JPH11344659A - レンズ鏡筒の位置決め機構 - Google Patents

レンズ鏡筒の位置決め機構

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JPH11344659A
JPH11344659A JP15490698A JP15490698A JPH11344659A JP H11344659 A JPH11344659 A JP H11344659A JP 15490698 A JP15490698 A JP 15490698A JP 15490698 A JP15490698 A JP 15490698A JP H11344659 A JPH11344659 A JP H11344659A
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JP
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frame
lens
lens holding
fitting
holding frame
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JP15490698A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ito
猛 伊東
Shinya Takahashi
真也 高橋
Tamotsu Koiwai
保 小岩井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のレンズ保持枠の位置決めを高精度で所望
のレンズ間隔で行うことができるレンズ鏡筒の位置決め
機構を提供する。 【解決手段】本レンズ鏡筒の位置決め機構おいては、レ
ンズ保持枠芯出し治具70に第3レンズ保持枠30と第
4レンズ保持枠40を当接させ、双方のレンズ光軸を一
致させた状態に保持し、その状態でガイド軸41を軸受
けスリーブ31に嵌入させて位置決めし、上記ガイド軸
41を第4レンズ保持枠40の軸穴40aに接着固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡筒のレン
ズ保持枠の位置決めを行うためのレンズ鏡筒の位置決め
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ズームレンズ鏡筒等は、複数のレンズを
別々のレンズ保持枠で保持して相対移動させる構造を有
しているが、上記複数のレンズの保持位置を高精度に位
置決めして組み立てる必要がある。従来では、一般的に
レンズ保持枠やその位置決め部材の精度により、上記レ
ンズの保持位置精度を確保するようにしていた。
【0003】また、特開平4−52610号公報に示す
レンズ鏡筒の位置決め機構は、レンズ保持枠に嵌合、当
て付け基準を設け、それぞれの保持枠を直接嵌合、当て
付けて、位置決めを行い、その状態でガイド軸をレンズ
保持枠に固着する構造を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の特開
平4−52610号公報に示すレンズ鏡筒の位置決め機
構においては、レンズ保持枠どうしを嵌合当て付けた状
態で位置決めするため、ズームの使用状態と同じレンズ
間隔での位置決めを行うことができない。つまり、位置
決めをしなければならないレンズ間隔と、レンズ保持枠
どうしを嵌合当て付けたときのレンズ間隔が、一致する
とは限らない。
【0005】なお、従来のレンズ鏡筒において、隣り合
うレンズ保持枠どうしではなく、レンズ群を跨いだレン
ズ保持枠どうしの位置決めをしたいといった場合もある
が、このような場合は、制約が多く、位置決めが困難で
あった。
