JPH11120017A - 自動採番システム、二重系システム、クラスタシステム - Google Patents

自動採番システム、二重系システム、クラスタシステム

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JPH11120017A
JPH11120017A JP28658397A JP28658397A JPH11120017A JP H11120017 A JPH11120017 A JP H11120017A JP 28658397 A JP28658397 A JP 28658397A JP 28658397 A JP28658397 A JP 28658397A JP H11120017 A JPH11120017 A JP H11120017A
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Japan
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computer
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JP28658397A
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English (en)
Inventor
Shohei Matsuda
昇平 松田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の計算機においてユニークな番号を付与
して管理するデータへの採番の重複を防止する。 【解決手段】 採番処理部25は、業務アプリケーショ
ン実行部22からの採番要求に応じて、付与済みの管理
番号に1を加えて最新の管理番号を採番すると共にその
管理番号を採番ファイル26に保持する。管理番号通知
部27は、N回に一度、最新の管理番号で待機中の二次
系計算機30の採番ファイル36を更新させるために通
知する。採番初期化部38は、一次系計算機20から引
き継いだ業務処理を開始する前に採番ファイル36に記
録されている管理番号に予め保持している初期値M(M
≧N)を加えることによって管理番号を初期化し、二次
計算機30の採番処理部35は、その初期化した管理番
号から採番を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、採番機構を有する
二重系システムやクラスタシステム及びこれらシステム
に搭載される自動採番システム、特に採番処理を実行し
ていた系の障害時に他の系がその処理を引き継ぐように
構成された二重系システム等において共通に管理するデ
ータを識別する際に用いる管理番号を重複することなく
採番するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、データベースの複製による二重
系システムにおける従来の自動採番システムを示したブ
ロック構成図である。この二重系システムでは、正常運
用時に稼動している一次系計算機1が持つ業務データベ
ース2を適当なタイミングで二次系計算機3が持つ業務
データベース4に常時複製を行うことによって一次系計
算機1の障害発生時に二次系計算機3がその業務を引き
継ぐことができる。各計算機1,3には、それぞれ系切
替管理部5,6が搭載されており、相互に他方の稼動状
況を常時監視し、障害発生等必要なときに他方に切り替
わって計算機1,3に業務を継続して行わせることがで
きる。また、一次系計算機1には、業務用アプリケーシ
ョンプログラムを実行する業務アプリケーション実行部
7と、業務アプリケーション実行部7の要求に応じて扱
うデータを識別するためのユニークな管理番号を生成す
る採番処理部8と、採番処理部8が生成した最新の管理
番号を保持する採番ファイル9と、適当なタイミングで
新たに管理するデータ並びにそのデータに付与された管
理番号を業務データベース2及び採番ファイル9からそ
れぞれ読み出し、二次系計算機3に送信するデータベー
ス複製処理部10とが示されている。また、二次系計算
機3には、データベース複製処理部10が発したデータ
を二次系計算機3が管理する業務データベース4及び採
番ファイル11それぞれに書き込むデータベース複製処
理部10が示されている。なお、実際には、二次系計算
機3も一次系計算機1の業務を継続して行うために業務
アプリケーション実行部など一次系計算機1と同じ構
成、機能を具備しているが、図9では、一次系計算機1
の正常運用時に不要な構成要素について図示していな
い。一方、図10は、図9に示した二重系システムにお
いて一次系計算機1に障害が発生しシステムがダウンし
たときにおける二次系計算機3のブロック構成図であ
る。図10には、一次系計算機1に代わって業務を実行
するため一次系計算機1が具備しているのと同じ業務ア
プリケーション実行部13及び採番処理部14が二次系
計算機3に示されている。
【0003】次に、この構成を持つ従来の二重系システ
ムにおける採番処理時の動作について説明する。
【0004】まず、一次系計算機1の稼働時、業務アプ
リケーション実行部7は、登録可能な業務データを新た
に生成すると、採番要求を採番処理部8に送出する。採
番処理部8は、採番ファイル9を参照して重複しない管
理番号を生成して業務アプリケーション実行部7に返す
と共にその生成した最新の管理番号を採番ファイル9に
保存する。業務アプリケーション実行部7は、採番処理
部8から取得した新たな管理番号を業務データに付与し
て業務データベース2に登録する。図9には、採番ファ
イル9から管理番号“123”を取得して連番の管理番
号“124”を生成し、それを業務アプリケーション実
行部7に渡すと共に最新の管理番号“124”を採番フ
ァイル9に上書き保存し、更に、業務アプリケーション
実行部7は、業務データ“ビデオ”に取得した管理番号
“124”を付与して業務データベース2に登録した例
が示されている。データベース複製処理部10は、新た
なデータが登録されると、適当なタイミングで最新の管
理番号と登録データを二次系計算機3に送出する。二次
系計算機3のデータベース複製処理部12は、データを
受信すると、登録されたデータを業務データベース4
に、最新の管理番号を採番ファイル11にそれぞれ書き
込む。このようにして、二重系システムのデータベース
の内容を同一にする。
【0005】ここで、一次系計算機1に何らかの障害が
発生すると、系切替管理部5,6の動作により二次系計
算機3が業務を続いて行うようになる。なお、図10で
は表現されてないが、通常は、二次系計算機3にも管理
番号“124”及び“124:ビデオ”のデータがそれ
ぞれ採番ファイル11と業務データベース4に書き込ま
れているので、二次系計算機3で動作する採番処理部1
4は、採番ファイル11に書き込まれている管理番号
“124”を参照することによって新たに未使用の管理
番号“125”を生成して業務アプリケーション実行部
13に渡す。業務アプリケーション実行部13は、採番
処理部14から取得した新たな管理番号“125”を業
務データに付与して業務データベース4に登録すること
になる。このようにして、従来の採番システムでは、二
重系システムにおける系の切替えが発生したとしてもデ
ータベース複製処理部10により二重系のデータが同一
に保たれているタイミングであれば重複させずに連続し
た管理番号を生成し、業務データを管理することができ
る。
【0006】図11は、データベース切替型の二重系シ
ステムにおける従来の自動採番システムを示したブロッ
ク構成図である。この二重系システムにおいては、採番
ファイル15及び業務データベース16を各計算機共有
のディスク装置に構築し、正常運用時には稼動している
一次系計算機1に共有ディスクを接続し、一次系計算機
1の障害発生時には二次系計算機3にその接続先を切り
替えて業務を引き継ぐことができるようにしている。こ
のシステム形態の場合、データベースを複製する機構は
必要ない。なお、採番ファイル15で保存される管理番
号は、通常メモリ上のファイルキャッシュ17にいった
ん書き込まれることになる。その他の構成要素は、図9
