JP2982707B2 - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JP2982707B2
JP2982707B2 JP25981196A JP25981196A JP2982707B2 JP 2982707 B2 JP2982707 B2 JP 2982707B2 JP 25981196 A JP25981196 A JP 25981196A JP 25981196 A JP25981196 A JP 25981196A JP 2982707 B2 JP2982707 B2 JP 2982707B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前面から吸い込ん
だ室内空気を浄化する着脱式の電気集塵エレメントを備
えた空気清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気集塵エレメントは、メンテ
ナンスのために空気清浄機本体から着脱自在とされてい
る。従来、ロールフィルタからなる集塵部を有する壁掛
けタイプで、前面吸い込みの空気清浄機が提供されてお
り、このようなタイプでは、前面の吸込グリルやプレフ
ィルタやイオン化部を前方へ取り外した後、上記ロール
フィルタのロールを交換するようにしている。しかしな
がら、ロールの交換は、例えば年に一度とかで良く、頻
度が少ない。
【0003】一方、ロールフィルタに代えて、印加極板
と集塵極板を交互に配置した電気集塵エレメントを用い
ることが考えられる。この場合、イオン化部を一体に取
り付けて電気集塵エレメントを構成することも考えられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】何れにしても、集塵極
板を用いた電気集塵エレメントでは、集塵極板の汚れを
除去するために、例えば月に1回程度の洗浄を要する。
このようにメンテナンスの頻度が高くなると、電気集塵
エレメントを簡便に着脱できることが望まれる。一方、
通常、電気集塵エレメントには、持ち運びのための把手
が設けられている。したがって、空気清浄機から電気集
塵エレメントを取り外して、一旦机面や床面等に置いた
後、洗浄すべき場所に運ぶために把手に持ち替える必要
があり、面倒であった。
【0005】そこで、本発明の目的は、電気集塵エレメ
ントの着脱が容易であって電気集塵エレメントの取り外
しから持ち運びに至る作業性が良い空気清浄機を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、 1) 請求項1記載の発明は、把手を有する着脱式の電
気集塵エレメントが備えられ、空気清浄機本体の前面か
ら吸い込んだ空気を上記電気集塵エレメントを通して浄
化する空気清浄機において、上記空気清浄機本体の前面
に前方に開放可能に形成され、上記電気集塵エレメント
を収容する収容凹部と、電気集塵エレメントの把手の反
対側の部分に対応する収容凹部の部分に、収容凹部から
電気集塵エレメントを取り出すための回動の支点を形成
する支点形成手段とが備えられたことを特徴とするもの
である。
【0007】この構成では、電気集塵エレメントを収容
凹部から取り出すときに、電気集塵エレメントの把手に
手を掛けてこれを前方へ引き出すことにより、上記把手
の反対側の部分に対応する収容凹部の部分を支点とし
て、電気集塵エレメントを回動させることができる。ま
た、把手を持って取り外すので、手を持ち替えたりする
ことなく、取り外してそのまま電気集塵エレメントを持
ち運べる。
【0008】ここで、把手は、取り外した電気集塵エレ
メントをぶら下げて持つためのものであり、電気集塵エ
レメントに別体で取り付けられるものであっても良い
し、電気集塵エレメントのエレメント枠自身により形成
されるものであっても良い。 2) 請求項2記載の発明は、請求項1において、上記
電気集塵エレメントの把手に対応する収容凹部の内側面
の前側部分および把手の反対側の部分に対応する収容凹
の内側面の前側部分は、電気集塵エレメントの回動を
許容するように前方にいくにしたがって互いに他から遠
ざかる傾斜面からなることを特徴とするものである。
【0009】この構成では、収容凹部の一対の内側面の
後側部分によって、電気集塵エレメントの側面と接触し
て、電気集塵エレメントを空気清浄機本体に保持する一
