JP3680761B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスクドライブ等に使用される、基板上に磁性膜を形成してなる高密度面内磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピューターの記憶装置等として、従来よりハードディスクドライブが用いられている。このハードディスクドライブには、記録媒体として、表面が高精度に研磨されたアルミニウム、あるいはガラス等からなるディスク基板上に信号記録層が形成された磁気ディスクが使用されている。この磁気ディスクの信号記録層領域上に、磁気ヘッドを搭載した浮上スライダを所定の浮上量で浮上させて、信号の書き込み、および/または読み出しを行うようにしている。
【0003】
ハードディスクドライブは、その記憶容量の大きさ、および高速なデータ転送速度からコンピューターの記憶装置としてのみならず、家庭用VTR等の代替としてオーディオ・ビデオ(AV)市場での普及が見込まれている。
【0004】
一方、最近のコンピューターの低価格化に伴い、ハードディスクドライブ、あるいは内蔵される磁気ディスクの低価格化が強く望まれている。また、AV市場での普及を考えた場合、ハードディスクドライブの低価格化は重要な課題の一つと考えられる。
【0005】
このような要求に応える方法として、磁気ディスク用基板に、従来のアルミニウム基板より低価格で製造が可能な樹脂製基板を適用することが注目されている。
【0006】
ハードディスクドライブでは、前記のように磁気ヘッドを搭載したスライダが、磁気ディスク表面上を20nm程度の間隔で浮上し、信号の書き込み、および/または読み出しを行う。このため、磁気ディスク表面に20nm以上の突起が存在すると、磁気ヘッドの損傷、破壊(ヘッドクラッシュ)の原因となる。
【0007】
上記のような問題を回避するため、従来のアルミニウム基板では、次のような作製方法により、表面に問題となるような突起の無い平滑なディスク表面を得ている。まず、アルミニウム金属の母材から基板形状のアルミニウムを切り出す。次いで、この切り出したアルミニウム基板に対して、平滑なディスク表面を得るために、研摩と洗浄が繰り返され高精度な表面処理を施す。このとき、研摩は繰り返す毎に次第に砥粒の粒径を小さくし、最終的に基板表面上のヘッドクラッシュの原因となる高さ20nmを超える突起を除去する。このような煩雑な工程を経るため、コストが高くつくという難点があった。
【0008】
これに対して、樹脂の射出成形等によって成形される樹脂製ディスク基板(樹脂製基板)の場合には、基板表面の粗さは成形に用いるスタンパ表面の粗さに対応したものとなる。このため、高精度に平滑化されたスタンパを用いることによって、表面粗さの小さいディスク基板が作製できるので、研摩や、洗浄工程を必要としない。このように、樹脂製基板を使用することにより、煩雑な製造工程を省けるので基板の価格低減が図れる。
【0009】
また、最近ではAV用途でのハードディスクドライブの利用や、PCでの画像加工、動画編集等、扱うデータ量も以前に比べ格段に増加している。このため、磁気ディスクの面記録密度も10Gb/inch2以上は必要とされる趨勢にあり、このような高記録密度化の実現のためには、磁気記録媒体ノイズの低減、S/N比の向上は必要不可欠の情勢にある。
【0010】
一般に記録膜成膜時には、前述したアルミ基板やガラス基板では、基板温度を200℃以上に高めながらスパッタリング等の膜形成手段を用いて下地膜、磁性層が形成される。従来、例えば、下地膜としてクロム(Cr)、またはCrを主成分とするCr合金膜が用いられているが、これらは基板加熱によって成膜すると、Cr結晶の(200)配向が容易に得られる。このため、この下地膜上に引き続いてコバルト(Co)系の磁性膜を成膜した場合、Cr(200)面と格子間隔のほぼ等しいCoの(110)面が得られる。即ち、クロム合金系下地膜を用いることにより、コバルトの磁化容易軸であるc軸が膜面内配向した面内磁気記録膜が得られる。
