JP2007271380A - ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来は受信される都度、レベル1の文字情報として表示されていた「緊急情報」又は「注意警戒情報」の表示方法を改善したナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】ビーコン受信・処理部が受信したVICS情報に含まれ、表示部に文字情報で表示される「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を記憶するROMのバッファ領域と、主制御部とが備えられている。ビーコン受信・処理部が受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれる場合に(ステップS13)、受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」をバッファ領域の記憶内容と主制御部が比較する(ステップS15)。比較結果が一致した場合、主制御部は、ビーコン受信・処理部が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を表示部に表示しない(ステップS17)。
【選択図】図2

Description

本発明は、車輌用のナビゲーション装置、即ち車載ナビゲーション装置に関し、より具体的にはVICS(Vehicle Information and Communication System) の表示方法を改善したナビゲーション装置に関する。また本発明はそのようなナビゲーション装置により実行されるナビゲーション方法、更にはそのようなナビゲーション方法をコンピュータシステムで実行するためのコンピュータプログラムに関する。
車輌用のナビゲーション装置(車載ナビゲーション装置)は、通常は現在の推定位置を地図データとマップマッチングすることにより、道路上を走行しているように表示装置上に表示する。また、出発地(通常はナビゲーション装置自身が検出している)と目的地とを運転者が設定することにより、その間の最適経路を探索する機能をも有している。
一方、近年、VICSと称されるサービスが普及している。VICSは、VICSセンターで編集し、処理された渋滞、交通規制等の道路交通情報をリアルタイムで走行中の車輌(自動車)へ高速道路では電波ビーコンで、主要な一般道では光ビーコンで、更にはFM多重放送で広域に送信し、ナビゲーション装置等の車載装置に文字、画像等で表示するシステムである。なお、特許文献1にはVICSにより受信した情報を表示するための車載装置の表示装置に関する発明が開示されている。
VICSにより車載装置に表示される情報(以下、VICS情報という)にはレベル1〜3の種類がある。レベル1ではVICS情報が30字(15字×2行)程度の文字情報として表示される。レベル2ではVICS情報がパターン化された比較的単純な図形及び文字で表示される。レベル3ではナビゲーション装置の画面に表示されている地図画像上に種々のマークを重畳して表示することによりVICS情報が表示される。
一方、VICS情報で表示される情報の内容には、渋滞情報、交通障害情報(事故、故障車、道路工事等)、交通規制情報(通行止、車線規制等)、駐車場の案内情報等がある。更に、地震発生時、災害発生時等には「緊急情報」又は「注意警戒情報」がレベル1で、即ち文字情報で表示される。
図5はナビゲーション装置の液晶パネル等の表示部の画面に「注意警戒情報」が表示された状態を例示する模式図である。画面には地図画像が表示されており、この地図画像上に自車の位置及び進行方向が矢印で示されている。そして、そのような地図画像上に「注意警戒情報」がレベル1、即ち31字(15.5字×2行)以内の文字情報で重畳表示されている。
特開平11−268554号公報
ところで、上述したVICS情報により表示される種々の情報は本来的には車輌を運転している運転者によって取捨選択されるべきものであり、また運転者が一旦認識して確認すれば再度の表示は不要な情報もあり得る。従って、一旦表示されたVICS情報を運転者が消去したとしても、VICS情報が取得される都度、同一のVICS情報が再度表示される場合があり得る。この場合にはその都度、運転者が情報を消去する操作を行なう必要性に迫られるという問題がある。このような事情からたとえば、レベル2である渋滞図形情報に関しては運転者が予め設定を行なっておくことにより、表示されないように、または受信後の所定時間の間のみ表示されるように設定することが可能である。
しかしながら、前述した「緊急情報」又は「注意警戒情報」に関してはその内容の重要性に鑑み、上述の渋滞図形情報のように表示されないように、または所定時間後には自動的に消去されるように設定することはできない。従って、受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれる場合は、その都度、「緊急情報」又は「注意警戒情報」が文字情報として表示されるので、その都度、運転者が表示を解除する操作を行なう必要がある。「緊急情報」又は「注意警戒情報」は重要な情報ではあるが、同一の内容であれば一旦認識して確認すればよい情報であり、しかも「緊急情報」又は「注意警戒情報」は前述したように文字情報で表示されるレベル1の情報である。
従って、図5に示したように、「緊急情報」又は「注意警戒情報」がナビゲーション装置の画面に表示された場合、地図画像の一部が隠されるので、自車の進行方向の状況が判り難くなる虞がある。従って、同一内容の「緊急情報」又は「注意警戒情報」の表示は2回目以降はそれほどには必要とされず、またその都度消去するための操作を行なうことは運転者にとっては煩雑であると共に、却って運転に集中できない虞が生じる等の危険性を伴なうことにもなり得る。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、従来はVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を受信する都度、レベル1の文字情報として表示されていた「緊急情報」又は「注意警戒情報」の表示方法を改善したナビゲーション装置の提供を主たる目的とする。また本発明は、そのようなナビゲーション装置により実行されるナビゲーション方法、更にはそのようなナビゲーション方法をコンピュータシステムで実行するためのコンピュータプログラムの提供をも目的とする。