に示した二重系システムと同じである。図11では、一
次系計算機1の正常運用時に不要な構成要素について図
示していない。一方、図12は、図11に示した二重系
システムにおいて一次系計算機1に障害が発生しシステ
ムがダウンしたときにおける二次系計算機3のブロック
構成図である。図12には、一次系計算機1に代わって
業務を実行するため一次系計算機1が具備しているのと
同じ業務アプリケーション実行部13、採番処理部14
及びファイルキャッシュ18が二次系計算機3に示され
ている。
【0007】次に、この構成を持つ従来の二重系システ
ムにおける採番処理時の動作について説明する。
【0008】まず、一次系計算機1の稼働時、業務アプ
リケーション実行部7は、新たに業務データを生成する
と、採番要求を採番処理部8に送出する。採番処理部8
は、採番ファイル15を参照して重複しない管理番号を
生成して業務アプリケーション実行部7に返すと共にそ
の生成した最新の管理番号を採番ファイル15に保存す
る。但し、実際には、採番処理部8が採番ファイル15
へ書き込もうとした管理番号は、ファイルキャッシュ1
7に一時記憶され、即座に採番ファイル15に反映され
るとは限らない。現実の採番ファイル15への書込みタ
イミングは、オペレーティングシステムの一部として組
み込まれたファイルシステムにより制御される。業務ア
プリケーション実行部7は、採番処理部8から取得した
新たな管理番号をデータに付与して業務データベース1
6に登録する。図11には、業務データ“ビデオ”は取
得した管理番号“124”が付与されて業務データベー
ス2に登録されているが、最新の管理番号“124”は
ファイルキャッシュ17に一時保持され、採番ファイル
15には反映されていない例が示されている。
【0009】ここで、一次系計算機1に何らかの障害が
発生すると、系切替管理部5,6の動作により二次系計
算機3が業務を続いて行うようになる。なお、図11で
は表現されてないが、通常は、採番ファイル15にも管
理番号“124”が書き込まれているので、二次系計算
機3で動作する採番処理部14は、採番ファイル15に
書き込まれている管理番号“124”を参照することに
よって新たに管理番号“125”を生成して、業務アプ
リケーション実行部13に渡すことになる。業務アプリ
ケーション実行部13は、採番処理部14から取得した
新たな管理番号“125”を業務データに付与して共有
する業務データベース16に登録することになる。この
ようにして、従来の採番システムでは、二重系システム
において系の切替えが発生したとしてもファイルキャッ
シュ17と採番ファイル15の内容の同期が取れている
タイミングであれば重複させずに連続した管理番号を生
成し、業務データを管理することができる。
【0010】ところで、例えば売上実績や受注データな
ど業務で扱う各データは、システム上識別可能なように
重複しない番号が付与され管理される。そのため、採番
処理では、便宜上、管理番号を通し番号とし、新しく作
成された業務データに順次割り当てている。通し番号と
することで同じレコードデータに重複した番号を割り振
らないようにすることを極めて簡単に実現することがで
きる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
データベースの複製による二重系システムにおける自動
採番システムの場合、データベース複製処理部10,1
2によるデータ転送処理は、データベースの更新処理や
採番処理とは独立したトランザクションとして実行され
るため、一次系計算機1の業務データベース2及び採番
ファイル9が更新されてからその更新内容が二次系計算
機の各ファイル4,11に反映されるまで時間的な遅延
が生じてしまう。従って、例えば、図9において業務デ
ータ“124:ビデオ”の転送中に一次系計算機1がダ
ウンし、その転送処理が正常終了しなかったときには、
一次系計算機1の採番ファイル9には管理番号“12
4”が、二次系計算機3の採番ファイル11には管理番
号“123”が保持されている状態となる。すなわち、
この後、二次系計算機3において例えば新たなデータ
“テレビ”を業務データベース4に登録しようとする場
合、その新たなデータ“テレビ”には管理番号“12
4”が付与されることになり、結果として一次系計算機
1と二次系計算機3が管理する同一であるべきの業務デ
ータベース2,4の内容が異なってしまうという問題が
生じてしまう。特に、この場合は異なるデータに同じ管
理番号を付与してしまうといずれかのデータが失われて
しまい、データ管理上重大な問題が発生する。
【0012】また、後者のデータベース切替型の二重系
システムの場合、採番ファイル15は、通常のファイル
として生成されているため、採番システムは、ファイル
キャッシュ18の内容を採番ファイル15に書き込むタ
イミングまでは制御できない。従って、図11に例示し
たように、ファイルキャッシュ18は管理番号“12
4”と更新されているが、採番ファイル15には管理番
号“123”までしか書き込まれていない場合が容易に
発生しうる。このときに一次系計算機1が障害等により
ダウンした場合、ファイルキャッシュ18の内容は、採
番ファイル15に反映されず、上記前者と同様の問題が
発生してしまうことになる。但し、後者の場合は、回復
機能を持ったデータベースシステムを用いれば、データ
の整合性は保証されるが、業務データベース16を一般
的なファイルシステムで構築した場合には、先に登録し
たデータを上書きして消失してしまう場合もあり得る。
いずれにせよ、採番ファイル15が保持する管理番号
と、業務データベース16に登録された最新のデータが
保持する管理番号とが一致せずにデータ管理上重大な問
題が発生する場合がある。なお、採番の度に共有ディス
クへの実際の書込みを待ったり、強制的に書き込ませた
りすることも可能ではあるが、システムパフォーマンス
を考慮すると現実的ではない。
【0013】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、選択的に動作する
複数の計算機においてユニークな番号を付与して管理す
るデータへの採番の重複を確実に防止しうる自動採番シ
ステム、二重系システム、クラスタシステムを提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る自動採番システムは、デ
ータ処理を実行する稼動計算機と、データ処理を実行し
ている前記稼動計算機に障害が発生した時、前記稼動計
算機に切り替わってそのデータ処理を引き継いで行う待
機計算機との自動採番を行う自動採番システムにおい
て、稼動/待機計算機に搭載され、かつこの搭載された
前記計算機からのデータを識別するために付与する管理
番号の採番要求に応じて、付与済みの管理番号を順次変
化させることによって採番するとともにその採番した管
理番号を採番要求をしてきた前記計算機の採番ファイル
に保持する第1の採番処理手段と、N(Nは正整数)回
に一度、前記稼動計算機の前記第1の採番処理手段で採
番した最新の管理番号で前記待機計算機の採番ファイル
を更新する管理番号同一化手段と、前記待機計算機にお
いて初期値M(M≧N、Mは正整数)を予め保持してお
き、前記待機計算機が前記稼動計算機から引き継いだデ
ータ処理を開始する前に前記待機計算機の採番ファイル
に記録されている管理番号を前記初期値によって初期化
する採番初期化手段と、前記待機計算機において前記採
番初期化手段で初期化した管理番号に基づいて採番を開
始する第2の採番処理手段とを有するものである。
【0015】第2の発明に係る二重系システムは、固有
のデータベースを所有し、正常稼働時にデータ処理を実
行する一次系計算機と、前記一次系計算機が所有するデ
ータベースと同一内容の固有のデータベースを有し、前
記一次系計算機の障害発生時に切り替わってそのデータ
処理を引き継いで行う二次系計算機とを有し、前記一次
系計算機のデータベースの更新内容を適当なタイミング
で前記二次系計算機のデータベースに複製することによ
ってデータベースの同一性を維持するデータ複製型の二
重系システムにおいて、前記一次系/二次系計算機は、
相互の稼動状態を常時監視し、計算機の稼働状況に応じ
てデータ処理を実行する計算機の切替制御を行う系切替
