JPH11343314A - 低融点のテトラフルオロエチレン共重合体 - Google Patents

低融点のテトラフルオロエチレン共重合体

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JPH11343314A
JPH11343314A JP11051631A JP5163199A JPH11343314A JP H11343314 A JPH11343314 A JP H11343314A JP 11051631 A JP11051631 A JP 11051631A JP 5163199 A JP5163199 A JP 5163199A JP H11343314 A JPH11343314 A JP H11343314A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融加工可能なテトラフルオロエチレンとエ
チレンの共重合体を提供すること。 【解決手段】 テトラフルオロエチレンおよびエチレン
である多量部分と、少なくとも1種類のペルフルオロ
(アルキルビニルエーテル)である少量部分とを含み、
前記アルキルが1〜5個の炭素原子と任意選択でフルオ
ロアルキルエチレンを有し、前記フルオロアルキルが2
〜10個の炭素原子を有する、部分的に結晶性の溶融加
工可能な共重合体であって、前記少量部分が、前記共重
合体の融点を220℃以下にするのに有効な量だけ存在
する、共重合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願は、共に1998年2
月26日に出願された(米国特許)仮出願第60/07
6,065号および同第60/076,004号の利益
を請求するものである。
【0002】本発明は、テトラフルオロエチレンの溶融
加工可能な共重合体の分野に関し、詳細にはテトラフル
オロエチレンとエチレンの共重合体に関する。
【0003】
【従来の技術】テトラフルオロエチレン(TFE)とエ
チレン(E)の結晶性ダイポリマーは、ポリエチレンか
らポリテトラフルオロエチレンまでのすべての組成範囲
にわたって生成することができ、約110℃と約327
℃の間で溶融するポリマーが生み出される。TFE/E
共重合体が一般的に生成される約50/50のモル比
で、融点曲線は極大になる。この50/50の比では、
モジュラスや結晶化度などのその他数種類の特性も極大
(または極小)に達する。この現象は、米国特許第3,
624,250号のカールソン(Carlson )によって認
められた。彼は、この極大のほとんどを包含する60/
40〜40/60の範囲を規定した。最高で、270℃
〜285℃の融点を得ることができる。
【0004】エチレンとテトラフルオロエチレンのダイ
ポリマーは、応力き裂に対する抵抗が特に高温で劣って
いる。ターモノマー(Carlson 、米国特許第3,62
4,250号)を混合することによって応力き裂抵抗が
改善され、またワイヤおよびケーブルのコーティング、
フィルム、射出成形に広く適用されるポリマーが提供さ
れることが見出された。多数のターモノマーによってT
FE/Eポリマーのき裂が望ましく改善されることが見
出されており、これらのターモノマーには、TFE/E
ポリマーに大型の側基を導入するほとんどの一般的なフ
ルオロカーボンおよび炭化水素のビニル化合物が含まれ
る。しかし、このようなターモノマーの中でも限られた
数種類がTFE/E樹脂の工業用製造に使用されてお
り、ペルフルオロブチルエチレン(PFBE)、ヘキサ
フルオロプロピレン(HFP)、ペルフルオロ(プロピ
ルビニルエーテル)(PPVE)、ヘキサフルオロイソ
ブチレン(HFIB)およびCH2 =CF(CF23
Hが含まれる。三元共重合体である既知のTFE/E共
重合体が、例えば米国特許第3,960,825号や同
第4,123,602号、同第4,513,129号、
同第4,677,175号、また特開平7−04152
2号に記載されている。
【0005】米国特許第4,381,387号でSulzba
chは、融点が245℃〜280℃であり、実質上、TF
E55〜30モル%、エチレン60〜40モル%、HF
