JPH11345479A - 記録媒体収納カセット - Google Patents

記録媒体収納カセット

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JPH11345479A
JPH11345479A JP15033198A JP15033198A JPH11345479A JP H11345479 A JPH11345479 A JP H11345479A JP 15033198 A JP15033198 A JP 15033198A JP 15033198 A JP15033198 A JP 15033198A JP H11345479 A JPH11345479 A JP H11345479A
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JP
Japan
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cassette
label
recording medium
substrate
storage
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JP15033198A
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English (en)
Inventor
Mitsue Sakurai
美津江 櫻井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体収納カセットを記録再生装置に装填
し、記録媒体の記録再生が可能になるまでの時間を短縮
でき、また普通の記録媒体収納カセットとしても使用で
きるようにする。 【解決手段】 テープカセット31のカセット本体32
に、後面壁32bの内面側に位置してIC基板41を収
納搭載する収納搭載46を形成すると共に、この収納搭
載部46に対応して後面壁32bに、ラベル貼着部面3
2c内に位置してIC基板41の接続端子45が露出す
る接続窓部51を形成する。収納搭載部46にIC基板
41を収納搭載した場合は、ラベル貼着部面32cに接
続窓部51を避ける切欠凹部55aを形成したラベル5
5を貼着する。IC基板41を収納しない場合はラベル
貼着部面32cに全面にわたってラベルを貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、デジタル
オーディオテープレコーダー(DAT)及びデジタルデ
ータストレージ(DDS)に適用されるテープカセット
等の記録媒体収納カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、AV機器、コンピューター機器等
の記録再生機器の多様化や小型軽量化が進んでおり、こ
れに伴ってデジタルオーディオテープカセット(DAT
カセット)等の小型で高記録密度の磁気記録媒体として
の磁気テープのテープカセットが開発されている。これ
らの磁気記録媒体の収納カセットとしての磁気テープカ
セットは、AV機器用の磁気記録媒体として開発された
ものであるが、その高記録密度を利用してコンピュータ
ー機器におけるデジタルデータストレージ(DDS)の
外部記録媒体としても用いられるようになった。
【0003】この従来のデジタルオーディオテープ(D
AT)のテープカセットは、磁気テープが収納されるカ
セット本体に所要の開口部を開閉する閉塞体を備えて構
成されている。すなわち、従来のテープカセットは、図
21〜図23に示すように構成されており、図21はテ
ープカセットを分解して示し、図22はテープカセット
の外観を示し、図23はテープカセットの不使用及び使
用状態を示す。
【0004】この図21〜図23において符記号1は、
テープカセットの全体を示し、このテープカセット1の
カセット本体2は、上ハーフ3と下ハーフ4とをねじ止
め或いは融着等によって合体して箱状に形成され、この
カセット本体2内に磁気テープTが収納される。このカ
セット本体2を形成する下ハーフ4の底面部4aには、
左右一対のリール軸挿入孔5,5が形成され、このリー
ル軸挿入孔5,5上に位置して磁気テープTを巻回した
一対のリールハブ6,6が回転自在に収納配置されてい
る。リールハブ6,6に巻回された磁気テープTは、上
下から滑性シート7,7により挟んで下ハーフ4の底面
部4a上に載置されて下ハーフ4の前部両側に設けられ
た左右のテープガイド部8,8を介してカセット本体2
の前面側に導出露呈されている。
【0005】また、下ハーフ4の前部には、カセット本
体2の前面に露呈される磁気テープTの裏側に対応する
