JPH11342181A - 負イオン発生装置 - Google Patents

負イオン発生装置

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JPH11342181A
JPH11342181A JP10154961A JP15496198A JPH11342181A JP H11342181 A JPH11342181 A JP H11342181A JP 10154961 A JP10154961 A JP 10154961A JP 15496198 A JP15496198 A JP 15496198A JP H11342181 A JPH11342181 A JP H11342181A
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air
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的に高濃度の負イオンを発生させる負イ
オン発生装置を提供することである。 【解決手段】 気流を狭めて送気速度を高めるノズル構
成を有し包囲体状の接地電極と、これの内部に所定の距
離を保持しつつ配置された放電電極と、両電極間に高電
圧を印加する電源装置と、供給口より気体を吸入し両電
極間にその気体を送り込む送風機とを備え、高電圧を印
加してコロナ放電を発生させ電離した負イオンを排出口
より送り出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食品、飲料水、
居住室等の殺菌の分野に利用される負イオンを高濃度で
発生させる負イオン発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の負イオン発生装置を示す
構成図であり、気体の流れる方向に沿った断面構成図で
ある。図において、1は電源装置、2は電源装置1と電
気的に接続されている放電電極、3はメッシュ状の接地
電極、4は送風機、25は送風機4により取り込まれた
気体が通気する通気路、9は外部気体を取り込む供給
口、12は放電電極2と接地電極3間にあって気体をイ
オン化する電離空間である。負イオンを含むイオン化気
体はメッシュ状の接地電極3を通り抜けて殺菌等の用途
に供される対象物に浴射される。
【0003】次に動作について説明する。送風機4が外
部の空気を供給口9から取り込み、この吸気は通気路2
5を経て電離空間12に送られ、電源装置1から供給さ
れる高電圧は放電電極2に荷電され、接地電極3との間
にある電離空間12でコロナ放電を誘発させ、O2-等の
負にイオン化されたイオン化気体は接地電極3側に移動
する。このイオン化気体を送風機4の送気圧力で電極部
分から吹き飛ばすことにより負イオン発生装置の外部に
送り出すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の負イオン発生装
置は以上のように構成されているので、発生した負イオ
ンは電荷を帯びていることから発生した負イオンの殆ど
が電気的性質によりメッシュ状の接地電極3側に取り込
まれて吸収されてしまい、メッシュを通過した負イオン
しか得られないなどの課題があった。また、環境基準に
より、負イオンと同時に発生するオゾンの濃度も0.1
ppm以下に抑える必要があるという課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、効率的に高濃度の負イオンを発生
させることのできる負イオン発生装置を得ることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る負イオン
発生装置は、包囲体状の第1電極と、この第1電極の内
部に所定の距離を保持しつつ配置された第2電極と、第
1および第2電極間に電圧を印加する電源装置と、供給
口より気体を吸入し第1電極と第2電極との間にその気
体を送り込む送気手段とを備えており、電極間に電圧を
印加して送気にコロナ放電を発生させ電離した負イオン
を排出口より送り出すものであり、第1電極は気流を狭
めて送気速度を高めるノズル構成としたものである。
【0007】この発明に係る負イオン発生装置は、ノズ
ル構成は先細りのテーパ部または曲面部からなるもので
ある。
【0008】この発明に係る負イオン発生装置は、テー
パ部または曲面部は送気方向に沿って互いに対向配置さ
れる二つの面からなるものである。
【0009】この発明に係る負イオン発生装置は、第2
電極は電源装置に電気的に接続されるとともに、第1電
