JPH11343082A - 流体圧エレベーター - Google Patents

流体圧エレベーター

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JPH11343082A
JPH11343082A JP17057998A JP17057998A JPH11343082A JP H11343082 A JPH11343082 A JP H11343082A JP 17057998 A JP17057998 A JP 17057998A JP 17057998 A JP17057998 A JP 17057998A JP H11343082 A JPH11343082 A JP H11343082A
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JP
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rope
lever
hoistway
pulley
fixed
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Withdrawn
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JP17057998A
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English (en)
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Katsuharu Shudo
克治 首藤
Ichiro Nakamura
一朗 中村
Haruo Watanabe
春夫 渡辺
Satoru Sasaki
悟 佐々木
Hidekazu Nakamura
秀和 中村
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗かごの自重を補償するつり合おもりを設け
た流体圧エレベーターにおいて、つり合おもり用ロープ
の緩み検出装置の設置を容易にすると共に、走行中及び
保守点検時に高い安全性を得ることにある。 【解決手段】 乗りかごを第1のロープ5を介して流体
圧シリンダ2によって間接的に支持し、つり合いおもり
3を第2のロープ6と昇降路上部の固定部材10に設け
たプーリ8を介して直接或いは間接的に乗りかご1と結
合した流体圧エレベーターにおいて、昇降路上部の固定
部材或いはプーリ周辺にロープ緩み検出装置15を設
け、第1および/または第2のロープの張力変化を検出
すると共に、検出した信号の伝送線15aを昇降路上部
の固定部材及び昇降路内の支柱部材100に配線するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗かごの自重を補
償するつり合おもりを設けた流体圧エレベーターに係
り、特に、つり合おもり用のロープ緩みを検出する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、片持式油圧エレベーターの固定側
のロープエンドにロープ緩み検出装置を設けた構造は、
特開昭60−119074号公報に開示されており、こ
の公報に記載の技術は、ロープ緩みを油圧ジャッキ側に
収束させるようにウエイトを設けるものである。また、
特開平6−183665号公報には、油圧エレベーター
の油圧シリンダのプランジャ自重を軽減させるために、
油圧シリンダの頂部プーリ部分にロープとプーリを介し
てつり合おもりを結合する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、つり合おもり付流体圧エレベーターにおけ
るつり合おもり用ロープの緩み検出装置については述べ
られていない。また、ロープ緩み検出装置をエレベータ
ーの下部に設置することになるため、雨水等による浸水
時に故障する恐れがある。さらに、保守点検時にピット
内に入らなければならず、かご下作業となり、酸欠事
故、かご落下防止の点で危険である。また、つり合おも
りで流体圧シリンダのプランジャを吊ることは、通常走
行中に、つり合おもりも、プランジャも走行し、昇降路
内を移動することになるため、ロープ緩み検出装置用の
電線がひっかかることなく、走行できるように昇降路内
にたらしておかなければならず、電線の設置作業増加の
みならず、部品点数増、走行中の電線断線の心配等があ
り、これらの対策については述べられていない。
【0004】本発明の課題は、乗かごの自重を補償する
つり合おもりを設けた流体圧エレベーターにおいて、つ
り合おもり用ロープの緩み検出装置の設置を容易にする
と共に、走行中及び保守点検時に高い安全性が得られる
流体圧エレベーターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、乗りかごを
第1のロープを介して流体圧シリンダによって間接的に
支持し、つり合いおもりを第2のロープと昇降路上部の
固定部材に設けたプーリを介して直接或いは間接的に乗
りかごと結合した流体圧エレベーターにおいて、昇降路
上部の固定部材或いはプーリ周辺に、または、移動しな
いロープ端部に、または、2個のプーリ間にロープ緩み
検出装置を設け、第1および/または第2のロープの張