P10〜1.5モル%、およびペルフルオロ(アルキル
ビニルエーテル)(PAVE)のクラスを含む数種類の
クラスの中の1つから選択される大型ビニルモノマー
2.5〜0.05モル%からなる四元共重合体を開示し
ている。この特許は、より少量の大型ビニル化合物を使
用することによって、熱安定性および化学安定性と、引
張り動作および伸び動作との間で、満足のいく妥協をも
たらすTFE/E共重合体をもたらすといわれている。
しかしHFPを相当量混合したにもかかわらず、’38
7号特許で得られた融点は低くない。Sulzbachによる実
施例6の四元共重合体は、TFE/E/HFP/PPV
Eのモル組成が47.0/44.3/8.4/0.4で
あり、融点が247℃である。実施例14の四元共重合
体は、PPVEの代わりにペルフルオロヘキシルエチレ
ン(PFHE)を使用し、TFE/E/HFP/PFH
Eのモル組成が45.4/46.5/3.7/0.2で
あり、融点が272℃である。さらに、HFPの反応性
が低いため、相当量のHFPを使用することによって重
合速度に悪影響を及ぼすことがよく知られている。米国
特許第4,338,237号のSulzbachおよびHartwimm
erは、’387号特許に開示される四元共重合体を含
む、TFE/E共重合体を調製するための重合方法を開
示している。
【0006】米国特許第3,624,250号の実施例
Iでは、Carlson はモル組成がそれぞれ48.8/4
8.8/2.4であって融点が255℃のTFE/E/
PPVE共重合体を開示し、また実施例IIIでは、融
点が262℃の対照物TFE/E/PEVEを開示して
おり、PEVEはペルフルオロ(エチルビニルエーテ
ル)である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】軟質で薄い壁が塗布さ
れたワイヤや、直径が大きいケーブルのコーティングな
どへの適用のため、剛性が低く、かつ高温で良好な屈曲
寿命を示すTFE/E共重合体が必要とされている。特
に、フッ素の無いポリマーなど熱的に安定性の低いポリ
マーとともに溶融加工が可能な、即ち共押出し成形によ
って共加工することができる、融点が充分に低いTFE
/E共重合体が望まれている。このような複合物は、例
えば、耐燃料性、ラギッドネス、および可撓性の組合せ
を必要とする燃料用ホースに適用するために、現在捜し
求められている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、テトラフルオ
ロエチレンおよびエチレンである多量部分と、少なくと
も1種類のペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)で
ある少量部分とを含み、前記アルキルが1〜5個の炭素
原子と、任意選択でフルオロアルキルエチレンを有し、
前記フルオロアルキルが2〜10個の炭素原子を有する
ものである、部分的に結晶性の溶融加工可能な共重合体
を提供する。少量部分は、融点が220℃以下である共
重合体をもたらすのに有効な量が存在する。フルオロア
ルキルエチレンが存在しない場合、この低い融点は、共
重合体中のペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)の
全濃度がこの共重合体の全モノマー単位に対して少なく
とも3モル%であるときに得られることが発見された。
また、フルオロアルキルエチレンが存在する場合、共重
合体中に存在する少量部分の合計濃度は少なくとも2モ
ル%であり、好ましくは少なくとも3モル%であること
が発見された。共重合体中に存在する少量部分の全濃度
は、フルオロアルキルエチレンが存在しても、あるいは
存在しなくても、少なくとも4モル%であることがより
好ましい。好ましいペルフルオロ(アルキルビニルエー
テル)にはペルフルオロ(エチルビニルエーテル)が含
まれ、好ましいフルオロアルキルエチレンにはペルフル
オロブチルエチレンが含まれる。
【0009】本発明の共重合体のテトラフルオロエチレ
ンとエチレンのモル比は、73/27〜40/60の範
