JPH11347426A - 軟水器の制御方法 - Google Patents

軟水器の制御方法

Info

Publication number
JPH11347426A
JPH11347426A JP10179692A JP17969298A JPH11347426A JP H11347426 A JPH11347426 A JP H11347426A JP 10179692 A JP10179692 A JP 10179692A JP 17969298 A JP17969298 A JP 17969298A JP H11347426 A JPH11347426 A JP H11347426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
line
raw water
valve
raw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10179692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4061716B2 (ja
Inventor
Toshihiro Kayahara
敏広 茅原
Kazuhiro Tateno
一博 舘野
Saburo Nakamura
三郎 中村
Yoshiyuki Fukuoka
好之 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miura Co Ltd filed Critical Miura Co Ltd
Priority to JP17969298A priority Critical patent/JP4061716B2/ja
Publication of JPH11347426A publication Critical patent/JPH11347426A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4061716B2 publication Critical patent/JP4061716B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2301/00General aspects of water treatment
    • C02F2301/04Flow arrangements
    • C02F2301/043Treatment of partial or bypass streams

Landscapes

  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭における特定の使用場所に設置する
軟水器において、配管等の腐食の問題を解消する。 【解決手段】 再生工程時、排水と原水とを混合するこ
とを特徴としている。また、水洗工程時、排水と原水と
を混合することを特徴としている。さらに、外部洗浄工
程時、原水のみを系外へ排出することを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、軟水器の制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、イオン交換樹脂を使用し
て原水を軟水とする軟水化処理は、従来から種々の軟水
器により行われている。従来の軟水器としては、工業用
や家庭用の軟水器があり、これらの軟水器においては、
その使用場所の条件,すなわち排水管が塩化ビニール等
の耐腐食性を有する材質であるという条件から、再生中
の塩化物を含む排水をそのまま流しても配管の腐食が促
進されることはなく、したがって使用上の問題はなかっ
た。
【0003】しかしながら、一般家庭において、特定の
使用場所,たとえば風呂専用として利用する軟水器を浴
室内に設置する場合は、床面や排水管が鉄,ステンレス
等の腐食しやすい材質であるケースが多いため、そこに
排水が残留すると、腐食が発生する場合がある。したが
って、そのまま排水を流すことは好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記に鑑
み、一般家庭における特定の使用場所に設置する軟水器
において、前記のような腐食の問題を解消することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたものであって、請求項1に記載
の発明は、再生工程時、排水と原水とを混合することを
特徴としている。
【0006】請求項2に記載の発明は、水洗工程時、排
水と原水とを混合することを特徴としている。
【0007】さらに、請求項3に記載の発明は、外部洗
浄工程時、原水のみを系外へ排出することを特徴として
いる。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明は、一般家庭の浴室内に設置
する軟水器において好適に実施できる。この軟水器にあ
っては、再生工程において、塩水が樹脂筒内を通過して
イオン交換樹脂を再生した後に生成する排水と原水とを
混合することによって、排水中の塩化物の濃度が下げら
れる。また、水洗工程において、原水が前記樹脂筒内を
通過して前記イオン交換樹脂を水洗した後に生成する排
