JPH11347449A - 空気清浄機の集塵ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気清浄機本体から着脱する場合におけるコ
レクターセルの落下防止を目的とするものである。 【解決手段】 額縁状のフレーム１３内に、支持材１５
により互いに一体に連結支持された多数の電極１４と、
これらの電極に各々近接して配設され互いに一体的に連
結された多数のコレクターセル１７とを着脱可能に収納
保持するものにおいて、支持材を保持材２１によりフレ
ームに連結固定すると共に、コレクターセルの一端を支
持材に当接し、他端を弾力性を有するストッパー２０に
より着脱自在に係止したものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスやレスト
ラン等で発生する煙草の煙や悪臭を除去する空気清浄機
用の集塵ユニットに関する。

【０００２】

【従来の技術】オフィス、レストラン、遊戯施設等で発
生する煙草の煙や悪臭を除去する空気清浄機の一つとし
て、例えば登録実用新案第３０３３８５９号公報に示さ
れるものがあり、この構成では、単位面積当たりの放電
数が多く、浄化効率が優れているという特徴がある。一
方、上記構成では、公報の図２２にて示される様に、ニ
ードル偏向一体電極１４を連結支持部材１９により外箱
フレーム１８に、絶縁プレート２０・・によって固定
し、かつ上記ニードル偏向一体電極間にコレクターセル
１５・・を挿入装着しているが、これらコレクターセル
を収納する内箱フレーム２１と上記外箱フレームは着脱
自在に組み合わさっている為、これらの集塵ユニットを
洗浄等時に空気清浄機本体より着脱する場合に、上記コ
レクターセルが外箱フレームより外れて落下する恐れが
あるという問題がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、集塵
ユニットの着脱時におけるコレクターセルの脱落を防止
する事を目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、額縁状のフレ
ーム内に、支持材により互いに一体に連結支持された多
数の電極と、これらの電極に各々近接して配設され、互
いに一体的に連結された多数のコレクターセルとを着脱
可能に収納保持するものにおいて、支持材を保持材によ
りフレームに連結固定すると共に、コレクターセルの一
端を支持材に当接し、他端を弾力性を有するストッパー
により着脱自在に係止したものである。又本発明は、ス
トッパーをフレームの一部を用いて形成したものであ
る。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明の実施例を先ず図１〜図３
に基づき説明すると、１は例えば家屋の天井２に装着し
た空気清浄機で、やや偏平で直方体状外装ケース３の底
面略中央部に吸気孔４を開口し、かつこの吸気孔には、
板金にメッシュ状に多数の通気孔５・・を穿孔したカバ
ー６、６を着脱自在に装着していると共に、左右両側面
の底面寄りに吹出口７、７を開口し、これら吹出口の吹
出し面にはグリル用の金網８、８を装着し、この金網の
内側に活性炭素繊維等から成る脱臭フィルター９、９を
装着している。又上記外装ケース３内中央部の上記吸気
孔４の上部には、前後に一対の電気集塵方式の集塵ユニ
ット１０、１０を並設して内蔵し、又この集塵ユニット
と外装ケース３間に、上記吸気孔４と吹出口７、７とを
連通する通気路１１を区画形成し、かつこの通気路内の
上記集塵ユニット１０、１０の両側にクロスフロー型の
ブロアファン１２、１２を装着し、このブロアファンの
運転により、室内空気を上記吸気孔４より集塵ユニット
１０、１０内に吸引して通過した後、通気路１１を経て
吹出口７、７より脱臭フィルター９、９を介して室内に
循環する様に構成している。一方上記集塵ユニット１
０、１０は、図４にても示す様に額縁状のフレーム１３
内に、多数の針状の電極１４・・を支持材１５・・にて
所定の間隔を置いてマトリクス状に配設したニードル電
極１６と、このニードル電極の上記電極１４・・間に挿
入装着されるステンレス板等を格子状に組合せたコレク
ターセル１７とを組合せて着脱可能に収納している。
又、上記フレーム１３の少なくとも相対向位置する一対
の辺１８、１８の例えば中央部には、下端に上記コレク
ターセル１７をフレーム１３内に挿入時に、その下端に
係止する係止片１９を一体に折曲形成したストッパー２
０を一体的に形成している。尚、上記ストッパー２０
は、フレーム１３をステンレス等の比較的弾力性のある
材料にて形成し、その一部に切り込みを入れて上記コレ
クターセル１７をフレーム１３内に挿入時に係止片１９
を外側に折り曲げても元の状態に復帰する様に形成して
も良いし、ぜんまい等に用いられる板バネによって上記
ストッパー２０を別部品で形成し、スポット溶接等でフ
レーム１３に固定しても良い。一方上記ニードル電極１
６は、樹脂材等の絶縁材料から成る保持材２１・・によ
って、その支持材１５・・部にて、上記フレーム１３の
適所にビス２２・・により固定している。これにより、
上記集塵ユニット１０、１０を掃除する場合には、先ず
これら集塵ユニットを空気清浄機１より取り外した後、
図４にて示す様にストッパー２０の係止片１９を外側に
湾曲されてコレクターセル１７との係合を外してコレク
ターセルをフレーム１３より取り出し、これらを専用の
洗浄液に漬けて洗浄する。又、洗浄が終了すると、上記
と逆の手順にて図５にても示す様にフレーム１３内の電
極１４・・間にコレクターセル１７を挿入することで、
ストッパー２０の係止片１９がコレクターセル１７の下
端に係合してこれの落下を防止するものである。

【０００６】

【発明の効果】本発明の構成により、コレクターセルを
ストッパーによってフレーム内に着脱自在に収納保持す
ることで、集塵ユニットを空気清浄機本体より脱着する
場合等におけるコレクターセルの落下を確実に防止し、
着脱時の安全性をより向上する事が出来るものである。
又本発明の構成により、ストッパーをフレームの一部を
用いて形成することで、部品点数を増加することなく、
比較的簡単な構成にてコレクターセルの落下を防止する
事が出来るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による集塵ユニットを用いた空気清浄機
の実施例を示す斜視図である。

【図２】同じく正面縦断面図である。

【図３】同じく側面縦断面図である。

【図４】本発明による集塵ユニットの実施例を示す要部
の分解斜視図である。

【図５】同じく要部の動作説明用の斜視図である。

【符号の説明】

１３ フレーム １４ 電極 １５ 支持材 １７ コレクターセル ２０ ストッパー ２１ 保持材 4

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｆ２４Ｆ 7/00 Ｆ２４Ｆ 7/00 Ｂ (72)発明者 平野 典昭 鳥取県鳥取市南吉方３丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 松田 隆 鳥取県鳥取市南吉方３丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 額縁状のフレーム内に、支持材により互
   いに一体に連結支持された多数の電極と、これらの電極
   に各々近接して配設され、互いに一体的に連結された多
   数のコレクターセルとを着脱可能に収納保持するものに
   おいて、上記支持材を保持材により上記フレームに連結
   固定すると共に、上記コレクターセルの一端を上記支持
   材に当接し、他端を弾力性を有するストッパーにより着
   脱自在に係止した事を特徴とする空気清浄機の集塵ユニ
   ット。
2. 【請求項２】 上記ストッパーを上記フレームの一部を
   用いて形成した事を特徴とする、上記請求項１に記載の
   空気清浄機の集塵ユニット。