JPH11349172A - シート状物搬送装置 - Google Patents

シート状物搬送装置

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JPH11349172A
JPH11349172A JP15790798A JP15790798A JPH11349172A JP H11349172 A JPH11349172 A JP H11349172A JP 15790798 A JP15790798 A JP 15790798A JP 15790798 A JP15790798 A JP 15790798A JP H11349172 A JPH11349172 A JP H11349172A
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JP
Japan
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sheet
forming member
conveying
path
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Application number
JP15790798A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Hiroyuki Harada
裕之 原田
Yoshio Ito
慶雄 伊藤
Tomiyasu Sasaki
富康 佐々木
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Ace Denken KK
Shinko Seisakusho KK
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Ace Denken KK
Shinko Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の位置に配置可能な導入部を備えたシー
ト状物搬送装置を提供する。 【解決手段】 搬送路形成部材1と推進ホイル6と搬送
ローラ7とジャム検知器10とを有する。搬送路形成部
材は、片面上下の溝3a,3bで形成された部分搬送路
3及びシート状物受入機側に開口し、部分搬送路に斜め
に導入する案内路4を有する。搬送ローラは、その周面
の一部が部分搬送路3に突出するように搬送路形成部材
1に回転自在に設けられ、搬送路に沿って延設された搬
送ベルト7に接触して回転される。推進ホイル6は、紙
幣受入機から案内路に送込まれた紙幣に接触するように
設けられ、搬送ローラから回転力を伝達されて回転され
る。ジャム検知器は、部分搬送路3を搬送される紙幣の
みに応答するアクチュエータ型センサである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送ベルトとこれ
に接触する搬送ローラとの間に、紙幣その他の一定の形
状を有するシート状物を挟持して所定位置まで搬送する
シート状物搬送装置に関する。例えば、パチンコ台やス
ロットマシンなどの複数の遊技台を横方向に並設してな
る遊技台列に、その遊技台列の前面側から紙幣を受入れ
て一定の姿勢で前記遊技台列の背面側に送り込む紙幣受
入機を前記遊技台列に沿って所定間隔をもって設けると
ともに、前記遊技台列の背面側に、前記紙幣受入機から
送込まれる紙幣を受取って導入させ、前記遊技台列に沿
って所定位置まで挟持搬送する紙幣搬送装置を設け、前
記紙幣受入機と前記紙幣搬送装置との間に前記紙幣受入
機から送込まれる紙幣を前記紙幣搬送装置の導入部位に
案内する導入機を設けてある遊技設備がある。本発明
は、そのような遊技設備のとくに、紙幣受入機で受入れ
た紙幣を紙幣搬送装置に導入させる部分に用いられる導
入機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上記遊戯台列に、紙幣の投入により作動
する台間玉貸機や台間メダル貸機が設置される場合は、
その玉貸機又はメダル貸機に紙幣受入機が組込まれ、そ