水と原水とを混合することによって、排水中の塩化物の
濃度が下げられる。以上のように、排水中の塩化物の濃
度が下げられるので、系外へ排水した場合でも床面等の
腐食を効果的に抑制することができる。また、前記のよ
うな原水と排水との混合は、装置内で行っても系外で行
ってもよい。
【0009】さらに、外部洗浄工程を行う軟水器にあっ
ては、この外部洗浄工程において、原水のみを系外へ排
出する。この外部洗浄工程を行うことによって、前記の
ような再生工程および水洗工程後に、高濃度の塩化物が
床面等に残留するのを防止して床面等の腐食を抑制する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。この発明の第一実施例を示す図1
について説明する。図1は、この発明に係る軟水器の第
一実施例を示す概略説明図である。
【0011】図1において、イオン交換樹脂(図示省
略)を充填した樹脂筒1の上部にはコントロールバルブ
2が設けられている。このコントロールバルブ2は、通
水工程,再生工程等の各工程において、内部に形成され
た流路を切り換えるものであるとともに、内部には再生
工程で使用されるエゼクター(図示省略)を内蔵してい
る。そして、このコントロ−ルバルブ2には、原水ライ
ン3と軟水ライン4とが接続されている。また、前記イ
オン交換樹脂を再生するための塩水を貯留する塩水タン
ク5と前記コントロールバルブ2とは、塩水ライン6で
接続されている。さらに、前記コントロールバルブ2に
は排水ライン7が接続されている。この排水ライン7と
前記原水ライン3とは、希釈水ライン8で接続されてお
り、この希釈水ライン8には、電磁弁9が設けられてい
る。
【0012】そして、前記コントロールバルブ2および
前記電磁弁9は、第一信号線10および第二信号線11
を介して制御器12に接続されている。
【0013】つぎに、前記第一実施例における軟水器の
制御方法について説明する。
【0014】まず、再生工程について説明する。この再
生工程は、通水時間が所定時間に達した後、あるいは所
定量の通水が行われた後に行われる。まず、制御器12
は、第一信号線10を介してコントロールバルブ2に対
し、再生開始信号を出力するとともに、第二信号線11
を介して電磁弁9に対し、開信号を出力する。前記再生
開始信号を受けた前記コントロールバルブ2は、流路を
切り換えて再生状態となる。そして、前記コントロール
バルブ2内に設けたエゼクター(図示省略)の作用によ
り、塩水タンク5内の塩水が、塩水ライン6を介して前
記コントロールバルブ2内の流路を通過する。この後、
前記塩水は、樹脂筒1内のイオン交換樹脂(図示省略)
を再生し、排水となる。そして、この排水は、再び前記
コントロールバルブ2内の流路を通過した後、排水ライ
ン7を流れ、途中で希釈水ライン8を流れる原水と混合
した後、系外へ排出される。
【0015】つぎに、水洗工程について説明する。前記
再生工程において、前記塩水タンク5内の塩水が無くな
ると、原水のみが、原水ライン3を介して前記コントロ
ールバルブ2内の流路を通過する。この後、前記原水
は、前記イオン交換樹脂内に残留する塩分を押し出して
水洗し、排水となる。そして、この排水は、再び前記コ
ントロールバルブ2内の流路を通過した後、前記排水ラ
イン7を流れ、途中で前記希釈水ライン8を流れる原水
と混合した後、系外へ排出される。
【0016】つぎに、この発明の第二実施例を示す図2
について説明する。図2は、この発明に係る軟水器の第
二実施例を示す概略説明図である。
【0017】図2において、イオン交換樹脂(符号省
略)を充填した樹脂筒1の上方には、原水を貯留する原
水タンク13と前記イオン交換樹脂を再生するための塩
水を貯留する塩水タンク5とが並列状態で配置されてい
る。前記樹脂筒1の下部に設けられた原水入口部14と
前記原水タンク13の下部とを原水ライン3で接続し、
この原水ライン3には、給水ポンプ15および第一通水
弁16が上流側から順次設けられている。また、前記樹
脂筒1の上部に軟水出口部17を設け、この軟水出口部
17に軟水ライン4を接続し、途中に第二通水弁18を
設けている。前記原水ライン3と前記軟水ライン4とを
バイパスライン19で接続している。このバイパスライ
ン19と前記原水ライン3との第一接続地点20は、前
記給水ポンプ15と前記第一通水弁16との間となって
いる。また、このバイパスライン19と前記軟水ライン
4との第二接続地点21は、前記第二通水弁18の下流
側となっている。さらに、このバイパスライン19にバ
イパス弁22を設けている。このバイパスライン19
は、前記樹脂筒1内のイオン交換樹脂の再生中における
断水を回避するものである。
【0018】そして、前記塩水タンク5の下部と前記軟
水ライン4とは、塩水流下ライン23で接続されてい
る。この塩水流下ライン23と前記軟水ライン4との第
三接続地点24は、前記軟水出口部17と前記第二通水
弁18との間となっている。また、この塩水流下ライン
23には、前記塩水タンク5方向への流れを阻止する第
一逆止弁25および塩水弁26が上流側から順次設けら
れている。そして、前記原水タンク13の下部と前記塩
水流下ライン23とは、原水流下ライン27で接続され
ている。この原水流下ライン27と前記塩水流下ライン
