JPH1133883A - 倣い方式二軸加工装置 - Google Patents

倣い方式二軸加工装置

Info

Publication number
JPH1133883A
JPH1133883A JP19024497A JP19024497A JPH1133883A JP H1133883 A JPH1133883 A JP H1133883A JP 19024497 A JP19024497 A JP 19024497A JP 19024497 A JP19024497 A JP 19024497A JP H1133883 A JPH1133883 A JP H1133883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
workpiece
guide path
guide member
copying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19024497A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Tsujimoto
健一 辻本
Teruhiro Mizutari
彰宏 水足
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority to JP19024497A priority Critical patent/JPH1133883A/ja
Publication of JPH1133883A publication Critical patent/JPH1133883A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Tool Copy Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際の製作品あるいはそれと同等の模型なし
に倣い方式二軸加工を可能にする。 【解決手段】 ベース2上に、X方向ガイド機構3A,
3BとY方向ガイド機構11を配置する。Y方向ガイド
機構11にY方向に移動可能な砥石15を取り付ける。
X方向ガイド機構3A,3Bの可撓性ガイド部材4は、
X方向に沿う湾曲した第1案内路を形成する。Y方向ガ
イド機構11の剛性ガイド部材12は、Y方向に沿う直
線状第2案内路を形成する。第1案内路と第2案内路に
沿って砥石15を移動させ、被加工物20の表面を研磨
加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二軸加工装置に
関し、さらに言えば、二軸制御の倣い方式で被加工物
(ワークピース)を任意の曲面に加工できる二軸加工装
置に関する。この装置は、例えば自動車用フロントガラ
スの製造に使用される煉瓦を加工するのに好適に適用で
きる。
【0002】
【従来の技術】セラミック板の一面を所望の曲面(例え
ば円筒面)に研磨加工する場合、従来は五軸研磨装置を
用いて行うか、手作業で行うのが一般的である。
【0003】また、従来より、倣い方式の二軸加工装置
としては種々の構成のものが開発され、実用化されてい
る。例えば、特開昭52−40889号公報には、模型
接触板に常時圧接させた模型にならって、荒仕上げ用の
被加工物と精密仕上げ用の被加工物を研磨するようにし
た「自動ならい研磨機械」が開示されている。
【0004】特開昭54−154891号公報には、被
加工物をある回転軸まわりに揺動させると共に切削装置
を前記回転軸を通る平面上に前記回転軸に沿って往復直
線移動させながら円形面削りする「鞍形面削り方法」
と、その方法を実施するための装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、五軸研磨装置
で研磨加工する場合、精密な加工ができる利点はある
が、五軸研磨装置自体が極めて高価であるという問題が
ある。また、手作業で行う場合は、所望の加工精度が得
られ難いという問題がある。
【0006】特開昭52−40889号公報や特開昭5
4−154891号公報に開示された従来の二軸加工装
置は、上述した五軸研磨装置よりは廉価であるが、構成
が複雑であるため、ある程度高価にならざるを得ないと
いう問題がある。さらに、倣い加工の際に、所望の仕上
がり曲面を持つ実際の製作品あるいはそれと同等の模型
が必要であるという問題もある。
【0007】そこで、この発明の目的は、簡単な構成で
被加工物を所望の曲面に加工できる倣い方式二軸加工装
置を提供することにある。
【0008】この発明の他の目的は、低コストで製造で
きる倣い方式二軸加工装置を提供することにある。
【0009】この発明のさらに他の目的は、所望の仕上
がり曲面を持つ実際の製作品あるいはそれと同等の模型