の紙幣受入機に投入された紙幣は、遊技台列の背面側に
設置された紙幣搬送装置により遊技台列の所定位置に設
けられた収納部まで搬送され、収納されるようにしてあ
る。通常、遊技台列は、遊技台と隣合う2台の遊技台ご
との間に設置される台間玉貸機又は台間メダル貸機とか
ら構成され、2列の遊技台列を背中合わせに設置される
ので、紙幣搬送装置は、従来、次の3種類が用いられて
いる。第1種類は、特開昭62−97582号に記載さ
れているように、搬送路形成部材に、垂直軸回りに回転
されるプーリ間に巻回された中央の無端搬送ベルトと、
その中央の搬送ベルトを一方向に回転駆動する駆動源
と、前記中央の搬送ベルトの前後両側に垂直軸回りに回
転自在のプーリ間に巻回され、中央の搬送ベルトと接触
されて従動回転される無端搬送ベルトとを面接触状態に
配置して、中央搬送ベルトと両側搬送ベルトの接触面間
にそれぞれ第1搬送路及び第2搬送路を形成して構成さ
れたユニット搬送体を、遊技台列の一端部から他端部ま
で所定の僅少間隔を持って複数個隣接して設置し、その
僅少間隔を設けた部分に紙幣受入機から投入された紙幣
を導入機により前記各搬送路に導入させるように構成さ
れたものである。この紙幣搬送装置の場合は、一方側の
遊技台列の紙幣受入機から投入された紙幣と、地方側の
遊技台列の紙幣受入機から投入された紙幣は、互いに反
対方向に収納部まで、面接触している搬送ベルトにより
挟持搬送され、収納される。第2種類は、特公平4−5
619号公報に記載されているように、垂直軸回りに回
転されるプーリ間に巻回された1本の無端丸ベルトから
なる搬送ベルトと、その搬送ベルトを回転駆動する駆動
源と、前記搬送ベルトにその片面から接触された垂直軸
回りに従動回転される搬送ローラとを搬送路形成部材に
取付け、搬送ベルトと搬送ローラの間に一つの搬送路を
形成してユニット搬送体を構成し、前記搬送ベルトが2
列の遊技台列の中間に位置するように固定し、かつ、複
数のユニット搬送体を搬送方向に(遊技台列に沿って)
隣接して配置し上流側のユニット搬送体の終端搬送ロー
ラと下流側のユニット搬送体の始端搬送ローラの間に、
それぞれの遊技台列の紙幣受入機から投入された紙幣を
前記一つの搬送路にそれぞれ導入させる導入機を設けて
構成されたものである。この紙幣搬送装置の場合は、い
ずれの側の遊技台列の紙幣受入機から投入された紙幣
も、一つの搬送路を遊技台列の一方端部まで搬送ベルト
と搬送ローラに挟持搬送され、収納部に収納される。第
3種類は、実開平3−15851号公報に記載されてい
るように、2列の遊技台列の中間に位置するように設け
られ、水平軸回りに回転される1本の無端丸ベルトから
なる搬送ベルトと、その搬送ベルトを回転駆動する駆動
源と、前記搬送ベルトに互いに反対側から所定間隔をも
って接触されて垂直軸回りに回転される搬送ローラとを
備え、搬送ベルトの両側にそれぞれ同一側の搬送ローラ
との間に第1搬送路と第2搬送路を形成し、第1搬送路
又は第2搬送路において搬送方向に(遊技台列に沿っ
て)隣接する搬送ローラの間に、それぞれの遊技台列の
紙幣受入機から投入された紙幣を第1搬送路又は第2搬
送路にそれぞれ導入させる導入機を設けて構成されたも
のである。この紙幣搬送装置の場合は、それぞれの側の
遊技台列の紙幣受入機から投入された紙幣は、第1搬送
路と第2搬送路のいずれか一方を遊技台列の一方端部ま
で搬送ベルトと搬送ローラに挟持搬送され、収納部に収
納される。
【0003】上記のように、従来の紙幣搬送装置は、搬
送路の構成要素として、上記第3種を例示すると、図1
3に示すように、紙幣受入機に接続される部分に設けら
れる導入機Jと、紙幣搬送方向に隣接する導入機Jの間
を連結するユニット搬送体Uとを有している。また、紙
幣搬送装置の組立て及び設置を簡便にするため、上記第
3種を例示すると、導入機Jは、図14に示すように、
両側の遊技台列に対応する導入機J1と導入機J2を一
体的に結合した一体型構造とされ、また、ユニット搬送
体Uも両側の遊技台列に対応する等しい一定長のユニッ
ト搬送体U1とユニット搬送体U2を一体的に結合した
一体型構造とされている。そのため、従来は、図13に