23との第四接続地点28は、前記塩水弁26と前記第
三接続地点24との間となっている。この原水流下ライ
ン27に前記原水タンク13方向への流れを阻止する第
二逆止弁29を設けている。
【0019】前記原水タンク13には、図2に示すよう
に、水位制御装置30,たとえばボールタップが設けて
あり、この水位制御装置30により水道水等の原水を供
給する原水供給ライン31が接続してある。
【0020】また、前記原水入口部14に排水ライン7
を接続し、この第二実施例においては、前記第一通水弁
16の下流側において、前記原水ライン3から分岐した
状態で接続している。この排水ライン7には、排水弁3
2が設けられている。そして、この排水ライン7と前記
原水流下ライン27とは、希釈水ライン8で接続されて
いる。この希釈水ライン8と前記原水流下ライン27と
の第五接続地点33は、前記第二逆止弁29と前記第四
接続地点28の間となっている。また、この希釈水ライ
ン8と前記排水ライン7との第六接続地点34は、前記
原水入口部14と前記排水弁32との間となっている。
【0021】また、前記原水ライン3には、第七接続地
点35から分岐した補水ライン36が接続されている。
この第七接続地点35は、前記第一通水弁16と前記原
水入口部14との間となっている。また、前記補水ライ
ン36の下流端は、前記塩水タンク5に接続されている
とともに、前記補水ライン36には、第三逆止弁37が
設けられている。
【0022】さらに、前記第一通水弁16,前記第二通
水弁18,前記バイパス弁22,前記塩水弁26および
前記排水弁32は、一体に構成されるとともに、制御器
(図示省略)に第三信号線(図示省略)を介して接続さ
れた駆動モータ(図示省略)の作動により、通水工程,
再生工程,水洗工程および補水工程の各工程時におい
て、それぞれ開閉動作を行う。
【0023】つぎに、前記第二実施例における軟水器の
制御方法について説明する。以下の説明において、制御
器(図示省略)によって行われる前記各弁(第一通水弁
16,第二通水弁18,バイパス弁22,塩水弁26お
よび排水弁32)を開閉させる駆動モータ(図示省略)
の作動についての詳細な説明を省略する。
【0024】まず、再生工程について説明する。この再
生工程は、通水時間が所定時間に達した後,あるいは所
定量の通水が行われた後に行われる。まず、前記第一通
水弁16および前記第二通水弁18を閉弁するととも
に、前記バイパス弁22,前記塩水弁26および前記排
水弁32を開弁すると、塩水タンク5内の飽和塩水が、
塩水流下ライン23を流下する。一方、原水タンク13
内の原水が、原水流下ライン27を流下することによ
り、第四接続地点28において、飽和塩水と原水とが混
合し、所定濃度の塩水となる。そして、この塩水が、樹
脂筒1の上部から流下してイオン交換樹脂(符号省略)
を再生する。再生後の塩水,すなわち排水は、排水ライ
ン7を流下し、前記原水流下ライン27および希釈水ラ
イン8を流下する原水と、第六接続地点34において混
合される。この結果、排水中の塩化物の濃度が下げら
れ、前記排水ライン7を介して系外へ排出される。
【0025】つぎに、水洗工程について説明する。前記
再生工程を所定時間行った後、前記塩水弁26を閉弁す
ると、前記原水タンク13内の原水のみが、前記原水流
下ライン27を介して前記樹脂筒1の上部から流下し、
前記イオン交換樹脂内に残留する塩分を押し出して水洗
する。水洗後の原水,すなわち排水は、前記排水ライン
7を流下し、前記原水流下ライン27および前記希釈水
ライン8を流下する原水と、前記第六接続地点34にお
いて混合される。この結果、排水中の塩化物の濃度が下
げられ、前記排水ライン7を介して系外へ排出される。
【0026】つぎに、この発明の第三実施例を示す図3
について説明する。図3は、この発明に係る軟水器の第
三実施例を示す概略説明図である。
【0027】図3において、イオン交換樹脂38を充填
した樹脂筒1と、原水を貯留する原水タンク13と、前
記イオン交換樹脂38を再生するための飽和塩水を貯留
する塩水タンク5とが並列状態に設けられている。そし
て、前記樹脂筒1の下部に原水入口部14を設け、この
原水入口部14に原水ライン3を接続している。この原
水ライン3には、軟水生成を行う軟水化処理時と軟水生
成をしない非処理時との切換えを行うための切換弁(三
方弁)39が設けられている。この切換弁39は、いわ
ゆる一時止水切換弁であり、使用者が、水を使用しない
ときは、中立位置に切り換えて止水を行うものである。
また、前記樹脂筒1の上部に軟水出口部17を設け、こ
の軟水出口部17に軟水ライン4を接続している。この
軟水ライン4には、前記軟水出口部17方向への流れを
阻止する第四逆止弁40と活性炭等を収容した浄水部4
1とが上流側から順次設けられている。前記浄水部41
および前記第四逆止弁40の位置は、逆の順番,すなわ
ち上流側から前記浄水部41,前記第四逆止弁40の順
番であってもよい。
【0028】そして、前記切換弁39と前記軟水ライン
4とをバイパスライン19で接続している。このバイパ
スライン19と前記軟水ライン4との第八接続地点42
は、前記浄水部41の下流側となっている。このバイパ
スライン19は、前記イオン交換樹脂38の再生中にお
ける断水を回避するものである。使用者が、前記切換弁