【0011】
しかし、軟化点の低いプラスチック(樹脂)を用いた樹脂製基板の場合には、前記した基板加熱による膜形成手段が用いられない。そのため、樹脂製基板上にCr、またはCrを主成分とする合金膜を下地膜として成膜しても、所望のCr(200)配向となり難く、磁性膜の良好な面内磁気特性が得られないという問題がある。
【0012】
一方、下地膜としてルテニウム(Ru)を用いた場合、Ruは磁性膜の主成分として用いられるCoと同じ六方最密構造をとり、ほぼ同様の結晶構造となる。そのため、Ruを下地層として用い、c軸が面内に配向した構造、望ましくは(100)配向、あるいは(101)配向が得られれば、Cr、またはCrを主成分とするCr合金からなる下地膜の場合以上に磁性膜の面内配向性を高めることができ、良好な磁気特性、および電磁変換特性が得られる。
【0013】
しかしながら、樹脂製基板上に六方最密構造であるRuを下地膜として成膜すると、エネルギー準位の低い(002)配向の面が優先的に成長する。このような配向面のRu下地膜の上に磁性膜を成膜すると、磁性膜事態も同様に(002)面が成長してしまうという不都合が起り、磁性膜に面内磁気特性を付与することができない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題点に鑑みなされたもので、煩雑な工程を要せず容易に成形でき、表面平滑性の優れた樹脂製基板を使用し、磁性膜の面内配向を促進する下地膜を設けることによって、高保磁力、高SN比を満たす高密度記録に適した面内磁気記録媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
発明者らは鋭意検討を重ねた結果、樹脂製基板上でRuからなる構成膜(中間層)上に磁性膜を設けるに際して、六方最密構造を有するRu中間層の下に、チタン(Ti)、およびタングステン(W)からなる合金膜(Ti−W合金膜)を設けることによって、樹脂製基板上でのRu結晶の(002)配向を防止し、Ru結晶のc軸が面内に配向した構造とすることができることを見出した。これによって、前記問題を解決するに至った。
【0016】
即ち、本発明は、樹脂製基板上に、TiおよびWの合金(Ti−W合金)からなる下地膜、六方最密構造を有するRuからなる中間層、Coを主成分とする磁性膜、保護膜、および潤滑剤が少なくとも順次形成されてなることを特徴とする面内磁気記録媒体を提供するものである。
【0017】
一般に下地膜として用いられているCr、あるいはクロム−モリブデン(Cr−Mo)合金、クロム−チタン(Cr−Ti)合金、クロム−タングステン(Cr−W)合金を下地膜として用いた場合、下地膜上に形成されるRu中間層の結晶には、図1のX線回折パターンに示すように、(002)配向のピークが検出される。従って、このような配向の場合には、Ru中間層上に設けられる磁性膜は所望の面内配向とならず、必要とされる面内磁気異方性を付与することができない。
【0018】
これに対して、Ti−W合金膜を下地膜として用いた場合、図2のX線回折パターンに示すように、Ru中間層の結晶には、(100)配向、あるいは(101)配向のピークが検出されている。このTi−Wの合金下地膜の配向によって、中間層としてのRuのc軸を面内配向させることができ、引き続いてRu中間層上に成膜されるCoを主成分とした磁性膜を良好に面内配向とする。これによって、磁性記録媒体として優れた面内磁気特性、電磁変換特性が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明に適用した磁気ディスクの要部を拡大した断面模式図を図3に示す。図3に示す磁気ディスク1は、ハードディスクドライブの面内磁気記録媒体として用いられるものであり、樹脂材料がディスク状に成形された樹脂製基板2を備え、この樹脂製基板2上に、下地膜3と、中間層4と、磁性膜5と、保護膜6と、潤滑剤6とが、順次積層されてなる。そして、この磁気ディスク1は、スピンドルモーター等により回転操作され、磁気ディスク1上を所定の間隔をもって浮上するスライダーに搭載された磁気ヘッドにより、磁性膜5に対して信号が書き込まれ、または磁性膜5に書き込まれた信号が読み出される。
