JPH11348738A - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JPH11348738A
JPH11348738A JP16643298A JP16643298A JPH11348738A JP H11348738 A JPH11348738 A JP H11348738A JP 16643298 A JP16643298 A JP 16643298A JP 16643298 A JP16643298 A JP 16643298A JP H11348738 A JPH11348738 A JP H11348738A
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vehicle
car
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JP16643298A
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English (en)
Inventor
Takeshi Denda
健 伝田
Keiichi Yuda
恵一 湯田
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MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
MK Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の後面に備えられたキャリア等の突起
物を検出する。 【構成】 自動車の車体を非接触で検出する車体検出手
段と、洗車機本体と自動車の相対位置を検出する相対位
置検出手段と、車体検出手段と相対位置検出手段による
検出を基に、自動車の車形を検出する車形検出手段と、
ロッカーブラシの開閉位置を検出するロッカーブラシ開
閉位置検出手段と、ロッカーブラシ開閉位置検出手段と
相対位置検出手段による検出を基に、自動車の後端位置
を検出する後端位置検出手段と、車形検出手段により検
出された自動車の後端位置と、後端位置検出手段により
検出された自動車の後端位置が所定範囲を越えて異なる
とき、自動車の後面に突起物があると判断する後面形状
判定手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、門型に形成された洗車
機本体内に、自動車に対して洗車作業を施す洗車処理装
置を備え、洗車機本体と自動車とを相対移動させて洗車
を行う洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の洗車機では、自動車の上面およ
び前後面を洗浄するトップブラシや、自動車の側面およ
び前後面を洗浄するサイドブラシといった洗車処理装置
を、自動車の車形に合わせて制御するために、門型状に
形成した洗車機本体の左右両側に対になるように配置し
た、複数の投光器と受光器からなるビームセンサーで非
接触で自動車の車体を検出し、洗車機本体と自動車の相
対位置と対応づけて車形を検出している。自動車の車体
の検出は、投光器から投光された光が受光器で受光され
るか否かで行われ、投光器から投光された光が受光器で
受光されないと、投光器と受光器の間が自動車の車体に
より遮られたものと判断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような洗車機で、
例えばいわゆるRV車の後面に、スキー板等を縦に積む
ようなキャリアを備えた自動車を洗車する場合、自動車
の側面方向から車体を検出すると、キャリア部分でもビ
ームセンサーが遮光され、キャリア部分が車体側面と判
断されてサイドブラシによる洗車を行い、サイドブラシ
がキャリアに引っかかったり、サイドブラシやキャリア
が破損したりする恐れがある。
【0004】この問題を解決するには、洗車機本体の上
部に、上方から自動車の側面を検出するセンサーを設け
るなどして、自動車の側面の輪郭形状を検出し、自動車
の後面部分から突出した部分をキャリアと判断すればよ
いが、そのためには、新たに自動車の側面形状を検出す
るための装置が必要となる。
【0005】また、このような洗車機では、寒冷地に設
置して冬期に洗車を行う場合の凍結の防止や、それ以外
の場合でも洗浄力の向上を図るため、洗浄水として温水
を用いる場合がある。このとき、温水により発生する湯
気でビームセンサーが遮光され、自動車の車体がない部
分でも、車体があるものと誤検出され、自動車の車形が
正常に検出できなくなる場合がある。
【0006】この問題を解決するためには、この種の洗
車機に通常備えられる、自動車の車体を乾燥するための
ブロアノズルから高圧風を吹き出し、空気の流れにより
湯気をとばして、ビームセンサーが誤検出をするのを防
