JPH11344032A - リニアガイドのストッパ装置 - Google Patents
リニアガイドのストッパ装置Info
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- JPH11344032A JPH11344032A JP14978098A JP14978098A JPH11344032A JP H11344032 A JPH11344032 A JP H11344032A JP 14978098 A JP14978098 A JP 14978098A JP 14978098 A JP14978098 A JP 14978098A JP H11344032 A JPH11344032 A JP H11344032A
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- JP
- Japan
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- guide rail
- stopper
- rolling
- slider
- rolling element
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/005—Guide rails or tracks for a linear bearing, i.e. adapted for movement of a carriage or bearing body there along
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】スライダの不本意な移動や脱落を確実に阻止で
きるリニアガイドのストッパ装置を提供する。 【解決手段】案内レール１上に移動可能にスライダ２が
遊嵌され、両者が多数の転動体の転動を介して軸方向相
対移動可能とされたリニアガイドにおいて、案内レール
１に装着してスライダ２の移動を規制するストッパ装置
であって、断面ほぼＣ字状に形成され、その両端部に案
内レールの両側面の転動体転動溝３に係合する引掛り部
１１を有すると共に、中央部にねじ孔１２を有するスト
ッパ部材１０と、そのねじ孔１２に螺合した締付けボル
ト１３とでストッパ本体１５を構成し、且つ案内レール
の上面１ａには前記締付けボルト１３の先端が当接する
凹又は凹凸形状を有する係止部１６を設けた。
きるリニアガイドのストッパ装置を提供する。 【解決手段】案内レール１上に移動可能にスライダ２が
遊嵌され、両者が多数の転動体の転動を介して軸方向相
対移動可能とされたリニアガイドにおいて、案内レール
１に装着してスライダ２の移動を規制するストッパ装置
であって、断面ほぼＣ字状に形成され、その両端部に案
内レールの両側面の転動体転動溝３に係合する引掛り部
１１を有すると共に、中央部にねじ孔１２を有するスト
ッパ部材１０と、そのねじ孔１２に螺合した締付けボル
ト１３とでストッパ本体１５を構成し、且つ案内レール
の上面１ａには前記締付けボルト１３の先端が当接する
凹又は凹凸形状を有する係止部１６を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアガイド装置の運
搬時には案内レールからスライダが脱落するすることを
防止し、またリニアガイド装置の運転時には機械的スト
ッパとして機能させるために案内レールに取り付けられ
るリニアガイド装置のストッパ装置に関する。
搬時には案内レールからスライダが脱落するすることを
防止し、またリニアガイド装置の運転時には機械的スト
ッパとして機能させるために案内レールに取り付けられ
るリニアガイド装置のストッパ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のリニアガイド装置のストッパ装置
としては、例えば特公平５−８１７６５号公報に示され
るようなものがある。この従来例は、鋼板をＣ字状に湾
曲して形成したストッパ本体の両側縁に、案内レールの
両側面に設けられた転動体転動溝に引っ掛かる一対のフ
ック部を設けるとともに、ストッパ本体の中央部にねじ
孔を設けている。そしてこのねじ孔にねじ込まれるねじ
部材の先端によって案内レールの上面を押圧し、その押
圧力の反力でフック部と転動体転動溝との係合力を高め
