JPH11345118A - 車載用情報処理装置及び記録媒体 - Google Patents

車載用情報処理装置及び記録媒体

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JPH11345118A
JPH11345118A JP10154495A JP15449598A JPH11345118A JP H11345118 A JPH11345118 A JP H11345118A JP 10154495 A JP10154495 A JP 10154495A JP 15449598 A JP15449598 A JP 15449598A JP H11345118 A JPH11345118 A JP H11345118A
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Akihiko Nojima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ及びプログラムの異常を容易に検出す
ることができる車載用情報処理装置を得る。 【解決手段】 車載側通信装置で情報通信またはCD−
ROMに対するアクセスがあるとこれら情報をメモリに
記憶し(100〜106)、記憶したデータやプログラ
ムの更新や新規追加の処理が発生する可能性があるので
ウィルス検査の実行有無を表すウィルスチェックフラグ
をセットする(108)。情報通信やCD−ROMへ非
アクセスのときはウィルスチェックフラグを維持する
(110、112)。ACCスイッチがオフされると、
ウィルスチェックフラグがセットされているとき、ウィ
ルスチェック処理を行う。また、ACCスイッチがオン
されると、ウィルスが混入している場合、プログラムや
データのローディングを禁止し、ウィルス駆除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用情報処理装
置及び記録媒体にかかり、特に、メモリ等に記憶された
データ及びプログラムの異常を検出する車載用情報処理
装置及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ドライバーへ目的地までの経路や
現在位置周辺の地図画像等を提供するナビゲーションシ
ステムを搭載した車両が増加している。このナビゲーシ
ョンシステムには、映像情報を表示するためのディスプ
レイ装置を備えており、ディスプレイ装置に自己の車両
周辺の地図と自己の車両の位置とを画像により表示可能
である。このディスプレイ装置には車両の現在位置や目
的地までの経路を表示してドライバーに経路等の情報を
提供できる。
【0003】情報提供の元となる地図は時々刻々と変化
するので、地図画像等のデータは最新のものに更新する
ことが好ましい。また、ナビゲーションシステムにおい
て可能であるサービスも時々刻々と変化しているので、
ナビゲーションシステムの処理、すなわちプログラム自
体も更新したり新規機能を追加したりして(所謂バージ
ョンアップやグレードアップ)、最新のサービスの提供
を可能とすることが好ましい。
【0004】そこで、外部メモリ(データベース媒体)
を用いて、ナビゲーションシステムのソフトウェアを最
新のものに更新するナビゲーションシステムが知られて
いる(特開平8−68644号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
電話回線や無線回線等を通じてオンラインでデータやプ
ログラムを提供することが盛んである。このように、オ
ンラインでデータやプログラムを提供するには、そのデ
ータやプログラムは正規(正常)のものであることが前
提である。不完全なデータやプログラムあるいは所謂ウ
ィルス混入のデータやプログラムが提供されてメモリ等
に記憶されている場合、正常に処理が遂行できないこと
がある。従って、従来のナビゲーションシステムでは、
最新のソフトウェアに自動的に更新するので、例えばソ
フトウェアにウィルスが混入している等の異常があった
場合に、これを回避することができない。
【0006】本発明は、上記事実を考慮して、データ及
びプログラムの異常を容易に検出することができる車載
用情報処理装置及び記録媒体を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明の車載用情報処理装置は、デー
タを記憶しかつ該データを用いて予め定めた処理を実行
するプログラムを記憶した記憶手段と、前記データ及び
プログラムの少なくとも一方について外部から少なくと