方、収容凹部の一対の内側面の前側部分の傾斜面によっ
て、電気集塵エレメントの回動を許容する。 3) 請求項3記載の発明は、請求項2において、上記
傾斜面と電気集塵エレメントとの間に形成される隙間の
前方を、この隙間を通って空気が流れ込むのを防止する
ために、プレフィルタのフィルタ枠で覆っていることを
特徴とするものである。
【0010】この構成では、電気集塵エレメントの回動
を許容するのに必要な隙間を通して、空気流の一部が電
気集塵エレメントをバイパスするおそれがあるが、これ
を、隙間の前方に配置したプレフィルタのフィルタ枠で
防止する。特に別部品を設けることなく、必需品である
プレフィルタのフィルタ枠を利用するので、スペースを
とらず又製造コストも安価にできる。
【0011】
【0012】) 請求項記載の発明は、請求項
おいて、一方の傾斜面の前部には、空気清浄機本体の収
容凹部の縁部に沿うように取り付けられたガイド板が設
けられていることを特徴とするものである。この構成で
は、電気集塵エレメントの取り外し時に最も負荷のかか
る溝の前壁を、別体のガイド板により構成するので、こ
のガイド板のみを剛性のある部材、例えば鉄板等で構成
することも可能であり、コスト安価に強度向上を図るこ
とができる。また、このガイド板は、収容凹部の縁部に
取り付けるので、製造が容易である。
【0013】) 請求項記載の発明は、請求項1な
いしの何れか一つにおいて、上記支点形成手段は、収
容凹部の内底面側に設けられ、電気集塵エレメントの上
端部を前方側へ回動させたときの傾斜姿勢を保持する傾
斜姿勢保持手段がさらに備えられたことを特徴とするも
のである。この構成では、電気集塵エレメントは下部側
を支点として上部側が前方へ傾倒されるが、このとき、
傾斜姿勢を保持することができるので、不要に前方へ倒
れることがない。
【0014】) 請求項記載の発明は、請求項
おいて、上記支点形成手段は、電気集塵エレメントの把
手の反対側の部分を入れることのできる溝からなり、傾
斜姿勢保持手段は、上記溝の前壁を構成するガイド板
含むことを特徴とするものである。この構成では、溝の
前壁によって傾斜姿勢を保持した後、溝の開放側に沿っ
て上方へ電気集塵エレメントをスライドさせて抜き出す
ことができる。すなわち、一旦、斜めに回動させた後、
斜め上方へ引き出すという二段モーションで、簡便且つ
安全に電気集塵エレメントを取り出すことができる。ま
た、電気集塵エレメントを装着する際には、取り出しの
ときと全く逆の動作で装着することができる。特に、空
気清浄機が壁面の高い位置に設置されるような場合の着
脱性を格段に向上することができる。
【0015】) 請求項記載の発明は、請求項
において、上記傾斜姿勢保持手段は、収容凹部の内
側面に設けられ且つ電気集塵エレメントに給電する弾力
を有する電極部材を含むことを特徴とするものである。
通常、電気集塵エレメントの側面には受電側接触子が設
けられ、収容凹部に電気集塵エレメントを収容した状態
で、この受電側接触子に弾力的に圧接される給電側の電
極部材が、収容凹部に形成されている。そこで、この電
極部材が、傾斜姿勢の電気集塵エレメントを弾力的に押
圧することにより、傾斜姿勢を保持できるようにした。
なお、電極部材としては、給電のためのものでなく、ア
ースのためのものであっても良い。
【0016】) 請求項記載の発明は、請求項1な
いしの何れか一つにおいて、上記収容凹部は、電気集
塵エレメントの把手に掛けるための手を導入する逃げ部
を含むことを特徴とするものである。この構成では、逃
げ部に手を導入することにより、電気集塵エレメントの
把手に手を掛けて、これを取り出すことができる。
【0017】) 請求項記載の発明は、請求項1な
いしの何れか一つにおいて、電気集塵エレメントが収
容凹部にセットされた状態で、電気集塵エレメントの把
手側の端部と空気清浄機本体の収容凹部の内面との何
れか一方に設けたフック部が、他方に設けた係合部を弾
力的に乗り越えて当該係合部に係合していることを特徴
とするものである。
【0018】この構成では、電気集塵エレメントを収容
凹部にセットする時において、フック部が係合部を弾力
的に乗り越える際に、ユーザは、いわゆるカチット感を
得ることができる。したがって、ユーザは、電気集塵エ
レメントが確実にセットされたことを実感することがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施
