JPH11338268A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH11338268A JPH11338268A JP14812898A JP14812898A JPH11338268A JP H11338268 A JPH11338268 A JP H11338268A JP 14812898 A JP14812898 A JP 14812898A JP 14812898 A JP14812898 A JP 14812898A JP H11338268 A JPH11338268 A JP H11338268A
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- JP
- Japan
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- frequency
- intermediate transfer
- image forming
- forming apparatus
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中間転写ベルトの良好なクリーニング性を保
持しつつ、中間転写ベルト上で発生するトナーの飛び散
りを防止する。 【解決手段】 トナー像の二次転写後に中間転写ベルト
5d上に残った二次転写残トナーは、電源11により、
直流成分と交流成分とを重畳したクリーニングバイアス
を、クリーニング部材8に印加することで、一次転写時
の極性と逆極性に帯電し、一次転写ニップ部N1 にての
一次転写と同時に、感光ドラム1上に逆転写する。クリ
ーニングバイアスの交流成分の周波数を、中間転写ベル
ト5dの耐久状態に応じて、制御手段13により制御す
ることで、中間転写ベルト5dに対するダメージを低減
させて、良好なクリーニング性と、トナーの飛び散り防
止とを両立させることができる。
持しつつ、中間転写ベルト上で発生するトナーの飛び散
りを防止する。 【解決手段】 トナー像の二次転写後に中間転写ベルト
5d上に残った二次転写残トナーは、電源11により、
直流成分と交流成分とを重畳したクリーニングバイアス
を、クリーニング部材8に印加することで、一次転写時
の極性と逆極性に帯電し、一次転写ニップ部N1 にての
一次転写と同時に、感光ドラム1上に逆転写する。クリ
ーニングバイアスの交流成分の周波数を、中間転写ベル
ト5dの耐久状態に応じて、制御手段13により制御す
ることで、中間転写ベルト5dに対するダメージを低減
させて、良好なクリーニング性と、トナーの飛び散り防
止とを両立させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置に関し、詳しくは、像担持体上に形成したト
ナー像を、中間転写体を介して転写材に転写する画像形
成装置に係る。
像形成装置に関し、詳しくは、像担持体上に形成したト
ナー像を、中間転写体を介して転写材に転写する画像形
成装置に係る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機、レーザービーム
プリンタ等のカラーの画像形成装置において、中間転写
体を使用したものが知られている。
プリンタ等のカラーの画像形成装置において、中間転写
体を使用したものが知られている。
【0003】この画像形成装置は、帯電、露光、現像に
よって感光ドラム(像担持体)上に形成したトナー像を
中間転写ベルト(中間転写体)上に一次転写する工程
を、複数色のトナー像について繰り返して、中間転写ベ
ルト上で複数色のトナー像を重ね、その後、これらトナ
ー像を紙等の転写材上に一括して二次転写するものであ
る。
よって感光ドラム(像担持体)上に形成したトナー像を
中間転写ベルト(中間転写体)上に一次転写する工程
を、複数色のトナー像について繰り返して、中間転写ベ
ルト上で複数色のトナー像を重ね、その後、これらトナ
ー像を紙等の転写材上に一括して二次転写するものであ
る。
【0004】上述の二次転写時に転写材に転写されない
で中間転写ベルト上に残ったトナー(以下「二次転写残
トナー」という。)は、クリーニング装置によって、一
次転写時のトナーの極性(例えば、負極性)と逆極性
(例えば、正極性)の電荷が付与され、これにより、感
光ドラム上のトナー像が中間転写ベルト上に一次転写さ
れるのと逆に、中間転写ベルト上から感光ドラム上に逆