も一部の更新及び追加の少なくとも一方を行う提供手段
と、記憶されたデータ及びプログラムを用いて前記処理
を実行する実行手段と、前記実行手段の非実行時に、前
記プログラム及びデータの異常を検出する検出手段と、
を備えている。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車載用情報処理装置において、前記検出手段は、ウィ
ルス混入を検査する検査手段を有し、検査手段の検査結
果に基づいて異常を検出することを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の車載用情報処理装置において、前記検出手段
は、前記プログラム及びデータの少なくとも一方が更新
または新規追加されたときに異常を検出することを特徴
とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、において、前記
検出手段は、車両電源遮断時に動作可能に構成されかつ
車両電源遮断時に異常を検出することを特徴とする請求
項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車載用情報処理
装置。
【0011】請求項5に記載の発明は、コンピュータに
より記憶されたデータ及びプログラムの異常を検出する
ための車載用情報処理プログラムを記録した記録媒体で
あって、データ及び該データを用いて予め定めた処理を
実行するプログラムを用いて該処理を実行させ、前記処
理の非実行時に、ウィルス混入を検査させ、検査結果に
基づいて前記プログラム及びデータの異常を検出させる
ことを特徴とする。
【0012】請求項1の発明では、記憶手段に、データ
を記憶しかつ該データを用いて予め定めた処理を実行す
るプログラムが記憶されている。実行手段は、記憶手段
に記憶されたデータ及びプログラムを用いて処理を実行
する。この処理には、車載されたナビゲーションシステ
ムの地図画像を表示する機能等を実行する処理がある。
データやプログラムは最新かつ新規のものに更新した
り、追加したりすることが望まれる。そこで、記憶手段
に記憶されたデータ及びプログラムの少なくとも一方に
ついては、提供手段によって、外部から少なくとも一部
の更新及び追加の少なくとも一方を行うことができる。
このように、データやプログラムの更新や追加を行った
場合、更新や追加を行ったデータやプログラムが異常で
ある場合がある。そこで、検出手段は、実行手段の非実
行時に、プログラム及びデータの異常を検出する。この
検出はその処理が高負荷であることがあるが、実行手段
の非実行時に実行することによって、これを回避するこ
とができる。このように、実行手段の非実行時にプログ
ラム及びデータの異常を検出することができるので、デ
ータ及びプログラムの異常を容易に検出することができ
る。
【0013】データやプログラムには、ウィルスが混入
していることがある。そこで、請求項2にも記載したよ
うに、ウィルス混入を検査する検査手段の検査結果に基
づいて異常を検出することによって、データやプログラ
ムへのウィルス混入を検査でき、ウィルス混入による異
常を容易に検出することができる。。上記異常検出は、
その処理が高負荷であるとき、常時検出していたり、度
々検出したりすると、装置全体の負担が増加する。そこ
で、請求項3にも記載したように、前記検出手段は、前
記プログラム及びデータの少なくとも一方が更新または
新規追加されたときに異常を検出する。これによって、
異常が発生する可能性が高いときにのみ検出することが
可能となるので、装置全体の負担を軽減させることがで
きる。
【0014】車両に搭載された電子機器は、各々通電中
には所定の処理が実行されており、上記のような異常検
出は負担になることがある。そこで、請求項4にも記載
したように、前記検出手段は、車両電源遮断時に動作可
能に構成されかつ車両電源遮断時に異常を検出する。こ
のようにすることによって、他の電子機器に対する負担
を増加させることなく、異常検出することができる。
【0015】なお、データ及びプログラムの異常の検出
は、請求項5に記載の記録媒体に記録した車載用情報処
理プログラムの実行によって実現可能である。詳細に
は、コンピュータにより、記憶されたデータ及びプログ
ラムの異常を検出するための車載用情報処理プログラム
を記録した記録媒体であって、車載用情報処理プログラ
ムは、データ及び該データを用いて予め定めた処理を実
行するプログラムを用いて該処理を実行させ、処理の非
実行時に、ウィルス混入を検査させ、検査結果に基づい