ぐ方法が考えられる。しかしながら、自動車が洗車機本
体を通り抜けて洗車を行う形式の洗車機では、洗車処理
装置の制御に先立って車形を検出するために、洗車機本
体の入口側に備えられる車体検出用のビームセンサー
と、洗車の最終工程で自動車の車体に付着した水滴を吹
き飛ばすため、洗車機本体の出口側に備えられるブロア
ノズルの間隔があき、ブロアノズルから高圧風を吹き出
しても、ビームセンサー付近の湯気をとばすことができ
ず、ビームセンサーの誤検出を防げない場合がある。
【0007】洗車機は、自動車の前側から後側に向けて
洗車を行うので、洗車機が自動車の前側を洗車している
ときは、湯気の発生がまだ少なく、ビームセンサーが誤
検出することなく正常に自動車の車体を検出できるが、
後側を洗車するときには、湯気の影響で自動車の車体が
正常に検出されない場合がある。このため、自動車の後
部の形状のみが検出できなくなるという場合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために本発明は、門型状に形成された洗車機本体と自
動車とが相対移動して洗車を行う洗車機において、前記
洗車機本体に、洗車機本体と自動車の最初の相対移動で
自動車に先に接近する側から、自動車の車体を非接触で
検出する車体検出手段と、自動車の側面下部を洗浄する
左右一対のロッカーブラシと、自動車の側面および前後
面を洗浄する左右一対のサイドブラシをこの順序で少な
くとも備え、洗車機本体と自動車の相対位置を検出する
相対位置検出手段と、前記車体検出手段で検出された自
動車の車体と、前記相対位置検出手段により検出された
洗車機本体と自動車の相対位置を基に、自動車の車形を
検出する車形検出手段と、前記ロッカーブラシの開閉位
置を検出するロッカーブラシ開閉位置検出手段と、前記
ロッカーブラシ開閉位置検出手段により検出されたロッ
カーブラシの開閉位置と、前記相対位置検出手段により
検出された洗車機本体と自動車の相対位置を基に、自動
車の後端位置を検出する後端位置検出手段と、前記車形
検出手段により検出された自動車の後端位置と、前記後
端位置検出手段により検出された自動車の後端位置が所
定範囲を越えて異なるとき、自動車の後面に突起物があ
ると判断する後面形状判定手段を備える。
【0009】また、本発明は、この洗車機において、前
記後面形状判定手段により、自動車の後面に突起物があ
ると判断されたとき、前記サイドブラシによる自動車の
後面の洗浄を行わないよう制御する手段を備える。
【0010】また、本発明は、この洗車機において、前
記後面形状判定手段により、自動車の後面に突起物があ
ると判断されたとき、前記後端位置検出手段により検出
された自動車の後端位置で前記サイドブラシを開き、前
記車形検出手段により検出された自動車の後端位置で前
記サイドブラシを閉じて、自動車の後面の洗浄を行うよ
う制御する手段を備える。
【0011】また、本発明は、門型状に形成された洗車
機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機にお
いて、前記洗車機本体に、洗車機本体と自動車の最初の
相対移動で自動車に先に接近する側から、自動車の車体
を非接触で検出する車体検出手段と、自動車の側面下部
を洗浄する左右一対のロッカーブラシと、自動車の側面
および前後面を洗浄する左右一対のサイドブラシをこの
順序で少なくとも備え、洗車機本体と自動車の相対位置
を検出する相対位置検出手段と、前記車体検出手段で検
出された自動車の車体と、前記相対位置検出手段により
検出された洗車機本体と自動車の相対位置を基に、自動
車の車形を検出する車形検出手段と、前記ロッカーブラ
シの開閉位置を検出するロッカーブラシ開閉位置検出手
段と、前記ロッカーブラシ開閉位置検出手段により検出
されたロッカーブラシの開閉位置と、前記相対位置検出
手段により検出された洗車機本体と自動車の相対位置を
基に、自動車の後端位置を検出する後端位置検出手段
と、前記車形検出手段で自動車の後端位置が所定範囲内
に検出されないとき、前記後端位置検出手段により検出
された自動車の後端位置を、自動車の後端位置と判断す
る手段を備える。
【0012】
【作用】これにより、後面にキャリア等を備えた自動車
を洗車するときにも、サイドブラシに先立ち自動車に接
触するロッカーブラシが、自動車の後端部分で自動車の
側面から離れて閉じるのを検出することにより、キャリ
ア部分を含まない自動車車体の後端位置を検出し、車形
検出手段で検出された自動車の後端位置と所定範囲を越
えて異なる場合、自動車の後面にキャリア等の突起物が
あるものと判断して、サイドブラシが自動車の後面の洗
浄を行うのを回避させたり、回避させたサイドブラシ
を、車形検出手段で検出した自動車の後端位置で閉じる
ことにより、キャリア等の後端面を洗浄することができ
