JPH11349285A - 巻上機用車輪 - Google Patents
巻上機用車輪Info
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- JPH11349285A JPH11349285A JP16060698A JP16060698A JPH11349285A JP H11349285 A JPH11349285 A JP H11349285A JP 16060698 A JP16060698 A JP 16060698A JP 16060698 A JP16060698 A JP 16060698A JP H11349285 A JPH11349285 A JP H11349285A
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Abstract
の削減を図る。 【解決手段】 巻上機用車輪30は、レールの上を転動
する略円筒状の転動部31と、転動部31の両端面32
a,32aにそれぞれ分離可能に取り付けられ、転動部
31がレール上を転動するよう、転動部31をガイドす
る一対の略円板状のフランジ部35,35と、一対のフ
ランジ部35,35を転動部31の両端面32a,32
aにそれぞれ接続するフランジ接続ボルト39,39
と、を備えている。
Description
る巻上機に用いられる車輪に関する。
び図2に示すようなものがある。
っており、荷が掛けられるフック1と、このフック1を吊
るすワイヤーロープ2と、このワイヤーローブ2が巻き
付けられているドラム(図示されていない)と、このド
ラムが収められている外枠3と、ドラムを回転させる巻
上電動機5と、ドラムの回転数を抑える減速機4と、レ
ール20,20上を転動する車輪10,10と、車輪1
0,10相互を連結する車軸19と、車輪10,10を
回転させる横行電動機6と、巻上電動機5や横行電動機
6を駆動制御する制御部7と、作業員のボタン操作で制
御部7に指示を与える押しボタン8と、を備えている。
に、レール20の上に載って転動する転動部10aと、
この転動部10aがレール20上から外れないようガイ
ドするフランジ部10bとを有している。転動部10a
とフランジ部10bとは、一体形成されている。この車
輪10,10は、内側に組み込まれている軸受11,1
1を介して、車軸19の両端部に取り付けられ、この車
軸19のさらに外側にボルト13,13で固定された外
止プレート12,12で外れ止めされている。
受押え15,15が固定されており、この軸受押え1
5,15に軸受14,14が組み込まれている。車軸1
9は、この軸受14,14に取り付けられている。
に組み込まれている軸受11と外枠3に取り付けられて
いる軸受14との間には、カラー17が設けられてい
る。これは、外枠3に対して車軸19が左右に動かない
ようにするためである。
とナット21とで固定されている。
ような従来技術では、車輪10のフランジ部10b,1
0bの幅が定まっているため、このフランジ部10b,
10bの幅に対応したレール20にしか使用できない。
また、梁23にレ−ル20を固定する固定ボルト20と
フランジ10bとの鉛直方向の間隔L1は、少なくても
固定ボルト20とフランジ10bとが接触しない間隔が
好ましいため、従来技術では、適当なフランジ径のもの
に対応したレール20にしか使用できない。すなわち、
従来の車輪は、汎用性が乏しいため、各種レールに対応
した車輪を製作しなければならず、製造コストが嵩んで
しまうという問題点がある。
性を高めるために、車輪10の表面を熱処理して表面硬
化させている。しかしながら、従来技術では、転動部1
0aとフランジ部10bとが一体的の車輪10に対して
熱処理を施しているため、転動部10aとフランジ部1
0bの厚さの相違等により、均一に表面硬化させること
が難しく、結果として、転動部10aとフランジ部10
bとにそれぞれ所望の厚さの表面硬化膜を形成すること
ができないという問題点もある。
多く摩耗する場合や、逆に転動部が多く摩耗する場合も
ある。従来技術では、フランジ部と転動部とのうち、い
ずれか一方が摩耗限界に達すると、車輪全体を交換しな
ければならず、保守費用が嵩むという問題点もある。さ
らに、この車輪の交換では、巻上機ごと一度床に降ろし
