JPH11345412A - 記録媒体用基板及び記録媒体 - Google Patents

記録媒体用基板及び記録媒体

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JPH11345412A
JPH11345412A JP10150201A JP15020198A JPH11345412A JP H11345412 A JPH11345412 A JP H11345412A JP 10150201 A JP10150201 A JP 10150201A JP 15020198 A JP15020198 A JP 15020198A JP H11345412 A JPH11345412 A JP H11345412A
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disk
substrate
magnetic disk
magnetic
injection molding
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JP10150201A
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Osami Morita
修身 森田
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Sony Corp
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/74Record carriers characterised by the form, e.g. sheet shaped to wrap around a drum
    • G11B5/82Disk carriers
    • GPHYSICS
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
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    • G11B5/739Magnetic recording media substrates
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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価であり且つ外部からの振動に影響され難
くて記録特性に優れた基板及びその基板を有する記録媒
体並びにその記録媒体の製造方法を提供する。 【解決手段】 磁気ディスク1は、ディスク基板2上に
磁性膜3が成膜されてなる。そして、このディスク基板
2は、金属材料を用いて射出成形により成形されてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体用基板、
記録媒体及びその記録媒体の製造方法に関する。特に、
記録媒体用基板の材料及び成形法の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録装置のサイズは、ノート
型パーソナルコンピュータ(以下、ノート型パソコンと
称する。)等の普及に伴い、急速に小さく成りつつあ
る。特に、磁気ディスク装置の厚みは、著しく薄くなる
傾向にある。
【0003】また、例えば、ノート型パソコンにおいて
は、価格競争が激しくなってきており、パソコン自体の
性能が良くなっているにも関わらず、価格がより安価に
なってきている。
【0004】これらのことから、現在又は将来におい
て、コンピュータの外部記憶装置として求められる性能
としては、小さく且つ安価な外部記録装置であることが
必要である。特に、ノート型パソコンでは、ディスプレ
イやキーボードがあることを考慮すると、外部記録装置
がより薄く且つより安価であることが求められている。
【0005】そこで、薄くて且つ安価な磁気ディスク装
置が研究され検討されている。具体的には、磁気ディス
ク装置の薄型化は、次のように検討されている。
【0006】先ず、仮に、磁気ディスク装置の薄型化を
図ることができても、磁気ディスク装置において、記録
容量が小さくなってしまっては性能上好ましくない。そ
のため、磁気ディスク装置では、薄型化の研究ととも
に、高密度記録化の研究も盛んに行われている。
【0007】例えば、現在では、磁気抵抗効果型磁気ヘ
ッドの開発により、従来のインダクティブ型磁気ヘッド
では達成することができなかった2Gbit/sq.i
nchという記録密度を達成することができるようにな
った。そして、この技術により、従来の磁気ディスク装
置内に2枚のディスクを装備することにより達成してい
た磁気ディスク装置の記録容量が、1枚のディスクによ
り達成できることとなり、結果的に、磁気ディスク装置
の薄型化にも貢献している。
【0008】また、磁気ディスク装置の薄型化の他の方
法としては、例えば、磁気ディスク自体の厚さを薄くす
ることによって磁気ディスク装置全体の薄型化を達成し
ようとする方法も検討されている。具体的には、磁気デ
ィスク装置に装備されていた磁気ディスクの厚さは、も
ともと1.2mmが主流であったが、徐々に薄型化され
てきており、0.8mm、更には0.635mmの厚さ
にまで薄型化が進行している。そして、この方法によ
り、少なくとも磁気ディスクが薄くなった分だけ、磁気
ディスク装置の薄型化に貢献している。
【0009】一方、安価な磁気ディスク装置を提供する
方法としては、次のような方法が検討されている。具体
的には、磁気ディスク装置の部品のなかで高価な部品と
して挙げられるものに、磁気ヘッドや磁気ディスクがあ
る。
【0010】この磁気ヘッドには、最近、上述の磁気抵
抗効果型磁気ヘッドが採用されており、この磁気抵抗効
果型磁気ヘッドにより高記録密度化が実現されている。
そのため、磁気抵抗効果型磁気ヘッドは、高記録密度を
達成する上で必要不可欠な部品となっており、この磁気
抵抗効果型磁気ヘッドを量産してコストを削減する方法
しか、この磁気ヘッドのコストダウンを図る方法がない
と考えられる。
【0011】これに対して、磁気ディスクでは、低コス
トなディスク基板として射出成形により成形された樹脂
製のディスク基板を用いた磁気ディスクが注目を浴びて
いる。従来、ディスク基板としては、アルミニウムから
なるアルミニウム基板が一般的であった。このアルミニ
ウム基板の作製方法は、以下の通りである。
【0012】先ず、アルミニウムからなる母材から基板
形状のアルミニウムを切り出す。次に、この切り出した
アルミニウム基板の表面に対して高精度な研磨を施す。