形態に係る空気清浄機1の分解斜視図であり、同図を参
照して、本空気清浄機1では、空気清浄機本体2の最前
面に、吸込グリル3を配置しており、この吸込グリル3
を通して空気清浄機本体2内へ空気を吸い込むようにし
ている。空気清浄機本体2は、樹脂成形された複数のパ
ネルを組み合わせて構成されている。
【0020】空気清浄機本体2の前面2aには、収容凹
部2bが形成されており、この収容凹部2b内に、比較
的大きなごみや塵を除去するためのプレフィルタ4と、
電気集塵エレメント5と、脱臭フィルタ8が収容される
ようになっている。この電気集塵エレメント5は、汚れ
の粒子を帯電させるために放電を行うイオン化部6と、
集塵極板および接地極板を複数対対向させた集塵部7と
を一体的なユニットに構成したものである。電気集塵エ
レメント5の上端面の略中央部には、電気集塵エレメン
ト5を持ち運ぶときに手持ちするための把手5aが取り
付けられている。この把手5aは、例えば合成樹脂製の
薄板部材からなり、必要でないときには、電気集塵エレ
メント5の外郭形状から出っ張らないように、収めるこ
とができるようにされている。
【0021】上記収容凹部2bの略中央部には、送風フ
ァン9の吸込側開口10が形成されており、この吸込側
開口10の後方に、室内空気を電気集塵エレメント5に
循環させる送風ファン9が臨んでいる。吸込グリル3か
ら吸い込まれた室内空気は、プレフィルタ4、イオン化
部5、集塵部7、脱臭フィルタ8及び送風ファン9を通
って浄化された後、空気清浄機本体2の上部に設けられ
た吹き出しルーバ13から吹き出される。Mは送付ファ
ン9を回転駆動するファンモータである。また、Pは電
源プラグである。
【0022】空気清浄機本体2の前面2aの下部におい
て収容凹部2bの下縁部には、長尺のガイド板15が取
り付けられており、このガイド板15の上部は収容凹部
2bの前方に進出している。そして、このガイド板15
と収容凹部2bの奥の面2cとの間に、電気集塵エレメ
ント5の下端部を導入する支点形成手段としての溝16
が形成されている。この支点形成手段としての溝16
は、電気集塵エレメント5の下端部を収容保持して、図
2に示すように、収容凹部2bから電気集塵エレメント
5を着脱する際に、電気集塵エレメント5の上端部が前
方へ傾倒できるように回動支持するものである。図2に
おいて、17は、電気集塵エレメント5を収容凹部2b
から取り出す際に、把手5aをつかむ手を導入するため
の逃げ部である。
【0023】また、図1を参照して、空気清浄機本体2
の前面2aの下部には、給気口11が開口されており、
この給気口11およびフィルタ部材12を通して室内空
気が、例えば粉塵検知センサや臭いセンサ等の汚れ検知
センサ(図示せず)に供給されるようになっている。汚
れ検知センサを通過した空気は、送風ファン9による通
気流の経路とは、別の経路を辿って、空気清浄機本体2
の上面に設けられた排気口14から機外へ放出されるよ
うになっている。
【0024】脱臭フィルタ8は、繊維を含むシート状の
フィルタ素材自身により構成されており、例えばフラボ
ノイド系の脱臭剤を含浸させてある。一方、図3および
図4に示すように、空気清浄機本体2の収容凹部2bの
奥の面2c(被取付面)の四隅には、面ファスナーのフ
ック状面部材18が貼り付けられており、上記の脱臭フ
ィルタ8は、図5に示すように、これらのフック状面部
材18に直接係合されて、上記奥の面2cに沿うように
固定されるようになっている。フック状面部材18は、
図6に示すように、支持体19の表面に、脱臭フィルタ
8の繊維を係脱自在なキノコ型の小片20を多数突出形
成したものである。
【0025】空気清浄機本体2の斜視図である図3およ
び空気清浄機本体2の正面図である図4を参照して、収
容凹部2bの奥の面2cには、当該奥の面2cに沿うよ
うに取り付けられた脱臭フィルタ8が吸込側開口10側
へ吸い込まれるのを防止するため、格子状の枠体21が
設けられている。そして、図7に示すように、電気集塵
エレメント5が収容凹部2bにセットされた状態では、
電気集塵エレメント5の後面5bと上記のフック状面部
材18との間で、脱臭フィルタ8を挟持することによ
り、脱臭フィルタ8の保持をより確実にし、脱臭フィル
タ8が奥の面2cでずれないようにしている。