てから作業するか、ジャッキ等で巻上機本体を浮かせて
高所にて作業しなければならず、保守作業の安全性の面
においても、あまり好ましくない。
して、汎用性が高まり製造コストを削減できる、転
動部とフランジ部とにそれぞれ所望の厚さの表面硬化膜
を形成すことができる、保守作業の安全性を高めるこ
とができると共に保守費用を削減できる、巻上機用車輪
を提供することを目的とする。
の巻上機用車輪は、レールの上を転動する略円筒状の転
動部と、略円筒状の前記転動部の両端面にそれぞれ分離
可能に接続され、該転動部が前記レール上を転動するよ
う、該転動部をガイドする一対の略円板状のフランジ部
と、一対の前記フランジ部を前記転動部の前記両端面に
それぞれ接続する接続手段と、を備えていることを特徴
とするものである。
前記転動部の外径以下の外径の円板状の幅調節板を備
え、前記転動部の前記端面には、前記接続手段により、
前記幅調節板、前記フランジ部の順でこれらが接続され
ているものであってもよい。
記フランジ部は、前記転動部の前記端面に対向する側
に、該転動部の摩擦限界径と同一の外径の摩耗限界印部
を有することが好ましい。
円盤状の前記フランジ部は、該フランジ部の中心から放
射方向に伸びる分割線で分割されている複数のフランジ
構成部品を有して形成されているものであってもよい。
対の前記フランジ部のうち、一方のフランジ部の外周に
は、ギヤが形成されていてもよい。
円筒状の前記転動部は、前記レールと接触する外周面
と、車軸の外周面と対向する内周面とを有し、略円筒状
の該転動部の中心軸と平行な方向に関して、該外周面の
中心位置と該内周面の中心位置とがズレているものであ
ってもよい。
の各種実施形態について図面を用いて説明する。
機について、簡単に説明する。この巻上機は、図1及び
図2を用いて従来技術で説明したように、レール20,
20の上に乗っており、荷が掛けられるフック1と、こ
のフック1を吊るすワイヤーロープ2と、このワイヤー
ローブ2が巻き付けられているドラム(図示されていな
い)と、このドラムが収められている外枠3と、ドラム
を回転させる巻上電動機5と、ドラムの回転数を抑える
減速機4と、レール20,20上を転動する車輪30,
30と、車輪30,30相互を連結する車軸19と、車
輪10,10を回転させる横行電動機6と、巻上電動機
5や横行電動機6を駆動制御する制御部7と、作業員の
ボタン操作で制御部7に指示を与える押しボタン8と、
を備えている。
び図4に示すように、レール20の上に載って転動する
転動部31と、転動部31がレール20上から外れない
ようガイドし、転動部30に対して分離可能な一対のフ
ランジ部35,35と、フランジ部35を転動部31に
接続するフランジ接続ボルト(接続手段)39と、を有
している。この車輪30,30は、図5に示すように、
内側に組み込まれている軸受11,11を介して、車軸
19の両端部に取り付けられ、この車軸19のさらに外
側に、座金13a,13aを介してボルト13,13で
固定された外止プレート12,12で外れ止めされてい
る。
ルト16,16で軸受押え15,15が固定されてお
り、この軸受押え15,15に軸受14,14が組み込
まれている。車軸19は、この軸受14,14に取り付
けられている。
〜図10を用いて詳細に説明する。車輪30の転動部3
1は、図6及び図7に示すように、略円筒状を成し、円
筒の軸中心部を貫通した軸受取付孔33と、円筒の外周
側で軸に平行な方向に貫通した複数のネジ穴32,3
2,…と、フランジ部35が嵌まり込む嵌合凸部34と
が形成されている。複数のネジ穴32,32,…は、円
筒状の転動部31の両端面32a,32aに形成されて
いる。嵌合凸部34は、軸受取付孔33よりも外周側で
複数のネジ穴32,32,…よりも内周側の部分で、ネ
ジ穴形成端面32aから軸方向に突出している。転動部
31の外周面とネジ穴形成端面32aとの角は、面取り
されている。
8に示すように、円盤状を成し、円盤の軸中心部を貫通
した嵌入孔36と、嵌入孔36の外周側を貫通している
複数のネジ穴37,37,…とが形成されている。フラ
ンジ部35を転動部31に取り付ける際には、転動部3
1の嵌合凸部34がフランジ部35の嵌入孔36に嵌り
込むことになる。すなわち、転動部31の嵌合凸部34