本発明に係るナビゲーション装置は端的には、従来はVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を受信する都度、レベル1の文字情報として、地図画像上に重畳表示されていた「緊急情報」又は「注意警戒情報」を一旦運転者が確認して消去した後は、同一内容の「緊急情報」又は「注意警戒情報」であれば再度受信した場合にも表示されないようにし、しかも内容が異なる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を受信した場合には確実に表示されるように構成したものである。
本発明に係るナビゲーション装置の第1の発明は、地図画像上に自車の位置を表示する表示手段と、VICS情報を受信する受信手段と、該受信手段が受信したVICS情報を前記表示手段に表示するVICS情報表示制御手段とを備えたナビゲーション装置において、前記受信手段が受信したVICS情報に含まれ、前記表示手段に表示されている地図画像上に前記VICS情報表示制御手段により重畳して文字表示される「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を記憶する記憶手段と、前記受信手段が受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれる場合に、当該「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記記憶手段の記憶内容と比較する比較手段とを備え、前記VICS情報表示制御手段は、前記比較手段による比較結果が一致した場合に、前記受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記表示手段に表示しないようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るナビゲーション方法の第1の発明は、地図画像上に自車の位置を表示する表示手段と、VICS情報を受信する受信手段と、該受信手段が受信したVICS情報の少なくとも一部を記憶する記憶手段と、前記受信手段が受信したVICS情報を前記表示手段に表示するVICS情報表示制御手段とを備えたナビゲーション装置により、前記受信手段が受信したVICS情報を前記表示手段に表示するナビゲーション方法において、前記受信手段が受信したVICS情報に含まれ、前記表示手段に表示されている地図画像上に前記VICS情報表示制御手段により重畳して文字表示される「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を前記記憶手段が記憶するステップと、前記受信手段が受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれるか否かを前記VICS情報表示制御手段が判断するステップと、前記受信手段が受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれる場合に、当該「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記記憶手段の記憶内容と前記VICS情報表示制御手段が比較するステップと、前記比較の結果が一致した場合に、前記受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記VICS情報表示制御手段が前記表示手段に表示しないステップとを含むことを特徴とする。
更に本発明に係るコンピュータプログラムの第1の発明は、地図画像上に自車の位置を表示する表示手段と、VICS情報を受信する受信手段と、該受信手段が受信したVICS情報の少なくとも一部を記憶する記憶手段とに接続されたコンピュータに、前記受信手段が受信したVICS情報を前記表示手段に表示させるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータに、前記受信手段が受信したVICS情報に含まれ、前記表示手段に文字情報で表示されている地図画像上に重畳表示される「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を前記記憶手段に記憶させる手順と、前記受信手段が受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれるか否かを判断させる手順と、前記受信手段が受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれる場合に、当該「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記記憶手段の記憶内容と比較させる手順と、前記比較の結果が一致した場合に、前記受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」の前記表示手段への表示を行なわせない手順とを実行させることを特徴とする。
このような本発明のナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びコンピュータプログラムの第1の発明では、受信手段が受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれるか否かが判断され、「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれる場合には記憶手段の記憶内容と比較される。そして、比較結果が一致した場合には、受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」は表示手段に表示されることはない。
