JPH11345139A - 無停止型2重化システム - Google Patents

無停止型2重化システム

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JPH11345139A
JPH11345139A JP10151724A JP15172498A JPH11345139A JP H11345139 A JPH11345139 A JP H11345139A JP 10151724 A JP10151724 A JP 10151724A JP 15172498 A JP15172498 A JP 15172498A JP H11345139 A JPH11345139 A JP H11345139A
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computer
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data
operating
inquiry
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Application number
JP10151724A
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English (en)
Inventor
Keiko Yoshimura
圭子 吉村
Shigeyuki Ono
重行 大野
Nobumochi Shitaya
展望 下谷
Atsushi Kato
敦士 加藤
Akinobu Yamashita
昭信 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータの2重化システムにおいて、一
方のコンピュータが障害等によって停止したとき及び停
止状態から回復したとき業務を中断なく続行できる無停
止型2重化システムを提供する。 【解決手段】 コンピュータ5は、端末から受信したメ
ッセージをコンピュータ2−1,2−2のうち稼動して
いるいずれか一方へ中継する。このメッセージを受信し
たコンピュータ2は、対向系のコンピュータ2が稼動し
ているとき更新対象となるデータに関して両データベー
スを最新のデータに整合し、受信したメッセージに基づ
いて両データベースを更新する。対向系のコンピュータ
2が稼動していなければ自系のデータベースのみ更新す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの2
重化システムに係わり、特に片方のコンピュータの障害
等停止中はもちろん、停止状態から回復済状態に亘って
業務を中断なく続行できる無停止型2重化システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータ2重化方式の1つと
して、2重化システムを現用系のコンピュータと予備系
のコンピュータで構成し、現用系のデータベースにデー
タを書き込んだ後に書き込んだデータを予備系のコンピ
ュータに転送し、予備系でも同一データの書き込み処理
を行うことによって両系で同一データを持ち、現用系が
障害等によって停止したとき予備系を現用系に切り替え
て業務を続行し、現用系が障害等から回復したとき予備
系で更新されていたデータを現用系へ転送して戻すバッ
クアップ方式がある。例えば特開平9−204319号
公報は、現用系と予備系のコンピュータをデータ通信路
で接続し、現用系のデータ管理手段が管理する磁気ディ
スク装置にデータを書き込んだ後、データ転送制御手段
を起動し、データ転送制御手段は予備系のデータ転送制
御手段を介してデータを転送し、予備系のデータ管理手
段が管理する磁気ディスク装置に同一データを書き込む
2重化システムを開示する。
【0003】また他のコンピュータ2重化方式として、
2台のコンピュータが各々同じ処理を実行することによ
って結果として同一データを保持し、一方のコンピュー
タ処理装置に障害が発生すると、正常な他方の系のみで
処理を続行し、障害コンピュータが障害から回復したと
き、他方の系から回復した系へ更新データを転送した
後、処理を再開する完全2重化方式がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバックアッ
プ方式によれば、障害等によって予備系を現用系に切り
替えるとき業務を一時停止しなければならないという問
題がある。またバックアップ方式と完全2重化方式のい
ずれの場合も、2重化システムを構成する一方のコンピ
ュータが障害等停止状態から復旧したとき、処理を再開
する前に両系のデータを同一データに整合するために正
常系から回復系へ更新データを転送しなければならない
という問題がある。このデータ整合のために数十秒程度