て前記プログラム及びデータの異常を検出させる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態はナビ
ゲーション装置に本発明を適用したものである。なお、
本実施の形態のナビゲーション装置は、地上側から最新
の地図情報等を入手可能なものである。
【0017】図1に示すように、本実施の形態のナビゲ
ーション装置10は、装置本体12を備えている。装置
本体12は、CPU14、RAM16、ROM18、入
出力ポート(I/O)24、からなるマイクロコンピュ
ータで構成され、各々はコマンドやデータの授受が可能
なようにバス26によって接続されている。なお、RO
M18には、装置本体12において実行される後述する
処理ルーチンが記憶されている。
【0018】上記装置本体12の入出力ポート24に
は、コマンドやデータを入力するためのキーボード等の
入力装置34が接続されると共に、地図情報や文字情報
及び図形情報による画像を表示するための液晶表示装置
等のディスプレイ装置30が接続されている。また、入
出力ポート24には、音声情報を提供するためのスピー
カ32Aが、音声合成装置32を介して接続され、地図
情報等を記憶したCD−ROM装置やハードディスク装
置等のメモリ38が接続されている。
【0019】また、入出力ポート24には、車両挙動セ
ンサ36が接続されている。この車両挙動センサ36
は、車両の挙動を検出するセンサであり、主にナビゲー
ションに関連する情報を入手するためのものである。例
えば、GPS等の車両の現在位置や方向・方位を検出す
るための現在位置検出器がある。また、車両に装備され
たステアリングホイールの回転角(操舵角)を検出する
操舵角センサ、スピードメータ等に取り付けられ車速V
を検出する車速センサ、及び方向指示を検出するターン
シグナルスイッチ等の車両の挙動を出力する車両センサ
を用いることもできる。なお、この車両センサには、走
行距離計から出力される走行距離を車両の状態として出
力する距離センサを含むこともできる。
【0020】上記車両挙動センサ36には、イグニッシ
ョンキーの回転によってなされる、アクセサリ(AC
C)スイッチのオン状態であるかオフ状態であるかを検
出する検出器を含んでいる。
【0021】また、入出力ポート24には、地上側に設
置されたアンテナ44Aを備えた地上側通信装置44と
の間で情報授受するための車載側通信装置40が接続さ
れている。この車載側通信装置40は、アンテナ40A
で受信した信号を装置本体12と授受可能なデジタル信
号に変換して出力するための通信インタフェース42を
備えている。車載側通信装置40の一例は、VICS情
報を受信する受信装置、FM多重放送を受信する受信装
置、携帯電話や自動車電話等の無線電話回線を受信する
受信装置、車両に対して情報を提供するために車両に向
けて放射される所定の電波(所謂ビーコン)を受信する
ための受信装置がある。この車載側通信装置40で受信
した情報は、更新や追加のためにメモリ38に記憶可能
とされる(詳細は後述)。
【0022】なお、上記では、車載側通信装置40と地
上側通信装置44との間で無線により情報授受する構成
を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えばネットワーク接続のように、ケーブル接続した情
報授受装置との間で情報授受する場合にも適用可能であ
ることはもちろんである。
【0023】上記の入出力ポート24には、記録媒体と
してのフロッピーディスク(以下、FDという)が挿抜
可能なフロッピーディスクユニット(以下、FDUとい
う)が接続されている。なお、後述する処理ルーチン等
は、FDUを用いてFDに対して読み書き可能である。
従って、後述する処理ルーチンは、ROM18に記憶す
ることなく、予めFDに記録しておき、FDUを介して
FDに記録された処理プログラムを実行してもよい。ま
た、装置本体12にハードディスク装置等の大容量記憶
装置(図示省略)を接続し、FDに記録された処理プロ
グラムを大容量記憶装置(図示省略)へ格納(インスト
ール)して実行するようにしてもよい。また、記録媒体
としては、CD−ROM等の光ディスクや、MD,MO
等の光磁気ディスクがあり、これらを用いるときには、
上記FDUに代えてまたはさらにCD−ROM装置(メ
モリ38で兼ねてもよい)、MD装置、MO装置等を用
いればよい。
【0024】上記ナビゲーション装置10には、車載バ
ッテリー(図示省略)に接続され、常時電源供給が可能
にされているものとする。
【0025】次に、本実施の形態の作用を説明する。ナ