また本発明に係るナビゲーション装置の第2の発明はナビゲーション装置の第1の発明において、前記表示手段に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示されている場合に当該「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する指示を受け付ける受付手段を更に備え、前記受付手段が「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する指示を受け付けた場合に、前記VICS情報表示制御手段は前記表示手段に表示されている「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去し、前記記憶手段は前記VICS情報表示制御手段が消去した「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を記憶するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るナビゲーション方法の第2の発明はナビゲーション方法の第1の発明において、前記ナビゲーション装置は、前記表示手段に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示されている場合に当該「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する指示を受け付ける受付手段を更に備え、前記受付手段が「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する指示を受け付けた場合に、前記表示手段に表示されている「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記VICS情報表示制御手段が消去するステップを更に含み、「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を前記記憶手段が記憶するステップにおいて、消去された「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を前記記憶手段が記憶することを特徴とする。
また本発明に係るコンピュータプログラムの第2の発明はコンピュータプログラムの第1の発明において、前記コンピュータは、前記表示手段に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示されている場合に当該「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する指示を受け付ける受付手段に更に接続されており、前記受付手段が「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する指示を受け付けた場合に、前記表示手段に表示されている「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記コンピュータに消去させる手順を更に含み、「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を前記記憶手段に記憶させる手順において、前記コンピュータに、消去された「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする。
このような本発明のナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びコンピュータプログラムの第2の発明ではそれぞれの第1の発明において、表示手段に表示されている「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する指示を受付手段が受け付けた場合には、表示手段に表示されている「緊急情報」又は「注意警戒情報」が消去される。そして、消去された「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報が記憶手段に記憶される。
また本発明に係るナビゲーション装置の第3の発明はナビゲーション装置の第1又は第2の発明において、前記VICS情報表示制御手段は、前記比較手段による比較結果が一致した場合に、前記受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を所定時間の間のみ前記表示手段に表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るナビゲーション方法の第3の発明はナビゲーション方法の第1又は第2の発明において、前記「緊急情報」又は「注意警戒情報」と前記記憶手段の記憶内容とを比較するステップにおいて比較結果が一致した場合に、前記表示手段に表示されている「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記VICS情報表示制御手段が消去するステップにおいて、前記VICS情報表示制御手段は前記受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を所定時間の間のみ前記表示手段に表示することを特徴とする。
また本発明に係るコンピュータプログラムの第3の発明はコンピュータプログラムの第1又は第2の発明において、「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記記憶手段の記憶内容と比較させる手順において比較の結果が一致した場合に、前記表示手段に表示されている「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記コンピュータに消去させる手順において、前記コンピュータに、前記受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を所定時間の間のみ前記表示手段に表示させることを特徴とする。
このような本発明のナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びコンピュータプログラムの第3の発明ではそれぞれの第1及び第2の発明において、比較結果が一致した場合には、受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」が所定時間の間のみ表示手段に表示された後、自動的に消去される。
本発明のナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びコンピュータプログラムの第1の発明によれば、同一内容の「緊急情報」又は「注意警戒情報」が受信される都度、反復して表示されることはないので、地図画像の一部が隠されて自車の進行方向の状況が判り難くなるという虞がなくなる。従って、運転者は、その都度、「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去するという煩わしい操作を行なう必要がなくなり、運転に集中することができるので安全性が向上する。
