JPH11340933A - Tdma受信装置および無線基地局と中継局 - Google Patents

Tdma受信装置および無線基地局と中継局

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JPH11340933A
JPH11340933A JP14566598A JP14566598A JPH11340933A JP H11340933 A JPH11340933 A JP H11340933A JP 14566598 A JP14566598 A JP 14566598A JP 14566598 A JP14566598 A JP 14566598A JP H11340933 A JPH11340933 A JP H11340933A
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JP
Japan
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signal
reception
time constant
reception level
level determination
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JP14566598A
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Hirosada Atsuta
裕貞 熱田
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上り回線での伝送遅延を削減する。 【解決手段】 受信データ処理部9においてバースト信
号が終了すると、ディスチャージ信号発生回路18から
ディスチャージ信号103が発生され、時定数制御積分
回路17bは受信信号検波電圧102の平滑を行う時定
数を小さい時定数に変更する。そのため、受信レベル判
定部16に入力される電圧はバースト信号の受信時間外
の領域では速やかに減衰するため、バースト信号の受信
判定をデータ領域の前方において行なえる。そのため、
受信したバースト信号データを一旦メモリに記憶する必
要がなく復調データの処理ができるため、信号伝送の遅
延時間を削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線基地局と複数
の加入者局との間で行われる1対多方向通信を行うTD
MA受信装置に関し、特に無線基地局から各加入者局へ
の下り方向の無線伝送には時分割多重(TDM:Tim
e Division Multiplexing)さ
れた情報信号が用いられ、各加入者局から基地局への上
り方向の無線伝送には時分割多元接続(TDMA:Ti
me Division Multiple Acce
ss)方式により各加入者局から異なる時刻に送出され
る断続的なバースト信号で空間的に時分割多重された情
報信号のやり取りが行なわれるTDM−TDMA通信装
置の無線基地局及び無線中継局の上りTDMA受信部に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような従来のTDM−TDMA通信
装置の一般的な中継局の構成を図8に、無線基地局の構
成を図9に示す。
【0003】図8に示した中継局は、上位局(無線基地
局)との通信のために指向性アンテナ1aと、アンテナ
共用部2aと、受信部3と、送信部4を備えていて、下
位局(加入者局)との通信のために無指向性アンテナ1
bと、アンテナ共用部2bと、受信部36と、送信部5
を備えていて、下り回線の中継のために下りベースバン
ド信号処理部7を、上り回線の中継のために上りベース
バンド信号処理部38を備えている。
【0004】上位局からの下り無線TDM信号は、指向
性アンテナ1aで受信されアンテナ共用部2aで受信信
号の周波数帯域のみ取り出されて受信部3へ送られる。
この受信部3では高周波増幅、周波数変換、中間周波増
幅、復調などが行なわれ、ここで復調されたベースバン
ド信号は下りベースバンド信号処理部7へ入力される。
【0005】下りベースバンド信号処理部7では、無線
フレーム同期、信号分離、信号多重などが行われた後、
ベースバンド信号を送信部5に送出する。そして、下り
ベースバンド信号処理部7から出力されたベースバンド
信号は、送信部5において変調、高周波増幅などが行な
われ、再び下り無線TDM信号としてアンテナ共用部2
bを介して無指向性アンテナ1bに送られ、無線信号と
して下位局向けに送出される。
【0006】また、複数の下位局からの上り無線TDM
A信号は、無指向性アンテナ1bで受信され、アンテナ
共用部2bで受信信号の周波数帯域のみ取り出されて受
信部36へ送られる。この受信部36では高周波増幅、
周波数変換、中間周波増幅、復調などが行なわれ、ここ
で復調されたベースバンド信号は上りベースバンド信号
処理部38へ入力される。上りベースバンド信号処理部
38では、遅延調整、信号分離信号多重などが行われた
後、ベースバンド信号を送信部4に送出している。この
送信部4では変調、高周波増幅などが行なわれ、その出
力の無線信号はアンテナ共用部2aを介して指向性アン
テナ1aに送られ、上り無線信号として上位局向けに送
出される。
【0007】ここで、上記の主信号の流れとは別に、制