管理手段と、データ処理アプリケーションを実行するア
プリケーション実行手段とを有し、前記一次系計算機
は、前記アプリケーション実行手段からのデータを識別
するために付与する管理番号の採番要求に応じて、付与
済みの管理番号を順次変化させることによって採番する
とともにその採番した管理番号を採番要求してきた計算
機の採番ファイルに保持する第1の採番処理手段と、N
(Nは正整数)回に一度、前記一次系計算機の前記第1
の採番処理手段で採番した最新の管理番号で前記二次系
計算機の採番ファイルを更新するように最新の管理番号
を通知する管理番号通知手段とを有し、前記二次系計算
機は、通知された管理番号で前記二次系計算機の採番フ
ァイルを更新する管理番号更新手段と、初期値M(M≧
N、Mは正整数)を予め保持しておき、前記二次系計算
機が前記一次系計算機から引き継いだデータ処理を開始
する前に前記二次系計算機の採番ファイルに記録されて
いる管理番号を前記初期値によって初期化する採番初期
化手段と、前記採番初期化手段で初期化した管理番号に
基づいて採番を開始する第2の採番処理手段とを有する
ものである。
【0016】第3の発明に係る二重系システムは、固有
のデータベースを所有し、正常稼働時にデータ処理を実
行する一次系計算機と、前記一次系計算機が所有するデ
ータベースと同一内容の固有のデータベースを有し、前
記一次系計算機の障害発生時に切り替わってそのデータ
処理を引き継いで行う二次系計算機とを有し、前記一次
系計算機のデータベースの更新内容を適当なタイミング
で前記二次系計算機のデータベースに複製することによ
ってデータベースの同一性を維持する二重系システムに
おいて、前記一次系/二次系計算機は、相互の稼動状態
を常時監視し、計算機の稼働状況に応じてデータ処理を
実行する計算機の切替制御を行う系切替管理手段と、デ
ータ処理アプリケーションを実行するアプリケーション
実行手段と、前記アプリケーション実行手段からのデー
タを識別するために付与する管理番号の採番要求に応じ
て、付与済みの管理番号を順次変化させることによって
採番するとともにその採番した管理番号を採番要求して
きた計算機の採番ファイルに保持する第1の採番処理手
段と、N(Nは正整数)回に一度、稼働中の計算機にお
いて採番した最新の管理番号で待機中の計算機の採番フ
ァイルを更新する管理番号同一化手段と、初期値M(M
≧N、Mは正整数)を予め保持しておき、前記待機中の
計算機が前記稼働中の計算機から引き継いだデータ処理
を開始する前に前記待機中の計算機の採番ファイルに記
録されている管理番号を前記初期値によって初期化する
採番初期化手段と、前記採番初期化手段で初期化した管
理番号に基づいて採番を開始する第2の採番処理手段と
を有するものである。
【0017】第4の発明に係る自動採番システムは、デ
ータ処理を実行する稼動計算機と、データ処理を実行し
ている前記稼動計算機に障害が発生した時、前記稼動計
算機に切り替わってそのデータ処理を引き継いで行う待
機計算機との自動採番を行う自動採番システムにおい
て、稼動/待機計算機に搭載され、かつこの搭載された
前記計算機からのデータを識別するために付与する管理
番号の採番要求に応じて、付与済みの管理番号を順次変
化させることによって採番するとともにその採番した管
理番号を前記各計算機共有の採番ファイルに保持する第
1の採番処理手段と、前記待機計算機が前記稼動計算機
から引き継いだデータ処理を開始する前に前記採番ファ
イルに記録されている管理番号を予め保持しておいた初
期値によって初期化する採番初期化手段と、前記待機計
算機において前記採番初期化手段で初期化した管理番号
に基づいて採番を開始する第2の採番処理手段とを有す
るものである。
【0018】第5の発明に係る二重系システムは、正常
稼働時にデータ処理を実行する一次系計算機と、前記一
次系計算機の障害発生時に切り替わってそのデータ処理
を引き継いで行う二次系計算機と、前記各計算機が共有
するデータベースとを有するデータデータベース切替型
の二重系システムにおいて、前記一次系/二次系計算機
は、相互の稼動状態を常時監視し、計算機の稼働状況に
応じてデータ処理を実行する計算機の切替制御を行う系
切替管理手段と、データ処理アプリケーションを実行す
るアプリケーション実行手段とを有し、前記一次系計算
機は、前記アプリケーション実行手段からのデータを識
別するために付与する管理番号の採番要求に応じて、付
与済みの管理番号を順次変化させることによって採番す
るとともにその採番した管理番号を前記各計算機共有の
採番ファイルに保持する第1の採番処理手段を有し、前
記二次系計算機は、前記二次系計算機が前記一次系計算
機から引き継いだデータ処理を開始する前に前記二次系
計算機の採番ファイルに記録されている管理番号を予め
保持しておいた初期値によって初期化する採番初期化手
段と、前記採番初期化手段で初期化した管理番号に基づ
いて採番を開始する第2の採番処理手段とを有するもの
である。
【0019】第6の発明に係る二重系システムは、正常
稼働時にデータ処理を実行する一次系計算機と、前記一
次系計算機の障害発生時に切り替わってそのデータ処理
を引き継いで行う二次系計算機と、前記各計算機が共有
するデータベースとを有するデータデータベース切替型
の二重系システムにおいて、前記一次系/二次系計算機
は、相互の稼動状態を常時監視し、計算機の稼働状況に
応じてデータ処理を実行する計算機の切替制御を行う系
切替管理手段と、データ処理アプリケーションを実行す
るアプリケーション実行手段と、前記アプリケーション
実行手段からのデータを識別するために付与する管理番
号の採番要求に応じて、付与済みの管理番号を順次変化
させることによって採番するとともにその採番した管理
番号を前記各計算機共有の採番ファイルに保持する第1
の採番処理手段と、待機中の前記計算機が稼働中の前記
計算機から引き継いだデータ処理を開始する前に前記採
番ファイルに記録されている管理番号を予め保持してお
いた初期値によって初期化する採番初期化手段と、前記
採番初期化手段で初期化した管理番号に基づいて採番を
開始する第2の採番処理手段とを有するものである。
【0020】第7の発明に係るクラスタシステムは、固
有のデータベースを所有し、正常稼働時にデータ処理を
実行する複数の稼動計算機と、前記各稼動計算機が所有
するデータベースと同一内容の固有のデータベースを有
し、前記稼動計算機の障害発生時に切り替わってそのデ
ータ処理を引き継いで行う待機計算機とを有し、前記稼
動計算機のデータベースの更新内容を適当なタイミング
で前記待機計算機のデータベースに複製することによっ
てデータベースの同一性を維持するデータ複製型のクラ
スタシステムにおいて、前記稼動/待機計算機は、前記
各計算機の稼動状態を常時監視し、前記計算機の稼働状
況に応じてデータ処理を実行する計算機の切替制御を行
う系切替管理手段と、データ処理アプリケーションを実
行するアプリケーション実行手段とを有し、前記稼動計
算機は、前記アプリケーション実行手段からのデータを
識別するために付与する管理番号の採番要求に応じて、
付与済みの管理番号を順次変化させることによって採番
するとともにその採番した管理番号を自己の採番ファイ
ルに保持する第1の採番処理手段と、N(Nは正整数)
回に一度、前記稼動計算機の前記第1の採番処理手段で
採番した最新の管理番号で前記待機計算機の採番ファイ
ルを更新するように最新の管理番号を通知する管理番号
通知手段とを有し、前記待機計算機は、通知された管理
番号で自己の採番ファイルを更新する管理番号更新手段
と、初期値M(M≧N、Mは正整数)を予め保持してお
き、前記待機計算機が前記稼動計算機から引き継いだデ
ータ処理を開始する前に前記待機計算機の採番ファイル
に記録されている管理番号を前記初期値によって初期化
する採番初期化手段と、前記採番初期化手段で初期化し
た管理番号に基づいて採番を開始する第2の採番処理手
段とを有し、前記稼動計算機は、他の前記稼動計算機の
待機計算機を兼用するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0022】実施の形態1.図1は、実施の形態1にお