囲内である。本発明の最も好ましい実施形態では、この
モル比は60/40より大きい。
【0010】好ましい実施形態では、本発明は、曲げ弾
性率が低い、テトラフルオロエチレンとエチレンの低融
点共重合体を提供する。
【0011】融点が低い結果この共重合体を、熱安定性
の低いポリマーが実質上熱的に安定である温度で、この
ようなポリマーと共に有利に加工することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の共重合体は、テトラフル
オロエチレン(TFE)、エチレン(E)、およびペル
フルオロ(アルキルビニルエーテル)(PAVE)を含
む。TFEとエチレンは、TFE/E共重合体としての
一般的な特徴付けと矛盾しない多量存在する。PAVE
は、少量存在する。PAVEに加え、任意選択でフルオ
ロアルキルエチレン(FAE)も少量存在させることが
できる。これらの改質剤によって、融点が効果的に低下
し、可撓性が良好になり(曲げ弾性率が低くなり)かつ
曲げ抵抗が良好になり、しかも重合速度が速くなるとい
う望ましい結果がもたらされる。
【0013】本発明のTFE/E共重合体は部分的に結
晶性であり、すなわち、TFE/E共重合体は示差走査
熱量計(DSC)で結晶性の融点を示す。溶融吸熱量
は、少なくとも3J/gの融解熱を持つことが好まし
く、より好ましくは少なくとも10J/gの融解熱を持
つことである。
【0014】本発明の共重合体の結晶性融点は驚くほど
低く、220℃以下であり、好ましくは215℃以下、
より好ましくは210℃以下である。共重合体中に存在
するPAVEの量、および任意選択でFAEの量は、こ
のような融点をもたらすのに有効である。以下の実施例
で例示されるように、非常に低い融点がTFE/E共重
合体組成物の場合に得られ、TFEの濃度はエチレンの
濃度を上回っている。
【0015】本発明のTFE/E共重合体は、融点が低
いことに加えて曲げ弾性率が低いことが好ましい。曲げ
弾性率は、100,000psi(690MPa)以下
であることが好ましく、より好ましくは70,000p
si(483MPa)以下、最も好ましくは65,00
0psi(448MPa)以下である。
【0016】本発明のTFE/E共重合体は、TFEお
よびエチレンから誘導された単位の多量と、PAVEお
よび任意選択でFAEから誘導された単位の少量とを含
有する。本明細書で使用される「多量」および「少量」
は、20モル%に関係する。即ち「多量」または「多量
部分」は、TFEとエチレンが共重合体全体に対して少
なくとも20モル%の量でそれぞれ共重合体中に存在す
ることを意味し、「少量」または「少量部分」は、PA
VE、および存在する場合はFAEが、それぞれ20モ
ル%未満の量で存在することを意味する。
【0017】本発明のTFE/E共重合体の場合、TF
E/Eのモル比が73/27〜40/60の範囲内であ
ることが望まれている。1種類または複数種類の改質剤
を混合することは、TFE/Eのモル比が50/50よ
りも高いTFE/Eポリマーの場合に特に有効であると
思われ、73/27〜50/50の範囲内の比であるこ
とが好ましい。より好ましくは73/27〜55/45
の範囲内の比であり、TFE/Eのモル比は60/40
より大きいことが特に好ましい。前記範囲内では、TF
E/Eの比が73/27である代わりに70/30に対
応する範囲のものがより好ましい。TFE/Eダイポリ
マー中のTFEのモル含有量が、50/50の比を超え
て増加すると、TFE/Eダイポリマーの融点は、TF
E/Eの比が65/35付近で極小を通過し、そこでは
融点が約260℃〜265℃であることが観察される。
R.A. Naberezhnkh他のVysokomol. Soedin. 19, 33 (19
77年)を参照されたい。TFEが約70モル%では、こ
のダイポリマーの融点が再び上昇し始めると共にTFE
/Eの比が増加し、生じるTFEの配列が長くなるほど
この共重合体の溶融加工可能なは急速に低下し始める。
しかし、本発明の低溶融TFE/E共重合体は、TFE
/Eの比を70/30より大きいものとすることができ
る。
【0018】本発明のTFE/E共重合体に使用される