が不要である倣い方式二軸加工装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1) この発明の倣い方式二軸加工装置は、被加工物
の載置面を有するベースと、前記ベース上に固定され
た、第1方向に沿って延在する第1案内路を形成する一
対の第1ガイド機構と、前記一対の第1ガイド機構によ
り前記第1案内路に沿って移動可能に支持された、前記
第1方向に直交する第2方向に沿って延在する第2案内
路を形成する第2ガイド機構と、前記第2ガイド機構に
より前記第2案内路に沿って移動可能に支持された加工
工具とを備え、加工時には、被加工物を前記一対の第1
ガイド機構の間において前記ベースの載置面上に固定す
る一方、前記第1案内路と前記第2案内路とを前記被加
工物の所望の仕上がり曲面に対応した形状にそれぞれ設
定し、その状態で前記第2ガイド機構を前記第1案内路
に沿って移動させると共に、前記加工工具を前記第2案
内路に沿って移動させることにより前記被加工物を加工
し、もって前記被加工物に前記仕上がり曲面を生成する
ことを特徴とする。
【0011】(2) この発明の倣い方式二軸加工装置
では、一対の第1ガイド機構によって形成される第1案
内路と第2ガイド機構によって形成される第2案内路と
を、前記被加工物の所望の仕上がり曲面に対応した形状
にそれぞれ設定し、その状態で前記第2ガイド機構を前
記第1案内路に沿って移動させると共に、前記加工工具
を前記第2案内路に沿って移動させることにより前記被
加工物を加工し、もって前記被加工物に前記仕上がり曲
面を生成する。よって、構成が簡単であり、しかも低コ
ストで製造できる。
【0012】また、この発明の倣い方式二軸加工装置で
は、前記第1案内路および前記第2案内路によって形成
される模型(あるいはそれに相当する物)に倣って前記
被加工物を加工し、所望の仕上り曲面を得ている。よっ
て、所望の仕上がり曲面を持つ実際の製作品あるいはそ
れと同等の模型が不要である。
【0013】(3) この発明の倣い方式二軸加工装置
では、前記第1案内路および前記第2案内路の少なくと
も一方が、変形可能なガイド部材を用いて形成されてお
り、その変形可能なガイド部材を変形させることによっ
て前記被加工物の所望の仕上がり曲面に対応させるよう
に構成されているのが好ましい。こうすれば、所望の仕
上がり曲面に応じて前記第1案内路および前記第2案内
路の少なくとも一方の形状を簡単に調整できる利点が生
じる。
【0014】この場合、前記変形可能なガイド部材が、
可撓性の板材により形成されており、その可撓性板材の
曲率を変えることによって前記被加工物の所望の仕上が
り曲面に対応させるように構成されているのが好まし
い。こうすると、構成がいっそう簡単になり、便宜であ
る。
【0015】また、前記第1案内路および前記第2案内
路の少なくとも一方が、交換可能なガイド部材を用いて
形成されており、その交換可能なガイド部材を交換する
ことによって前記被加工物の所望の仕上がり曲面に対応
させるように構成されていてもよい。この場合、前記一
対の第1ガイド機構および前記第2ガイド機構の少なく
とも一方の構成をいっそう簡単にできる利点がある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0017】[第1実施形態]図1〜図3は、この発明
の第1実施形態の倣い方式二軸加工装置1を示す。
【0018】この装置1は、図1に示すように、表面に
主平面2aを有する略矩形のベース2を有している。こ
こでは、主平面2aは、被加工物20が載置される載置
面を兼ねている。主平面2a上において、互いに直交す
るX方向(X軸)およびY方向(Y軸)を図1に示すよ
うに定義する。
【0019】主平面2aの上には、Y方向の両端部付近
に一対のX方向ガイド機構3A、3Bがそれぞれ配置さ
れ、それらX方向ガイド機構3A、3Bの間に架橋する
ように一つのY方向ガイド機構11が配置されている。
被加工物(ワークピース)20は、一対のX方向ガイド
機構3A、3Bの間において、主平面2a上に固定され
る。
【0020】この実施形態では、一対のX方向ガイド機
構3A、3Bは、互いに同じ構成を持っている。そこ
で、ここではX方向ガイド機構3Aについてのみ説明す
る。
【0021】X方向ガイド機構3Aは、図2及び図3に
明瞭に示すように、ベース2の主平面2a上に固定され
た固定片5と、主平面2a上に形成されたガイド溝10
内でX方向に移動可能とされた可動片6と、それら固定
片5と可動片6の間に架橋するように取り付けられた可
撓性ガイド部材4とを有している。
【0022】可撓性ガイド部材4の両端には、円柱形の
揺動部4a、4bがそれぞれ固着してある。これら揺動
部4a、4bはそれぞれ、固定片5および可動片6の上
部に形成された略円柱形の断面を持つ溝に揺動可能に嵌
合されている。固定片5と可動片6との間の距離、換言