部分、すなわち、両テープガイド部8,8間に凹形状の
ローディング用ポケット部9が形成されており、テープ
カセット1を磁気記録再生装置に装填した際には、この
ポケット部9に装置側のテープローディング用のガイド
部材が侵入し、磁気テープTをカセット本体2の前方へ
引き出す(テープローディング)ようになされている。
【0006】一方、上ハーフ3には、透明窓部10が形
成されており、この透明窓部10を介してリールハブ
6,6に巻回されている磁気テープTの量を確認するこ
とができる。また、この上ハーフ3の前端部には、カセ
ット本体2の前面側の磁気テープ露出部を開閉する前面
蓋11が、その主板部11aの両端部に形成された側板
部11b,11bにおいて上下方向に回動可能に取付け
られており、テープカセット1の不使用状態では前面蓋
11によってカセット本体2の前面側の両テープガイド
部8,8間における磁気テープ露出部分が閉塞され、ま
た、テープカセット1を磁気記録再生装置に装填すると
装置側の機構によって前面蓋11が上方へ開き回動し、
磁気テープTが露出されるようになされている。この前
面蓋11の開き動作に伴いリールハブ6,6を回り止め
するロック部材12がロック解除動作される。
【0007】そして、このテープカセット1において
は、カセット本体2の下ハーフ4の底面部4aの下面側
には、開口部の閉塞体としてのスライダー13が前後方
向に摺動可能に装着されている。このスライダー13に
は下ハーフ4側のリール軸挿入孔5,5に対応してリー
ル軸挿入孔14,14が形成され、スプリング15によ
り常時前方へ付勢されており、テープカセット1の不使
用時には前方の閉じ位置にあって、カセット本体2の所
要の開口部である下ハーフ3側のリール軸挿入孔5,5
及びポケット部9を閉塞した状態にある。また、テープ
カセット1を磁気記録再生装置に装填すると装置側の機
構によってスライダー12は後方の開き位置まで摺動さ
れ、これによって下ハーフ4側のリール軸挿入孔5,5
に、リール軸挿入孔14,14が重ね合わされてこのリ
ール軸挿入孔5,5が開放されると共に、ポケット部9
が開放される。
【0008】このようにテープカセット1は、図22及
び図23のAに示すように不使用時にはカセット本体2
に対して前面蓋11とスライダー12は閉じ位置にあっ
て、カセット本体2の前面側開放部とリール軸挿入孔
5,5及びポケット部9が閉塞されてカセット本体2内
は密閉状態になり、収納される磁気テープTは塵埃等が
付着することなく保護される。
【0009】また、記録再生用テープカセットは、小型
化すると共に、記録再生用テープ、例えば磁気テープへ
の記録/再生に加えて、記録情報や磁気テープの長さ、
消去防止手段等の諸機能が備えられている。例えは、デ
ジタルビデオテープカセット等の記録再生用テープカセ
ットにおいては、これを構成する上下ハーフの所定位置
に接続端子部分を臨ませた記憶装置としての集積回路基
板(以下IC基板という)を記録再生用テープカセット
内に組み込み、このIC基板の接点端子と磁気記録再生
装置等に備えられている情報検出装置の外部端子と接続
して、IC基板のICメモリに記憶される収納テープの
記録情報を検索できるように構成した記録再生用テープ
カセットがある。
【0010】このように記憶装置としてのIC基板を組
み込んだ記録再生用テープカセット及びIC基板を図2
4〜図27に示す。図24は、記録再生用テープカセッ
トの下ハーフを示し、図25は、IC基板を示し、図2
6は、IC基板の断面を示すものである。
【0011】この記録再生用テープカセットは、図24
に示すように、カセット本体の所定位置、例えば四角形
状の下ハーフ21の後部の一方の角部分に後面と平行に
細長い領域、いわゆる所定幅の隙間部からなる基板取付
部22を設けてある。この基板取付部22の後面には、
後述するIC基板の接続端子が外方に臨む複数の接続窓
部23が形成されている。
【0012】また、この下ハーフ21においても底面部
21aにはリール軸挿入孔24,24が形成され、前面
両側にテープガイド部25,25が設けられており、こ
のテープガイド部25,25間に凹形状のローディング
用ポケット部26が形成されている。
【0013】一方、この下ハーフ21の基板取付部22
に図25及び図26に示すように構成されるIC基板2
7が組み込まれる。このIC基板27の基板部27a
は、エポキシ樹脂や他のエンジニアリングプラスチック
(POM等)で作成され、ABS樹脂等のプラスチック
により形成されているカセット本体の上下ハーフと同等
のプラスチック材料により作成される。このIC基板2
7の基板部27aの上半部、内面側に記憶素子としての