【0026】図2および図3において、空気清浄機本体
2の前面2aにおいて、収容凹部2bの上方には、回動
自在な止め金22が左右一対設けられている。これらの
止め金22は、回動されることにより、収容凹部2bの
前方へ進出し、収容凹部2bに収容された電気集塵エレ
メント5の上端部前面に係合して電気集塵エレメント5
の収容凹部2bからの離脱を防止する。
【0027】また、図4を参照して、収容凹部2bの内
上面には、下方へ突出する左右一対のフック部23が、
空気清浄機本体2と一体に設けられている。これらのフ
ック部23は、電気集塵エレメント5の収容凹部2bへ
のセットが完了する際に、図11に示すように集塵部7
の樹脂枠7aの凸縁7b(係合部)を弾力的に乗り越え
て係合している。したがって、電気集塵エレメント5の
収容凹部2bへのセット時において、フック部23が係
合部としての凸縁7bを弾力的に乗り越える際に、ユー
ザは、いわゆるカチット感を得ることができる。したが
って、ユーザは、電気集塵エレメント5が確実にセット
されたことを実感することができるわけである。
【0028】また、図3を参照して、収容凹部2bの左
内側面には、絶縁板24が着脱自在に取り付けられてお
り、この絶縁板24には、収容凹部2bにセットされた
電気集塵エレメント5の受電側接触子(図示せず)を弾
力的に押圧して、これらに給電する一対の電極部材25
が取り付けられている。この電極部材25は、例えば、
板ばね等の弾性部材により構成される。一方、収容凹部
2bの右内側面には、収容凹部2bにセットされた電気
集塵エレメント5を電極部材25側へ押すための押圧用
突部26が設けられており、電極部材25による電気的
接触をより確実にしている。
【0029】なお、図12に示すように、絶縁板24
は、裏面側に設けたフック部27と、空気清浄機本体2
の所定の係合部(図示せず)と係合させたり、係合を解
除させたりすることにより、空気清浄機本体2から容易
に着脱できるようになっており、メンテナンス性が向上
されている。なお、28は各電極部材25にそれぞれ接
続されるリード線である。
【0030】図7を参照して、収容凹部2bの内底面2
dの前側部分は、前方にいくにしたがって低くなる傾斜
面2eとなっており、また、収容凹部2bの内上面2f
の前側部分は、前方にいくにしたがって高くなる傾斜面
2gとなっている。支点形成手段としての溝16は、収
容凹部2bの傾斜面2eおよびガイド板15の後面に
って区画されており、この溝によって電気集塵エレメン
ト5を下端部の回りに回動させるための支点が構成され
ている。また、溝16は、傾倒された電気集塵エレメン
ト5の傾斜姿勢を保持する手段を構成している。特に、
ガイド板15は、上端部が前方へ傾斜されており、ガイ
ド板15の高さおよび上端部の傾斜角度の設定によっ
て、傾倒時の電気集塵エレメント5の傾斜角度を規制す
るようにしている。すなわち、電気集塵エレメント5が
自重で前方へ転倒しない傾斜角度であって、且つ電気集
塵エレメント5の上端部が収容凹部2bから抜け出すこ
とができる傾斜角度に規制されるようにしてある。
【0031】上記内底面2dの傾斜面2eは、電気集塵
エレメント5の下面を受けて電気集塵エレメント5の前
方への傾倒を案内するためのものであり、上記内上面2
fの傾斜面2gは、傾倒時の電気集塵エレメント5の上
端部との干渉を回避するための逃げである。各傾斜面2
e,2gが設けられているために、収容凹部2bに電気
集塵エレメント5がセットされた状態で電気集塵エレメ
ント5の上下に隙間Sが形成されている。一方、図7で
は、プレフィルタ4が空気清浄機本体2の前面2aに沿
って配置された状態を示してあるが、このプレフィルタ
4の格子状の樹脂枠4aの一部である横枠4bが、隙間
Sの前方に配置されている。これは、上記の隙間Sを通
して、電気集塵エレメント5を通過しないバイパス通気
流が発生するおそれがあるので、これを防止するためで
ある。
【0032】次いで、図8〜図10を参照して、電気集
塵エレメント5を取り外す作業について説明する。ま
ず、吸込グリル3およびプレフィルタ4が取り外して、
収容凹部2bに収容された電気集塵エレメント5を前方
に露出させる。そして、上述した止め金22による係合
を解除した後、図8に示すように、手を逃げ部17に導
入して、電気集塵エレメント5の把手5をつかむ。