例示するように、一つの遊技台列を構成する遊技台Pと
台間玉貸機又は台間メダル貸機Sとが、遊技台列に沿っ
て規則的な順序及び一定距離をもって、換言すると、一
様の配置パターンで配置され、かつ、一方側の遊技台列
の構成要素(P,S)と他方側の遊技台列の構成要素
(P,S)とが対向状態に設置されるという制約を受け
ざるを得なかった。図13,図14において、101 ,10
2 は遊技台列の端部に設けられた水平軸に固着されたプ
ーリであり、このプーリに巻回された搬送ベルト103
は、モータなどの駆動源104 により回転される。導入機
J1,J2は、いずれも同一の構成を有して対称形に作
られ(同一構成部材には同一符号を付す。)、搬送路形
成部材105 の背面側に、遊技台列の沿って延長する搬送
路106 と、紙幣受入機側に先端開口を有し、搬送路に斜
めに導入する案内路 107が形成され、案内路の中間部に
外周の一部が突出するように取付けられた推進ホイル10
8 と、案内路107 が搬送路106 と導入する位置の下流側
において、搬送ローラ109 がその外周の一部を搬送路10
6 に突出するように搬送路形成部材105 に設けてあり、
推進ホイル108 はその回転軸に固着されたプーリと搬送
ローラ109 の軸に固着されたプーリの間に伝動ベルト11
0 が巻回されて、回転されるようになっている。111 は
搬送路形成部材105 の上流側に、搬送ベルト103 に接触
する位置に設けられた補助搬送ローラである。
【0004】ところで、いずれの種類の紙幣搬送装置に
おいても、紙幣に対する挟持搬送力が小さいため、又
は、紙幣に付着した粘着性異物などのため、紙幣がジャ
ムすることがあるので、これに対して迅速な措置を講ず
ることができるように、ジャムが発生したことを検知す
るジャム検知器JSが備えられる。上記のように、遊技
台Pと台間玉貸機又は台間メダル貸機Sは、一方側遊技
台列と他方側遊技台列に対応するものが対向状態で設置
されていたので、図14に示すように、ジャム検知器J
Sには、一体型導入機Jに、検知光bが第1搬送路R1
と第2搬送路R2を貫通するように取付けられた、透過
式光センサが用いられていた。すなわち、投光器112 と
受光器113 の一方が一方の導入機J1に、他方が他方の
導入機J2に取付けられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近、遊技設備には、
図12に例示するように、一つの遊技第列に、遊技機
P、玉貸機やメダル貸機Sのほか、テレビジョンその他
の画像情報提供装置T、タバコや飲食物などを販売し又
は提供するサービス提供機を、遊技客にゆとり感を与え
る狙いから、任意の位置に任意の組合わせで(ランダム
に)設置する要望が出てきた。しかし、従来の導入機
は、上記のように、両側の遊技台列の導入機を一体的に
結合した一体型構造を有し、かつ、検知光が両搬送路を
貫通する透過式光センサをジャム検知器として用いてい
たので、それぞれの遊技台列にランダムな配置を採用す
ることができず、上記要望に応えることができないとい
う問題があった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、その課題は、上記要望に応えることができるよ
うに改善した導入機を備えたシート状物搬送装置を提供
することにあり、とくに、遊技設備における遊技台、玉
貸機やメダル貸機、テレビジョンその他の画像情報提供
装置、タバコや飲食物などを販売し又は提供するサービ
ス提供機などの遊技台列の構成要素を、ランダムに配置
することを可能にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、駆動源により一方向に回転される搬送ベ
ルトと、その搬送ベルトの互いに反対側に所定間隔をお
いて接触して回転される複数個の搬送ローラとを有し、
シート状物受入機から送込まれるシート状物を前記搬送
ベルトに沿って形成されている搬送路に導入させ、所定
位置に設けられた収納部まで搬送ベルトと搬送ローラで
挟持搬送するシート状物搬送装置であって、前記搬送路