ICチップ28を実装搭載して保護層27bにより被覆
すると共に下半部の外面側に接続端子29を設けて構成
されている。
【0014】このように構成されるICチップ28を備
えたIC基板27を前述したカセット本体の下ハーフ2
1の基板取付部22に組み込むには図27のAに示すよ
うに、接続端子29を外側に向けて基板27aを基板取
付部22の両側溝部22a,22bに上方から係合させ
て押圧挿入する。このようにIC基板27を下ハーフ2
1の基板取付部22に組み込むと、図27のBに示すよ
うに、接続端子29は接続窓部23を通して外部に臨ん
だ状態となる。
【0015】このようにして、下ハーフ21にIC基板
27を組み込んだ状態で、その上部から上ハーフ(図示
せず)を被せて組立てる。すなわち、IC基板27は基
板部27aの上下端部が上下ハーフに挟み込まれた状態
でカセット本体内に組み込み固定される。
【0016】このように構成される記録再生用テープカ
セットは、磁気記録再生装置に装填することにより、装
置内に備えられた情報検出装置の検出用外部端子にIC
基板27の接続端子29が接続窓部23を通して接触さ
れる。これによりIC基板27の記憶素子28に記憶さ
れている収納磁気テープの情報の検出、すなわちアドレ
ス等の情報検索が行なわれる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たデジタルオーディオテープレコーダー(DATテープ
レコーダー)及びデジタルデータストレージ(DDS)
には、情報検出装置は搭載されておらず、従って、この
DATテープレコーダー等に使用する前述したテープカ
セットにはIC基板は組み込まれていない。そのため、
収納磁気テープの例えばアドレスの検索を行なうには、
磁気テープの一部にアドレスを書き込む方式であり、デ
ータを記録再生する場合、空きのアドレスを検索した後
に、必要なデータのアドレスを検索した状態でデータの
読み書きを行なうことになり、検索に時間を要してい
た。
【0018】また、アドレス検索エリアは磁気テープの
先端部に位置しているため、磁気テープは、必要なデー
タを読み出した後、必ず巻き戻すように構成されている
ので、ヘッドとの接触回数が増加することになってダメ
ージを受け易く、そのため、磁気テープの耐久性(使用
寿命)を縮めることになる。
【0019】また、情報記憶装置としてのIC基板を組
み込み搭載する記録再生用テープカセットは、IC基板
を搭載せず、記録情報を検索する機能を省いて普通の記
録再生用テープカセットとして用いる場合、IC基板に
替えて、記憶素子としてのICチップが備えられていな
い基板を形成し、これをダミーとして搭載部に組み込む
ことで、テープカセットの成形金型の共通化を図ってい
るが、IC基板のダミー基板を形成し、このダミー基板
をテープカセットに組み込むことになるため、コストや
工程上の手数がかかる欠点がある。これを解消するため
に、ダミー基板を搭載しなければ、1C基板搭載部の開
放される接続窓部を通してテープカセット内の外部から
特に目視する必要のない構造まで見えてしまうためデザ
イン上好ましくなく、また、接続窓部から塵埃等が入り
込み、収納テープに付着して支障を与える等の不具合が
生じることになる。
【0020】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、記憶素子装置としてのIC基板を搭載することによ
って、収納記録媒体の情報データの検索時間等の短縮や
耐久性を向上させ、且つ、IC基板を搭載しない普通の
記録媒体収納カセットとして支障なく使用できて、成形
金型の共通化を図ることができる記録媒体収納カセット
を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る記録媒体収納カセットは、記録媒体が収
納されるカセット本体に、所要の情報が記憶される記憶
素子装置を搭載する収納搭載部が設けられ、カセット本
体のラベル貼着部面の適宜位置に、上記収納搭載部に搭
載される記憶素子装置の接続端子が臨む接続窓部を形成
して構成したものである。
【0022】上記構成において、ラベル貼着部面には、
収納搭載部に記憶素子装置が搭載されたカセット本体に
おいては接続窓部を避け、収納搭載部に記憶素子装置が
搭載されないカセット本体においては接続窓部を閉塞す
るようにラベルを貼着することとしたものである。
【0023】また、上記構成において、収納搭載部は、
カセット本体の後面側ラベル貼着部面の内面側に形成
し、接続窓部は後面側ラベル貼着部面に形成することが
好ましい。
【0024】さらに、上記構成において、収納搭載部は
カセット本体の後面側ラベル貼着部面の内面側に、カセ