ビゲーション装置10に電源が投入されると図2に示す
処理ルーチンが所定時間毎に繰り返し実行される。な
お、この処理ルーチンは、通信による情報授受やコンパ
クトディスク等から情報読出等のアクションが発生した
ときに実行されるようにしてもよい。
【0026】また、以下の説明では、ウィルス検査の実
行有無を表すウィルスチェックフラグC及びウィルスが
混入した状態であるか否かを表すウィルス混入フラグV
を用いており、ナビゲーション装置10をバッテリー
(図示省略)に接続した当初には初期値として共にリセ
ット(C=0,V=0))されているものとする。
【0027】ところで、乗員はイグニッションキーの回
転でエンジン始動させてから、短時間で発進可能な状態
にしたいという要望が多い。しかしながら、データやプ
ログラムの異常原因の1つであるウィルスについて、そ
の混入を検査するウィルスチェックの処理は、周知のよ
うに、既存のウィルスパターンを参照しながらそのウィ
ルスパターンチェックを行うものが多く、メモリ内のフ
ァイル(データやプログラムを構成する単位)の更新や
削除、追加に比べて処理負荷が大きい。エンジン始動以
前には、ACCスイッチがオンしてナビゲーション装置
が起動されるが、この起動時にウィルスチェックを行う
と、処理負荷が大きいために、発進可能な状態に至るま
でに時間を要することになる。
【0028】そこで、本実施の形態では、ACCスイッ
チのオンオフをタイミングとしてウィルスチェックの処
理とウィルスチェックによって発見した異常なデータや
プログラムの削除やウィルス駆除の処理を分離してい
る。
【0029】なお、本実施の形態では、ウィルスチェッ
クを行う処理プログラム及びパターンデータ(ウィルス
パターン)は、予めROMまたはメモリに記憶されてお
り、指示によって実行可能な構成とされている。
【0030】図2のステップ100では、車載側通信装
置40による情報通信が要求されたか否かを判断し、情
報通信が要求されたときにステップ100で肯定され、
次のステップ102において情報通信すると共に、その
情報をメモリ38に記憶した後に、ステップ108へ進
む。情報通信の要求がないときはステップ100で否定
され、次のステップ104において、CD−ROMに対
するアクセスが要求されたか否かを判断する。CD−R
OMへのアクセスが要求されたときステップ104で肯
定され、次のステップ106においてCD−ROMから
情報を読み取ると共に、その情報をメモリ38に記憶し
た後に、ステップ108へ進む。ステップ108では、
上記のようにメモリ38に対する処理が発生しメモリ3
8に記憶したデータやプログラムの更新や新規追加の処
理が発生する可能性があるため、ウィルス検査の実行有
無を表すウィルスチェックフラグをセット(C=1)
し、本ルーチンを終了する。
【0031】一方、情報通信の要求がなく(ステップ1
00で否定)、かつCD−ROMへのアクセスの要求が
ないときは(ステップ104で否定)、メモリ38に対
する更新や新規追加の処理が発生しないため、ステップ
110へ進み、ウィルスチェックフラグがリセット(C
=0)か否かを判断し、ウィルスチェックフラグがリセ
ット(C=0)されているときは、次のステップ112
でウィルスチェックフラグのリセット(C=0)を維持
し、本ルーチンを終了する。一方、ウィルスフラグがす
でにセット(C=1)されているときはそのまま本ルー
チンを終了する。
【0032】このようにして、情報通信やCD−ROM
の読み取り等のように、他から情報を入手した場合に
は、ナビゲーション装置10の処理に関係するデータや
プログラムを記憶したメモリ38に対するデータやプロ
グラムの更新や新規追加の処理が発生する可能性がある
として、ウィルス検査を行うように設定している。
【0033】次に、ACCスイッチをオンした場合の処
理を説明する。ACCスイッチがオンされると、図3の
処理ルーチンが実行され、ステップ120において、ウ
ィルス混入フラグがセット(V=1)されているか否か
を判断する。ウィルス混入フラグがリセット(V=0)
されているときはステップ130へ進み、ナビゲーショ
ン装置10の処理に関係するデータやプログラムを記憶
したメモリ38から読み取り(所謂ローディング)、本
ルーチンを終了する。
【0034】一方、ウィルス混入フラグがセット(V=
1)されているときは、ステップ120で肯定され、次
のステップ122においてディスプレイ装置30へウィ
ルスが混入していることを表す情報を表示させると共
に、後に続く処理を遂行させるめ、電源供給を遮断しな
いように促すための情報を表示させる(図5(A)参