【0006】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであって、複数のレンズ保持枠の位置決め
を高精度で所望のレンズ間隔で行うことができ、また、
レンズ群を跨いだレンズ群保持枠どうしであっても高精
度の位置決めを行うことができるレンズ鏡筒の位置決め
機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
レンズ鏡筒の位置決め機構は、レンズ光軸方向に延出す
る棒状の案内部材と、上記棒状の案内部材と嵌合する嵌
合部材を嵌合部材支持部で支持する第1の枠と、上記棒
状の案内部材と嵌合する案内部材嵌合穴を有する第2の
枠と、上記第1の枠と上記第2の枠との間に介在して、
上記第1の枠と上記第2の枠との光軸を一致させる枠芯
出し治具とを具備し、上記棒状の案内部材を上記第1の
枠の嵌合部材に嵌合した状態で、上記枠芯出し治具を第
1の枠と第2の枠に当接、嵌入することによって、上記
2つの枠の光軸を一致させ、上記棒状の案内部材を上記
第2の枠の案内部材嵌合穴に嵌入させて位置決めする。
【0008】本発明の請求項2記載のレンズ鏡筒の位置
決め機構は、請求項1記載のレンズ鏡筒の位置決め機構
において、さらに、上記嵌合部材を基準位置に支持する
嵌合部材位置決め治具を具備しており、上記棒状の案内
部材を上記第2の枠の上記案内部材嵌合穴に対して位置
決めするに先立って、上記嵌合部材位置決め治具を上記
第1の枠に当接させて、上記嵌合部材を基準位置に支持
し、上記第1のレンズ保持枠の嵌合部材支持部に対して
位置決めする。
【0009】本発明の請求項3記載のレンズ鏡筒の位置
決め機構は、レンズ光軸方向に延出する棒状の案内部材
と、上記棒状の案内部材と嵌合する嵌合部材を嵌合部材
支持部で支持する第1の枠と、上記棒状の案内部材と嵌
合する嵌合穴を有する第2の枠と、上記第1の枠と上記
第2の枠との間に介在して、上記第1の枠と上記第2の
枠との光軸を一致させる枠芯出し治具とを具備し、上記
棒状の案内部材を上記第2の枠の案内部材嵌合穴で支持
した状態として、上記枠芯出し治具により上記2つの枠
の光軸を一致させ、上記第1の枠の嵌合部材支持部に挿
入した嵌合部材に上記棒状の案内部材を嵌入して、上記
嵌合部材を位置決めする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。本発明の実施の形態のレンズ鏡
筒の位置決め機構について説明するに先立って上記位置
決め機構によって位置決めされるレンズ鏡筒の構造につ
いて説明する。
【0011】図1(A),(B)は、上記レンズ鏡筒1
00のズーミング時の要部の縦断面図であって、図1
(A)がワイド状態、図1(B)がテレ状態を示してい
る。図1(A),(B)に示すようにレンズ鏡筒100
は、第1レンズ群1,第2レンズ群2,第3レンズ群
3,第4レンズ群4,第5レンズ群5の5群ズームレン
ズを適用する。上記各レンズ群は、それぞれ第1,第
2,第3,第4,第5レンズ保持枠10,20,30,
40,50に保持され、不図示のズーム駆動機構および
フォーカス駆動機構により光軸Oに沿って進退駆動され
る。
【0012】本レンズ鏡筒100においては、第1のレ
ンズ群である第3レンズ群3に対する第2のレンズ群で
ある第4レンズ群4の相対的な進退位置精度がズームレ
ンズ性能の劣化に大きく影響するために、第1のレンズ
保持枠である第3レンズ保持枠30に対して、第2のレ
ンズ保持枠である第4レンズ保持枠40が支持される構
造を採用する。
【0013】上記第3レンズ保持枠30には、嵌合部材
支持部であるスリーブ支持穴30aに固着される嵌合部
材である軸受けスリーブ31と、回転止め用キー溝30
bとが設けられる。これに対して、第4レンズ保持枠4