力変化を検出すると共に、検出した信号の伝送線を昇降
路上部の固定部材及び昇降路内の支柱部材に配線するこ
とによって、解決される。ここで、1つ目のロープ緩み
検出装置は、昇降路上部の固定部材に固定した回転可能
なレバーと、レバーに取り付けたローラと、ロープに押
し付ける力をレバーを介してローラに与えるバネ或いは
ウエイトと、レバーの回転を検出する検出器を有し、ロ
ーラをプーリまたは移動しないロープ端部の第1および
/または第2のロープに接触させる。または、ローラの
みを前記昇降路上部の固定部材に設けた2個のプーリの
間のロープに接触させる。次に、2つ目のロープ緩み検
出装置は、昇降路上部の固定部材に固定した移動可能な
ロッドと、ロッドに取り付けたローラと、ロープに押し
付ける力をロッドを介してローラに与えるバネと、ロッ
ドの移動を検出する検出器を有し、ローラを昇降路上部
の固定部材に設けた2個のプーリ間のロープに接触させ
る。さらに、3つ目のロープ緩み検出装置は、昇降路上
部の固定部材に支点台を介して固定した回転可能なレバ
ーと、レバーに回転可能に固定したプーリと、レバーを
押し上げる力を与えるバネ或いはウエイトと、レバーの
回転を検出する検出器を有し、ロープが緩んだとき、レ
バーとプーリを押し上げる。最後に、4つ目のロープ緩
み検出装置は、ロープを保持するソケットと、ソケット
を昇降路上部の固定部材にバネを介して結合するロッド
と、ロッドの移動を検出する検出器を有し、ロープが緩
んだとき、前記ロッドを押し上げる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1〜図10は、本発明のそれぞれの
実施形態であり、つり合おもりを備えた流体圧エレベー
ターの構成と昇降路上部の固定部材にロープ緩み検出装
置を設置する位置に関する実施形態を示す。
【0007】図1は、本発明の第1の実施形態を示す。
本実施形態は、ロープ5と流体圧シリンダ2の頂部に設
けたプーリ4を介してかご1を流体圧シリンダ2により
間接的に支持し、1:2ローピングによってかご1を動
作させる。さらに、かご1の自重を補償するために設置
したつり合おもり3は、流体圧シリンダ2の移動量が1
に対してつり合おもり3の移動量も1となるように、流
体圧シリンダ頂部のプーリ保持枠13にロープ6の一端
を結合し、昇降路上部のハリ10に固定されたプーリ保
持枠12に軸22で回転可能に設けたプーリ8を介して
つり合おもり3にロープ6の他の一端を結合する。ロー
プ緩み検出装置15は、昇降路上部の固定されたハリ1
0或いはプーリ8周辺に設置し、ロープ6が切断した
り、外れたりすることによって緩んだことを検出する。
検出信号用電線15aは、昇降路上部の固定されたハリ
10とエレベーターの昇降路内の支柱100に設置し、
ロープ緩み検出装置15の信号を伝送する。本実施形態
では、ロープ緩み検出装置15を昇降路上部の固定され
たハリ10或いはプーリ8の周辺に設置することによ
り、検出信号用電線15aの引き回しを昇降路内の支柱
100、ハリ10に固定して導くことができ、つり合お
もり3やプーリ4と同時に走行するロープ6の端部にロ
ープ緩み検出装置を設置した場合に比較して、つり合お
もり3やプーリ4と同時に走行する部分に関係がなくな
るため、ロープ緩み検出装置15の設置および検出信号
用電線15aの配線が容易であり、走行中のトラブルを
回避することができ、かつ、部品点数を少なくすること
ができる。また、ロープ緩み検出装置15を昇降路上部
の固定されたハリ10或いはプーリ8の周辺に設置する
ため、保守時に昇降路ピット内に入らずに、かご1の上
から動作確認などの作業を容易に行うことができ、安全
性が高い。
【0008】図2は、本発明の第2の実施形態を示す。
本実施形態の構成は、図1の実施形態とほぼ同じである
が、異なる点は、つり合おもり3の幅が大きい場合や、
昇降路内スペースに制約がある場合、つり合おもりをプ
ーリ8a,8bによって任意の位置に吊り下げられるよ
うにしたことである。本実施形態では、ロープ緩み検出
装置15をロープ6の横部に設置しているが、ロープ張
力を検出できるならば、プーリ8a,8bの間のロープ
6aの箇所(ロープ緩み検出装置15を図示せず)でも
設置可能である。本実施形態による効果は図1の実施形
態と同様である。なお、本実施形態を含め以下の実施形
態では、検出信号用電線15a及び昇降路内の支柱10
0を省略して記載する。
【0009】図3は、本発明の第3の実施形態を示す。
本実施形態は、ロープ5と流体圧シリンダ2の頂部に設
けたプーリ4を介して、かご1を流体圧シリンダ2によ
り間接的に支持し、1:2ローピングによってかご1を
動作させる。さらに、かご1の自重を補償するために設
置したつり合おもり3は、流体圧シリンダ2の移動量2
に対してつり合おもり3の移動量は1となるように、ロ
ープ6の一端は流体圧シリンダ頂部のプーリ保持枠13
に結合し、昇降路上部のハリ10のプーリ保持枠12に
設けたプーリ8とつり合おもりに設けたプーリ9を介し
てロープ6の他の一端をハリ10の移動しないロープ端
部16に結合する。ロープ緩み検出装置15は、プーリ
8の周辺15或いは移動しないロープ端部16の位置
(ロープ緩み検出装置15を図示せず)に設置する。本
実施形態も、上記と同様の効果を得ることができる。
【0010】図4は、本発明の第4の実施形態を示す。