は、前記シート状物受入機に対応して設けられる導入部
と、隣接する導入部の間及び最下流の導入部と前記収納
部の間に設けられる搬送部とに分割して構成され、前記
導入部は、前記搬送路の一部となる部分搬送路と前記シ
ート状物受入機から送込まれるシート状物を前記部分搬
送路に案内導入させる案内路とを有する搬送路形成部材
と、前記案内路に外周の一部を臨ませて取付けられた推
進ホイルと、前記部分搬送路に外周の一部を臨ませて取
付けられた前記搬送ローラと、前記部分搬送路のシート
状物の存否を検出するアクチュエータ型センサで構成さ
れたジャム検知器とを有することを特徴としている。上
記構成により、導入部は、一つのシート状物受入機に対
応する構成要素でユニットを構成し、また、ジャム検知
器は一つのシート状物紙幣受入機に対応する一つの搬送
路を搬送される紙シート状物ニ接触して作動されるアク
チュエータ型センサで構成されているので、各導入部を
他の遊技台列の導入部から互いに独立して非対向で設置
することができる。従って、遊技設備において、紙幣搬
送方向に隣接する導入部の間隔を、遊技台列の台間玉貸
し機又は台間メダル貸機、画像情報提供装置、サービス
提供機の有無又はその組合わせに応じて、任意に設定す
ることができる。
【0008】搬送路形成部材には、その上端部及び下端
部に係止部材を取付け、各係止部材を、シート状物搬送
方向に延設された上下のレールに着脱自在に係止するこ
とが望ましい。上記構成により、導入部は、搬送路形成
部材の係止部材を上下レールに係止することにより、容
易に取付け、正確に位置決めすることができる。また、
着脱自在であるので、シート状物が搬送路にジャムした
場合に、搬送路形成部材をレールら離間して、ジャムし
たシート状物を容易に取り除くことができる。
【0009】搬送路形成部材の上端部の係止部材は、搬
送路形成部材の上端部に形成された貫通孔に挿通して装
着され、かつ、上レールの側面に形成されたあり溝に押
込み可能な押込み拡大リベットとすることが望ましい。
上記構成により、導入部は、搬送路形成部材の上端部の
押込み拡大リベットを上レールのあり溝に押込み、所要
位置まで摺動することにより、容易に取付け、正確に位
置決めすることができる。
【0010】搬送路形成部材の上端部の係止部材は、搬
送路形成部材の上端部に形成された貫通孔に挿通して装
着され、かつ、上レールの側面に形成されたあり溝に押
込み可能な押込み拡大リベットとし、搬送路形成部材の
下端部の係止部材は、下レールに係合可能な係止縁とす
ることが望ましい。このような構成とした場合は、搬送
路形成部材の下端部を簡単に下レールに係合し、搬送路
形成部材の上端部を押込み拡大リベットにより上レール
の正確な位置に確実に固定することができ、かつ、ジャ
ムしたシート状物を排除するために搬送路形成部材を開
放する際、下部を下レールに保持させたまま、上部のみ
を上レールから離間することができるので、復元作業が
容易である。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、本発明のシート状物搬送
装置を、遊技設備の紙幣搬送装置に適用した場合の実施
の形態について、図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明による導入機のうち、一方側の遊技台列に対
応して設置されるものの正面図、図2は同じく平面図、
図3は同じく側面図、図4は図1のA−A線断面図、図
5は図4のB−B線断面図である。
【0012】図1〜図5に示すように、本発明に係る導
入機Jは搬送路形成部材1を有している。搬送路形成部
材1には、紙幣搬送装置の搬送路の一部となる部分搬送
路3が形成されているとともに、紙幣受入機BAから送
出される紙幣を部分搬送路3に導入案内する案内路4が
形成されており、かつ、推進ホイル6及び搬送ローラ7
が支持され、ジャム検知器10が取付けられている。搬
送路形成部材1は、ほぼ矩形の平板部2を有し、その背
面側上下に形成された案内縁3a,3b(図3、図5を
参照)により、対向して開口する溝3c,3dが形成し