また本発明のナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びコンピュータプログラムの第2の発明によれば、運転者が指示を与えることにより「緊急情報」又は「注意警戒情報」が消去され、それ以降は同一内容の「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示されることがなくなるので、運転者が所望する場合にのみ同一内容の「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示されなくなるようにすることができる。
また本発明のナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びコンピュータプログラムの第3の発明によれば、運転者が指示を与えることにより「緊急情報」又は「注意警戒情報」が消去され、運転者が所望する場合にのみそれ以降は同一内容の「緊急情報」又は「注意警戒情報」を受信する都度、所定時間の間のみ表示された後に自動的に消去されるようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。なお、本実施の形態の内の情報処理に関する部分は、典型的には、コンピュータをソフトウェア(本発明に係るコンピュータプログラム)で制御することによって実現される。この場合のソフトウェアは、コンピュータのハードウェアを物理的に活用することで本発明の作用効果を実現するものであり、また、従来技術との共通部分には従来技術も適用される。但し、この場合のハードウェア及びソフトウェアの種類及び構成、ソフトウェアで処理する範囲等は各種の形態に変更可能である。
図1は本発明に係るナビゲーション装置の構成例を示すブロック図であり、本発明に係るコンピュータプログラムの手順が実行されることによって本発明に係るナビゲーション方法が実行される。本発明に係るナビゲーション装置(以下、本発明装置という)は、基本的には車輌(自動車)に搭載された車載ナビゲーション装置であるが、コンピュータプログラム及び必要な種々のデータを記録した記録媒体をたとえばノートタイプのモバイルコンピュータに読み込ませることによって実現することも可能である。
本発明装置は、基本的には従来のこの種の装置と同様に構成されている。即ち、図1の機能ブロック図に示すように、CPU又はMPUを利用した主制御部1を中心として、絶対位置・方位を検出するためのGPS受信・処理部2、ビーコン受信・処理部3、大容量記憶装置、たとえばHDD等を利用した地図データベース(DB)4、メインプログラム(本発明に係るコンピュータプログラム)が格納されており、起動時等に主制御部1からアクセスされるROM5、メインプログラムが必要に応じてROM5からロードされると共にワーキングエリアとしても利用されるRAM6、音声出力部7、表示部8及び入力部9等で構成されている。
GPS受信・処理部2は、本発明装置が搭載された車輌(自動車)の現在位置、即ち自車位置について、地表での絶対的な位置座標及び方位を計算するために、例えば、GPS衛星から送信されている電波をアンテナ又はレシーバで受信して所定の処理を行なう。
地図データベース(DB)4は、地図データを中心としてたとえば道路のネットワーク構造を示す経路探索用データ、ガソリンスタンド等のランドマークを表わす表示用データ等を含む他、各有料道路の利用料金のデータ等を記憶しており、必要に応じて主制御部1により読み出される。
ROM5にはメインプログラム(本発明に係るコンピュータプログラム)が格納されており、起動時等に主制御部1からアクセスされ、必要に応じてメインプログラムがRAM6へロードされる。なお、RAM6はメインプログラムが主制御部1により実行される際のワーキングエリアとしても利用される他、後述する「緊急情報」及び「注意警戒情報」用のバッファ領域60を有している。また、ROM5には、たとえば起動時にRAM6に読み出されるアプリケーションプログラムも格納されている。このアプリケーションプログラムは、メニューボタン、五十音表のパネル等の本発明装置の操作に必要な基本的なデータが含まれている。
RAM6内のバッファ領域60は、VICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を受信した場合にその文字列(文字コード)を一時記憶するために備えられている。前述した如く、VICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」はレベル1、即ち30字(15字×2行)程度の文字情報として与えられる。従って、本発明装置が「緊急情報」又は「注意警戒情報」を受信した場合、その30字程度の文字コードがRAM6内のバッファ領域60に記憶される。
表示部8及び音声出力部7は、案内用地図(立体表示、ランドマーク表示等を含む)、メニュー表示(運転者に対する確認画面等をも含む)、目的地リスト、地名等を検索するための検索用五十音表、ETCシステムによる有料道路の利用金額、警告及び表示等の各種の情報を画像表示及び合成音声で出力する。
入力部9は、操作パネル、リモコン、ジョイスティック等で構成されており、運転者が操作パネルの各種キー、リモコンの各種キー、ジョイスティック等を操作して入力した命令、数値等の情報を受け付ける受付手段として機能する。たとえば、表示部8に表示された地図上の所望の地点、ランドマーク、メニューボタン、施設名リスト、検索用五十音表等の操作入力、運転者が希望するETCシステムの利用上限額の入力等を行なうことができる。
なお、表示部8を、画面に表示された地図上の任意の地点、画面に表示されたメニュー画面のメニューボタン等の項目を運転者が直接指で触れるのみにて入力部9と同様に、命令、数値等を入力することが可能な機能を有するタッチパネルとして構成することも可能である。
以上のような構成の本発明装置は、基本的には従来同様のナビゲーション装置として動作する。即ち、主制御部1は、車輌の現在位置から、指定されている目的地に至る間の最適な経路を、地図データベース4に記憶されているデータを参照して探索する。なお、主制御部1が探索する最適な経路は基本的には、たとえば最短距離、最短時間等の条件に応じて探索される。また主制御部1は、探索した経路を車輌が走行できるように、GPS受信・処理部2により求められている現在位置等に基づいて、音声出力部7からの合成音声、表示部8への画面表示等で運転者に道案内を行なう。
