した本発明のカーボンブラックと鉱物油そして
ワニスを配合して調製する。調製方法は一般的な方法を
採用することができ、またワニスとしても一般的なもの
を使用することができる。以下、本発明を実施例を用い
て更に具体的に説明する。
【0019】
【実施例】(実施例1)一般的なファーネス炉を用い、
粒子径40nm、DBP吸油量63cm3/100gの
カーボンブラックを製造した。このカーボンブラック2
0gを、10cmの直径で高さ30cmの底部に目皿を
有するガラス反応器に入れ、その底から、空気を原料ガ
スとして、PCI社製のオゾン発生器により発生した、
オゾン濃度10wt%のガスを3リットル/minで1
0分間導入した。
粒子径40nm、DBP吸油量63cm3/100gの
カーボンブラックを製造した。このカーボンブラック2
0gを、10cmの直径で高さ30cmの底部に目皿を
有するガラス反応器に入れ、その底から、空気を原料ガ
スとして、PCI社製のオゾン発生器により発生した、
オゾン濃度10wt%のガスを3リットル/minで1
0分間導入した。
【0020】このカーボンブラックを取り出し各種物性
を測定し、表−1に示した。このカーボンブラック10
g取り日本石油(株)製鉱物油「インクソフト10」を
90gとを2mmのガラスビーズ90gを入れたマヨネ
ーズ瓶に入れ、レッドデビル社のペイントコンディショ
ナーで2時間分散をして分散液を作った。この分散液1
gをガラス板に置き、0.5時間静置した後、ガラス板
を90度傾け、液の流れる速度を10分間測定した。
を測定し、表−1に示した。このカーボンブラック10
g取り日本石油(株)製鉱物油「インクソフト10」を
90gとを2mmのガラスビーズ90gを入れたマヨネ
ーズ瓶に入れ、レッドデビル社のペイントコンディショ
ナーで2時間分散をして分散液を作った。この分散液1
gをガラス板に置き、0.5時間静置した後、ガラス板
を90度傾け、液の流れる速度を10分間測定した。
【0021】この結果を表−2に静置流度として示し
た。また、汚れ性は「色材工学ハンドブックII色材各論
/II−III 印刷インキ」の1000〜1001頁に記
載されているインキの耐摩性テスト方法を用いた。な
お、上記耐摩性テストにおけるラブオフ減少率を求めて
実施例1を10点、実施例3を7点として比例配分を行
い指数付けした。この点数が少ない程、手汚れが少なく
なる。さらに、RIテスターを用いて、インキを紙に転
写し、一日乾燥後、目視で印刷濃度を確認し、実施例1
を10点、実施例3を12点として指数付けをした。こ
の点数が高い程、印刷濃度が高い。
た。また、汚れ性は「色材工学ハンドブックII色材各論
/II−III 印刷インキ」の1000〜1001頁に記
載されているインキの耐摩性テスト方法を用いた。な
お、上記耐摩性テストにおけるラブオフ減少率を求めて
実施例1を10点、実施例3を7点として比例配分を行
い指数付けした。この点数が少ない程、手汚れが少なく
なる。さらに、RIテスターを用いて、インキを紙に転
写し、一日乾燥後、目視で印刷濃度を確認し、実施例1
を10点、実施例3を12点として指数付けをした。こ
の点数が高い程、印刷濃度が高い。
【0022】この「インクソフト10」の多環芳香族成
分分析値は0.7wt%であり、従来使用されていた1
号スピンドルオイルの多環芳香族成分分析値4.5wt
%に比べて著しく減少している。これらの分析値は日本
石油の公表値である。
分分析値は0.7wt%であり、従来使用されていた1
号スピンドルオイルの多環芳香族成分分析値4.5wt
%に比べて著しく減少している。これらの分析値は日本
石油の公表値である。
【0023】(実施例2)一般的なファーネス炉を用
い、粒子径40nm、比表面積56m2/g、DBP吸
油量76cm3/100gのカーボンブラックを製造し
た。このカーボンブラック20gを、10cmの直径を
有し高さ30cmの底部に目皿を有するガラス反応器に
入れ、その底から、空気を原料ガスとして、PCI社製
のオゾン発生器により発生した、オゾン濃度10wt%
のガスを3リットル/minで10分導入した。このカ
ーボンブラックを取り出して各種物性を測定し、表−1
に示した。さらに実施例1と同様に流動性、汚れ性、印
刷濃度を測定し、表−2に示した。
い、粒子径40nm、比表面積56m2/g、DBP吸
油量76cm3/100gのカーボンブラックを製造し
た。このカーボンブラック20gを、10cmの直径を
有し高さ30cmの底部に目皿を有するガラス反応器に
入れ、その底から、空気を原料ガスとして、PCI社製
のオゾン発生器により発生した、オゾン濃度10wt%
のガスを3リットル/minで10分導入した。このカ
ーボンブラックを取り出して各種物性を測定し、表−1
に示した。さらに実施例1と同様に流動性、汚れ性、印
刷濃度を測定し、表−2に示した。
【0024】(実施例3)一般的なファーネス炉を用
い、粒子径42nm、比表面積77m2/g、DBP吸
油量84cm3/100gのカーボンブラックを製造し
た。このカーボンブラック20gを、10cmの直径を
有し高さ30cmの底部に目皿を有するガラス反応器に
入れ、その底から、空気を原料ガスとして、PCI社製
のオゾン発生器により発生した、オゾン濃度10wt%
のガスを3リットル/minで10分導入した。このカ
ーボンブラックを取り出して各種物性を測定し、表−1
に示した。さらに実施例1と同様に流動性、汚れ性、印
刷濃度を測定し、表−2に示した。
い、粒子径42nm、比表面積77m2/g、DBP吸
油量84cm3/100gのカーボンブラックを製造し
た。このカーボンブラック20gを、10cmの直径を
有し高さ30cmの底部に目皿を有するガラス反応器に
入れ、その底から、空気を原料ガスとして、PCI社製
のオゾン発生器により発生した、オゾン濃度10wt%
のガスを3リットル/minで10分導入した。このカ
ーボンブラックを取り出して各種物性を測定し、表−1
に示した。さらに実施例1と同様に流動性、汚れ性、印
刷濃度を測定し、表−2に示した。
【0025】(比較例1〜3)実施例1〜3で使用した
カーボンブラックを、酸化することなくそのまま用い、
実施例1〜3と同様の方法で分散液を作成し、それぞれ
実施例1〜3と同様に流動性、汚れ性、印刷濃度を測定
して表−2に示した。
カーボンブラックを、酸化することなくそのまま用い、
実施例1〜3と同様の方法で分散液を作成し、それぞれ
実施例1〜3と同様に流動性、汚れ性、印刷濃度を測定
して表−2に示した。
【0026】(比較例4、5)三菱化学(株)製カーボ
ンブラック「MA220」、「MA7」を酸化すること
なくそのまま用いた以外は実施例1〜3と同様の方法で
分散液を調製して、同様の方法により評価を実施した。
比較例1〜3では揮発分が本発明で規定する範囲を外れ