御信号として下りベースバンド信号処理部7から下り同
期クロック信号と無線フレーム同期情報が上りベースバ
ンド信号処理部38へ受け渡されている。これは、上り
のベースバンド処理部38が下りのベースバンド信号処
理部7からのクロックによって動作していること、およ
び上りの無線フレームが下りの無線フレームをもとにし
て作られていることを意味している。
【0008】また、従来の無線基地局は図9のブロック
図に示すように、先に説明した図8の中継局の構成にお
いて上位局との無線通信機能がないだけの構成となって
いる。すなわち、無線基地局は、下位局との通信のため
に無指向性アンテナ1b、アンテナ共用部2b、受信部
36、送信部5を備えていて、さらに下り無線フレーム
を構成し下りベースバンド信号を載せる下りベースバン
ド信号処理部7と、上り受信信号を処理する上りベース
バンド信号処理部38とを備えている。
【0009】このようなTDM−TDMA通信装置にお
けるTDMA受信部では、受信信号が下位局からの上り
バースト信号であるかどうかの判定をすることが必要と
なる。
【0010】一般的に受信信号が下位局からの上りバー
スト信号であるかどうかの判定は、そのバースト信号の
受信レベルが予め定められた一定のしきい値以上かどう
かと、バースト信号に共通に定められているユニークワ
ード(UW)が正しいかどうかとを調べることによって
行われている。
【0011】図10を参照すると、受信部36は、高周
波数増幅回路13と、周波数変換回路12と、振幅制限
増幅回路11と、積分回路17aと、受信レベル判定部
16と、復調部10とから構成されている。
【0012】高周波増幅回路13は、入力された上りの
バースト信号を適当なレベルにまで増幅している。
【0013】周波数変換回路12は、高周波増幅回路1
3によって増幅されたバースト信号を、決められた周波
数の中間周波信号に周波数変換している。
【0014】振幅制限増幅回路(リミッタアンプ)11
は、周波数変換回路12によって変換された中間周波信
号を、一定レベル以上の入力に対して常にその出力が一
定レベルとなるように増幅および振幅制限して復調部1
0へ出力している。また、この振幅制限増幅回路11
は、中間周波信号を検波して入力信号レベルに応じた電
圧値である受信信号検波電圧102を出力している。
【0015】復調部10は、振幅制限増幅回路11から
バースト的に入力される一定レベルの中間周波信号を復
調してその復調データをベースバンド信号処理部8へ出
力している。
【0016】積分回路17aは、振幅制限増幅回路11
から出力された受信信号検波電圧102に対して積分を
行うことにより、中間周波数成分やその他の高周波成分
を除去し十分平滑化して、受信レベル判定部16に出力
している。
【0017】受信レベル判定部16は、積分回路17a
によって平滑された電圧と一定の受信レベルに対応する
受信レベル判定しきい値電圧との比較を行なうことによ
り受信レベルが十分高いかどうかの判定を行なってい
る。具体的には、受信レベル判定部16は、積分回路1
7aによって平滑された電圧が受信レベル判しきい値電
圧より高い場合には、ハイレベルの受信レベル判定信号
101を出力し、積分回路17aによって平滑された電
圧が受信レベル判しきい値電圧より低い場合には、ロウ
レベルの受信レベル判定信号101を出力する。そし
て、この受信レベル判定信号101は、上りベースバン
ド信号処理部38に伝達される。
【0018】また、上りベースバンド信号処理部38
は、受信データ処理部9と、受信バースト記憶部19
と、UW検出部14と、論理積回路15とから構成され
ている。受信バースト記憶部19は、受信部36からの
復調データを一旦格納し、一定遅延後に受信データ処理
部9へ送出している。
【0019】UW検出部14は、受信部36からの復調
データを入力し、その復調データに含まれているユニー
クワード(UW)が、予め定められているものと一致す
るかどうかを判定し、その判定結果を出力している。
【0020】論理積回路15は、受信レベル判定信号1
01およびUW検出部14から出力された判定結果との
間の論理積演算を行ない、その演算結果を出力してい
る。
【0021】受信データ処理部9は、論理積回路15か
らの演算結果により受信バースト信号が有効であること
が示されている場合に、下りベースバンド信号処理部7
からの下り同期クロック信号および無線フレーム同期情
報に基づいて、受信したバースト信号のうち有効バース
ト信号のみに対し、決められた信号処理を行い、信号処
理により得られたデータをベースバンド信号に変換して
出力している。
【0022】下り回線が正常に受信され下り無線フレー
ムの同期が取れている状態では、上り無線フレームはこ
の下り無線フレームに対し一定の遅延をもって一義的に
定まる。そのため、受信データ処理部9は、、下り同期
クロック信号を入力することにより各バースト信号が送
出されてくるタイミングを知ることができるのである。
【0023】次に、図10に示した従来のTDMA受信
装置の受信部36および上りベースバンド処理部38の
動作について説明する。
【0024】受信部36に入力された上りのバースト信
号は、まず高周波増幅回路13に入力され適当なレベル
にまで増幅された後、周波数変換回路12へ送られて決
められた周波数の中間周波信号に周波数変換される。こ
の中間周波信号は振幅制限増幅回路11に入力されてそ