更に、主制御部1は、上述した地図データベース4が記憶しているデータ及びGPS受信・処理部2により求められている現在位置のデータに基づいて、地図上に現在位置を表示した画像を表示部8に表示させると共に、探索した経路をその上に重畳して表示する等の画像表示に関する処理を行なう。更に、主制御部1は、ビーコン受信・処理部3が受信したVICS情報をそれぞれのレベルに応じた表示状態で表示部8に表示する処理も行なう。即ち、主制御部1はVICS情報表示制御手段としても機能する。
次に、上述のような構成の本発明装置の動作について、以下に主制御部1による処理手順を示すフローチャートを参照して説明する。
まず、第1の実施の形態について、主制御部1による処理手順の内のメインルーチンを示す図2のフローチャート及びキー入力による割込処理の際の処理手順を示す図3のフローチャートを参照して説明する。なお、図2及び図3のフローチャートに示されている処理手順はROM5に格納されているメインプログラム(本発明に係るコンピュータプログラム)の各手順を主制御部1が実行することにより実現される。
本発明装置が稼動中である場合に、ビーコン受信・処理部3がVICS情報を受信していない間(ステップS11でNO)は本発明装置は通常のナビゲーション装置と同様に他の種々の所定の処理、たとえば車輌の進行に伴なう道案内等の処理を実行する(ステップS12)。しかし、ビーコン受信・処理部3がVICS情報を受信すると(ステップS11でYES)、主制御部1はビーコン受信・処理部3が受信したVICS情報が「緊急情報」又は「注意警戒情報」であるか否かを判断する(ステップS13)。
ビーコン受信・処理部3が受信したVICS情報が「緊急情報」又は「注意警戒情報」ではない場合(ステップS13でNO)、主制御部1は受信したVICS情報をそのレベルに応じた表示方法で表示部8に表示する(ステップS14)。一方、受信したVICS情報が「緊急情報」又は「注意警戒情報」である場合(ステップS13でYES)、主制御部1は受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」をRAM6内のバッファ領域60の記憶内容と比較する(ステップS15)。即ち、主制御部1は ビーコン受信・処理部3が受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれる場合に、その「緊急情報」又は「注意警戒情報」をバッファ領域60の記憶内容と比較する比較手段としても機能する。
前述した如く、RAM6内のバッファ領域60には先に受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」が一時記憶されている。但し、RAM6は揮発性のメモリであるので、本発明装置が起動した当初はRAM6内のバッファ領域60には何も記憶されていない。また、「緊急情報」又は「注意警戒情報」を最初に受信するまではやはりバッファ領域には何も記憶されない。なお、VICS情報の「緊急情報」又は「注意警戒情報」はレベル1の文字情報であるので、RAM6内のバッファ領域60に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が記憶される場合には文字情報(文字コード)として記憶される。
従って、本発明装置が起動した後に最初に「緊急情報」又は「注意警戒情報」を受信した時点ではRAM6内のバッファ領域60には何も記憶されていないので、ステップS15における比較結果は不一致となる(ステップS16でNO)。この場合、主制御部1は受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」を表示部8に、前述した図5に示す従来例と同様に、地図画像上に文字情報として重畳表示する(ステップS18)。また同時に、主制御部1は受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」の文字コードでRAM6内のバッファ領域60の記憶内容を更新する(ステップS19)。但し、最初に「緊急情報」又は「注意警戒情報」を受信した場合はRAM6内のバッファ領域60には何も記憶されていないので、新規に「緊急情報」又は「注意警戒情報」の文字コードがバッファ領域60に書き込まれる。
なお、ステップS15での比較結果が一致した場合(ステップS16でYES)、主制御部1は受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」を表示しない(ステップS17)。但し、この場合の処理の詳細については後述する。
以上のようにして、「緊急情報」又は「注意警戒情報」がステップS19において表示された場合、「緊急情報」又は「注意警戒情報」以外のVICS情報がステップS14において表示された場合、VICS情報を受信せずにステップS12において所定の処理が行なわれた場合のいずれにおいても、表示部8には何らかの情報が表示されている。主制御部1は通常はこの状態で再度ステップS11へ処理を戻して上述した処理を反復する。但し、運転者が入力部9を操作することにより何らかのキー入力を行なった場合、主制御部1は図3に示すキー入力割込処理を実行する。以下、図3のフローチャートを参照してキー入力割込処理の手順について説明する。
ユーザが入力部9を操作して何らかのキー入力を行なうと、主制御部1はその時点の表示部8の表示状態、より具体的には「緊急情報」又は「注意警戒情報」を表示中であるか否かを判断する(ステップS31)。キー入力があった時点で表示部8に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示されていない場合は(ステップS31でNO)、主制御部1はその時点の表示部8の表示状態とキー入力されたキーの種類とに応じた所定の処理、たとえば目的地の設定等の処理を実行する(ステップS32)。