てあり、これらの溝の間に、搬送路形成部材の長手方向
に貫通して紙幣を横長の姿勢で案内する前記部分搬送路
3が構成されている。また、平板部2の正面の中央寄り
やや右又は左に寄った位置に、手前方向に突出して先端
が開口する案内路4を有し、その案内路4は先端開口か
ら紙幣搬送方向に向かって前記部分搬送路3に斜めに結
合している。搬送路形成部材1は、部分搬送路3の紙幣
の存否を係員が透視できるように、透明樹脂材料で成形
されている。
【0013】案内路4の中間部には、案内路の高さ方向
中間部で窓5が形成され、その窓に摩擦係数が大きい材
料で作られたスターホイルその他の円板状の推進ホイル
6の外周の一部を臨ませた状態で、垂直軸を中心に回転
自在に取付けてある。また、一例として、部分搬送路3
と案内路4の結合部位よりも紙幣搬送方向下流側におい
て、搬送ローラ7がその外周の一部を部分搬送路3に、
その高さ方向中間部において突出させた状態で、垂直軸
回りに回転自在に取付けられている。搬送ローラ7はゴ
ムローラで作られていて、後述される搬送ベルト24に
接触し、その搬送ベルト24と搬送ローラ7の間に紙幣
を挟持して搬送するように作用する。
【0014】また、搬送ローラ7は、搬送ベルト24か
ら与えられる回転力を推進ホイル6に伝動する作用も行
う。すなわち、搬送ローラ7が搬送ベルト24に接触し
て回転される時、その回転力を推進ホイル6に伝動させ
る手段として、搬送ローラ7の軸上に固着されたプーリ
(図示せず)と推進ホイル6の軸上に固着されたプーリ
(図示せず)とに伝動ベルト8を巻回してある(図4参
照)。
【0015】本発明の好ましい実施の形態では、部分搬
送路3の上流側に、その部分搬送路の高さ方向中間部で
外周の一部が部分搬送路3に突出する補助ローラ9が垂
直軸回りに回転自在に備えてある。この補助ローラ9は
搬送ベルト24に接触してその間に紙幣を挟持して搬送
する作用を行う。搬送ベルトとの間に紙幣を挟持するだ
けであるので、補助ローラ9はプラスチックローラで作
られている。
【0016】さらに、本発明に係る導入機Jのジャム検
知器10は、搬送ローラ7の設置位置の付近、好ましく
は搬送ローラ7の設置位置の上下両側に設けられ、アク
チュエータ型センサを用いている。このアクチュエータ
型センサには、一例として、図6に示すように、部分搬
送路3の溝3c内に先端が突出され、支点10aで揺動
自在に支持されたアクチュエータ10bと、そのアクチ
ュエータが溝3cを搬送される紙幣により揺動されたと
き、そのアクチュエータ10bにより光を遮断されるフ
ォトセンサ10cからなる周知のものを用いることがで
きる。しかし、フォトセンサの代りに、アクチュエータ
により作動されるマイクロスイッチその他のセンサを用
いることもできる。このジャム検知器10が出力する紙
幣検知信号は導線11を介して判定部(図示せず)に与
えられ、紙幣検知信号の出力が所定時間以上継続した場
合は、前記判定部はジャムが発生したと判断するように
なっている。
【0017】搬送路形成部材1は、紙幣搬送方向の上流
側端部と下流側端部に、櫛歯状の連結部12,13を有
している。この連結部は、図9に示すように、搬送方向
に沿って隣接する導入機Jの間に設けられて両導入機の
搬送路を連続させるユニット搬送体Uと連結する際に、
導入機Jとユニット搬送体Uの間に、搬送される紙幣を
ジャムさせるような縦直線状のエッジが生じないよう
に、滑らかに連結するためのものである。すなわち、上
流側の連結部12は、上流側のユニット搬送体U1の下
流側端部の連結部15と互いに嵌め継ぎが可能な形状を
有し、下流側の連結部13は、下流側のユニット搬送体
U2の上流側端部の連結部14と互いに嵌め継ぎが可能
な形状を有している。そして、搬送路形成部材1の上流
側の連結部12とユニット搬送体Uの上流側端部の連結
部14、搬送路形成部材1の下流側の連結部13とユニ
ット搬送体Uの下流側端部の連結部15は、それぞれ等
しい形状を有している。こうして、櫛歯状の連結部12
と15、13と14は紙幣搬送方向に余裕をもった位置
調節を可能にする。
【0018】上記のように、搬送路形成部材1に部分搬