改質用コモノマーは、アルキル基が1〜5個の炭素原
子、好ましくは1〜3個の炭素原子を有する少なくとも
1種類のPAVEである。PEVEが特に好ましく、P
AVE単独でも、またその他のPAVEと組み合わせて
もよい。FAEが共重合体中に存在しない場合、この共
重合体中のPAVEコモノマー単位の濃度は、TFE/
E共重合体中のTFE、E、およびPAVEの全合計単
位に対して少なくとも3モル%であり、好ましくは少な
くとも4モル%である。通常、PAVEの濃度は15モ
ル%以下であり、好ましくは10モル%以下とされる。
【0019】本発明のTFE/E共重合体に任意選択で
使用されるFAEタイプの改質用コモノマーは、一般式
がCH2 =CH−Rf であり、但しRf =(CF2n
Y、n=2〜10であり、Y=F、H、またはClであ
る。好ましいFAEコモノマーはY=Fであり、この場
合、FAEはペルフルオロアルキルエチレン(PFA
E)である。最も好ましいPFAEはペルフルオロブチ
ルエチレン(PFBE、n=4)である。複数種類のF
AEを使用することができる。共重合体中のFAEコモ
ノマー単位の濃度は、TFE/E共重合体中の全モノマ
ー単位に対して3モル%以下であり、存在する場合は
0.3〜3モル%が好ましく、最も好ましくは0.3〜
2.0モル%である。FAEは既知の化合物である。例
えば、米国特許第4,123,602号を参照された
い。
【0020】PAVEとともにFAEが共重合体中に存
在するとき、共重合体中のPAVEコモノマー単位の濃
度は、この共重合体中のTFE、E、FAEおよびPA
VEの全単位に対して0.5〜15モル%であり、好ま
しくは0.5〜10モル%、最も好ましくは0.7〜7
モル%である。
【0021】FAEが存在するとき、上述のような本発
明のTFE/E共重合体中のFAEおよびPAVEの濃
度は、FAEとPAVEの合計濃度が、TFE、E、F
AE、およびPAVEを合計した全単位に対して少なく
とも2モル%となる濃度である。合計濃度は少なくとも
3モル%が好ましく、より好ましくは少なくとも4モル
%であり、即ち、FAEが共重合体中に存在しないとき
のPAVEの場合と同じである。必要とされてはいない
が、PAVEの濃度は、そのTFE/E共重合体中のモ
ル濃度に基づいてFAEの濃度を超えることがしばしば
有利である。
【0022】当業者は、本発明のTFE/E共重合体中
に、FAEおよびPAVEに加えて改質用コモノマーを
存在させることが可能であることを理解するであろう。
このような追加の改質用コモノマーが存在する場合、P
AVEに比べて低い濃度になる。
【0023】特に、PAVEをPFBEとともに混合さ
せることが融点を下げるのに有益であることが見出され
た。TFE/Eが任意の所与の比であるときに、PFB
Eは全体的な重合速度を遅くするが、この問題は、PA
VEをPFBEとともにTFE/E共重合体中で使用す
ると解決することができる。本発明の一実施形態で提供
されるように、PAVEは、フルオロアルキルエチレン
を存在させることなく使用することができる。
【0024】本発明のTFE/E共重合体は、溶融加工
可能である。したがって、この重合体は一般に、TFE
/E共重合体について通常測定される溶融流量(MF
R)が約1〜50g/10分の範囲内にあるような分子
量を有するが、この範囲外のMFR値も知られている。
MFRは、1〜25g/10分の範囲内であることが好
ましく、より好ましくは2〜25g/10分である。
【0025】本発明のTFE/E共重合体は、TFE/
E共重合体の技術分野で知られている任意の重合技術に
よって生成することができる。これらの技術には、溶液
重合、懸濁重合、および溶媒の存在下での分散重合を含
んだ分散重合が含まれるが、それだけに限らない。連続
法、半連続法、回分法、または半回分法を含む方法を使
用することができる。
【0026】例示として、TFE/E/PEVE共重合
体を生成するための非水溶液重合は、一般に以下のよう
に実施することができる。適切なオートクレーブ、好ま
しくは撹拌オートクレーブに、初めに1,1,2−トリ
クロロ−2,2,1−トリフルオロエタン(CFC−1