極は接地電位に保持されてなるものである。
【0010】この発明に係る負イオン発生装置は、送気
手段と第1電極との間にはダクトが接続されその下流部
は先細り形状のノズル構成にしてなるものである。
【0011】この発明に係る負イオン発生装置は、排出
口は第1電極の下流部に接続され絶縁性部材からなるも
のである。
【0012】この発明に係る負イオン発生装置は、絶縁
性部材は吹き出しノズル構成にしてなるものである。
【0013】この発明に係る負イオン発生装置は、反応
室と、供給口より気体を吸入し上記反応室にその気体を
送り込む送気手段と、反応室の内壁と一端が回動自在に
接続されるとともに、他端が自由端となっており付勢部
材により気流を狭める方向に付勢されて送気速度を調整
する調整翼と、この調整翼の他端に隣接して配置される
第1電極と、この第1電極よりも下流側に配置される第
2電極と、第1および第2電極間に電圧を印加する電源
装置とを備えており、電圧を印加して第1電極と第2電
極との間に送り込まれた気体にコロナ放電を発生させ電
離した負イオンを反応室の排出口より送り出すものであ
る。
【0014】この発明に係る負イオン発生装置は、調整
翼は気流方向に沿って対向して配置されてなるものであ
る。
【0015】この発明に係る負イオン発生装置は、排出
口に接続され対象物を収容し、排気される負イオン含有
のイオン化気体を上記対象物に与える対象室と、この対
象室の内部にオゾンとともに送り出される負イオンの濃
度を検出する負イオン濃度計とを備えており、この負イ
オン濃度計からの濃度制御信号を送気手段に伝送しこれ
の送気量を調整するものである。
【0016】この発明に係る負イオン発生装置は、排出
口に接続され対象物を収容し、排気される負イオン含有
のイオン化気体を上記対象物に与える対象室と、この対
象室の内部に負イオンとともに送り出されるオゾンの濃
度を検出するオゾン濃度計とを備えており、このオゾン
濃度計からの濃度制御信号を放電手段である電源装置に
伝送しこれの周波数を調整することによりオゾン濃度を
調整するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1(a)は、この発明の実施の形態1
による負イオン発生装置の気流に沿った断面構成図、図
1(b)は細線状の放電電極に沿った気流垂直面におけ
る断面概略図である。図において、1は電源装置、2は
電源装置1と電気的に接続されたタングステン細線の放
電電極(第2電極)、3はノズル型の接地電極(第1電
極)、4は送気手段であるファンやブロワ等の送風機、
5は送風機4からの送気に吹き出し面の均一性を与える
ためのダクト、6はノズル、7は放電面、8は塩化ビニ
ール等の絶縁性部材からなる絶縁性吹き出しノズル、9
は空気を外部から取り込む供給口、10は送風機4から
の送気をダクト5に送り出す通気路、11はノズル6と
接地電極3間にあって両者を絶縁するためのゴム製素材
等からなる絶縁材、12は気体がO2-等の負イオンに電
離する電離空間である。なお、ダクト5の素材として
は、導電性のものでも塩化ビニール製のものでもいずれ
でもよい。
【0018】ここで、図1(a)に示すように、接地電
極3は中央付近で送気の流れに沿って上下に矩形を有す
るとともに、絶縁性吹き出しノズル8方面に向かって互
いに対向する二つの面からなる先細りのテーパ部を有し
ており、その上流部にノズル6より送り込まれる送気の
入口とこれが絶縁性吹き出しノズル8に抜けていく出口
を有している。この包囲体状の接地電極3の内部におい
て送気の下流にこれと所定の間隔を保持しながら放電電
極2が配置されている。
【0019】なお、この接地電極3は、図1(b)に示
すように、気流垂直面に対して縦60mm×横10mm
の矩形を有しているので、その結果、放電面7はその下
流部において排出口を挟んだ上下の二箇所で放電を起こ
すことになる。
【0020】次に動作について説明する。送風機4が外
部の空気を供給口9から取り込み、送風機4により加速
された送気を通気路10を介して吹き出し面の均一性を
与えるためのダクト5に送り出し、先細りのテーパ形状
を有するノズル6で凝縮され高風速を得て、放電電極2
とノズル型の接地電極3との間を通過し、絶縁性吹き出
しノズル8から高流速で吹き出される。このとき、電源
装置1から放電電極2とノズル型の接地電極3間に8k
V程度の高電圧が印加されると、放電電極2と接地電極
3との間でコロナ放電が発生し、これにより電離した負
イオンを含有したイオン化気体も同様に高流速で接地電