とフランジ部35の嵌入孔36とは、インローの関係で
ある。転動部31の嵌合凸部34がフランジ部35の嵌
入孔36に嵌り込んだ際に、転動部31のネジ穴形成面
32aと対向する面は、同じくネジ穴形成面37aを成
し、ここに前述した複数のネジ穴37,37,…が形成
されている。ネジ穴形成面37aの外周側は、外周側へ
向うに連れて厚さが薄くなるよう、勾配面38が形成さ
れている。
成面37aとの角38aからフランジ部35の中心軸ま
で距離は、転動部31の外周面から転動部31の中心軸
までの距離より、L3だけ短い。つまり、転動部31の
外周面から中心軸側へ距離L3の位置には、フランジ部
35の角38aが位置している。このL3は、新品の転
動部31の外周面から摩耗限界に至るまでの距離であ
る。このため、フランジ部35の角38aから中心軸ま
での距離は、転動部31の摩耗限界径と一致している。
従って、転動部31の外周面が摩耗して、摩耗限界に至
ると、フランジ部35の角(摩耗限界印部)38aに一
致することになる。
1を中心として、二枚のフランジ部35,35の勾配部
38,38が互いに向い合うようにして、転動部31の
嵌合凸部34,34にフランジ部35,35の嵌入部3
6,36を嵌め込む。そして、転動部31のネジ穴32
及びフランジ部35のネジ穴37に、座金39aを介し
てフランジ接続ボルト39を捻じ込んで、転動部31の
両側にフランジ部35,35を接続する。なお、転動部
31の軸受取付孔33の中には、前述したように、車軸
19の両端部に取り付けられている軸受11が位置する
ことになる。
1とフランジ部35とが分割可能なので、各種寸法の転
動部31とフランジ部35があれば、各種レールに対応
した車輪を容易に得ることができる。言い換えると、本
実施形態によれば、車輪の汎用性を高めることができ
る。具体的には、例えば、一本のレール幅が広く、一対
のフランジ部35,35の相互間隔を広くしたい場合に
は、軸方向の長さが長い転動部31を用いればよく、ま
た、図17を用いて説明した間隔L1が小さくなる場合
には、径の小さいフランジ部35を用いればよい。ま
た、本実施形態のように、転動部31とフランジ部35
とを別体で加工する場合、従来技術のように、転動部1
0aとフランジ部10bとが一体の車輪10を加工する
よりも、遥かに容易に加工することができる。
性が高まること、及び加工性が向上することにより、製
造コストの低減を図ることができる。
5,35の相互間隔を広くしたい場合、軸方向の長さが
長い転動部31を用いることにしたが、図10に示すよ
うに対応してもよい。すなわち、転動部31の外径以下
の外径の幅調節板58,58を用い、この幅調節板5
8,58を転動部31のネジ穴形成端面32b,32b
とフランジ部35,35との間に介在させることで、一
対のフランジ部35,35の相互間隔を広くしてもよ
い。このように、幅調節板58を用いると、別途、転動
部を形成するよりも遥かにコストを削減できる。
フランジ部35とに対して、それぞれ別々に熱処理を施
すことができるので、それぞれに所望の厚さの表面硬化
膜を形成することができる。
て行うと、車輪とレールとの摩擦により、車輪の摩耗は
避けられない。このため、車輪が摩耗限界に至ったか否
かを定期的に点検する必要がある。この点検に関して、
従来技術では、測定器をわざわざ高所に持って行き、そ
こで車輪の摩耗に関して測定している。これに対して、
本実施形態では、フランジ部35の摩耗限界印部38a
と転動部31との外周面と位置関係を見比べれば、簡単
に、転動部31が摩耗限界に至ったか否かを確認できる
ので、高所作業の単純化及び短時間化を図ることがで
き、点検作業の安全性を高めることができる。
転動部31とのうち、いずれか一方が摩耗限界に達して
も、摩耗限界に達した方のみを交換すればよいので、保
守費用を低減することができる。さらに、本実施形態で
は、例えば、外側のフランジ部35が摩耗限界に達した
場合、高所にてジャッキを用いる等の大掛かりな作業を
行わなくとも、簡単にフランジ部35を交換することが
できるので、高所での保守作業が短くなると共に単純化
され、保守作業の安全性を高めることができる。
例について、図11を用いて説明する。
るフランジ部を二等分割したものである。つまり、この
変形例では、半円板状の二つのフランジ構成部品35a