39を非処理時側,すなわち原水が、前記バイパスライ
ン19の方へ流れるように切り換えると、原水が、前記
バイパスライン19および前記軟水ライン4を介して硬
水の状態で系外へ供給される。
【0029】そして、前記原水タンク13の下部と前記
原水ライン3とを給水ライン43で接続している。この
給水ライン43と前記原水ライン3との第九接続地点4
4は、前記切換弁39の上流側となっている。この給水
ライン43には、給水弁45および定流量弁46が上流
側から順次設けられている。また、前記原水タンク13
の下部と前記塩水タンク5の下部とを補給水ライン47
で接続している。この補給水ライン47の出口端は、前
記塩水タンク5内の所定高さの位置に設けられている。
そして、前記補給水ライン47には、補給水弁48と前
記原水タンク13方向への流れを阻止する第五逆止弁4
9とが上流側から順次設けられている。
【0030】そして、前記塩水タンク5の下部と前記軟
水出口部17とを塩水流下ライン23で接続しており、
この実施例においては、前記第四逆止弁40の上流側に
おいて、前記軟水ライン4に合流した状態で接続してい
る。この塩水流下ライン23には、塩水弁26と前記塩
水タンク5方向への流れを阻止する第六逆止弁50とが
上流側から順次設けられている。また、前記原水タンク
13の下部と前記塩水流下ライン23とを原水流下ライ
ン27で接続している。この原水流下ライン27と前記
塩水流下ライン23との第十接続地点51は、前記第六
逆止弁50の下流側となっている。そして、前記原水流
下ライン27には、原水弁52と前記原水タンク13方
向への流れを阻止する第七逆止弁53とが上流側から順
次設けられている。
【0031】そして、前記原水入口部14には、排水ラ
イン7が接続されており、この第三実施例においては、
前記切換弁39の下流側において、前記原水ライン3か
ら分岐した状態で接続されている。この排水ライン7に
は、排水弁32および大気開放部54が上流側から順次
設けられている。
【0032】さて、前記原水タンク13の原水オーバー
フロー部55を前記イオン交換樹脂38の充填層上端よ
り上方位置に設けている。すなわち、前記原水タンク1
3の容量の制限は、特になく、単に前記原水オーバーフ
ロー部55を前記イオン交換樹脂38の充填層上端より
上方位置に設けることができる程度に前記原水タンク1
3の高さがあればよい。これにより、前記原水タンク1
3の水平方向の断面積が減少して、結果として、前記原
水タンク13の容量を小さくすることができる。したが
って、軟水器をコンパクトにすることができる。
【0033】そして、前記原水オーバーフロー部55と
前記排水ライン7とを原水オーバーフローライン56で
接続している。この原水オーバーフローライン56と前
記排水ライン7との第十一接続地点57は、前記大気開
放部54の下流側となっている。ここで、前記原水オー
バーフローライン56は、図3に示すように、装置内で
前記排水ライン7と接続せずに、系外へ排出するように
してもよい。この場合、系外において、前記原水オーバ
ーフローライン56の下流端と前記排水ライン7の下流
端とを近接した場所に配置し、再生工程時および水洗工
程時において、塩化物を含んだ排水が原水で希釈される
ようにする。
【0034】また、前記塩水タンク5の塩水オーバーフ
ロー部58を前記塩水タンク5の上部に設けている。そ
して、この塩水オーバーフロー部58と前記原水オーバ
ーフローライン56とを塩水オーバーフローライン59
で接続している。前記塩水タンク5内には、塩60が適
宜投入され、この塩60は、前記原水タンク13から前
記補給水ライン47を介して前記塩水タンク5へ供給さ
れる原水に溶解して飽和塩水を生成する。
【0035】さらに、前記給水弁45,前記補給水弁4
8,前記塩水弁26,前記原水弁52および前記排水弁
32は、一体に構成されるとともに、制御器(図示省
略)に第四信号線(図示省略)を介して接続された駆動
モータ(図示省略)の作動により、通水工程,再生工
程,水洗工程および外部洗浄工程の各工程時において、
それぞれ開閉動作を行う。
【0036】つぎに、前記第三実施例における軟水器の
制御方法について説明する。以下の説明において、制御
器(図示省略)によって行われる前記各弁(給水弁4
5,補給水弁48,塩水弁26,原水弁52および排水
弁32)を開閉させる駆動モータ(図示省略)の作動に
ついての詳細な説明を省略する。
【0037】まず、再生工程について説明する。この再
生工程は、通水時間が所定時間に達した後,あるいは所
定量の通水が行われた後に行われる。まず、前記給水弁
45を開弁するとともに、前記補給水弁48,前記塩水
弁26,前記原水弁52および前記排水弁32を閉弁す
ると、原水が、定流量弁46の作用によって、一定流量
で給水ライン43を介して原水タンク13内へ流入す
る。そして、この原水タンク13の水位が上昇し、原水
オーバーフロー部55まで達すると、原水は、原水オー
バーフローライン56を介してオーバーフローする。
【0038】そして、前記補給水弁48,前記塩水弁2
6,前記原水弁52および前記排水弁32を開弁する
と、塩水タンク5内の飽和塩水が、塩水流下ライン23
を流下する。これと同時に、前記原水タンク13内の原