0には、案内部材嵌合穴である軸穴40aに固着される
棒状の案内部材であるガイド軸41と回転止め用キー4
0bとが設けられている。
【0014】上記軸受けスリーブ31には上記ガイド軸
41が光軸O方向に摺動可能な状態で嵌入し、上記回転
止め用キー溝30bには上記回転止め用キー40bが光
軸O方向に摺動可能な状態で嵌入し、第3レンズ保持枠
30と第4レンズ保持枠40とは、光軸方向に相対的に
進退可能な状態で組み付けられる。
【0015】なお、上記ガイド軸41と上記軸穴40a
との嵌合部、および、上記スリーブ支持穴30aと上記
軸受けスリーブ31との嵌合部には、それぞれ僅かな隙
間が設けられている。その隙間は、第3レンズ保持枠3
0と第4レンズ保持枠40の寸法精度に見合ったゆるみ
嵌め寸法による隙間とする。そして、上記ガイド軸41
と上記軸穴40a、および、上記スリーブ支持穴30a
と軸受けスリーブ31とは接着により固着支持される
が、その接着作業は、後述する本発明の一実施の形態の
レンズ鏡筒の位置決め機構を構成する嵌合部材位置決め
治具60、および、レンズ保持枠芯出し治具70によっ
て、第3レンズ保持枠30、および、または、第4レン
ズ保持枠40を支持して所定の部材が位置決めされた状
態で行われるものとする。
【0016】図2は、上記位置決め治具60に第3レン
ズ保持枠30を取り付けた状態での断面図であり、位置
決め治具60には、第3レンズ保持枠30のレンズ保持
部外周端面30cに当接嵌合する基準枠当接嵌入部60
aと、レンズ光軸Oに沿って延出する上記保持枠30に
嵌め込まれた軸受けスリーブ31にガタなく嵌入する基
準ガイド軸60b、および、上記保持枠30のキー溝3
0bにガタなく嵌入する基準キー60cとが固定して配
設されている。
【0017】まず、第3レンズ保持枠30に軸受けスリ
ーブ31を位置決めし、接着するには、上記レンズ保持
枠30を位置決め治具60に取り付ける。すなわち、上
記レンズ保持枠30のレンズ保持部外周端面30cに位
置決め治具60の基準枠当接嵌入部60aを当接させ、
キー溝30bと、スリーブ支持穴に挿入した軸受けスリ
ーブ31とに対して上記位置決め治具60の基準キー軸
60cと基準ガイド軸60bとをそれぞれ挿入して取り
付ける。
【0018】上記治具取り付け状態では、軸受けスリー
ブ31は、上記第3群レンズ保持枠30の第3レンズ群
3の光軸Oに対し、所定の離間距離、且つ、平行に位置
決めされる。これによって、スリーブ31は、所定の位
置、つまり、基準位置に固定されるようになる。この状
態で軸受けスリーブ31をスリーブ支持穴30aに対し
て接着固定する。
【0019】次に、レンズ保持枠芯出し治具70を用い
てガイド軸41を第4レンズ保持枠40の軸穴40aに
接着固定する。上記芯出し治具70は、図3の第3,第
4レンズ保持枠30,40の取り付け状態の縦断面図に
示すように、第3群レンズ3と第4群レンズ4の光軸O
を一致させるために第3,第4レンズ保持枠のレンズ保
持部外周端面30c,40cに当接嵌入可能な基準枠当
接嵌入部70a,70bを有している。
【0020】図3に示すように上記第3レンズ保持枠3
0と第4レンズ保持枠40とのレンズ保持部外周端面3
0c,40cに芯出し治具70の基準枠当接嵌入部70
a,70bをそれぞれ当接嵌入させ、さらに、ガイド軸
41を固着済みの上記軸受けスリーブ31に挿通し、軸
穴40aに挿入した治具取り付け状態とする。なお、上
記取り付け状態では上記レンズ保持枠30のキー溝30
bにレンズ保持枠40のキー40bを嵌入させている。
【0021】上記治具取り付け状態では、第4レンズ保
持枠40および第3レンズ保持枠30に保持される第3
レンズ群3と第4レンズ群4の光軸Oが一致しており、
且つ、ガイド軸41が光軸Oに平行な状態に保持され