すれば、可撓性ガイド部材4の両端の揺動部4a、4b
の間の距離を変えることにより、可撓性ガイド部材4の
湾曲度すなわち曲率を変化させることができる。
【0023】固定片5と可動片6との間には、主平面2
aとほぼ平行に回転シャフト7が掛け渡されている。回
転シャフト7は、可撓性ガイド部材4の下方でそれに平
行に延在している。回転シャフト7はまた、その先端が
固定片5の側面に回動可能に係合され、その基端寄りの
箇所においてシャフト押さえ9によって回転可能に支持
されている。回転シャフト7のガイド溝10に対応する
箇所、換言すれば、回転シャフト7の略中央より基端寄
りの箇所には、螺子部7aが形成され、その螺子部7a
が可動片6の螺子孔(図示せず)に螺合されている。回
転シャフト7の基端には、調整ノブ7bが固着されてい
る。
【0024】調整ノブ7bを掴んで回転させると、回転
シャフト7の螺子部7aと螺合している可動片6がガイ
ド溝10に沿ってX方向に変位する。その変位により、
固定片5と可動片6との距離が変わり、それによって可
撓性ガイド部材4の両端の揺動部4a、4bが揺動し、
可撓性ガイド部材4の曲率が増加または減少する。
【0025】こうして、一対の可撓性ガイド部材4は、
湾曲したX方向の案内路を形成している。
【0026】Y方向ガイド機構11は、一対の可撓性ガ
イド部材4の延在方向(すなわちX方向)に対して直交
して配置された直線状の剛性ガイド部材12を備えてい
る。よって、剛性ガイド部材12はY方向に延在してい
る。剛性ガイド部材12の両端には、下方に突出する一
対の支持ピン12aがそれぞれ取り付けてある。
【0027】支持ピン12aには、図3に明瞭に示すよ
うに、糸巻き状のサイドローラ8がそれぞれ回転可能に
取り付けられている。各サイドローラ8は、上下両端部
の直径がその中央部の直径よりも大きくなっている。各
サイドローラ8は、対応する可撓性ガイド部材4の両側
端に係合されていて、そのガイド部材4を挟むようにし
て係合している。剛性ガイド部材12すなわちY方向ガ
イド機構11は、サイドローラ8の回転により、一対の
可撓性ガイド部材4に沿って円滑にX方向に移動するこ
とができる。
【0028】剛性ガイド部材12には、スライダ13が
移動可能に取り付けられている。このスライダ13は、
剛性ガイド部材12に沿って(すなわちY方向に)摺動
可能である。
【0029】スライダ13には、駆動用のモータ14が
取り付けられている。そのモータ14の主軸16の先端
には、研削加工用の円形砥石15が固定されている。砥
石15は、モータ14によって所定速度で回転せしめら
れる。スライダ13すなわち砥石15は、制御装置(図
示せず)の制御下において、Y方向の一定距離の範囲内
で一定速度で往復移動する。
【0030】こうして、剛性ガイド部材12は、Y方向
の直線状の案内路を形成している。
【0031】略板状の被加工物20は、一対の可撓性ガ
イド部材4の間において主平面2a上に載置されてい
る。その被加工物20の四隅には、被加工物押さえ17
が当接せしめてあり、それら被加工物押さえ17をボル
ト18によって固定することにより、主平面2a上に固
定されている。
【0032】なお、可撓性ガイド部材4は、Y方向ガイ
ド機構11、剛性ガイド部材12、スライダ13、モー
タ14および砥石16の合計重量によって変形が実質的
に生じないような機械的強度を持つ適当な板材を用いて
容易に形成できる。例えば、厚さ10mm程度のMCナ
イロン、厚さ10mm程度のテフロン、厚さ2mm程度
のばね鋼などによって形成できる。
【0033】この実施例では、モータ14および砥石1
6がスライダ13の片側に偏在しているので、任意の錘
などをバランサとして、スライダ13のモータ14およ
び砥石16とは反対側に配置し、モータ14および砥石
16の重量を平衡させるようにしてもよい。
【0034】次に、以上の構成を持つ二軸曲面加工装置
1の動作について説明する。
【0035】まず最初に、図1に示すように、被加工物
押さえ17を用いて被加工物20を主平面2a上に固定
する。次に、一対のX方向ガイド機構3Aおよび3Bに
おいて、調整ノブ7bを動かして固定片5と可動片6と
の距離を調整し、一対の可撓性ガイド部材4が被加工物
20の所望の仕上がり面21のX方向の曲率に一致する
ように設定する。
【0036】その後、Y方向ガイド機構11を被加工物
20の加工開始側端に移動し、砥石15をY方向ガイド
機構11の剛性ガイド部材12に沿ってY方向に往復移
動させ、被加工物20の表面の直線状領域を研磨する。
この工程は、スライダに搭載された制御装置によって自
動的に行われる。
【0037】続いて、Y方向ガイド機構11を一対のX
方向ガイド機構3Aおよび3Bの可撓性ガイド部材4に
沿って、X方向に所定距離だけ移動させてから、砥石1