ここで、特に、高精度な研磨が必要とされるのは、通
常、磁気ディスク上を磁気ヘッドを搭載した浮上スライ
ダが浮上する際には、その浮上スライダの浮上量が約5
0nm程度であるため、仮に、磁気ディスク表面に高さ
50nm以上の突起が存在すると、この突起と磁気ヘッ
ドとが衝突する虞があり、この衝突が生じた場合、磁気
ディスクや磁気ヘッドに損傷が生じたり、情報信号を再
生する際に再生信号に乱れが生じてしまうといった問題
が生じるからである。
【0013】そのため、このアルミニウム基板の表面に
は、高精度な研磨が施されることとなる。詳しくは、平
滑な表面のディスク基板を得るために、研磨と洗浄が繰
り返し施される。このとき、研磨は、繰り返す毎に研磨
に使用する砥粒の粒径を小さくしていく。そして、この
研磨を繰り返して、最終的には高さ50nm以上の突起
がない表面に仕上げていく。
【0014】このようなディスク基板の作製方法では、
研磨と洗浄の工程を多数回繰り返して行うため、製造コ
ストを下げることが困難であり、結果的に、安価な磁気
ディスクを提供することができない。
【0015】一方、樹脂を用いてディスク基板を射出成
形法により成形する方法では、得られるディスク基板を
研磨することなく、射出成形に用いられるスタンパの表
面のみを突起やへこみの極力存在しない平滑な面となる
ように研磨することのみによって、突起が極力存在しな
いディスク基板を得ることができる。これは、射出成形
品の表面性がスタンパの表面状態をそのまま反映するた
めである。
【0016】このような射出成形法によれば、従来のア
ルミニウムからなるディスク基板の作製方法において必
須工程であった研磨及び洗浄の繰り返し工程を省略する
ことができ、製造コストの安価なディスク基板を提供す
ることができるようになった。さらに、樹脂の材料コス
トは、アルミニウムに比して安価である。そのため、射
出成形法により成形される樹脂製のディスク基板は、原
材料コストの点においても有利である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、磁気
ディスク装置では、樹脂を用いた射出成形法によりディ
スク基板を成形し、しかもこのディスク基板を薄型化す
ることにより、装置の低コスト化及び薄型化を図ること
ができる。
【0018】しかしながら、このような射出成形により
成形される樹脂製のディスク基板は、従来用いられてい
たガラスやアルミニウムからなるディスク基板と比べて
材質が軟らかく、そのため、外部からの振動に対して影
響を受けやすいという問題がある。つまり、射出成形に
より成形される樹脂製のディスク基板は、共振周波数が
低い。
【0019】そのため、樹脂製のディスク基板を有する
磁気ディスクは、外部からの微小な振動に対しても共振
しやすく、その場合に、浮上スライダに搭載された磁気
ヘッドが本来位置すべきトラック上に位置することが困
難になり、正しい情報信号の読み出しができなくなって
しまうという記録再生特性上の問題がある。
【0020】具体的には、一般に、磁気ディスクは、あ
る固有振動数を有している。そして、この固有振動数と
同じ周波数の外乱振動が磁気ディスクに加わると、磁気
ディスクは、共振を始める。
【0021】特に、樹脂製のディスク基板を有する磁気
ディスクは、共振周波数が小さいため、微小な外部から
の振動に対しても共振してしまう。
【0022】そして、この共振が始まると、磁気ディス
ク上を約50nm程度の浮上量で浮上している浮上スラ
イダも同様に振動を始めることとなるが、浮上スライダ
は、磁気ディスクの振動に対して、その浮上量を一定に
保つためのサーボ機構をなんら有していない。さらに、
磁気ディスクは、その振動がスピンドルの軸方向の振動
であっても、スピンドルの軸方向に垂直な方向である、
ディスクの面内方向へも若干ではあるが振動することと
なる。
【0023】特に、近年の磁気ディスク装置では、記録
密度を向上させるために、線記録方向の密度はもちろ
ん、トラック幅方向の密度も大きくなっている。すなわ
ち、トラック幅が小さくなされているため、磁気ディス
クにおいて、上記のような共振によるディスク面内方向
の振動が若干存在する場合、そのディスク面内方向の振
動が、記録再生特性上において無視できないレベルにき
ている。このようなディスク面内方向の振動があるため
に、浮上スライダは、本来位置すべきトラック上に位置
することができなくなり、正しい情報の読み出しが困難
となってしまう。
【0024】したがって、磁気ディスクの振動を極力低
減させることが、記録再生特性の点から必要である。つ
まり、良好な記録再生特性を得るには、外部からの振動
に影響されにくいような磁気ディスクであることが必要
である。
【0025】そこで、このような共振による磁気ディス
クの振動を低減する方法が検討されている。その方法の
1つとして、磁気ディスクに外部から加わる外乱振動源
となるスピンドルの挙動を制御する方法がある。詳しく
は、スピンドルのベアリングの挙動を抑圧、もしくは除
去するために、スピンドルのベアリングの軸受けとして
流体軸受けを磁気ディスク装置に配設する方法である。
【0026】この方法は、従来と同じディスク基板を用
いることができるのが特徴であるが、流体軸受けが通常
のボールベアリングの軸受けと比較して高価であるのが
欠点である。また、流体軸受けを採用したからといっ
て、完全に外乱振動源を排除することはできない。
【0027】そこで、本発明は、このような実情に鑑み
て提案されたものであり、安価であり、且つ外部からの
振動に影響され難くい記録媒体用基板及びその記録媒体
用基板を有し記録再生特性に優れる記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明に係る記録媒体用基板は、金属材料からなり射出
成形により成形されてなることを特徴とするものであ
る。ここで、上記金属材料としては、マグネシウム又は
アルミニウムのうちの少なくとも何れか1種を好適に用
いることができる。
【0029】このように、本発明に係る記録媒体用基板
は、金属材料からなるため、硬度が十分確保されるの
で、外部からの振動に影響されにくい強固な構造とな
り、良好な振動特性が得られる。しかも、本発明に係る
記録媒体用基板は、金属材料を射出成形により成形して
なるので、従来の研磨方法による製造方法のような得ら
れた基板を研磨する工程が必要ないため、成形工程がよ
り簡単となり、より安価なものとなる。
【0030】したがって、本発明に係る記録媒体用基板
は、良好な振動特性が得られるととともに、安価なもの
となる。なお、本発明に係る記録媒体用基板では、金属