送路3と案内路4を形成し、推進ホイル6と搬送ローラ
7を取付け、ジャム検知器10を取付けて、独立した構
成を有する導入機Jは、遊技台列に沿って任意の位置に
容易に取付ることを可能にするため、本発明の好ましい
実施の形態では、搬送路形成部材1の上端部と下端部の
内、少なくとも上端部に、紙幣搬送方向に間隔をおいて
複数個の貫通孔16(図5参照)が形成してあり、各貫
通孔に係止部材、好ましくは、押込み拡大型のリベット
17が挿通して装着されている。また、搬送路形成部材
1の下端部には、同様の押込み拡大型のリベットを装着
しても良いが、他の係止部材の例として、係止縁18が
形成してある。
【0019】そして、図7ないし図9に示すように、両
側の遊技台列の間の各紙幣受入機とほぼ等しい高さの位
置において、上下2本のレールUR,LRが紙幣搬送装
置の高さとほぼ等しい間隔をもって遊技台列に沿って平
行に延設されている。上レールURは、図7に示すよう
に、上方に開口するあり溝19を有するとともに、その
あり溝の下側において前後方向に開口する2条のあり溝
20を有している。上側のあり溝19は、遊技台列に沿
って隣接する2本の上レールURの端部同志を連結する
ためのものであり、図8に示すように、短冊状の鋼製の
連結板21の長さの半分を上流側の上レールのあり溝1
9に、他の半分を下流側の上レールのあり溝19に押入
することにより、簡単に連結可能とされている。また、
下レールLRは、下方に開口するあり溝22と、上方に
開口する2条のあり溝23を有している。隣接する2本
の下レールLRの端部同志も、あり溝22に同様の連結
板21を用いて、同様に簡単に連結することができる。
【0020】導入機Jを所定位置に取付ける際は、所定
位置に固定された上レールURと下レールLRに、導入
機Jの搬送路形成部材1をその下部を下レールLRに接
近させてやや斜めにした状態で接近し、図8に示すよう
に、下端部の係止縁18を先に下レールLRの上側のあ
り溝23に嵌合し、その搬送路形成部材1を紙幣受入機
BAに対応する所定固定位置まで摺動し、その後に、搬
送路形成部材1の上端部を上レールURに接近して、前
記リベット17を上レールURの側面のあり溝20に押
し込むことにより、搬送路形成部材1を上下両レールU
R,LRに固定する。
【0021】図8は、上レールUR及び下レールLR
に、2列の遊技台列に対応する前後の導入機J1,J2
を上述の方法により取付けた状態を示す断面図である。
前後の導入機J1,J2は、搬送路形成部材1が対称形
に成形され、搬送ローラ7、補助搬送ローラ9及びジャ
ム検知器10が、それぞれ対称形に配置されている。同
図において、24は、紙幣搬送方向に隔てて設けられた
水平軸に固着されたプーリ(図示せず)に掛け回された
ゴム丸ベルトからなる無端搬送ベルトであり、その搬送
ベルトの互いに反対側に各導入機J1,J2に取付けら
れている上記搬送ローラ7が接触されており、搬送ベル
ト24と各側の搬送ローラ7の間に紙幣が挟持されて、
各導入機の部分搬送路3を搬送される。この場合、搬送
ローラ7の外周のほぼ半円状の凹溝の曲率は搬送ベルト
24の曲率よりも小さくされているため、ベルトとロー
ラは上下に隔てた2点で接触している。従って、紙幣は
その2点で挾持されて搬送されるため、紙幣は倒れるこ
となく搬送される。
【0022】図9は、上下のレールUR,LRに導入機
Jを取付けた後に、その上流側にユニット搬送体U1を
取付け、下流側にユニット搬送体U1′を取付けて、櫛
歯構造を利用して円滑に連結した状態を示す紙幣搬送装
置の一部の正面図、図10は同じく平面図、図11は同
じく横断面図である。図9、図11に示すように各ユニ
ット搬送体Uは、導入機Jの部分搬送路3とほぼ同一形
状の部分搬送路を形成する搬送路形成部材25を有する
と共に、その部分搬送路の高さ方向中間部において、そ
の部分搬送路に外周の一部が突出するプラスチックロー
ラからなる搬送ローラ7´が搬送路形成部材25に取付
けられており、前記搬送ベルト24と各搬送ローラ7´
の間に紙幣を挟持して搬送するように構成されている。
【0023】上記紙幣搬送装置において、紙幣が搬送路