本実施形態は、ロープ5と流体圧シリンダ2の頂部に設
けたプーリ4を介して、かご1を流体圧シリンダ2によ
り間接的に支持し、1:2ローピングによってかご1を
動作させる。さらに、かご1の自重を補償するために設
置したつり合おもり3は、流体圧シリンダ2の移動量が
1に対してつり合おもり3の移動量は2となるように、
ロープ6の一端はハリ10の移動しないロープ端部16
に結合し、流体圧シリンダ頂部のプーリ保持枠13によ
り保持されたプーリ11及び昇降路上部のハリ10のプ
ーリ保持枠12に設けたプーリ8介してロープ6の他の
一端をつり合おもり3に結合する。ロープ緩み検出装置
15は、プーリ8の周辺或いは移動しないロープ端部1
6の位置(ロープ緩み検出装置15を図示せず)に設置
する。本実施形態も、上記と同様の効果を得ることがで
きる。
【0011】図5は、本発明の第5の実施形態を示す。
本実施形態は、昇降路上部のハリ10に移動しないロー
プ端部16として固定されたロープ5と流体圧シリンダ
2の頂部に設けたプーリ4a,4b,その底部4cとか
ご1下の2個のプーリ20,21を介して、かご1を流
体圧シリンダ2により支持し、1:2ローピングでかご
1をせりあげて動作させる。さらに、かご1の自重を補
償するために設置したつり合おもり3は、流体圧シリン
ダ2の移動量が1に対してつり合おもり3の移動量も1
となるように、ロープ6の一端は流体圧シリンダ頂部に
結合し、昇降路上部のハリ10に固定されたプーリ保持
枠12に設けたプーリ8を介してロープ6の他の一端を
つり合おもり3に結合する。ロープ緩み検出装置15
は、プーリ8の周辺或いはロープ5の移動しないロープ
端部16の位置(ロープ緩み検出装置15を図示せず)
に設置する。本実施形態も、上記と同様の効果を得るこ
とができる。
【0012】図6は、本発明の第6の実施形態を示す。
本実施形態は、図5の実施形態と同様に、昇降路上部の
ハリ10に移動しないロープ端部16bとして固定され
たロープ5と流体圧シリンダ2の頂部に設けたプーリ4
a,4b,その底部4cとかご1下の2個のプーリ2
0,21を介して、かご1を流体圧シリンダ2により支
持し、1:2ローピングでかご1をせりあげて動作させ
る。さらに、かご1の自重を補償するために設置したつ
り合おもり3は、流体圧シリンダ2の移動量1に対して
つり合おもり3の移動量は2となるように、ロープ6の
一端は昇降路上部のハリ10の移動しないロープ端部1
6aに結合し、流体圧シリンダ頂部のプーリ保持枠13
に保持されたプーリ11と昇降路上部のハリ10に固定
されたプーリ保持枠12に保持されるプーリ8を介して
ロープ6の他の一端をつり合おもり3に結合する。ロー
プ緩み検出装置15は、プーリ8の周辺15または移動
しないロープ端部16aの位置或いは移動しないロープ
端部16bの位置(いずれもロープ緩み検出装置15を
図示せず)に設置する。本実施形態も、上記と同様の効
果を得ることができる。
【0013】図7は、本発明の第7の実施形態を示す。
本実施形態のかご1の動作は図5の実施形態と同様であ
る。異なる点は、つり合おもり3の吊り構造にある。か
ご1の自重を補償するために設置したつり合おもり3
は、流体圧シリンダ2の移動量1に対してつり合おもり
3の移動量は2となるように、ロープ6の一端は流体圧
シリンダ頂部に結合し、昇降路上部のハリ10に固定さ
れたプーリ保持枠12に保持されるプーリ8とつり合お
もり3に設けられたプーリ9を介してロープ6の他の一
端を昇降路上部のハリ10の移動しないロープ端部16
aに結合する。ロープ緩み検出装置15は、プーリ8の
周辺または移動しないロープ端部16aの位置或いは移
動しないロープ端部16bの位置(いずれもロープ緩み
検出装置15を図示せず)に設置する。本実施形態も、
上記と同様の効果を得ることができる。
【0014】図8は、本発明の第8の実施形態を示す。
本実施形態は、ロープ5と流体圧シリンダ2の頂部に設
けたプーリ4を介して、かご1を流体圧シリンダ2によ
り支持し、1:2ローピングによってかご1を動作させ
る。さらに、かご1の自重を補償するために設置したつ
り合おもり3は、かご1の移動量1に対してつり合おも
り3の移動量も1となるように、かご1の一部にロープ
6の一端を結合し、昇降路上部のハリ10に設けたプー
リ8を介してつり合おもり3にロープ6の他の一端を結
合する。ロープ緩み検出装置15は、昇降路上部の固定
されたハリ10或いはプーリ8の周辺に設置する。本実
施形態も、上記と同様の効果を得ることができる。
【0015】図9は、本発明の第9の実施形態を示す。
本実施形態は、昇降路上部のハリ10に移動しないロー
プ端部16aとして固定されたロープ5と流体圧シリン
ダ2の頂部に設けたプーリ4a,4b,その底部4cと
かご1下の2個のプーリ20,21を介して、かご1を
流体圧シリンダ2により支持し、1:2ローピングでか
ご1をせりあげて動作させる。さらに、かご1の自重を
補償するために設置したつり合おもり3は、かご1の移
動量1に対してつり合おもり3の移動量も1となるよう
に、ロープ6の一端は昇降路上部のハリ10の移動しな
いロープ端部16bに結合し、かご1下の2個のプーリ
20,21と昇降路上部のハリ10に設置した2個のプ
ーリ8a,8bを介してロープ6の他の一端をつり合お