極3から吹き出される。しかも、放電面7は接地電極3
の上部と下部の二箇所に対して発生するため負イオンの
発生量は増加する。
【0021】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、放電電極2と接地電極3との間の電離空間12で発
生した負イオンは、絶縁性吹き出しノズル8により送気
全体が加速されるのでそれに伴い高流速が得られて装置
外部に吹き飛ばされるので、発生する負イオンが接地電
極3等に取り込まれて損失する割合が小さくなり負イオ
ン発生効率が向上する効果を有する。
【0022】加えて、負イオンが発生する放電面7は上
記のように、互いに対向するテーパ面からなるのでコロ
ナ放電は二箇所で行われ、これにより発生する負イオン
量の増加をもたらす効果が得られる。
【0023】さらに、絶縁性吹き出しノズル8は帯電す
るような材質・部材を回避するように構成したので発生
した負イオンの取り出し効率が向上する効果を有する。
【0024】なお、この実施の形態1では、接地電極3
を先細りのノズル形状とした場合について述べたが、図
2(a),(b)に示すように、気流に沿った断面が円
形状で、しかも放電電極2に沿った気流垂直面の概略図
を上記同様に矩形にしたものでも同等の効果を奏する。
【0025】実施の形態2.図3(a)は、この発明の
実施の形態2による負イオン発生装置の気流に沿った断
面構成図、図3(b)は細線状の放電電極に沿った気流
垂直面における断面概略図、図3(c)はノズル角度θ
を示す模式図である。図において、1は電源装置、2は
放電電極、3は接地電極、4は送風機、5はダクト、5
1は反応室、6’は調整ノズル、61は気流軸をはさん
で対をなして調整ノズル6’を構成しそのノズル角度θ
を調整するための調整翼、7は放電面、8は絶縁性吹き
出しノズル、9は供給口、10は通気路、11はゴム等
の絶縁材、12は電離空間、13はスプリング等の付勢
部材である。
【0026】ここで、調整翼61の一端は反応室51の
内側面と蝶番等を介して回動自在に接続されており、他
端は自由端になっており調整翼61の背面を付勢部材1
3にて一定に押圧され、チョークのように気流を狭めて
送気速度を高めるように構成されている。
【0027】次に動作について説明する。送風機4によ
り加速された送気を吹き出し面均一化用のダクト5を経
由して反応室51に送り込み、この際調整ノズル6’は
風圧の強弱により調整翼61に設けられた付勢部材13
により一定の押圧力の下で付勢される。したがって、ノ
ズル角度が風圧に応じて自動的に調整され、放電電極2
と接地電極3間の高風速を確保し、絶縁性吹き出しノズ
ル8から高風速で吹き出される。このとき、電源装置1
から放電電極2とノズル型の接地電極3間に高電圧が印
加されるとコロナ放電が発生し、これら電極間の電離空
間12で発生した負イオンは送気とともに高流速で絶縁
性吹き出しノズル8より吹き出される。また、放電面7
が気流軸を挟んで上下に二面存するため負イオンの発生
量を増加させることができる。
【0028】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、送気速度を調整翼により一定レベルに保持できるの
で、負イオン発生量を送風機4から加速して送られてく
る送気量にかかわらず一定にでき負イオンを高濃度に安
定して供給できる効果を有する。しかも、放電面7は上
記のように二箇所存在するので負イオン発生量を増大に
寄与する効果が得られる。
【0029】実施の形態3.図4は、この実施の形態3
による負イオン発生装置の気流に沿った断面構成図であ
り、図において、1は電源装置、2は電源装置1と電気
的に接続する放電電極、3は放電電極2の下流に配置さ
れた接地電極、4はブロワ、ファン等の送風機、5は吹
き出し面均一化用のダクト、51は反応室、6’は調整
ノズル、61は気流軸をはさんで対をなして調整ノズル
6’を構成しそのノズル角度を調整するための調整翼、
7は放電面、8は塩化ビニール等からなる絶縁性吹き出
しノズル、9は外部空気の送風機4への供給口、10は
通気路、11はゴム等の絶縁材、12は電離空間、13
はスプリング等の付勢部材、14は負イオン等のイオン
化気体を内包する対象物に与える対象室、18はイオン
化気体に含まれる負イオンの濃度を計測する負イオン濃
度計、19は負イオン濃度計18から出力される負イオ
ン濃度計出力信号、17は負イオン濃度計出力信号19
を受けて判断され電源装置1から送り出される送風機4
の送風量を制御するための制御信号である。対象室14