13)などの適切な溶媒を充填し、その蒸気空間を窒素
でパージし、真空にして酸素を除去する。連鎖移動剤
(CTA)を使用する場合、TFE/E共重合体では一
般に行われているように、真空である間にCTAまたは
CTA溶液をストックポットから引き込むことができ
る。選択された量のPEVEを、容量形ポンプを使用し
て注入し、さらにエチレンを添加して、反応器の圧力を
所望のレベルに上げる。次にTFEを添加して、圧力を
所定量増加させる。次いでオートクレーブの内容物を、
撹拌しながら所望の反応温度、例えば60℃に加熱し、
適切な開始剤、またはペルフルオロプロピオニル過酸化
物のCFC−113溶液などの開始剤溶液を添加して、
重合を開始する。重合が開始すると、圧力の減少によっ
て示されるように、所定の割合のTFE/エチレンの組
成物が流れ始め、圧力が初期の値に維持される。さら
に、開始剤溶液の添加を開始する。任意選択で所定量の
PEVEを、所定のスケジュールに従って添加する。従
ってこの反応は、所定の時間継続し、または混合ガスが
所定量添加されるまで継続する。次いで容器の内容物を
冷却し、オートクレーブの排気を行う。次いで得られた
ポリマー懸濁液をオートクレーブから放出して乾燥させ
る。
【0027】望むならばこの反応では、PEVEととも
にその他のPAVEおよび/またはFAEを含むことが
できる。
【0028】上述のように、PEVE(またはその他の
PAVEまたはFAE改質剤)を重合反応に導入するた
め、様々なプロファイルを使用することができる。例え
ば半回分法では、PEVEを事前に充填し、または反応
中に添加し、または事前充填と反応中の添加との組合せ
によって導入することができる。PEVEの導入は、共
重合体の均一性を強化するために、反応中の添加を含む
ことが好ましい。反応中のPEVEの添加は、連続的、
または断続的に行うことができる。当業者なら、連続的
な添加は均一または不均一であり得るが、通常は均一で
あることを理解するであろう。同様に当業者なら、断続
的な添加は、均一または不均一、および均等または不均
等な間隔であり得るが、通常は均一で均等な間隔である
ことを理解するであろう。さらに、複数種類の改質剤コ
モノマーを使用する場合、当業者なら、それらを同じプ
ロファイルに従って導入する必要がないことを理解する
であろう。
【0029】TFE/E共重合体樹脂の所望の物理的形
態は、通常、目的とする使用法によって変化する。様々
な粉末被覆法の場合、例えば粉末、小形のビード、また
は小形の顆粒が適している。これらの形態は、重合生成
物を乾燥することによって簡単に得ることができ、任意
選択で、それに加えて当業界で知られる粉砕または摩砕
操作、あるいは様々な凝集またはペレット化法によって
得ることができる。これらの微細に分割された樹脂の望
ましいサイズは、目的とする適用例に応じて0.01〜
2mmの範囲にわたって変わる。ワイヤコーティングな
どの押出し成形に使用する場合は、押出し成形法によっ
て形成された立方体、またはペレットなどが一般に使用
される。粒径は、試料のサイズの範囲に適した任意の既
知の方法によって、分析することができる。例えば小形
粒子粉末の場合は、Microtrac Particle Size Analyzer
(Leeds & Northrupから入手可能)などを用いる光散乱
法や、Coulter Multisizer(Coulter Corp. から入手可
能)などを用いる電気インピーダンス法を用いることが
でき、より大形の粒子およびペレットの場合は、ふるい
分析を用いることができる。
【0030】
【実施例】以下の実施例および比較例で、空時収量の計
算に使用される体積は、反応器に初めに充填される溶媒
(CFC−113)の体積である。ポリマー収量は、反
応器から放出された懸濁液を乾燥して得られるポリマー
の全量であり、あるいはCFC−113の密度として
1.57g/cm3 を使用した懸濁液の固体含有量から
計算される。
【0031】TFE/E共重合体の組成は、元素分析お
よび19FNMR分析によって決定される。NMRの結果
を使用してフッ素含有単位の相対量を決定し、元素分析
