JPH11339601A - 車載用入力装置 - Google Patents

車載用入力装置

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JPH11339601A
JPH11339601A JP10143090A JP14309098A JPH11339601A JP H11339601 A JPH11339601 A JP H11339601A JP 10143090 A JP10143090 A JP 10143090A JP 14309098 A JP14309098 A JP 14309098A JP H11339601 A JPH11339601 A JP H11339601A
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秀隆 沼田
Mikio Onodera
幹夫 小野寺
Katsuya Mitsuzuka
克也 三塚
Susumu Uchida
將 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラインドタッチによる操作性に優れた車載
用入力装置を提供する。 【解決手段】 筐体10、筐体10の開口側に設けられ
たパネル11、XYテーブル20、係合ピン30、ガイ
ドプレート40、ソレノイド50、スティックコントロ
ーラ60、手動操作部70をもって車載用入力装置1を
構成する。手動操作部内に振動装置72を備え、ガイド
プレートに形成されたガイド溝41に対する手動操作部
の操作位置に応じて、当該バイブレータから異なるモー
ドの振動を発生する。運転者は、手動操作部のケーシン
グを介して手に伝わる振動モードの差によって、ブライ
ンドタッチにより手動操作部の操作位置が所望の位置と
合致しているか否かの判断を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載された各種電
子機器の操作を1つの手動操作部にて集中的に行う車載
用入力装置に係り、特に、前記手動操作部の操作の適否
をブラインドタッチで運転者に感得させる手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車には、エアコン、ラジオ、
テレビジョン、CDプレーヤ、ナビゲーションシステム
等の多くの電子機器が備えられる。このような数多くの
電子機器を個々に操作しようとすると、自動車の運転に
支障をきたすことにもなりかねないので、安全運転を励
行しつつ所望の電子機器のオン・オフ切換や機能選択そ
れに選択された機能の調整等を容易にするため、従来よ
り、1つの手動操作部を操作することによってこれら全
ての操作を行えるようにした車載用入力装置が提案され
ている。
【0003】図8〜図13に、従来より提案されている
車載用入力装置の構成を示す。図8は車載用入力装置が
備えられた自動車の内面図、図9は従来例にかかる車載
用入力装置の側面図、図10は当該車載用入力装置を構
成する手動操作部の平面図、図11は当該車載用入力装
置を構成するガイドプレートの平面図、図12はスイッ
チ装置によってエアコンが選択された場合におけるガイ
ド溝に対する係合ピンの係合位置と選択される機能との
関係を示す表図、図13はスイッチ装置によってラジオ
が選択された場合におけるガイド溝に対する係合ピンの
係合位置と選択される機能との関係を示す表図である。
【0004】図8に示すように、本例の車載用入力装置
100は、自動車の運転席と助手席との間に設けられた
コンソールボックス200に備えられる。
【0005】図9〜図11に示すように、本例の車載用
入力装置100は、信号入力手段として2個のクリック
用スイッチ111,112と3個の回転型可変抵抗器1
13,114,115とが備えられた手動操作部110
と、当該手動操作部110によってX方向及びこれと直
交するY方向に駆動されるXYテーブル120と、当該
XYテーブル120の動作方向及び動作量に応じた信号
を入力する位置信号入力手段としてのスティックコント
ローラ130と、前記XYテーブル120を介して前記
手動操作部110と係合されたガイドプレート140と
から主に構成されている。
【0006】手動操作部110とXYテーブル120と
は、連結軸150を介して一体に連結されており、XY
テーブル120とガイドプレート140とは、XYテー
ブル120の下面より突設された係合ピン160の先端
部をガイドプレート140の上面に刻設されたガイド溝
141内に移動可能に挿入することによって係合されて
いる。ガイド溝141は、図11に示すように、一定の
間隔で配列された3本の縦溝141a,141b,14