る。
【0013】また、洗浄水として温水を用い、ビームセ
ンサーが湯気の影響で自動車の後部の車形を検出できな
くても、ロッカーブラシが自動車の後端部分で自動車の
側面から離れて閉じるのを検出することにより、ロッカ
ーブラシの閉じた位置を自動車の後端位置とし、車形検
出手段により検出した車形を補って、車形に合わせた洗
車処理装置の制御を行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を基に、本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例の側面図、図2は本発
明の実施例の正面図、図3は本発明の実施例のロッカー
ブラシの構成を示す説明図である。図において、1は自
動車車体を跨ぐように門型状に形成した洗車機本体で、
正転逆転可能なモータ4,4により、車輪2,2を回転
駆動して、レール3,3に沿って往復走行する。
【0015】5は、洗車機本体1の走行位置を検出する
ロータリーエンコーダで、モータ4の出力軸に連結し、
モータ4の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパ
ルス信号を出力して、洗車機本体1の走行位置を与えて
いる。
【0016】6は、洗車機本体1の位置を検出する位置
センサ−で、洗車機本体1下部に設けられ、レール3敷
設面に固定された突起物であるドッグ7を感知してスイ
ッチングし、洗車機本体1の位置を与えている。ドッグ
7は洗車機本体1の走行開始位置を与える。
【0017】8は車体上面に沿って昇降するトップブラ
シ、9,9は車体側面に沿って開閉するサイドブラシ、
10,10は上面散水ノズル、11,11,11,11
は側面散水ノズルで、車体に向けて各散水ノズルから洗
浄水等を散布すると共に、車体を各洗浄ブラシでブラッ
シングし、車体の洗浄を行う。
【0018】投光器12a,13a,14a,15a、
受光器12b,13b,14b,15bはビームセンサ
ーで、洗車機で洗浄する自動車車体の高さを検出する。
自動車車体は、投光器から投光され受光器で受光される
光を、自動車車体が遮ることにより検出される。12
a,12bは車両下部の高さh1を、13a,13bは
普通車ルーフ位置の高さh2を、14a,14bはワゴ
ン車ルーフ位置の高さh3を、15a,15bは、洗車
機では洗車できない高さh4を検出する。
【0019】16は車体上面に沿って昇降するトップノ
ズル、17,17は車体側面に沿って開閉するサイドノ
ズルで、高圧風を自動車車体に向けて吹き付けて、車体
に付着した洗浄水を吹き飛ばし、車体の乾燥を行う。
【0020】21,21は洗車機本体1両側下部に設け
られる左右一対のロッカーブラシで、スイングアーム2
2,22に支持され、主に車のタイヤ及び側面下部の洗
浄を行うもので、正逆回転可能なモータ23,23によ
り回転駆動される。スイングアーム22,22に一体に
設けられた支軸24,24は、洗車機本体1の内方両側
に固定される軸受25,25により支持されている。支
軸24,24の一方には、エアシリンダ26,26とス
プリング27,27が連結されている。ロッカーブラシ
21,21は、通常エアシリンダ26,26を作動させ
てスプリング27,27の付勢に抗して開かれ、洗車時
エアシリンダ26,26の作動を解いてスプリング2
7,27の付勢により自動車車体に向けて閉じられる。
【0021】19,20はエアシリンダ26のピストン
位置を検出するリードスイッチで、前記ピストンに内蔵
されたマグネットに応動しロッカーブラシが所定の開位
置および閉位置に達したのを検出するもので、左右のエ
アシリンダ26,26の両方に備えられている。リード
スイッチ19はロッカーブラシが閉じられた位置を、リ
ードスイッチ20はロッカーブラシが開かれた位置を検
出する。なお、ロッカーブラシは、閉じきった状態でも
自動車車体の中央部にまでは移動せず、通常想定される
自動車車体の側面よりも若干中央寄りの位置まで移動す
る程度である。
【0022】28は操作パネルで、洗車機本体1の前面
に備えられ、作業者が操作パネルを操作することによ
り、洗車の指示やメンテナンス,収益等の管理といった
洗車機の操作を行う。
【0023】図4,図5は実施例の制御系を示すブロッ
ク図である。29は洗車機の制御手段であるマイクロコ
ンピュータで、演算処理を行うCPU30、プログラム
及び各種データを記憶するメモリ31、及び入出力イン
ターフェース32,32より成り、入出力インターフェ
ース32,32には、走行位置検出用ロータリーエンコ
ーダー5、位置センサー6、車体検出用ビームセンサー
12a,12b,13a,13b,14a,14b,1
5a,15b、ロッカーブラシ開閉用エアシリンダ2
6,26、リードスイッチ19,20、トップブラシ