材料としてマグネシウム又はアルミニウムのうちの少な
くとも何れ1種を用いることが、硬度や融点や熱伝導率
等の点から射出成形に用いるのに好適である。
【0031】また、本発明に係る記録媒体は、金属材料
からなり射出成形により成形されてなる基板と、上記基
板上に形成される記録膜とを備えることを特徴とするも
のである。ここで、上記金属材料として、マグネシウム
又はアルミニウムのうちの少なくとも何れか1種を好適
に用いることができる。
【0032】このように、本発明に係る記録媒体は、基
板が金属材料からなるため、硬度が十分確保されるの
で、外部からの振動に影響されにくい強固な構造とな
り、良好な振動特性の得られた記録媒体となる。しか
も、本発明に係る記録媒体は、基板が射出成形により成
形されるので従来の研磨方法による製造方法のような得
られた基板を研磨する工程が必要ないため、製造工程が
より簡単となり、結果的により安価な記録媒体となる。
【0033】したがって、本発明に係る記録媒体は、良
好な振動特性が得られるとともに、安価なものとなる。
なお、本発明に係る記録媒体では、金属材料としてマグ
ネシウム又はアルミニウムのうちの少なくとも何れか1
種を用いることが、硬度や融点や熱伝導率等の点から射
出成形に用いるのに好適である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図面を参照しながら詳細に説明する。な
お、以下、本発明を適用した記録媒体として、磁気ディ
スクを取り挙げるが、本発明を適用した記録媒体は、後
述するようにこれに限らない。図1に、本発明を適用し
た磁気ディスクの斜視図を示す。図2に、本発明を適用
した磁気ディスクの断面図を示す。
【0035】本発明を適用した磁気ディスク1は、図1
及び図2に示すように、ディスク基板2の両主面上に、
磁性膜3がそれぞれ成膜されてなる。そして、この磁気
ディスク1には、中央部に中心孔1aが設けられてい
る。なお、本発明の磁気ディスクは、片面に磁性膜が形
成されているものでも良い。
【0036】特に、本発明のディスク基板2は、金属材
料からなり射出成形により成形されてなるものである。
つまり、このディスク基板2は、金属材料を用いて射出
成形されてなる。
【0037】具体的には、上記金属材料としては、マグ
ネシウム、アルミニウム、チタン、ニッケル、鉄等を用
いることができ、好ましくは、マグネシウム又はアルミ
ニウムの少なくとも1種であり、更に好ましくは、マグ
ネシウムである。ここで、上記金属材料が特に好ましい
理由は、以下に示す理由によるものである。
【0038】従来の樹脂製のディスク基板は、材質が軟
らかく、共振周波数が比較的低かった。そのため、樹脂
製のディスク基板を用いた従来の磁気ディスクは、外部
からの振動が加わった場合に、容易に振動しやすく、そ
のため、浮上スライダに搭載された磁気ヘッドが本来位
置すべきトラック上に正確に位置することができなくな
り、正しい情報信号の読み出しが困難であった。
【0039】特に、上述したように、近年の磁気ディス
クでは、高記録密度を達成させるために、線記録方向の
密度だけでなくトラック幅方向の密度も大きくなされて
おり、このトラック幅が小さくなされると、外部からの
振動に共振する磁気ディスクの面内方向の振動が無視で
きないレベルとなる。これは、磁気ディスク装置におい
て、トラック位置決めのためのサーボ情報を磁気ディス
クから読み出すのであるが、このサーボ情報が正しく読
み出され、正しく位置決めされたとしても、磁気ディス
クの振動のために、情報信号の読み出しの際に浮上スラ
イダの位置がずれるためである。
【0040】すなわち、浮上スライダに搭載された磁気
ヘッドをトラック上に正しく位置決めすること、つまり
サーボは、磁気ヘッドの動きが有限の周波数であるた
め、この周波数以上でトラックが振動する場合には、磁
気ヘッドを正しくトラック上に位置決めすることができ
なくなる。以下、0Hzからこの有限の周波数までをサ
ーボ帯域と称する。したがって、サーボをかけることが
できる周波数は、サーボ帯域内の周波数でトラックが揺
れる場合であり、サーボ帯域外の周波数でトラックが揺
れる場合には、サーボをかけることができない。これ
は、トラックの揺れる原因に依らずである。
【0041】よって、磁気ディスクの振動を排除するこ
とが、根本的な解決ではあるが、サーボ帯域外に磁気デ
ィスクの振動周波数を設定することも、解決手段の一つ
と考えられる。
【0042】一般に、エネルギーは、周波数に反比例す
る。そのため、磁気ディスクの共振周波数が高い場合の
磁気ディスクの振動振幅は、小さく、サーボを掛けて磁
気ヘッドの位置決めをする程ではなく、無視できる程度
のずれしか生じない。
【0043】したがって、磁気ディスクの共振周波数を
当該磁気ディスクが装填される磁気ディスク装置のサー
ボ帯域外に設定することができれば、サーボ帯域内にお
いては、完全に共振による振動が原因となるディスク面
内方向の磁気ディスクの振動を除去することができるこ
ととなる。また、完全に磁気ディスクの共振周波数をサ
ーボ帯域内から排除できなくても、なるべく高い周波数
に設定することにより、共振による磁気ディスクの振動
を極力小さいものとすることができる。
【0044】通常、情報記録媒体用基板のような円板状
物体の固有振動数は、外形を変化させなければ、下記式
(1)で与えられる。
【0045】 fi=G(E×t2/ρ)1/2 ・・・(1) fi:固有振動数 t:基板厚み ρ:基板材料密
度 E:基板材料ヤング率 G:比例定数 上記式(1)からわかるように、固有振動数fiを高く
設定するには、ディスク基板の厚みを厚くするか、もし
くは、E/ρを大きくするかの2つの手法しかない。し
かし、ディスク基板の厚みは、磁気ディスク装置自体の
薄型化が望まれる近年の傾向のなかで、より薄くしてい
かなくてはならないものである。よって、ディスク基板
の厚みを厚くする手法は、次世代の磁気ディスクを開発
する上で採用することは好ましくない。
【0046】したがって、本発明のディスク基板2の固
有振動数fiを高くするためには、E/ρの大きな材料
を用いてディスク基板2を成形する方法が好ましいとい
える。そこで、このディスク基板2の材料を、以下に示
す表1に基づいて検討する。
【0047】
【表1】
【0048】表1の結果から明らかなように、E/ρが
最も大きい材料は、ガラスであり、そのE/ρ値が3
4.1である。一方、E/ρが最も小さいのは、樹脂で
あり、そのE/ρ値が2.4である。現在、ディスク基
板の材料として実用化されているアルミニウムは、その
E/ρ値が26.1とディスク基板の材料として考えら