【0020】
樹脂製基板2用の樹脂材料としては、熱可塑性樹脂が好適であり、このような材料の例としては、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリシクロオレフィン等の樹脂材料が好ましい。このような熱可塑性樹脂を選択すると射出成形等の方法で成形が可能であり、成形された樹脂製基板は、成形性、寸法安定性、表面平滑性等が良好であるほか、磁気ディスクとして要求される機械的特性、物理的特性、熱的特性、耐環境特性等も優れている。
【0021】
樹脂製基板2は、射出成形等によりディスク状に形成されるが、この樹脂製基板2の表面上には、サーボ信号等を示す凹凸が予め形成されていることが望ましい。この凹凸は、樹脂製基板2を射出成形する際に、この凹凸の反転パターンを有するスタンパー、あるいは金型を用いることにより形成することができる。
【0022】
この樹脂製基板2の最大突起高さは20nm以下であることが好ましい。このように樹脂製基板2の表面平滑性を良好とすることによって、磁気ディスク1と磁気ヘッドとの間隙を小としても、双方が接触、衝突することがなく、記録再生が安定して行れる。
【0023】
下地膜3は、Ti−W合金膜から形成されるもので、下地膜3上に設けられるRuからなる中間層4の結晶配向を所望のもの、即ち、Ru結晶のc軸を面内配向とするために設けるものである。
【0024】
下地膜3として、Ti−W合金膜を形成すると、下地膜3上の中間層4のRuは、図2に示したように、例えば、(100)配向、あるいは(101)配向となり、中間層4上に設けられる磁性膜5の主成分であるコバルト(Co)の磁化容易軸であるc軸の膜面内配向に適合する。そのため、磁性膜の面内配向性が改善され、良好な特性を示すようになる。なお、樹脂製基板2上に直接Ruを成膜した場合には、前述のように、(002)配向が優先的に成長する。
【0025】
下地膜3のTi−W合金膜の組成は、通常Tiに対してWを25原子%以上、60原子%以下の量とするのが好ましい。この理由は、Tiに対してWが25原子%以下であると保持力Hc、およびS/N比の低下が大きく、60原子%以上であると保持力Hc、およびS/N比の低下傾向が認められるためである。
【0026】
次に、下地膜3のTi−W合金膜の膜厚は、5nm以上、25nm以下が好ましい。この理由は、膜厚が5nm未満の場合、保持力Hc、およびS/N比の低下が大きく、25nmを超えるとS/N比の低下が認められるためである。
【0027】
中間層4は、Ruにより形成されるのが好ましい。Ruの結晶構造は、中間層4上に設けられる磁性膜5の主成分であるCoと同じ六方最密構造であり、Coとa軸、c軸は、それぞれ約8%、5%異なるのみでほぼ同様の結晶構造となる。そのため、下地膜3のTi−W合金膜によって、中間層4のRu結晶のc軸が面内に配向した構造が得られれば、磁性膜の面内配向性を高めることができ、良好な磁気特性、および電磁変換特性が得られる。
【0028】
中間層4の膜厚は、15nm以上、45nm以下が好ましい。特には15nm以上、40nm以下が好適である。この理由は、膜厚が15nm未満の場合、保持力Hc、およびS/N比が大きく低下し、45nmを超えるとS/N比が低下するためである。
【0029】
磁性膜5は、Coを主成分とした磁性層であり、真空チャンバ中で、例えば、コバルト−白金−クロム(Co−Pt−Cr)合金に、酸化シリコン(Si酸化物)を添加したターゲットを用いて、スパッタリング法等により形成することができる。
【0030】