もり3に結合する。ロープ緩み検出装置15は、プーリ
8の周辺15またはプーリ8a,8bの間のロープ6a
の箇所(ロープ緩み検出装置15を図示せず)或いは移
動しないロープ端部16aないしは移動しないロープ端
部16bの位置(いずれもロープ緩み検出装置15を図
示せず)に設置する。本実施形態では、ハリ10に設置
した2個のプーリ8a,8bにより、つり合おもり3を
吊る位置を任意に設定できるため、スペースの有効利用
が可能であると共に、上記と同様の効果を得ることがで
きる。
【0016】図10は、本発明の第10の実施形態を示
す。本実施形態のかご1の動作は図9の実施形態と同様
である。異なる点はつり合おもり3の動作にある。かご
1の自重を補償するために設置したつり合おもり3は、
かご1の移動量1に対してつり合おもり3の移動量も1
となるように、ロープ6の一端は昇降路上部のハリ10
の移動しないロープ端部16cに結合し、かご1下の2
個のプーリ20,21と昇降路上部のハリ10に設置し
たプーリ8a,8bとつり合おもり3に設置したプーリ
9を介してロープ6の他の一端を昇降路上部のハリ10
の移動しないロープ端部16cに結合する。ロープ緩み
検出装置15は、図9の実施形態の設置位置或いは移動
しないロープ端部16cの位置(ロープ緩み検出装置1
5を図示せず)に設置する。本実施形態も、図9の実施
形態と同様な効果が得られる。
【0017】以上の実施形態によれば、ロープ緩み検出
装置15をかご1、流体圧シリンダ2、つり合おもり3
などの動作する物体に設置せずに、昇降路上部の固定さ
れたハリ10或いはプーリ8の周辺などの固定部分に設
置するため、ロープ緩み検出装置15の設置および検出
信号用電線15aの配線が容易であり、走行中に配線を
切断する等のトラブルを回避することができ、かつ、部
品点数を少なくすることができ、また、保守時に昇降路
ピット内に入らずに、かご1の上から動作確認などの作
業が可能であり、安全性が高い。
【0018】次に、図11〜図24は、本発明のロープ
緩み検出装置の具体的な構造を示す実施形態である。以
下、昇降路上部のハリ10に設置したプーリ或いはロー
プ端部の部分は拡大図により示す。
【0019】図11は、本発明の第11の実施形態を示
す。本実施形態は、ハリ10に軸51aを支点として回
転するレバー52と、レバー52に軸23aで回転可能
に固定したローラ23と、レバー52をロープ6に押し
付ける力を与えるバネ30と、ロープ6が緩んだときに
バネ30とレバー52が外れないようにガイドするロッ
ド31と、レバー52の回転角を制限するストッパー3
2,33と、バネ30の反力を受ける支持板26と、レ
バー52が回転したことを検出する検出器40とにより
構成する。なお、図11において、8はプーリ、12は
プーリ保持枠、22は軸である。正常時は、バネ力とロ
ープ張力とが釣り合う位置で、ローラ23がロープ張力
を受けた状態を保持する。しかし、ロープ6が緩んだ
り、切断してロープがなくなってしまった場合は、バネ
力によりレバー52が回転し、その回転を検出器40
(正常時にはON状態、ロープ6が緩んだときにOFF
となるように設定)が検出し、異常情報を制御装置(図
示しない)に送り、所定のシーケンスが働く。本実施形
態により、ロープ緩みを迅速に検出し、その信号を送る
ことができる。また、レバー52の支点51aの位置を
任意に設定することにより、バネ力を容易に変更でき
る。また、ロープ緩み検出装置がロープ自重を受けない
ので、ロープ6を押すバネ30のバネ力を小さくするこ
とができる。
【0020】図12は、本発明の第12の実施形態を示
す。本実施形態は、ハリ10に軸51aを支点に回転可
能に固定したレバー52と、レバー52に軸23aで回
転可能に固定してロープ6に押し当てるローラ23と、
ローラ23を介してレバー52がロープ6に押しつける
力を与えるウエイト46と、ウエイト46の回転角を制
限するストッパー45,47と、ウエイト46の回転を
検出する検出器40とにより構成する。ロープ6の張力
が正常な状態では、ローラ23はレバー52に設けたウ
エイト46の自重により、ロープ張力とローラ23の押
しつけ力が釣り合う状態にある。しかし、ロープ6の緩
みが生じると、ウエイト46の自重によりレバー52が
回転して検出器40をOFFさせる。本実施形態は、バ
ネ力を利用した機構を用いないので、簡単な構造でロー
プの緩み検出を行うことができる。
【0021】図13は、本発明の第13の実施形態を示
す。本実施形態は、図11の実施形態と構造はほぼ同様
である。異なる点は、ハリ10に設置するプーリが2個
になったことである。プーリ8a,8bが2個であって
も、図11の実施形態と全く同様の効果が得られる。本
実施形態は、2個のプーリ8a,8bのすき間が小さい
場合に有効である。
【0022】図14は、本発明の第14の実施形態を示
す。本実施形態は、プーリが8a,8bが2個ある場合
であり、その間のすき間が大きい場合に有効である。ロ
ープ緩み検出装置を2個のプーリ8a,8bの間に収め
る。24はロッド、24aはレバー枠、24bはロッド
である。本実施形態により、ロープ緩み検出装置をコン
パクトに収めてハリ10に設置することが可能である。
また、ロープ緩み検出装置を2個のプーリ8a,8bの
間に収めるので、ロープの横揺れを誤検出する心配がな
い。