8,サイドブラシ9,9、上面散水ノズル10,10、
側面散水ノズル11,11,11,11、操作パネル2
8が接続されている。
【0024】33は洗車機走行用モータ4,4の回転数
を制御するインバータで、入出力インターフェース32
に接続され、洗車機走行用モータ4,4に供給する電源
の周波数を変更してモータ4,4の回転数を変え、洗車
機の走行速度を適宜変更する。
【0025】車体検出手段であるビームセンサー12
a,12b,13a,13b,14a,14b,15
a,15bと、走行位置検出手段、すなわち洗車機と自
動車の相対位置検出手段であるロータリーエンコーダ5
は、車形検出手段を構成する。また、ロッカーブラシ開
閉位置検出手段であるリードスイッチ19,20と、相
対位置検出手段であるロータリーエンコーダ5は、後端
位置検出手段を構成する。車形検出手段で検出した自動
車の後端位置と、後端位置検出手段で検出した自動車の
後端位置を基に、後面形状検出手段が自動車の後面の突
起物の有無等を検出し、その検出結果を基に、洗車処理
装置制御手段がサイドブラシ等の洗車処理装置を制御す
る。
【0026】次に、実施例の動作について説明する。は
じめに、図6,図7を基に、車形検出手段による自動車
の車形の検出について説明する。洗車工程に入り、洗車
機本体1が、図6(a)に示す洗車開始位置から走行を
開始し、車体検出用ビームセンサーが自動車の車体を検
出する。まず、図6(b)に示すように、自動車下部を
検出するビームセンサーが、投光器12aと受光器12
b間を自動車A車体によって遮光され、車体を検出す
る。洗車機は、走行位置検出用ロータリーエンコーダ5
により検出される、この時の洗車機本体1の走行位置
を、自動車Aの前端位置CSとしてメモリ31に記憶す
る。続いて、図6(c)に示すように、普通車ルーフ位
置を検出するビームセンサーが、投光器13aと受光器
13b間を自動車A車体によって遮光され、車体を検出
する。洗車機は、この時の洗車機本体1の走行位置を、
自動車Aのルーフ部の前端位置RSとしてメモリ31に
記憶する。この後、普通車ルーフ位置を検出するビーム
センサーが、投光器13aと受光器13b間の自動車A
車体による遮光を解かれ、車体を検出しなくなると、洗
車機は、この時の洗車機本体1の走行位置を自動車Aの
ルーフ部の後端位置REとしてメモリ31に記憶する。
また、自動車下部を検出するビームセンサーが、投光器
12aと受光器12b間の自動車A車体による遮光を解
かれ、車体を検出しなくなると、洗車機は、この時の洗
車機本体1の走行位置を自動車Aの後端位置CEとして
メモリ31に記憶する。このようにして、移動する洗車
機本体1の位置と車体を検出するビームセンサーの検出
結果が対応づけられて記憶され、図7に示すように自動
車Aの車形が検出される。
【0027】次に、図8を基に、後端位置検出手段によ
る自動車の後端位置の検出について説明する。図8
(a)に示すように、洗車機はロッカーブラシ21,2
1、サイドブラシ9,9を閉じて走行を開始し、ロッカ
ーブラシ21,21が自動車Aに接触し、車体に沿って
開き方向に移動するその開閉位置をリードスイッチ2
0,20で検出し、ロータリーエンコーダ5で与えられ
る洗車機本体1の走行位置と対応づけて、自動車Aの前
端面を検出する。自動車Aの前端面位置にサイドブラシ
9,9が達すると、洗車機は走行を停止してサイドブラ
シ9,9を開き、自動車Aの前面を洗浄する。次いで、
図8(b)に示すように、ロッカーブラシ21,21、
サイドブラシ9,9を自動車Aの車体に接触させて側面
の洗浄を行い、図8(c)に示すように、ロッカーブラ
シ21,21が自動車Aの後端面で側面から離れて閉じ
方向に移動するその開閉位置をリードスイッチ19,1
9で検出し、このときの洗車機本体1の走行位置と対応
づけ、ロッカーブラシ21,21の位置から、ブラシ径
等を考慮して距離α離れた位置を、自動車の後端位置C
Eとする。なお、軽自動車等の車幅の狭い自動車の場
合、自動車が左右どちらかに偏っていると、片側のロッ
カーブラシが自動車の側面にあるときも常に閉じ位置を
検出する場合があるので、そのときは左右両方のロッカ
ーブラシが閉じ位置にあるときを、ロッカーブラシが閉
じ位置にあると判断するとよい。
【0028】次に、実施例の洗車機で、後面にキャリア
を備えた自動車を洗車するときの例を示す。洗車機は、
車形検出手段で車形を検出しながら走行するとともに、
洗車を行う。車形検出手段で検出される車形では、図9
に示すように、キャリアCの後端位置が、自動車Aの後
端位置CE1と判断される。洗車機は、ロッカーブラシ
21,21およびサイドブラシ9,9で自動車の側面を
ブラッシングしながら走行し、図10(a)に示すよう
に、ロッカーブラシ21,21が自動車Aの後端部に達
し、車体側面から離れて閉じることにより、後端位置C