れる材料の中ではかなり大きな値を示している。
【0049】よって、このアルミニウムのE/ρ値より
大きいか、もしくは同等の値を示す材料によれば、記録
再生時において、現状の磁気ディスクに生じる振動より
も振動が抑えられた、現状以上の振動特性が得られるデ
ィスク基板を成形することができるといえる。
【0050】このことから、アルミニウムの他に、マグ
ネシウム、チタン、ガラス、ニッケル、鉄が、ディスク
基板2の材料として適していることとなる。なお、ニッ
ケルと鉄は、強磁性体であるため、磁気ディスク及び光
磁気ディスクの様に磁気特性を記録の原理に応用してい
るような記録媒体のディスク基板には不向きである。
【0051】さらに、上記材料の中で、製造コストの安
価な基板製造方法である射出成形法に用いることが可能
な材料を考慮する。ここで、射出成形法に用いることが
可能な材料の条件としては、以下の条件が挙げられる。
【0052】先ず、射出成形法に好適な材料としては、
融点がある程度低いことが必要である。これは、射出成
形では、材料を溶融して金型内に流し込むので、材料が
ある程度低い温度で溶融しないと金型自体が変形してし
まう虞があるからである。この点を考えると、材料の融
点が1000度以上というのは、実用上現実的でないと
考えられる。よって、チタン、ニッケル、鉄、ガラスと
いった材料は、射出成形には不向きであるといえる。
【0053】次に、射出成形法に好適な材料としては、
熱伝導率が比較的小さいことが必要である。これは、射
出成形では、溶融した材料が金型に注入された瞬間に冷
却が始まるので、熱伝導率が非常に高い材料であると、
金型内に材料が完全に充填される前に材料の固化が始ま
ってしまい、成形物の表面に、いわゆる流れと称される
樹脂の流れた跡が残ることになるからである。また、そ
のため、所望の形状が得られないということになる。
【0054】この熱伝導率を考慮すると、表1に示され
るように、マグネシウムの熱伝導率の方がアルミニウム
の熱伝導率よりも小さいため、マグネシウムの方が、ア
ルミニウムよりも射出成形には適していることとなる。
【0055】さらに、表1から分かるように、マグネシ
ウムは、アルミニウムに比べて密度が小さいため、同じ
形状ならば質量が軽くなる。その結果、マグネシウムを
ディスク基板2の材料に用いてなる磁気ディスク1で
は、軽量化が図られて、そのため、磁気ディスクを回転
させるモータのトルクが小さくなり、消費電力の省力化
にもつながる。特に、ノート型パソコンの場合には、電
池を搭載して使用することが多く、低消費電力化は使用
時間の長期化につながる利点も有することとなる。よっ
て、ディスク基板2の原料として、マグネシウムを採用
することにより、より低消費電力化が実現でき、ノート
型パソコン等の機器の使用時間を長くすることができ
る。
【0056】このように、本発明のディスク基板2で
は、上記金属材料としては、マグネシウム、アルミニウ
ム、チタン、ニッケル、鉄等を用いることができ、好ま
しくは、マグネシウム又はアルミニウムの少なくとも1
種であり、更に好ましくは、マグネシウムであるといえ
る。但し、純マグネシウムは、反応性が高く、発火しや
すいために、一般には、マグネシウム合金という形で扱
われることが多い。このマグネシウム合金の組成として
は、例えば、Mg83〜97wt%、Al3.5〜10
wt%、Zn1.5wt%、残りをMnとするものが挙
げられる。
【0057】なお、上記に挙げたアルミニウム、マグネ
シウム、チタン、ガラス、ニッケル、鉄といった材料
は、今後、射出成形技術の向上により、より融点の高い
材料も射出成形することができることも十分考えられる
ので、上記材料を用いて射出成形することができないと
いうわけではない。また、上記材料を実際に射出成形す
ることを考えると、純鉄や純アルミニウム等のように1
00%純粋な金属では、反応性が高いため、ある程度の
不純物を混入させ、耐食性や耐発火性を向上させること
が必要となる。
【0058】以上述べたように、本発明のディスク基板
2は、金属製であるため、硬度が十分確保され、従来の
樹脂製のディスク基板と比較して、格段に強度が増強さ
れたものとなる。
【0059】その結果、本発明のディスク基板2は、外
部からの振動に対して影響されにくくい構造となる。す
なわち、本発明のディスク基板2は、共振周波数が高く
なり、外部からの振動に対して共振しにくい構造とな
る。
【0060】よって、このディスク基板2を有する磁気
ディスク1においては、外部から振動が加わった場合
に、容易に振動するものではなくなり、浮上スライダに
搭載された磁気ヘッドが本来位置すべき磁気ディスク1
のトラック上に正確に位置するようになり、より正確な
情報信号の読み出しができて、記録再生特性を向上する
ことができ、高記録密度化を図ることが可能となる。
【0061】しかも、本発明のディスク基板2は、上記
金属材料を用いて射出成形により成形されるので、従来
の研磨方法による製造方法のような得られた基板を研磨
する工程が必要ないため、成形工程がより簡単となり、
より安価なものとなる。そして、その結果、このディス
ク基板2を用いた本発明の磁気ディスク1は、安価なも
のとなる。
【0062】ところで、本発明の磁気ディスク1は、こ
のようなディスク基板2上に磁性膜3が形成される。こ
の磁性膜3は、γ−Fe23,Co−γ−Fe23,C
o−Pt−Cr等の従来公知の磁性層材料からなり、デ
ィスク基板2上にスパッタリング等の従来公知の薄膜形
成方法により形成される。
【0063】なお、本発明を適用した磁気ディスクとし
ては、ディスク面が平滑面となされた上記の磁気ディス
ク1の他に、例えば、図3乃至図6に示すように、ディ
スク基板の表面にトラック方向と略平行な凹凸パターン
が形成されている磁気ディスク10でも良い。図3は、
本発明を適用した磁気ディスク10の平面図を示す。図
4は、図3中における範囲Xを拡大して示す平面図であ
る。図5は、本発明を適用した磁気ディスク10の半径
方向の断面図である。図6は、本発明を適用した磁気デ
ィスク10のトラック方向の断面図である。
【0064】この磁気ディスク10のディスク基板13
は、磁気ディスク1のディスク基板2と同様に、金属材
料を用いて射出成形されてなる金属製である。このディ
スク基板13には、データ記録領域(データゾーン)1
1及び制御信号記録領域(サーボゾーン)12のそれぞ
れに対応した所定の凹凸パターンが形成されており、そ
の表面に磁性膜14が形成されている。なお、データゾ
ーン11及びサーボゾーン12は、記録再生時に所定の
間隙毎にサーボゾーン12が現れるように、例えば、図