転写される。なお、逆転写された二次転写残トナーは、
例えば、トナー像の一次転写時に中間転写ベルトに転写
されないで感光ドラム表面に残ったトナー(以下「一次
転写残トナー」という。)を除去すべく感光ドラム1表
面に対向配置されたクリーナによって、一次転写残トナ
ーとともに感光ドラム表面から除去される。
で中間転写ベルト上に残ったトナー(以下「二次転写残
トナー」という。)は、クリーニング装置によって、一
次転写時のトナーの極性(例えば、負極性)と逆極性
(例えば、正極性)の電荷が付与され、これにより、感
光ドラム上のトナー像が中間転写ベルト上に一次転写さ
れるのと逆に、中間転写ベルト上から感光ドラム上に逆
転写される。なお、逆転写された二次転写残トナーは、
例えば、トナー像の一次転写時に中間転写ベルトに転写
されないで感光ドラム表面に残ったトナー(以下「一次
転写残トナー」という。)を除去すべく感光ドラム1表
面に対向配置されたクリーナによって、一次転写残トナ
ーとともに感光ドラム表面から除去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】中間転写ベルトのクリ
ーニングを行う際、可能な限り中間転写ベルト上の二次
転写残トナーが少なく、既に正極性になっている方が望
ましい。これは、負極性のままの二次転写残トナーの量
が多いと、クリーニング装置で二次転写残トナーを均一
に正極性に帯電して感光体ドラムに戻すために、クリー
ニング装置に強いクリーニングバイアスを印加する必要
があるからである。しかしながら、転写材、環境条件、
耐久条件等によっては二次転写残トナーが多い場合が生
じてしまう。また、フルカラーの画像形成装置の場合に
は、単色のハーフトーン画像から4色重ねのフルカラー
画像までを異常放電等による画像不良を発生させずにす
べての部分を均一に二次転写させることは困難であり、
同一画像において負極性のままの二次転写残トナーの多
い部分が生じてしまう。
ーニングを行う際、可能な限り中間転写ベルト上の二次
転写残トナーが少なく、既に正極性になっている方が望
ましい。これは、負極性のままの二次転写残トナーの量
が多いと、クリーニング装置で二次転写残トナーを均一
に正極性に帯電して感光体ドラムに戻すために、クリー
ニング装置に強いクリーニングバイアスを印加する必要
があるからである。しかしながら、転写材、環境条件、
耐久条件等によっては二次転写残トナーが多い場合が生
じてしまう。また、フルカラーの画像形成装置の場合に
は、単色のハーフトーン画像から4色重ねのフルカラー
画像までを異常放電等による画像不良を発生させずにす
べての部分を均一に二次転写させることは困難であり、
同一画像において負極性のままの二次転写残トナーの多
い部分が生じてしまう。
【0006】このような状況において従来では、負極性
のままの二次転写残トナーを均一に正極性に帯電させる
ために、クリーニング装置の印加するクリーニングバイ
アスの交流成分の周波数Vfをある程度高くしておき、
トナーをより激しく往復運動させてやることによりどの
ような二次転写残トナーに対しても対応できるようにし
ていた。
のままの二次転写残トナーを均一に正極性に帯電させる
ために、クリーニング装置の印加するクリーニングバイ
アスの交流成分の周波数Vfをある程度高くしておき、
トナーをより激しく往復運動させてやることによりどの
ような二次転写残トナーに対しても対応できるようにし
ていた。
【0007】しかしながら、二次転写残トナーを均一に
正極性に帯電させるために交流成分の周波数Vfを高く
したところ、放電による中間転写ベルトへのダメージが
大きくなり、中間転写ベルトの抵抗値が低くなったり、
中間転写ベルト表面にひび割れが生たりする等の耐久劣
化が促進される結果となってしまった。また、クリーニ
ング装置としてローラ帯電器を使用した場合、ローラ帯
電はオゾン発生量を低く抑えた帯電方式ではあるが、ロ
ーラニップ付近において発生するオゾン濃度自体は低く
はない。発生したオゾンは窒素と反応し窒素酸化物(N
Ox)となり、空気中の水分と反応し硝酸(HNO3 )
が発生する。ローラニップ近傍で発生した硝酸が中間転
写ベルト表面に付着すると中間転写ベルトの抵抗を下げ
てしまう。中間転写ベルトの抵抗が低くなると、中間転
写ベルト上に形成された複数色重ねの文字や線画像が中
間転写ベルトの回転中に飛び散り易くなるという問題が
生じる。この問題が発生しないようにするにはVfを下