ける二重系システムのブロック構成図であり、一次系計
算機20が業務処理を実行しているときのデータの流れ
も同時に示した図である。この二重系システムは、デー
タベース複製型のシステム形態を有し、従来の図9に対
応するシステムである。本実施の形態における二重系シ
ステムにおいても一次系計算機20は、正常運用時に稼
動している稼動計算機として、二次系計算機30は、一
次系計算機20が障害等によるダウン発生時にその一次
系計算機20に切り替わってデータ処理を行う待機計算
機として設けられている。本実施の形態におけるデータ
処理は、売上伝票や受注伝票などの各データを識別でき
るように重複しないキーとしてユニークな管理番号を付
与してデータを扱う業務処理を想定している。
【0023】各計算機20,30は、相互の稼動状態を
常時監視し、計算機の稼働状況に応じてデータ処理を実
行する計算機の切替制御を行う系切替管理部21,31
と、データ処理アプリケーションを実行する業務アプリ
ケーション実行部22,32とを共に有している。ま
た、一次系計算機20の業務データベース23の更新内
容を適当なタイミングで二次系計算機30の業務データ
ベース33に複製することによってデータベース23,
33の同一性を維持する手段として、一次計算機20に
は業務データベース23の更新内容を読み出して二次系
計算機30へ送信するデータ通知部24が、二次系計算
機30には一次系計算機20から送られてきたデータを
業務データベース33へ登録するデータ更新部34がそ
れぞれ設けられている。
【0024】また、各計算機20,30は、搭載した各
業務アプリケーション実行部22,32からのデータを
識別するために付与する管理番号の採番要求に応じて、
付与済みの管理番号を順次増加させることによって採番
するとともにその採番した管理番号を自己の採番ファイ
ルに保持する採番処理部25,35と、N(Nは正整
数)回に一度、稼働中の一次系計算機20において採番
した最新の管理番号で待機中の二次系計算機30の採番
ファイル36を更新する管理番号同一化手段として管理
番号を二次系計算機30へ送信する管理番号通知部27
及び送信された管理番号で採番ファイル36を更新する
管理番号更新部37を、それぞれ有している。更に、待
機計算機である二次系計算機30には、初期値M(M≧
N、Mは正整数)を予め保持しておき、二次系計算機3
0が一次系計算機20から引き継いだ業務処理を開始す
る前に二次系計算機30の採番ファイル36に記録され
ている管理番号を初期値によって初期化する採番初期化
部38が設けられている。
【0025】上記構成のうち採番処理部25,35、管
理番号通知部27、管理番号更新部37及び採番初期化
部38によって各計算機20,30からの上記採番要求
に応じて採番する自動採番システムが構成できることか
ら、これを各計算機20,30に組み込むことによって
上記構成の二重系システムが構築されていると解釈する
こともできる。
【0026】本実施の形態において特徴的なことは、待
機側の計算機に採番初期化部38を設けることによって
一次系計算機20と二次系計算機30とのデータ整合性
を維持するための処理中において稼働中の一次計算機2
0がダウンしたときでも重複した管理番号が付与されな
いようにしたことであるが、この特徴的な動作につい
て、図2に示したフローチャートを用いて説明する。ま
ずは、通常、業務処理を行っている一次系計算機20が
正常に稼動しているときの動作について説明する。
【0027】一次系計算機20の稼働時、業務アプリケ
ーション実行部22は、登録可能な業務データを新たに
生成すると、管理番号を得るために採番要求を採番処理
部25に送出する。採番処理部25は、採番要求を受け
取ると(ステップ101)、現時点で付与している最新
の管理番号を取得する(ステップ102)。最新の管理
番号は、採番ファイル26を参照して取得してもよい
が、本実施の形態では図示しないメモリに一次保持して
おいた管理番号から取得する。このとき、並列処理が可
能なようにメモリ上の現在の採番値(管理番号)をロッ
クしておく。そして、取得した採番値に1を加えて付与
すべき最新の管理番号を求め、メモリ上の採番値並びに
採番ファイル26の採番値を更新する(ステップ10
3)。ここで、求めた管理番号がkN(kは自然数)で
なければ、メモリをアンロックし、付与すべき管理番号
を採番結果として返す(ステップ104,105)。一
方、管理番号がNの倍数のとき、管理番号通知部27に
その管理番号を二次系計算機30へ送信させる(ステッ
プ104,106)。例えば、N=100とすると、管
理番号は、100回に一度、つまり100,200,3
00,・・・,100k回のときに二次系計算機30へ
送信される。本実施の形態の場合、二次系計算機30の
採番ファイル36には、初期値として管理番号“0”が
設定されているので、採番ファイル36の内容は、一次
系計算機20の正常動作時には0,100,200,3
00,・・・と更新されることになる。
【0028】二次系計算機30において一次系計算機2
0から送られてきた管理番号を受信すると(ステップ1
11)、その管理番号で採番ファイル36を更新する
(ステップ112)。この処理が正常終了すると、その
旨を一次系計算機20に返信する(ステップ113)。
【0029】一次系計算機20は、二次系計算機30か
ら処理が正常終了した旨の応答受信後(ステップ10
7)、メモリをアンロックし、付与すべき管理番号を採
番結果として返す(ステップ105)。
【0030】なお、業務アプリケーション実行部22
は、この処理と非同期に採番処理部25から取得した新
たな管理番号を業務データに付与して業務データベース
23に登録する。また、データ通知部24は、適当なタ
イミングで更新したデータの内容を業務データベース2
3から読み出し、一次系計算機20へ送信する。図1に
は、管理番号“124”によって一次計算機20の採番
ファイル26が、管理番号“100”によって二次系計
算機30の採番ファイル36はそれぞれ更新され、ま
た、管理番号“124”の“ビデオ”に関するデータが
二次系計算機30へ送られている途中である例が示され
ている。このようにして一次系計算機20が正常に稼働
して業務処理を実行しているときには、待機中の二次系
計算機30の採番ファイル36は、100回に一度更新
され、業務データベース33は適当なタイミングで更新
される。
【0031】ここで、図1の状態において、一次系計算
機20に何らかの障害が発生して業務処理が二次系計算
機30によって引き継がれたときの動作について図3の
ブロック構成図及び図4に示したフローチャートを用い
て説明する。なお、このときの一次系計算機20の採番
ファイル26の内容は“124”、業務データベース2
3の最新登録データは“124:ビデオ”、また、二次
系計算機30の採番ファイル36の内容は“100”、
業務データベース33の最新登録データは“123:カ
メラ”であるものとする。
【0032】系切替管理部21,31が一次系計算機2
0に何らかの障害の発生を検知すると、系切替管理部3
1は、業務処理の実行を二次系計算機30により引き継
いで開始する前に、採番初期化部38に業務処理を開始
する旨を通知する。採番初期化部38は、その通知を受
け取ると(ステップ121)、採番ファイル36の内容
“100”に、内部に予め保持していた初期値“10
0”を加えることによって得た管理番号“200”を二
次系計算機30における採番処理の開始管理番号として
初期化し(ステップ122)、図示しないメモリに保持
すると共に採番ファイル36に上書き保存する(ステッ
プ123)。この後、系切替管理部31は、業務アプリ
ケーション実行部32を起動することによって二次系計
算機30において業務処理が開始される。採番処理部3
5は、業務アプリケーション実行部32からの採番要求
を受けると、一次系計算機20と同様の採番処理を行う
ことになる。すなわち、採番処理部35は、採番要求を
受け取ると、現時点における最新の管理番号“200”
をメモリ若しくは採番ファイル36から取得し、その値
に1を加えて付与すべき最新の管理番号“201”を求
め、メモリ上の採番値並びに採番ファイル36の採番値
を更新する。また、業務データベース33には、業務ア