【0023】図15は、本発明の第15の実施形態を示
す。本実施形態は、図14の本実施形態に使用したロー
プ緩み検出装置をロープ6の横に設置する。本実施形態
では、プーリが8a,8bが2個ある場合、その間のす
き間がなく、ロープ緩み検出装置の設置が不可能である
場合に有効であり、また、ロープ自重を受けないので、
ロープ6を押すバネ30のバネ力を小さくすることがで
きる。
【0024】図16は、本発明の第16の実施形態を示
す。本実施形態は、プーリが8a,8bの2個で、その
間のすき間が比較的狭い場合を示す。本実施形態は、ロ
ープ緩み検出装置のローラ23のみを2個のプーリ8
a,8bの間に収め、ハリ10に固定した支点台51
と、支点台51の軸51aを支点に回転可能に固定した
レバー52と、レバー52に軸23aで回転可能に固定
してロープ6に押し当てるローラ23と、レバー52を
ロープ6に押し付ける力を与えるバネ30と、ロープ6
が緩んだときにバネ30とレバー52が外れないように
ガイドするロッド31と、レバー52の回転角を制限す
るストッパー32,33と、バネ30の反力を受ける支
持板26と、レバー52が回転したことを検出する検出
器40とにより構成する。本実施形態は、ロープの横振
動による揺れをロープ緩みと誤検出することがなく、ま
た、ロープ緩み検出装置をコンパクトにハリ10に設置
可能である。また、支点51aを適当な位置に設定する
ことにより、バネ30のバネ力を任意に設定可能であ
る。
【0025】図17は、本発明の第17の実施形態を示
す。本実施形態は、プーリが8a,8bの2個でその間
のすき間が殆どない場合を示す。本実施形態は、ロープ
緩み検出装置のローラ23のみを2個のプーリ8a,8
bの間に収め、ハリ10に設置したプーリ8bのプーリ
保持枠12bに軸25aを支点に回転可能に固定したレ
バー25と、レバー25に軸23aで回転可能に固定し
てロープ6に押し当てるローラ23と、レバー25をロ
ープ6に押し付ける力を与えるバネ30と、ロープ6が
緩んだときにバネ30とレバー25がはずれないように
ガイドするロッド31と、レバー25の回転角を制限す
るストッパー32,33と、ハリ10に固定したバネ3
0の反力を受ける支持板26と、レバー25が回転した
ことを検出する検出器40とにより構成する。本実施形
態は、ロープの横振動による揺れをロープ緩みと誤検出
することがなく、また、ロープ緩み検出装置をコンパク
トにハリ10に設置可能である。また、プーリ8bのプ
ーリ保持枠12bを兼用してレバー25を回転可能に固
定したので、部品点数を減らすことができる。
【0026】図18は、本発明の第18の実施形態を示
す。本実施形態は、プーり8を設置する昇降路上部のハ
リが10a,10bの2本あるとき、その間にプーリ8
を設置する場合を示し、レバー42と、レバー42に軸
22で回転可能に固定したプーリ8と、ハリ10a,1
0bに固定された支点台41と、レバー42を回転可能
に支点台41へ固定する支点41aと、レバー42を押
し上げる力を与えるバネ30と、ロープ6が緩んだとき
にバネ30が外れないようにガイドするロッド31と、
レバー25の回転角を制限するストッパー32,33
と、ハリ10a,10bに固定したバネ30の反力を受
ける支持部材60と、レバー42が回転したことを検出
する検出器40とにより構成する。ロープの緩みにより
バネ力で41aを支点としてレバー42とプーリ8が押
し上げられ、検出器40によってロープの異常を検出す
る。本実施形態では、レバーがプーリ8の支持を兼用で
きるので、部品点数を減らすことができる。
【0027】図19は、本発明の第19の実施形態を示
す。本実施形態は、レバー42と、レバー42に軸22
で回転可能に固定したプーリ8と、レバー42を支点4
1aで回転可能に固定する支点台41と、レバー42を
押し上げる力を与えるバネ30と、ロープ6が緩んだと
きにバネ30が外れないようにガイドするロッド31
と、レバー42の回転角を制限するストッパー32,3
3と、レバー42を受ける受け部材43と、レバー42
が回転したことを検出する検出器40とにより構成す
る。ロープの緩みによりバネ力で41aを支点としてレ
バー42が押し上げられ、レバー42とプーリ8の受け
部材43がハリ10から離れ、検出器40によってロー
プの異常を検出する。本実施形態は、レバーの受け部材
をプーリの保持に兼用でき、部品点数を削減できる。
【0028】図20は、本発明の第20の実施形態を示
す。本実施形態は、図19の実施形態と全く同じであ
る。異なる点は、プーり8a,8bが2個になっている
ことである。本実施形態も、図19の実施形態と同様
に、レバーの受け部材をプーリの保持に兼用でき、ま
た、レバー42の支点台41をプーり8aの保持枠とし
て兼用でき、部品点数を削減できる。
【0029】図21は、本発明の第21の実施形態を示
す。本実施形態は、図19の実施形態とほぼ同様の構造
である。異なる点は、レバー42の駆動をウエイトにし
たことである。レバー42と、レバー42に軸22で回
転可能に固定したプーリ8と、レバー42を支点41a
で回転可能に固定する支持台41と、プーリ8からの荷
重を受ける受け部材43と、レバー42を押し上げる力
を与えるウエイト46と、レバー42の回転角を制限す
るストッパー46aと、レバー42が回転したことを検