5をY方向ガイド機構11の剛性ガイド部材12に沿っ
てY方向に往復移動させ、先の工程と同様にして、被加
工物20の表面の次の直線状領域を研磨する。
【0038】以下、これらの工程を繰り返し、被加工物
20の全表面を研磨加工する。こうして、被加工物20
の表面は、可撓性ガイド部材4の湾曲度すなわち曲率と
同一の曲率を持つ円筒面となる。
【0039】Y方向ガイド機構11のX方向への移動
は、手動で行ってもよいし、ギア(ラック)などを使用
して自動的に行ってもよい。前者の方が構成は簡単にな
るが、移動量などの精度は十分でなくなる可能性があ
る。そのため、後者のように自動的に移動するように構
成するのが好ましい。
【0040】たとえば、剛性ガイド部材12のサイドロ
ーラ8に代えて、あるいはそれに追加して剛性ガイド部
材12に歯車を取り付ける。そして、剛性ガイド部材1
2の歯車に噛み合うラックを可撓性部材4の上面または
下面、あるいは端面に直接形成し、あるいは別個に形成
して取り付ける。こうすれば、一対のX方向ガイド機構
3A、3Bを同期して動作させることが容易に実現でき
る。このような制御機構は、公知の技術を用いて容易に
実現できる。
【0041】以上述べたように、この第1実施形態の倣
い方式二軸曲面加工装置1では、研磨手段である砥石1
5を、一対のX方向ガイド機構3Aおよび3Bの一対の
可撓性ガイド部材4により形成される第1案内路と、Y
方向ガイド機構11の剛性ガイド部材12により形成さ
れる第2案内路に沿って案内・移動しながら、ベース2
の主平面2a上に固定された被加工物20の表面を研磨
することにより、所望の仕上がり曲面が得られる。換言
すれば、前記第1案内路および前記第2案内路によって
形成される模型に倣って被加工物20を研磨し、所望の
仕上り曲面を得ている。よって、前記第1案内路および
前記第2案内路の形状を適宜調整することにより、所望
の仕上がり曲面を持つ実際の製作品あるいはそれと同等
の模型を使用することなく被加工物20を所望の曲面に
加工できる。
【0042】また、この装置1は、一対のX方向ガイド
機構3A、3B、それら一対のガイド機構3A、3Bに
移動可能に支持されたY方向ガイド機構11と、そのY
方向ガイド機構11に移動可能に保持された砥石15と
を備えていればよいので、構成が簡単であり、しかも廉
価に製造できる。
【0043】この実施形態では、被加工物20の表面を
円筒面状に研磨加工するため、一対のX方向ガイド機構
3Aおよび3Bの可撓性ガイド部材4を凸円弧状とし、
Y方向ガイド機構11の剛性ガイド部材12を直線状と
している。しかし、これらのガイド部材4、12の形状
は、所望の表面形状に応じて任意に変更可能であること
は言うまでもない。例えば、一対のX方向ガイド機構3
Aおよび3Bの可撓性ガイド部材4を直線状とし、Y方
向ガイド機構11の剛性ガイド部材12を凸円弧状とし
てもよい。また、一対のX方向ガイド機構3Aおよび3
Bの可撓性ガイド部材4の形状も同一である必要はな
く、所望の表面形状に応じて任意に変更できる。こうす
れば、円筒面以外の仕上がり面も得られる。
【0044】この第1実施形態の装置1を使用すれば、
例えば、被加工物20の材質が耐火煉瓦の場合、0.2
〜0.3mm程度の加工精度が得られる。
【0045】[第2実施形態]図4〜図6は、この発明
の第2実施形態の二軸加工装置の要部を示す。この第2
実施形態の装置は、一対のX方向ガイド機構3Aおよび
3Bが、一対の可撓性ガイド部材4に代えて一対の固定
ガイド部材34を備えている点を除いて、第1実施形態
の装置1と同じ構成を持っている。よって、同一または
対応する構成要素には同じ符号を付して、同じ構成の部
分に関する説明は省略する。また、一対の固定ガイド部
材34は同じ構成を持っているので、ここではX方向ガ
イド機構3Aのガイド部材34についてのみ説明する。
【0046】図4および図5に明瞭に示すように、固定
ガイド部材34は、その上端に凸状に湾曲したガイド面
34aを有し、下端に嵌合突起34bを有している。こ
の嵌合突起34bは、ベース2の主平面2aに設けられ
た嵌合溝40に嵌合するように形成されている。使用時
には、嵌合溝40に上方より嵌合せしめられ、その位置
に固定される。交換時には、嵌合溝40より引き抜か
れ、ガイド面34aの形状の異なる他の固定ガイド部材
34に交換される。
【0047】剛性ガイド部材12は、その両端に図6に
示すような一対のサイドローラ38を備えている。この
サイドローラ38は、第1実施形態のもののとは異な
り、上端の直径が下端の直径よりも大きくなっていて、
その上端の大径部分で固定ガイド部材34のガイド面3
4aの両端縁にそれぞれ係合せしめられている。サイド
ローラ38の回転により、剛性ガイド部材12はガイド
面34aに沿ってX方向に円滑に移動可能である。