E2が検出される。車形検出手段で検出された後端位置
CE1はキャリアCの後端位置であり、後端位置検出手
段で検出された後端位置CE2はキャリアCを含まない
自動車Aの後端位置であるので、CE1の位置とCE2
の位置は、検出誤差の範囲を越えて、キャリアCの厚み
分だけ異なる。従って、洗車機は、自動車Aの後面には
キャリア等の突起物が備えられているものと判断し、図
10(b)に示すように、後端位置検出手段で検出され
た後端位置CE2から、サイドブラシ9のブラシ径等を
考慮した距離β離れた位置で、サイドブラシ9,9を開
き、自動車Aの後面に備えられたキャリアCをサイドブ
ラシ9,9でブラッシング洗浄するのを回避する。
【0029】また、別の洗車方法として、図10(c)
に示すように、後端位置検出手段で検出された後端位置
CE2から、距離β離れた位置でサイドブラシ9,9を
開き、車形検出手段で検出した後端位置CE1から距離
β離れた位置でサイドブラシ9,9を閉じ、キャリアC
の側面に向けてサイドブラシが閉じるのを回避した上
で、キャリアCの後端面のみをブラッシング洗浄するこ
ともできる。
【0030】ところで、洗浄水として温水を用いると、
車形検出手段で検出される車形は、湯気の影響を受け、
図11に示すように、自動車Aの前部の車形は検出で
き、自動車Aの後部の車形は検出できないという場合が
ある。このとき、洗車機は、検出された自動車Aの前部
の車形で、自動車Aが普通の乗用車か、ワゴン車等の大
型車か、といった、ある程度の区別をし、トップブラシ
を概略の車形に応じて制御して自動車Aの上面をブラッ
シングするとともに、ロッカーブラシ,サイドブラシで
自動車Aの側面のブラッシングを行う。ロッカーブラシ
が自動車Aの後端に達して自動車Aの側面から離れて閉
じることにより、後端位置CE2が検出される。この後
端位置CE2から、通常想定されるキャリア等の突起物
の厚み分を考慮した位置を越えても、車形検出手段で自
動車の後端位置を検出できないときは、ロッカーブラシ
が閉じて検出された後端位置CE2を、自動車Aの後端
位置と判断し、キャリア等を回避するために自動車の後
面を洗浄しない指定があらかじめなされている洗車のと
きなどは、この後端位置CEを基準にしてサイドブラシ
を回避させ、自動車の後面を洗浄しない洗車を行うこと
ができる。
【0031】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、種々の
設計変更が可能である。例えば、実施例では、ロッカー
ブラシ開閉位置検出手段としてリードスイッチを用いた
が、ロッカーブラシのスイングアームの支軸にロータリ
ーエンコーダを取り付け、ロータリーエンコーダから出
力されるパルスをカウントして、ロッカーブラシの開閉
位置を検出することもできる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ビームセ
ンサーを用いた車形検出手段により、非接触で自動車の
車形を検出し、自動車の後端位置を検出するとともに、
自動車に接触してブラッシング洗浄するロッカーブラシ
の開閉位置を基に、自動車の後端位置を検出する後端位
置検出手段でも、自動車の後端位置を検出するので、車
形検出手段で検出した後端位置と、後端位置検出手段で
検出した後端位置が所定範囲を越えて異なるとき、自動
車の後面に突起物があるものと判断し、突起物部分でサ
イドブラシを回避するなど、安全な洗車を行うことがで
きる。
【0033】また、湯気等の影響で、ビームセンサーを
用いる車形検出手段で車形が検出できず、自動車の後端
位置が不明なときでも、自動車に接触するロッカーブラ
シの開閉位置を基にする後端位置検出手段で自動車の後
端位置が検出でき、自動車の後端位置を基準にして洗車
処理装置を制御して、安全な洗車を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面説明図である。
【図2】本発明の実施例の正面図である。
【図3】本発明の実施例のロッカーブラシの構成を示す
正面図である。
【図4】本発明の実施例の制御系を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の実施例の制御系を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の実施例の動作説明図である。
【図7】本発明の実施例の動作説明図である。
【図8】本発明の実施例の動作説明図である。
【図9】本発明の実施例の動作説明図である。
【図10】本発明の実施例の動作説明図である。
