JPH11339480A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH11339480A
JPH11339480A JP10147156A JP14715698A JPH11339480A JP H11339480 A JPH11339480 A JP H11339480A JP 10147156 A JP10147156 A JP 10147156A JP 14715698 A JP14715698 A JP 14715698A JP H11339480 A JPH11339480 A JP H11339480A
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JP
Japan
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pad
power supply
supply line
ground
line
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10147156A
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English (en)
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Yoshiko Higashide
佳子 東出
Tomohisa Wada
知久 和田
Yutaka Arita
豊 有田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G11C7/1051Data output circuits, e.g. read-out amplifiers, data output buffers, data output registers, data output level conversion circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
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    • G11C11/413Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing, timing or power reduction
    • G11C11/417Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing, timing or power reduction for memory cells of the field-effect type
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力バッファの動作時のノイズの影響を受け
ないストローブバッファを備えた半導体記憶装置を提供
する。 【解決手段】 出力バッファ120は電源線V1および
接地線V2に、ストローブバッファ130は電源線V3
および接地線V4に接続される。V1はパッドP1に、
V2はパッドP2に、V3はパッドP3に、V4はパッ
ドP4にそれぞれ接続される。V1とV3、V2とV4
はチップ内部で接続されない。P1とP3、P2とP4
はそれぞれ異なるリード端子に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、さらに詳しくは、ストローブバッファおよび出力
バッファを有する半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シンクロナスSRAM(スタティックラ
ンダムアクセスメモリ)では、クロック信号の立上がり
に同期して、メモリセルからデータ信号が出力バッファ
に読出され、さらに出力バッファから外部のMPU(メ
インプロセッシングユニット)へ出力される。また、ク
ロック信号の反転信号の立上がりに同期して、ストロー
ブ信号と呼ばれるタイミング信号がストローブバッファ
から外部のMPUへ出力される。ストローブ信号はクロ
ック信号の反転信号の立上がりに同期してそのレベルが
H(論理ハイ)、L(論理ロー)、H、L・・と変化す
る。MPUは、ストローブ信号のレベルが変化したとき
に出力バッファからのデータ信号を取り込む。
【0003】通常は、クロック信号の立上がりから出力
バッファによるデータ信号の出力までの時間とクロック
信号の反転信号の立上がりからストローブ信号のレベル
が変化するまでの時間とは等しくなるように設計されて
いる。したがって、ストローブ信号のレベルが変化する
