JPH11347585A - 汚水処理装置 - Google Patents

汚水処理装置

Info

Publication number
JPH11347585A
JPH11347585A JP15596498A JP15596498A JPH11347585A JP H11347585 A JPH11347585 A JP H11347585A JP 15596498 A JP15596498 A JP 15596498A JP 15596498 A JP15596498 A JP 15596498A JP H11347585 A JPH11347585 A JP H11347585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air supply
blower
treatment apparatus
sewage treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15596498A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Takeuchi
文章 竹内
Kaname Nishimura
要 西村
Toshimasa Hirate
利昌 平手
Tatsuya Hirose
達也 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP15596498A priority Critical patent/JPH11347585A/ja
Publication of JPH11347585A publication Critical patent/JPH11347585A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Activated Sludge Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理槽を曝気するための複数の空気供給部か
らの送風量を個別に制御する。 【解決手段】 曝気槽11に流入した汚水中に複数の散
気管14から空気を供給して曝気させる。各散気管14
に送風するブロア装置は1台のブロア17から構成さ
れ、各ブロア17はそれぞれ専用のブロア制御装置19
によって制御される。ブロア制御装置19には、各散気
管14に対応して設けられたDO検出装置25からDO
値が入力されるので、これに基づいて目標送風量を演算
し、風量検出装置24の検出風量が目標風量となるよう
にブロア17を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は曝気槽などに送風装
置により空気を送って曝気する汚水処理装置に係り、特
に、処理槽の各部に対してそれ相応の量の空気を供給で
きるようにしたものに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、活性汚泥法に
よる下水処理場では、汚水は、まず沈砂地に流入し、こ
こで砂、砂利、木片などの大きな含入物が除去された
後、最初沈殿池に入り、浮遊物の沈殿が行われる。その
後、汚水は、曝気槽に流入し、活性汚泥による生物化学
反応により汚れ分が固形化され、そして、最終沈殿池に
て沈殿処理され、浄化されるようになっている。
【0003】この場合、曝気槽では、流入する汚水と最
終沈殿池から戻された活性汚泥とを混ぜ合わせ、ブロア
装置で曝気槽内の汚泥中に空気を送って曝気し、これに
より、上述のように活性汚泥に含まれる微生物に生物化
学反応を行わせ、汚水に含まれる汚れを固定化させるよ
うにしている。
【0004】この曝気槽の具体的構成を図6に示す。曝
気槽1には、空気供給部として複数の散気管2が設けら
れており、それら各散気管2は、1本の送気管3から分
岐された複数の各分岐管4に接続されている。上記送気
管3は、絞り弁5を介してブロア装置6に接続されてお
り、ブロア装置6が駆動されると、そのブロア装置6か
ら送風された空気が絞り弁5により流量調節されて送気
管3に送られ、各分岐管4を介して散気管2から曝気槽
1の汚泥中に送風される。
【0005】また、曝気槽1中の汚泥の溶存酸素(以
下、DOと称す)量を検出するDOセンサ7が設けら
れ、そのDOセンサ7の検出DO値はプロセスコントロ
ーラ8に入力される。そして、プロセスコントローラ8
は、そのDOセンサ7の検出DO値が目標値となるよう
にブロア制御部9および弁制御部10を介してブロア5
および絞り弁4を制御する。
【0006】しかしながら、上記従来の曝気槽1では、
複数の散気管2に送る空気を1台のブロア装置6から1
本の送気管3に送り、そして送気管3から分岐管4によ