の出力が一定レベルとなるように増幅および振幅制限さ
れて復調部10へ送られる。復調部10では、バースト
的に入力される一定レベルの中間周波信号を復調し、復
調データを上りベースバンド信号処理部8へ送出してい
る。
【0025】また、振幅制限増幅回路11は、中間周波
信号を検波して入力信号レベルに応じた電圧である受信
信号検波電圧102を出力する。この受信信号検波電圧
102は、積分回路17aに入力され中間周波数成分や
その他の高周波成分が除去されて十分平滑化され、受信
レベル判定部16に送られる。受信レベル判定部16で
は、積分回路17aによって平滑された電圧と一定の受
信レベルに対応する受信レベル判しきい値電圧との比較
を行ない、その結果に基づいて受信レベル判定信号10
1を出力する。
【0026】上りベースバンド信号処理部38では、ま
ず受信部36からの復調データを一旦上り無線フレーム
上で対応する受信バースト位置で取り込んで受信バース
ト記憶部19に格納しておき、一定遅延後に受信データ
処理部9へ送出している。
【0027】この受信データ処理部9では、下りベース
バンド信号処理部7からの下り同期クロック信号および
無線フレーム同期情報をもとに有効バースト信号のみに
対し、決められた信号処理を行い、信号処理により得ら
れたデータをベースバンド信号に変換して出力してい
る。
【0028】一方、受信部36からの復調データはUW
検出部14にも入力されて、バースト信号中のユニーク
ワード(UW)が調べられ、UW検出結果として出力さ
れる。このUW検出結果と受信部3からの受信レベル判
定結果との論理積を論理積回路15により求める。すな
わち、UW検出部14においてUWが検出され且つ受信
レベルもしきい値以上のときのみ正しく下位局からの上
りバースト信号が受信されたものとして、受信バースト
信号の有効/無効判定結果を受信データ処理部9へ送出
し、有効バースト信号のみ信号処理が行われるようにし
ている。
【0029】図11に、前述の積分回路17aおよび受
信レベル判定部16の構成例を示す。
【0030】積分回路17aは、図11を参照すると、
演算増幅器20、抵抗R1、R2、R3、コンデンサC
によって構成されている。この図11の積分回路17a
における時定数τは、C・R2で表わすことができる。
【0031】また、受信レベル判定部16は、図11を
参照すると、演算増幅器21と、抵抗R4、R5、R6
とから構成されている電圧比較器(コンパレータ)とな
っている。
【0032】この積分回路17aの出力は、抵抗R4を
介して演算増幅器21の非反転入力端子に入力され、バ
ースト信号の有無を判定する際のしきい値受信レベルに
対応した受信レベル判しきい値電圧Vthと電圧比較さ
れる。そして、この比較結果が受信レベル判定信号10
1として上りベースバンド処理部8に出力されている。
【0033】この従来のTDMA受信装置において、1
つの問題点として挙げられることは、受信バースト記憶
部19における遅延が上り回線の信号の伝送遅延を増加
させるという点である。
【0034】この受信バースト記憶部19が設けられて
いるのは、受信バースト信号のレベル判定をバースト信
号の後方で行うことを可能にするためのものである。受
信バースト信号の後方でそのレベル判定を行った場合、
もしこのレベル判定する以前のデータ部分をメモリに保
持していないと、レベル判定によりこのバースト信号を
有効として判定した場合でも、レベル判定を行う以前に
入力されたデータ部分が処理される前に失われているこ
とになるからである。
【0035】では、何故バースト信号の比較的前方のデ
ータ部分の位置でレベル判定を行っていなかったかとい
う点について以下に説明する。
【0036】図12は、前述の振幅制限増幅回路11か
ら出力される受信入力信号レベルに応じた受信信号検波
電圧102に対する積分回路17aの持つ時定数の影響
を説明したものである。
【0037】図12(a)は、積分回路17aの時定数
τが検波信号に対して大きい場合のタイミングチャート
であり、図12(b)は積分回路17aの時定数τが検
波信号に対して小さい場合のタイミングチャートであ
る。
【0038】図12(a)の場合では、受信入力信号の
受信バースト信号に対し、積分回路17aを通った後の
出力信号は立ち上がりと立ち下がりで積分回路17aの
大きな時定数による鈍った波形を示し、その他のバース
ト信号内では滑らかな電圧波形となっている。このた
め、受信レベル判定部16において、図12(a)に示
された積分回路17aの出力信号と受信レベル判定しき
い値電圧との比較が行われると、受信レベル判定信号1
01は、立ち上がり、立ち下がり共にバースト信号より
も遅延した電圧波形として出力されることになる。
【0039】一般に、この受信レベルを判定する際のし
きい値レベルは低い受信レベルに設定されるため、これ
に対応した受信レベル判定しきい値電圧の電圧値も小さ
くなっている。このため、受信レベル判定信号101で
は、立ち上がりの遅延時間に比べ立ち下がりの遅延時間
の方がはるかに大きくなってしまう。しかも、受信入力
レベルの大きさにより受信信号検波電圧102の大きさ
が変わるため、受信入力が大きなレベルで入ってくるほ
ど受信信号検波電圧102も大きくなり、それに伴い立
ち下がりにおける信号の減衰時間も長くなり、受信レベ
ル判定信号101におけるバースト末尾の遅延時間も伸
びてしまうことになる。