プリケーション実行部32によって受信済みの“12
3:カメラ”に続いて“201:テレビ”が登録される
ことになる。なお、その後、採番ファイル36は、20
1,202,203,・・・と更新されることになる。
【0033】本実施の形態によれば、業務処理を行う系
が切り替えられたとき、採番ファイル36に記録されて
いる管理番号に採番初期化部38が予め保持する初期値
を加えることによって初期化し、二次系計算機30にお
いてはその初期化した管理番号に基づいて順次増加させ
る採番を行うようにしたので、一次系計算機20及び二
次系計算機30で重複した管理番号が採番されることは
ない。例えば、上記例に基づくと、一次系計算機20か
ら二次系計算機30へのデータ“124:ビデオ”の転
送中に一次系計算機20がダウンしたとき、二次系計算
機30においては、ダウン時の採番ファイル36の内容
“100”に初期値の“100”を加え、採番時に更に
1を加えることによって求めた管理番号“201”から
採番が開始されることになる。すなわち、採番ファイル
36の内容が“100”のときに一次系計算機20にお
いて付与される管理番号は101〜200である。ま
た、この間に一次系計算機20がダウンしたときに二次
系計算機30において付与される管理番号の開始値は、
上記の通り“201”であるため、転送に失敗したデー
タに付与された管理番号“124”は、二次系計算機3
0においては決して採番されない。なお、一次系計算機
20が保持する“124:ビデオ”のデータ及び二次系
計算機30が保持する“201:テレビ”は、一次系計
算機20の復旧後に複製されることによってデータの同
一性が維持される。
【0034】ところで、売上伝票等を扱う業務処理にお
いて処理されるデータには、通常、重複しない各データ
を識別可能な管理番号が付与される。この識別可能な管
理番号の発生する極めて簡単な方法の一つとして、本実
施の形態のように数字を順次増加させて連続した通し番
号を割り振る方法がある。しかしながら、そもそも連続
番号とする必然性はない。連続番号とならないよりも、
むしろ重複した番号を与えることによって上書きなどに
よるデータ紛失の方が重大な問題である。そこで、本実
施の形態では、基本的には一次系計算機20の正常運用
時には管理番号を順次増加させて連続番号とし、業務処
理の切替時には管理番号の重複の防止のために切替後の
管理番号付与の開始値を現実に付与した最新の管理番号
から多少の余裕を持たせたところに設定した。もちろ
ん、切替後における管理番号は、上記開始値から連続番
号となる。本実施の形態では、これを二次系計算機30
への処理切替時に加算する初期値Mと、一次系計算機2
0が二次系計算機30へ管理番号を送信するインターバ
ルNとを同じ値にすることによって実現するようにし
た。但し、MとNとは、同値でなくてもM>Nであって
もよく、要するにM≧Nであれば管理番号が重複して付
与されることはない。
【0035】また、本実施の形態では、管理番号を順次
変化させる例として管理番号が連続的に増加する場合、
すなわち1ずつ加算することで採番する場合を例にして
説明したが、必ずしも1ずつである必要はなく、また、
加算でなくても減算の場合でも適用可能である。更に、
必要があれば、上記MやNの値を動的に変更することで
パフォーマンス等を考慮した柔軟なシステムを得ること
ができる。
【0036】また、自動採番システムにおける稼動計算
機というのは、二重系システムにおいて通常稼動してい
る計算機という狭義に解釈するのではなく、ある時点に
おいて業務を実行している計算機のことをいう。従っ
て、ある時点では一次系計算機20が稼動計算機であ
り、ある時点では二次系計算機30が稼動計算機とな
る。同様に、待機計算機というのは、二重系システムに
おいて稼動系のバックアップ用の計算機という狭義に解
釈するのではなく、業務を実行していない計算機のこと
をいう。従って、本実施の形態における自動採番システ
ムにおいては、一次系計算機20の稼働中は二次系計算
機30が待機計算機となり、一方、二次系計算機30の
稼働中は一次系計算機20が待機計算機となる。以降の
実施の形態においても同様である。
【0037】実施の形態2.上記実施の形態1における
二重系システムでは、一次系計算機20から二次系計算
機30へ業務処理を切り替えた場合を例にして説明し
た。本実施の形態においては、上記実施の形態1で説明
した一次系計算機20が持つ構成要素を二次系計算機3
0に、二次系計算機30が持つ構成要素を一次系計算機
20に、それぞれ持たせることによって上記と逆に二次
系計算機30から一次系計算機20へ更に業務処理を切
り替えた場合でも重複した管理番号が採番されないよう
にすることができる。ここで、具体的な例をあげるとす
る。
【0038】一次系計算機20に初期値M=100を予
め保持する採番初期化部を設けた場合、稼働中の二次系
計算機30が最新の管理番号“789”を採番している
とき、復旧した一次系計算機20の採番ファイルには、
二次系計算機30の管理番号通知部と一次系計算機20
の管理番号通知部の作用により“700”が記録されて
いるはずである。ここで、二次系計算機30に障害が発
生して一次系計算機20に切り替わったとき、一次系計
算機20では、管理番号が採番初期化部により初期化さ
れ、“801”から採番が開始されることになる。
【0039】このようにして、双方の計算機20,30
に同一の構成要素を持たせることで相互に業務処理が切
り替わったときでも重複した採番がされることはない。
なお、各計算機20,30の採番初期化部がそれぞれ保
持する初期値は必ずしも同値である必要はない。
【0040】実施の形態3.図5は、実施の形態3にお
ける二重系システムのブロック構成図であり、一次系計
算機20が業務処理を実行しているときのデータの流れ
も同時に示した図である。この二重系システムは、デー
タベース切替型のシステム形態を有し、従来の図11に
対応するシステムである。但し、本実施の形態において
は、採番ファイルへの書込みを積極的に行わないように
している点が異なる。この詳細は後述する。本実施の形
態における二重系システムにおいても一次系計算機40
は、正常運用時に稼動している稼動計算機として、二次
系計算機50は、一次系計算機20が障害等によるダウ
ン発生時にその一次系計算機40に切り替わってデータ
処理を行う待機計算機として設けられている。本実施の
形態におけるデータ処理は、上記実施の形態1と同様の
業務処理を想定している。
【0041】各計算機40,50は、実施の形態1と同
様の系切替管理部41,51と業務アプリケーション実
行部42,52とを有している。採番処理部45,55
も実施の形態1に示したのとほぼ同様であるが、業務デ
ータベース43と採番ファイル46が共用されるため、
各計算機が個々に持つのではなく共有される採番ファイ
ル46に採番した管理番号を保持する点が異なってい
る。また、一次系計算機40には、採番した最新の管理
番号を保持する管理番号保持部49がメモリ上に設けら
れている。なお、二次系計算機50が稼動しているとき
には、図6に示したように二次系計算機50にも同様の
管理番号保持部59がメモリ上に設けられている。更
に、二次系計算機50には、一次系計算機40から引き
継いだデータ処理を開始する前に採番ファイル46に記
録されている管理番号を予め保持しておいた初期値によ
って初期化する採番初期化部58が設けられている。採
番初期化部58も実施の形態1と基本的な動作は同じ
で、各計算機が個々に持つのではなく共有される採番フ
ァイル46の管理番号を初期化する点のみが異なってい
る。
【0042】次に、本実施の形態における動作について
図7に示したフローチャートを用いて説明する。まず
は、通常、業務処理を行っている一次系計算機40が正
常に稼動しているときの動作について説明する。
【0043】一次系計算機40の稼働時、業務アプリケ
ーション実行部42は、登録可能な業務データを新たに
生成すると、管理番号を得るために採番要求を採番処理
部45に送出する。採番処理部45は、採番要求を受け
取ると(ステップ201)、現時点で付与している最新
の管理番号を取得する(ステップ202)。本実施の形