3に示すように、サーボゾーン12の形成位置が磁気デ
ィスク10の中心から略放射状となるように形成され
る。
【0065】上記データゾーン11には、任意のデータ
を記録するためのデータトラックと、隣接するデータト
ラックを区分するためのガードバンドとが同心円状に形
成されている。そして、磁気ディスク10には、データ
トラックが凸部10aとなり、ガードバンドが凹部10
bとなるように、凹凸が形成されている。なお、これら
の凹凸は、磁気ディスク10上を浮上するヘッドスライ
ダの走行方向に対して平行であれば良く、例えば、記録
トラックをスパイラル状に形成する場合には、当該記録
トラックに沿ってスパイラル状に形成する。また、これ
らの凹凸は、凸部10aが円周方向に連続的に続くよう
に形成されていても良いし、或いは、ヘッドスライダの
走行に悪影響を与えない程度に分断されていても良い。
【0066】一方、サーボゾーン12には、データトラ
ックを特定するためのグレイコードや、サーボクロック
を生成する際の基準となるクロックマークや、磁気ヘッ
ドのトラッキング制御に使用されるウォブルドマーク等
を含むサーボパターンが記録される。ここで、サーボゾ
ーン12には、凹凸が形成され、凸部10aと凹部10
bとが互いに逆方向に磁化されており、これにより、上
記サーボパターンが記録されている。
【0067】そして、このような構成の磁気ディスク1
0上では、記録再生時において、図7に示すように、ヘ
ッドスライダ6が浮上する。図7は、磁気ディスク10
上をヘッドスライダ6が浮上している様子を示す斜視図
である。
【0068】ヘッドスライダ6は、図7に示すように、
その下面の両側にエアベアリングサーフェイスとして作
用するレール6a、6bが形成されていると共に、この
レール6a、6bの先端側にはテーパ部6c、6dが形
成されている。そして、一方のレール6aの後端面に
は、磁気へッド8が搭載されている。
【0069】ここで、図8に、ヘッドスライダ6が磁気
ディスク10上を浮上している状態の要部を示す。ま
た、図9は、図8に示す状態の際に、ヘッドスライダ6
にかかる力を説明する断面図である。
【0070】このように、磁気ディスク10は、磁気デ
ィスク10の表面に所定の凹凸パターンが形成されてい
る。そのため、この磁気ディスク10では、図8に示す
ように、磁気ディスク10上の凹部10bと、ヘッドス
ライダ6のレール6a、6bの後端側との微小な間隙に
空気が流れる。そして、この空気流によりヘッドスライ
ダ6に浮揚力が働き、磁気ディスク3とヘッドスライダ
6との浮上状態を保ちつつ、ヘッドスライダ6と磁気デ
ィスク3の凸部3aとの間隙が限りなく0に近づくま
で、ヘッドスライダ6の浮上量を小さくするすることが
できる。
【0071】言い換えれば、磁気ディスク10では、こ
の媒体上を浮上するヘッドスライダ6が、従来の表面が
フラットな磁気ディスク上を浮上するヘッドスライダと
同等な浮上量にて浮上している場合でも、磁気ディスク
10上に形成された凸部10aとヘッドスライダ6との
距離がより近づいた状態となる。そして、更にヘッドス
ライダ6の浮上量が小さくなされることにより、本発明
の磁気ディスク10では、媒体上の凸部3aとヘッドス
ライダ6との距離を限りなく0に近づけることができ
る。
【0072】よって、磁気ディスク10では、この凸部
10aに対して情報信号をより高密度で記録することが
可能となり、スペーシングロスを極力抑えることができ
るとともに、更なる高密度記録化を実現することができ
る。
【0073】なお、さらに、この磁気ディスク10で
は、ヘッドスライダ6の浮上量を限りなく小さくするこ
とにより、最終的に、磁気ディスク10の凸部10aに
磁気ヘッド8を無負荷で接触させることができるように
なる。これにより、磁気ヘッド8と磁気ディスク10の
表面とが接触していても、磁気ヘッド8及び磁気ディス
ク10の摩耗を完全に防止することができる。
【0074】すなわち、このようなヘッドスライダ6及
び磁気ディスク10では、磁気へッド8が磁気ディスク
10の凸部10aに接触したときに、テーパ部6c、6
dからレール6a、6bに沿って流れ込む空気流が、磁
気ディスク10の凹部10bとレール6a、6bの後端
側との微小な間隙から流出することになるので、図9に
示すように、へッドスライダ6を浮上させる方向に、ヘ
ッドスライダ6に対して浮揚力N1が発生する。よっ
て、この浮揚力Nlと、ヘッドスライダ6の荷重N2と
が釣り合うようにすれば、磁気へッド8に掛かる磁気デ
ィスク10の凸部10aからの垂直抗力Lが0にされ、
磁気ヘッド8と磁気ディスク10の表面との摩擦力を0
にすることができ、磁気ディスク10の凸部3aと磁気
ヘッド8とを無負荷で接触させることができて、磁気へ
ッド8や磁気ディスク10の摩耗を無くすことができ
る。
【0075】なお、本発明を適用した記録媒体として
は、上述したように、金属材料を用いて射出成形されて
なるディスク基板上に記録膜を備える記録媒体であれば
何れでも良く、上記の磁気ディスク1,10に限らず、
エンボスピットによって情報信号が予め書き込まれる光
ディスクや、記録膜の相変化を利用して情報信号が書き
込まれる相変化型光ディスクや、記録膜の磁気光学効果
を利用して情報信号が書き込まれる光磁気ディスク等に
適用されても良い。
【0076】具体的には、本発明を適用した光磁気ディ
スクでは、上記のディスク基板2上に、キュリー温度を
超えた温度上昇によって保磁力がなくなり外部磁界の方
向に磁化反転する光磁気記録層等が形成されてなる。こ
の光磁気記録層には、例えば、Tb−Fe−Co等の非
晶質合金薄膜等のカー効果やファラデー効果等の磁気光
学特性を有する垂直磁化膜等が用いられる。
【0077】また、本発明を適用した相変化型光ディス
クは、上記のディスク基板2上に、結晶と非晶質との間
で可逆的な相変化をする相変化材料層等が形成される。
この相変化材料層には、単体のカルコゲンやカルコゲン
化合物が用いられる。具体的には、この相変化材料層の
材料として、Te,Seの各単体、Ge−Sb−Te,
Ge−Te,In−Sb−Te,In−Se−Te−A
g,In−Se,In−Se−Tl−Co,In−Sb
−Se,Bi2Te3,BiSe,Sb2Se3,Sb2
3等のカルコゲン系材料が挙げられる。
【0078】なお、特に、本発明を適用した光磁気ディ
スクとしては、例えば、ハードディスク装置の構成に光
磁気ディスクの記録再生方式を組み込んでなる光ディス
ク装置に用いられる光ディスクでも良い。すなわち、本
発明を適用した光磁気ディスクを、上記のようなハード
ディスク装置の構成に光磁気ディスクの記録再生方式を
組み込んでなる光ディスク装置に適用しても良い。