一方、キー入力があった時点で表示部8に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示されていた場合は(ステップS31でYES)、主制御部1はキー入力されたキーが所定のキー、たとえば「エンターキー」であるか否かを判断する(ステップS33)。キー入力されたキーが「エンターキー」ではない場合(ステップS33でNO)、主制御部1は「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示部8に表示されている状態においてキー入力されたキーの種類に対応した所定の処理を実行する(ステップS34)。
キー入力されたキーが「エンターキー」であった場合(ステップS33でYES)、主制御部1は「緊急情報」又は「注意警戒情報」の文字表示を表示部8から消去する(ステップS35)。以上のようなキー入力割込処理の結果、主制御部1は、表示部8の表示状態をステップS32,S34又はS35での処理結果に応じた表示状態として、図2に示すメインルーチンへ処理を戻す。
従って、本発明装置が起動した後に最初に「緊急情報」又は「注意警戒情報」を受信した場合は、受信された「緊急情報」又は「注意警戒情報」は必ず表示部8に表示される。そして、「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示部8に表示された後に、表示された「緊急情報」又は「注意警戒情報」を運転者が確認してその表示を解除する操作(「エンターキー」の操作)を行なうことにより、「緊急情報」又は「注意警戒情報」は表示部8から消去される。
ところで、市街地等では比較的短い間隔でVICS情報を受信することが可能であるので、上述のようにして運転者が表示部8から消去した「緊急情報」又は「注意警戒情報」と同一内容の「緊急情報」又は「注意警戒情報」が極めて短時間で再度受信される可能性が大きい。この場合、従来であればその都度、同一内容の「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示部8に表示されていた。しかし、本発明装置では、ビーコン受信・処理部3から受信されたVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」はステップS15においてRAM6内のバッファ領域60の記憶内容と比較される。この結果、ステップS15での比較結果が一致するので(ステップS16でYES)、主制御部1は新たに受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」を表示部8には表示せずに(ステップS17)、ステップS11へ処理を戻す。
従って、本発明装置では、連続して同一の「緊急情報」又は「注意警戒情報」を受信した場合には、一旦その表示解除処理を行なえばその後は以前に表示された「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示されることは無い。但し、前回受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」とは内容が異なる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を新たに受信した場合にはステップS16での比較結果が一致しないので、新たに受信された「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示部8に表示される。しかしこの場合にも、新たに表示された「緊急情報」又は「注意警戒情報」を運転者が確認してその表示を解除する操作(「エンターキー」の操作)を行なうことにより、新たに表示された「緊急情報」又は「注意警戒情報」も表示部8から消去される。
なお、VICS情報の「緊急情報」又は「注意警戒情報」は重要な情報であるので、上述のように同一の「緊急情報」又は「注意警戒情報」を運転者の操作によって1回のみの表示しか行なわれないように設定可能にすることには危険性が伴なうとも考えられる。従ってたとえば、運転者の操作によって、同一の「緊急情報」又は「注意警戒情報」に関しては2回目以降に受信した場合には、運転者がその内容を確認するためには充分であるが、煩わしくはない程度の時間だけ表示するという方法も有用である。以下、そのような本発明装置の第2の実施の形態について、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、図4のフローチャートに示されている処理手順はROM5に格納されているメインプログラム(本発明に係るコンピュータプログラム)の各手順を主制御部1が実行することにより実現される。
図4に示されているフローチャートでは、ステップS11からS16までの処理は前述した図2のフローチャートの場合と同様の処理が行なわれる。また、キー入力による割込処理の際の主制御部1による処理手順も図3のフローチャートと同様である。
第2の実施の形態では、ステップS15での比較結果が一致した場合(ステップS16でYES)、主制御部1は受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」、より具体的には今回受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」と同一の「緊急情報」又は「注意警戒情報」が運転者のキー入力操作によって以前に消去されたか否かを判断する(ステップS22)。このような判断はたとえば、RAM6のバッファ領域60の記憶内容に関連付けて、「エンターキー」が操作されたことがあるか否かを示すフラグを設定することにより可能である。
今回受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」と同一の「緊急情報」又は「注意警戒情報」が運転者のキー入力操作によって以前に消去されたことがないと判断された場合(ステップS22でNO)、換言すれば今回受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」と同一内容の「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示部8にその時点でも表示されている場合には、そのまま「緊急情報」又は「注意警戒情報」を表示しておけばよいので、主制御部1はそのままステップS11へ処理を戻す。