時点と出力バッファから出力されるデータ信号が変化す
る時点とはクロックパルス幅の時間だけずれている。こ
の結果、最も安定している時のデータ信号がMPUに取
り込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、シンクロナスS
RAMから出力されるデータ信号は多ビットであるた
め、一度に複数の出力バッファが動作する。このときに
多くの電流が流れるため、出力バッファの電源線および
接地線の電位が不安定になる。
【0005】出力バッファの電源線とストローブバッフ
ァの電源線とが接続されている場合には、出力バッファ
の電源線の電位が不安定になると、これに影響されてス
トローブバッファの電源線の電位も不安定になる。ま
た、出力バッファの接地線とストローブバッファの接地
線とが接続されている場合には、出力バッファの接地線
の電位が不安定になると、これに影響されてストローブ
バッファの接地線の電位も不安定になる。
【0006】この結果、ストローブ信号にノイズパルス
が生じたり、ノイズパルスが元に戻らないうちにストロ
ーブ信号のレベルが変化したりすると、ストローブ信号
のレベル変化を正確に認識できないために本来取込むべ
きタイミングでないときにデータ信号がMPUに取り込
まれるという問題点がある。
【0007】この発明は、以上のような問題を解決する
ためになされたものであり、その目的は、出力バッファ
の動作時のノイズの影響を受けないストローブバッファ
を備えた半導体記憶装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の1つの局面に
従った半導体記憶装置は、メモリと、第1の電源線と、
出力バッファと、第1のパッドと、第1のリード端子
と、第2の電源線と、ストローブバッファと、第2のパ
ッドと、第2のリード端子とを備える。出力バッファ
は、第1の電源線に接続され、メモリからデータ信号を
読出し外部へ出力する。第1のパッドは、第1の電源線
に接続される。第1のリード端子は、第1のパッドにワ
イヤリングされる。ストローブバッファは、第2の電源
線に接続され、データ信号用のストローブ信号を発生す
る。第2のパッドは、第2の電源線に接続される。第2
のリード端子は、第2のパッドにワイヤリングされる。
【0009】好ましくは、第1および第2の電源線は、
接地電圧よりも高い電圧または接地電圧を受ける。
【0010】上記半導体記憶装置においては、出力バッ
ファ用の電源は第1のパッドから第1の電源線を通じて
供給され、ストローブバッファ用の電源は第2のパッド
から第2の電源線を通じて供給される。さらに、第1の
パッド、第1のリード端子および第1の電源線と、第2
のパッド、第2のリード端子および第2の電源線とは完
全に分離されている。したがって、出力バッファの動作
によって第1の電源線の電位が不安定になっても第2の
電源線は影響を受けない。
【0011】好ましくは、上記半導体記憶装置はさら
に、第3の電源線と、第3のパッドと、第3のリード端
子と、第4の電源線と、第4のパッドと、第4のリード
端子とを備える。第3の電源線は、出力バッファに接続
され、接地電圧を受ける。第3のパッドは、第3の電源
線に接続される。第3のリード端子は、第3のパッドに
ワイヤリングされる。第4の電源線は、ストローブバッ
ファに接続され、接地電圧を受ける。第4のパッドは、
第4の電源線に接続される。第4のリード端子は、第4
のパッドにワイヤリングされる。
【0012】上記半導体記憶装置においては、出力バッ
ファ用の電源は第1のパッドから第1の電源線を通じて
供給され、ストローブバッファ用の電源は第2のパッド
から第2の電源線を通じて供給される。さらに、第1の
パッド、第1のリード端子および第1の電源線と、第2
のパッド、第2のリード端子および第2の電源線とは完
全に分離されている。また、出力バッファ用の接地は第
3のパッドから第3の電源線を通じて供給され、ストロ
ーブバッファ用の接地は第4のパッドから第4の電源線
を通じて供給される。さらに、第3のパッド、第3のリ
ード端子および第3の電源線と第4のパッド、第4のリ
ード端子および第4の電源線とは完全に分離されてい
る。したがって、出力バッファの動作によって第1の電
源線および第3の電源線の電位が不安定になっても第2
の電源線および第4の電源線は影響を受けない。
【0013】この発明のもう1つの局面に従った半導体
記憶装置は、接地されたダイパッドと、ダイパッド上に
載置されたダイとを備える。ダイは、メモリと、第1の
接地線と、出力バッファと、第1のパッドとを含む。第
1の接地線は、接地電圧を受ける。出力バッファは、第
1の接地線に接続され、メモリからデータ信号を読出し