【0079】この光ディスク装置は、光学ヘッドを構成
する対物レンズ等をヘッドスライダに搭載することによ
り、対物レンズと光磁気ディスクとを近接又は接触さ
せ、これにより、開口数NAを上げて高密度記録化を図
るものである。図10は、ハードディスク装置の構成に
光磁気ディスクの記録再生方式を組み込んでなる上記光
ディスク装置におけるヘッドスライダ部分を示す断面図
である。
【0080】詳しくは、この光ディスク装置では、図1
0に示すように、ハードディスク装置と同様な浮上型の
ヘッドスライダ20を使う。そして、光磁気ディスク2
1の記録膜22は、ハードディスクと同様に、ディスク
表面にむき出しの状態とする。
【0081】但し、この浮上型のヘッドスライダ20に
搭載するのは、磁気記録再生素子ではなく、その代わり
に、レンズやコイルからなる光磁気記録用の光学モジュ
ールを搭載する。
【0082】すなわち、この光ディスク装置では、ヘッ
ドスライダ20のディスク対向面20aとは反対側の面
20bにプリフォーカスレンズ24が搭載されるととも
に、ヘッドスライダ20のディスク対向面20aに半球
状のSIL(solid imersionlens)と称されるレンズ
(以下、SIレンズという。)22が搭載されている。
プリフォーカスレンズ24は、従来の光磁気ディスク装
置における対物レンズに相当するレンズである。また、
SIレンズ22は、ガラス等の絶対屈折率nが高い材料
からなる。
【0083】そして、このSIレンズ22を囲むように
磁界変調用コイル23が配置されている。このコイル2
3によって、SIレンズ22付近の磁界を反転させ、記
録マークを形成する。
【0084】このような光ディスク装置における記録再
生方式としては、ミニディスク等とほぼ同じ磁界変調方
式の光磁気記録を使う。すなわち、レーザ光の照射によ
ってビームスポット内の記録膜22の温度を一時的に上
げ、冷えるときにコイル23で印加した磁化方向を記録
する。
【0085】つぎに、以上のように構成される本発明の
磁気ディスク1の製造方法について詳細を説明する。
【0086】まず、磁気ディスク1のディスク基板2
は、以下に示すような射出成形装置の金型部30にて製
造されるものである。図11に、ディスク基板2を製造
する射出成形装置の金型部30を示す。
【0087】射出成形装置の金型部30は、成形物の主
面のうちの一方を形成する可動金型31と、当該可動金
型31に対向配置されて成形物の主面のうちの他方を形
成する固定金型32とを備える。
【0088】可動金型31は、図示しない駆動機構によ
って固定金型32に対して接離動作する。ここで、これ
ら可動金型31及び固定金型2は、型締め状態において
協動してディスク基板2を形成するキャビティ33を構
成する。
【0089】一方、固定金型32側には、キャビティ3
3の中心に位置して、溶融されたプラスチックをキャビ
ティ33内に射出充填させるノズル34aを有するスプ
ルブッシュ34が配設されている。また、可動金型31
側には、キャビティ33の中心に対応する位置に、成形
されるディスク基板2の内周側の情報信号が記録されな
い領域に対応した外径寸法を有する筒状を呈したイジェ
クト部材35が軸方向に移動自在に配設されている。こ
のイジェクト部材35は、ディスク基板2の離型動作の
際に図示しない駆動手段によってキャビティ33内へと
突き出されて成形されたディスク基板2を可動金型31
から離型させる。また、このイジェクト部材35には、
その内周側に、成形される基板の中心穴を穿設するパン
チ36が取り付けられている。
【0090】特に、本発明における金型部30では、金
属材料の熱による形状変形を回避するため、可動金型3
1及び固定金型32の内側面、ノズル34aの内側面及
びスプルブッシュ34の成形物と接する面に、耐熱性に
優れたイリジウム金属を被着させてイリジウム膜37を
被覆させている。これにより、金型部30では、溶融さ
れた金属材料が金型部30内のノズル34を介してキャ
ビティ33内に射出充填される際に、金型部30内が非
常に高温となっても溶融された金属材料の熱により金型
部30の成形面が変形するのを極力防ぐことができる。
【0091】ここで、特に、イリジウム膜37を被覆さ
せたのは、イリジウムの融点が2400℃と高く、ま
た、硬度も大きいため、マグネシウムの様な高融点の金
属材料をキャビティ33内に充填しても、イリジウム膜
37自体が変形しにくく、結果的に、キャビティ33を
構成する可動金型31及び固定金型32の内側面を十分
保護することができるからである。
【0092】なお、本発明の磁気ディスクとして、ディ
スク表面に凹凸形状が形成された磁気ディスク10を作
製する場合、この磁気ディスク10用のディスク基板を
成形する射出成形装置の金型部30は、イリジウム膜3
7が被着された可動金型31又は固定金型32の成形面
に、例えば物理的エッチングを施して、ディスク基板上
に形成する所望の凹凸パターンと逆パターンの凹凸パタ
ーンを形成するものとする。そして、このような成形面
に凹凸パターンが形成された金型部を有する射出成形装
置を用いることにより、磁気ディスク10用のディスク
基板を成形することができる。
【0093】ここで、イリジウム膜37が被着された可
動金型31又は固定金型32の成形面に直接エッチング
を施して凹凸パターンを形成するのは、次の理由によ
る。
【0094】つまり、従来の凹凸パターンが形成された
樹脂製ディスク基板を成形する場合には、予め凹凸パタ
ーンが形成されたスタンパを固定金型又は可動金型の成
形面に設置し、このようなスタンパが配された金型部を
有する射出成形装置を用いてディスク基板を成形してい
た。しかし、この従来のスタンパは、厚さが約0.3m
m程の非常に薄い金属板であるため、本発明のように金
型部30内に高温の金属材料を充填すると、スタンパが
熱膨張を起こして変形してしまい、結果的にディスク基
板が所望の平面性を有しないものとなってしまう。
【0095】以上のように構成された射出成形装置で
は、次のようにディスク基板2が射出成形される。以下
では、特に、射出成形装置の金型部30に着目してディ
スク基板2が成形される工程を説明する。図11〜図1
6は、射出成形の工程を示す断面図である。
【0096】先ず、図11に示すように、図示しない駆
動機構が動作することにより、固定金型32に対して可
動金型31が接近動作して型締め状態とされて、可動金
型31及び固定金型32により周囲が閉塞されたキャビ
ティ33が構成される。
【0097】次に、図12に示すように、型締め状態の
キャビティ33内に、スプルブッシュ34内のノズル3