の結果を使用して炭素含有量を得る。次に、モノマー単
位の母集団に関係しかつ組成物中の炭素含有量に関係す
る一組の連立方程式を解いて数値を得る。
【0032】TFE/E共重合体樹脂の溶融流量(MF
R)を、ASTM D−3159に従って測定する。M
FRは、関係MV=32.0/MFRによる溶融粘度
(MV)に関係し、但しMFRの単位はg/10分であ
り、MVの単位は103 Pa・sである。
【0033】フルオロポリマー樹脂の熱的特性は、AS
TM D−4591−87の方法に従って、示差走査熱
量計(DSC)により決定される。報告される融点は、
溶融吸熱のピーク温度である。他に述べられていない限
り、融点および関連する融解熱は、ポリマー試料を二次
的に加熱した場合のものである。
【0034】他に明記されない限り、物理的特性試験用
の試料は、TFE/E共重合体樹脂を300℃で厚さ1
0ミル(0.25mm)のフィルムに圧縮成形し、その
後、氷水で冷却し、または低温の金属板の間で冷却する
ことによって調製される。各試験に適するように、この
フィルムから試験片をカットする。他に述べられていな
い限り、すべての物理的特性試験は室温で行われる。
【0035】ASTM D−1457に従って引張り試
験を行う。ASTM D−790に従って曲げ弾性率を
測定する。
【0036】150℃でのDiMattia屈曲寿命試験では厚
さ0.030インチ(0.76mm)の試験片を使用
し、試料に穴を開けない他は、ASTM D−813−
87に従って曲げ抵抗を測定する。報告された値は、他
に述べられていない限り、3個の試験片の平均である。
試験片が2.5×106 サイクルに耐える場合、試験を
停止し、試験片に欠陥はないとみなされる。TFE/E
共重合体は、高温で応力き裂が生じる傾向があるため、
150℃でのDiMattia屈曲寿命試験は特に重要である。
【0037】MIT屈曲寿命は、厚さ0.008インチ
(0.2mm)のフィルムを用い、ASTM D−21
76に記載される標準のMIT耐折試験機を使用して測
定される。
【0038】以下、他に述べられていない限り、溶液濃
度は溶媒と1種類または複数種類の溶質を合計した重量
に基づく。
【0039】実施例1 羽根型撹拌器を備え、かつ手動制御式供給システムを有
する1リットルのステンレス鋼製オートクレーブに、
1,1,2−トリクロロ−2,2,1−トリフルオロエ
タン(CFC−113)を800mL充填する。蒸気空
間を窒素でパージし、真空にして酸素を除去する。真空
にしている間、1.5mLのペルフルオロブチルエチレ
ンと0.5mLのシクロヘキサンをストックポットから
引き込む。容量形ポンプから、1.0mLのペルフルオ
ロ(エチルビニルエーテル)を添加する。エチレンを添
加して、反応器の圧力を9.5psi(0.066MP
a)増加させる。次に、TFEを添加して圧力を110
psi(0.76MPa)増加させる。オートクレーブ
の内容物を、撹拌しながら60℃に加熱する。次に、ペ
ルフルオロプロピオニル過酸化物(3P)をCFC−1
13に溶かした0.0053g/mL溶液を15mL添
加して、重合を開始する。圧力が5psi(0.03M
Pa)低下すると、モル比が60/40であるTFE/
エチレン組成物が流れ始め、圧力を初期の値に維持す
る。さらに、3P開始剤溶液を、1.2mL/分で添加
し始める。PFBEをCFC−113に溶かした10体
積%溶液を、4分毎に0.2mL添加し、1.0mLの
PEVEを生成する。混合ガスの添加を開始した後、反
応を15分間継続する。次いで容器の内容物を冷却し、
オートクレーブの排気を行う。得られたポリマー懸濁液
をアルミニウム製の受皿に移し、150℃の空気循環炉
で乾燥させる。乾燥した共重合体樹脂の重量は43gで
あり、従って空時収量は215g/リットル・時であ
る。共重合体の組成(TFE/E/PFBE/PEV
E)は、モルを基準にすると、55.4/39.2/
0.6/4.9である。融点は198℃であり、さらに
低い温度では比較的弱く幅広い成分が存在し、またMF
Rは1.25g/10分である。引張り強度は4356
psi(30MPa)であり、引張り伸びは245%で