の例としては、野菜等のコンテナ、手術室などの人体に
関連する部屋が挙げられ、対象物は野菜等の商品の他に
部屋の内部、内面なども当てはまる。
【0030】次に動作について説明する。送風機4から
の送気はダクト5を経由し、調整ノズル6’は風圧によ
りノズル角度を自動的に調整し、放電電極2と接地電極
3間の高風速を得て絶縁性吹き出しノズル8から高風速
で吹き出される。このとき電源装置1から放電電極2と
接地電極3間に高電圧が印加されると電極間で負イオン
とオゾンを含有したイオン化気体が発生し、高流速で吹
き出される。
【0031】吐出した負イオン濃度を適正に調整するた
めに、対象室14に設置された負イオン濃度計18から
の負イオン濃度計出力信号19は、電源装置1内蔵の制
御回路に送られて処理された制御信号17により送風機
4の回転数を制御し送気量を調整するものである。負イ
オンは空気量により濃度が増減するため送気量の調整に
より負イオン濃度が調整できる。
【0032】また、負イオンの発生量に関しては、送気
量が減少すると風圧が弱まり、付勢部材13の押圧力に
より調整翼61のノズル角度が狭くなり、逆に風圧が高
くなるとノズル角度は広まることから放電電極2と接地
電極3間の風速は一定に保持されるため、負イオン発生
量も安定して得られる。
【0033】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、対象室14に設けられた負イオン濃度計18から送
られ電源装置1内蔵の制御回路を経由した制御信号17
により、送風機4の回転数を制御し送気風量を調整する
ことでイオン化気体中の負イオン濃度を調整できる効果
が得られる。また、接地電極3と放電電極2間の風速
を、調整ノズル6’のノズル角度の調整機構である調整
翼61の自動開閉により風量の変化に係わらず一定とす
る構造としたので、負イオンの発生濃度も実用レベルに
確保できる効果が得られる。
【0034】実施の形態4.図5は、この実施の形態4
による負イオン発生装置の気流に沿った断面構成図であ
り、図において、1は電源装置、2は電源装置1と電気
的に接続する放電電極、3は放電電極2の下流に配置さ
れた接地電極、4はブロワ、ファン等の送風機、5は吹
き出し面均一化用のダクト、51は反応室、6’は調整
ノズル、61は気流軸をはさんで対をなして調整ノズル
6’を構成しそのノズル角度を調整するための調整翼、
7は放電面、8は塩化ビニール等からなる絶縁性吹き出
しノズル、9は外部空気の送風機4への供給口、10は
通気路、11はゴム等の絶縁材、12は電離空間、13
はスプリング等の付勢部材、14は負イオン等のイオン
化気体を内包する対象物に与える対象室、15はイオン
化気体に含まれるオゾンの濃度を計測するオゾン濃度
計、16はオゾン濃度計15から出力されるオゾン濃度
計出力信号で、電源装置1に含まれる周波数制御装置を
制御するものである。対象室14の例としては、野菜等
のコンテナ、手術室などの人体に関連する部屋が挙げら
れ、対象物は野菜等の商品の他に部屋の内部、内面など
も当てはまる。
【0035】次に動作について説明する。送風機4から
の送気はダクト5を経由し、調整ノズル6’は風圧によ
りノズル角度を自動的に調整し、放電電極2と接地電極
3間の高風速を得て吹き出しノズル8から高風速で吹き
出される。このとき電源装置1から放電電極2と接地電
極3間に高電圧が印加されると電極間で負イオンとオゾ
ンを含有したイオン化気体が発生し、高流速で吹き出さ
れる。
【0036】吐出したオゾン濃度を適正に調整するため
に、対象室14に設置されたオゾン濃度計15からのオ
ゾン濃度計出力信号16は、電源装置1内蔵の制御回路
に送られて放電周波数を調整するものである。オゾンは
周波数により発生が制御でき、この調整によりオゾン濃
度が調整できる。
【0037】また、負イオンの発生量に関しては、送気
量が減少すると風圧が弱まり、付勢部材13の押圧力に
より調整翼61のノズル角度が狭くなり、逆に風圧が高
くなるとノズル角度は広まることから放電電極2と接地
電極3間の風速は一定に保持されるため、負イオン発生
量も安定して得られる。
【0038】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、対象室14に設けられたオゾン濃度計15から送ら
れ電源装置1にて処理された制御信号17により、放電
周波数制御装置を調整することでイオン化気体中のオゾ
ン濃度を環境基準を充たすように調整できる効果が得ら