上記組成の場合、磁性層5は、磁性層5を構成するCo−Pt−Crの結晶粒間に、Si酸化物が島状に分散せしめられた構造(グラニュラー構造)となっている。これによって、磁化遷移部分の磁化のばらつきに起因するノイズを低減することが出来る。それと共に、各結晶粒が磁気的に孤立することによって磁化の回転が一斉回転型になるため、保磁力が大きくなる。即ち、磁気ディスク1は高S/N比、および高保磁力を持つ磁気記録媒体となることが可能になる。
【0031】
保護膜6は、磁気ヘッドの接触による磨耗や損傷等から磁気ディスク1を保護するために設けられる。そのため、例えば、硬度の高いカーボン(C)等を主体とする薄膜が用いられる。
【0032】
潤滑剤7は、保護層6上に形成されるが、これによって、磁気ディスク1の表面の摩擦係数を低減し、磁気ディスク1の走行性や耐久性を向上させることができる。潤滑剤7として、例えばパーフルオロポリエーテル系の潤滑剤を用いることができる。
【0033】
次に、樹脂製基板2を成形する装置の例として、射出成形装置の金型要部を表す断面図を図4に示す。金型11は、ディスク基板の一方の主面を形成する固定金型12aと、この固定金型12aと相対向して配置されてディスク基板の他方の主面を形成する可動金型12bと、ディスク基板の外周側面を形成する外周金型14とを備える。
【0034】
可動金型12bは、図示しないガイド手段に支持されて、駆動機構によって固定金型12aに対して接離動作する。外周金型14、固定金型12aを射出成形装置内に固定する固定側外周金型14aと、可動金型12bを射出成形装置内に固定する可動側外周金型14bとを備える。この外周金型14によって、ディスク基板の外周側面が形成される。そして、これら固定金型12a、可動金型12b、および固定側外周金型14a、可動側外周金型14bは型締め状態において協動してディスク基板を形成するキャビティ13を形成する。
【0035】
固定金型12a側には、ディスク基板を成形するキャビティ内に射出充填させるノズル15を有するスプルブッシュ16が配設されている。そして、溶融された樹脂材料は、このノズルを介してキャビティ13内に高圧で射出充填される。
【0036】
一方、可動金型側には、キャビティ13の中心に対応する位置に設けられた第1のイジェクト部材17が軸方向に移動自在に配設されている。第1のイジェクト部材17は、成形されるディスク基板の内周側の情報信号が記録されない領域に対応した外径寸法を有する筒状を呈して形成される。そして、この第1のイジェクト部材17は、ディスク基板の離型動作に際して図示しない駆動手段によってキャビティ内へと突き出されて成形されたディスク基板を可動金型12bから突き出して離型させる。
【0037】
この第1のイジェクト部材17には、その内周側に成形されるディスク基板の中心穴を穿設するパンチ18が取り付けられている。このパンチ18は、第1のイジェクト部材17と同様の軸方向に図示しない駆動機構により移動される。そして、このパンチ18は、この駆動機構によってキャビティ13内へと突出動作されてディスク基板の中央切断領域部に中心穴を形成する。
【0038】
また、このパンチの内周側には、第2のイジェクト部材19が油圧機構により進退自在に取り付けられている。そして、この第2のイジェクト部材19は、そのキャビティ側の側面が樹脂留を構成する。この第2のイジェクト部材19は、上記第1のイジェクト部材17と同様に、軸方向に移動自在に配設されている。従って、ノズル15の射出口から射出充填された合成樹脂材料は、樹脂留の底面部に向かって射出され、キャビティ13内に均一に充填される。そして、この第2のイジェクト部材19は、パンチ18によりディスク基板の中心穴が穿設されたのち、その切断部分の合成樹脂材料を可動金型12bから突き出して離型させる。
【0039】