水が、原水流下ライン27を流下することにより、第十
接続地点51において、飽和塩水と原水とが混合して所
定濃度の塩水となる。そして、この塩水が、樹脂筒1の
上部から流下してイオン交換樹脂38を再生する。再生
後の塩水,すなわち排水は、排水ライン7を流下し、前
記のように前記原水オーバーフローライン56を流下す
る原水と、第十一接続地点57において混合される。こ
の結果、排水中の塩化物の濃度が下げられ、前記排水ラ
イン7を介して系外へ排出される。
【0039】前記再生工程中、一定流量の原水が、常に
前記原水タンク13へ供給されるとともに、前記原水タ
ンク13内の原水が、水頭圧差を利用して、補給水ライ
ン47を介して前記塩水タンク5へ供給される。これに
より、前記のような重力再生を行うために必要な前記原
水タンク13および前記塩水タンク5の前記樹脂筒1と
の水頭圧差が、常に維持(確保)され、この水頭圧差に
よって、前記のような前記イオン交換樹脂38の再生が
行われる。
【0040】つぎに、水洗工程について説明する。前記
再生工程を所定時間行った後、前記補給水弁48および
前記塩水弁26を閉弁すると、前記原水タンク13内の
原水のみが、前記原水流下ライン27および前記塩水流
下ライン23を介して前記樹脂筒1の上部から流下し、
前記イオン交換樹脂38内に残留する塩分を押し出して
水洗する。一方、前記原水タンク13からの原水のオー
バーフローは、前記再生工程から継続している。したが
って、水洗後の原水,すなわち排水は、前記原水オーバ
ーフローライン56を流下する原水と、前記第十一接続
地点57において混合された後、前記排水ライン7を介
して系外へ排出される。この水洗工程中、前記再生工程
時と同様に、一定流量の原水が、常に前記原水タンク1
3へ供給される。これにより、前記原水タンク13の水
位が、常に前記イオン交換樹脂38の充填層上端より上
方に維持され、この水位差に伴う水頭圧差によって、前
記のような前記イオン交換樹脂38の水洗が行われる。
【0041】つぎに、外部洗浄工程について説明する。
前記水洗工程を所定時間行った後、前記原水弁52およ
び前記排水弁32を閉弁すると、前記原水タンク13か
ら原水が、前記原水オーバーフローライン56および前
記排水ライン7を介して系外へ排出され、風呂場の床面
等に残留する塩化物を洗い流す。そして、この外部洗浄
を所定時間行った後、前記給水弁45を閉弁し、通水工
程に戻る。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、一般
家庭における特定の使用場所に設置する軟水器におい
て、配管等の腐食の問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る軟水器の第一実施例を示す概略
説明図である。
【図2】この発明に係る軟水器の第二実施例を示す概略
説明図である。
【図3】この発明に係る軟水器の第三実施例を示す概略
説明図である。
【符号の説明】
1 樹脂筒 2 コントロールバルブ 3 原水ライン 4 軟水ライン 5 塩水タンク 7 排水ライン 8 希釈水ライン 13 原水タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福岡 好之 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生工程時、排水と原水とを混合するこ
    とを特徴とする軟水器の制御方法。
  2. 【請求項2】 水洗工程時、排水と原水とを混合するこ
    とを特徴とする軟水器の制御方法。
  3. 【請求項3】 外部洗浄工程時、原水のみを系外へ排出
    することを特徴とする軟水器の制御方法。
JP17969298A 1998-06-11 1998-06-11 軟水器の制御方法 Expired - Lifetime JP4061716B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17969298A JP4061716B2 (ja) 1998-06-11 1998-06-11 軟水器の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17969298A JP4061716B2 (ja) 1998-06-11 1998-06-11 軟水器の制御方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007159706A Division JP2007289959A (ja) 2007-06-18 2007-06-18 軟水器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11347426A true JPH11347426A (ja) 1999-12-21
JP4061716B2 JP4061716B2 (ja) 2008-03-19

Family