ており、インキの耐摩性が十分でない。一方、比較例
4、5では比表面積が本発明の範囲を外れており、比較
例4ではインキの耐摩性が十分ではなく、比較例5では
インキの静置流度の値からわかるように流動性が十分で
ない。なお、表−1中、粒子径の単位はnm、比表面積
の単位はm2/g、揮発分の単位は%、沃素吸着量の単
位はmg/g、DBP吸油量の単位はcm3/100
g、単位表面積当たりの全酸性基の単位はμequ/m
2である。
ンブラック「MA220」、「MA7」を酸化すること
なくそのまま用いた以外は実施例1〜3と同様の方法で
分散液を調製して、同様の方法により評価を実施した。
比較例1〜3では揮発分が本発明で規定する範囲を外れ
ており、インキの耐摩性が十分でない。一方、比較例
4、5では比表面積が本発明の範囲を外れており、比較
例4ではインキの耐摩性が十分ではなく、比較例5では
インキの静置流度の値からわかるように流動性が十分で
ない。なお、表−1中、粒子径の単位はnm、比表面積
の単位はm2/g、揮発分の単位は%、沃素吸着量の単
位はmg/g、DBP吸油量の単位はcm3/100
g、単位表面積当たりの全酸性基の単位はμequ/m
2である。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【発明の効果】本発明により、高分子縮合芳香族成分の
低減された鉱物油中においても分散性の良好なカーボン
ブラックを提供することができ、優れた特性のインク組
成物の調製が可能となる。
低減された鉱物油中においても分散性の良好なカーボン
ブラックを提供することができ、優れた特性のインク組
成物の調製が可能となる。
Claims (5)
- 【請求項1】粒子径が32〜52nm、比表面積が40
〜80m2/g、pHが2.9以下であるカーボンブラ
ック。 - 【請求項2】揮発分が1.3%以上である請求項1記載
のカーボンブラック。 - 【請求項3】沃素吸着量が20〜60mg/gである請
求項1又は2記載のカーボンブラック。 - 【請求項4】DBP吸油量が30〜100cm3/10
0gである請求項1〜3のいずれかに記載のカーボンブ
ラック。 - 【請求項5】全酸性基量が0.5μequ/m2以上で
ある請求項1〜4のいずれかに記載のカーボンブラッ
ク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10155806A JPH11349311A (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | カーボンブラック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10155806A JPH11349311A (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | カーボンブラック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11349311A true JPH11349311A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15613872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10155806A Pending JPH11349311A (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | カーボンブラック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11349311A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006124476A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | General Kk | 孔版印刷用エマルションインキ |
JP2011225747A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | オフセット印刷用インキおよびそれを用いた印刷物 |
JP2015509551A (ja) * | 2012-04-06 | 2015-03-30 | エスケイシーコーロン・ピーアイ・インコーポレイテッドSKCKOLON PI Inc. | 黒色ポリイミドフィルム |
JP2015155552A (ja) * | 2007-04-24 | 2015-08-27 | キャボット コーポレイションCabot Corporation | 低構造カーボンブラックおよびその作製方法 |
CN108380863A (zh) * | 2017-02-03 | 2018-08-10 | 株式会社神户制钢所 | 粉末冶金用混合粉末及其制造方法 |
JP2021500306A (ja) * | 2017-10-24 | 2021-01-07 | グラフェン テクノロジーズ インコーポレイテッド | 格子改変炭素およびその化学的官能化 |
JP2022158464A (ja) * | 2021-04-02 | 2022-10-17 | 住友理工株式会社 | ゴム組成物およびそれを用いたゴム製品、並びにホース |
WO2024069725A1 (ja) * | 2022-09-27 | 2024-04-04 | 住友理工株式会社 | ゴム組成物およびそれを用いたゴム製品、並びにホース |
Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JPS5446606A (en) * | 1977-08-29 | 1979-04-12 | Degussa | Ultraviolet ray hardened printing ink containing black pigment |
JPH04506683A (ja) * | 1990-04-04 | 1992-11-19 | キャボット コーポレイション | 分散容易なカーボンブラック |
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-
1998
- 1998-06-04 JP JP10155806A patent/JPH11349311A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051026 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060516 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060919 |