でフランジ部を構成している。二つのフランジ構成部品
35aには、第1の実施形態のフランジ部35と同様
に、複数のネジ穴37が形成されている。二つのフラン
ジ構成部品35aは、これに形成されているネジ穴37
にフランジ接続ボルト39を挿通させて、このフランジ
接続ボルト39を転動部31に捻じ込むことで、転動部
31に固定される。
5では、車軸方向において、転動部31を中心として、
外側のフランジ部と内側のフランジ部とのうち、外側の
フランジ部は、車軸19から簡単に外すことができるも
のの、内側のフランジ部は、外側のフランジ部や転動部
31を車軸19から引き抜いた後でなければ、車軸19
から引き抜きことができず、簡単に外すことができな
い。これに対して、この変形例のフランジ部は、転動部
31に固定されているフランジ部からフランジ接続ボル
ト39を外せば、フランジ部が二つのフランジ構成部品
35aに分かれるて転動部から外れるので、外側のフラ
ンジ部に関して、車軸19から引き抜かなくても、簡単
に外すことができる。
ンジ構成部品で構成したが、さらに多くのフランジ構成
部品で構成してもよい。
て、図12〜図15を用いて説明する。第1の実施形態
は、巻上機本体の移動に伴って車軸19が移動すると、
レール20に接触している車輪30が車軸19に対して
回転するもの、つまり従動的に車輪30が回転するもの
である。これに対して、この実施形態は、車輪が車軸と
共に能動的に回転するものである。
る車輪40は、レールの上に載って転動する転動部41
と、転動部41がレール上から外れないようガイドし、
転動部30に対して分離可能な円盤状の一対のフランジ
部45i,45oと、フランジ部45i,45oを転動
部41に接続するフランジ接続ボルト(接続手段)39
と、を有している。
4に示すように、略円筒状を成し、円筒の軸中心部を貫
通した車軸挿通孔43と、円筒の外周側で軸に平行な方
向に貫通した複数のネジ穴42,42,…と、フランジ
部45i,45oが嵌まり込む嵌合凸部44とが形成さ
れている。車軸挿通孔43には、この車軸貫通孔43の
貫通方向に平行で且つ外周方向に凹んだキー溝43aが
形成されている。複数のネジ穴42,42,…は、円筒
状の転動部41の両端面42a,42aに形成されてい
る。嵌合凸部44は、車軸挿通43の外周側と複数のネ
ジ穴42,42,…の内周側との間で、ネジ穴形成端面
42aから軸方向に突出している。転動部41の外周面
とネジ穴形成端面42aとの角は、面取りされている。
ては、図12に示すように、外側フランジ部45oと内
側フランジ部45iとがある。外側フランジ部45o
は、第1の実施形態のものと同様に、円盤状を成し、円
盤の軸中心部を貫通した嵌入孔46oと、嵌入孔46o
の外周側を貫通している複数のネジ穴47o,47o,
…とが形成されている。フランジ部45oを転動部41
に取り付ける際には、転動部41の嵌合凸部44がフラ
ンジ部45oの嵌入孔46oに嵌り込むことになる。転
動部41の嵌合凸部44がフランジ部45oの嵌入孔4
6oに嵌り込んだ際に、転動部41のネジ穴形成面42
aと対向する面は、同じくネジ穴形成面47oaを成
し、ここに前述した複数のネジ穴47o,47o,…が
形成されている。ネジ穴形成面47oaの外周側は、外
周側へ向うに連れて厚さが薄くなるよう、勾配面48o
aが形成されている。
5に示すように、外側フランジと同様、円盤状を成し、
嵌合孔46i、ネジ穴47i、ネジ穴形成面47ia、
勾配面48iが形成されている。さらに、内側フランジ
部45iは、ネジ穴形成面48iの外周側にギヤ49i
が形成されている。このギヤ49iは、巻上機本体に設
けられている駆動ギヤと係合する。
5oに関しても、第1の実施形態と同様に、摩耗限界印
部48ia,48oaが形成されている。
に、内側フランジ45i及び転動部41を順に車軸19
に嵌め込む。そして、フランジ接続ボルト39と座金3
9aとで、内側フランジ45iと転動部41とを接続す
る。次に、外側フランジ45oを転動部41に取り付
け、同じく、フランジ接続ボルト39と座金39aと
で、外側フランジ45oと転動部41とを接続する。続
いて、転動部41のキー溝43aに置きキー59を嵌め
込み、車軸19に対して車輪40が相対回転しないよう
にする。そして、車軸19の最外端に、座金13aとボ