【0048】第1実施形態の場合と異なり、固定ガイド
部材34のガイド面34aは固定されたままであり、変
更ができないので、異なる曲率のガイド面34aが必要
な場合には、異なる曲率のガイド面34aを持つ他の固
定ガイド部材34に交換してから研磨加工を行う。
【0049】[変形例]上記の第1および第2の実施形態
では、モータ14によって回転駆動される砥石15を設
けて、被加工物20の表面を研磨加工しているが、この
発明はこれに限定されず、砥石15などの研磨手段を他
の機械加工手段に代えれば、切削加工などの他の加工方
法も使用可能である。
【0050】上記の第1および第2の実施形態では、一対
のX方向ガイド機構3Aおよび3BとY方向ガイド機構
11がベース2の主平面2a上に配置されているが、こ
の発明はこれに限定されない。一対のX方向ガイド機構
3Aおよび3BとY方向ガイド機構11は、ベース2上
であれば、主平面2a以外の箇所に配置されていてもよ
い。要は、任意の構成のX方向ガイド機構とY方向ガイ
ド機構が、倣い加工における「模型」の機能を果たすこ
とができ、その「模型」を利用して、主平面2aに置か
れた被加工物20を倣い加工できるものであれば足り
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明の倣い方式
二軸曲面加工装置は、簡単な構成で被加工物を所望の曲
面に加工できる。また、低コストで製造できる。さら
に、加工時に、所望の仕上がり曲面を持つ実際の製作品
あるいはそれと同等の模型が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の倣い方式二軸加工装
置の斜視図である。
【図2】図1の倣い方式二軸加工装置の側面図である。
【図3】図1の倣い方式二軸加工装置における剛性ガイ
ド部材と可撓性ガイド部材との係合構成を示す、図2の
A−A線に沿った部分拡大断面図である。
【図4】この発明の第2実施形態の倣い方式二軸加工装
置の側面図である。
【図5】図6の倣い方式二軸加工装置におけるストレー
トガイドの斜視図である。
【図6】図4の倣い方式二軸曲面加工装置における剛性
ガイド部材と可撓性ガイド部材との係合構成を示す、図
4のB−B線に沿った部分拡大図である。
【符号の説明】
1 二軸加工装置 2 ベース 2a ベースの主平面 3A、3B X方向ガイド機構 4 可撓性ガイド部材 4a 可撓性ガイド部材の揺動部 5 固定片 6 可動片 7 回転シャフト 7a 回転シャフトの螺子部 7b 回転シャフトの調整ノブ 8 サイドローラ 9 シャフト押さえ 10 ベースのガイド溝 11 Y方向ガイド機構 12 剛性ガイド部材 12a 剛性ガイド部材の支持ピン 13 スライダ 14 モータ 15 砥石 16 モータの主軸 17 被加工物押さえ 18 ボルト 20 被加工物 21 被加工物の仕上り面 33A X方向ガイド機構 34 固定ガイド部材 34a 固定ガイド部材のガイド面 34b 固定ガイド部材の嵌合突起 38 サイドローラ 40 ベースの嵌合溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物の載置面を有するベースと、 前記ベース上に固定された、第1方向に沿って延在する
    第1案内路を形成する一対の第1ガイド機構と、 前記一対の第1ガイド機構により前記第1案内路に沿っ
    て移動可能に支持された、前記第1方向に直交する第2
    方向に沿って延在する第2案内路を形成する第2ガイド
    機構と、 前記第2ガイド機構により前記第2案内路に沿って移動
    可能に支持された加工工具とを備え、 加工時には、被加工物を前記一対の第1ガイド機構の間
    において前記ベースの載置面上に固定する一方、前記第
    1案内路と前記第2案内路とを前記被加工物の所望の仕
    上がり曲面に対応した形状にそれぞれ設定し、その状態
    で前記第2ガイド機構を前記第1案内路に沿って移動さ
    せると共に、前記加工工具を前記第2案内路に沿って移
    動させることにより前記被加工物を加工し、もって前記
    被加工物に前記仕上がり曲面を生成することを特徴とす
    る倣い方式二軸加工装置。
  2. 【請求項2】 前記第1案内路および前記第2案内路の
    少なくとも一方が、変形可能なガイド部材を用いて形成
    されており、その変形可能なガイド部材を変形させるこ
    とによって前記被加工物の所望の仕上がり曲面に対応さ
    せるように構成されている請求項1に記載の倣い方式二
    軸加工装置。
  3. 【請求項3】 前記変形可能なガイド部材が、可撓性の
    板材により形成されており、その可撓性板材の曲率を変
    えることによって前記被加工物の所望の仕上がり曲面に
    対応させるように構成されている請求項2に記載の倣い