る。また、第3レンズ群3と第4レンズ群4との光軸方
向の間隔は、高い精度が要求されるズーム位置間隔、あ
るいは、最も位置出ししたい位置間隔のレンズ群間隔の
保持される。この状態でガイド軸41を上記第4レンズ
保持枠40の軸穴40aに接着固定する。
【0022】上述のようにして第3レンズ保持枠30に
軸受けスリーブ31が固着され、さらに、第4レンズ保
持枠40にガイド軸41が固着された後、上記第3レン
ズ保持枠30に第4レンズ保持枠40を組み付け、さら
に、第1レンズ保持枠10,第2レンズ保持枠20およ
び第5レンズ保持50を組み付けるとレンズ鏡筒100
が完成する。
【0023】上記レンズ鏡筒100は、上記位置出し治
具60および芯出し治具70を用いた本実施の形態のレ
ンズ鏡筒の位置決め機構のもとで軸受けスリーブ31が
第3レンズ保持枠30に、また、ガイド軸41が第4レ
ンズ保持枠40にそれぞれ位置決め、接着されるので、
光軸に対して精度よい状態での組み付けが可能となる。
特に、レンズ保持枠芯出し治具70を用いることから、
レンズ群の光軸方向の間隔を実用上、最も必要とする光
軸方向のレンズ群間隔に保持した状態で位置決めが行わ
れるので、好ましい状態での高精度の組み立てが実現で
きる。
【0024】上述の実施の形態のレンズ鏡筒位置決め機
構を構成するレンズ保持枠芯出し治具70は、すでにレ
ンズ群が装着されたレンズ保持枠のレンズ保持部外周端
面部に基準当接部70a,70bを嵌入当接させてレン
ズ光軸を芯出しするものであった。それに対する変形例
として、レンズ群未装着のレンズ保持枠に適用可能なレ
ンズ保持枠芯出し治具80が提案できる。
【0025】図4は、上記変形例のレンズ保持枠芯出し
治具80の治具取り付け状態での断面図に示す。本変形
例の芯出し治具80は、基準枠当接嵌入部80a、80
bを有しており、その嵌入部80a、80bをレンズ群
未装着状態の第3,4レンズ保持枠30,40のレンズ
保持部内径30d,40dに嵌入させ、上記嵌入部80
a、80bの端面80c,80dに第3,4レンズ保持
枠30,40のレンズ保持部突き当て面30e,40e
に当接させる。この状態で所定の離間距離状態にレンズ
保持枠が保持され、芯出しされる。その他、ガイド軸4
1等の位置決め状態等は、前記実施の形態の位置決め機
構の芯出し治具70の場合と同様である。
【0026】本変形例のレンズ保持枠芯出し治具80に
よれば、第3,4レンズ保持枠30,40のレンズ保持
部内径30d,40dを直接支持することからさらに精
度のよい芯出し状態でガイド軸41の接着が可能とな
る。また、レンズ群が未装着でガイド軸41の接着が可
能であり、組み立て工程上、都合がよい場合もある。
【0027】また、上述の実施の形態のレンズ鏡筒の位
置決め機構におけるレンズ保持枠芯出し治具70は、レ
ンズ鏡筒100において、互いに隣り合う第3レンズ保
持枠30と第4レンズ保持枠40に対する芯出しと案内
部材の位置決め等を行うものであったが、必ずしもこの
ように隣り合うレンズ保持枠の位置決めのみに限定され
ることはない。例えば、レンズ鏡筒100において、第
3レンズ保持枠30に対して、第4レンズ保持枠で隔て
て配設される第5レンズ保持枠50が、ガイド軸51を
介して上記第3レンズ保持枠30に摺動自在に支持され
る構造が採用されている場合には、上記実施の形態の場
合と同じような構造を採用した変形例のレンズ保持枠芯
出し治具が適用できる。
【0028】上記変形例の芯出し治具は、上記第3,5
レンズ保持枠30,50の間の芯出しと案内部材の位置
決めを行うことが可能である。なお、この場合も上記第
3,5レンズ保持枠30,50の間のレンズ性能向上に
効果のある光軸方向の離間距離が保たれるように上記芯