ルト13とで外止プレート12を固定する。
この駆動車輪40は、転動部41とフランジ部45i,
45oとに分割できるので、第1の実施形態と同様の効
果を得ることができる。
内側フランジ部を用いれば、巻上機の走行速度を変るこ
とができることは、言うままでもない。
て、図16を用いて説明する。この車輪50は、転動部
51と、第1実施形態のものと同じフランジ部35,3
5と、フランジ部35,35を転動部51に接続するフ
ランジ接続ボルト39,39を有している。
が取り付けられる内周面53と、レール20に接触する
外周面54を有している。転動部51の中心軸と平行な
方向において、内周面53の中心C1と外周面54の中
心C2とは、同方向にズレている。外周面54に隣接す
る端面52a,52aはネジ穴形成端面を成し、このネ
ジ穴形成端面52a,52aに複数のネジ穴52,5
2,…が形成されている。フランジ部35は、転動部5
1のネジ穴形成面52aに、フランジ接続ボルト39及
び座金39aで接続されている。
の中心軸と平行な方向において、転動部51の内周面5
3に対し外周面54がズレているので、車軸19の両端
に取り付けられる車輪の相互間隔L(図2参照)を換え
ることができる。すなわち、2本のレール間隔に合わせ
て車軸19を新たに製造しなくても、本実施形態の転動
部51を用いることにより、車輪間隔を換えることがで
きる。
を分割できるので、各種レールに対応した車輪を容易に
得ることができ、車輪の汎用性を高めることができる。
また、転動部とフランジ部とを別々に加工することにな
るので、一体のものを加工するよりも容易に加工するこ
とができる。従って、本発明によれば、車輪の汎用性が
高まること、及び加工性が向上することにより、製造コ
ストの低減を図ることができる。
れぞれ別々に熱処理を施すことができるので、それぞれ
に所望の厚さの表面硬化膜を形成することができる。
した場合でも、フランジ部のみを簡単に外して交換する
ことができるので、保守作業の安全性を高めることがで
きると共に保守費用を削減できる。
III−III線断面図である。
面図である。
びフランジ部の断面図である。
ける車輪の断面図である。
るフランジ構成部品の正面図である。
断面図である。
及びフランジ部の断面図である。
断面図である。
断面図である。
機、5…巻上電動機、6…横行用電動機、7…制御部、
8…押しボタン、10,30,40,50…車輪、10
a,31,41,51…転動部、11a,35,45
i,45i…フランジ部、11…軸受、12…外止プレ
ート、19…車軸、20…レール、22…固定ボルト、
23…梁、32,42,52…ネジ穴、32a,42
a,52a…ネジ穴形成面、33…軸受取付孔、34,
44…嵌合凸部、35a…フランジ構成部品、36,4
6i,46o…嵌合孔、37,47i,47o…ネジ
穴、37a,47ia,47oa…ネジ穴形成面、3
8,48i,48o…勾配面、38a…摩耗限界印部、
39…フランジ接続ボルト、43…車軸挿通孔、43a
…キー溝、53…内周面、54…外周面、58…幅調節
板、59…置きキー。
性を高めるために、車輪10の表面を熱処理して表面硬
化させている。しかしながら、従来技術では、転動部1
0aとフランジ部10bとが一体的の車輪10に対して
熱処理を施しているため、転動部10aとフランジ部1
0bの厚さの相違等により、均一に表面硬化させること
が難しく、結果として、転動部10aとフランジ部10
bとにそれぞれ所望の厚さの表面硬化膜を形成すること
ができないという問題点もある。
5では、車軸方向において、転動部31を中心として、
外側のフランジ部と内側のフランジ部とのうち、外側の
フランジ部は、車軸19から簡単に外すことができるも
のの、内側のフランジ部は、外側のフランジ部や転動部
31を車軸19から引き抜いた後でなければ、車軸19
から引き抜きことができず、簡単に外すことができな
い。これに対して、この変形例のフランジ部は、転動部
31に固定されているフランジ部からフランジ接続ボル
ト39を外せば、フランジ部が二つのフランジ構成部品
35aに分かれるて転動部から外れるので、内側のフラ
ンジ部に関して、車軸19から引き抜かなくても、簡単
に外すことができる。
ては、図12に示すように、外側フランジ部45oと内