    方式二軸加工装置。
  4. 【請求項4】 前記第1案内路および前記第2案内路の
    少なくとも一方が、交換可能なガイド部材を用いて形成
    されており、その交換可能なガイド部材を交換すること
    によって前記被加工物の所望の仕上がり曲面に対応させ
    るように構成されている請求項1に記載の倣い方式二軸
    加工装置。
JP19024497A 1997-07-15 1997-07-15 倣い方式二軸加工装置 Pending JPH1133883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19024497A JPH1133883A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 倣い方式二軸加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19024497A JPH1133883A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 倣い方式二軸加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1133883A true JPH1133883A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16254916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19024497A Pending JPH1133883A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 倣い方式二軸加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1133883A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110877280A (zh) * 2019-12-16 2020-03-13 泉州台商投资区连进信息技术有限公司 一种曲面抛光机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110877280A (zh) * 2019-12-16 2020-03-13 泉州台商投资区连进信息技术有限公司 一种曲面抛光机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2859389B2 (ja) ガラス板の周辺エッジを研削加工する方法及びこの方法を実施するガラス板の数値制御研削機械
US5807166A (en) Glass-plate working machine
JP4394066B2 (ja) 被加工物の研磨方法及びその研磨装置
JP4812489B2 (ja) ころ軸受軌道輪の超仕上げ加工装置
JPH08336746A (ja) ガラス板の数値制御研削機械
JPH1133883A (ja) 倣い方式二軸加工装置
JPH07237113A (ja) 表面仕上げ装置付き両面研磨機
JP2001219348A (ja) ガラス板の周縁を研削する方法及びその装置
JP4460736B2 (ja) 研磨装置
JP3756220B2 (ja) 被加工物の研磨方法及びその研磨装置
JPH0523961A (ja) ガラス板の加工機械
JPH09248748A (ja) 加工装置
US20050003739A1 (en) Grinding machine, in particular centerless cylindrical grinding machine
JPH03251354A (ja) 光学レンズ・ミラー等球面加工装置
JP4183892B2 (ja) 研磨工具およびこの研磨工具を用いた研磨装置
JPH09117835A (ja) 研磨機のワーク固定治具
JP2617579B2 (ja) 歯車研削盤
JP2547484B2 (ja) 研磨装置
JP2005305609A (ja) ラップ盤
JPH08323597A (ja) 板材の面取り方法およびその装置
JPH03294163A (ja) 曲面加工装置
JPH0966445A (ja) 研磨装置および研磨方法
JPH1199454A (ja) 研磨装置および研磨方法
CN114346909A (zh) 一种全自动精密自动跟踪砂轮修整装置
JPH06254757A (ja) 狭凹状部加工用サンダ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050124

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050530