ることによりストッパ装置を案内レールに固着せしめ
て、ベアリング本体（スライダ）の不用意な移動を規制
するものである。
としては、例えば特公平５−８１７６５号公報に示され
るようなものがある。この従来例は、鋼板をＣ字状に湾
曲して形成したストッパ本体の両側縁に、案内レールの
両側面に設けられた転動体転動溝に引っ掛かる一対のフ
ック部を設けるとともに、ストッパ本体の中央部にねじ
孔を設けている。そしてこのねじ孔にねじ込まれるねじ
部材の先端によって案内レールの上面を押圧し、その押
圧力の反力でフック部と転動体転動溝との係合力を高め
ることによりストッパ装置を案内レールに固着せしめ
て、ベアリング本体（スライダ）の不用意な移動を規制
するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のリニアガイドのストッパ装置にあっては、案
内レールの溝部に引っ掛かけたフック部に対して直角方
向にねじ部材をねじ込むことでストッパ本体の中央部を
上方に引き上げるように弾性変形させ、フック部を転動
体転動溝に食い込ませる方向の曲げモーメントによりレ
ールを挟み付ける固定力を確保している。つまり、その
固定はストッパ本体の弾性力及びねじ部材と案内レール
面との摩擦力でなされている。ところが、案内レールの
表面は通常平滑であるから、ねじ部材と案内レール面と
の摩擦力は必ずしも十分に大きいとはいえない。そのた
め、スライダが移動してストッパ本体に衝突した場合
に、スライダの移動速度や負荷荷重などの条件によって
はストッパ本体の固定力が不十分となり、スライダの移
動の阻止や脱落の防止が不確実になるという問題点があ
る。
うな従来のリニアガイドのストッパ装置にあっては、案
内レールの溝部に引っ掛かけたフック部に対して直角方
向にねじ部材をねじ込むことでストッパ本体の中央部を
上方に引き上げるように弾性変形させ、フック部を転動
体転動溝に食い込ませる方向の曲げモーメントによりレ
ールを挟み付ける固定力を確保している。つまり、その
固定はストッパ本体の弾性力及びねじ部材と案内レール
面との摩擦力でなされている。ところが、案内レールの
表面は通常平滑であるから、ねじ部材と案内レール面と
の摩擦力は必ずしも十分に大きいとはいえない。そのた
め、スライダが移動してストッパ本体に衝突した場合
に、スライダの移動速度や負荷荷重などの条件によって
はストッパ本体の固定力が不十分となり、スライダの移
動の阻止や脱落の防止が不確実になるという問題点があ
る。
【０００４】そこで本発明は、上記従来の問題点を解決
するためになされたものであり、スライダの不本意な移
動や脱落を確実に阻止できるリニアガイドのストッパ装
置を提供することを目的としている。
するためになされたものであり、スライダの不本意な移
動や脱落を確実に阻止できるリニアガイドのストッパ装
置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項１に係る発明は、両側面に軸方向の転動体
転動溝を有する案内レールと、該案内レール上に移動可
能に遊嵌されると共に案内レールの転動体転動溝に対向
する転動体転動溝を有するスライダとを備え、前記互い
に相対する両転動体転動溝内に嵌合された多数の転動体
の転動を介してスライダと案内レールとが軸方向相対移
動可能とされたリニアガイドにおける前記案内レールに
装着して前記スライダの移動を規制するリニアガイドの
ストッパ装置であって、断面ほぼＣ字状に形成されて、
その両端部に前記案内レールの両側面の転動体転動溝に
係合する引掛り部を有すると共に、中央部にねじ孔を有
するストッパ部材と、該ストッパ部材の前記ねじ孔に螺
合した締付けボルトとでストッパ本体を構成し、且つ前
記案内レールの上面には前記ストッパ本体のねじ孔に螺
合した締付けボルトの先端が当接する凹又は凹凸形状を
有する係止部を設け、前記ストッパ部材を前記案内レー
ルにその上面を跨いで取り付け、前記締付けボルトの先
端を案内レールの前記係止部に係止せしめて装着するこ
とを特徴とする。
めに、請求項１に係る発明は、両側面に軸方向の転動体
転動溝を有する案内レールと、該案内レール上に移動可
能に遊嵌されると共に案内レールの転動体転動溝に対向
する転動体転動溝を有するスライダとを備え、前記互い