4aから溶融された金属材料、例えばマグネシウム合金
が射出充填される。このとき、金属材料を射出充填する
速度は、従来の樹脂材料を金型内に射出充填する速度に
比べて速くする。
【0098】これは、本発明のディスク基板用の金属材
料は、上述の表1に示すように、樹脂材料よりも熱伝導
率が大きいため、樹脂を射出成形する場合と同等の射出
充填速度で金属材料を金型部内に充填すると、金属材料
が完全に金型部内の全体に充填される前に、金属材料が
金型の温度により冷却されて凝固してしまい、所望の形
状のディスク基板を得ることができないためである。
【0099】特に、マグネシウム合金を射出充填する場
合、その射出充填速度は、樹脂材料を射出充填する速度
の約10倍速くする。これは、上述の表1に示すよう
に、マグネシウムの熱伝導率が、樹脂の熱伝導率の約1
00倍と大きいため、その分、材料の射出充填速度も大
きくする必要があるからである。
【0100】次に、この射出成形装置の金型部30に設
けられた図示しない温度調節機構によりマグネシウム合
金が半溶融状態に冷却されて、図13に示すように、イ
ジェクト部材35の中心穴からパンチ36が固定金型3
4の方向へと突出動作されて、成形される基板のセンタ
穴を穿設する。
【0101】この後、図14に示すように、射出成形装
置の金型部30において、射出充填されたマグネシウム
合金が図示しない温度調節機構により冷却し固化され
る。このとき、金型部30の冷却温度としては、従来の
樹脂材料を金型内で冷却する温度と同等なレベルの低い
温度まで設定する必要はない。具体的には、従来の樹脂
材料を用いた射出成形の場合では、金型部の冷却温度を
約100℃付近に設定し、金型をこの温度まで冷却す
る。一方、本発明に用いられる金属材料は、上述の表1
に示すように、樹脂よりも格段に融点が高いものばかり
である。そのため、例えば、マグネシウム合金を用いる
場合には、金型部30の冷却温度を約200℃付近に設
定すれば良い。つまり、金型部30をこの温度まで冷却
すればマグネシウム合金は十分凝固されるからである。
【0102】そして、図15に示すように、この射出成
形装置の金型部30では、図示しない駆動機構が動作し
て可動金型31が共動して固定金型32に対して離間動
作されることによって、型開き動作が行われる。このと
き、金型部30が型開きされた直後では、ディスク基板
は、未だ常温に達していないが、もともとこのディスク
基板の金属材料は熱伝導率が高いため、一気に常温まで
冷却されることになる。
【0103】最終的に、図16に示すように、キャビテ
ィ33内で成形された状態のディスク基板2は、イジェ
クト部材35によって可動金型31側から突き出され
て、図示しない基板取り出し機構によって取り出され
る。
【0104】なお、上述した射出成形においては、例え
ば、マグネシウム合金等の金属材料の固相とその溶融し
た液相とが混じりあった状態で行われるチクソモールデ
ィング法を用いた。このチクソモールディング法は、現
在では、融点の高い材料の射出成形に一般的に用いられ
ている。
【0105】以上のようにして得られたディスク基板2
上に、γ−Fe23やCo−γ−Fe23やCo−Pt
−Cr合金等の従来公知の磁性層材料を用いてスパッタ
リング等の従来公知の薄膜形成法により磁性膜3を形成
し、本発明の磁気ディスク1を得る。
【0106】なお、この磁性膜3上に、例えば、カーボ
ンを原料として用いてスパッタリング等の従来公知の薄
膜形成法により保護膜を形成しても良い。また、ディス
ク基板2と磁性膜3との間に、つまり、ディスク基板2
上に、Cr等を原料として用いてスパッタリング等の従
来公知の薄膜形成法により下地膜を形成しても良い。
【0107】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について実験
結果に基づいて説明する。詳しくは、ディスク基板の材
料が、作製された磁気ディスクの振動特性に及ぼす影響
を評価するために、以下に示すような磁気ディスクを作
製し、その振動特性を測定した。
【0108】実施例1 上記表1に記載された材料中、最も実用上有利と考えら
れるマグネシウムをディスク基板の材料として用いるこ
とにした。
【0109】先ず、マグネシウム85重量%、アルミニ
ウム5重量%、亜鉛5重量%、マンガン5重量%からな
るマグネシウム合金を用意した。
【0110】次に、成形物と接する内側面全体にイリジ
ウムを被膜してなる金型部を有する射出成形装置を用い
て、その金型部内に、溶融させたマグネシウム合金をノ
ズルを介して射出充填した。ここで、金型部内のキャビ
ティーの大きさは、試作するディスク基板の大きさであ
る直径95mmの外径で、内径25mmの穴を有し、厚
みを0.8mmとした。このときの射出速度を、樹脂材
料を用いて射出充填させる時の約10倍の速さとした。
【0111】次に、金型部に設けられた温度調節機構に
よりマグネシウム合金を半溶融状態に冷却させた後に、
パンチを突出動作させて成形されるディスク基板のセン
タ穴を穿設した。
【0112】次に、金型部の冷却温度を約200℃に設
定して、この温度まで金型部を冷却した。その後、この
金型部を型開きさせて、図示しないディスク基板取り出
し機構により、成形されたディスク基板を取り出した。
【0113】次に、このようにして成形されたディスク
基板上に、クロム(Cr)からなる下地層、コバルトク
ロム白金(CoCrPt)からなる磁性層、カーボン
(C)からなる保護層を順次スパッタリング法により形
成した。その後、この保護層上に潤滑剤をディッピング
法により塗布形成し、最終的に、直径95mmの外径
で、内径25mmの中心孔を有し、厚さ0.8mmの磁
気ディスクを得た。
【0114】実施例2 マグネシウム合金の代わりに、アルミニウムを用いた以
外は、実施例1と同様にして、磁気ディスクを作製し
た。
【0115】比較例 マグネシウム合金の代わりに、樹脂材料を用い、キャビ
ティの厚さを約1.2mmとした以外は、実施例1と同
様にして、最終的に、厚さ1.2mmの磁気ディスクを
作製した。
【0116】<振動特性の評価>以上のように作製され
た磁気ディスクを用いて、次に示すように、振動特性の
測定を行った。図17に、このとき用いた振動測定系の
概略模式図を示す。
【0117】この振動測定系では、図17に示すよう
に、レーザ−ドップラー振動測定装置(Laser Dopler V
ibrometer)50により磁気ディスクの振動を測定し
た。ここで、ディスク面による振動以外の振動を除去す
るために、スピンドルには、エアースピンドルを使用し
た。また、ディスク回転と同期した成分の振動は、スピ
ンドルの面ぶれや、ディスクのうねりに起因するものと