態においては、最新の管理番号をメモリ上に保持するよ
うにしているので、管理番号保持部49から管理番号を
取り出す。このとき、並列処理が可能なように管理番号
保持部49をロックしておく。そして、取得した管理番
号に1を加えて付与すべき最新の管理番号を求め、管理
番号保持部49の内容を求めた管理番号で更新する(ス
テップ203)。ここで、求めた管理番号がkN(kは
自然数)でなければ、メモリをアンロックし、付与すべ
き管理番号を採番結果として返す(ステップ204,2
05)。一方、管理番号がNの倍数のとき、採番した最
新の管理番号で採番ファイル46を更新する(ステップ
204,206)。例えば、N=100とすると、管理
番号は、100回に一度、100,200,300,・
・・のときに採番ファイル46へ書き込まれる。これ
は、ディスク装置への書込み回数を大幅に削減できるの
で、採番処理速度の向上にもつながる。その後、メモリ
をアンロックし、付与すべき管理番号を採番結果として
業務アプリケーション実行部42へ返す(ステップ20
5)。
【0044】なお、業務アプリケーション実行部42
は、この処理と非同期に採番処理部45から取得した新
たな管理番号を業務データに付与して業務データベース
43に登録する。図5には、新たに採番した管理番号
“124”によってメモリ上の採番値が更新され、業務
データベース43に管理番号“124”の“ビデオ”に
関するデータが登録され、また、このときの採番ファイ
ル46の内容は、まだ“100”である例が示されてい
る。このように、本実施の形態によれば、一次系計算機
40が正常に稼働して業務処理を実行しているときに
は、メモリ上の管理番号のみが逐次更新され、採番ファ
イル46はN回に一度更新されることになる。
【0045】ここで、図5の状態において、一次系計算
機40に何らかの障害が発生して業務処理が二次系計算
機50によって引き継がれたときの動作について説明す
る。図6は、このときの状態を示した二重系システムの
ブロック構成図である。なお、二次系計算機50におけ
る採番初期化部58の処理内容を示したフローチャート
は、図4と同様である。
【0046】系切替管理部41,51が一次系計算機4
0に何らかの障害の発生を検知すると、系切替管理部5
1は、業務処理の実行を二次系計算機50により引き継
いで開始する前に、採番初期化部58に業務処理を開始
する旨を通知する。採番初期化部58は、その通知を受
け取ると(ステップ121)、採番ファイル46の内容
“100”に、内部に予め保持していた初期値“10
0”を加えることによって得た管理番号“200”を二
次系計算機50における採番処理の開始管理番号として
初期化し(ステップ122)、メモリに設けられた管理
番号保持部59に保持すると共に採番ファイル46に上
書き保存する(ステップ123)。この後、系切替管理
部51は、業務アプリケーション実行部52を起動する
ことによって二次系計算機50において業務処理が開始
される。採番処理部55は、業務アプリケーション実行
部52からの採番要求を受けると、一次系計算機40と
同様の採番処理を行うことになる。すなわち、採番処理
部55は、採番要求を受け取ると、現時点における最新
の管理番号“200”を管理番号保持部59から取得
し、その値に1を加えて付与すべき最新の管理番号“2
01”を求め、管理番号保持部59の内容のみを更新す
る。そして、採番ファイル46に対しては、N回に一度
だけ最新の管理番号を書き込む。つまり、採番ファイル
36は、採番処理部5によって200から300,40
0,・・・と更新されることになる。また、業務データ
ベース43には、業務アプリケーション実行部52によ
って“124:ビデオ”に続いて“201:テレビ”が
登録されることになる。
【0047】本実施の形態によれば、稼働中の一次系計
算機40のメモリ上にのみ保持されていた最新の管理番
号が障害により消去されたとしても、採番ファイル46
に記録されている管理番号に採番初期化部58が予め保
持する初期値を加えることによって初期化し、二次系計
算機50においてはその初期化した管理番号に基づいて
順次増加させる採番を行うようにしたので、一次系計算
機40及び二次系計算機50で重複した管理番号が採番
されることはない。なお、本実施の形態においては、管
理番号を採番ファイル46へ書き込む際、ファイルキャ
ッシュの存在による問題を解消するために強制的に書き
込まむようにする。しかし、本実施の形態の場合、N回
のうち一度だけ書込み処理が行われるだけなのでパフォ
ーマンスの問題も生じない。
【0048】実施の形態4.上記実施の形態3における
二重系システムでは、一次系計算機40から二次系計算
機50へ業務処理を切り替えた場合を例にして説明し
た。本実施の形態においては、上記実施の形態3で説明
した一次系計算機40が持つ構成要素を二次系計算機5
0に、二次系計算機50が持つ構成要素を一次系計算機
40に、それぞれ持たせることによって上記と逆に二次
系計算機50から一次系計算機40へ更に業務処理を切
り替えた場合でも重複した管理番号が採番されないよう
にすることができる。ここで、具体的な例をあげるとす
る。
【0049】一次系計算機40に初期値M=100を予
め保持する採番初期化部を設けた場合、稼働中の二次系
計算機50が最新の管理番号“789”を採番している
とき、採番ファイル46には、採番処理部55によって
“700”が記録されているはずである。ここで、二次
系計算機50に障害が発生して一次系計算機40に切り
替わったとき、一次系計算機40では、管理番号が採番
初期化部により初期化され、“801”から採番が開始
されることになる。
【0050】このようにして、双方の計算機40,50
に同一の構成要素を持たせることで相互に業務処理が切
り替わったときでも重複した採番がされることはない。
なお、各計算機40,50の採番初期化部がそれぞれ保
持する初期値は必ずしも同値である必要はない。
【0051】実施の形態5.上記各実施の形態では、2
台の計算機から構成される二重系システムに本発明に係
る自動採番システムを適用した例で説明したが、本実施
の形態では、複数台の計算機から構成されるデータ複製
型のクラスタシステムに適応した場合を例にして説明す
る。図8は、本実施の形態におけるクラスタシステムの
概略的な全体構成図である。図8には、それぞれ計算機
A、計算機B、計算機Cと名付けられた3台の計算機6
0,70,80から構成されたクラスタシステムが示さ
れている。
【0052】計算機Aは、正常に稼動しているときには
業務Aを実行するための稼動計算機である。同様に、計
算機Bは業務Bを実行するための稼動計算機であり、計
算機Cは業務Cを実行するための稼動計算機である。そ
れぞれ稼動計算機として動作するための構成要素(稼動
系)61,72,83は、図1に示した一次系計算機2
0が有する構成要素と同様である。従って、計算機A
は、業務Aに使用するマスタとなる業務データベース6
4及び採番ファイル65を有している。同様に、計算機
Bは、業務Bに使用するマスタとなる業務データベース
76及び採番ファイル77を、計算機Cは、業務Cに使
用するマスタとなる業務データベース88及び採番ファ
イル89をそれぞれ有している。
【0053】また、計算機B及び計算機Cは、計算機A
が正常に稼動しているときの業務Aにおける待機計算機
でもある。同様に、計算機C及び計算機Aは、計算機B
が正常に稼動しているときの業務Bにおける待機計算機
でもあり、計算機A及び計算機Bは、計算機Cが正常に
稼動しているときの業務Cにおける待機計算機でもあ
る。すなわち、各計算機60,70,80は、他の稼動
計算機の待機計算機を兼用している。それぞれ待機計算
機として動作するための構成要素(待機系)62,6
3,71,73,81,82は、図1に示した二次系計
算機30が有する構成要素と同様である。従って、計算
機B及び計算機Cは、それぞれ業務Aに使用する複製さ
れた業務データベース74,84及び採番ファイル7
5,85を有している。同様に、計算機C及び計算機A
は、それぞれ業務Bに使用する複製された業務データベ
ース86,66及び採番ファイル87,67をそれぞれ
有しており、計算機A及び計算機Bは、それぞれ業務C