外部へ出力する。第1のパッドは、第1の接地線に接続
され、ダイパッドにワイヤリングされる。
【0014】上記半導体記憶装置においては、第1の接
地線は第1のパッドを介してダイパッドに接続される。
したがって、出力バッファ用の第1の接地線の接地が強
化される。
【0015】好ましくは、上記ダイはさらに、第1の電
源線と、第2のパッドと、第2のリード端子と、第2の
接地線と、第2の電源線と、ストローブバッファと、第
3のパッドと、第3のリード端子と、第4のパッドと、
第4のリード端子とを含む。第1の電源線は、接地電圧
よりも高い電圧を受け、出力バッファに接続される。第
2のパッドは、第1の電源線に接続される。第2のリー
ド端子は、第2のパッドにワイヤリングされる。第2の
接地線は、接地電圧を受ける。第2の電源線は、接地電
圧よりも高い電圧を受ける。ストローブバッファは、第
2の接地線および第2の電源線に接続され、データ信号
用のストローブ信号を発生する。第3のパッドは、第2
の接地線に接続される。第3のリード端子は、第3のパ
ッドにワイヤリングされる。第4のパッドは、第2の電
源線に接続される。第4のリード端子は、第4のパッド
にワイヤリングされる。
【0016】上記半導体記憶装置においては、出力バッ
ファ用の電源は第2のパッドから第1の電源線を通じて
供給され、ストローブバッファ用の電源は第4のパッド
から第2の電源線を通じて供給される。さらに、第2の
パッド、第2のリード端子および第1の電源線と第4の
パッド、第4のリード端子および第2の電源線とは完全
に分離されている。また、出力バッファ用の接地は第1
のパッドから第1の接地線を通じて供給され、ストロー
ブバッファ用の接地は第3のパッドから第2の接地線を
通じて供給される。さらに、第1のパッド、第1のリー
ド端子および第1の接地線と第3のパッド、第3のリー
ド端子および第2の接地線とは完全に分離されている。
したがって、出力バッファの動作によって第1の電源線
および第1の接地線の電位が不安定になっても第2の電
源線および第2の接地線は影響を受けない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相
当部分には同一符号を付してその説明を繰返さない。
【0018】[実施の形態1]図1は、この発明の実施
の形態1によるシンクロナスSRAMの全体構成を示す
ブロック図である。図1を参照して、このシンクロナス
SRAMは、パッケージ100内にSRAMコア110
と、出力バッファ120と、ストローブバッファ130
と、パッドP1−P4と、電源線V1およびV3と、接
地線V2およびV4とを備え、外部でMPU200と接
続される。SRAMコア110は、複数のメモリセル、
行デコーダ、列デコーダなど(図示せず)を含み、クロ
ック信号CLKおよびクロック信号CLKの反転信号S
CLKを受ける。出力バッファ120は、データ信号D
outの各ビットに対応して設けられ、電源線V1およ
び接地線V2に接続され、クロック信号CLKの立上が
りに同期してSRAMコア110内のメモリセルから複
数ビットのデータ信号Doutを読出して出力する。ス
トローブバッファ130は、電源線V3および接地線V
4に接続され、ストローブ信号STRBを出力する。ス
トローブ信号STRBは、クロック信号CLKの反転信
号SCLKの立上がりに同期してそのレベルがH(論理
ハイ)、L(論理ロー)、H、L・・と変化する。パッ
ドP1は、電源線V1に半導体基板上で接続され、パッ
ケージ100外部からの電源電圧を受けるリード端子
(図示せず)にワイヤリングされる。パッドP2は、接
地線V2に半導体基板上で接続され、パッケージ100
外部からの接地電圧を受けるリード端子(図示せず)に
ワイヤリングされる。パッドP3は、電源線V3に半導
体基板上で接続され、パッケージ100外部からの電源
電圧を受けるリード端子(図示せず)にワイヤリングさ
れる。パッドP4は、接地線V4に半導体基板上で接続
され、パッケージ100外部からの接地電圧を受けるリ
ード端子(図示せず)にワイヤリングされる。電源線V
1は、メタルで構成され、パッドP1からの電源電圧を
受ける。接地線V2は、メタルで構成され、パッドP2
からの接地電圧を受ける。電源線V3は、メタルで構成
され、パッドP3からの電源電圧を受ける。接地線V4
は、メタルで構成され、パッドP4からの接地電圧を受
ける。
【0019】図2は、図1に示されたシンクロナスSR
AMパッケージ100の外部ピンの配置を示す図であ
る。図2を参照して、このパッケージ100は、ピン番
号1,2,3,6,7,8,9,12,13,18,1
9,22,23,24,25,28,29,30がデー