側フランジ部45iとがある。外側フランジ部45o
は、第1の実施形態のものと同様に、円盤状を成し、円
盤の軸中心部を貫通した嵌入孔46oと、嵌入孔46o
の外周側を貫通している複数のネジ穴47o,47o,
…とが形成されている。フランジ部45oを転動部41
に取り付ける際には、転動部41の嵌合凸部44がフラ
ンジ部45oの嵌入孔46oに嵌り込むことになる。転
動部41の嵌合凸部44がフランジ部45oの嵌入孔4
6oに嵌り込んだ際に、転動部41のネジ穴形成面42
aと対向する面は、同じくネジ穴形成面47oaを成
し、ここに前述した複数のネジ穴47o,47o,…が
形成されている。ネジ穴形成面47oaの外周側は、外
周側へ向うに連れて厚さが薄くなるよう、勾配面48o
が形成されている。
内側フランジ部を用いれば、巻上機の走行速度を変るこ
とができることは、言うまでもない。
Claims (6)
- 【請求項1】レール上を走行する巻上機に用いられる車
輪において、 前記レールの上を転動する略円筒状の転動部と、 略円筒状の前記転動部の両端面にそれぞれ分離可能に接
続され、該転動部が前記レール上を転動するよう、該転
動部をガイドする一対の略円板状のフランジ部と、 一対の前記フランジ部を前記転動部の前記両端面にそれ
ぞれ接続する接続手段と、 を備えていることを特徴とする巻上機用車輪。 - 【請求項2】請求項1に記載の巻上機用車輪において、 略円筒状の前記転動部の外径以下の外径の円板状の幅調
節板を備え、 前記転動部の前記端面には、前記接続手段により、前記
幅調節板、前記フランジ部の順でこれらが接続されてい
ることを特徴とする巻上機用車輪。 - 【請求項3】請求項1及び2に記載の巻上機用車輪にお
いて、 前記フランジ部は、前記転動部の前記端面に対向する側
に、該転動部の摩擦限界径と同一の外径の摩耗限界印部
を有することを特徴とする巻上機用車輪。 - 【請求項4】請求項1から3のいずれか一項に記載の巻
上機用車輪において、 略円盤状の前記フランジ部は、該フランジ部の中心から
放射方向に伸びる分割線で分割されている複数のフラン
ジ構成部品を有して形成されていることを特徴とする巻
上機用車輪。 - 【請求項5】請求項1から4のいずれか一項に記載の巻
上機用車輪において、 一対の前記フランジ部のうち、一方のフランジ部の外周
には、ギヤが形成されていることを特徴とする巻上機用
車輪。 - 【請求項6】請求項1から5のいずれか一項に記載の巻
上機用車輪において、 略円筒状の前記転動部は、前記レールと接触する外周面
と、車軸の外周面と対向する内周面とを有し、略円筒状
の該転動部の中心軸と平行な方向に関して、該外周面の
中心位置と該内周面の中心位置とがズレていることを特
徴とする巻上機用車輪。
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JP16060698A JP3411216B2 (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 巻上機用車輪 |
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JPH11349285A true JPH11349285A (ja) | 1999-12-21 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104875546A (zh) * | 2015-05-14 | 2015-09-02 | 于浩 | 一种采矿车车板机械轮 |
KR20160060814A (ko) * | 2014-11-20 | 2016-05-31 | 주식회사 포스코 | 궤도차 차륜 |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP16060698A patent/JP3411216B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20160060814A (ko) * | 2014-11-20 | 2016-05-31 | 주식회사 포스코 | 궤도차 차륜 |
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