出し治具の基準枠当接嵌入部の厚みを設定する必要があ
る。
【0029】さらに、上記実施の形態のレンズ鏡筒の位
置決め機構は、先に嵌合部材位置決め治具60を用いて
第3レンズ保持枠30に嵌合部材である軸受けスリーブ
31を位置決め、固着し、その後でレンズ保持枠芯出し
治具70を用いて案内部材であるガイド軸41の位置決
めを行って、上記ガイド軸41を第4レンズ保持枠40
に固着するようにした位置決め機構であった。その変形
例のレンズ鏡筒の位置決め機構として、先に第4レンズ
保持枠40にガイド軸41を位置決めして固着する。そ
の後、上記ガイド軸41を基準にして第3レンズ保持枠
30に軸受けスリーブ31を位置決めして固着するよう
なレンズ鏡筒の位置決め機構も提案できる。
【0030】この変形例の位置決め機構においては、案
内部材位置決め治具を必要とする。上記案内部材位置決
め治具は、図3に示す芯出し治具70と、基準となる第
3レンズ保持枠相当治具部と、上記保持枠相当部材に固
着される基準となる軸受けスリーブ相当治具部とが接合
した形状の治具で構成され、第4レンズ保持枠40との
基準枠当接嵌入部70b(図3参照)を有している。上
記案内部材位置決め治具に第4レンズ保持枠40を当接
して取り付け、ガイド軸41を上記基準となる軸受けス
リーブ相当治具部に嵌入させ、さらに、第4レンズ保持
枠40の軸穴40aに挿入し、位置決めする。これによ
って、ガイド軸41は、所定の位置、つまり、基準位置
に固定されるようになる。この状態でガイド軸41を第
4レンズ保持枠40の軸穴40aに接着して固着する。
【0031】その後、図3に示すように芯出し治具70
を用いて、第3レンズ保持枠30と第4レンズ保持枠4
0を芯出し取り付け状態とする。この状態で軸受けスリ
ーブ31を第3レンズ保持枠30のスリーブ支持部30
aに挿入し、同時に上記ガイド軸41が嵌入される。こ
の状態で軸受けスリーブ31は、ガイド軸41で位置決
めされており、第3レンズ保持枠30のスリーブ支持部
30aに接着して固着することができる。
【0032】(付記)上述の実施の形態に基づいて、以
下に示す構成を有するレンズ鏡筒の位置決め機構、およ
び、レンズ鏡筒の位置決め方法を得ることができる。す
なわち、 (1) レンズ光軸方向に延出する棒状の案内部材と、
上記棒状の案内部材と嵌合する嵌合部材を有し、第1の
レンズ群を保持する第1のレンズ保持枠と、上記棒状の
案内部材と嵌合する嵌合穴を有し、第2のレンズ群を保
持する第2のレンズ保持枠と、上記第1のレンズ保持枠
と上記第2のレンズ保持枠との間に介在し、上記2つの
レンズ保持枠に当接することにより上記第1のレンズ群
と上記第2のレンズ群との光軸を一致させるレンズ保持
枠芯出し治具と、を具備し、上記レンズ保持枠芯出し治
具により上記2つのレンズ群の光軸を一致させた状態
で、上記棒状の案内部材と上記第1のレンズ保持枠が有
する嵌合部材とを嵌合させ、さらに、上記棒状の案内部
材と上記第2のレンズ保持枠が有する嵌合穴とを固着さ
せることを特徴とするレンズ鏡筒の位置決め機構。
【0033】(2) レンズ光軸方向に延出する棒状の
案内部材と、上記棒状の案内部材と嵌合する嵌合部材を
有し、第1のレンズ群を保持する第1のレンズ保持枠
と、上記棒状の案内部材と嵌合する嵌合穴を有し、第2
のレンズ群を保持する第2のレンズ保持枠と、上記第1
のレンズ保持枠と上記第2のレンズ保持枠との間に介在
し、上記2つのレンズ保持枠に当接することにより上記
第1のレンズ群と上記第2のレンズ群との光軸を一致さ
せるレンズ保持枠芯出し治具と、を具備し、上記レンズ
保持枠芯出し治具により上記2つのレンズ群の光軸を一
致させた状態で、上記棒状の案内部材と上記第2のレン
ズ保持枠が有する嵌合穴とを固着させ、さらに、上記棒