出する検出器40とにより構成する。ロープの緩みによ
りウエイト46の自重で41aを支点としてレバー42
が押し上げられ、レバー42とプーリ8の受け部材43
がハリ10から離れ、検出器40によってロープの異常
を検出する。本実施形態は、図19の実施形態と同様の
効果を得ることが可能である。また、バネ力を利用した
機構を用いないので、簡単な構造でロープの緩み検出を
行うことができる。
【0030】図22は、本発明の第22の実施形態を示
す。本実施形態は、ロープ端部でロープ緩みを検出する
場合の構造を示す。ロープ6を保持するソケット70
と、ソケットを昇降路上部のハリ10にバネ72を介し
て結合するロッド74と、バネ変位を制限するカバー7
5と、ロープ6の緩みをバネ72の変位で検出するため
のカム73と、検出器40とにより構成する。ロープの
緩みによりバネ72がロッド74を押し上げ、カム73
を移動させ、検出器40によってロープの異常を検出す
る。なお、本実施形態では、ロープ本数がロープ1本の
場合を示しているが、2本以上の場合でもカバー75を
2本以上用とすれば、実施可能である。本実施形態によ
り、昇降路上部の固定部材にロープ端部がある場合でも
適用可能であり、簡単な構造でロープの緩みを検出する
ことが可能である。
【0031】図23は、本発明の第23の実施形態を示
す。本実施形態は、プーリが8a,8bの2個でその間
のすき間が殆どない場合を示す。本実施形態は、ロープ
緩み検出装置のローラ23のみを2個のプーリ8a,8
bの間に収め、ハリ10に設置した支点台41に軸52
bを支点に回転可能に固定したレバー52と、レバー5
2に取り付けたローラ枠52aと、ローラ枠52aに軸
23aで回転可能に固定してロープ6を下側から引き上
げるように当てるローラ23と、レバー52にロープ6
を引き上げる力を与えるバネ30と、ロープ6が緩んだ
ときにバネ30がレバー52から外れないようにガイド
するロッド31と、レバー52の回転角を制限するスト
ッパー32,33と、バネ30の反力を受ける受け部材
80と、ロープ張力を受けるレバー52を支える支持部
材43と、レバー52が回転したことを検出する検出器
40及びカム73トにより構成する。本実施形態は、ロ
ープ緩み検出装置のローラ23のみを2個のプーリ8
a,8bの間に収めるので、ロープの横振動による揺れ
をロープ緩みと誤検出することのないロープ緩み検出が
可能になる。
【0032】図24は、本発明の第24の実施形態を示
す。本実施形態は、プーリ8a,8bの2個でその間の
すき間が殆どない場合を示す。本実施形態は、ロープ緩
み検出装置のローラ23のみを2個のプーリ8a,8b
の間に収め、ハリ10に設置した支点台41に軸52b
を支点に回転可能に固定したレバー52と、レバー52
に取り付けたローラ枠52aと、ローラ枠52aに軸2
3aで回転可能に固定してロープ6を押し当てるローラ
23と、レバー52をロープ6に押し付ける力を与える
バネ30と、ロープ6が緩んだときにバネ30がレバー
52から外れないようにガイドするロッド31と、レバ
ー52の回転角を制限するストッパー32,33と、バ
ネ30の反力を受ける受け部材81の受け部81aと、
ロープ張力を受けるレバー52を支える受け部材81の
支持部81bと、レバー52が回転したことを検出する
検出器40とにより構成する。本実施形態は、ロープの
横振動による揺れをロープ緩みと誤検出することがな
く、さらに、ロープ自重も支えなくてよいため、バネ力
を小さくすることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロープ緩み検出装置を昇降路上部の固定されたハリ或い
はプーリの周辺に設置するため、ロープ緩み検出装置の
設置が容易であり、かつ、ロープ緩みを速やかに、確実
に検出することができる。また、ロープ緩み検出装置を
昇降路上部の固定されたハリ或いはプーリの周辺に設置
することにより、保守時に昇降路ピット内に入らずに、
動作確認などの作業をかご上で容易に行うことができ、
安全性を格段に高めることができる。また、ロープ緩み
検出装置の電気的出力を取り出す検出信号用電線を昇降
路上部のハリや支柱に固定できるため、検出信号用電線
の取付けが簡便であり、走行中の断線等のトラブルを回
避することができ、かつ、部品点数を最小限に減らすこ
とができる。また、ロープ緩み検出装置を昇降路上部の
固定されたハリ或いはプーリ周辺に設置するに際し、ロ
ープ緩み検出装置がロープ自重を受けないように設置す
ることにより、ロープを押すロープ緩み検出装置のバネ
力を小さく設定することができる。また、ロープ緩み検
出装置を形成するレバーに取り付けたローラに、ロープ
に押しつける力を与えるウエイトを用いることにより、
簡単な構造でロープの緩み検出を行うことができる。ま
た、昇降路上部の固定されたハリに2個のプーリがあ
り、そのすき間が比較的大きい場合、ロープ緩み検出装
置をこのすき間に収めることにより、コンパクトにハリ
に設置することが可能になり、また、ロープ緩み検出装
置を2個のプーリの間に収めるので、ロープの横揺れに
よる誤検出を避けることができる。また、昇降路上部の
固定されたハリに2個のプーリがあり、そのすき間が殆
どなく狭い場合、ロープ緩み検出装置を構成するローラ
のみを2個のプーリの間に設置することにより、2個の
プーリのすき間を有効利用することができ、また、この