【0033】次いで、図9に示すように、把手5aを前
方へ引っ張り出すことにより、電気集塵エレメント5の
上部側を前方へ傾倒させる。このとき、電気集塵エレメ
ント5の前面5cの下端部がガイド板15の傾斜状上端
部に当接し、傾斜角度が規制されると共に、この傾斜角
度での姿勢が上記した三者(奥の面2c、ガイド板15
の後面および収容凹部2bの内底面2d)によって保持
されるようになっている。また、傾斜姿勢では、電極部
材25も、電気集塵エレメント5の側面を弾力的に押圧
しており、上記傾斜姿勢の保持をより確実なものとして
いる。
【0034】次いで、図10に示すように、把手5aを
斜め上方へ引っ張り上げることにより、電気集塵エレメ
ント5をガイド板15に沿わせながら、上方へ取り出す
ことができる。なお、電気集塵エレメント5の下端部が
ガイド板15から離れるまで、持ち上げれば良い。本実
施形態によれば、電気集塵エレメント5にもともと設け
られている把手5aを用い、把手5aと反対側の部分を
支点として電気集塵エレメント5を回動させて収容凹部
2bから容易に取り出すことができる。また、上記の把
手5aは電気集塵エレメント5のセット時に収容凹部2
b内に入ってしまうが、収容凹部2bに逃げ部17を設
けることにより、把手2aに容易に手を掛けられるよう
にした。
【0035】上記の回動は、収容凹部2bの内底面2d
および内上面2fの各傾斜面2e,2gによって許容さ
れるが、これら傾斜面2e,2gと電気集塵エレメント
5との間に隙間Sが生じており、この隙間Sを通して電
気集塵エレメント5をバイパスする通気流が発生するお
それがある。これに対して、隙間Sの前方をプレフィル
タ4の樹脂枠4aの一部で覆うようにし、空気リークを
防止した。特に別部品を設けることなく、必須の構成部
品であるプレフィルタ4の樹脂枠4aを利用するので、
スペースをとらず又製造コストも安価にできる。
【0036】また、上記の回動は、電気集塵エレメント
5を嵌脱する支点形成手段としての溝16によって支持
するようにしたので、例えば軸と軸挿通孔とを係合させ
て支点を形成する場合と比較して、電気集塵エレメント
5の着脱を格段に容易に達成できる。しかも、電気集塵
エレメント5を、一旦回動させて傾斜姿勢を溝16によ
って保持した後、溝16の開放側に沿って上方へスライ
ドさせて抜き出すことにより、簡便且つ安全に電気集塵
エレメント5を取り出すことができる。特に、空気清浄
機1が壁面の高い位置に設置されるような場合の着脱性
と安全性を格段に向上することができる。
【0037】さらに、電気集塵エレメント5が取り外し
のために傾倒されたときに最も負荷のかかる溝16の前
壁を、別体のガイド板15により構成するので、このガ
イド板15のみを剛性のある部材、例えば鉄板等で構成
することも可能であり、コスト安価に強度向上を図るこ
とができる。また、このガイド板15は、収容凹部2b
の縁部に取り付けるので、製造が容易である。
【0038】しかも、溝16を区画するガイド板15の
後面および収容凹部2bの傾斜面2)によって、電気
集塵エレメント5の傾斜姿勢を保持することができるの
で、不要に前方へ倒れることがなく、着脱作業が行い易
い。加えて、電極部材25も、傾斜姿勢の保持に寄与す
るので、傾斜姿勢の保持がより確実であり、しかも電極
部材25はもともと設けられている構成部品なので、製
造コストを上昇させることもない。
【0039】また、電気集塵エレメント5を収容凹部2
bにセットする際に、フック部23が係合部としての凸
縁7bを弾力的に乗り越えて係合するので、ユーザは、
いわゆるカチット感を得ることができる結果、電気集塵
エレメント5が確実に装着できたことを実感することが
できる。なお、本発明は上記実施形態に限定れるもので
はなく、例えば、把手5aは電気集塵エレメント5のイ
オン化部6や集塵部7の樹脂枠に一体に形成しても良
い。
【0040】また、上記実施形態では、電気集塵エレメ
ント5を下端部の回りに回動させて取り出したが、電気
集塵エレメント5の上端部、左端部又は右端部の回りに
回動させて取り出すようにしても良い。また、上記実施
形態では、ガイド板15を用いて溝16を形成したが、
空気清浄機本体2に一体に溝を形成することもできる。
【0041】その他、本発明の範囲で種々の変更を施す
ことができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、電気集塵エレ