って複数の散気管2に分配する構成であるから、散気管
2から曝気槽1への送風量を散気管2ごとに制御できな
い。このため、曝気槽1の各部で適性なDO値に保つた
めに、例えば汚水の流入側の散気管2ほど送風量(曝気
槽1への供給空気量)を多くする、というような送風量
制御ができないという問題がある。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、複数の空気供給部からの送風量を個別
に制御することができる汚水処理装置を提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、処理槽に流入した汚水中に空気供給部
から空気を供給して曝気させる汚水処理装置において、
前記空気供給部を複数設けると共に、それら空気供給部
に空気を送るためのブロア装置を各空気供給部ごとに設
け、それらブロア装置を個別に制御する構成としたこと
を特徴とするものである。この構成によれば、空気供給
部に一対一の関係でブロア装置が設けられているので、
各空気供給部から供給する空気量を個別に制御でき、処
理槽の各部に最適な量の空気を供給できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を下水処
理装置の曝気槽に適用して図1〜図4を参照しながら説
明する。図1は下水処理装置中の曝気槽11を示す。処
理槽としての曝気槽11において、その流入部12は最
初沈殿池に接続され、流出部13は最終沈殿池に接続さ
れており、曝気槽11内の流入部12と流出部13との
間には、空気供給部としての複数の散気管14が配置さ
れている。なお、散気管14は、詳細には図示されてい
ないが、管に多数の小孔を設けた形態のもので、空気は
その小孔から吹き出される。
【0010】上記各散気管14に供給される空気は、1
本の空気取入管15から取り入れられる。この空気取入
管15からは複数の分岐管16が分岐され、それら各分
岐管16にブロア装置を構成する1台のブロア17が接
続されている。そして、各ブロア17から送り出された
空気は、送気管18を介して各散気管14に送られて曝
気槽11内の汚水中に供給されるようになっている。
【0011】上記の各ブロア17は、それぞれ専用のブ
ロア制御手段としてのブロア制御装置19によって個別
に制御される。これら各ブロア制御装置19は、図2に
示すように、制御部としてのCPU20、制御プログラ
ムなどを記憶したROM21、各種のデータなどを一時
的に記憶するためのRAM22、ブロア17のモータ
(以下、ブロアモータ)17aを駆動するインバータ装
置23などを備えている。
【0012】各送気管18には、各ブロア17から散気
管14に送風される空気量を検出するための風量検出手
段としての風量検出装置24が設けられている。また、
曝気槽11内には、DO検出手段として各散気管14と
一対一の関係で複数のDO検出装置25が設けられてお
り、それら各DO検出装置25によって曝気槽11内の
各部、すなわち各散気管14により曝気される各部分の
DO値を検出するようになっている。上記風量検出装置
24およびDO検出装置25は、図3および図4に示す
ように、風量およびDOを検出する風量センサ26およ
びDOセンサ27、制御部としてのCPU28および2
9、ROM30および31、RAM32および33など
から構成されている。
【0013】ここで、ブロア制御装置19のCPU2
0、風量検出装置24のCPU28およびDO検出装置
25のCPU29は、それぞれ通信回路付きCPUとし
て形成されている。そして、それらCPU20,28お
よび29は、通信線、例えばLANなどのネットワーク
34に接続されている。このネットワーク34には、各
ブロア制御装置19、各風量検出装置24、各DO検出
装置25の他に、例えばキーボードやディスプレイを備
えたマイクロコンピュータからなるマン・マシンインタ
ーフェース35が接続されている。そして、各ブロア制
御装置19、各風量検出装置24、各DO検出装置2
5、マン・マシンインターフェース35には、それぞれ
ID番号が付されており、それらは、ID番号を指定す
ることによって相互に通信できるようになっている。
【0014】この実施例では、ブロア制御装置19は、
DO検出装置25と通信してDO値の検出情報を得、検
出DO値が予め記憶されている目標DO値となるように
目標風量を設定する。そして、ブロア制御装置19は、
風量検出装置24と通信して風量の検出情報を得、検出
風量が目標風量となるようにブロアモータ17aの回転
数を制御する。
【0015】マン・マシンインターフェース35は、オ
ペレータと各装置19,24,25との間に介在し、ブ