ット本体を形成する上下ハーフの両後面壁に渡って形成
し、接続窓部は、下ハーフの後面側ラベル貼着面に形成
することが好ましい。
【0025】以上のように構成される本発明による記録
媒体収納カセットは、記憶素子装置が搭載されることに
より、収納記録媒体の情報データの検索時間等を短縮で
き、また、記憶素子装置を搭載しない場合は、接続窓部
をラベルにより閉塞することにより普通の記録媒体収納
カセットとして何等の支障なく使用でき、成形金型の共
通化を図ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図14を参照して説明する。
【0027】この実施の形態は、本発明に係る記録媒体
収納カセットを、記録媒体として磁気テープを用い、こ
の磁気テープを収納するテープカセットとして構成し、
このテープカセットに記憶素子装置を組み込み、収納記
録媒体としての磁気テープの情報データの検索を行なう
ことができるように構成したものである。
【0028】先ず、この実施の形態の記録媒体収納カセ
ットとしてのテープカセットの構造を図1を参照して説
明するに、図1は、本発明を適用した一例のテープカセ
ットのラベルを剥離した状態の斜視図である。
【0029】この実施の形態の図1に示すテープカセッ
ト31は、概略構造は前述した図15〜図17に示すテ
ープカセットとほぼ同じであって主としてカセット本体
32を形成する上ハーフ33と下ハーフ34の構成が前
述したテープカセット1のカセット本体2の上下ハーフ
3,4と異なるものである。
【0030】すなわち、テープカセット31のカセット
本体32は、上ハーフ33と下ハーフ34とをねじ止め
或いは融着等によって合体して箱状に形成されて、この
カセット本体32内にリールハブ35,35に巻回され
た磁気テープTが収納されている。このカセット本体3
2の前面開放部32aには磁気テープTの導出露呈部を
開閉する前面蓋36が、その主板部36aの両端部に形
成された側板部36b,36bにおいて上下方向に回動
可能に取付けられており、下面側である下ハーフ34の
底面部34aの下面側には、後述する一対のリール軸挿
入孔及び前面部のテープガイド部間の凹形状のローディ
ング用ポケット部を開閉するスライダー37が前後方向
に摺動可能に装着されている。この前面蓋36が下方に
回動され、スライダー37が前方向に摺動した状態でカ
セット本体32の前面側開放部とリール軸挿入孔及びポ
ケット部が閉塞されてカセット本体32内は密閉状態に
なり収納磁気テープTは保護される。また、カセット本
体32の上面側である上ハーフ33の上面部33aには
透明窓部38が形成されて、この透明窓部38を介して
リールハブ35,35に巻回されている磁気テープTの
量を確認することができ、リールハブ35,35は、前
面蓋36の上下回動動作に伴い動作されるロック部材3
9によりロック・ロック解除動作される。なお、カセッ
ト本体32内には前述したテープカセット1と同様の部
材が内蔵されている。
【0031】そして、この実施の形態のテープカセット
31には、記録再生装置に備えられている情報検出装置
の外部端子と接続して収納磁気テープTの記録情報デー
タを検索でくきるように、記憶素子装置としての集積回
路(IC基板)が組み込まれている。
【0032】この記録素子装置としてのIC基板41
は、図9及び図10に示すように、エポキシ樹脂や他の
エンジニアリングプラスチック(POM)等で作成さ
れ、ABS樹脂等のプラスチックにより形成されている
カセット本体32の上下ハーフ33,34と同等のプラ
スチック材料により作成される基板部42の上半部の内
面側にIC搭載部面42aを形成し、下半部の外面側に
端子部面42bを形成してある。このIC搭載部面42
aには、略中央の位置に情報を記録しておくICチップ
43が搭載されて、このICチップ43は保護層44に
より被覆された構造となっており、このICチップ43
は端子部面42bに設けられた複数の接続端子45のそ
れぞれと接続されている。
【0033】このように構成されるIC基板41は、テ
ープカセット31にそのカセット本体32の後面壁32
bの内面側のほぼ中央部に組み込み搭載されて、接続端
子45がカセット本体32の後面側のラベル貼着部面3
2c側に露出されるようになっている。
【0034】すなわち、図2〜図11に示すように、カ
セット本体32の後面壁32bを形成する上ハーフ33
の後面壁33bと下ハーフ34の後面壁34bに跨って
その内面側のほぼ中央部に位置してIC基板41の収納
搭載部46を形成してある。
【0035】この収納搭載部46の上ハーフ33側の部
分46aは、上面部33aと後面壁33bとの間の角部
に、IC基板41の基板部42の上部側幅寸法とほぼ等