れる。また、接地電極3と放電電極2間の風速を、調整
ノズル6’のノズル角度の調整機構である調整翼61の
自動開閉により風量の変化に係わらず一定とする構造と
したので、負イオンの発生濃度も実用レベルに確保でき
る効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、包囲
体状の第1電極と、これの内部に所定の距離を保持しつ
つ配置された第2電極とを備えており、第1電極は気流
を狭めて送気速度を高めるノズル構成としたので、両電
極間に流れ込む送気に電圧を印加して負イオンを発生さ
せた場合、このノズル構成により高流速で排出口より他
のイオン化気体とともに装置外部に吹き出されるので、
負イオンが第1電極や第2電極に吸収されてしまうとい
う損失を低減し高濃度の負イオンが得られる効果があ
る。
【0040】この発明によれば、ノズル構成は先細りの
テーパ部または曲面部からなるように構成したので、負
イオンが発生する電離空間の送気速度を高めつつ送気全
体を均一にすることができるので、排出される負イオン
の発生量も安定にする効果がある。
【0041】この発明によれば、テーパ部または曲面部
は送気方向に沿って互いに対向配置される二つの面から
なるように構成したので、第1電極における放電面が二
つの面で得られ放電量が増加し、したがって負イオンの
発生量も増加する効果がある。
【0042】この発明によれば、第2電極は電源装置に
電気的に接続されるとともに、第1電極は接地電位に保
持されてなるように構成したので、第2電極に高電圧を
印加することにより負イオンが発生するコロナ放電が起
こる効果がある。
【0043】この発明によれば、送気手段と第1電極と
の間にはダクトが接続されその下流部は先細り形状のノ
ズル構成にしたので、送気の吹き出し面を均一にできる
効果がある。
【0044】この発明によれば、排出口は第1電極の下
流部に接続され絶縁性部材からなるように構成したの
で、コロナ放電により発生する負イオンが絶縁性部材に
吸収されないので、負イオン量が増加しその取り出し効
率が向上する効果がある。
【0045】この発明によれば、絶縁性部材は吹き出し
ノズル構成にしたので、負イオンを含むイオン化気体は
高流速で装置外部に吹き出され、負イオンの取り出し効
率が向上する効果がある。
【0046】この発明によれば、反応室の内壁と一端が
回動自在に接続されるとともに、他端が自由端となって
おり付勢部材により気流を狭める方向に付勢されて送気
速度を調整する調整翼を備えるように構成したので、送
気手段より送られる風量の変化に係わらず一定となり、
例えば低風量でも調整翼が気流を狭めて風量を一定に保
持するため負イオンの高濃度発生が安定して得られる効
果がある。
【0047】この発明によれば、調整翼は気流方向に沿
って互いに対向して配置されてなるように構成したの
で、負イオン発生を高濃度にするとともに、高流速によ
りその取り出し効率も向上できる効果がある。
【0048】この発明によれば、排出口に接続され対象
物を収容し、排気される負イオン含有のイオン化気体を
上記対象物に与える対象室と、この対象室の内部にオゾ
ンとともに送り出される負イオンの濃度を検出する負イ
オン濃度計とを備えており、この負イオン濃度計からの
濃度制御信号を送気手段に伝送しこれの送気量を調整す
るように構成したので、安定した負イオンを高濃度で対
象物に供与できる効果がある。
【0049】この発明によれば、排出口に接続され対象
物を収容し、排気される負イオン含有のイオン化気体を
上記対象物に与える対象室と、この対象室の内部に負イ
オンとともに送り出されるオゾンの濃度を検出するオゾ
ン濃度計とを備えており、このオゾン濃度計からの濃度
制御信号を放電手段に伝送しこれの周波数を調整するこ
とによりオゾン濃度を調整するように構成したので、オ
ゾン濃度を環境基準以下に抑えながらも安定した負イオ
ンを高濃度で対象物に供与できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による負イオン発生
装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による他の負イオン
発生装置を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による負イオン発生
装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による負イオン発生