照)。次のステップ124では、プログラムやデータの
読み取り(所謂ローディング)処理を禁止する。これ
は、現時点では、ナビゲーション装置10の処理に関係
するデータやプログラム(メモリ38に記憶またはRA
Mに記憶)にウィルス混入の可能性が高いためである。
次のステップ126では、セットされたウィルス混入フ
ラグに対応するデータやプログラムを削除する。また
は、ウィルス混入フラグに対応するデータやプログラム
からウィルスを駆除する処理を行う。本実施の形態のス
テップ126では、削除や駆除の対象となるデータやプ
ログラムの名称を表示させて(図5(B)参照)、乗員
にウィルス混入に対する処理を実行することを促してい
る。次のステップ128では、ウィルス混入フラグをリ
セット(V=0)し、次のステップ130において、デ
ータやプログラムをローディングした後に、本ルーチン
を終了する。
【0035】次に、ACCスイッチをオフした場合の処
理を説明する。ACCスイッチがオフされると、図4の
処理ルーチンが実行され、ステップ140において、ウ
ィルスチェックフラグがセット(C=1)されているか
否かを判断する。ウィルスチェックフラグがリセット
(C=0)されているときは、ウィルスチェックが不要
であるため、そのままステップ152へ進み、ナビゲー
ション装置10を省電力モード(所謂スタンバイモー
ド)へ切り替えて本ルーチンを終了する。
【0036】一方、ウィルスチェックフラグがセット
(C=1)されているときは、ステップ140で肯定さ
れ、次のステップ142においてディスプレイ装置30
へウィルスの有無を検査する処理実行を表す情報を表示
させる(図5(C)参照)。次のステップ144では、
読み取ったプログラムやデータについてまたは記憶され
ている全てのプログラムやデータについてウィルスチェ
ック処理を行い、次のステップ146でウィルスチェッ
クフラグをリセット(C=0)する。次のステップ14
8では、ステップ144の検査処理結果からメモリ内に
ウィルスが混入しているか否かを判断する。メモリ内に
ウィルスは非混入との検査処理結果のときは、ステップ
148で否定され、そのままステップ152へ進む。
【0037】一方、メモリ内にウィルスが混入している
との検査処理結果のときは、ステップ148で肯定さ
れ、次のステップ150へ進み、ウィルス混入フラグを
セット(V=1)した後に、ステップ152においてス
タンバイモードへ切り替えた後に、本ルーチンを終了す
る。
【0038】このように、本実施の形態では、メモリに
対してアクセスがあったとき、すなわち、データやプロ
グラムの更新や追加が発生する可能性が高いときに、ウ
ィルスチェックする指示を行っている。これによって、
ウィルスチェックが不要である、通常のメモリ内に格納
されているデータやプログラムのみでの使用下では高負
荷のウィルスチェック処理へ移行することなく、必要な
ときに確実にウィルスチェックへ移行することができ
る。なお、本実施の形態では、CD−ROM等の着脱可
能な記憶媒体に対するアクセスであっても、データやプ
ログラムの更新や追加が発生する可能性があると想定
し、ウィルスチェックへ移行している。従って、より確
実にウィルスチェックへ移行することができる。
【0039】また、本実施の形態では、ACCスイッチ
のオンオフをタイミングとしてウィルスチェック及びウ
ィルス削除(駆除)を分離している。すなわち、高負荷
の処理を行っても乗員に違和感が少ないことが予想され
る、ACCスイッチオフ時にウィルスチェックを実行
し、ACCスイッチオン時にはウィルスチェックで発見
した異常なデータやプログラムの削除やウィルス駆除の
比較的低負荷の処理を実行する。これによって、極力乗
員に違和感や不快感を与えないように分散処理させるこ
とができる。
【0040】また、ウィルスチェック時にデータやプロ
グラムに異常が発見された場合には、データやプログラ
ムのローディングを禁止しているので、異常なデータを
用いることやプログラムを実行することはない。
【0041】なお、上記の実施の形態では、ACCスイ
ッチのオンオフをタイミングとしてウィルスチェック及
びウィルス削除(駆除)を分離したが、本発明は、これ
に限定されるものではい。例えば、ナビゲーション装置
が作動していない場合に処理(ウィルスチェック及びウ
ィルス駆除)を行うようにしてもよい。このナビゲーシ
ョン装置が作動していない場合には、ディスプレイ装置
にTV画像を表示させている状態やディスプレイ装置単
体の電源オフに移行したときがある。
【0042】また、ナビゲーション装置にはバッテリー