メントにもともと設けられている把手を用い、把手と反
対側の部分の回りに電気集塵エレメントを回動させて収
容凹部から容易に着脱することができる。取り外しのと
きにつかんだ把手をそのまま持って、電気集塵エレメン
トを持ち運ぶことがで、取り外しから持ち運びに至る作
業性が良い。
【0043】請求項2記載の発明では、収容凹部の一対
の内側面によって電気集塵エレメントを空気清浄機本体
に保持しつつ、電気集塵エレメントを取り出す際には、
収容凹部の一対の内側面の前側部分の傾斜面によって、
電気集塵エレメントの回動を許容することができる。請
求項3記載の発明では、請求項2の発明と同様の効果を
奏する。加えて、上記の傾斜面と電気集塵エレメントと
の間の隙間を通して、電気集塵エレメントをバイパスす
る空気流が発生することを、隙間の前方を覆うように配
置したプレフィルタのフィルタ枠で防止することができ
る。特に別部品を設けることなく、必需品であるプレフ
ィルタのフィルタ枠を利用するので、スペースをとらず
又製造コストも安価にできる。
【0044】請求項4記載の発明では、電気集塵エレメ
ントを嵌脱する溝によって電気集塵エレメントの回動を
支持するので、軸と軸挿通孔とを係合させて支点を形成
する場合と比較して、電気集塵エレメントの着脱を格段
に容易にできる。請求項5記載の発明では、電気集塵エ
レメントの取り外し時に最も負荷のかかる溝の前壁を、
別体のガイド板により構成するので、このガイド板のみ
を剛性のある部材、例えば鉄板等で構成することも可能
であり、コスト安価に強度向上を図ることができる。ま
た、このガイド板は、収容凹部の縁部に取り付けるの
で、製造が容易である。
【0045】請求項6記載の発明では、電気集塵エレメ
ントは下部側を支点として上部側が前方へ傾倒される
が、このとき、傾斜姿勢を保持することができるので、
不要に前方へ倒れることがなく、着脱作業が行い易い。
請求項7記載の発明では、請求項6記載の発明と同様の
効果を奏する。加えて、電気集塵エレメントを、一旦回
動させて傾斜姿勢を溝の前壁によって保持した後、溝の
開放側に沿って上方へスライドさせて抜き出すことによ
り、簡便且つ安全に電気集塵エレメントを取り出すこと
ができる。特に、空気清浄機が壁面の高い位置に設置さ
れるような場合の着脱性を格段に向上することができ
る。
【0046】請求項8記載の発明では、電気集塵エレメ
ントの傾斜姿勢の保持を、もともと設けられている電極
部材を用いてコスト安価に実現することができる。請求
項9記載の発明では、電気集塵エレメントのセット状態
で収容凹部内に入ってしまう把手を、逃げ部に手を導入
して容易につかむことができ、電気集塵エレメントを容
易に取り出すことができる。
【0047】請求項10記載の発明では、電気集塵エレ
メントを収容凹部にセットする際に、フック部が係合部
を弾力的に乗り越えて係合するので、ユーザは、いわゆ
るカチット感を得ることができる結果、電気集塵エレメ
ントが確実に装着できたことを実感することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の空気清浄機の分解斜視図
である。
【図2】空気清浄機本体から電気集塵エレメントを取り
出す際の動作を示す概略斜視図である。
【図3】空気清浄機本体の斜視図である。
【図4】空気清浄機本体の概略正面図である。
【図5】脱臭フィルタを着脱する際の空気清浄機本体の
斜視図である。
【図6】面ファスナーのフック状面部材の側面図であ
る。
【図7】空気清浄機本体の要部の縦断面図である。
【図8】収容凹部にセットされた電気集塵エレメントの
把手に手を掛ける動作を示す、空気清浄機本体の要部の
縦断面図である。
【図9】把手を前方へ引っ張って、電気集塵エレメント
を前方へ傾倒させた状態を示す、空気清浄機本体の要部
の縦断面図である。
【図10】把手を斜め上方へ引っ張って、電気集塵エレ
メントを斜め上方へ持ち上げる動作を示す、空気清浄機
本体の要部の縦断面図である。
【図11】電気集塵エレメントが収容凹部にセットされ
た状態を示す要部の一部破断側面図である。
【図12】電極部材を保持した絶縁板の斜視図である。
【符号の説明】