【0040】次に、図12(b)に示した検波信号に対
する積分回路17aの時定数τが小さい場合では、受信
入力信号の受信バースト信号に対し、積分回路17aを
通った後の受信信号検波電圧102は立ち上がりと立ち
下がりに対しては積分回路17aの小さな時定数τによ
るわずかに鈍った波形を示すのみである。ところが、時
定数τが小さいため、高周波ノイズを完全に除去するこ
とができす、その他のバースト信号内では高周波的なノ
イズを含む不安定な電圧波形となっている。このため、
受信レベル判定しきい値電圧に対してこれを超える受信
レベル判定信号101は、立ち上がり、立ち下がりでの
バースト信号に対する遅延は少なくなるがバースト信号
内でのバタツキが見られる不安定な電圧波形として出力
されることになる。また、受信入力レベルが小さいほ
ど、しきい値に対するマージンが少なくなるため、この
大きなノイズ成分をもつ受信信号検波電圧102に対し
ては受信レベル判定信号101は不正確であり判定点で
の判定を誤る可能性が大きくなってしまう。
【0041】上記で説明したように、の受信レベル判定
信号101の遅延量を削減するためには積分回路17a
における時定数τは小さくしたほうがよいが、時定数τ
をあまり小さくすると得られる受信レベル判定信号10
1が不安定となってしまう。次に、従来のTDMA受信
装置における動作を、図13、図14に示すタイミング
チャートによって説明する。図13は、バースト信号が
連続して受信される場合のタイミングチャートであり、
図14はバースト信号を受信した直後に次のバースト信
号が受信されていない場合のタイミングチャートであ
る。
【0042】この図13の場合のように連続したバース
ト信号を受信しているときには、積分回路17aの時定
数τの影響による立ち下がり遅延があっても問題にはな
らない。ところが、図14の場合のようにバースト信号
を受信した直後に次のバースト信号が受信されていない
い場合に、もし仮に受信バースト信号の前方で、例えば
矢印40に示したUWの位置で、バースト信号のレベル
判定を行ったとすると、前のバースト信号の立ち下がり
遅延が次のバースト信号の頭の部分にまで影響する場合
が生じて、バースト信号が無いにもかかわらずあるもの
として誤って判定される状況が発生する。
【0043】そこで、従来のTDMA受信装置では、受
信レベルの判定を行う場所をバースト信号の後方で行う
ことにより前のバースト信号による影響を受けないよう
にし、受信レベル判定信号101の立ち下がり遅延によ
る誤判定を防止していた。
【0044】そして、バースト信号の後方で受信レベル
の判定を行うために、受信バースト信号記憶部19を設
け、バースト信号をレベル判定を行う時まで保持する必
要があったのである。
【0045】このため、前述のように受信バースト記憶
部19における遅延が生じることになり上り回線での信
号の伝送遅延が増加してしまうことになるがこれもやむ
を得ないものとしていた。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のTDM
A受信装置では、バースト信号のレベル判定をバースト
信号のデータ部分の後方で行うために受信バースト記憶
部を設けているので、上り回線における伝送遅延が増加
してしまっていたという問題点があった。
【0047】本発明の目的は、受信レベル判定信号の立
ち下がり遅延による受信レベルの誤判定を防止すること
により受信バースト記憶部を設ける必要を無くし、上り
回線での伝送遅延を削減することができるTDMA受信
装置を提供することである。
【0048】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のTDMA受信装置は、受信したバースト信
号の入力レベルに応じた電圧である受信信号検波電圧を
入力し、ディスチャージ信号に基づいた時定数によって
平滑化を行なった後に出力している時定数制御積分回路
と、前記時定数制御積分回路から出力された平滑された
後の前記受信信号検波電圧が予め定められた受信レベル
判定しきい値電圧より高い場合には、受信レベル判定信
号をアクティブとし、前記時定数制御積分回路から出力
された平滑された後の前記受信信号検波電圧が前記受信
レベル判定しきい値電圧より低い場合には、前記受信レ
ベル判定信号をインアクティブとする受信レベル判定部
とを有する受信部と、前記受信部において復調された復
調データに含まれているユニークワードが予め定められ
ているデータと一致するかどうかを判定するユニークワ
ード検出部と、前記ユニークワード検出部における判定
結果が予め定められているデータと一致した旨の判定結
果であり、かつ前記受信レベル判定信号がアクティブの
場合に、受信されたバースト信号のうちの有効バースト
信号のみに対して所定の信号処理を行い、該信号処理に
よって得られたデータをベースバンド信号に変換して出
力している受信データ処理部と、前記受信データ処理部
からの上り無線フレーム同期情報を入力して、各バース
ト信号が終了した後に前記時定数制御積分回路の時定数
を切替えるための前記ディスチャージ信号を出力するデ
ィスチャージ信号発生回路とを有する上りベースバンド
信号処理部と、を備えている。
【0049】本発明では、受信データ処理部においてバ
ースト信号が終了すると、ディスチャージ信号発生回路
からディスチャージ信号が発生され、時定数制御積分回