に相対する両転動体転動溝内に嵌合された多数の転動体
の転動を介してスライダと案内レールとが軸方向相対移
動可能とされたリニアガイドにおける前記案内レールに
装着して前記スライダの移動を規制するリニアガイドの
ストッパ装置であって、断面ほぼＣ字状に形成されて、
その両端部に前記案内レールの両側面の転動体転動溝に
係合する引掛り部を有すると共に、中央部にねじ孔を有
するストッパ部材と、該ストッパ部材の前記ねじ孔に螺
合した締付けボルトとでストッパ本体を構成し、且つ前
記案内レールの上面には前記ストッパ本体のねじ孔に螺
合した締付けボルトの先端が当接する凹又は凹凸形状を
有する係止部を設け、前記ストッパ部材を前記案内レー
ルにその上面を跨いで取り付け、前記締付けボルトの先
端を案内レールの前記係止部に係止せしめて装着するこ
とを特徴とする。
【０００６】また、請求項２に係る発明は、両側面に軸
方向の転動体転動溝を有する案内レールと、該案内レー
ル上に移動可能に遊嵌されると共に案内レールの転動体
転動溝に対向する転動体転動溝を有するスライダとを備
え、前記互いに相対する両転動体転動溝内に嵌合された
多数の転動体の転動を介してスライダと案内レールとが
軸方向相対移動可能とされたリニアガイドにおける前記
案内レールに装着して前記スライダの移動を規制するリ
ニアガイドのストッパ装置であって、断面ほぼＣ字状に
形成されて、その両端に前記案内レールの両側面の転動
体転動溝に係合する引掛り部を有すると共に、中央部に
前記案内レールの上面に係合する凸部を備えた部材でス
トッパ本体を構成し、且つ前記案内レールの上面には前
記ストッパ本体の凸部の先端が当接する凹又は凹凸形状
を有する係止部を設け、前記ストッパ本体を前記案内レ
ールにその上面を跨いで取り付け、前記凸部の先端を案
内レールの前記係止部に係止せしめて装着することを特
徴とする。
方向の転動体転動溝を有する案内レールと、該案内レー
ル上に移動可能に遊嵌されると共に案内レールの転動体
転動溝に対向する転動体転動溝を有するスライダとを備
え、前記互いに相対する両転動体転動溝内に嵌合された
多数の転動体の転動を介してスライダと案内レールとが
軸方向相対移動可能とされたリニアガイドにおける前記
案内レールに装着して前記スライダの移動を規制するリ
ニアガイドのストッパ装置であって、断面ほぼＣ字状に
形成されて、その両端に前記案内レールの両側面の転動
体転動溝に係合する引掛り部を有すると共に、中央部に
前記案内レールの上面に係合する凸部を備えた部材でス
トッパ本体を構成し、且つ前記案内レールの上面には前
記ストッパ本体の凸部の先端が当接する凹又は凹凸形状
を有する係止部を設け、前記ストッパ本体を前記案内レ
ールにその上面を跨いで取り付け、前記凸部の先端を案
内レールの前記係止部に係止せしめて装着することを特
徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１はストッパを取り付けたリニ
アガイドの全体斜視図、図２（ａ）はストッパを装着し
たリニアガイドの案内レールの断面図、同（ｂ）はその
ｂ−ｂ断面図である。リニアガイドの案内レール１は、
両側面１ｃに軸方向の転動体転動溝３を有している。こ
の案内レール１上に跨架されているスライダ２は、内側
面に、案内レール１の転動体転動溝３に対向する転動体
転動溝（不図示）を有しており、これら相対向した両転
動体転動溝には、多数の転動体（ボール又はローラ）が
転動自在に嵌合されている。これらの転動体は、スライ
ダ２が案内レール１上を軸方向に移動する際、転動しつ
つ移動しスライダ２内に設けられた循環経路を経て循環
するようになっている。
を参照して説明する。図１はストッパを取り付けたリニ
アガイドの全体斜視図、図２（ａ）はストッパを装着し
たリニアガイドの案内レールの断面図、同（ｂ）はその
ｂ−ｂ断面図である。リニアガイドの案内レール１は、
両側面１ｃに軸方向の転動体転動溝３を有している。こ
の案内レール１上に跨架されているスライダ２は、内側
面に、案内レール１の転動体転動溝３に対向する転動体
転動溝（不図示）を有しており、これら相対向した両転
動体転動溝には、多数の転動体（ボール又はローラ）が
転動自在に嵌合されている。これらの転動体は、スライ
ダ２が案内レール１上を軸方向に移動する際、転動しつ