ロア制御装置19に運転指令・停止指令を与えて各ブロ
ア17の運転を開始させたり、停止させたりする。ま
た、オペレータが曝気槽11の運転状態を監視できるよ
うにするために、マン・マシンインターフェース35
は、各ブロア制御装置19、各風量検出装置24、各D
O検出装置25にアクセスして各ブロア17の運転状態
や送風量、曝気槽11の各部のDO値などをディスプレ
イに表示したりする。更に、マン・マシンインターフェ
ース35は、検出送風が目標風量となるようにブロア1
7を制御するという各ブロア制御装置19のフィードバ
ック制御において、そのゲインの調整などを行い、適性
なフィードバック制御がなされるようにするために使用
される。
【0016】上記構成において、汚水処理場に流入した
汚水は、まず沈砂地で砂、砂利、木片などの大きな含入
物が除去された後、最初沈殿池に入り、浮遊物の沈殿が
行われる。その後、汚水は、曝気槽11に流入し、活性
汚泥中の微生物の生物化学反応により汚れ分が固形化さ
れた後、最終沈殿池にて沈殿処理され、河川などに放出
される。
【0017】一方、曝気槽11を曝気するために、各ブ
ロア17は、空気取入管15から空気を吸入して送気管
18を介して散気管14に送る。散気管14に送られた
空気は、その散気管14の小孔から曝気槽11の汚泥中
に供給される。このブロア17の運転において、各ブロ
ア制御装置19は、それぞれに対応するDO検出装置2
5から得られるDO値と目標DO値とから目標風量を定
め、そして、風量検出装置24から得られる風量が目標
風量となるようにブロアモータ17aを制御する。
【0018】このように、曝気槽11に配置された複数
本の散気管14に対して、一対一の関係でブロア17を
設けたので、各散気管14から曝気槽11に供給する空
気量を各散気管14ごとに制御できる。このため、曝気
槽11の各部のDO値に応じて各散気管14からの空気
供給量を定めることができるので、曝気槽11の各部
を、活性汚泥に含まれる微生物の生物化学反応を行わせ
る最適なDO値に制御できる。
【0019】また、曝気槽11に各散気管14のそれぞ
れに対応してDO検出装置25を設けたので、各散気管
14が分担する曝気領域のDO値を検出することができ
るので、各散気管14が分担する曝気領域に適した送風
量となるように各ブロア17を制御できる。このとき、
本実施例のように、各風量検出装置24および各D0検
出装置25の検出値を各ブロア制御装置19に与え、そ
して、ブロア制御装置19が検出DO値と目標DO値と
から目標風量を定め、検出風量が目標風量となるように
ブロア17をフィードバック制御するので、上記のよう
に各部のDO値に適した送風量となるように各ブロア1
7を運転するという制御を自動的に行わせることができ
る。
【0020】ところで、本実施例では、ブロア制御装置
19、風量検出装置24、DO検出装置25の動作プロ
グラムによっては次のような動作を行わせることが可能
となる。 各風量検出装置24は各ブロア17の吐出風量を検出
する。また、各ブロア制御装置19はブロアモータ17
aの駆動電流などからその負荷を検出することができ
る。そして、各ブロア制御装置19は、ブロアモータ1
7aの負荷が各風量検出装置24により検出された風量
に比べて大きい場合、散気管14の小孔が目詰まり状態
になったと判断する。なお、ブロアモータ17aの負荷
が吐出風量に比べて大きい場合、ブロア17が故障した
とも判断できるが、散気管14の目詰まりおよびブロア
17の故障を含めて、目詰まりと判断するものである。
そして、目詰まりと判断したとき、ブロア制御装置19
は、これをマン・マシンインターフェース35のディス
プレイに表示させたり(表示手段)、或いはブザーを鳴
動させたりしてオペレータに報知する(報知手段)。
【0021】各ブロア制御装置19は、散気管14が
目詰まりした(ブロア17の故障を含む)と判断したと
き、これを隣のブロア制御装置19に送信する。各ブロ
ア制御装置19は、隣のブロア制御装置から目詰まり情
報を受信したとき、ブロア17の吐出風量が多くするよ
うに制御する。これにより、曝気槽11全体の曝気風量
の減少を防止して微生物の生物化学反応に適した環境を
維持する。
【0022】このとき、曝気槽11への供給空気量が減
少した散気管(目詰まり散気管)14以外の散気管(正
常散気管)14について、正常散気管14の位置と曝気
槽11全体に必要な空気量とから正常散気管14への供
給空気量を演算し、ブロア17を制御する。このように
すれば、曝気槽11の各部をより確実に微生物に適した
環境に保持することができる。なお、このときの曝気槽
11全体に必要な空気量は、目詰まり散気管14が目詰
まりを起こす前の全散気管14への供給空気量とする。