して除去するものとした。よって、ディスク回転に同期
しない振動成分の値のみを振動として測定することな
る。
【0118】そして、このレーザドップラー振動測定装
置50により観測された信号を高速フーリエ変換アナラ
イザ(F.F.T)51により周波数軸に展開して、デ
ィスク回転成分を除去して、その他の振動成分を自乗和
することにより振動とした。つまり、横軸に周波数をと
り、縦軸に振動成分の自乗和をとった。この測定結果を
図18に示す。
【0119】図18の結果に示されるように、マグネシ
ウム合金のディスク基板を備える実施例1は、アルミニ
ウムのディスク基板を備える実施例2とほぼ同等な振動
特性を有する。詳しくは、マグネシウム合金のディスク
基板を備える実施例1の方が、アルミニウムのディスク
基板を備える実施例2よりも、若干振動が少ないとわか
った。
【0120】一方、樹脂製のディスク基板を備える比較
例は、実施例1及び実施例2のディスク基板よりも若干
厚みが厚いにも関わらず、特に、ディスクの回転数が大
きい際に著しく振動しやすいことが示されており、振動
特性が実施例1や実施例2に比べて格段に悪いことが判
明した。これは、表1に示されるように、樹脂材料がア
ルミニウムやマグネシウム材料よりもE/ρ値が小さい
ためと考えられる。
【0121】以上の結果から明らかなように、金属材料
を用いて射出成形によりディスク基板を成形することに
より、ディスク基板、更には磁気ディスク自体の強度が
増大し、結果的に、外部からの振動に対して影響を受け
にくく、良好な振動特性が得られた磁気ディスクを得る
ことができると判明した。特に、金属材料として、マグ
ネシウム合金は、振動特性の点で好ましいことが判明し
た。
【0122】しかも、実施例1や実施例2は、ディスク
基板が射出成形により成形されるので従来の研磨方法に
よる製造方法のような得られた基板を研磨する工程が必
要ないため、製造工程がより簡単となるのでより安価な
ものであるといえる。
【0123】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る記録媒体用基板によれば、金属材料からなるため、硬
度が十分確保されるので、外部からの振動に影響されに
くい強固な構造となり、良好な振動特性が得られて、高
信頼性の得られたものとなる。さらに、本発明に係る記
録媒体用基板は、金属材料を射出成形により成形してな
るので、従来の研磨方法による製造方法のような得られ
た基板を研磨する工程が必要ないため、成形工程をより
簡略化することができ、結果的に、安価なものとなる。
【0124】また、本発明に係る記録媒体は、基板が金
属材料からなるため、硬度が十分確保されるので、外部
からの振動に影響されにくい強固な構造となり、良好な
振動特性の得られた記録媒体となる。その結果、本発明
に係る記録媒体によれば、良質な品質で安定した再生信
号が得られ、記録再生特性が向上されて更なる高記録密
度化を実現可能な高信頼性の得られたものとなる。さら
に、本発明に係る記録媒体は、基板が金属材料を用いて
射出成形により成形されるので、従来の研磨方法による
製造方法のような得られた基板を研磨する工程が必要な
いため、製造工程をより簡略化することができて、結果
的に安価な記録媒体とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気ディスクの一例を示す斜
視図である。
【図2】本発明を適用した磁気ディスクの一例を示す断
面図である。
【図3】本発明を適用した磁気ディスクの他の例を示す
平面図である。
【図4】図3中の範囲Xを拡大して示す平面図である。
【図5】図3に示す磁気ディスクの半径方向における断
面図である。
【図6】図3に示す磁気ディスクのトラック方向におけ
る断面図である。
【図7】図3に示す磁気ディスク上をヘッドスライダが
浮上する様子を示す斜視図である。
【図8】図3に示す磁気ディスク上を浮上するヘッドス
ライダの要部を示す斜視図である。
【図9】図3に示す磁気ディスク上をヘッドスライダが
浮上する様子を示す断面図である。
【図10】光ディスク装置の一例を示す断面図である。
【図11】本発明の記録媒体用基板を成形する際に用い
られる射出成形装置の金型部を示す断面図である。
【図12】射出成形装置の金型部にて記録媒体用基板が
製造される一工程を示す断面図である。
【図13】射出成形装置の金型部にて記録媒体用基板が
製造される他の工程を示す断面図である。
【図14】射出成形装置の金型部にて記録媒体用基板が
製造される他の工程を示す断面図である。
【図15】射出成形装置の金型部にて記録媒体用基板が
製造される他の工程を示す断面図である。
【図16】射出成形装置の金型部にて記録媒体用基板が
製造される他の工程を示す断面図である。
【図17】本発明を適用した磁気ディスクの振動特性を
評価する振動測定系を示す模式図である。
【図18】実施例及び比較例の結果を示す図である。
【符号の説明】
1,10,21 磁気ディスク、 2 ディスク基板、
3 磁性膜、 6ヘッドスライダ、 8 磁気ヘッ
ド、 10a 凸部、 10b 凹部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材料からなり、射出成形により成形
    されてなることを特徴とする記録媒体用基板。
  2. 【請求項2】 上記金属材料がマグネシウム又はアルミ
    ニウムのうちの少なくとも何れか1種であることを特徴
    とする請求項1記載の記録媒体用基板。
  3. 【請求項3】 表面に所定の凹凸パターンが形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の記録媒体用基板。
  4. 【請求項4】 金属材料からなり射出成形により成形さ
    れてなる基板と、 上記基板上に形成される記録膜とを備えることを特徴と
    する記録媒体。
  5. 【請求項5】 上記金属材料がマグネシウム又はアルミ
    ニウムのうちの少なくとも何れか1種であることを特徴
    とする請求項4記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】 上記基板の表面に、所定の凹凸パターン
    が形成されていることを特徴とする請求項4記載の記録
    媒体。
JP10150201A 1998-05-29 1998-05-29 記録媒体用基板及び記録媒体 Withdrawn JPH11345412A (ja)

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