つ移動しスライダ２内に設けられた循環経路を経て循環
するようになっている。
【０００８】案内レール１は、例えば工作機械，ロボッ
ト，計測機器，精密位置決めテーブル等のベースに、取
付けボルト穴１ｄを介して取付けボルトで固定されて使
用される。一方、スライダ２には例えば工作機械であれ
ば刃物台などの被駆動体がねじ止めされ、そのスライダ
２の移動とともに被駆動体が案内レール１に沿って直線
移動する。
ト，計測機器，精密位置決めテーブル等のベースに、取
付けボルト穴１ｄを介して取付けボルトで固定されて使
用される。一方、スライダ２には例えば工作機械であれ
ば刃物台などの被駆動体がねじ止めされ、そのスライダ
２の移動とともに被駆動体が案内レール１に沿って直線
移動する。
【０００９】１０はストッパ部材で、例えば鋼板のよう
な弾性を有する材料を用いて、リニアガイドの案内レー
ル１の上面１ａを跨ぐ断面ほぼＣ字形に形成されてい
る。そのストッパ部材１０の内側に湾曲した部材両端部
は、案内レール１の転動体転動溝３に係合可能な引掛り
部１１とされている。また、部材中央部には部材を厚さ
方向に貫通してねじ孔１２が形成されている。そのねじ
孔１２に、締付けボルト１３が螺合されている。そし
て、ストッパ部材１０とねじ孔１２に螺合した締付けボ
ルト１３とで、ストッパ本体１５を構成している。
な弾性を有する材料を用いて、リニアガイドの案内レー
ル１の上面１ａを跨ぐ断面ほぼＣ字形に形成されてい
る。そのストッパ部材１０の内側に湾曲した部材両端部
は、案内レール１の転動体転動溝３に係合可能な引掛り
部１１とされている。また、部材中央部には部材を厚さ
方向に貫通してねじ孔１２が形成されている。そのねじ
孔１２に、締付けボルト１３が螺合されている。そし
て、ストッパ部材１０とねじ孔１２に螺合した締付けボ
ルト１３とで、ストッパ本体１５を構成している。
【００１０】一方、案内レール１の上面１ａにはストッ
パ本体１５の締付けボルト１３の先端が当接する箇所
に、予め凹形状を有する係止部１６が、例えばドリルに
よる皿モミ加工により形成されている（図３参照）。こ
の係止部１６は、一箇所とは限らず、必要に応じてスト
ッパ本体１５を係止させる複数の箇所に任意に設けてよ
い。かくして、本実施形態のストッパ装置は、ストッパ
本体１５と案内レール１の上面１ａに設けた係止部１６
とで形成されているといえる。
パ本体１５の締付けボルト１３の先端が当接する箇所
に、予め凹形状を有する係止部１６が、例えばドリルに
よる皿モミ加工により形成されている（図３参照）。こ
の係止部１６は、一箇所とは限らず、必要に応じてスト
ッパ本体１５を係止させる複数の箇所に任意に設けてよ
い。かくして、本実施形態のストッパ装置は、ストッパ
本体１５と案内レール１の上面１ａに設けた係止部１６
とで形成されているといえる。
【００１１】次に作用を説明する。ストッパ本体１５を
案内レール１に装着するには、ストッパ部材１０を案内
レール１に挿入してその引掛り部１１を案内レール１の
両側面の転動体転動溝３にそれぞれ係合させ、次いで締
付けボルト１３を締付けて、そのボルト１３の尖った先
端を案内レール１の上面１ａに設けてある係止部１６の
凹部に係合させればよい。
案内レール１に装着するには、ストッパ部材１０を案内
レール１に挿入してその引掛り部１１を案内レール１の
両側面の転動体転動溝３にそれぞれ係合させ、次いで締
付けボルト１３を締付けて、そのボルト１３の尖った先
端を案内レール１の上面１ａに設けてある係止部１６の
凹部に係合させればよい。
【００１２】締付けボルト１３を強く締めつけて、ねじ
ボルト先端によって案内レール１の上面１ａを押圧する
と、その押圧力の反力でストッパ部材１０の引掛り部１
１と案内レールの転動体転動溝３との係合力が高まり、
ストッパ本体１５を案内レール１上に強固に固着させる
ことができる。しかも、この場合、締付けボルト１３の
先端が案内レール上面１ａの凹形の係止部１６に係合し
ているためストッパ本体１５の固定力は十分であり、た
とえスライダ２が大きな移動速度や負荷荷重をもってス
トッパ本体１５に衝突した場合にも、確実にスライダ２
の移動や脱落を防止することができる。
ボルト先端によって案内レール１の上面１ａを押圧する
と、その押圧力の反力でストッパ部材１０の引掛り部１
１と案内レールの転動体転動溝３との係合力が高まり、