タ入出力ピンDQ、ピン番号4,11,20,27が電
源ピンVDDQ、ピン番号15が電源ピンVDD、ピン
番号5,10,21,26が接地ピンVSSQ、ピン番
号17が接地ピンVSS、ピン番号16がストローブ信
号出力ピンSTRBA、ピン番号14がストローブ信号
出力ピンSTRBA#となっている。データ入出力ピン
DQは、出力バッファ120から出力されるデータ信号
Doutを外部へ出力し、また外部からのデータ信号を
受ける。電源ピンVDDQ,VDDは、パッケージ10
0外部から電源電圧を受ける。接地ピンVSSQ,VS
Sは、パッケージ100外部から接地電圧を受ける。ス
トローブ信号出力ピンSTRBA,STRBA#は、ス
トローブバッファ130からのストローブ信号STRB
を受ける。また、データ出力ピンDQおよびストローブ
信号出力ピンSTRBA,STRBA#は、MPU20
0に接続される。
【0020】図3は、図1に示されるシンクロナスSR
AMパッケージ100の内部構成を詳しく示す図であ
る。図3を参照して、このシンクロナスSRAMパッケ
ージ100は、リード端子F11,F12,F13,F
21,F22,F23,F3,F4と、ダイパッド30
0と、ダイパッド300上に載置されたダイ310とを
備える。
【0021】図4は、図1に示されるシンクロナスSR
AMの外部ピン、ピン番号、リード端子、パッド、電源
線、および接地線の接続関係を示す図である。図4を参
照して、リード端子F11は電源ピンVDDQ(ピン番
号4)に、リード端子F12は電源ピンVDDQ(ピン
番号20)に、リード端子F13は電源ピンVDDQ
(ピン番号27)に、リード端子F21は接地ピンVS
SQ(ピン番号5)に、リード端子F22は接地ピンV
SSQ(ピン番号10)に、リード端子F23は接地ピ
ンVSSQ(ピン番号26)に、リード端子F3は電源
ピンVDDQ(ピン番号11)に、およびリード端子F
4は接地ピンVSSQ(ピン番号21)にそれぞれ接続
される。
【0022】ダイパッド300は、リード端子F21,
F22およびF23に接続される。ダイ310は、SR
AMコア110と、出力バッファ120と、ストローブ
バッファ130と、電源線V1,V3と、接地線V2,
V4と、パッドP11,P12,P13,P21,P2
2,P23,P3,P4とを備える。パッドP11,P
12およびP13は、電源線V1に接続され、パッドP
21,P22,P23は、接地線V2に接続される。
【0023】さらに、リード端子F11とパッドP1
1、リード端子F12とパッドP12、リード端子F1
2とパッドP12、リード端子F13とパッドP13、
リード端子F21とパッドP21、リード端子F22と
パッドP22、リード端子F23とパッドP23、リー
ド端子F3とパッドP3、およびリード端子F4とパッ
ドP4とがそれぞれワイヤリングされる。
【0024】以上に示されるように、外部ピンから出力
バッファ120用の電源線V1へ電源電圧が供給される
系統と外部ピンからストローブバッファ130用の電源
線V3へ電源電圧が供給される系統とは分離されてい
る。また、外部ピンから出力バッファ120用の接地線
V2へ接地電圧が供給される系統と外部ピンからストロ
ーブバッファ130用の接地線V4へ接地電圧が供給さ
れる系統とは分離されている。
【0025】次に、以上のように構成されたシンクロナ
スSRAMの動作について図5を参照しつつ説明する。
【0026】クロック信号CLKの立上がりに同期し
て、クロック信号CLKの立上がりから一定時間t経過
後に、出力バッファ120からMPU200へ出力され
るデータ信号DoutがD1、D2、D3、D4・・の
ように切換わる。また、クロック信号CLKの反転信号
SCLKの立上がりに同期して、クロック信号CLKの
反転信号SCLKの立上がりがら一定時間t経過後に、
ストローブバッファ130からMPU200へ出力され
るストローブ信号STRBのレベルがH、L、H、L・
・と変化する。MPU200はストローブ信号STRB
のレベルの変化を認識して、ストローブ信号STRBの
レベルがHレベルからLレベルへ、およびLレベルから
Hレベルへ変化したときのデータ信号Doutを取込
む。また、図6に示されるように、ストローブ信号ST
RBのレベルが変化するのは、データ信号Doutが切
換わる時点とその次の時点との中間であるため、安定し
た状態のデータ信号DoutがMPU200へ取込まれ
る。
【0027】このとき、複数の出力バッファ120が同
時に動作するため電源線V1および接地線V2に多くの
電流が流れる。このため、電源線V1および接地線V2
の電位が不安定になることがある。
【0028】このような場合、従来のように電源線V1