に使用する複製された業務データベース68,78及び
採番ファイル69,79をそれぞれ有している。
【0054】本実施の形態における動作は、基本的には
実施の形態1において示した図2、図4と同様であるの
で、詳細な処理内容の説明は省略する。但し、本実施の
形態の場合、図2のステップ106において二次系計算
機への通知先が1台ではなく複数となる。例えば、業務
Aに関する業務処理の実行を例にすると、計算機Aは、
待機計算機である計算機B,Cに最新の管理番号を通知
することになる(ステップ106)。そして、計算機
B,C双方からの返答を受信したときに(ステップ10
7)、業務Aを実行している業務アプリケーション実行
部へ採番結果を返答することになる(ステップ10
5)。
【0055】また、計算機Aに障害が発生したとする
と、予め決められている優先順位に基づき計算機B又は
計算機Cが業務Aを引き継いで行うことになる。このよ
うに、1台の稼動計算機に対し複数台の待機計算機が定
義されているときには、その稼動計算機の業務処理を引
き継ぐ待機計算機の優先順位を予め定義しておく必要が
ある。なお、引継先の計算機では、2つの異なる業務が
同時並行して行われることになる。
【0056】このように、複数の異なる業務が同時並行
して実行されるクラスタシステムにおいても、各業務に
おいては管理番号を重複することなく採番することがで
きる。なお、各業務A,B,Cは、全く異なる業務なの
で業務間においては重複しても何ら問題はない。
【0057】本実施の形態では、各計算機において各業
務の稼動系、待機系それぞれが持つ構成要素を簡単に実
施の形態1において説明した一次系又は二次系計算機と
同様であるとしたが、例えば、系切替管理部は、稼動系
及び待機系共通に使用することができる。また、業務ア
プリケーション実行部や採番処理部なども扱うデータに
業務A,B,Cを識別できる業務識別子などを付加すれ
ば、共用することも可能である。また、本実施の形態で
は、3台の計算機で構成したクラスタシステムを例にし
たが、もちろん、4台以上の計算機から構成した場合で
も適用可能であることは、いうまでもない。また、どの
計算機をある稼動計算機に対する待機計算機にするか
は、任意に設定することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、計算機がそれぞれ所有
するデータベースを常時複製しておくようなデータ複製
型の二重系システムや共通の採番ファイルやデータベー
スを使用するデータベース切替型の二重系システム、あ
るいはクラスタシステムにおいて、データ処理を行う計
算機が他の計算機に切り替わった場合にも採番の重複を
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における二重系システムのブロ
ック構成図である。
【図2】 実施の形態1における一次系計算機の正常稼
働時における採番処理を示したフローチャートである。
【図3】 図1に示した二重系システムにおいて業務処
理を行う計算機が一次系計算機から二次系計算機へ切り
替わったときのブロック構成図である。
【図4】 実施の形態1における二次系計算機の業務処
理切替時の処理を示したフローチャートである。
【図5】 実施の形態3における二重系システムのブロ
ック構成図である。
【図6】 図5に示した二重系システムにおいて業務処
理を行う計算機が一次系計算機から二次系計算機へ切り
替わったときのブロック構成図である。
【図7】 実施の形態3における一次系計算機の正常稼
働時における採番処理を示したフローチャートである。
【図8】 実施の形態5におけるクラスタシステムの概
略的な全体構成図である。
【図9】 データベースの複製による二重系システムに
おける従来の自動採番システムを示したブロック構成図
である。
【図10】 図9に示した二重系システムにおいて一次
系計算機に障害が発生しシステムがダウンしたときにお
ける二次系計算機のブロック構成図である。
【図11】 データベース切替型の二重系システムにお
ける従来の自動採番システムを示したブロック構成図で
ある。
【図12】 図11に示した二重系システムにおいて一
次系計算機に障害が発生しシステムがダウンしたときに
おける二次系計算機のブロック構成図である。
【符号の説明】
20,40 一次系計算機、21,31,41,51
系切替管理部、22,32,42,52 業務アプリケ
ーション実行部、23,33,43,64,66,6
8,74,76,78,84,86,88 業務データ
ベース、24 データ通知部、25,35,45,55
採番処理部、26,36,46,65,67,69,
75,77,79,85,87,89 採番ファイル、
27 管理番号通知部、30,50 二次系計算機、3
4 データ更新部、37 管理番号更新部、38,58
採番初期化部、49,59 管理番号保持部、60,
70,80 計算機、61,72,83 構成要素(稼
動系)、62,63,71,73,81,82 構成要
素(待機系)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理を実行する稼動計算機と、デ
    ータ処理を実行している前記稼動計算機に障害が発生し
    た時、前記稼動計算機に切り替わってそのデータ処理を
    引き継いで行う待機計算機との自動採番を行う自動採番
    システムにおいて、 稼動/待機計算機に搭載され、かつこの搭載された前記
    計算機からのデータを識別するために付与する管理番号
    の採番要求に応じて、付与済みの管理番号を順次変化さ
    せることによって採番するとともにその採番した管理番
    号を採番要求をしてきた前記計算機の採番ファイルに保
    持する第1の採番処理手段と、 N(Nは正整数)回に一度、前記稼動計算機の前記第1
    の採番処理手段で採番した最新の管理番号で前記待機計
    算機の採番ファイルを更新する管理番号同一化手段と、 前記待機計算機において初期値M(M≧N、Mは正整
    数)を予め保持しておき、前記待機計算機が前記稼動計
    算機から引き継いだデータ処理を開始する前に前記待機
    計算機の採番ファイルに記録されている管理番号を前記
    初期値によって初期化する採番初期化手段と、 前記待機計算機において前記採番初期化手段で初期化し
    た管理番号に基づいて採番を開始する第2の採番処理手
    段と、 を有することを特徴とする自動採番システム。
  2. 【請求項2】 固有のデータベースを所有し、正常稼働
    時にデータ処理を実行する一次系計算機と、 前記一次系計算機が所有するデータベースと同一内容の
    固有のデータベースを有し、前記一次系計算機の障害発
    生時に切り替わってそのデータ処理を引き継いで行う二
    次系計算機と、 を有し、前記一次系計算機のデータベースの更新内容を
    適当なタイミングで前記二次系計算機のデータベースに
    複製することによってデータベースの同一性を維持する
    データ複製型の二重系システムにおいて、 前記一次系/二次系計算機は、 相互の稼動状態を常時監視し、計算機の稼働状況に応じ
    てデータ処理を実行する計算機の切替制御を行う系切替
    管理手段と、 データ処理アプリケーションを実行するアプリケーショ
    ン実行手段と、 を有し、 前記一次系計算機は、 前記アプリケーション実行手段からのデータを識別する
    ために付与する管理番号の採番要求に応じて、付与済み
    の管理番号を順次変化させることによって採番するとと
    もにその採番した管理番号を採番要求してきた計算機の
    採番ファイルに保持する第1の採番処理手段と、 N(Nは正整数)回に一度、前記一次系計算機の前記第
    1の採番処理手段で採番した最新の管理番号で前記二次
    系計算機の採番ファイルを更新するように最新の管理番
    号を通知する管理番号通知手段と、 を有し、 前記二次系計算機は、 通知された管理番号で前記二次系計算機の採番ファイル
    を更新する管理番号更新手段と、 初期値M(M≧N、Mは正整数)を予め保持しておき、
    前記二次系計算機が前記一次系計算機から引き継いだデ