以上のように構成された射出成形装置では、まず、図示しない駆動機構が動作されることによって、固定金型12aに対して可動金型12bが接近動作して型締め状態とされて周囲が閉塞されたキャビティ13が構成される。次に、キャビティ13には、この型締め状態において、スプルブッシュ16のノズル15から溶融された合成樹脂材料が射出充填される。そして、この射出成形装置に設けられた図示しない温度調節機構により合成樹脂材料が半溶融状態に冷却された状態において、第1のイジェクト部材17の中心穴からパンチ18が固定金型12b方向へと突出動作され、成形されるディスク基板のセンタ穴を形成する。
【0040】
この後、射出成形装置では、図示しない駆動機構が動作して可動金型12bが固定金型12aに対して離間動作されることによって、型開き動作が行われる。最終的に、キャビティ13内で成形された状態のディスク基板は、固定金型12aと可動金型12bとの型開き動作が行われた状態で動作する第1のイジェクト部材17によって、可動金型側から突き出された図示しないディスク基板(樹脂製基板)を取り出し機構によって取り出される。
【0041】
以上のようにして得られた樹脂製基板上に、図3のように下地膜3、中間層4、磁性膜5、保護膜6、潤滑剤7等を順次形成し、磁気ディスク1を得る。
【0042】
【実施例】
以下、本発明の具体的な例について実験に基づいて詳細に説明する。ただし、本発明はなんら以下の例に限定されるものではない。
【0043】
例1〜9
3.5インチサイズの樹脂製基板を前記の射出成形法により作製した。いずれの例も図3に準じた構成で、樹脂製基板2表面上にスパッタリング法により各構成膜を成膜した。成膜のための装置としては、それぞれの構成膜に対応したスパッタリングが行えるように、複数のスパッタチャンバーを備えたインライン式スパッタ装置を使用した。成膜法の概略としては、まず、到達真空度6.67×10-5Pa(5×10-7Torr)以下としたチャンバー内で保持具に装着した樹脂製基板2を、各膜形成工程毎に各スパッタチャンバー中でスパッタ用のターゲットと対向するように配置し、不活性ガス(Arガス)を導入して成膜し、順次搬送させながら各膜形成を行った。
【0044】
例1〜9の下地層3の形成には、Tiに50原子%のWを添加した合金をターゲットとして用い、Arガス圧力0.27Pa(2mTorr)で、DCスパッタリングにより、組成が50原子%Ti−50原子%W(以降、原子%を省き50Ti−50Wと表記する。なお、他の化合物も同様に原子%を省き表記する。)となるようにし、膜厚を変えて下地膜3を得た。ここで、各例の下地膜3の膜厚は、それぞれ3nm、5nm、8nm、10nm、13nm、15nm、20nm、25nm、30nmとした。
【0045】
例1〜9において、下地層3上に順次成膜される、中間層4、磁性膜5、保護膜6、潤滑剤7はいずれも同じ条件で形成した。即ち、中間層4の形成には、Ruをターゲットに用い、Arガス圧力11.3Pa(85mTorr)で、DCスパッタリングにより、Ru膜厚が20nmの中間層4を得た。
【0046】
次に、磁性膜5の形成には、Co−Pt−Cr合金に12原子%の酸化シリコンを添加したターゲットを用い、Arガス圧力1.1Pa(8mTorr)で、RFスパッタリングにより、残留磁化膜厚積(残留磁化(Mr)×磁性膜厚さ(t))が0.4memu/cm2となるよう膜形成した。
【0047】
次いで、磁性膜5上に6nmのカーボン保護膜6を成膜した後、潤滑剤7を塗布し、各磁気ディスク1を得た。
【0048】
例10
例1〜9と同様にして樹脂製基板2を作製し、この樹脂製基板2上に下地膜3としてTiのみからなる膜を成膜した。膜の形成条件は、Tiをターゲットに用い例4と同様にして、Arガス圧力0.27Pa(2mTorr)で、DCスパッタリングにより、膜厚を10nmとして成膜した。
【0049】
次に、下地膜3上に順次成膜される、中間層4、磁性膜5、保護膜6、潤滑剤7それぞれの成膜条件、膜厚は例1〜9とまったく同じにして各構成膜を形成し、磁気ディスク1を得た。
【0050】
例11〜14
Ti−W合金系からなる下地層3の組成を、Tiに加えるWの量を変化させた以外は、成膜条件、膜厚を例4とまったく同じ条件にして各構成膜を形成し、各磁気ディスク1を得た。下地層3のTi−W合金組成は、それぞれ75Ti−25W、60Ti−40W、40Ti−60W、35Ti−65Wとした。