と電源線V3とが、または接地線V2と接地線V4とが
同じパッドに接続されているなどチップ内部で接続され
ていると、電源線V3または接地線V4が電源線V1ま
たは接地線V2の影響を受けてデータ信号Doutの切
換わり時に、図6中の点線に示されるようにストローブ
信号STRBにノイズが生じる。このノイズをストロー
ブ信号STRBのレベル変化と誤認識してMPU200
が誤動作することがある。
【0029】さらに、図7に示されるように、高周波の
場合、すなわちクロック信号CLKの変化の周期が短い
場合には、当然その反転信号SCLKの変化の周期も短
く、ストローブ信号STRBにノイズパルスが生じたと
きにノイズパルスが元の電位に戻る前にストローブ信号
の切換わることがある。このような場合ストローブ信号
STRBの電圧変化のタイミングが不明りょうとなり、
MPU200はストローブ信号STRBのレベルの切換
わり時を正しく認識できずに誤動作することがある。
【0030】このような影響を除去するために電源線V
1と電源線V3とを、または接地線V2と接地線V4と
をそれぞれ別々のパッドに接続するだけで同じ外部ピン
に接続したのでは、リード端子もしくは外部ピンを介し
て上記と同様のMPU200の誤動作が生じる。
【0031】しかし、この実施の形態1においては、出
力バッファ120用の電源線V1をパッドP1i(i=
1−3)に、パッドP1i(i=1−3)をリード端子
F1i(i=1−3)に接続し、ストローブバッファ1
30用の電源線V3をパッドP3に、パッドP3をリー
ド端子F3に接続し、また、出力バッファ120用の接
地線V2をパッドP2i(i=1−3)に、パッドP2
i(i=1−3)をリード端子F2i(i=1−3)に
接続し、ストローブバッファ130用の接地線V4をパ
ッドP4に、パッドP4をリード端子F4に接続してい
る。したがって、出力バッファ120用の電源線V1と
ストローブバッファ130用の電源線V3、出力バッフ
ァ120用の接地線V2とストローブバッファ130用
の接地線V4とを外部ピンから完全に分離している。ま
た、通常、シンクロナスSRAMパッケージ100の外
部は多層基板を用いたりしているために電源電位、接地
電位は非常に安定している。
【0032】したがって、出力バッファ120の動作に
よって電源線V1および接地線V2の電位が不安定にな
っても電源線V3および接地線V4が影響を受けること
がなく、MPU200が誤動作する可能性が非常に低く
なる。また、出力バッファ120用のデータ入出力ピン
VDDQおよび接地ピンVSSQの一部のピン(ピン番
号11、21)をストローブバッファ130用のピンに
割り当てているため、外部ピンを新たに増やす必要がな
い。したがって、従来品と同一パッケージで、外部ピン
の配置も従来品と代える必要がなく、従来品と互換性が
ある。
【0033】なお、ここでは、データ入出力ピンVDD
Qおよび接地ピンVSSQのうちのそれぞれ1本ずつを
ストローブバッファ130用に割り当てているが、2本
以上を割り当ててもよい。
【0034】また、ここでは、データ入出力ピンVDD
Q(ピン番号11)をストローブバッファ130用に割
り当てているが、データ入出力ピンVDDQのうちどの
ピンを割り当ててもよい。
【0035】また、電源線V1、V3および接地線V
2、V4からパッドP1−P4への配線はメタルとした
が何層のメタルを使用してもよい。1層のメタルで配線
しても、2層以上のメタルで配線しても良い。また、メ
タル以外の配線でもよい。また、ストローブバッファ1
30およびストローブ信号STRBは、タイミング信号
であればストローブバッファ130およびストローブ信
号STRB以外のタイミング出力バッファおよびストロ
ーブ信号でもよい。
【0036】[実施の形態2]図8は、この発明の実施
の形態2によるシンクロナスSRAMの内部構成を示す
図である。図8を参照して、このシンクロナスSRAM
は、図3に示される構成に加えさらに、パッドP5を備
える。パッドP5は、出力バッファ120用の接地線V
2に半導体基板上で接続され、さらにダイパッド310
にワイヤリングされる。
【0037】ダイパッド310はリード端子F21、2
2、23に接続されて接地されている。したがって、出
力バッファ120用の接地線V2がパッドP5を介して
ダイパッド310の接地と接続される。ダイパッド31
0は大きい寄生用量を有するため、出力バッファ120
用の接地線V2の接地が強化される。
【0038】以上のように、この実施の形態2では、出
力バッファ120用の接地線V2にメタルで接続され、
さらにダイパッド310にワイヤリングされるパッドP
5を設けたため、出力バッファ120が一度に動作した