1cと、これら3本の縦溝141a,141b,141
cの中央部を連結する1本の横溝141dとから構成さ
れており、各溝141a〜141dは、前記係合ピン1
60がその長さ方向にのみ移動可能な幅に形成されてい
る。したがって、前記手動操作部110及びXYテーブ
ル120は、ガイド溝141のパターン及びサイズの範
囲内でX方向(横溝141dの長手方向)及びこれと直
交するY方向(縦溝141a〜141cの長手方向)に
のみ移動することができる。
【0007】車載された電子機器の機能切換は、図11
に符号A〜Iで示すように、係合ピン160を前記各縦
溝141a,141b,141cの端部又は中間部のい
ずれかの位置に移動し、手動操作部110に備えられた
2つのクリック用スイッチ111,112のいずれかを
操作することによって行うことができる。即ち、このよ
うにすると、手動操作部110及びXYテーブル120
を操作することによって選択された係合ピン160とガ
イド溝141との係合位置に関する位置情報を前記ステ
ィックコントローラ130から出力させることができる
ので、当該位置信号を利用して車載された電子機器の操
作すべき機能を選択することができる。
【0008】また、手動操作部110及びクリック用ス
イッチ111又は112を操作することによって選択さ
れた当該電子機器の機能は、手動操作部110に備えら
れた3個の回転型可変抵抗器113,114,115の
いずれかを操作することによって調整することができ
る。
【0009】前記のように構成された車載用入力装置1
00は、車載された複数の電子機器の中から操作しよう
とする所望の電子機器を択一的に選択するスイッチ装
置、当該スイッチ装置によって選択された電子機器の名
称や車載用入力装置100による操作の内容を表示する
表示装置、それにこれら各装置を制御するコンピュータ
と組み合わされて、各電子機器を集中的に操作する。
【0010】即ち、図8に示すように、コンソールボッ
クス200における車載用入力装置100の設定部の近
傍には複数個(図8の例では5個)のスイッチ171a
〜171eの組み合わせからなるスイッチ装置170が
備えられており、また、当該コンソールボックス200
の運転席から見やすい部分には液晶表示装置等の表示装
置180が備えられている。なお、コンピュータについ
ては、コンソールボックス200内に備えられるので、
図示を省略する。
【0011】スイッチ装置170に備えられた各スイッ
チ171a〜171eは、それぞれ車載された複数の電
子機器と個別的に接続されている。例えば、各スイッチ
171a,171b,171c,171d,171eが
それぞれ車載されたエアコン、ラジオ、テレビジョン、
CDプレーヤ、ナビゲーションシステムと個別的に接続
されているとすると、スイッチ171aを操作すること
によってエアコンを択一的に選択することができ、スイ
ッチ171bを操作することによってラジオを択一的に
選択することができる。他の電子機器についても同様で
ある。したがって、当該スイッチ装置170に備えられ
た各スイッチ171a〜171eを操作することによっ
て、所望の電子機器をオン又はオフさせることができ
る。
【0012】スイッチ装置170によって選択された電
子機器の機能選択及び機能調整は、車載用入力装置10
0を操作することによって行うことができる。車載用入
力装置100によって選択可能な機能は、選択された電
子機器の種類によって異なる。例えば、スイッチ装置1
70によってエアコンが選択された場合には、図11に
示したガイド溝141に対する係合ピン160の係合位
置A〜Iと選択される機能との関係は図12に示すもの
となり、スイッチ装置170によってラジオが選択され
た場合には、前記係合位置A〜Iと選択される機能との
関係は図13に示すものとなる。
【0013】一方、車載用入力装置100によって調整
可能な機能も、選択された電子機器の種類及び機能によ
って異なる。例えば、スイッチ装置170によってエア
コンが選択され、かつ手動操作部110によって「風量
調整」が選択された場合には、第1の回転型可変抵抗器
113を操作することによってエアコンの風量を調整す
ることができ、また、スイッチ装置170によってエア
コンが選択され、かつ手動操作部110によって「温度
調整」が選択された場合には、第2の回転型可変抵抗器
114を操作することによってエアコンの設定温度を調
整することができる。これに対して、スイッチ装置17
0によってラジオが選択され、かつ手動操作部110に
よって「音量調整」が選択された場合には、第1の回転
型可変抵抗器113を操作することによってラジオの音
量を調整することができ、また、スイッチ装置170に
よってラジオが選択され、かつ手動操作部110によっ