【0051】
例15
下地層3としてWのみからなる膜を成膜した以外は、膜構成、成膜条件、膜厚を例4とまったく同じ条件にして各構成膜を形成し、磁気ディスク1を得た。
【0052】
例16
下地層3としてTaのみからなる膜を成膜した以外は、膜構成、成膜条件、膜厚を例4とまったく同じ条件にして各構成膜を形成し、磁気ディスク1を得た。
【0053】
例17
下地層3としてMoのみからなる膜を成膜した以外は、膜構成、成膜条件、膜厚を例4とまったく同じ条件にして各構成膜を形成し、磁気ディスク1を得た。
【0054】
例18
実施例4において、Ru中間層4の膜厚を変えて成膜した以外は、下地膜3、磁性膜5、保護膜6、潤滑剤7の成膜条件、膜厚をまったく変えずに各構成膜を形成し、各磁気ディスク1を得た。なお、Ru中間層4の厚さは、それぞれ10nm〜50nmの範囲で変化させた。その結果は後述する図9、図10に示す。
【0055】
参照例1
図3において、下地膜3を設けず、樹脂製基板2上に、中間層4、磁性膜5、保護膜6、潤滑剤7を形成した。即ち、樹脂製基板2上に直接中間層4を設けた。中間層4の形成には、Ruをターゲットに用い、Arガス圧力11.3Pa(85mTorr)で、DCスパッタリングにより、Ru膜厚が20nmの中間層4を得た。
【0056】
次に、前出の例1〜17と同様にして、磁性膜5の形成には、Co−Pt−Cr合金に12原子%の酸化シリコンを添加したターゲットを用い、Arガス圧力1.1Pa(8mTorr)で、RFスパッタリングにより、残留磁化膜厚積(残留磁化(Mr)×磁性膜厚さ(t))が0.4memu/cm2となるように膜形成した。
【0057】
次いで、磁性膜5上に6nmのカーボン保護膜6を成膜した後、潤滑剤7を塗布し、参照例1の磁気ディスクを得た。
【0058】
参照例2
既製の記録容量14Gb/inch2のガラス基板製の磁気ディスク(ガラスディスク)を参照例2として用意した。
【0059】
例1〜18、および参照例1、2で得たそれぞれの磁気ディスクの磁気特性、電磁変換特性を評価した。磁気特性は、作製した磁気ディスクを1cm2角の大きさに切り出し、振動試料型磁力計により測定した。また、S/N比はスピンスタンド上でディスク回転数5,400rpm、測定半径28.7mmとし、記録周波数67.9MHzの信号を記録し、出力信号振幅(Peak−to−Peak値)とノイズ(0.5MHz〜150MHzのノイズスペクトルの積分値、rms値)の比とした。ヘッドはライト(Write)トラック幅0.7μm、リード(Read)トラック幅0.5μmのMerge型GMRヘッドを使用した。
【0060】
表1に例1〜17、および比較例1、2に関して評価した結果をまとめて示す。併せて、図5、図6にTi−W合金下地膜3の膜厚と保磁力Hcの関係、およびTi−W合金下地膜3の膜厚とN/S比の関係をそれぞれ示す。また、図7、8にTi−W合金下地膜3のW組成(タングステンの添加量)と保磁力Hcの関係、およびTi−W合金下地膜3のW組成(タングステンの添加量)とN/S比の関係をそれぞれ示す。一方、例18の評価の結果得られた、Ru(ルテニウム)中間層4の膜厚と保磁力Hcの関係、Ru(ルテニウム)中間層4の膜厚とN/S比の関係をそれぞれ図9、図10に示す。なお、保磁力はOe単位で示しているが、本文中では、SI単位(A/m)と併記して示した。換算は、1Oe≒79A/mによる
【0061】
【表1】
【0062】
表1に示したように、Ti―W合金を下地膜として設けた例1〜9、例11〜14と比較し、参照例1の下地膜無しの場合には、保磁力Hc、S/N比とも非常に低い値となっている。この理由は、Ru膜を直接樹脂製基板上に形成すると、Ru結晶が(002)配向してしまうので、Ru膜上に形成される磁性膜の面内配向性も損なわれてしまうためと考えられる。
【0063】