【0023】全てのDO検出装置25を2つずつ、例
えば隣同志2つのDO検出装置25で組を構成し、その
組のDO検出装置25どうしで検出DO値を相互に送信
する。各DO検出装置25は、相手のDO検出装置25
の検出DO値をRAM33に記憶すると共に、自身の検
出DO値との差を演算して同様にRAM33に記憶す
る。そして、上記の相手のDO検出装置25の検出DO
値と自身の検出DO値との差が予め設定された値を越え
たとき、DO検出装置25は、自身或いは組となってい
る相手のDO検出装置25のうち一方が故障したと判断
する。
【0024】そして、実際に故障したDO検出装置25
は、上流側のDO検出装置25と組を構成していると共
に、下流側のDO検出装置25とも組を構成しているの
で、両方の組のDO検出装置25の検出DO値との差が
大きくなる。これにより、実際に故障したDO検出装置
25が特定できる。
【0025】故障したDO検出装置25はその旨を隣の
DO検出装置25に伝送する。故障を伝送された相手の
DO検出装置25は自身の検出DO値から、故障した相
手のDO検出装置25の過去の検出DOデータから故障
したDO検出装置25により検出される部分のDO値を
推定し、その推定DO値を、故障したDO検出装置25
に対応するブロア制御装置19に送信する。このように
すれば、DO検出装置25が故障しても、正確度の高い
DO値をブロア制御装置19に入力できる。
【0026】曝気槽11の流入部12に、最初沈殿池
から曝気槽11内に流入する汚水量を検出する流量検出
装置を設け、この流量検出装置は検出した流量と各DO
検出装置25から入力されたDO値とから曝気槽11全
体に必要な空気量を演算し、その全空気量を各ブロア制
御装置19に送信する。
【0027】各ブロア制御装置19は、制御対象の各ブ
ロア17が送風する散気管14の位置からブロア17の
吐出風量を再設定し、ブロア17を制御する。このよう
にすれば、より一層微生物に適した環境に制御できる。
【0028】図5は本発明の他の実施例を示すもので、
前述の第1実施例と異なるところは、各散気管14に送
風するブロア装置36を複数台、例えば3台のブロア3
7a〜37cにより構成したところにある。各ブロア3
7a〜37cは、それぞれ個別に分岐管16を介して空
気取入管15から空気を吸入し、吸入した空気を1本の
送気管18に吐出して散気管14に送る。
【0029】ブロア装置37の各ブロア37a〜37c
は、前記第1実施例のブロア制御装置19と同一構成の
ブロア制御装置38a〜38cにより個別に制御され
る。そして、それらブロア制御装置38a〜38cに
は、風量検出装置24およびDO検出装置25からの検
出値が入力されるようになっていると共に、ブロア制御
装置38a〜38c相互で通信するようになっている。
【0030】各ブロア制御装置38a〜38cは、DO
検出装置25からの検出DO値に基づいて散気管14へ
の必要な送風量を演算し、それを3等分してブロア37
a〜37cの1台ずつの目標風量とする。そして、各ブ
ロア制御装置38a〜38cは、風量検出装置24の検
出風量値を3等分した値が目標風量に一致するようにブ
ロア37a〜37cを制御する。
【0031】また、各ブロア制御装置38a〜38c
は、インバータ装置23からブロアモータ17aへの供
給電流に基づいてブロア37a〜37cの故障検出を行
う。例えば、ブロアシャフトのベアリングが摩耗して負
荷が増大すると、負荷トルクが増えるため、過電流が発
生する。これをインバータ装置23に設けた電流検出手
段で検出し、故障と判断する。そして、故障が発生する
と、ブロア制御装置は、故障した旨を他のブロア制御装
置に送信し、正常なブロアのブロア制御装置は、散気管
14が必要とする送風量となるようにブロアを制御す
る。例えば2台のブロアが正常ならば、各ブロアが必要
風量の半分を吐出するように制御され、1台しか正常な
ブロアが存在しない場合には、1台で必要風量の全量を
吐出するように制御する。
【0032】このように本実施例によれば、1つの散気
管14に対して3台のブロア37a〜37cを設けたの
で、それらが3台とも故障することはほとんどないの
で、散気管14から空気が吐出されなくなることを防止
でき、曝気槽11の各部に適した量の空気を供給するこ
とを一層確実に実行することができる。
【0033】また、ブロアでは、一般に風圧は回転数の
二乗に比例するので、風圧を制御することによって散気
管14からの吐出空気量を制御することは難しい。とこ
ろが、本実施例のように、ブロア37a〜37cを複数
台設ければ、運転台数によって供給空気量を制御するこ
とが比較的容易にできる。
【0034】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは
変更が可能である。下水処理装置に限られず、空気を供
給する必要のある処理槽一般に適用することができる。
各ブロア制御装置19,38a〜38cによる各ブロア
17,37a〜37cの制御、は、従来と同様にプロセ
スコントローラにより行うようにしても良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。請求項1記載の汚水
処理装置では、複数の空気供給部ごとにブロア装置を設
けるようにしたので、複数の空気供給部から供給する空
気量を個別に制御でき、処理槽の各部に最適な量の空気
を供給できる。
【0036】請求項2記載の汚水処理装置では、空気供
給部ごとに設けるブロア装置を、個別に制御される複数
台のブロアから構成したので、ブロアが故障したときで
も、空気供給部への送風量が減少しないようにすること
ができる。請求項3記載の汚水処理装置では、汚水の溶
存酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を各空気供給部
に対応して複数設けたので、処理槽各部の酸素濃度に応
じた量の空気を各空気供給部から供給できる。
【0037】請求項4記載の汚水処理装置では、複数の
酸素濃度検出手段の検出濃度が予め設定された濃度とな
るようにブロア装置を制御するので、処理槽の各部の酸
素濃度に応じた量の空気が各空気供給部から供給される
ように自動制御できる。請求項5記載の汚水処理装置で
は、風量検出手段により検出された空気供給部への送風
量と、ブロア装置の負荷とから、空気供給部の目詰まり
の有無を判断することができる。
【0038】請求項6記載の汚水処理装置では、空気供
給部への送風量が少ないとき、隣接する空気供給部への
送風量を多くするので、処理槽全体として必要な空気量
を確保できる。請求項7記載の汚水処理装置では、組を
構成する2つの酸素濃度検出手段の検出濃度の差と設定
され値との比較により、容易に酸素濃度検出手段の故障
を判定できる。
【0039】請求項8記載の汚水処理装置では、酸素濃
度検出手段が故障したとき、その故障したものに隣接す
る他の酸素濃度検出手段の検出濃度に基づいて故障した
ものの検出濃度を推定するので、酸素濃度検出手段が故
障しても、必要な量の空気の供給を継続できる。
【0040】請求項9記載の汚水処理装置では、処理槽
への流入流量を検出する流入量検出手段を設け、この流
入量検出手段の検出流量と酸素濃度検出手段の検出濃度
とから処理槽全体に供給すべき空気量を算出し、その全
空気量を各ブロア装置の吐出風量として分担させるよう
に制御するので、処理槽に対し、汚水の流入量に応じた
量の空気を供給できる。
【0041】請求項10記載の汚水処理装置では、供給
空気量の減少した空気供給部が存在するとき、他の空気
供給部の位置と処理槽全体に供給すべき空気量とから前
記他の空気供給部からの供給空気量を再設定するので、
処理槽内が部分的に空気量不足となることをより確実に
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略的な構成図
【図2】ブロア制御装置のブロック図
【図3】風量検出装置のブロック図
【図4】DO検出装置のブロック図
【図5】本発明の他の実施例を示す図1相当図
【図6】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11は曝気槽(処理槽)、14は散気管(空気供給
部)、17はブロア(ブロア装置)、19はブロア制御
装置(ブロア制御手段)、24は風量検出装置(風量検
出手段)、25はDO検出装置(溶存酸素濃度検出手
段)、36はブロア装置、37a〜37cはブロア、3
8a〜38cはブロア制御装置である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣瀬 達也 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽に流入した汚水中に空気供給部か
    ら空気を供給して曝気させる汚水処理装置において、 前記空気供給部を複数設けると共に、それら空気供給部
    に空気を送るためのブロア装置を各空気供給部ごとに設
    け、それらブロア装置を個別に制御する構成としたこと
    を特徴とする汚水処理装置。
  2. 【請求項2】 空気供給部ごとに設けられたブロア装置
    は、個別に制御される複数台のブロアから構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の汚水処理装置。
  3. 【請求項3】 処理槽内の汚水の溶存酸素濃度を検出す