一方、今回受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」と同一の「緊急情報」又は「注意警戒情報」が運転者のキー入力操作によって以前に消去されたことがあると判断された場合(ステップS22でYES)、換言すれば今回受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」と同一内容の「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示部8に表示されないように運転者が既に操作している場合は、主制御部1は内蔵タイマによる計時を開始する(ステップS23)。そして、主制御部1は今回受信した「緊急情報」又は「注意警戒情報」(但し、前回受信した、又は運転者が消去操作した「緊急情報」又は「注意警戒情報」と同一内容)の「緊急情報」又は「注意警戒情報」を表示部8に表示する(ステップS24)。
この「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示部8に表示される状態は主制御部1の内部タイマによる計時結果により所定時間が経過したと判断されるまで継続される(ステップS25でNO)。そして、主制御部1の内部タイマによる計時結果により所定時間が経過したと判断されると(ステップS25でYES)、主制御部1は表示部8に表示されている「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する(ステップS26)。この後、主制御部1はステップS11へ処理を戻す。
以上のような第2の実施の形態では、本発明装置が最初に「緊急情報」又は「注意警戒情報」を受信した際に運転者が表示消去の操作を行なった場合にも、同一内容の「緊急情報」又は「注意警戒情報」を受信する都度、所定時間だけ表示部8に同一内容の「緊急情報」又は「注意警戒情報」が自動的に表示される。従って、同一内容の「緊急情報」又は「注意警戒情報」を受信する都度、運転者が煩わしいとは思わない程度の時間だけ反復して表示されるので、運転者にはその都度、「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を確認することが可能であると共に、「緊急情報」又は「注意警戒情報」の表示を消去するための煩わしい操作を行なう必要がなくなると共に、運転者が「緊急情報」又は「注意警戒情報」の存在を失念するという事態を防止することもできる。
本発明に係るナビゲーション装置の構成例を示すブロック図である。 本発明に係るナビゲーション装置の第1の実施の形態における主制御部による処理手順の内のメインルーチンを示すフローチャートである。 本発明に係るナビゲーション装置の第1の実施の形態における主制御部による割込処理の際の処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係るナビゲーション装置の第2の実施の形態における主制御部による処理手順の内のメインルーチンを示すフローチャートである。 ナビゲーション装置の表示部の画面に「注意警戒情報」が表示された状態を例示する模式図である。
符号の説明
1 主制御部
3 ビーコン受信・処理部
4 地図データベース
5 ROM
6 RAM
8 表示部
9 入力部

Claims (9)

  1. 地図画像上に自車の位置を表示する表示手段と、VICS情報を受信する受信手段と、該受信手段が受信したVICS情報を前記表示手段に表示するVICS情報表示制御手段とを備えたナビゲーション装置において、
    前記受信手段が受信したVICS情報に含まれ、前記表示手段に表示されている地図画像上に前記VICS情報表示制御手段により重畳して文字表示される「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を記憶する記憶手段と、
    前記受信手段が受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれる場合に、当該「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記記憶手段の記憶内容と比較する比較手段と
    を備え、
    前記VICS情報表示制御手段は、前記比較手段による比較結果が一致した場合に、前記受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記表示手段に表示しないようにしてあること
    を特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記表示手段に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示されている場合に当該「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する指示を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記受付手段が「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する指示を受け付けた場合に、前記VICS情報表示制御手段は前記表示手段に表示されている「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去し、前記記憶手段は前記VICS情報表示制御手段が消去した「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を記憶するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記VICS情報表示制御手段は、前記比較手段による比較結果が一致した場合に、前記受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を所定時間の間のみ前記表示手段に表示するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
  4. 地図画像上に自車の位置を表示する表示手段と、VICS情報を受信する受信手段と、該受信手段が受信したVICS情報の少なくとも一部を記憶する記憶手段と、前記受信手段が受信したVICS情報を前記表示手段に表示するVICS情報表示制御手段とを備えたナビゲーション装置により、前記受信手段が受信したVICS情報を前記表示手段に表示するナビゲーション方法において、