しい間隔で対向する左右一対の平面視略L字状のリブ4
7,47とこのリブ47,47の基端部間を連結する細
長い長方形状のリブ48により基板部42の上端部側を
挿入支持する溝状支持部として形成されている。また、
収納搭載部46の下ハーフ34側の部分46bは、底面
部34aに、後面壁34bに対してIC基板41の基板
部42の厚み寸法とほぼ等しい間隔で対向する左右一対
の押えボス49,49と基板部42の下部側幅寸法とほ
ぼ等しい間隔で対向する左右一対の位置決めボス50,
50により基板部42の下端部側を位置決め保持する保
持部として形成されている。
【0036】そして、下ハーフ34の後面壁34bのほ
ほ中央部、すなわち、収納搭載部46の下側部分46b
に対応する部分に、接続窓部51が、カセット本体32
のラベル貼着部面32cの下ハーフ34側の部面34c
に開口して形成されている。この接続窓部51は、IC
基板41の各接続端子45と対応するように複数に区分
された開口として整列状態に形成されている。
【0037】また、この下ハーフ34においても、前述
したテープカセット1の下ハーフ4と同様に底面部34
aには左右一対のリール軸挿入孔52,52が形成さ
れ、前面両側にテープガイド部53,53が設けられて
おり、このテープガイド部53,53間に凹形状のロー
ディング用ポケット部54が形成されている。
【0038】以上のように構成されるテープカセット3
1にIC基板41を組み込み搭載するには、図11に示
すように、接続端子45を外側に向けた状態で基板部4
2の下端部側をカセット本体32の下ハーフ34側の収
納搭載部分46bにおいて、押えボス49,49と位置
決めボス50,50から形成される保持部に上方から嵌
挿係合する。このようにIC基板41を嵌挿係合する
と、基板部42の端子部面42bの接続端子45は、下
ハーフ34の後面壁34bに形成された接続窓部51の
各開口を介してラベル貼着部面32cの下ハーフ34側
の部面34cに臨んだ状態となる。
【0039】このようにIC基板41が下ハーフ34側
に嵌挿係合された状態で、その上方から上ハーフ33を
下ハーフ34に被せるように重ね合わすことにより基板
部42の上端部側に上ハーフ33側の収納搭載部分46
aのL字状リブ47,47と長方形状リブ48から形成
される溝状支持部が嵌合される。すなわち、IC基板4
1はカセット本体32内に、上下ハーフ33,34によ
り基板部42がその上下端部において、挟み込まれるよ
うに組み込み固定されて収納搭載される。
【0040】このようにして、IC基板41を収納搭載
したテープカセット31にラベルを貼着するには、カセ
ット本体32のラベル貼着部面32cに、IC基板41
の接続端子45が臨んでいる接続窓部51を避けてラベ
ルを貼着する。一例としては、図1及び図12に示すよ
うに、接続窓部51を避ける切欠凹部55aを形成した
ラベル55をカセット本体32のラベル貼着部面32c
に、切欠凹部55aを接続窓部51に対応させて貼着す
る。すなわち、ラベル貼着部面32cの上ハーフ33側
の部面33cから下ハーフ34側の部面34cの接続窓
部51を除く部面にラベル55を貼着する。
【0041】また、図13に示すように、カセット本体
32のラベル貼着部面32cに分別ラベル56を接続窓
部51を避けて貼着する。すなわちラベル貼着部面32
cの接続窓部51を挟む両側面部に分別ラベル56の第
1ラベル56aと第2ラベル56bを分離して貼着す
る。この場合、第1ラベル56aと第2ラベル56bの
何れか一方のみを貼着使用することも可能である。
【0042】そして、以上のように構成されるテープカ
セット31において記録情報データの検索する機能を必
要としない場合は、IC基板41を収納搭載せずに普通
のテープカセットとして使用できることになるが、この
場合は、カセット本体32のラベル貼着部面32c側の
接続窓部51は開放された状態となる。
【0043】そこで、このテープカセット31を普通の
テープカセットとして使用する場合は、図14に示すよ
うに、カセット本体32のラベル貼着部面32cに全面
にわたって、すなわち、ラベル貼着部面32cの上ハー
フ33側の部面33cから下ハーフ34側の部面34c
の全面にわたって全面ラベル57を貼着する。これによ
り、カセット本体32のラベル貼着部面32cに形成さ
れた接続窓部51は全面ラベル57により隠蔽されて閉
塞され、外観上、普通のテープカセットと同じになる。
【0044】以上のように用いられる各ラベル、すなわ
ち、切欠凹部55aを形成したラベル55、第1ラベル
56aと第2ラベル56bからなる分別ラベル56及び
全面ラベル57は、再剥離ラベルであり、上質紙等で作