また、表1の例10に示すように、Ti―W合金のうちTiのみを単独で使って下地膜を形成した場合には、下地膜無しと同じように保磁力Hc、S/N比とも非常に低い値となっている。このことから、Ti単体では、中間層のRu結晶のc軸が面内配向するのに寄与できないことが分かる。
【0064】
一方、表1の例15に示すように、Ti―W合金のうちWのみを単独で使って下地膜を形成した場合には、例10、参照例1に比較して、良い値を示しているが、Ti−W系合金に較べてS/N比が十分でなく、保磁力HcとS/N比の特性を両立するに至っていない。
【0065】
さらに、例16に示すように、Taを単独で下地膜3として用いた場合、Ti−W系合金に較べてS/N比が低く、S/N比も十分でない。
【0066】
また、例17に示すように、Mo単独の場合には保磁力HcとS/N比は、参照例2のガラスディスクに近い値を示しているが、Mo膜上に内部応力が大きいRu中間層を成膜すると、微小なクラックが入ってしまうという問題がある。
【0067】
次に、表1、図5、図6の50Ti−50Wとした下地膜3の膜厚と保磁力の関係、および膜厚とS/N比の関係から、下地膜3の膜厚を5nm以上、25nm以下とすることにより、2.37×105A/m(3,000Oe)レベル以上の保磁力と17dB以上のS/N比が得られ、良好な磁気特性、電磁変換特性を示す。これらの特性は、参照例2の面記録密度14Gb/inch2に相当するガラスディスクを上回っている。
【0068】
また、表1、図7(タングステンの添加量と保磁力Hcの関係)、図8(タングステンの添加量とS/N比の関係)に示したように、Ti−W合金下地膜3の膜厚を10nmと一定にし、Ti−W合金の組成を変えた場合の評価結果から、Wの添加量を25原子%以上、60原子%以下とした場合、2.37×105A/m(3,000Oe)レベル以上の保磁力Hcと17dB以上のS/N比が得られ、良好な磁気特性、電磁変換特性を示す。これらの特性は、参照例2の面記録密度14Gb/inch2に相当するガラスディスクを上回っている。
【0069】
以上の表1、図5、図6、図7、図8の保磁力HcとS/N比に認められる良好な値から、Ti−W合金膜を下地膜3として用いることにより、Ru中間層4は、図2のX線回折パターンのピークに示されるように(100)配向、および(101)配向となり、その配向によって、Ru上に成膜される磁性膜5の面内配向性が改善されることが明らかになった。
【0070】
次に、図9(ルテニウムの膜厚と保磁力Hcの関係)、および図10(ルテニウムの膜厚とS/N比の関係)の評価結果から、保磁力Hcは、Ru中間層4の膜厚が15nm以上で2.37×105A/m(3,000Oe)以上を示し、30nmから50nmまでほぼ一定して2.37×105A/m(3,000Oe)を超える高い保磁力を示している。また、S/N比は、15nm以上で高いS/N比示し、45nmを超えると17dBを下回るような低下傾向を示している。以上のことから、中間層4として用いるRu膜は、その膜厚を15nm以上、45nm以下とするのが望ましいと言える。
【0071】
例19
以下の表2に示した条件で膜形成を行い、磁気特性、電磁変換特性、環境試験を行った。
【0072】
【表2】
【0073】
ポリシクロオレフィン(日本ゼオン社製のZEONEX)を材料としたプラスチック基板にRF Glow処理/84Cr−16W/50Ti−50W/Ru/62Co−17.5Pt−8.5Cr−12SiO2/Cの順で膜形成を行った。このときに得られた磁気特性はVSM(振動試料型磁気特性測定機)を用いてMr・t=0.4mA,Hc=255kA/m,S*=0.85(S*:保磁力角形比)という結果を得た。磁気変換特性をスピンスタンドLS−90,R/W Analyzer Guzik 1632A(共同電子社製)を用いて行った。ヘッドは記録0.5μm、再生0.25μmのトラック幅、浮上25nmのGMRナノスライダーを用いた。