の時間を要し、この間業務処理を停止する必要があっ
た。
【0005】本発明の目的は、一方のコンピュータ障害
時の切替がなく、障害系が停止状態から復旧したときデ
ータの移行による業務処理の中断がなく、コンピュータ
の停止状態から回復済状態に亘って業務を続行できる無
停止型2重化システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、各々データベ
ースを格納する記憶装置と処理装置とを有する2重化さ
れたコンピュータで構成される2重化システムであっ
て、このコンピュータは、端末から送られたメッセージ
を受信し終了メッセージを端末へ送信する手段と、対向
系のコンピュータが稼動しているとき受信したメッセー
ジに基づく更新対象となるデータに関して両データベー
スを最新のデータに整合する手段と、このメッセージに
基づいて両データベースを更新する手段と、対向系のコ
ンピュータが稼動していなければ受信したメッセージに
基づいて自系のデータベースを更新する手段とを有する
無停止型2重化システムを特徴とする。またこのような
処理手段を記憶媒体上に実体化したプログラムを特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面により詳細に説明する。
【0008】図1は、本実施形態の無停止型2重化シス
テムの構成図である。コンピュータ2はデータベースを
有する電子計算機であり、コンピュータ2−1(1系)
とコンピュータ2−2(2系)とから成る。コンピュー
タ5は、ネットワーク4を介してコンピュータ2−1と
コンピュータ2−2に接続され、端末装置8から受け取
ったメッセージを中継する計算機である。複数の端末装
置8−1,8−2,・・・はネットワーク7を介してコ
ンピュータ5に接続される。
【0009】磁気ディスク装置22はデータベースを格
納する記憶装置であり、磁気ディスク装置22−1上の
データベースと磁気ディスク装置22−2上のデータベ
ースは2重化されている。データベースは少なくとも1
つのテーブルから構成され、テーブルは複数のレコード
を格納する。各レコードはそのレコードが追加・更新さ
れた日時を示す更新日時が記録されている。コンピュー
タ2の処理装置21は、磁気ディスク装置22を接続す
るとともに、その主記憶装置上にデータ管理部23、稼
動状況監視部24、データ登録部26およびデータ整合
部27の各プログラムを格納し実行する。データ管理部
23は、ネットワーク4を介してコンピュータ5とメッ
セージの送受信を行い、自系の磁気ディスク装置22上
のデータベースへのアクセスを管理するとともに対向系
のデータ管理部23を介して他系の磁気ディスク装置2
2上のデータベースにアクセスする。2系稼動情報25
−1は、コンピュータ2−2が稼動しているか否かを示
すフラグを格納する。稼動状況監視部24−1はネット
ワーク4を介して定期的にコンピュータ2−2に稼動状
況の問合せを行い、その結果を2系稼動情報25−1に
設定する。同様に1系稼動情報25−2は、コンピュー
タ2−1が稼動しているか否かを示すフラグを格納す
る。稼動状況監視部24−2はネットワーク4を介して
定期的にコンピュータ2−1に稼動状況の問合せを行
い、その結果を1系稼動情報25−2に設定する。デー
タ登録部26はデータ管理部23から受信メッセージを
受け取り、稼動状況監視部24を介して稼動情報25を
参照し、対向系が稼動しているか否かに応じてデータ整
合を行うか否かを決定するとともにデータ管理部23を
介して磁気ディスク装置22上のデータを読み込み、ま
た更新データを作成してデータ管理部23に更新要求を
発行する。データ整合部27は両系が稼動しているとき
に実行され、磁気ディスク装置22−1上のデータと対
応する磁気ディスク装置22−2上のデータ内容が一致
するよう整合処理を行う。
【0010】コンピュータ5の処理装置51は、その主
記憶装置上に稼動状況監視部52及びデータ送受信部5
3の各プログラムを格納し実行する。両系稼動情報30
はコンピュータ2−1及び2−2が稼動しているか否か
のフラグ、各系にかかる負荷の状況及び障害からの回復
状況を示すステータスを格納する。稼動状況監視部52
はネットワーク4を介して定期的に両方のコンピュータ
2に稼動状況の問合せを行い、その結果を両系稼動情報
30に格納する。また両方のコンピュータ2に負荷の状
況を問い合わせ、その結果を稼動情報30に格納する。
データ送受信部53は、端末装置8からメッセージを受
信したとき、稼動状況監視部52を介して両系稼動情報
30を参照し、稼動している方のコンピュータ2へメッ
セージを中継する。両系が稼動しているときには負荷の
少ない方のコンピュータ2へメッセージを中継する。
【0011】以下磁気ディスク装置22のように呼ぶと