て「「チューニング」が選択された場合には、第2の回
転型可変抵抗器114を操作することによってラジオの
チューニングを行うことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の車
載用入力装置は、自動車の運転中にも操作されるもので
あるので、安全運転を確保する上からもまた使用を便利
にする上からも、手動操作部110が所望の機能を選択
可能な位置に切り換えられたか否かの確認をブラインド
タッチで行えるようにすることが好ましい。
【0015】しかるに、従来例にかかる車載用入力装置
100には、このような機能が何ら設けられていないた
め、目視によって手動操作部110の操作位置あるいは
表示装置180の表示を確認しなくてはならないという
不備があった。
【0016】なお、ジョイスティックを操作して車両の
進行や停止を制御する装置においては、例えば実開昭6
2−81142号公報に記載されているように、ジョイ
スティックの握り部に多数の可動突起を設け、駆動され
た可動突起の位置を手又は指の触感によって判断し、セ
ンサからのフィードバック情報をブラインドタッチで感
得できるようにしたものが従来より提案されている。
【0017】しかしながら、かかる構成によると、多数
の同形同大の可動突起が狭い領域内に配列されているこ
と、及び各可動突起の振動パターンが同一であることか
ら、駆動された可動突起の位置を手又は指の触感によっ
て正確に判断すること、ひいては所要の情報をブライン
ドタッチで感得することが事実上難しく、当該技術を車
載用入力装置にそのまま応用することは困難である。
【0018】本発明は、かかる従来技術の不備を解消す
るためになされたものであって、その課題とするところ
は、ブラインドタッチによる操作性に優れた車載用入力
装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するため、1乃至複数個の信号入力手段が備えられ
た手動操作部と、当該手動操作部の位置に応じた信号を
入力する位置信号入力手段と、前記手動操作部及びXY
テーブルの動作範囲を規制するガイド手段と、前記手動
操作部内に備えられ、前記ガイド手段に対する当該手動
操作部の操作位置に応じて異なるモードの振動を発生す
る振動装置とを備えて車載用入力装置を構成したことを
特徴とする。
【0020】手動操作部を操作してガイド手段に形成さ
れたガイド溝のいずれかの部分に係合ピンを位置付け、
手動操作部に備えられたクリック用スイッチを操作する
と、スティックコントローラなどの位置信号入力手段か
ら当該ガイド溝と係合ピンとの係合位置に応じた位置信
号が制御部に入力される。制御部は、入力された位置信
号に応じた振動装置の駆動信号を出力し、振動装置をそ
の駆動信号に応じたモードで振動させる。
【0021】このように手動操作部内に振動手段を備
え、ガイド手段(ガイド溝)に対する当該手動操作部の
操作位置に応じて異なるモードの振動を発生するように
すると、運転者は手動操作部のケーシングを介して手に
伝わる振動モードの差によって、ブラインドタッチによ
り手動操作部の操作位置が所望の位置と合致しているか
否かの判断を行うことができる。よって、車載用入力装
置の操作性がより一層改善され、使用が便利になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる車載用入力
装置の実施形態の一例を、図1〜図7に基づいて説明す
る。図1は実施形態例にかかる車載用入力装置の要部断
面図、図2は図1の2−2断面図、図3は実施形態例に
かかるガイドプレートの平面図、図4は図3の4−4断
面図、図5はスティックコントローラの構成図、図6は
手動操作部の要部断面図、図7は手動操作部に加えられ
る振動モードを例示する波形図である。
【0023】図1において、符号1は実施形態例にかか
る車載用入力装置、符号10は当該車載用入力装置1の
機構部分を収納する筐体、符号11は筐体10の開口側
に設けられたパネル、符号20はXYテーブル、符号3
0は係合ピン、符号40はガイド手段としてのガイドプ
レート、符号50はガイドプレート駆動手段としてのソ
レノイド、符号60は位置信号入力手段としてのスティ
ックコントローラ、符号70は手動操作部を示し、その
他、前出の各図に図示されたものと等価な部材又は要素
については、それと同一の符号が表示されている。
【0024】筐体10は、図1及び図2から明らかなよ
うに、XYテーブル20、係合ピン30、ガイドプレー
ト40、ソレノイド50及びスティックコントローラ6
0を収納可能な角筒状に形成されており、その内部に
は、ガイドプレート40及びスティックコントローラ6