路は受信信号検波電圧の平滑を行う時定数を小さい時定
数に変更する。そのため、バースト信号の受信時間外の
領域では速やかに減衰させることができるため、上り受
信バースト信号の受信判定をバースト信号のデータ領域
より前の先頭部分の位置においても誤判定せずに行える
ようになった。
【0050】したがって、受信したバースト信号データ
を一旦メモリに記憶せずに遅延なく即時にデータ領域の
再生を行うことが可能となったため、信号伝送の遅延時
間を削減することができる。
【0051】また、本発明の他のTDMA受信装置は、
前記時定数制御積分回路が、演算増幅器と、時定数を決
定する抵抗と、前記抵抗と共に時定数を決定するための
コンデンサと、前記ディスチャージ信号がアクティブの
場合にオンし、前記時定数を決定するための抵抗の両端
をショートするアナログスイッチ回路とから構成されて
いる。
【0052】また、本発明の他のTDMA受信装置は、
前記受信レベル判定部が、前記時定数制御積分回路から
の出力信号の電圧と、前記受信レベル判定しきい値電圧
との電圧値の比較を行うコンパレータである。
【0053】また、本発明の他のTDMA受信装置は、
受信したバースト信号の入力レベルに応じた電圧である
受信信号検波電圧を入力し、ディスチャージ信号がアク
ティブの場合には前記受信信号検波電圧を出力し、前記
受信信号検波電圧がインアクティブの場合には出力して
いる前記受信信号検波電圧を遮断するアナログスイッチ
回路と、前記アナログスイッチ回路から出力された前記
受信信号検波電圧を一定の時定数によって平滑化を行な
った後に出力している積分回路と、前記積分回路から出
力された平滑された後の前記受信信号検波電圧が予め定
められた受信レベル判定しきい値電圧より高い場合に
は、受信レベル判定信号をアクティブとし、前記積分回
路から出力された平滑された後の前記受信信号検波電圧
が前記受信レベル判定しきい値電圧より低い場合には、
前記受信レベル判定信号をインアクティブとする受信レ
ベル判定部とを有する受信部と、前記受信部において復
調された復調データに含まれているユニークワードが予
め定められているデータと一致するかどうかを判定する
ユニークワード検出部と、前記ユニークワード検出部に
おける判定結果が予め定められているデータと一致した
旨の判定結果であり、かつ前記受信レベル判定信号がア
クティブの場合に、受信されたバースト信号のうちの有
効バースト信号のみに対して所定の信号処理を行い、該
信号処理によって得られたデータをベースバンド信号に
変換して出力している受信データ処理部と、前記受信デ
ータ処理部においてバースト信号の有無の判定が行われ
ると、該判定後から受信バースト信号が終了するまでの
間に前記アナログスイッチ回路を制御するための前記デ
ィスチャージ信号をアクティブとするディスチャージ信
号発生回路とを有する上りベースバンド信号処理部と、
を備えている。
【0054】本発明は、アナログスイッチ回路を介して
受信信号検波電圧を積分回路に入力し、ディスチャージ
信号発生回路は受信データ処理部においてバースト信号
の有無の判定が終了すると直ぐにディスチャージ信号を
出力するようにしている。そのため、積分回路において
立ち下がりでも放電時間が十分に確保することができる
ため、受信レベル判定信号が後ろのバースト信号へ影響
を与えることを防ぐことができ、上り受信バースト信号
の受信判定をバースト信号のデータ領域より前の先頭部
分の位置においても誤判定せずに行えるようになった。
【0055】したがって、受信したバースト信号データ
を一旦メモリに記憶せずに遅延なく即時にデータ領域の
再生を行うことが可能となったため、信号伝送の遅延時
間を削減することができる。
【0056】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0057】(第1の実施形態)先ず、本発明の第1の
実施形態のTDMA受信装置について説明する。
【0058】本実施形態におけるTDMA受信装置につ
いても、さきに説明した図8および図9のTDM−TD
MA通信装置の中継局および無線基地局の上りTDMA
受信部分に相当するものである。
【0059】本実施形態のTDMA受信装置は、図8お
よび図9に示した従来の中継局、無線基地局に対して、
受信部36と上りベースバンド信号処理部38が、それ
ぞれ受信部6と上りベースバンド信号処理部8に置き換
えられたものである。
【0060】図1は、本発明の第1の実施形態のTDM
A受信装置における受信部6と上りベースバンド信号処
理部8の構成を示したブロック図である。図10中と同
番号は同じ構成要素を示す。
【0061】上りベースバン信号処理部8は、図10に
示した従来の上りベースバンド信号処理部38に対し
て、受信バースト記憶部19を削除し、ディスチャージ
信号発生回路18を新たに設けたものである。本実施形
態において受信バースト記憶部19が削除されているの
は、受信バースト信号のレベル判定をバースト信号の前
方で行なうようにしているからである。
【0062】ディスチャージ信号発生回路18は、受信
データ処理部9からの上り無線フレーム同期情報を入力
して、各バースト信号直後に一定間隔の幅のパルス信号
であるディスチャージ信号103を出力している。
【0063】また、受信部6は、図10に示した従来の
受信部36に対して、積分回路17aを時定数制御積分