ID=16070215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17969298A Expired - Lifetime JP4061716B2 (ja) 1998-06-11 1998-06-11 軟水器の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4061716B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001246375A (ja) * 1999-12-28 2001-09-11 Hitachi Chem Co Ltd 軟水化装置
JP2007289959A (ja) * 2007-06-18 2007-11-08 Miura Co Ltd 軟水器
JP2009039657A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Miura Co Ltd 軟水化装置
CN101955245A (zh) * 2010-03-16 2011-01-26 克拉玛依市博瑞科技发展有限责任公司 一种水处理软化器再生间歇式正洗工艺
EP2385020A1 (de) * 2010-05-07 2011-11-09 Judo Wasseraufbereitung GmbH Verfahren zur Regeneration einer Wasserenthärtungsanlage
EP2631218A1 (en) * 2010-10-22 2013-08-28 Rinnai Corporation Hot-water supply system
CN106745512A (zh) * 2016-12-12 2017-05-31 张宏伟 油田注汽锅炉软化器再生废水零排放装置及其再生方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001246375A (ja) * 1999-12-28 2001-09-11 Hitachi Chem Co Ltd 軟水化装置
JP2007289959A (ja) * 2007-06-18 2007-11-08 Miura Co Ltd 軟水器
JP2009039657A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Miura Co Ltd 軟水化装置
CN101955245A (zh) * 2010-03-16 2011-01-26 克拉玛依市博瑞科技发展有限责任公司 一种水处理软化器再生间歇式正洗工艺
EP2385020A1 (de) * 2010-05-07 2011-11-09 Judo Wasseraufbereitung GmbH Verfahren zur Regeneration einer Wasserenthärtungsanlage
EP2631218A1 (en) * 2010-10-22 2013-08-28 Rinnai Corporation Hot-water supply system
EP2631218A4 (en) * 2010-10-22 2014-04-09 Rinnai Kk HOT WATER SUPPLY SYSTEM
CN106745512A (zh) * 2016-12-12 2017-05-31 张宏伟 油田注汽锅炉软化器再生废水零排放装置及其再生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4061716B2 (ja) 2008-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007289959A (ja) 軟水器
US6776913B1 (en) Water softening method and apparatus for use therewith
JPH11347426A (ja) 軟水器の制御方法
JP2010194026A (ja) 洗濯機
JP2867906B2 (ja) 軟水器
JP3146968B2 (ja) 軟水器
JP2000334450A (ja) 軟水器および軟水器の制御方法
KR101595571B1 (ko) 중력식 자동 재생 연수기 및 중력식 자동 재생 연수기의 자동 재생 방법
JP3982086B2 (ja) 軟水器の制御方法
JP3525899B2 (ja) 家庭用軟水装置の制御方法
JP3218974B2 (ja) 水処理装置の制御方法
JP4419178B2 (ja) 軟水器における排水工程の制御方法
JP3147774B2 (ja) 水処理装置及び水処理方法
JP2009178664A (ja) 軟水化装置、並びに、給湯システム
JP3446940B2 (ja) 軟水器
JPH08155448A (ja) 軟水器の制御方法
JP2000042427A (ja) 軟水化処理方法
JP3525900B2 (ja) 家庭用軟水装置の再生制御方法
JP2000051854A (ja) 軟水器およびその制御方法
KR100658594B1 (ko) 연수기용 재생시스템
KR100554655B1 (ko) 연수기
JP2000189957A (ja) 軟水器の再生方法
KR19980074317A (ko) 솔레노이드 밸브를 이용한 자동세척식 연수기
KR100554657B1 (ko) 연수기
JP2000279956A (ja) 軟水器の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term