げればよいわけだが、Vfを下げるとクリーニング不良
が生じ易くなるという二律背反の自体に陥ってしまって
いた。
正極性に帯電させるために交流成分の周波数Vfを高く
したところ、放電による中間転写ベルトへのダメージが
大きくなり、中間転写ベルトの抵抗値が低くなったり、
中間転写ベルト表面にひび割れが生たりする等の耐久劣
化が促進される結果となってしまった。また、クリーニ
ング装置としてローラ帯電器を使用した場合、ローラ帯
電はオゾン発生量を低く抑えた帯電方式ではあるが、ロ
ーラニップ付近において発生するオゾン濃度自体は低く
はない。発生したオゾンは窒素と反応し窒素酸化物(N
Ox)となり、空気中の水分と反応し硝酸(HNO3 )
が発生する。ローラニップ近傍で発生した硝酸が中間転
写ベルト表面に付着すると中間転写ベルトの抵抗を下げ
てしまう。中間転写ベルトの抵抗が低くなると、中間転
写ベルト上に形成された複数色重ねの文字や線画像が中
間転写ベルトの回転中に飛び散り易くなるという問題が
生じる。この問題が発生しないようにするにはVfを下
げればよいわけだが、Vfを下げるとクリーニング不良
が生じ易くなるという二律背反の自体に陥ってしまって
いた。
【0008】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
のであり、中間転写体の良好なクリーニング性を保持し
つつ、中間転写体上で発生する文字及び線画の飛び散り
を防止して高品質な画像を形成することのできる画像形
成装置を提供することを目的とするものである。
のであり、中間転写体の良好なクリーニング性を保持し
つつ、中間転写体上で発生する文字及び線画の飛び散り
を防止して高品質な画像を形成することのできる画像形
成装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、像担持体上に順次に形成した複
数色のトナー像を一旦、中間転写体上に順次に一次転写
し、その後、該中間転写体上の複数色のトナー像を一括
して転写材上に二次転写して画像形成を行なうととも
に、二次転写後に前記中間転写体上に残った二次転写残
トナーを前記中間転写体上から前記像担持体上に前記一
次転写と同時に静電的に逆転写させて前記中間転写体を
クリーニングする画像形成装置において、前記中間転写
体に対向配置されて前記二次転写残トナーに電荷を付与
するクリーニング部材と、該クリーニング部材に直流成
分と交流成分とが重畳されたクリーニングバイアスを印
加するクリーニングバイアス印加電源と、該クリーニン
グバイアス印加電源を制御してクリーニングバイアスを
変化させる制御手段と、を備え、該制御手段は、状況に
応じて、前記クリーニングバイアスの交流成分の周波数
Vfを変化させる、ことを特徴とする。
めの請求項1の発明は、像担持体上に順次に形成した複
数色のトナー像を一旦、中間転写体上に順次に一次転写
し、その後、該中間転写体上の複数色のトナー像を一括
して転写材上に二次転写して画像形成を行なうととも
に、二次転写後に前記中間転写体上に残った二次転写残
トナーを前記中間転写体上から前記像担持体上に前記一
次転写と同時に静電的に逆転写させて前記中間転写体を
クリーニングする画像形成装置において、前記中間転写
体に対向配置されて前記二次転写残トナーに電荷を付与
するクリーニング部材と、該クリーニング部材に直流成
分と交流成分とが重畳されたクリーニングバイアスを印
加するクリーニングバイアス印加電源と、該クリーニン
グバイアス印加電源を制御してクリーニングバイアスを
変化させる制御手段と、を備え、該制御手段は、状況に
応じて、前記クリーニングバイアスの交流成分の周波数
Vfを変化させる、ことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記制御手段は、前記中間転写体の耐久状
態に応じて、前記クリーニングバイアスの交流成分の周
波数Vfを変化させる、ことを特徴とする。
置において、前記制御手段は、前記中間転写体の耐久状
態に応じて、前記クリーニングバイアスの交流成分の周
波数Vfを変化させる、ことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記制御手段は、雰囲気の温湿度を検知す
る温湿度検知手段の出力に応じて、前記クリーニングバ
イアスの交流成分の周波数Vfを変化させる、ことを特
徴とする。
置において、前記制御手段は、雰囲気の温湿度を検知す