のいずれかの位置でジャムした場合は、前記ジャム検知
器10が出力するジャム検知信号に基づき、判定部がジ
ャム発生と判定すると、遊技台列の端部に設置されてい
る7セグメントLEDなどからなる表示装置(図示省
略)により、当該台間玉貸機又は台間メダル貸機の番号
とともに、ジャム警報が表示される。従って、係員は、
その表示された番号に対応する遊技台の前面扉を開放
し、紙幣の所在を確認して、前記導入機又は搬送ユニッ
トの搬送路形成部材の上端部の係止部材17を上レール
URから離間し、部分搬送路を開放することにより、そ
のジャムした紙幣を取り除くことができる。
【0024】
【発明の効果】上述のように、本発明によるシート状物
搬送装置は、導入部が、搬送路の一部となる部分搬送路
と前記シート状物受入機から送込まれるシート状物を前
記部分搬送路に案内導入させる案内路とを有する搬送路
形成部材と、前記案内路に外周の一部を臨ませて取付け
られた推進ホイルと、前記部分搬送路に外周の一部を臨
ませて取付けられた前記搬送ローラと、前記部分搬送路
のシート状物の存否を検出するアクチュエータ型センサ
で構成されたジャム検知器とを有する構成であるので、
導入部は、搬送ベルトの一方側と他方側において、相互
に独立して所要の位置に容易に設置することができる。
従って、遊技機、台間玉貸機又は台間メダル貸機、画像
情報提供装置、サービス提供機などの構成要素からなる
遊技台列を有する遊技設備において、それらの構成要素
がいかなる配置順序や組合わせであっても、これに対応
することができる。
【0025】搬送路形成部材の上端部及び下端部に係止
部材を取付け、各係止部材を、シート状物搬送方向に延
設された上下のレールに着脱自在に係止するようにした
場合は、導入部は、搬送路形成部材の係止部材を上下レ
ールに係止することにより、容易に取付けて、正確に位
置決めすることができる。また、着脱自在であるので、
シート状物が搬送路にジャムした場合に、搬送路形成部
材をレールから離間して、ジャムしたシート状物を容易
に取り除くことができる。
【0026】搬送路形成部材の上端部の係止部材を、搬
送路形成部材の上端部に形成された貫通孔に挿通して装
着され、かつ、レールの側面に形成されたあり溝に押込
み可能な押込み拡大リベットとした場合は、導入部は、
搬送路形成部材の上端部の押込み拡大リベットを上レー
ルのあり溝に押込み、所要位置まで摺動することによ
り、容易に取付けて、正確に位置決めすることができ
る。
【0027】搬送路形成部材の上端部の係止部材を、搬
送路形成部材の上端部に形成された貫通孔に挿通して装
着され、かつ、上レールの側面に形成されたあり溝に押
込み可能な押込み拡大リベットとし、搬送路形成部材の
下端部の係止部材を、下レールに係合可能な係止縁とし
た場合は、搬送路形成部材の下端部を簡単に下レールに
係合し、搬送路形成部材の上端部を押込み拡大リベット
により上レールの正確な位置に確実に固定することがで
き、かつ、ジャムしたシート状物を排除するために搬送
路形成部材を開放する際、下部を下レールに保持させた
まま上部のみを上レールから離間することができるの
で、復元作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る導入機の正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】ジャム検知器の一例を示す図であり、(a)は
平面図、(b)は一部抽出平面図、(c)は同じく側面
図である。
【図7】紙幣搬送装置を取付けるための上下のレールの
構造を示す端面図である。
【図8】図7のレールに導入機を取付けた状態を示す断
面図である。
【図9】レールに取付けられた紙幣搬送装置の一部の正
面図である。
【図10】同じく平面図である。
【図11】同じく横断面図である。
【図12】要望されている遊技台列の構成要素の配置例
を示す平面図である。
【図13】従来の遊技台列の構成要素の配置例を示す平
面図である。
【図14】従来の導入機の取付け状態を示す横断面図で
ある。
【符号の説明】