状の案内部材と上記第1のレンズ保持枠が有する嵌合部
材とを嵌合させることを特徴とするレンズ鏡筒の位置決
め機構。
【0034】(3) さらに、上記レンズ保持枠芯出し
治具とは異なる治具であって、上記第1のレンズ保持枠
と当接する当接部および上記嵌合部材と嵌合する被嵌合
部とを有する嵌合部材位置決め治具を具備し、上記嵌合
部材位置決め治具により、上記嵌合部材と上記第1のレ
ンズ保持枠との位置決めを行うことを特徴とする付記項
1、または、付記項2記載のレンズ鏡筒の位置決め機
構。
【0035】(4) 上記第1のレンズ保持枠と第2の
レンズ保持枠とは、互いに隣接したレンズ保持枠である
ことを特徴とする付記項1乃至付記項3に記載のレンズ
鏡筒の位置決め機構。
【0036】(5) 上記第1のレンズ保持枠と第2の
レンズ保持枠とは、互いに隣接していないレンズ保持枠
であることを特徴とする付記項1乃至付記項3に記載の
レンズ鏡筒の位置決め機構。
【0037】(6) 上記嵌合部材位置決め治具によ
り、上記嵌合部材と上記第1のレンズ保持枠との位置決
めを行なった後、上記第1のレンズ保持枠と上記嵌合部
材とを固着させることを特徴とする付記項3に記載のレ
ンズ鏡筒の位置決め機構。
【0038】(7) レンズ光軸方向に延出する棒状の
案内部材と、上記棒状の案内部材と嵌合する嵌合部材を
有し、第1のレンズ群を保持する第1のレンズ保持枠
と、上記棒状の案内部材と嵌合する嵌合穴を有し、第2
のレンズ群を保持する第2のレンズ保持枠と、上記第1
のレンズ保持枠と上記第2のレンズ保持枠との間に介在
し、この2つのレンズ保持枠に当接することにより上記
第1のレンズ群と上記第2のレンズ群との光軸を一致さ
せるレンズ保持枠芯出し治具と、を具備し、上記レンズ
保持枠芯出し治具により上記2つのレンズ群の光軸を一
致させた状態で、上記棒状の案内部材と上記第1のレン
ズ保持枠が有する嵌合部材とを嵌合させ、さらに、上記
棒状の案内部材と上記第2のレンズ保持枠が有する嵌合
穴とを固着させることを特徴とするレンズ鏡筒の位置決
め方法。
【0039】(8) レンズ光軸方向に延出する棒状の
案内部材と、上記棒状の案内部材と嵌合する嵌合部材を
有し、第1のレンズ群を保持する第1のレンズ保持枠
と、上記棒状の案内部材と嵌合する嵌合穴を有し、第2
のレンズ群を保持する第2のレンズ保持枠と、上記第1
のレンズ保持枠と上記第2のレンズ保持枠との間に介在
し、この2つのレンズ保持枠に当接することにより上記
第1のレンズ群と上記第2のレンズ群との光軸を一致さ
せるレンズ保持枠芯出し治具と、を具備し、上記レンズ
保持枠芯出し治具により上記2つのレンズ群の光軸を一
致させた状態で、上記棒状の案内部材と上記第2のレン
ズ保持枠が有する嵌合穴とを固着させ、さらに、上記棒
状の案内部材と上記第1のレンズ保持枠が有する嵌合部
材とを嵌合させることを特徴とするレンズ鏡筒の位置決
め方法。
【0040】(9) さらに、上記レンズ保持枠芯出し
治具とは異なる治具であって、上記第1のレンズ保持枠
と当接する当接部および上記嵌合部材と嵌合する被嵌合
部とを有する嵌合部材位置決め治具を具備し、上記嵌合
部材位置決め治具により、上記嵌合部材と上記第1のレ
ンズ保持枠との位置決めを行うことを特徴とする付記項
7、または、付記項8記載のレンズ鏡筒の位置決め方
法。
【0041】(10) 上記第1のレンズ保持枠と第2
のレンズ保持枠とは、互いに隣接したレンズ保持枠であ
ることを特徴とする付記項7乃至付記項9に記載のレン
ズ鏡筒の位置決め方法。
【0042】(11) 上記第1のレンズ保持枠と第2
のレンズ保持枠とは、互いに隣接していないレンズ保持
枠であることを特徴とする付記項7乃至付記項9に記載
のレンズ鏡筒の位置決め方法。
【0043】(12) 上記嵌合部材位置決め治具によ