る温湿度検知手段の出力に応じて、前記クリーニングバ
イアスの交流成分の周波数Vfを変化させる、ことを特
徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項3の画像形成装
置において、前記温湿度検知手段が、温湿度センサであ
る、ことを特徴とする。
置において、前記温湿度検知手段が、温湿度センサであ
る、ことを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項3の画像形成装
置において、前記温湿度検知手段が、転写バイアス制御
手段である、ことを特徴とする。
置において、前記温湿度検知手段が、転写バイアス制御
手段である、ことを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項3の画像形成装
置において、前記温湿度検知手段が、帯電手段のバイア
ス制御手段である、ことを特徴とする。
置において、前記温湿度検知手段が、帯電手段のバイア
ス制御手段である、ことを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記二次転写残トナーの逆転写を前記一次
転写と同時には行なわない場合の、前記クリーニングバ
イアスの交流成分の周波数をVdとすると、前記制御手
段は、前記周波数Vdを、前記周波数Vfと異なる値に
設定する、ことを特徴とする。
置において、前記二次転写残トナーの逆転写を前記一次
転写と同時には行なわない場合の、前記クリーニングバ
イアスの交流成分の周波数をVdとすると、前記制御手
段は、前記周波数Vdを、前記周波数Vfと異なる値に
設定する、ことを特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、請求項7の画像形成装
置において、前記制御手段は、前記周波数Vdを、前記
周波数Vfよりも小さい値に設定する、ことを特徴とす
る。
置において、前記制御手段は、前記周波数Vdを、前記
周波数Vfよりも小さい値に設定する、ことを特徴とす
る。
【0017】請求項9の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記中間転写体上に単色のトナー像を形成
し、該トナー像を前記転写材上に二次転写した場合の、
前記クリーニングバイアスの交流成分の周波数をVmと
すると、前記制御手段は、前記周波数Vmを、前記周波
数Vfと異なる値に設定する、ことを特徴とする。
置において、前記中間転写体上に単色のトナー像を形成
し、該トナー像を前記転写材上に二次転写した場合の、
前記クリーニングバイアスの交流成分の周波数をVmと
すると、前記制御手段は、前記周波数Vmを、前記周波
数Vfと異なる値に設定する、ことを特徴とする。
【0018】請求項10の発明は、請求項9の画像形成
装置において、前記制御手段は、前記周波数Vmを、前
記周波数Vfよりも小さい値に設定する、ことを特徴と
する。
装置において、前記制御手段は、前記周波数Vmを、前
記周波数Vfよりも小さい値に設定する、ことを特徴と
する。
【0019】請求項11の発明は、請求項1の画像形成
装置において、前記一次転写に先立って、前記制御手段
により前記中間転写体を、周波数Vpの交流成分を有す
るバイアスで帯電する場合において、前記制御手段は、
前記周波数Vpを、前記周波数Vfと異なる値に設定す
る、ことを特徴とする。
装置において、前記一次転写に先立って、前記制御手段
により前記中間転写体を、周波数Vpの交流成分を有す
るバイアスで帯電する場合において、前記制御手段は、
前記周波数Vpを、前記周波数Vfと異なる値に設定す
る、ことを特徴とする。
【0020】請求項12の発明は、請求項11の画像形
成装置において、前記制御手段は、前記周波数Vpを、
前記周波数Vfよりも小さい値に設定する、ことを特徴
とする。
成装置において、前記制御手段は、前記周波数Vpを、
前記周波数Vfよりも小さい値に設定する、ことを特徴
とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0022】〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る画
像形成装置の一例を示す。なお、同図は、電子写真方式
のレーザービームプリンタの概略構成を示す縦断面図で
ある。
像形成装置の一例を示す。なお、同図は、電子写真方式