0を保持するための仕切板12が設けられている。この
仕切板12には、ソレノイド50の駆動軸51を貫通す
るための透孔13が開設されている。また、当該筐体1
0の開口側に設けられたパネル11には、手動操作部7
0とXYテーブル20とを連結する連結軸150を貫通
するための透孔14が開設される。
【0025】XYテーブル20は、図1及び図2から明
らかなように、連結軸150を介して手動操作部70と
連結されたループ状のスライダ21と、2本のX方向用
ガイドロッド22,23と、2本のY方向用ガイドロッ
ド24,25と、前記スライダ21内に配置され前記各
ガイドロッド22〜25を介して前記スライダ21をX
方向及びY方向に移動可能に保持するスライダブロック
26と、前記スライダ21の中心を常時前記スライダブ
ロック26の中心に合致させる方向に付勢するセンタ復
帰機構としてのスプリング27と、スティックコントロ
ーラ60の操作レバー61を操作するための連結部28
とからなる。
【0026】前記スライダブロック26の第1の側面部
には、前記X方向用ガイドロッド22,23を摺動可能
に貫通するための2つの透孔が所定の間隔を隔てて相平
行に開設され、前記第1の側面部と直交する第2の側面
部には、Y方向用ガイドロッド24,25を摺動可能に
貫通するための2つの透孔が所定の間隔を隔てて相平行
に開設されている。前記X方向用ガイドロッド22,2
3は、スライダブロック26の第1の側面部に開設され
た透孔に摺動可能に貫通され、その両端部が図2に示す
ように筐体10の相対向する2面に保持される。一方、
2本のY方向用ガイドロッド24,25は、スライダブ
ロック26の第2の側面部に開設された透孔に摺動可能
に貫通され、その両端部が図1及び図2に示すようにス
ライダ21の相対向する2面に保持される。したがっ
て、前記スライダ21は、前記スライダブロック26に
対して、X方向(X方向用ガイドロッド22,23に沿
う方向)及びY方向(Y方向用ガイドロッド24,25
に沿う方向)の双方に自在に移動することができる。
【0027】係合ピン30は、前記スライダ21の下面
中央部に下向きに取り付けられる。この係合ピン30の
先端部には、小径のボール31が上下動可能に収納され
ており、係合ピン30内に備えられたスプリング32に
よって常時下向きに付勢されている。前記小径のボール
31は、係合ピン30の先端部より一部が下向きに突出
するように設定されており、ガイドプレート40に刻設
されたガイド溝41の底面に弾性的に当接される。
【0028】ガイドプレート40の上面には、図3に示
すように、3本の縦溝41a、41b、41cと、これ
ら3本の縦溝41a、41b、41cの中央部を連結す
る1本の横溝41dとからなるガイド溝41が刻設され
ており、各溝41a〜41dの端部及び中央部の底面に
は、浅い円弧状のくぼみ42が形成されている。このガ
イドプレート40は、図1に示すように、仕切板12の
上面に上下動可能に取り付けられ、ソレノイド50の駆
動軸51に連結される。また、このガイドプレート40
と仕切板12の上面との間には、ガイドプレート40を
常時上方に付勢するためのスプリング43が介設され
る。したがって、このガイドプレート40は、ソレノイ
ド50の非通電時にはスプリング43の弾性力によって
常時上方に移動し、ソレノイド50の通電時には、当該
ソレノイド50の吸引力によって下方に移動される。
【0029】なお、ソレノイド50の非通電時における
ガイドプレート40の高さ位置は、前記ガイド溝41内
に前記係合ピン30を係合させ、当該係合ピン30の先
端部に備えられた小径のボール31をスプリング32の
弾性力によりガイド溝41の底面に弾性的に当接させ得
る高さ位置に設定される。また、ソレノイド50の通電
時におけるガイドプレート40の高さ位置は、前記ガイ
ド溝41と前記係合ピン30との係合を解除可能な高さ
に設定される。
【0030】スティックコントローラ60は、仕切板1
2上に取り付けられ、その操作レバー61がXYテーブ
ル20のスライダ21に設けられた連結部28に揺動可
能に連結される。当該スティックコントローラ60とし
ては、公知に属する任意のものを用いることもできる
が、構造が簡単で位置の検出精度が高いことから、図5
に示すように、筐体62に揺動自在に設けられた操作レ
バー61と、当該操作レバー61の傾斜角度及び傾斜方
向を互いに直角の方向に配置された2つの回転体63,
64の回転量に変換する変換部65と、前記2つの回転
体63,64の回転量を電気信号に変換する2つの回転
型可変抵抗器又はエンコーダ66,67からなるものが
特に好適である。
【0031】手動操作部70としては、従来例に掲げた