測定半径28.7mm、回転数5400rpm、記録密度250kFCIにおけるS/Nを測定した。その結果、S/Nの絶対値は27dBが得られた。この媒体のSEM測定の結果、クラックは入っていないことを確認した。また、この媒体をClass 100以下のClean環境のもと、80℃、80%の環境下に4時間放置した後、1時間かけて−40℃まで下げ、さらに1時間放置し室温に4時間かけて戻した。その後、膜浮きを光学顕微鏡で観察した。しかし、膜浮きは発生していなかった。このディスクが変形していないことを確認するため上記スピンスタンドLS90で上記ヘッドを用いて浮上を確認したが、クラッシュすることなく電磁変換特性を確認することができた。
【0074】
【発明の効果】
請求項1に係る発明では、樹脂製基板上に、チタン(Ti)およびタングステン(W)の合金からなる下地膜、六方最密構造を有する中間層、コバルト(Co)を主成分とする磁性膜、保護膜、および潤滑剤を少なくとも順次形成することにより、樹脂製基板上を用いても、磁性膜の面内配向性が改善されて高保磁力と高S/N比が得られ、良好な磁気特性、電磁変換特性の面内磁気記録媒体の提供が可能となる。
【0075】
請求項2に係る発明では、前記下地膜は、TiにWを25原子%以上、60原子%以下含有するTi、およびWの合金膜とすることにより、高保磁力と高S/N比が得られる。
【0076】
請求項3に係る発明では、前記下地膜の膜厚が、5nm以上、25nm以下とすることにより、高保磁力と高S/N比が得られる。
【0077】
請求項4に係る発明では、前記中間層が、ルテニウム(Ru)とすることにより、磁性膜の配向を面内配向とすることができ、高保磁力と高S/N比が得られる。
【0078】
請求項5に係る発明では、前記中間層の膜厚が、15nm以上、45nm以下とすることにより、高保磁力と高S/N比が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Cr−W合金下地膜を設けた場合のRu中間層のX線回折パターンを示す図である。
【図2】Ti−W合金下地膜を設けた場合のRu中間層のX線回折パターンを示す図である。
【図3】磁気ディスクの断面模式図である。
【図4】射出成形装置の金型要部を示す断面図である。
【図5】Ti−W合金下地膜厚と保磁力Hcの関係を示す図である。
【図6】Ti−W合金下地膜厚とS/N比の関係を示す図である。
【図7】下地膜のタングステン組成と保磁力Hcの関係を示す図である。
【図8】下地膜のタングステン組成とS/N比の関係を示す図である。
【図9】ルテニウム中間層膜厚と保磁力Hcの関係を示す図である。
【図10】ルテニウム中間層膜厚とS/N比の関係を示す図である。
【符号の説明】
1……磁気ディスク、2……樹脂製基板、3……下地膜、4……中間層、5……磁性膜、6……保護膜、7……潤滑剤、11……金型、 12a……固定金型、12b……可動金型、13……キャビティ、14……外周金型、14a……固定側外周金型、14b……可動側外周金型、15……ノズル、16……スプルブッシュ、17……第1のイジェクト部材、18……パンチ、19……第2のイジェクト部材
Claims (4)
- 樹脂製基板上に、チタン(Ti)およびタングステン(W)の合金からなる下地膜、六方最密構造を有するルテニウム(Ru)からなる中間層、コバルト(Co)を主成分とする磁性膜、保護膜、および潤滑剤が少なくとも順次形成されてなることを特徴とする面内磁気記録媒体。
- 前記下地膜は、TiにWを25原子%以上、60原子%以下含有するTiおよびWの合金膜であることを特徴とする請求項1記載の面内磁気記録媒体。
- 前記下地膜の膜厚が、5nm以上、25nm以下であることを特徴とする請求項1記載の面内磁気記録媒体。
- 前記中間層の膜厚が、15nm以上、45nm以下であることを特徴とする請求項1記載の面内磁気記録媒体。
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