り、上記嵌合部材と上記第1のレンズ保持枠との位置決
めを行なった後、上記嵌合部材と上記第1のレンズ保持
枠とを固着させることを特徴とする付記項9に記載のレ
ンズ鏡筒の位置決め方法。
【0044】(13) レンズ光軸方向に延出する棒状
の案内部材と、上記棒状の案内部材と嵌合する嵌合部材
と、上記嵌合部材と嵌合する嵌合穴を有する第1の枠
と、上記嵌合部材と嵌合する嵌合穴を有する第2の枠
と、を具備し、上記嵌合部材位置決め治具により上記嵌
合部材を上記第1の枠の基準位置に固定し、次に、枠芯
出し治具を上記第1の枠と第2の枠の間に介在させて、
上記第1の枠と第2の枠の芯を合わせ、その後、上記案
内部材を上記嵌合部材と上記第2の枠の嵌合穴に嵌合さ
せ、上記案内部材を上記第2の枠の嵌合穴に固定するこ
とを特徴とするレンズ鏡筒の位置決め機構。
【0045】(14) レンズ光軸方向に延出する棒状
の案内部材と、上記棒状の案内部材と嵌合する嵌合部材
と、上記嵌合部材と嵌合する嵌合穴を有する第1の枠
と、上記嵌合部材と嵌合する嵌合穴を有する第2の枠
と、を具備し、上記案内部材位置決め治具により上記案
内部材を上記第2の枠の基準位置に固定し、次に、枠芯
出し治具を上記第1の枠と第2の枠の間に介在させて、
上記第1の枠と第2の枠の芯を合わせ、その後、上記嵌
合部材を上記案内部材と上記第1の枠の嵌合穴に嵌合さ
せ、上記嵌合部材を上記第1の枠の嵌合穴に固定するこ
とを特徴とするレンズ鏡筒の位置決め機構。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のレンズ鏡筒の位
置決め機構によると、各レンズ保持枠自体の寸法精度を
所定の精度以上に上げることなく、レンズ保持枠どうし
の芯ずれのない状態での案内部材のレンズ保持枠に対す
るより正確な位置決めを行うことができ、さらに、レン
ズ保持枠芯出し治具をレンズ保持枠間に介在させること
で、例えば、ズーム状態と同じレンズ間隔で、あるい
は、位置決めしたいレンズ間隔での位置決めができる。
【0047】本発明の請求項2記載のレンズ鏡筒の位置
決め機構によると、請求項1記載のレンズ鏡筒の位置決
め機構の効果に加えて、さらに、嵌合部材位置決め治具
材を適用するので嵌合部材の精度のよい位置決めが可能
になる。
【0048】本発明の請求項3記載のレンズ鏡筒の位置
決め機構によると、各レンズ保持枠自体の寸法精度を上
げることなく、レンズ保持枠どうしの精度のよい位置出
し状態で、案内部材が嵌入する嵌合部材のレンズ保持枠
に対するより正確な位置決めを行うことができ、さら
に、レンズ保持枠芯出し治具をレンズ保持枠間に介在さ
せることで、例えば、ズーム状態と同じレンズ間隔で、
あるいは、位置決めしたいレンズ間隔での位置決めが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のレンズ鏡筒の位置決め機
構によって位置決めされるレンズ鏡筒のズーミング時の
要部の縦断面図であって、図1(A)は、ワイド状態、
図1(B)は、テレ状態を示す。
【図2】本発明の一実施の形態のレンズ鏡筒の位置決め
機構を構成する嵌合部材位置決め治具に第3レンズ保持
枠を取り付けた状態での断面図。
【図3】図2のレンズ鏡筒の位置決め機構を構成するレ
ンズ保持枠芯出し治具に第3,第4レンズ保持枠を取り
付けた状態での断面図。
【図4】図3のレンズ保持枠芯出し治具の変形例の治具
に第3,第4レンズ保持枠を取り付けた状態での断面
図。
【符号の説明】