手動操作部110と同様に、2個のクリック用スイッチ
112,113と3個の回転型可変抵抗器113,11
4,115とを備えたものが用いられる。この手動操作
部70を構成するケーシング71の内面には、図6に示
すように、振動装置72が設けられており、ガイド溝4
1に形成された合計9個のくぼみ42のいずれかに係合
ピン30に備えられた小径のボール31を係合させ、手
動操作部70に備えられた2個のクリック用スイッチ1
11,112のいずれかを操作したときに当該くぼみ4
2の位置に応じた特有の振動を発生して、運転者に選択
されたガイド溝41の切換位置が所望の切換位置である
か否かをブラインドタッチで感得させられるようになっ
ている。図7に、各切換位置における振動モードを例示
する。振動モードの切り換えは、スティックコントロー
ラ60から出力される位置信号に応じて、コンソールボ
ックス200(図8参照)内に備えられたコンピュータ
によって行われる。
【0032】振動装置72としては、構成が簡単である
ことからソレノイドやピエゾ素子を駆動源とするものが
特に好適であるが、その他、モータ軸に重錘が偏心して
取り付けられたいわうるバイブレータや、強磁性体から
なる弾性体の先端に重錘が取り付けられ当該弾性体が電
磁石で励振されるものなどを用いることもできる。な
お、図6の例では、振動装置72が手動操作部70のケ
ーシングに直接取り付けられているが、小さな振動装置
を用いて大きな振動を運転者に伝達できるようにするた
め、ケーシングの内部に振動板を設け、当該振動板に振
動装置72を取り付けることもできる。
【0033】本実施形態例にかかる車載用入力装置1
も、従来例にかかる車載用入力装置100と同様に、車
載された複数の電子機器の中から操作しようとする所望
の電子機器を択一的に選択するスイッチ装置170、当
該スイッチ装置170によって選択された電子機器の名
称や車載用入力装置1による操作の内容を表示する表示
装置180及びこれらの各装置を制御するコンソールボ
ックス200内に備えられたコンピュータ(図示省略)
と組み合わされて、所要の機能を発揮する。
【0034】以下、前記のように構成された本実施形態
例にかかる車載用入力装置1の動作について説明する。
【0035】本実施形態例にかかる車載用入力装置1
は、ソレノイド50への通電をオン又はオフに切り換え
ることによって、ガイド溝41と係合ピン30とを係合
状態又は係合解除状態に切り換えることができる。即
ち、ソレノイド50が非通電状態にあるときには、ガイ
ドプレート40がスプリング43の弾性力によって上昇
し、ガイド溝41に係合ピン30が係合される。この場
合については、従来例にかかる車載用入力装置100と
同様の方法で、車載された各電子機器の機能の選択と、
選択された機能の調整とを行うことができる。なお、本
実施形態例にかかる車載用入力装置1は、ガイド溝41
を構成する各溝41a〜41dの端部と中央部とに合計
9個のくぼみ42を形成すると共に、係合ピン30の先
端部に小径のボール31を出入可能に備えたので、手動
操作部70を操作してガイド溝41に対する係合ピン3
0の当接位置を切り換えたとき、前記くぼみ42とボー
ル31とが係合するごとに運転者にクリック感を与える
ことができる。したがって、ブラインドタッチによる電
子機器の機能切換が一層容易かつ確実になり、操作ミス
による機能切換の不調を減少することができる。
【0036】また、本実施形態例にかかる車載用入力装
置1は、手動操作部に振動装置72を備え、手動操作部
70の切換位置ごとに異なるモードの振動を発生するよ
うにしたので、運転者はその振動を感得することによっ
て所望の切換位置に手動操作部70が操作されたか否か
の確認をブラインドタッチで行うことができる。したが
って、手動操作部70の切換ミスを減少することがで
き、これに伴う電子機器の操作ミスを減少することがで
きる。
【0037】一方、ソレノイド50を通電状態に切り換
えると、その駆動軸51が下方に吸引され、ガイドプレ
ート40がスプリング43の弾性力に抗して下降する。
したがって、ガイド溝41と係合ピン30との係合が解
除され、手動操作部70はガイド溝41に拘束されるこ
となくXYテーブル20の稼働範囲内において自由に動
作可能になる。よって、例えばナビゲーションシステム
やパソコン若しくはコンピュータゲームを使用する際に
ディスプレイ上に表示されたカーソルの移動を手動操作
部70を用いて行うことが可能になる。
【0038】パソコン等の使用が終了し、車載用入力装
置の手動操作部70を再度車載された各種電子機器の機
能切換に使用する場合には、手動操作部70から手を離
し、ソレノイド50への通電を断てばよい。XYテーブ