回路17bに置き換えたものである。
【0064】時定数制御積分回路17bは、振幅制限増
幅回路11から入力した受信信号検波電圧102を、デ
ィスチャージ信号103に基づいた時定数により高周波
除去・平滑化を行ない、受信レベル判定部16に対して
出力している。
【0065】この時定数制御積分回路17bの回路構成
を図2に示す。
【0066】この時定数制御積分回路17bは、演算増
幅器20と、抵抗R1、R2、R2と、コンデンサC
と、アナログスイッチ回路22とから構成されている。
【0067】アナログスイッチ回路22は、ディスチャ
ージ信号103を入力するとオンし、コンデンサCの両
端をショートする。
【0068】振幅制限増幅回路11からの受信信号検波
電圧102は、時定数制御積分回路17bにおいて、抵
抗R1を介して演算増幅器20の非反転入力端子に入力
される。この積分回路17bにおける時定数τは、アナ
ログスイッチ回路22がオン状態かオフ状態かのそれぞ
れの状態によって変化することになる。
【0069】ここで、一般にアナログスイッチ回路のオ
ン抵抗は非常に小さく、逆にオフ抵抗は非常に大きいの
で、アナログスイッチ回路22の抵抗成分をrとする
と、オン状態ではr≪R2、オフ状態ではr≫R2とい
う関係が成立する。
【0070】そこで、オフ状態においては、r≫R2の
条件の下でτ1=C・R2と表わせ、オン状態において
は、r≪R2の条件の下でτ2≒C・rと表わせる。
【0071】即ち、r≪R2の条件の下ではτ2≪τ1
となり、アナログスイッチ回路22をオン状態からオフ
状態にすると時定数が小さくなることがわかる。
【0072】次に、本実施形態のTDMA受信装置の動
作を、図3よび図4のタイミングチャートを用いて説明
する。図3は、バースト信号が連続して受信される場
合、図4はバースト信号が連続して受信されない場合の
動作を示したタイミングチャートである。
【0073】先ず受信部6に入力された受信信号が、高
周波増幅回路13、周波数変換回路12、振幅制限増幅
回路11、復調部10を介して復調データに変換される
動作は図10の従来の受信部36と同様であるためその
説明は省略する。
【0074】一方振幅制限増幅回路11から出力された
受信信号検波電圧102は、時定数制御積分回路17b
に入力され、平滑化、高周波成分の除去が行われるが、
この際にはディスチャージ信号103は出力されていな
いので、大きい時定数C・R2による平滑化が行われ
る。
【0075】そして、受信バースト信号が終了すると、
ディスチャージ信号発生回路18は、ディスチャージ信
号103を出力するため、時定数制御積分回路17bに
おける時定数は小さい時定数C・rに変更される。その
ため、時定数制御積分回路17bから出力される平滑さ
れた受信信号検波電圧はバースト信号後に急速に減衰す
ることとなる。
【0076】その結果、受信レベル判定信号101も各
バースト信号毎に後のバースト信号へ影響を与えること
なく、つまり後のバースト信号にまで及ぶような立ち下
がり遅延を生じることなく、正しい判定結果を出力する
ことが可能となる。
【0077】これは、図4に示したバースト信号直後に
次のバースト信号が受信されていない場合のタイミング
チャートによっても明らかで、受信レベル判定結果が後
バースト信号へ影響を与えることがないため受信バース
ト信号の有無の判定位置をバースト信号の前の方、一般
的にはデータ部より前のUWの位置において、行っても
正しく判定することができる。そのため、従来のTDM
A受信装置では、必要であった受信バースト記憶部19
は不要となり、上り回線での伝送遅延が増加することを
防ぐことができる。
【0078】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態のTDMA受信装置について説明する。
【0079】本実施形態のTDMA受信装置は、図1に
示した上記第1の実施形態のTDMA受信装置に対し
て、上りベースバンド信号処理部8を上りベースバンド
信号処理部28に置き換え、受信部6を受信部26に置
き換えたものである。
【0080】上りベースバンド信号処理部28は、第1
の実施形態における上りベースバンド信号処理部8に対
して、ディスチャージ信号発生回路18をディスチャー
ジ信号発生回路48に置き換えたものである。
【0081】ディスチャージ信号発生回路48は、受信
データ処理部9において受信バースト信号の有無の判定
が行われると、その判定後から受信バースト信号の受信
が終了するまでの間ディスチャージ信号203をハイレ
ベルとしている。
【0082】また、受信部26は、図10の従来のTD
MA受信装置における受信部36に対して、積分回路1
7aと振幅制限増幅回路11との間にアナログスイッチ
回路42を新たに設けたものである。
【0083】アナログスイッチ回路42は、ディスチャ
ージ信号発生回路48からのディスチャージ信号203
がロウレベルの間は振幅制限増幅回路11からの受信信
号検波電圧102を積分回路17aに出力し、ディスチ
ャージ信号203がハイレベルとなると積分回路17a
に出力している受信信号検波電圧102をオフとしてい
る。
【0084】次に、本実施形態のTDMA受信装置の動
作を、図6よび図7のタイミングチャートを用いて説明
する。図6は、バースト信号が連続して受信される場
合、図7はバースト信号が連続して受信されない場合の