き、いずれかの磁気ディスク装置22を指し、個々の磁
気ディスク装置22を指すとき、−1又は−2を付加す
る。他の装置及びプログラムについても同様である。
【0012】データ管理部23、データ登録部26、デ
ータ整合部27及び稼動状況監視部24の機能を有する
プログラムを記憶媒体に格納し、処理装置21に接続さ
れる図示しない駆動装置を介して処理装置21の主記憶
装置に読み込むか、または他のコンピュータに接続され
た駆動装置とネットワークを介して処理装置21へ伝送
し処理装置21によって実行することが可能である。デ
ータ送受信部53及び稼動状況監視部52の機能を有す
るプログラムについても同様にして処理装置51の主記
憶装置に読み込むか、または処理装置51へ伝送し処理
装置51によって実行することが可能である。
【0013】図2は、両系稼動情報30、2系稼動情報
25−1及び1系稼動情報25−2のデータ構成を示す
図である。両系稼動情報30中の稼動状態31はコンピ
ュータ2−1及びコンピュータ2−2が稼動しているか
否かを示すフラグであり、それぞれ1系及び2系の稼動
状態を保持する。ステータス32はコンピュータ2−1
及びコンピュータ2−2のステータスフラグであり、1
系及び2系のステータスを保持する。ステータスは正
常、障害中及び回復済の3つの状態のいずれかをとる。
障害中はコンピュータ2がハード障害、保守等のために
停止している状態であり、その系の稼動状態31は停止
の状態にある。回復済は障害から回復した状態であり、
その系の磁気ディスク装置22上のデータがすべて発生
したデータ更新を反映しているとは限らず、対向系の磁
気ディスク装置22上のデータと整合のとれていないも
のがあり得る状態である。正常はその系の磁気ディスク
装置22上のデータがすべて発生したデータ更新を反映
している状態である。トランザクションキュー33は、
データ管理部23−1及びデータ管理部23−2が保有
するトランザクションキューで待っているトランザクシ
ョン数であり、1系及び2系のトランザクション数を保
持する。2系稼動情報25−1は、コンピュータ2−2
が稼動しているか否かを示すフラグである。1系稼動情
報25−2は、コンピュータ2−1が稼動しているか否
かを示すフラグである。
【0014】稼動状況監視部52は、常時一定時間ごと
に稼動状況監視部24−1及び稼動状況監視部24−2
に稼動状態を問い合わせるメッセージを送り、応答があ
るか否かに応じて稼動状態31に稼動しているか否かを
示すフラグを設定する。稼動状況監視部52が系の停止
を検出したとき、ステータス32の対応する系の状態を
障害中に設定して外部に通知する。停止状態の系が再び
稼動を開始したことを検出したとき、稼動状況監視部5
2はステータス32の対応する系の状態を回復済に設定
する。また稼動状況監視部52は、常時一定時間ごとに
データ管理部23−1及びデータ管理部23−2にトラ
ンザクションキュー中のトランザクション数を問い合わ
せるメッセージを送り、得られたトランザクション数に
よってトランザクションキュー33の対応するトランザ
クション数を更新する。稼動状況監視部24−1は、稼
動状況監視部52からの問合せに応答するとともに、常
時一定時間ごとにコンピュータ2−2に稼動状態を問い
合わせるメッセージを送り、応答があるか否かに応じて
2系稼動情報25−1に2系が稼動しているか否かを示
すフラグを設定する。また稼動状況監視部24−2も同
様に稼動状況監視部52からの問合せに応答するととも
に、常時一定時間ごとにコンピュータ2−1に稼動状態
を問い合わせるメッセージを送り、応答があるか否かに
応じて1系稼動情報25−2に1系が稼動しているか否
かを示すフラグを設定する。
【0015】図3は、コンピュータ5のデータ送受信部
53の処理の流れを示すフローチャートである。トラン
ザクションが発生すると、端末装置8は更新データ等を
含むメッセージをコンピュータ5へ送信する。データ送
受信部53はこのメッセージを受信し(ステップ6
1)、稼動状況監視部52を介して両系稼動情報30を
参照する(ステップ62)。稼動状態31を参照して両
系が稼動中であれば(ステップ63YES)、トランザ
クションキュー33を参照して処理待ちのトランザクシ
ョン数の少ない系へ端末からのメッセージを送信し、本
トランザクションの処理待ちとする(ステップ64)。
いずれか一方の系のみ稼動中であれば(ステップ63N
O)、稼動している系へ端末からのメッセージを送信
し、本トランザクションの処理待ちとする(ステップ6
5)。コンピュータ2の処理が終了し、ネットワーク4
を介してコンピュータ2から終了メッセージを受信した
とき(ステップ66)、データ送受信部53は入力メッ
セージを受けた端末装置8へこの終了メッセージを送信
する(ステップ67)。端末装置8はこの終了メッセー