    る酸素濃度検出手段を、各空気供給部に対応して複数設
    けたことを特徴とする請求項1または2記載の汚水処理
    装置。
  4. 【請求項4】 空気供給部ごとに設けられたブロア装置
    は、各空気供給部に対応して設けられた酸素濃度検出手
    段の検出濃度が予め設定された濃度となるように送風量
    制御されることを特徴とする請求項3記載の汚水処理装
    置。
  5. 【請求項5】 各空気供給部への送風量を検出する風量
    検出手段を設け、その風量検出手段の検出風量とブロア
    装置の負荷とから、空気供給部の目詰まりの有無を判断
    するように構成されていることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載の汚水処理装置。
  6. 【請求項6】 各空気供給部への送風量を検出する風量
    検出手段を設け、その風量検出手段の検出風量が減少し
    たとき、隣接する空気供給部のブロア装置の吐出風量を
    多くするように制御する構成であることを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載の汚水処理装置。
  7. 【請求項7】 複数の酸素濃度検出手段を2つずつ組に
    し、組を構成する2つの酸素濃度検出手段の検出濃度の
    差が予め設定された値を越えたとき、一方の酸素濃度検
    出手段が故障状態にあると判定する構成であることを特
    徴とする請求項3または4記載の汚水処理装置。
  8. 【請求項8】 酸素濃度検出手段が故障したとき、その
    故障したものに隣接する他の酸素濃度検出手段の検出濃
    度から故障したものの検出濃度を推定するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項7記載の汚水処理装
    置。
  9. 【請求項9】 処理槽への汚水の流入量を検出する流量
    検出手段を設け、この流量検出手段の検出流量と酸素濃
    度検出手段の検出濃度とから処理槽全体に供給すべき空
    気量を算出し、その全空気量を各ブロア装置の吐出風量
    として分担させるように制御することを特徴とする請求
    項3、4、7、8のいずれかに記載の汚水処理装置。
  10. 【請求項10】 各空気供給部への送風量を検出する風
    量検出手段を設け、その風量検出手段の検出風量が減少
    した空気供給部が存在するとき、他の空気供給部の位置
    と処理槽全体に供給すべき空気量とから前記他の空気供
    給部への供給空気量を再設定するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の
    汚水処理装置。
JP15596498A 1998-06-04 1998-06-04 汚水処理装置 Pending JPH11347585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15596498A JPH11347585A (ja) 1998-06-04 1998-06-04 汚水処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15596498A JPH11347585A (ja) 1998-06-04 1998-06-04 汚水処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11347585A true JPH11347585A (ja) 1999-12-21

Family

ID=15617397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15596498A Pending JPH11347585A (ja) 1998-06-04 1998-06-04 汚水処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11347585A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055289A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toshiba Corp 水処理プラントの運転支援システム
JP2008168219A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd 膜分離活性汚泥処理装置
US7449113B2 (en) 2002-09-24 2008-11-11 Advanced Aeration Control, Llc Controlling wastewater treatment processes