から常時電源が供給可能な状態にされているので(スタ
ンバイモード)、このスタンバイモード時に処理を行う
ようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明によれば、実行手段の非実行時にプログラム及びデ
ータの異常を検出することができるので、データ及びプ
ログラムの異常を容易に検出することができる、という
効果がある。
【0044】請求項2に記載した発明によれば、ウィル
ス混入の検査結果に基づいて異常を検出することができ
るので、データやプログラムへの混ウィルス入による異
常を容易に検出することができる、という効果がある。
【0045】請求項3に記載した発明によれば、プログ
ラムやデータの更新時や追加時に異常を検出することが
できるので、異常が発生する可能性が高いときにのみ検
出することが可能となり、装置全体の負担を軽減させる
ことができる、という効果がある。
【0046】請求項4に記載した発明によれば、車両電
源遮断時に異常を検出することができるので、他の電子
機器の処理や動作の影響に無関係に、データやプログラ
ムの異常検出を容易に行うことができる、という効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載用情報処理装置にかかる実施の形
態のナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本実施の形態のナビゲーション装置において実
行される処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】ACCスイッチがオンされたときに実行される
処理ルーチンの流れを示すフローチャートである。
【図4】ACCスイッチがオフされたときに実行される
処理ルーチンの流れを示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態のナビゲーション装置の構成要素
であるディスプレイ装置の画面を示すイメージ図であ
る。
【符号の説明】
10 ナビゲーション装置 30 ディスプレイ装置 36 車両挙動センサ 38 メモリ 40 車載側通信装置 44 地上側通信装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶しかつ該データを用いて予
    め定めた処理を実行するプログラムを記憶した記憶手段
    と、 前記データ及びプログラムの少なくとも一方について外
    部から少なくとも一部の更新及び追加の少なくとも一方
    を行う提供手段と、 記憶されたデータ及びプログラムを用いて前記処理を実
    行する実行手段と、 前記実行手段の非実行時に、前記プログラム及びデータ
    の異常を検出する検出手段と、 を備えた車載用情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、ウィルス混入を検査す
    る検査手段を有し、検査手段の検査結果に基づいて異常
    を検出することを特徴とする請求項1に記載の車載用情
    報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記プログラム及びデ
    ータの少なくとも一方が更新または新規追加されたとき
    に異常を検出することを特徴とする請求項1または2に
    記載の車載用情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、車両電源遮断時に動作
    可能に構成されかつ車両電源遮断時に異常を検出するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記
    載の車載用情報処理装置。
  5. 【請求項5】 コンピュータにより、記憶されたデータ
    及びプログラムの異常を検出するための車載用情報処理
    プログラムを記録した記録媒体であって、 データ及び該データを用いて予め定めた処理を実行する
    プログラムを用いて該処理を実行させ、 前記処理の非実行時に、ウィルス混入を検査させ、検査
    結果に基づいて前記プログラム及びデータの異常を検出
    させることを特徴とする車載用情報処理プログラムを記
    録した記録媒体。
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Cited By (10)

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