ジをその表示装置上に表示する。
【0016】図4a及び図4bは、コンピュータ2に搭
載されるデータ管理部23、データ登録部26およびデ
ータ整合部27の処理の流れを示すフローチャートであ
る。データ管理部23は、コンピュータ5からメッセー
ジを受信したとき新たなトランザクションの発生とみな
し、このトランザクションをキューに登録する(ステッ
プ71)。次にデータ管理部23はキューからトランザ
クションを取り出し、そのメッセージをデータ登録部2
6に渡す。データ登録部26は稼動状況監視部24を介
して稼動情報25を参照する(ステップ72)。対向系
が稼動していれば(ステップ73YES)、データ整合
部27はデータ管理部23を介して最初に磁気ディスク
装置22−1上の更新対象テーブルからメッセージ中に
指定されたキーコードに該当するレコードを読み込む
(ステップ74)。磁気ディスク装置22−1が対向系
に接続されている装置の場合には、データ管理部23−
2およびデータ管理部23−1を介して磁気ディスク装
置22−1上の該当するレコードを読み込む。次にデー
タ整合部27はデータ管理部23を介して磁気ディスク
装置22−2上の更新対象テーブルからメッセージ中に
指定されたキーコードに該当するレコードを読み込む
(ステップ75)。磁気ディスク装置22−2が対向系
に接続されている装置の場合には、データ管理部23−
1およびデータ管理部23−2を介して磁気ディスク装
置22−2上の該当するレコードを読み込む。次にデー
タ整合部27は両系に該当するデータが存在するか否か
を判定する(ステップ76)。どちらか片系にしか該当
するデータが存在しない場合(ステップ76NO)、デ
ータ整合部27はデータ管理部23を介して存在してい
る該当データの内容を存在しない方の磁気ディスク装置
22に書き込む(ステップ77)。このとき新たに書き
込んだ該当データの更新日時をすでに存在している該当
データの更新日時に一致させる。すなわち同一内容のデ
ータの更新日時を同一とする。次にデータ整合部27は
両系の該当データの更新日時が同じか否か判定する(ス
テップ78)。データの更新日時が異なる場合(ステッ
プ78NO)、データ管理部23を介して新しい更新日
時のデータの内容を古い更新日時のデータへ上書きする
(ステップ79)。ステップ74〜79がデータ整合部
27の処理である。次に図4bに移り、データ登録部2
6は受信したメッセージを基にして更新データを作成し
(ステップ80)、データ管理部23を介して磁気ディ
スク装置22−1上の該当レコードをロックし、次いで
磁気ディスク装置22−2上の該当レコードをロックす
る。次にデータ登録部26は、データ管理部23を介し
て更新レコードを磁気ディスク装置22−1に書き込み
(ステップ81)、次いでデータ管理部23を介して同
一内容の更新レコードを磁気ディスク装置22−2に書
き込み(ステップ82)、磁気ディスク装置22−1に
関するロックを解除し、次いで磁気ディスク装置22−
2に関するロックを解除する。磁気ディスク装置22−
1に書き込まれた更新レコードの更新日時と磁気ディス
ク装置22−2に書き込まれた更新レコードの更新日時
は同じとする。以上のように磁気ディスク装置22−1
にアクセスした後に磁気ディスク装置22−2にアクセ
スするというようにアクセスの順序を守ることによって
デッドロックを防止している。
【0017】対向系が稼動していなければ(図4aのス
テップ73NO)、データ登録部26はデータ管理部2
3を介して自系の磁気ディスク装置22上の更新対象テ
ーブルからメッセージ中に指定されたキーコードに該当
するレコードを読み込み(ステップ83)、図4bに移
り受信したメッセージを基に更新データを作成し(ステ
ップ84)、データ管理部23を介して自系の磁気ディ
スク装置22上の該当レコードをロックし、更新レコー
ドを自系の磁気ディスク装置22に書き込む(ステップ
85)。このように対向系が停止している時は自系の処
理だけで処理が完結する。次にデータ管理部23を介し
てコンピュータ5のデータ送受信部53に終了メッセー
ジを送信し(ステップ86)、当該トランザクションの
処理を終了する。
【0018】なお端末装置8から受信するメッセージが
データの照会のみであり、データ更新がない場合にも同
様の処理の流れとなる。図3のステップ61〜67は変
わらず、ステップ66,67の終了メッセージは応答す
る照会結果データとなる。またステップ71〜79とス
テップ83は変わらず、一方の系にしかデータが存在し
ない場合には存在するデータ、両系にデータが存在する
場合には更新日時の新しいデータをとり、ステップ8
0,84の更新データ作成の代わりに最新の参照データ
を編集してステップ86を実行する。照会のみであるか
らステップ81,82及び85の処理をスキップする。