JP2012009043A (ja) * 2011-08-01 2012-01-12 Toshiba Corp 水処理プラントの運転支援システム
JP2013099743A (ja) * 2012-12-25 2013-05-23 Toshiba Corp 水処理プラントの運転支援システム
WO2014035110A1 (ko) * 2012-08-27 2014-03-06 (주)티에스케이워터 송풍기 에너지 사용량을 절감하는 컨트롤 시스템
JP2015231591A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 三菱レイヨン株式会社 遠隔監視制御システム
KR20180076454A (ko) * 2016-12-28 2018-07-06 이상수 에너지 절감을 위한 하수 처리장에서의 에너지 제어 방법

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7449113B2 (en) 2002-09-24 2008-11-11 Advanced Aeration Control, Llc Controlling wastewater treatment processes
JP2008055289A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toshiba Corp 水処理プラントの運転支援システム
JP2008168219A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd 膜分離活性汚泥処理装置
JP2012009043A (ja) * 2011-08-01 2012-01-12 Toshiba Corp 水処理プラントの運転支援システム
WO2014035110A1 (ko) * 2012-08-27 2014-03-06 (주)티에스케이워터 송풍기 에너지 사용량을 절감하는 컨트롤 시스템
JP2013099743A (ja) * 2012-12-25 2013-05-23 Toshiba Corp 水処理プラントの運転支援システム
JP2015231591A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 三菱レイヨン株式会社 遠隔監視制御システム
KR20180076454A (ko) * 2016-12-28 2018-07-06 이상수 에너지 절감을 위한 하수 처리장에서의 에너지 제어 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104090488B (zh) 污水厂自动实时控制溶解氧、污泥负荷和污泥龄的方法
JPH11347585A (ja) 汚水処理装置
CN109502882A (zh) 一种污水处理设备及其处理方法
KR20050043855A (ko) 자동제어 수처리공정
JP4836556B2 (ja) 曝気制御システム
JP2008132460A (ja) 水処理プラントの運転支援システム及び方法
JP5624598B2 (ja) 膜分離活性汚泥処理方法及び膜分離活性汚泥処理装置
JPH0735000U (ja) 汚水処理装置
JP2016159277A (ja) 曝気風量制御装置及び曝気風量制御システム
JP2002177980A (ja) 活性汚泥処理のファジィ制御装置及びその方法
JP4403495B2 (ja) 排水処理装置
US7655144B2 (en) Method for the treatment of wastewater
JPH10286585A (ja) 曝気風量制御装置
JP2001334130A (ja) 流量調整機能付き膜分離ユニット
JPH10165976A (ja) 下水処理装置
JPH0579400B2 (ja)
JP3655178B2 (ja) オゾン反応システム
JP2770444B2 (ja) ばっ気用ブロワの運転制御方法
JPH08187493A (ja) オゾン接触槽
JPH0221998A (ja) 曝気装置及び曝気方法
JPS63294997A (ja) 曝気装置の運転方法
JP2000312896A (ja) 排水処理装置
JPS588313B2 (ja) 曝気槽の溶存酸素制御装置
US20130209274A1 (en) Efficiency optimized air flow apparatus and method of operation
JPH10263583A (ja) 活性汚泥処理装置及び処理方法