ローラを2個のプーリの間に収めるので、ロープの横揺
れによる誤検出を避けることができる。また、2個のプ
ーリの一方のプーリ保持枠を兼用してレバーを回転可能
に固定することにより、また、レバーの支点台をプーり
の保持枠として兼用でき、部品点数を削減できる。ま
た、ロープ緩み検出装置を形成するレバーを押し上げる
力を与えるウエイトを用いることにより、簡単な構造で
ロープの緩み検出を行うことができる。また、昇降路上
部の固定部材にロープ端部がある場合、ロッドとバネの
簡単な組合せ、構造でロープの緩みを検出することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す流体圧エレベー
ター
【図2】本発明の第2の実施形態を示す流体圧エレベー
ター
【図3】本発明の第3の実施形態を示す流体圧エレベー
ター
【図4】本発明の第4の実施形態を示す流体圧エレベー
ター
【図5】本発明の第5の実施形態を示す流体圧エレベー
ター
【図6】本発明の第6の実施形態を示す流体圧エレベー
ター
【図7】本発明の第7の実施形態を示す流体圧エレベー
ター
【図8】本発明の第8の実施形態を示す流体圧エレベー
ター
【図9】本発明の第9の実施形態を示す流体圧エレベー
ター
【図10】本発明の第10の実施形態を示す流体圧エレ
ベーター
【図11】本発明の第11の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【図12】本発明の第12の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【図13】本発明の第13の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【図14】本発明の第14の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【図15】本発明の第15の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【図16】本発明の第16の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【図17】本発明の第17の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【図18】本発明の第18の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【図19】本発明の第19の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【図20】本発明の第20の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【図21】本発明の第21の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【図22】本発明の第22の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【図23】本発明の第23の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【図24】本発明の第24の実施形態を示すロープ緩み
検出装置の構成図
【符号の説明】
1:かご、2:流体圧シリンダ、3:つり合いおもり、
4,8,8a,8b,9,11,20,21:プーリ、
5,6:ロープ、10:ハリ、12,13:プーリ保持
枠、15:ロープ緩み検出装置、15a:検出信号用電
線、16,16a,16b,16c:ロープ緩み検出装
置の設置箇所、23:ローラ、25,42,52:レバ
ー、24,74:ロッド、30,72:バネ、40:検
出器、46:ウエイト、70:ソケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 一朗 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 渡辺 春夫 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 佐々木 悟 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 中村 秀和 茨城県ひたちなか市堀口832番地の2 日 立システ ムプラザ勝田 日立水戸エンジ ニアリング株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗りかごを第1のロープを介して流体圧
    シリンダによって間接的に支持し、つり合いおもりを第
    2のロープと昇降路上部の固定部材に設けたプーリを介
    して直接或いは間接的に乗りかごと結合した流体圧エレ
    ベーターにおいて、前記昇降路上部の固定部材或いは前
    記プーリ周辺にロープ緩み検出装置を設け、前記第1お
    よび/または第2のロープの張力変化を検出すると共
    に、前記検出した信号の伝送線を前記昇降路上部の固定
    部材及び昇降路内の支柱部材に配線することを特徴とす
    る流体圧エレベーター。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1および第2