すなわちデータ照会の場合にもステップ74〜79のデ
ータ整合処理を実行する。
【0019】なおレコードの削除については、削除の要
求時にはレコードに論理的な削除フラグを設定し、オン
ライン時には物理的なレコードを削除しない。バッチ処
理によって両系から削除フラグの設定されたレコードを
物理的に削除する。
【0020】本システム障害、保守などのためにコンピ
ュータ2の一方の系が稼動停止となつたとき、上記説明
の通り稼動している系だけでトランザクション処理を続
行する。稼動停止であった系が障害から復旧したり保守
を終了したとき、その系のステータス32は回復済とな
り、データの移行を必要とせず直ちに両系稼動の状態と
なる。ただしこの状態では両系のデータに不整合が生じ
ている可能性がある。トランザクションによってアクセ
スされたデータについては上記のデータ整合処理によっ
てデータ整合が実施されるが、アクセスされないデータ
については不整合のまま残る。そこでこのような不整合
の状態で今まで正常であった系が障害となると最新のデ
ータが失われる恐れがある。このような事態に対処する
ためにバックグラウンドのバッチ処理でデータベースの
最初のレコードから最後のレコードまでについて一括し
てステップ74〜79のデータ整合処理をするプログラ
ムを走行させる。そして一括データ整合処理が終了した
とき、ステータス32が回復済に設定された系を正常の
状態に更新する。
【0021】なお上記実施形態では両系のデータを比較
するときの対象として「日時」を採用しているが、「日
時」に限らずレコードの新旧比較ができる情報が保持さ
れていればよい。たとえば各レコードに更新するごとに
カウントアップするカウンタを持たせ、カウンタの大小
比較によってデータの新旧を判断することが可能であ
る。
【0022】また上記実施形態ではステップ63で両系
稼動と判断された場合、ステップ64で処理の実行待ち
の少ない系へメッセージを送信する負荷分散によるコン
ピュータ割当てをしている。しかし処理の実行待ちの少
ない系に限定されるものではなく、コンピュータ2−1
とコンピュータ2−2を交互に割り当てるなど他の割当
て方法をとってもよい。また図1に示すシステム構成に
よれば、コンピュータ5に障害が発生するとシステム停
止となる。これを避けるためにコンピュータ5を2重化
し、コンピュータ5の両系稼動時には端末装置8群を分
担した状態で両系が同じ処理を実行し、一方の系が障害
となったとき正常な他方の系がすべての端末装置8群に
サービスする片系運転とする。コンピュータ5はデータ
ベースを保持していないため、コンピュータ2のような
データ整合は必要ない。さらにコンピュータ5の機能を
各端末装置8−1,8−2,・・・に内蔵するよう組み
込んでも本発明を実施できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、2
重化システムの一方のコンピュータが障害等によって停
止したとき、および停止状態から回復済の状態になった
とき業務処理を続行できるという効果がある。正常系か
ら回復済系へのデータ移行は、業務処理中に実行され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の2重化システム構成図である。
【図2】実施形態の両系稼動情報30及び稼動情報25
のデータ構成図である。
【図3】実施形態のデータ送受信部53の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図4a】実施形態のコンピュータ2の処理の流れを示
すフローチャートである。
【図4b】実施形態のコンピュータ2の処理の流れを示
すフローチャート(図4aの続き)である。
【符号の説明】
2,5:コンピュータ、22:磁気ディスク装置、2
3:データ管理部、26:データ登録部、27:データ
整合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下谷 展望 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 加藤 敦士 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 山下 昭信 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々データベースを格納する記憶装置と処
    理装置とを有する2重化されたコンピュータで構成され
    る2重化システムであって、該コンピュータは、端末か
    ら送られたメッセージを受信し終了メッセージを該端末
    へ送信する手段と、対向系の該コンピュータが稼動して
    いるとき受信した該メッセージに基づく更新対象となる