ストッパ本体１５を案内レール１上に強固に固着させる
ことができる。しかも、この場合、締付けボルト１３の
先端が案内レール上面１ａの凹形の係止部１６に係合し
ているためストッパ本体１５の固定力は十分であり、た
とえスライダ２が大きな移動速度や負荷荷重をもってス
トッパ本体１５に衝突した場合にも、確実にスライダ２
の移動や脱落を防止することができる。
【００１３】図４に、本発明の第２の実施形態を示す。
この実施形態は、ストッパ本体１５における締付けボル
ト１３の先端形状が平らであり、また案内レール上面１
ａの係止部１６が凹凸形状の組合せでなる粗面として形
成されている（図５参照）点が上記第１の実施形態の場
合とは異なっている。締付けボルト１３を締めつけて、
その平らなボルト先端部を凹凸形状の粗面からなる係止
部１６に係合させることにより、ストッパ本体１５の大
きな固定力が確保できる。その他の構成及び作用効果
は、第１の実施形態の場合と同様である。
この実施形態は、ストッパ本体１５における締付けボル
ト１３の先端形状が平らであり、また案内レール上面１
ａの係止部１６が凹凸形状の組合せでなる粗面として形
成されている（図５参照）点が上記第１の実施形態の場
合とは異なっている。締付けボルト１３を締めつけて、
その平らなボルト先端部を凹凸形状の粗面からなる係止
部１６に係合させることにより、ストッパ本体１５の大
きな固定力が確保できる。その他の構成及び作用効果
は、第１の実施形態の場合と同様である。
【００１４】図６に、本発明の第３の実施形態を示す。
この実施形態は、ストッパ本体の構成が上記第１の実施
形態とは異なっている。すなわち、このストッパ本体１
５は締付けボルト１３を有しておらず、断面ほぼＣ字形
の中央部には、前記第１の実施形態のねじ孔１２の代わ
りに、開口側に突出させた凸部２０が形成してある。一
方、案内レール１の上面１ａには、ストッパ本体１５の
凸部２０の先端が当接する箇所に、円弧状の凹形状を有
する係止部１６が、例えば砥石加工により予め形成され
ている（図７参照）。かくして、本実施形態のストッパ
装置は、締付けねじを有しないストッパ本体１５と案内
レール１の上面１ａに設けた係止部１６とで形成されて
いる。
この実施形態は、ストッパ本体の構成が上記第１の実施
形態とは異なっている。すなわち、このストッパ本体１
５は締付けボルト１３を有しておらず、断面ほぼＣ字形
の中央部には、前記第１の実施形態のねじ孔１２の代わ
りに、開口側に突出させた凸部２０が形成してある。一
方、案内レール１の上面１ａには、ストッパ本体１５の
凸部２０の先端が当接する箇所に、円弧状の凹形状を有
する係止部１６が、例えば砥石加工により予め形成され
ている（図７参照）。かくして、本実施形態のストッパ
装置は、締付けねじを有しないストッパ本体１５と案内
レール１の上面１ａに設けた係止部１６とで形成されて
いる。
【００１５】このストッパ本体１５は、案内レール１に
挿入してその引掛り部１１を案内レール１の両側面の転
動体転動溝３にそれぞれ係合させるとともに、その凸部
２０の先端を案内レール１の上面１ａに設けてある係止
部１６の凹部に係合させるのみでよく、したがって締付
けボルトを締めつける手間が不要で部品点数も少ないと
いう利点がある。その他の作用効果は、第１の実施形態
の場合と同様である。
挿入してその引掛り部１１を案内レール１の両側面の転
動体転動溝３にそれぞれ係合させるとともに、その凸部
２０の先端を案内レール１の上面１ａに設けてある係止
部１６の凹部に係合させるのみでよく、したがって締付
けボルトを締めつける手間が不要で部品点数も少ないと
いう利点がある。その他の作用効果は、第１の実施形態
の場合と同様である。
【００１６】なお、上記の各実施形態において、案内レ
ールの上面１ａに形成された係止部１６として、各図
３，図５，図７にその形状を例示したが、本発明の係止
部をこれらに限定するものではなく、互いに入れ換えて
用いてもよく、更にはその他の形状であってもよい。要
はストッパ本体１５の凸部が確実に案内レールの上面の
所定位置に係止できるものであればよい。
ールの上面１ａに形成された係止部１６として、各図
３，図５，図７にその形状を例示したが、本発明の係止
部をこれらに限定するものではなく、互いに入れ換えて
用いてもよく、更にはその他の形状であってもよい。要