動作を示したタイミングチャートである。
【0085】ディスチャージ信号発生回路48は、受信
データ処理部9においてバースト信号の有無が判定され
た後にディスチャージ信号203をハイレベルとする。
そして、ディスチャージ信号発生回路48は、バースト
信号が終了するまでディスチャージ信号203をハイレ
ベルとすることにより、バースト信号が終了するまで受
信信号検波電圧102が強制的に切断された状態が保た
れる。そして、バースト信号が終了すると、ディスチャ
ージ信号203がロウレベルとなり受信信号検波電圧1
02が積分回路17aに入力されるようになる。
【0086】これにより、受信レベル判定信号101
は、受信バースト信号が終了する時点より前から立ち下
がるようになるため、積分回路17aにおいてコンデン
サCの放電時間が十分に確保され、次のバースト信号の
判定タイミングには影響を及ぼさないようにすることが
でき、受信バースト信号の前方でバースト信号の有無を
誤りなく判定することができる。このように、本実施形
態でも、上記第1の実施形態と同様な効果が得られる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、受信信
号レベルの判定をバースト信号のデータ領域の前方で行
うことができるため、バースト信号データをメモリに格
納するための受信バースト記憶部が不要となり、伝送遅
延を削減することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のTDMA受信装置に
おける受信部6と上りベースバンド信号処理部8の構成
を示したブロック図である。
【図2】図1中の時定数制御積分回路17bの回路図で
ある。
【図3】図1のTDMA受信装置において、バースト信
号が連続して受信される場合の動作を示したタイミング
チャートである。
【図4】図1のTDMA受信装置において、バースト信
号が連続して受信されない場合の動作を示したタイミン
グチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態のTDMA受信装置に
おける受信部6と上りベースバンド信号処理部28の構
成を示したブロック図である。
【図6】図5のTDMA受信装置において、バースト信
号が連続して受信される場合の動作を示したタイミング
チャートである。
【図7】図5のTDMA受信装置において、バースト信
号が連続して受信されない場合の動作を示したタイミン
グチャートである。
【図8】TDM−TDMA通信装置における中継局の構
成を示したブロック図である。
【図9】従来のTDMA受信装置の構成を示したブロッ
ク図である。
【図10】図9のTDMA受信装置における受信部36
と上りベースバンド信号処理部38の構成を示したブロ
ック図である。
【図11】図10中の積分回路17aと受信レベル判定
部16の回路図である。
【図12】検波信号に対する積分回路17aの動作を示
したタイミングチャートである。
【図13】図9の従来のTDMA受信装置において、バ
ースト信号が連続して受信される場合の動作を示したタ
イミングチャートである。
【図14】図9の従来のTDMA受信装置において、バ
ースト信号が連続して受信されない場合の動作を示した
タイミングチャートである。
【符号の説明】
1a 指向性アンテナ 1b 無指向性アンテナ 2a、2b アンテナ共用部 3 受信部 4 送信部 5 送信部 6 受信部 7 下りベースバンド信号処理部 8 上りベースバンド信号処理部 9 受信データ処理部 10 復調部 11 振幅制限増幅回路 12 周波数変換回路 13 高周波増幅回路 14 UW検出部 15 論理積回路 16 受信レベル判定部 17a 積分回路 17b 時定数制御積分回路 18 ディスチャージ信号発生回路 19 受信バースト記憶部 20、21 演算増幅器 22 アナログスイッチ回路 26 受信部 28 上りベースバンド信号処理部 36 受信部 38 上りベースバンド信号処理部 40 矢印 42 アナログスイッチ回路 48 ディスチャージ信号発生回路 101 受信レベル判定信号 102 受信信号検波電圧 103 ディスチャージ電圧 203 ディスチャージ電圧 C コンデンサ R1〜R6 抵抗

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したバースト信号の入力レベルに応
    じた電圧である受信信号検波電圧を入力し、ディスチャ
    ージ信号に基づいた時定数によって平滑化を行なった後
    に出力している時定数制御積分回路と、前記時定数制御
    積分回路から出力された平滑された後の前記受信信号検
    波電圧が予め定められた受信レベル判定しきい値電圧よ
    り高い場合には、受信レベル判定信号をアクティブと
    し、前記時定数制御積分回路から出力された平滑された
    後の前記受信信号検波電圧が前記受信レベル判定しきい
    値電圧より低い場合には、前記受信レベル判定信号をイ
    ンアクティブとする受信レベル判定部とを有する受信部
    と、 前記受信部において復調された復調データに含まれてい
    るユニークワードが予め定められているデータと一致す
    るかどうかを判定するユニークワード検出部と、前記ユ
    ニークワード検出部における判定結果が予め定められて
    いるデータと一致した旨の判定結果であり、かつ前記受