成されており、接着糊としては、例えば、アクリル系の
接着糊が用いられている。
【0045】以上のように構成されるこの実施の形態の
テープカセット31は、カセット本体32の後面壁32
bのラベル貼着部面32c側に記憶素子装置としてのI
C基板41を収納搭載することにより、記録情報データ
の検索は瞬時になされるため、検索時間が大幅に短縮さ
れ、かつ、記録媒体としての磁気テープTに検索エリア
が不要となるため、そのエリア分、データの容量が増え
る。
【0046】また、従来のようなテープ検索エリアに毎
回テープを巻き戻す必要がなくなり、テープとヘッドと
の接触回数やテープの走行回数が減少するため、テープ
の耐久性及び信頼性が向上する。
【0047】また、記録情報データの検索を行う機能を
必要としない場合は、IC基板41を収納搭載せず、こ
れにより開放されることになるラベル貼着部面32cに
形成された接続窓部51は全面ラベル54を貼着すると
いう簡単な手段により隠蔽され、閉塞されるので、ダミ
ーのIC基板を形成するよりも部品点数及び組立て工程
数が低減されて大幅なコストダウンが可能になる。また
全面ラベル54を貼着することで接続窓部51から見え
るカセット本体32内の構造を隠すことができると共
に、カセット本体32内への塵埃の侵入を防ぐことがで
きる。
【0048】そして、以上のように、この実施の形態の
テープカセット31は、用途によってラベル貼着面32
c側にIC基板41を収納搭載したり、また、記録情報
データの検索機能が不要の場合はラベル貼着部面32c
にラベルを貼着して接続窓部51を閉塞するという簡単
な手段が用いられることにより、金型の共通化を図るこ
とができる。
【0049】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更し得るもので
ある。
【0050】例えば、IC基板の収納搭載部と接続窓部
とは互いにずれた位置に形成してもよく、この場合は、
IC基板はICチップ搭載部と接続端子が基板部の内外
面において対応することなく、互いにずれた位置に配置
されることになる。また、IC基板の収納搭載部はカセ
ット本体の後面壁側に限ることなく、底面側又は上面側
に形成してもよい。
【0051】また、接続窓部もカセット本体の後面壁の
ラベル貼着部面に限ることなく、記録再生装置側の外部
接続端と対応すれば他の面に形成されるラベル貼着部面
に形成することができる。
【0052】そして、本発明は、所定の開口部を開閉す
る閉塞体としてのスライダーを備えたテープカセットの
みに適用されるものではなく、スライダーを備えないテ
ープカセット、例えばビデオテープカセット等にも当然
適用できるものであり、また、ディスク状記録媒体を収
納したディスクカートリッジ等にも適用されるものであ
る。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明による記録媒体収
納カセットは、記録媒体が収納されるカセット本体に、
所要の情報が記憶される記憶素子装置を搭載する収納搭
載部が設けられ、カセット本体のラベル貼着部面の適宜
位置に収納搭載部に搭載される記憶素子装置の接続端子
が臨む接続窓部を形成して構成しているので、記憶素子
装置を搭載することにより、収納記録媒体の記録情報の
検索は瞬時になされることになり、検索時間が大幅に短
縮されると共に記録媒体に検索エリアが不要になるた
め、そのエリア分、記録容量が増加する。また、記録媒
体を検索エリアに戻し動作する必要がなくなるため、記
録媒体のヘッド等との接触回数、走行等の動作回数が減
少し、耐久性及び信頼性が向上する。
【0054】そして、本発明による記録媒体収納カセッ
トは、記憶素子装置を収納搭載せず記録情報の検索機能
を必要とせず普通の記録媒体収納カセットとして用いる
場合は、ラベル貼着部面の接続窓部をラベルの貼着によ
り隠蔽することができて、カセット本体内の構造を隠す
ことができると共に塵埃等の侵入を防ぐことができる。
また、接続窓部はダミー部材を用いて閉塞する必要がな
いため、部材点数、組立て工程数が削減されて大幅なコ
ストダウンが可能になる。
【0055】さらに、本発明による記録媒体収納カセッ
トは、記憶素子装置の搭載、非搭載による使い分けをラ
ベルの貼着により行えるので、カセット本体の成形金型
の共通化を図ることができる等の効率を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例のテープカセットのラベ
ルを剥離した状態の斜視図である。
【図2】図1に示すテープカセットの上ハーフの内面側
平面図である。
【図3】図2に示す上ハーフの後面図である。
【図4】図2に示す上ハーフの要部の拡大平面図であ