あり、曲げ弾性率は648MPaである。DiMattia屈曲
寿命は、2.5×106 サイクルよりも長く、即ち試験
片は、DiMattia試験では破損しない。
【0040】実施例2 表1に示された相違点以外は、実施例1の手順を実質上
繰り返す。共重合体の組成および特性も表1に示す。融
点は低く、曲げ弾性率は低く、重合速度(空時収量)が
大きい。
【0041】
【表1】
【0042】実施例3 初めにPEVEを4mL充填し、重合が開始した後はP
EVEを添加しないこと以外は、実施例1の手順を実質
上繰り返す。乾燥した共重合体樹脂の重量は35.9g
であり、従って空時収量は179.5g/リットル・時
である。得られる共重合体は、約145℃でそのピーク
(融点)を示し、かつ195℃および約204℃でより
低いピークを示す、主に幅広い溶融吸熱を示す。非常に
低い融点と、溶融吸熱の形状によって、PEVEのTF
E/E共重合体への迅速な組込みが示され、その結果、
回分法を実施中にPEVEが消耗され、不均一なポリマ
ーが形成される。即ち、回分法で初期に形成される共重
合体はPEVEに富み、また回分法の後半で形成される
共重合体は比較的PEVEが少ないと考えられる。
【0043】実施例4〜10 羽根型撹拌器を備え、かつコンピュータ制御式供給シス
テムを有する1リットルのステンレス鋼製オートクレー
ブを真空にし、窒素でパージし、再度真空にする。真空
にしている間、シクロヘキサンをCFC−113に溶か
した31.2g/L溶液を25mLと、相当量のCFC
−113とをストックポットから引き込む。さらに、P
FBEをCFC−113に溶解した38g/L溶液を、
表2に示す事前充填される量のPFBEを導入するのに
十分な量引き込む。容量形ポンプから、表2に示す1種
類または複数種類のPAVEの量を添加する。CFC−
113の量は、シクロヘキサン溶液、CFC−113、
PFBE溶液、およびPAVEの事前充填が全部で80
0mLになるような量である。オートクレーブの内容物
を撹拌しながら60℃に加熱する。温度が安定した状態
で、初めにエチレンを添加し、次いでTFEを添加し
て、表2に示される量だけ圧力を増加させる。次に、3
PをCFC−113に溶かした0.0060g/mL溶
液の25mLを添加して、重合を開始する。圧力が5p
si(0.03MPa)低下すると、モル比が60/4
0であるTFE/エチレン組成物が流れ始め、圧力を初
期の値に維持する。さらに、同様の3P開始剤溶液を
1.2mL/分で添加し始め、同様のPFBE溶液およ
び/または1種類または複数種類のPAVEを添加し
て、1種類または複数種類の改質用コモノマーに対して
表2に示した供給速度がもたらされる。混合ガスの添加
を開始した後、反応を20分間継続する。次に、すべて
の供給を停止し、オートクレーブの内容物を冷却し、オ
ートクレーブの排気を行う。得られる共重合体懸濁液を
アルミニウム製の受皿に移し、150℃の真空炉で乾燥
させる。共重合体の特性を表3に示す。物理試験用の試
験片を形成するためのフィルムを、共重合体の融点より
も20℃高い温度で成形する。
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デウィー リン カーボウ アメリカ合衆国 19350 ペンシルヴァニ ア州 リンデンバーグ エデン ロード 111 (72)発明者 ロバート グレン ブラウン アメリカ合衆国 19317 ペンシルヴァニ ア州 チャッヅ フォード アードムーア レーン 3 (72)発明者 パトリック リンドナー アメリカ合衆国 26101 ウエスト ヴァ ージニア州 パーカーズバーグ セニック ヒルズ ドライブ 44 (72)発明者 スコット デイヴィッド ペダーソン アメリカ合衆国 50310 アイオワ州 デ ス モインズ 56ティーエイチ ストリー ト 3846

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テトラフルオロエチレンおよびエチレン
    である多量部分と、少なくとも1種類のペルフルオロ
    (アルキルビニルエーテル)である少量部分とを含み、