2 空気清浄機本体 2a 前面 2b 収容凹部 2c 奥の面 2d 内底面 2f 内上面 2e,2g 傾斜面 4 プレフィルタ 4a 樹脂枠(フィルタ枠) 5 電気集塵エレメント 5a 把手 6 イオン化部 7 集塵部 7b 凸縁(係合部) S 隙間 15 ガイド板 16 溝(支点形成手段) 17 逃げ部 23 フック部 25 電極部材
フロントページの続き (72)発明者 榎田 達海 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社堺製作所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B03C 3/00 - 3/88

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】把手(5a)を有する着脱式の電気集塵エレメ
    ント(5) が備えられ、空気清浄機本体(2) の前面(2a)か
    ら吸い込んだ空気を上記電気集塵エレメント(5) を通し
    て浄化する空気清浄機において、 上記空気清浄機本体(2) の前面(2a)に前方に開放可能に
    形成され、上記電気集塵エレメント(5) を収容する収容
    凹部(2b)と、 電気集塵エレメント(5) の把手(5a)の反対側の部分に対
    応する収容凹部(2b)の部分に、収容凹部(2b)から電気集
    塵エレメント(5) を取り出すための回動の支点を形成す
    る支点形成手段(16)とが備えられたことを特徴とする空
    気清浄機
  2. 【請求項2】請求項1において、上記電気集塵エレメン
    ト(5) の把手(5a)に対応する収容凹部(2b)の内側面の前
    側部分および把手(5a)の反対側の部分に対応する収容凹
    部(2b)の内側面前側部分は、電気集塵エレメント(5)
    の回動を許容するように前方にいくにしたがって互いに
    他から遠ざかる傾斜面(2g, 2e)からなることを特徴とす
    る空気清浄機。
  3. 【請求項3】請求項2において、上記傾斜面(2g, 2e)と
    電気集塵エレメント(5) との間に形成される隙間(S) の
    前方を、この隙間(S) を通って空気が流れ込むのを防止
    するために、プレフィルタ(4) のフィルタ枠(4a)で覆っ
    ていることを特徴とする空気清浄機。
  4. 【請求項4】請求項において、一方の傾斜面(2e)の前
    部には、空気清浄機本体(2) の収容凹部(2b)の縁部に沿
    うように取り付けられたガイド板(15)が設けられてい
    ことを特徴とする空気清浄機。
  5. 【請求項5】請求項1ないしの何れか一つにおいて、
    上記支点形成手段(16)は、収容凹部2b) の内底面側に設
    けられ、 電気集塵エレメント(5) の上端部を前方側へ回動させた
    ときの傾斜姿勢を保持する傾斜姿勢保持手段がさらに備
    えられたことを特徴とする空気清浄機。
  6. 【請求項6】請求項において、上記支点形成手段は、
    電気集塵エレメント(5) の把手(5a)の反対側の部分を
    れることのできる溝(16)からなり、 傾斜姿勢保持手段は、上記溝(16)の前壁を構成するガイ
    ド板(15)を含むことを特徴とする空気清浄機。
  7. 【請求項7】請求項又はにおいて、上記傾斜姿勢保
    持手段は、収容凹部(2b)の内側面に設けられ且つ電気集
    塵エレメント(5) に給電する弾力を有する電極部材(25)
    を含むことを特徴とする空気清浄機。
  8. 【請求項8】請求項1ないしの何れか一つにおいて、
    上記収容凹部(2b)は、電気集塵エレメント(5) の把手(5
    a)に掛けるための手を導入する逃げ部(17)を含むことを
    特徴とする空気清浄機。
  9. 【請求項9】請求項1ないしの何れか一つにおいて、
    電気集塵エレメント(5) が収容凹部(2b)にセットされた
    状態で、電気集塵エレメント(5) の把手(5a)側の端部と
    空気清浄機本体(2) の収容凹部(2b)の内面との何れか
    一方に設けたフック部(23)が、他方に設けた係合部(7b)
    を弾力的に乗り越えて当該係合部(7b)に係合しているこ
    とを特徴とする空気清浄機。
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