る。
【図5】図1に示すテープカセットの下ハーフの内面側
平面図である。
【図6】図5に示す下ハーフの後面図である。
【図7】図5に示す下ハーフの要部の拡大縦断面図であ
る。
【図8】図5に示す下ハーフの要部の拡大横断面図であ
る。
【図9】図1に示すテープカセットに搭載する一例の記
憶素子装置としてのIC基板の平面図である。
【図10】図9に示すIC基板の横断面図である。
【図11】図1に示すテープカセットに図9に示すIC
基板を組み込む状態を説明する拡大縦断面図である。
【図12】図1に示すテープカセットのラベル貼着部面
に接続窓部を避けてラベルを貼着した状態の一例の後面
図である。
【図13】図1に示すテープカセットのラベル貼着部面
に接続窓部を避けてラベルを貼着した状態の他の例の後
面図である。
【図14】図1に示すテープカセットのラベル貼着部面
に全面にわたってラベルを貼着した状態の後面図であ
る。
【図15】従来のDATテープカセットの分解斜視図で
ある。
【図16】図15に示すテープカセットの外観斜視図で
ある。
【図17】図15及び図16に示すテープカセットの下
面側斜視図で、Aは不使用状態、Bは使用状態を示す。
【図18】従来の他のテープカセットの下ハーフの斜視
図である。
【図19】図18に示すテープカセットに組み込むIC
基板の平面図である。
【図20】図19に示すIC基板の横断面図である。
【図21】図18に示す下ハーフに、図19に示すIC
基板を組み込む過程を説明する説明図で、AはIC基板
を組み込む前の状態を示し、BはIC基板を組み込んだ
状態を示す。
【符号の説明】
31‥‥テープカセット、32‥‥カセット本体、32
b‥‥後面壁、32c‥‥ラベル貼着部面、33‥‥上
ハーフ、33a‥‥上面部、33b‥‥後面壁、33c
‥‥ラベル貼着面、34‥‥下ハーフ、34a‥‥底面
部、34b‥‥後面壁、34c‥‥ラベル貼着面、41
‥‥IC基板、42‥‥基板部、43‥‥ICチップ、
45‥‥接続端子、46‥‥収納搭載部、51‥‥接続
窓部、55‥‥ラベル、55a切欠凹部、56‥‥分別
ラベル、56a‥‥第1ラベル、56b‥‥第2ラベ
ル、57‥‥全面ラベル、T‥‥磁気テープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が収納されるカセット本体に、
    所要の情報が記憶される記憶素子装置を搭載する収納搭
    載部が設けられ、 上記カセット本体のラベル貼着部面の適宜位置に、上記
    収納搭載部に搭載される上記記憶素子装置の接続端子が
    臨む接続窓部を形成したことを特徴とする記録媒体収納
    カセット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録媒体収納カセット
    において、 上記ラベル貼着部面には、上記収納搭載部に上記記憶素
    子装置が搭載された上記カセット本体においては上記接
    続窓部を避け、上記収納搭載部に上記記憶素子装置が搭
    載されない上記カセット本体においては上記接続窓部を
    閉塞するようにラベルを貼着することとしたことを特徴
    とする記録媒体収納カセット。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の記録媒体収納カセット
    において、 上記収納搭載部は、上記カセット本体の後面側のラベル
    貼着部面の内面側に形成し、上記接続窓部は、上記後面
    側ラベル貼着面に形成したことを特徴とする記録媒体収
    納カセット。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の記録媒体収納カセット
    において、 上記収納搭載部は、上記カセット本体の後面側ラベル貼
    着部面の内面側に、上記カセット本体を形成する上下ハ
    ーフの両後面壁に渡って形成し、上記接続窓部は、上記
    下ハーフの後面側ラベル貼着面に形成したことを特徴と
    する記録媒体収納カセット。
JP15033198A 1998-05-29 1998-05-29 記録媒体収納カセット Pending JPH11345479A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006106828A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-12 Pioneer Corporation ラベルおよび電気機器

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