    ータ処理を開始する前に前記二次系計算機の採番ファイ
    ルに記録されている管理番号を前記初期値によって初期
    化する採番初期化手段と、 前記採番初期化手段で初期化した管理番号に基づいて採
    番を開始する第2の採番処理手段と、 を有することを特徴とする二重系システム。
  3. 【請求項3】 固有のデータベースを所有し、正常稼働
    時にデータ処理を実行する一次系計算機と、 前記一次系計算機が所有するデータベースと同一内容の
    固有のデータベースを有し、前記一次系計算機の障害発
    生時に切り替わってそのデータ処理を引き継いで行う二
    次系計算機と、 を有し、前記一次系計算機のデータベースの更新内容を
    適当なタイミングで前記二次系計算機のデータベースに
    複製することによってデータベースの同一性を維持する
    二重系システムにおいて、 前記一次系/二次系計算機は、 相互の稼動状態を常時監視し、計算機の稼働状況に応じ
    てデータ処理を実行する計算機の切替制御を行う系切替
    管理手段と、 データ処理アプリケーションを実行するアプリケーショ
    ン実行手段と、 前記アプリケーション実行手段からのデータを識別する
    ために付与する管理番号の採番要求に応じて、付与済み
    の管理番号を順次変化させることによって採番するとと
    もにその採番した管理番号を採番要求してきた計算機の
    採番ファイルに保持する第1の採番処理手段と、 N(Nは正整数)回に一度、稼働中の計算機において採
    番した最新の管理番号で待機中の計算機の採番ファイル
    を更新する管理番号同一化手段と、 初期値M(M≧N、Mは正整数)を予め保持しておき、
    前記待機中の計算機が前記稼働中の計算機から引き継い
    だデータ処理を開始する前に前記待機中の計算機の採番
    ファイルに記録されている管理番号を前記初期値によっ
    て初期化する採番初期化手段と、 前記採番初期化手段で初期化した管理番号に基づいて採
    番を開始する第2の採番処理手段と、 を有することを特徴とする二重系システム。
  4. 【請求項4】 データ処理を実行する稼動計算機と、デ
    ータ処理を実行している前記稼動計算機に障害が発生し
    た時、前記稼動計算機に切り替わってそのデータ処理を
    引き継いで行う待機計算機との自動採番を行う自動採番
    システムにおいて、 稼動/待機計算機に搭載され、かつこの搭載された前記
    計算機からのデータを識別するために付与する管理番号
    の採番要求に応じて、付与済みの管理番号を順次変化さ
    せることによって採番するとともにその採番した管理番
    号を前記各計算機共有の採番ファイルに保持する第1の
    採番処理手段と、 前記待機計算機が前記稼動計算機から引き継いだデータ
    処理を開始する前に前記採番ファイルに記録されている
    管理番号を予め保持しておいた初期値によって初期化す
    る採番初期化手段と、 前記待機計算機において前記採番初期化手段で初期化し
    た管理番号に基づいて採番を開始する第2の採番処理手
    段と、 を有することを特徴とする自動採番システム。
  5. 【請求項5】 正常稼働時にデータ処理を実行する一次
    系計算機と、 前記一次系計算機の障害発生時に切り替わってそのデー
    タ処理を引き継いで行う二次系計算機と、 前記各計算機が共有するデータベースと、 を有するデータデータベース切替型の二重系システムに
    おいて、 前記一次系/二次系計算機は、 相互の稼動状態を常時監視し、計算機の稼働状況に応じ
    てデータ処理を実行する計算機の切替制御を行う系切替
    管理手段と、 データ処理アプリケーションを実行するアプリケーショ
    ン実行手段と、 を有し、 前記一次系計算機は、前記アプリケーション実行手段か
    らのデータを識別するために付与する管理番号の採番要
    求に応じて、付与済みの管理番号を順次変化させること
    によって採番するとともにその採番した管理番号を前記
    各計算機共有の採番ファイルに保持する第1の採番処理
    手段を有し、 前記二次系計算機は、 前記二次系計算機が前記一次系計算機から引き継いだデ
    ータ処理を開始する前に前記二次系計算機の採番ファイ
    ルに記録されている管理番号を予め保持しておいた初期
    値によって初期化する採番初期化手段と、 前記採番初期化手段で初期化した管理番号に基づいて採
    番を開始する第2の採番処理手段と、 を有することを特徴とする二重系システム。
  6. 【請求項6】 正常稼働時にデータ処理を実行する一次
    系計算機と、 前記一次系計算機の障害発生時に切り替わってそのデー
    タ処理を引き継いで行う二次系計算機と、 前記各計算機が共有するデータベースと、 を有するデータデータベース切替型の二重系システムに
    おいて、 前記一次系/二次系計算機は、 相互の稼動状態を常時監視し、計算機の稼働状況に応じ
    てデータ処理を実行する計算機の切替制御を行う系切替
    管理手段と、 データ処理アプリケーションを実行するアプリケーショ
    ン実行手段と、 前記アプリケーション実行手段からのデータを識別する
    ために付与する管理番号の採番要求に応じて、付与済み
    の管理番号を順次変化させることによって採番するとと
    もにその採番した管理番号を前記各計算機共有の採番フ
    ァイルに保持する第1の採番処理手段と、 待機中の前記計算機が稼働中の前記計算機から引き継い
    だデータ処理を開始する前に前記採番ファイルに記録さ
    れている管理番号を予め保持しておいた初期値によって
    初期化する採番初期化手段と、 前記採番初期化手段で初期化した管理番号に基づいて採
    番を開始する第2の採番処理手段と、 を有することを特徴とする二重系システム。
  7. 【請求項7】 固有のデータベースを所有し、正常稼働
    時にデータ処理を実行する複数の稼動計算機と、 前記各稼動計算機が所有するデータベースと同一内容の
    固有のデータベースを有し、前記稼動計算機の障害発生
    時に切り替わってそのデータ処理を引き継いで行う待機
    計算機と、 を有し、前記稼動計算機のデータベースの更新内容を適
    当なタイミングで前記待機計算機のデータベースに複製
    することによってデータベースの同一性を維持するデー
    タ複製型のクラスタシステムにおいて、 前記稼動/待機計算機は、 前記各計算機の稼動状態を常時監視し、前記計算機の稼
    働状況に応じてデータ処理を実行する計算機の切替制御
    を行う系切替管理手段と、 データ処理アプリケーションを実行するアプリケーショ
    ン実行手段と、 を有し、 前記稼動計算機は、 前記アプリケーション実行手段からのデータを識別する
    ために付与する管理番号の採番要求に応じて、付与済み
    の管理番号を順次変化させることによって採番するとと
    もにその採番した管理番号を自己の採番ファイルに保持
    する第1の採番処理手段と、 N(Nは正整数)回に一度、前記稼動計算機の前記第1
    の採番処理手段で採番した最新の管理番号で前記待機計
    算機の採番ファイルを更新するように最新の管理番号を
    通知する管理番号通知手段と、 を有し、 前記待機計算機は、 通知された管理番号で自己の採番ファイルを更新する管
    理番号更新手段と、 初期値M(M≧N、Mは正整数)を予め保持しておき、
    前記待機計算機が前記稼動計算機から引き継いだデータ
    処理を開始する前に前記待機計算機の採番ファイルに記
    録されている管理番号を前記初期値によって初期化する
    採番初期化手段と、 前記採番初期化手段で初期化した管理番号に基づいて採
    番を開始する第2の採番処理手段と、 を有し、 前記稼動計算機は、他の前記稼動計算機の待機計算機を
    兼用することを特徴とするクラスタシステム。
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