ル20にはセンタ復帰機構としてのスプリング27が設
けられているため、手動操作部70から手を離すと自動
的にXYテーブル20がセンタ位置に復帰し、当該XY
テーブル20に取り付けられた係合ピン30がガイド溝
41の中央部、即ち切換位置Eと対向する部分まで移動
する。したがって、ソレノイド50への通電を断ち、ス
プリング43の弾性力によってガイドプレート40が上
昇しても係合ピン30とガイドプレート40とが衝突す
ることがなく、容易に手動操作部70の使用形態を切り
換えることができる。
【0039】なお、本発明の要旨は、手動操作部70に
振動装置71を備えた点にあるのであって、その他の部
分の構成については、必要に応じて適宜省略又は付加す
ることができる。
【0040】例えば、前記実施形態例においては、ガイ
ド溝41を構成する各溝41a〜41dの端部と中央部
とに合計9個のくぼみ42を形成すると共に係合ピン3
0の先端部に小径のボール31を出入可能に備え、手動
操作部70を操作したときに運転者にクリック感を与え
るようにしたが、かかる構成については省略することも
可能である。
【0041】また、前記実施形態例においては、XYテ
ーブル20を介して手動操作部70とスティックコント
ローラ60とを間接的に接続したが、これら両部材7
0,60を直接的に接続することももちろん可能であ
る。また、XYテーブル20に代えて、他の移動部材を
手動操作部70とスティックコントローラ60との間に
介在させることもできる。
【0042】その他、前記実施形態例においては、ガイ
ドプレート駆動手段としてソレノイド50を用いたが、
本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、モータ
と当該モータの回転力を上下方向の移動力に変換する動
力伝達機構とからなるものを用いることもできる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本願請求項1に記
載の発明は、手動操作部に振動装置を備え、手動操作部
の操作位置ごとに異なるモードの振動を発生するように
したので、運転者に所望の操作位置に手動操作部が操作
されたか否かをブラインドタッチで感得させることがで
き、自動車の安全運転を害することなく、手動操作部の
切換ミスを減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例にかかる車載用入力装置の要部断面
図である。
【図2】図1の2−2断面図である。
【図3】実施形態例にかかるガイドプレートの平面図で
ある。
【図4】図3の4−4断面図である。
【図5】スティックコントローラの構成図である。
【図6】手動操作部の要部断面図である。
【図7】手動操作部に加えられる振動モードを例示する
波形図である。
【図8】車載用入力装置が備えられた自動車の内面図で
ある。
【図9】従来例にかかる車載用入力装置の側面図であ
る。
【図10】従来例にかかる手動操作部の平面図である。
【図11】従来例にかかるガイドプレートの平面図であ
る。
【図12】スイッチ装置によってエアコンが選択された
場合におけるガイド溝に対する係合ピンの係合位置と選
択される機能との関係を示す表図である。
【図13】スイッチ装置によってラジオが選択された場
合におけるガイド溝に対する係合ピンの係合位置と選択
される機能との関係を示す表図である。
【符号の説明】
1 車載用入力装置 10 筐体 11 パネル 12 仕切板 13,14 透孔 20 XYテーブル 21 スライダ 22,23 X方向用ガイドロッド 24,25 Y方向用ガイドロッド 26 スライダブロック 27 スプリング 28 連結部 30 係合ピン 31 ボール 32 スプリング 40 ガイドプレート 41 ガイド溝 42 くぼみ 43 スプリング 50 ソレノイド 51 駆動軸 60 スティックコントローラ 61 操作レバー 66,67 可変抵抗器又はエンコーダ 70 手動操作部 71 振動装置
フロントページの続き (72)発明者 内田 將 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1乃至複数個の信号入力手段が備えられ
    た手動操作部と、当該手動操作部の位置に応じた信号を
    入力する位置信号入力手段と、前記手動操作部の動作範
    囲を規制するガイド手段と、前記手動操作部内に備えら
    れ、前記ガイド手段に対する当該手動操作部の操作位置
    に応じて異なるモードの振動を発生する振動装置とを備
    えたことを特徴とする車載用入力装置。
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