場合であっても接地線V2の接地電位が不安定になりに
くく、出力バッファ120用の接地線V2にノイズが生
じにくくなる。また、出力バッファ120用の接地線V
2にノイズが生じた場合であっても、このノイズがスト
ローブバッファ130用の接地線V4に伝播することが
少ない。したがって、ストローブ信号STRBにノイズ
が生じにくくなり、MPU200が誤動作することも少
なくなる。
【0039】なお、パッドP5とダイパッド310とを
ワイヤリングするワイヤの長さは、他のパッドとリード
端子とをワイヤリングするワイヤの長さと同じくらいで
あることが好ましい。なぜなら、ワイヤリング工程の
後、モールド樹脂を流し込むときワイヤは樹脂によって
ある程度流されるが、パッドP5とダイパッド310と
をワイヤリングするワイヤの長さが他のパッドとリード
端子とをワイヤリングするワイヤの長さよりも極端に短
いと、流される量が大きく異なるため隣接するワイヤと
ショートする可能性があるからである。
【0040】なお、ここでは、パッドP5を1つ設けて
いるが、パッドP5と同様のパッドを複数個設けてもよ
い。また、パッドP5とダイパッド310をワイヤリン
グするワイヤの本数は何本でもよい。また、パッドP5
をさらに、リード端子F2i(i=1−3)とワイヤリ
ングしてもよい。また、接地線V2からパッドP5への
配線はメタルとしたが何層のメタルを使用してもよい。
1層のメタルで配線しても、2層以上のメタルで配線し
ても良い。また、メタル以外の配線でもよい。
【0041】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0042】
【発明の効果】この発明の1つの局面に従った半導体記
憶装置は、出力バッファ用の電源は第1のパッドから第
1の電源線を通じて供給され、ストローブバッファ用の
電源は第2のパッドから第2の電源線を通じて供給され
る。さらに、第1のパッドと第1のリード端子、第2の
パッドと第2のリード端子とがそれぞれワイヤリングさ
れるため、第1のパッド、第1のリード端子および第1
の電源線と第2のパッド、第2のリード端子および第2
の電源線とは完全に分離されている。したがって、出力
バッファの動作によって第1の電源線の電位が不安定に
なっても第2の電源線は影響を受けない。その結果、ス
トローブバッファは出力バッファ動作時のノイズの影響
を受けない。
【0043】また、出力バッファ用の接地は第3のパッ
ドから第3の電源線を通じて供給され、ストローブバッ
ファ用の接地は第4のパッドから第4の電源線を通じて
供給される。さらに、第3のパッドと第3のリード端
子、第4のパッドと第4のリード端子とがそれぞれワイ
ヤリングされるため、第3のパッド、第3のリード端子
および第3の電源線と第4のパッド、第4のリード端子
および第4の電源線とは完全に分離されている。したが
って、出力バッファの動作によって第1の電源線および
第3の電源線の電位が不安定になっても第2の電源線お
よび第4の電源線は影響を受けない。その結果、ストロ
ーブバッファは出力バッファ動作時のノイズの影響を受
けない。
【0044】この発明のもう1つの局面に従った半導体
記憶装置は、第1のパッドを設けたため、第1の接地線
は第1のパッドを介してダイパッドに接続される。した
がって、出力バッファ用の第1の接地線の接地が強化さ
れる。その結果、ストローブバッファは出力バッファ動
作時のノイズの影響を受けない。
【0045】また、出力バッファ用の電源は第2のパッ
ドから第1の電源線を通じて供給され、ストローブバッ
ファ用の電源は第4のパッドから第2の電源線を通じて
供給される。さらに、第2のパッドと第2のリード端
子、第4のパッドと第4のリード端子とがそれぞれワイ
ヤリングされるため、第2のパッド、第2のリード端子
および第1の電源線と第4のパッド、第4のリード端子
および第2の電源線とは完全に分離されている。また、
出力バッファ用の接地は第1のパッドから第1の接地線
を通じて供給され、ストローブバッファ用の接地は第3
のパッドから第2の接地線を通じて供給される。さら
に、第1のパッドと第1のリード端子、第3のパッドと
第3のリード端子とがそれぞれワイヤリングされるた
め、第1のパッド、第1のリード端子および第1の接地
線と第3のパッド、第3のリード端子および第2の接地
線とは完全に分離されている。したがって、出力バッフ
ァの動作によって第1の電源線および第1の接地線の電
位が不安定になっても第2の電源線および第2の接地線
は影響を受けない。その結果、ストローブバッファは出
力バッファ動作時のノイズの影響を受けない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるシンクロナス
SRAMの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示されるシンクロナスSRAMパッケ
ージの外部ピンの配置を示す図である。
【図3】 図1に示されるシンクロナスSRAMパッケ
ージの内部構成を詳しく示す図である。
【図4】 図1に示されるシンクロナスSRAMの外部
ピン、ピン番号、リード端子、パッド、電源線、および
接地線の接続関係を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1によるシンクロナス
SRAMの動作について説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図6】 図5に示されるデータ信号とストローブ信号
の関係を示すタイミングチャートである。
【図7】 高周波の場合のシンクロナスSRAMの動作
について説明するためのタイミングチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態2によるシンクロナス
SRAMの内部構成を示す図である。
【符号の説明】
110 SRAMコア、120 出力バッファ、130
ストローブバッファ、300 ダイ、310 ダイパ
ッド、V1,V3 電源線、V2,V4 接地線、P1
−P4,P1i(i=1−3),P2i(i=1−
3),P5 パッド、F1i(i=1−3),F2i
(i=1−3),F3,F4 リード端子、STRB
ストローブ信号。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリと、 第1の電源線と、 前記第1の電源線に接続され、前記メモリからデータ信
    号を読出し外部へ出力する出力バッファと、 前記第1の電源線に接続された第1のパッドと、 前記第1のパッドにワイヤリングされた第1のリード端
    子と、 第2の電源線と、 前記第2の電源線に接続され、前記データ信号用のスト
    ローブ信号を発生するストローブバッファと、 前記第2の電源線に接続された第2のパッドと、 前記第2のパッドにワイヤリングされた第2のリード端
    子とを備える、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の電源線は、接地電
    圧よりも高い電圧を受ける、請求項1に記載の半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の電源線は、接地電
    圧を受ける、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記出力バッファに接続され、接地電圧
    を受ける第3の電源線と、 前記第3の電源線に接続された第3のパッドと、 前記第3のパッドにワイヤリングされた第3のリード端
    子と、 前記ストローブバッファに接続され、接地電圧を受ける
    第4の電源線と、 前記第4の電源線に接続された第4のパッドと、 前記第4のパッドにワイヤリングされた第4のリード端
    子とをさらに備える、請求項2に記載の半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 接地されたダイパッドと、 前記ダイパッド上に載置されたダイとを備え、 前記ダイは、 メモリと、 接地電圧を受ける第1の接地線と、 前記第1の接地線に接続され、前記メモリからデータ信
    号を読出し外部へ出力する出力バッファと、 前記第1の接地線に接続され、前記ダイパッドにワイヤ
    リングされた第1のパッドとを含む、半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記ダイはさらに、 接地電圧よりも高い電圧を受け、前記出力バッファに接
    続される第1の電源線と、 前記第1の電源線に接続された第2のパッドと、 前記第2のパッドにワイヤリングされた第2のリード端
    子と、 接地電圧を受ける第2の接地線と、 接地電圧よりも高い電圧を受ける第2の電源線と、 前記第2の接地線および前記第2の電源線に接続され、
    前記データ信号用のストローブ信号を発生するストロー
    ブバッファと、 前記第2の接地線に接続された第3のパッドと、 前記第3のパッドにワイヤリングされた第3のリード端
    子と、 前記第2の電源線に接続された第4のパッドと、 前記第4のパッドにワイヤリングされた第4のリード端
    子とを含む、請求項5に記載の半導体記憶装置。
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