    のロープの一端を前記昇降路上部の固定部材にそれぞれ
    固定して移動しないロープ端部を設け、前記ロープ緩み
    検出装置を前記移動しないロープ端部に設置することを
    特徴とする流体圧エレベーター。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記ロープ緩み検出
    装置を前記昇降路上部の固定部材に設けた2個のプーリ
    間に設置することを特徴とする流体圧エレベーター。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、前記
    ロープ緩み検出装置は、前記昇降路上部の固定部材に固
    定した回転可能なレバーと、前記レバーに取り付けたロ
    ーラと、前記ロープに押し付ける力を前記レバーを介し
    て前記ローラに与えるバネと、前記レバーの回転を検出
    する検出器を有し、前記ローラを前記プーリまたは前記
    移動しないロープ端部の前記第1および/または第2の
    ロープに接触させることを特徴とする流体圧エレベータ
    ー。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記ロープ緩み検出
    装置は、前記昇降路上部の固定部材に固定した回転可能
    なレバーと、前記レバーに取り付けたローラと、前記ロ
    ープに押し付ける力を前記レバーを介して前記ローラに
    与えるバネと、前記レバーの回転を検出する検出器を有
    し、前記ローラのみを前記昇降路上部の固定部材に設け
    た2個のプーリの間のロープに接触させることを特徴と
    する流体圧エレベーター。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記2個のプーリの
    うち、一方のプーリの保持枠を前記レバーの支点となる
    支持枠として兼用することを特徴とする流体圧エレベー
    ター。
  7. 【請求項7】 請求項3において、前記ロープ緩み検出
    装置は、前記昇降路上部の固定部材に固定した移動可能
    なロッドと、前記ロッドに取り付けたローラと、前記ロ
    ープに押し付ける力を前記ロッドを介して前記ローラに
    与えるバネと、前記ロッドの移動を検出する検出器を有
    し、前記ローラを前記昇降路上部の固定部材に設けた2
    個のプーリ間のロープに接触させることを特徴とする流
    体圧エレベーター。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項2において、前記
    ロープ緩み検出装置は、前記昇降路上部の固定部材に固
    定した回転可能なレバーと、前記レバーに取り付けたロ
    ーラと、前記ロープに押し付ける力を前記レバーを介し
    て前記ローラに与えるウエイトと、前記レバーの回転を
    検出する検出器を有し、前記ローラを前記プーリまたは
    前記移動しないロープ端部の前記第1および/または第
    2のロープに接触させることを特徴とする流体圧エレベ
    ーター。
  9. 【請求項9】 請求項1において、前記ロープ緩み検出
    装置は、前記昇降路上部の固定部材に支点台を介して固
    定した回転可能なレバーと、前記レバーに回転可能に固
    定したプーリと、前記レバーを押し上げる力を与えるバ
    ネと、前記レバーの回転を検出する検出器を有し、前記
    ロープが緩んだとき、前記レバーと前記プーリを押し上
    げることを特徴とする流体圧エレベーター。
  10. 【請求項10】 請求項1において、前記ロープ緩み検
    出装置は、前記昇降路上部の固定部材に支点台を介して
    固定した回転可能なレバーと、前記レバーに回転可能に
    固定したプーリと、前記レバーを押し上げる力を与える
    ウエイトと、前記レバーの回転を検出する検出器を有
    し、前記ロープが緩んだとき、前記レバーおよび前記プ
    ーリを押し上げることを特徴とする流体圧エレベータ
    ー。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10において、
    前記昇降路上部の固定部材に2個のプーリを設けると
    き、前記レバーの支点となる支点台を前記2個のプーリ
    の一方のプーリの保持枠として兼用することを特徴とす
    る流体圧エレベーター。
  12. 【請求項12】 請求項2において、前記ロープ緩み検
    出装置は、前記ロープを保持するソケットと、前記ソケ
    ットを前記昇降路上部の固定部材にバネを介して結合す
    るロッドと、前記ロッドの移動を検出する検出器を有
    し、前記ロープが緩んだとき、前記ロッドを押し上げる
    ことを特徴とする流体圧エレベーター。
JP17057998A 1998-06-03 1998-06-03 流体圧エレベーター Withdrawn JPH11343082A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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