J,J1,J2 導入部(導入機) 1 搬送路形成部材 3 搬送路 4 案内路 6 推進ホイル 7 搬送ローラ 10 ジャム検知器 12,13 櫛歯状の連結部 17 係止部材(押込み拡大リベット) 18 係止部材(係止縁) U1,U2 搬送部(搬送ユニット) UR,LR 紙幣搬送装置取付用レール UR…上レール LR…下レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 慶雄 岩手県花巻市城内4番3号 株式会社新興 製作所内 (72)発明者 佐々木 富康 岩手県花巻市城内4番3号 株式会社新興 製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平軸回りに回転されるプーリ間に巻回
    され、駆動源により一方向に回転される無端搬送ベルト
    と、その搬送ベルトの互いに反対側に所定間隔をおいて
    接触して回転される複数個の搬送ローラとを有し、シー
    ト状物受入機から送込まれるシート状物を前記搬送ベル
    トに沿って形成されている搬送路に導入させ、所定位置
    に設けられた収納部まで前記搬送ベルトと搬送ローラで
    挟持搬送するシート状物搬送装置であって、 前記搬送路は、前記シート状物受入機に対応して設けら
    れる導入部と、隣接する導入部の間及び最下流の導入部
    と前記収納部の間に設けられる搬送部とに分割して構成
    され、 前記導入部は、前記搬送路の一部となる部分搬送路と前
    記シート状物受入機から送込まれるシート状物を前記部
    分搬送路に案内導入させる案内路とを有する搬送路形成
    部材と、前記案内路に外周の一部を臨ませて取付けられ
    た推進ホイルと、前記部分搬送路に外周の一部を臨ませ
    て取付けられた前記搬送ローラと、前記部分搬送路のシ
    ート状物の存否を検出するアクチュエータ型センサで構
    成されたジャム検知器とを有することを特徴とするシー
    ト状物搬送装置。
  2. 【請求項2】 搬送路形成部材の上端部及び下端部に係
    止部材を取付け、各係止部材を、シート状物搬送方向に
    延設された上下のレールに着脱自在に係止したことを特
    徴とする請求項1に記載されたシート状物搬送装置遊技
    設備。
  3. 【請求項3】 搬送路形成部材の上端部の係止部材は、
    前記搬送路形成部材の上端部に形成された貫通孔に挿通
    して装着され、かつ、上レールの側面に形成されたあり
    溝に押込み可能な押込み拡大リベットであることを特徴
    とする請求項2に記載されたシート状物搬送装置。
  4. 【請求項4】 搬送路形成部材の上端部の係止部材は、
    搬送路形成部材の上端部に形成された貫通孔に挿通して
    装着され、かつ、上レールの側面に形成されたあり溝に
    押込み可能な押込み拡大リベットであり、搬送路形成部
    材の下端部の係止部材は、下レールに係合可能な係止縁
    であることを特徴とする請求項2に記載されたシート状
    物搬送装置。
JP15790798A 1998-06-05 1998-06-05 シート状物搬送装置 Pending JPH11349172A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156759A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Tdm:Kk 遊技機島用紙幣搬送装置
JP2008056481A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Sammy Systems:Kk 搬送装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156759A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Tdm:Kk 遊技機島用紙幣搬送装置
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