    前記受信手段が受信したVICS情報に含まれ、前記表示手段に表示されている地図画像上に前記VICS情報表示制御手段により重畳して文字表示される「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を前記記憶手段が記憶するステップと、
    前記受信手段が受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれるか否かを前記VICS情報表示制御手段が判断するステップと、
    前記受信手段が受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれる場合に、当該「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記記憶手段の記憶内容と前記VICS情報表示制御手段が比較するステップと、
    前記比較の結果が一致した場合に、前記受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記VICS情報表示制御手段が前記表示手段に表示しないステップと
    を含むことを特徴とするナビゲーション方法。
  5. 前記ナビゲーション装置は、前記表示手段に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示されている場合に当該「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する指示を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記受付手段が「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する指示を受け付けた場合に、前記表示手段に表示されている「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記VICS情報表示制御手段が消去するステップを更に含み、
    「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を前記記憶手段が記憶するステップにおいて、消去された「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を前記記憶手段が記憶すること
    を特徴とする請求項4に記載のナビゲーション方法。
  6. 前記「緊急情報」又は「注意警戒情報」と前記記憶手段の記憶内容とを比較するステップにおいて比較結果が一致した場合に、前記表示手段に表示されている「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記VICS情報表示制御手段が消去するステップにおいて、前記VICS情報表示制御手段は前記受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を所定時間の間のみ前記表示手段に表示すること
    を特徴とする請求項4又は5に記載のナビゲーション方法。
  7. 地図画像上に自車の位置を表示する表示手段と、VICS情報を受信する受信手段と、該受信手段が受信したVICS情報の少なくとも一部を記憶する記憶手段とに接続されたコンピュータに、前記受信手段が受信したVICS情報を前記表示手段に表示させるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記受信手段が受信したVICS情報に含まれ、前記表示手段に文字情報で表示されている地図画像上に重畳表示される「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を前記記憶手段に記憶させる手順と、
    前記受信手段が受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれるか否かを判断させる手順と、
    前記受信手段が受信したVICS情報に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が含まれる場合に、当該「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記記憶手段の記憶内容と比較させる手順と、
    前記比較の結果が一致した場合に、前記受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」の前記表示手段への表示を行なわせない手順と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 前記コンピュータは、前記表示手段に「緊急情報」又は「注意警戒情報」が表示されている場合に当該「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する指示を受け付ける受付手段に更に接続されており、
    前記受付手段が「緊急情報」又は「注意警戒情報」を消去する指示を受け付けた場合に、前記表示手段に表示されている「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記コンピュータに消去させる手順を更に含み、
    「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を前記記憶手段に記憶させる手順において、前記コンピュータに、消去された「緊急情報」又は「注意警戒情報」の内容を表わす文字情報を前記記憶手段に記憶させること
    を特徴とする請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  9. 「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記記憶手段の記憶内容と比較させる手順において比較の結果が一致した場合に、前記表示手段に表示されている「緊急情報」又は「注意警戒情報」を前記コンピュータに消去させる手順において、前記コンピュータに、前記受信手段が受信したVICS情報に含まれる「緊急情報」又は「注意警戒情報」を所定時間の間のみ前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項7又は8に記載のコンピュータプログラム。
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