はストッパ本体１５の凸部が確実に案内レールの上面の
所定位置に係止できるものであればよい。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るリニ
アガイドのストッパ装置は、ストッパ本体の締付けボル
トの先端または凸部の先端を、案内レールの上面に設け
た係止部に係止せしめるものとしたため、ストッパ本体
に十分な固定力が得られて、たとえスライダ２が大きな
移動速度や負荷荷重をもってストッパ本体１５に衝突し
た場合にも、確実にスライダ２の不本意な移動や脱落を
防止することができるという効果を奏する。
アガイドのストッパ装置は、ストッパ本体の締付けボル
トの先端または凸部の先端を、案内レールの上面に設け
た係止部に係止せしめるものとしたため、ストッパ本体
に十分な固定力が得られて、たとえスライダ２が大きな
移動速度や負荷荷重をもってストッパ本体１５に衝突し
た場合にも、確実にスライダ２の不本意な移動や脱落を
防止することができるという効果を奏する。
【図１】本発明の第１の実施形態のストッパ装置を取り
付けたリニアガイドの全体斜視図である。
付けたリニアガイドの全体斜視図である。
【図２】（ａ）は図１のストッパ装置部分の断面図、
（ｂ）はそのｂ−ｂ断面図である。
（ｂ）はそのｂ−ｂ断面図である。
【図３】（ａ）は案内レール上面に設けた本発明の係止
部の断面図、（ｂ）はその平面図である。
部の断面図、（ｂ）はその平面図である。
【図４】リニアガイドの案内レールに取り付けた本発明
の第２の実施形態のストッパ装置の正面図である。
の第２の実施形態のストッパ装置の正面図である。
【図５】（ａ）は案内レール上面に設けた本発明の係止
部の他の例を示す断面図、（ｂ）はその平面図である。
部の他の例を示す断面図、（ｂ）はその平面図である。
【図６】リニアガイドの案内レールに取り付けた本発明
の第３の実施形態のストッパ装置の正面図である。
の第３の実施形態のストッパ装置の正面図である。
【図７】（ａ）は案内レール上面に設けた本発明の係止
部の他の例を示す断面図、（ｂ）はその平面図である。
部の他の例を示す断面図、（ｂ）はその平面図である。
１ 案内レール ２ スライダ ３ 転動体転動溝（案内レールの） １０ ストッパ部材 １１ 引掛り部 １２ ねじ孔 １３ 締付けボルト １５ ストッパ本体 １６ 係止部
Claims (2)
- 【請求項１】 両側面に軸方向の転動体転動溝を有する
案内レールと、該案内レール上に移動可能に遊嵌される
と共に案内レールの転動体転動溝に対向する転動体転動
溝を有するスライダとを備え、前記互いに相対する両転
動体転動溝内に嵌合された多数の転動体の転動を介して
スライダと案内レールとが軸方向相対移動可能とされた
リニアガイドにおける前記案内レールに装着して前記ス
ライダの移動を規制するリニアガイドのストッパ装置で
あって、 断面ほぼＣ字状に形成されて、その両端部に前記案内レ
ールの両側面の転動体転動溝に係合する引掛り部を有す
ると共に、中央部にねじ孔を有するストッパ部材と、該
ストッパ部材の前記ねじ孔に螺合した締付けボルトとで
ストッパ本体を構成し、且つ前記案内レールの上面には
前記ストッパ本体のねじ孔に螺合した締付けボルトの先
端が当接する凹又は凹凸形状を有する係止部を設け、前
記ストッパ部材を前記案内レールにその上面を跨いで取
り付け、前記締付けボルトの先端を案内レールの前記係
止部に係止せしめて装着することを特徴とするリニアガ
イドのストッパ装置。 - 【請求項２】 両側面に軸方向の転動体転動溝を有する
案内レールと、該案内レール上に移動可能に遊嵌される
と共に案内レールの転動体転動溝に対向する転動体転動
溝を有するスライダとを備え、前記互いに相対する両転
動体転動溝内に嵌合された多数の転動体の転動を介して
スライダと案内レールとが軸方向相対移動可能とされた
リニアガイドにおける前記案内レールに装着して前記ス
ライダの移動を規制するリニアガイドのストッパ装置で
あって、 断面ほぼＣ字状に形成されて、その両端に前記案内レー
ルの両側面の転動体転動溝に係合する引掛り部を有する
と共に、中央部に前記案内レールの上面に係合する凸部
を備えた部材でストッパ本体を構成し、且つ前記案内レ
ールの上面には前記ストッパ本体の凸部の先端が当接す
る凹又は凹凸形状を有する係止部を設け、前記ストッパ