30 ……第3レンズ保持枠(第1の枠) 30a……スリーブ支持穴(嵌合部材支持部) 31 ……軸受けスリーブ(嵌合部材) 40 ……第4レンズ保持枠(第2の枠) 40a……軸穴(案内部材嵌合穴) 41 ……ガイド軸(棒状の案内部材) 50 ……第5レンズ保持枠(第2のレンズ保持枠) 50a……軸穴(案内部材嵌合穴) 51 ……ガイド軸(棒状の案内部材) 60 ……嵌合部材位置決め治具 60a……基準案内部材 60b……基準枠当接嵌入部 70 ……枠芯出し治具 70a,70b……(基準枠当接嵌入部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ光軸方向に延出する棒状の案内部
    材と、 上記棒状の案内部材と嵌合する嵌合部材を嵌合部材支持
    部で支持する第1の枠と、 上記棒状の案内部材と嵌合する案内部材嵌合穴を有する
    第2の枠と、 上記第1の枠と上記第2の枠との間に介在して、上記第
    1の枠と上記第2の枠との光軸を一致させる枠芯出し治
    具と、 を具備し、上記棒状の案内部材を上記第1の枠の嵌合部
    材に嵌合した状態で、上記枠芯出し治具を第1の枠と第
    2の枠に当接、嵌入することによって、上記2つの枠の
    光軸を一致させ、上記棒状の案内部材を上記第2の枠の
    案内部材嵌合穴に嵌入させて位置決めすることを特徴と
    するレンズ鏡筒の位置決め機構。
  2. 【請求項2】 さらに、上記嵌合部材を基準位置に支持
    する嵌合部材位置決め治具を具備しており、 上記棒状の案内部材を上記第2の枠の上記案内部材嵌合
    穴に対して位置決めするに先立って、上記嵌合部材位置
    決め治具を上記第1の枠に当接させて、上記嵌合部材を
    基準位置に支持し、上記第1のレンズ保持枠の嵌合部材
    支持部に対して位置決めすることを特徴とする請求項1
    記載のレンズ鏡筒の位置決め機構。
  3. 【請求項3】 レンズ光軸方向に延出する棒状の案内部
    材と、 上記棒状の案内部材と嵌合する嵌合部材を嵌合部材支持
    部で支持する第1の枠と、 上記棒状の案内部材と嵌合する嵌合穴を有する第2の枠
    と、 上記第1の枠と上記第2の枠との間に介在して、上記第
    1の枠と上記第2の枠との光軸を一致させる枠芯出し治
    具と、 を具備し、上記棒状の案内部材を上記第2の枠の案内部
    材嵌合穴で支持した状態として、上記枠芯出し治具によ
    り上記2つの枠の光軸を一致させ、上記第1の枠の嵌合
    部材支持部に挿入した嵌合部材に上記棒状の案内部材を
    嵌入して、上記嵌合部材を位置決めすることを特徴とす
    るレンズ鏡筒の位置決め機構。
JP15490698A 1998-06-03 1998-06-03 レンズ鏡筒の位置決め機構 Withdrawn JPH11344659A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082272A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Olympus Optical Co Ltd 鏡筒装置および鏡筒装置の組み立て方法
JP2002296482A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Olympus Optical Co Ltd ズームレンズ鏡筒
JP2013178403A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Nikon Corp レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2013231879A (ja) * 2012-04-28 2013-11-14 Nidec Sankyo Corp レンズ駆動装置の製造方法、およびレンズ駆動装置

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