    前記アルキルが1〜5個の炭素原子と任意選択でフルオ
    ロアルキルエチレンを有し、前記フルオロアルキルが2
    〜10個の炭素原子を有する、部分的に結晶性の溶融加
    工可能な共重合体であって、前記少量部分が、前記共重
    合体の融点を220℃以下にするのに有効な量だけ存在
    することを特徴とする共重合体。
  2. 【請求項2】 前記フルオロアルキルエチレンが存在
    し、フルオロアルキルエチレンとペルフルオロ(アルキ
    ルビニルエーテル)の合計モル量が、前記共重合体中に
    存在するテトラフルオロエチレン、エチレン、フルオロ
    アルキルエチレン、およびペルフルオロ(アルキルビニ
    ルエーテル)の合計単位に対して少なくとも2%である
    ことを特徴とする請求項1に記載の共重合体。
  3. 【請求項3】 前記合計モル量が少なくとも3%である
    ことを特徴とする請求項2に記載の共重合体。
  4. 【請求項4】 存在する前記フルオロアルキルエチレン
    の前記モル量が、0.3%〜2.0%であることを特徴
    とする請求項3に記載の共重合体。
  5. 【請求項5】 存在する前記ペルフルオロ(アルキルビ
    ニルエーテル)のモル量が、前記共重合体中に存在する
    テトラフルオロエチレン、エチレン、フルオロアルキル
    エチレン、およびペルフルオロ(アルキルビニルエーテ
    ル)の合計単位に対して0.7%〜7%であることを特
    徴とする請求項3に記載の共重合体。
  6. 【請求項6】 前記フルオロアルキルエチレンがペルフ
    ルオロアルキルエチレンであることを特徴とする請求項
    1に記載の共重合体。
  7. 【請求項7】 前記ペルフルオロアルキルエチレンがペ
    ルフルオロブチルエチレンであることを特徴とする請求
    項6に記載の共重合体。
  8. 【請求項8】 前記フルオロアルキルエチレンが存在せ
    ず、ペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)の量が、
    前記共重合体中に存在するテトラフルオロエチレン、エ
    チレン、およびペルフルオロ(アルキルビニルエーテ
    ル)の合計モル量に対して少なくとも3モル%であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の共重合体。
  9. 【請求項9】 存在する前記ペルフルオロ(アルキルビ
    ニルエーテル)のモル量が15モル%以下であることを
    特徴とする請求項1に記載の共重合体。
  10. 【請求項10】 前記ペルフルオロ(アルキルビニルエ
    ーテル)がペルフルオロ(エチルビニルエーテル)であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の共重合体。
  11. 【請求項11】 前記テトラフルオロエチレンと前記エ
    チレンのモル比が、73/27〜40/60の範囲内で
    あることを特徴とする請求項1に記載の共重合体。
  12. 【請求項12】 前記モル比が70/30〜50/50
    の範囲内であることを特徴とする請求項11に記載の共
    重合体。
  13. 【請求項13】 前記フルオロアルキルエチレンが存在
    することを特徴とする請求項12に記載の共重合体。
  14. 【請求項14】 前記モル比が70/30〜55/45
    の範囲内であることを特徴とする請求項13に記載の共
    重合体。
  15. 【請求項15】 前記フルオロアルキルエチレンが存在
    しないことを特徴とする請求項12に記載の共重合体。
  16. 【請求項16】 前記モル比が70/30〜55/45
    の範囲内であることを特徴とする請求項15に記載の共
    重合体。
  17. 【請求項17】 前記モル比が60/40より大きいこ
    とを特徴とする請求項16に記載の共重合体。
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