    データに関して両データベースを最新のデータに整合す
    る手段と、該メッセージに基づいて両データベースを更
    新する手段と、対向系の該コンピュータが稼動していな
    ければ該メッセージに基づいて自系のデータベースを更
    新する手段とを有することを特徴とする無停止型2重化
    システム。
  2. 【請求項2】端末から送られたメッセージを中継する第
    1のコンピュータと、第1のコンピュータに接続され各
    々データベースを格納する記憶装置と処理装置とを有す
    る2重化された第2のコンピュータで構成される2重化
    システムであって、 第1のコンピュータは、2重化された第2のコンピュー
    タのうち稼動しているいずれか一方の第2のコンピュー
    タへ該メッセージを中継し、終了メッセージを該端末へ
    中継する手段を有し、 第2のコンピュータは、該メッセージを受信し該終了メ
    ッセージを第1のコンピュータに送信する手段と、対向
    系の第2のコンピュータが稼動しているとき受信した該
    メッセージに基づく更新対象となるデータに関して両デ
    ータベースを最新のデータに整合する手段と、該メッセ
    ージに基づいて両データベースを更新する手段と、対向
    系の第2のコンピュータが稼動していなければ該メッセ
    ージに基づいて自系のデータベースを更新する手段とを
    有することを特徴とする無停止型2重化システム。
  3. 【請求項3】端末から送られた照会メッセージを中継す
    る第1のコンピュータと、第1のコンピュータに接続さ
    れ各々データベースを格納する記憶装置と処理装置とを
    有する2重化された第2のコンピュータで構成される2
    重化システムであって、 第1のコンピュータは、2重化された第2のコンピュー
    タのうち稼動しているいずれか一方の第2のコンピュー
    タへ該照会メッセージを中継し、照会結果メッセージを
    該端末へ中継する手段を有し、 第2のコンピュータは、該照会メッセージを受信し該照
    会結果メッセージを第1のコンピュータに送信する手段
    と、対向系の第2のコンピュータが稼動しているとき受
    信した該照会メッセージに基づいて両データベースから
    該当するデータを読み込んで該当するデータを最新のデ
    ータに整合する手段と、読み込んだ最新のデータから該
    照会結果メッセージを作成する手段と、対向系の第2の
    コンピュータが稼動していなければ該照会メッセージに
    基づいて自系のデータベースから該当するデータを読み
    込んで該照会結果メッセージを作成する手段とを有する
    ことを特徴とする無停止型2重化システム。
  4. 【請求項4】各々データベースを格納する記憶装置と処
    理装置とを有する2重化されたコンピュータで構成され
    る2重化システムの該コンピュータで実行されるプログ
    ラムを格納する記憶媒体であって、該プログラムは端末
    から送られたメッセージを受信し終了メッセージを該端
    末へ送信する機能、対向系の該コンピュータが稼動して
    いるとき受信した該メッセージに基づく更新対象となる
    データに関して両データベースを最新のデータに整合す
    る機能、該メッセージに基づいて両データベースを更新
    する機能、および対向系の該コンピュータが稼動してい
    なければ該メッセージに基づいて自系のデータベースを
    更新する機能を有することを特徴とするプログラムを格
    納する記憶媒体。
  5. 【請求項5】各々データベースを格納する記憶装置と処
    理装置とを有する2重化されたコンピュータで構成され
    る2重化システムの該コンピュータで実行されるプログ
    ラムを格納する記憶媒体であって、該プログラムは端末
    から送られた照会メッセージを受信し照会結果メッセー
    ジを該端末へ送信する機能、対向系の該コンピュータが
    稼動しているとき受信した該照会メッセージに基づいて
    両データベースから該当するデータを読み込んで該当す
    るデータを最新のデータに整合する機能、読み込んだ最
    新のデータから該照会結果メッセージを作成する機能、
    および対向系の該コンピュータが稼動していなければ該
    照会メッセージに基づいて自系のデータベースから該当
    するデータを読み込んで該照会結果メッセージを作成す
    る機能を有することを特徴とするプログラムを格納する
    記憶媒体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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