【図11】本発明の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 4 洗車機本体走行用モータ 5 洗車機本体走行位置検出用ロータリーエンコーダ 9 サイドブラシ 12a,12b 車体検出用ビームセンサー 13a,13b 車体検出用ビームセンサー 14a,14b 車体検出用ビームセンサー 15a,15b 車体検出用ビームセンサー 19,20 ロッカーブラシ開閉位置検出用リードスイ
ッチ 21 ロッカーブラシ 22 スイングアーム 26 ロッカーブラシ開閉用エアシリンダ 27 スプリング 29 マイクロコンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型状に形成された洗車機本体と自動車
    とが相対移動して洗車を行う洗車機において、前記洗車
    機本体に、洗車機本体と自動車の最初の相対移動で自動
    車に先に接近する側から、自動車の車体を非接触で検出
    する車体検出手段と、自動車の側面下部を洗浄する左右
    一対のロッカーブラシと、自動車の側面および前後面を
    洗浄する左右一対のサイドブラシをこの順序で少なくと
    も備え、洗車機本体と自動車の相対位置を検出する相対
    位置検出手段と、前記車体検出手段で検出された自動車
    の車体と、前記相対位置検出手段により検出された洗車
    機本体と自動車の相対位置を基に、自動車の車形を検出
    する車形検出手段と、前記ロッカーブラシの開閉位置を
    検出するロッカーブラシ開閉位置検出手段と、前記ロッ
    カーブラシ開閉位置検出手段により検出されたロッカー
    ブラシの開閉位置と、前記相対位置検出手段により検出
    された洗車機本体と自動車の相対位置を基に、自動車の
    後端位置を検出する後端位置検出手段と、前記車形検出
    手段により検出された自動車の後端位置と、前記後端位
    置検出手段により検出された自動車の後端位置が所定範
    囲を越えて異なるとき、自動車の後面に突起物があると
    判断する後面形状判定手段を備えたことを特徴とする洗
    車機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の洗車機において、前記
    後面形状判定手段により、自動車の後面に突起物がある
    と判断されたとき、前記サイドブラシによる自動車の後
    面の洗浄を行わないよう制御する手段を備えたことを特
    徴とする洗車機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の洗車機において、前記
    後面形状判定手段により、自動車の後面に突起物がある
    と判断されたとき、前記後端位置検出手段により検出さ
    れた自動車の後端位置で前記サイドブラシを開き、前記
    車形検出手段により検出された自動車の後端位置で前記
    サイドブラシを閉じて、自動車の後面の洗浄を行うよう
    制御する手段を備えたことを特徴とする洗車機。
  4. 【請求項4】 門型状に形成された洗車機本体と自動車
    とが相対移動して洗車を行う洗車機において、前記洗車
    機本体に、洗車機本体と自動車の最初の相対移動で自動
    車に先に接近する側から、自動車の車体を非接触で検出
    する車体検出手段と、自動車の側面下部を洗浄する左右
    一対のロッカーブラシと、自動車の側面および前後面を
    洗浄する左右一対のサイドブラシをこの順序で少なくと
    も備え、洗車機本体と自動車の相対位置を検出する相対
    位置検出手段と、前記車体検出手段で検出された自動車
    の車体と、前記相対位置検出手段により検出された洗車
    機本体と自動車の相対位置を基に、自動車の車形を検出
    する車形検出手段と、前記ロッカーブラシの開閉位置を
    検出するロッカーブラシ開閉位置検出手段と、前記ロッ
    カーブラシ開閉位置検出手段により検出されたロッカー
    ブラシの開閉位置と、前記相対位置検出手段により検出
    された洗車機本体と自動車の相対位置を基に、自動車の
    後端位置を検出する後端位置検出手段と、前記車形検出
    手段で自動車の後端位置が所定範囲内で検出されないと
    き、前記後端位置検出手段により検出された自動車の後
    端位置を、自動車の後端位置と判断する手段を備えたこ
    とを特徴とする洗車機。
JP16643298A 1998-06-15 1998-06-15 洗車機 Pending JPH11348738A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011213276A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Mk Seiko Co Ltd 洗車機

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