    信レベル判定信号がアクティブの場合に、受信されたバ
    ースト信号のうちの有効バースト信号のみに対して所定
    の信号処理を行い、該信号処理によって得られたデータ
    をベースバンド信号に変換して出力している受信データ
    処理部と、前記受信データ処理部からの上り無線フレー
    ム同期情報を入力して、各バースト信号が終了した後に
    前記時定数制御積分回路の時定数を切替えるための前記
    ディスチャージ信号を出力するディスチャージ信号発生
    回路とを有する上りベースバンド信号処理部と、 を備えているTDMA受信装置。
  2. 【請求項2】 前記時定数制御積分回路が、 演算増幅器と、時定数を決定する抵抗と、前記抵抗と共
    に時定数を決定するためのコンデンサと、前記ディスチ
    ャージ信号がアクティブの場合にオンし、前記時定数を
    決定するための抵抗の両端をショートするアナログスイ
    ッチ回路とから構成されている請求項1記載のTDMA
    受信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信レベル判定部が、前記時定数制
    御積分回路からの出力信号の電圧と、前記受信レベル判
    定しきい値電圧との電圧値の比較を行うコンパレータで
    ある請求項1または2記載のTDMA受信装置。
  4. 【請求項4】 受信したバースト信号の入力レベルに応
    じた電圧である受信信号検波電圧を入力し、ディスチャ
    ージ信号がアクティブの場合には前記受信信号検波電圧
    を出力し、前記受信信号検波電圧がインアクティブの場
    合には出力している前記受信信号検波電圧を遮断するア
    ナログスイッチ回路と、前記アナログスイッチ回路から
    出力された前記受信信号検波電圧を一定の時定数によっ
    て平滑化を行なった後に出力している積分回路と、前記
    積分回路から出力された平滑された後の前記受信信号検
    波電圧が予め定められた受信レベル判定しきい値電圧よ
    り高い場合には、受信レベル判定信号をアクティブと
    し、前記積分回路から出力された平滑された後の前記受
    信信号検波電圧が前記受信レベル判定しきい値電圧より
    低い場合には、前記受信レベル判定信号をインアクティ
    ブとする受信レベル判定部とを有する受信部と、 前記受信部において復調された復調データに含まれてい
    るユニークワードが予め定められているデータと一致す
    るかどうかを判定するユニークワード検出部と、前記ユ
    ニークワード検出部における判定結果が予め定められて
    いるデータと一致した旨の判定結果であり、かつ前記受
    信レベル判定信号がアクティブの場合に、受信されたバ
    ースト信号のうちの有効バースト信号のみに対して所定
    の信号処理を行い、該信号処理によって得られたデータ
    をベースバンド信号に変換して出力している受信データ
    処理部と、前記受信データ処理部においてバースト信号
    の有無の判定が行われると、該判定後から受信バースト
    信号が終了するまでの間に前記アナログスイッチ回路を
    制御するための前記ディスチャージ信号をアクティブと
    するディスチャージ信号発生回路とを有する上りベース
    バンド信号処理部と、 を備えているTDMA受信装置。
  5. 【請求項5】 前記受信レベル判定部が、前記積分回路
    からの出力信号の電圧と、前記受信レベル判定しきい値
    電圧との電圧値の比較を行うコンパレータである請求項
    4記載のTDMA受信装置。
  6. 【請求項6】 加入者局との間に無線回線を設定して通
    信を行なっている無線基地局において、 請求項1から5のいずれか1項記載のTDMA受信装置
    を有していることを特徴とする無線基地局。
  7. 【請求項7】 加入者局からの無線信号を一旦受信した
    後に無線基地局に対して送信し、前記無線基地局からの
    無線信号を一旦受信した後に前記加入者局に対して送信
    している中継局において、 請求項1から5のいずれか1項記載のTDMA受信装置
    を有していることを特徴とする中継局。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008205556A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信制御装置
US8018914B2 (en) 2004-05-17 2011-09-13 Mitsubishi Electric Corporation Radio communication device, demodulation method, and frequency deflection correction circuit
JP2017130916A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. 移動平均フィルタの動作制御方法{method for controlling operation of moving average filter}

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