本体を前記案内レールにその上面を跨いで取り付け、前
記凸部の先端を案内レールの前記係止部に係止せしめて
装着することを特徴とするリニアガイドのストッパ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14978098A JPH11344032A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | リニアガイドのストッパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14978098A JPH11344032A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | リニアガイドのストッパ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11344032A true JPH11344032A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15482568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14978098A Pending JPH11344032A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | リニアガイドのストッパ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11344032A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007024169A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Nsk Ltd | ストッパ装置およびそれを備えたリニアガイド装置 |
| DE102008006820A1 (de) | 2007-02-07 | 2008-10-23 | Robert Bosch Gmbh | Linearbewegungseinrichtung |
| US7806595B2 (en) * | 2006-07-07 | 2010-10-05 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Miniature linear motion guide unit |
| WO2017126316A1 (ja) * | 2016-01-21 | 2017-07-27 | 愛三工業株式会社 | 燃料供給装置 |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP14978098A patent/JPH11344032A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007024169A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Nsk Ltd | ストッパ装置およびそれを備えたリニアガイド装置 |
| US7806595B2 (en) * | 2006-07-07 | 2010-10-05 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Miniature linear motion guide unit |
| DE102008006820A1 (de) | 2007-02-07 | 2008-10-23 | Robert Bosch Gmbh | Linearbewegungseinrichtung |
| WO2017126316A1 (ja) * | 2016-01-21 | 2017-07-27 | 愛三工業株式会社 | 燃料供給装置 |
| US10544762B2 (en) | 2016-01-21 | 2020-01-28 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Fuel supply device |
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