装置を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による負イオン発生
装置を示す構成図である。
【図6】 従来の負イオン発生装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 電源装置、2 放電電極(第2電極)、3 接地電
極(第1電極)、4送風機(送気手段)、5 ダクト、
6 ノズル、9 供給口、13 付勢部材、14 対象
室、15 オゾン濃度計、16 オゾン濃度計出力信
号、17 制御信号、18 負イオン濃度計、19 負
イオン濃度計出力信号、51 反応室、61 調整翼。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包囲体状の第1電極と、この第1電極の
    内部に所定の距離を保持しつつ配置された第2電極と、
    上記第1および第2電極間に電圧を印加する電源装置
    と、供給口より気体を吸入し上記第1電極と第2電極と
    の間にその気体を送り込む送気手段とを備えており、上
    記電圧を印加して上記第1電極と第2電極との間に送り
    込まれた上記気体にコロナ放電を発生させ電離した負イ
    オンを排出口より送り出す負イオン発生装置において、 上記第1電極は気流を狭めて送気速度を高めるノズル構
    成としたことを特徴とする負イオン発生装置。
  2. 【請求項2】 ノズル構成は先細りのテーパ部または曲
    面部からなることを特徴とする請求項1記載の負イオン
    発生装置。
  3. 【請求項3】 テーパ部または曲面部は送気方向に沿っ
    て互いに対向配置される二つの面からなることを特徴と
    する請求項2記載の負イオン発生装置。
  4. 【請求項4】 第2電極は電源装置に電気的に接続され
    るとともに、第1電極は接地電位に保持されてなること
    を特徴とする請求項1記載の負イオン発生装置。
  5. 【請求項5】 送気手段と第1電極との間にはダクトが
    接続されその下流部は先細り形状のノズル構成にしてな
    ることを特徴とする請求項1記載の負イオン発生装置。
  6. 【請求項6】 排出口は第1電極の下流部に接続され絶
    縁性部材からなることを特徴とする請求項1から請求項
    5のうちのいずれか1項記載の負イオン発生装置。
  7. 【請求項7】 絶縁性部材は吹き出しノズル構成にして
    なることを特徴とする請求項6記載の負イオン発生装
    置。
  8. 【請求項8】 反応室と、供給口より気体を吸入し上記
    反応室にその気体を送り込む送気手段と、反応室の内壁
    と一端が回動自在に接続されるとともに、他端が自由端
    となっており付勢部材により気流を狭める方向に付勢さ
    れて送気速度を調整する調整翼と、この調整翼の他端に
    隣接して配置される第1電極と、この第1電極よりも下
    流側に配置される第2電極と、上記第1および第2電極
    間に電圧を印加する電源装置とを備えており、上記電圧
    を印加して上記第1電極と第2電極との間に送り込まれ
    た上記気体にコロナ放電を発生させ電離した負イオンを
    上記反応室の排出口より送り出す負イオン発生装置。
  9. 【請求項9】 調整翼は気流方向に沿って互いに対向し
    て配置されてなることを特徴とする請求項8記載の負イ
    オン発生装置。
  10. 【請求項10】 排出口に接続され対象物を収容し、排
    気される負イオン含有のイオン化気体を上記対象物に与
    える対象室と、この対象室の内部にオゾンとともに送り
    出される負イオンの濃度を検出する負イオン濃度計とを
    備えており、この負イオン濃度計からの濃度制御信号を
    送気手段に伝送しこれの送気量を調整することを特徴と
    する請求項8または請求項9記載の負イオン発生装置。
  11. 【請求項11】 排出口に接続され対象物を収容し、排
    気される負イオン含有のイオン化気体を上記対象物に与
    える対象室と、この対象室の内部に負イオンとともに送
    り出されるオゾンの濃度を検出するオゾン濃度計とを備
    えており、このオゾン濃度計からの濃度制御信号を放電
    手段に伝送しこれの周波数を調整することにより、オゾ
    ン濃度を調整することを特徴とする請求項8、請求項9
    または請求項10記載の負イオン発生装置。
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