のレーザービームプリンタの概略構成を示す縦断面図で
ある。
【0023】画像形成装置本体の内側には、像担持体と
してのドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」
という。)1、接触方式のローラ帯電器2が配設され、
さらに同図中の感光ドラム1の左方には、複数個の現像
器4a、4b、4c、4dを回転可能な支持体4Aに搭
載した現像装置4が配設されている。また、現像器4
a、4b、4c、4d内には、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーがそ
れぞれ収容されており、また、支持体4Aに搭載された
現像器4a、4b、4c、4dは、現像用開口が常に外
側を向くようにして駆動される。画像形成装置本体の上
部には、露光装置3が配置されている。
してのドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」
という。)1、接触方式のローラ帯電器2が配設され、
さらに同図中の感光ドラム1の左方には、複数個の現像
器4a、4b、4c、4dを回転可能な支持体4Aに搭
載した現像装置4が配設されている。また、現像器4
a、4b、4c、4d内には、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーがそ
れぞれ収容されており、また、支持体4Aに搭載された
現像器4a、4b、4c、4dは、現像用開口が常に外
側を向くようにして駆動される。画像形成装置本体の上
部には、露光装置3が配置されている。
【0024】感光ドラム1は、アルミシリンダの外周面
に有機光半導体(OPC)、A−Si、CdS、Se等
の光導電体を塗布して構成されている。感光ドラム1
は、駆動手段(不図示)によって矢印R1方向に所定の
周速度(プロセススピード)で回転駆動される。
に有機光半導体(OPC)、A−Si、CdS、Se等
の光導電体を塗布して構成されている。感光ドラム1
は、駆動手段(不図示)によって矢印R1方向に所定の
周速度(プロセススピード)で回転駆動される。
【0025】転写装置5は、転写体支持体として3本の
支持ローラ5a、5b、5cを備えている。このうち1
本が駆動ローラであり、残り2本は従動ローラである。
これら支持ローラ5a、5b、5cに中間転写ベルト5
dとしてエンドレス状のゴムベルトが巻かれ、駆動手段
(不図示)によって矢印R5方向に駆動される。中間転
写ベルト5dの具体的な材質としては、アクリロニトリ
ルブタジエンゴム(NBR)、スチレンブタジエンゴ
ム、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロ
プレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポ
リエチレン、アクリルゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム
等があげられる。感光ドラム1とほぼ対向するところに
一次転写ローラ6が中間転写ベルト5dを介して配置さ
れ、支持ローラ5bに対向したところに二次転写ローラ
7が配置してある。また、二次転写と一次転写の間には
中間転写ベルト5dのクリーニング部材(クリーニング
装置)8が設けられている。
支持ローラ5a、5b、5cを備えている。このうち1
本が駆動ローラであり、残り2本は従動ローラである。
これら支持ローラ5a、5b、5cに中間転写ベルト5
dとしてエンドレス状のゴムベルトが巻かれ、駆動手段
(不図示)によって矢印R5方向に駆動される。中間転
写ベルト5dの具体的な材質としては、アクリロニトリ
ルブタジエンゴム(NBR)、スチレンブタジエンゴ
ム、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロ
プレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポ
リエチレン、アクリルゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム
等があげられる。感光ドラム1とほぼ対向するところに
一次転写ローラ6が中間転写ベルト5dを介して配置さ
れ、支持ローラ5bに対向したところに二次転写ローラ
7が配置してある。また、二次転写と一次転写の間には
中間転写ベルト5dのクリーニング部材(クリーニング
装置)8が設けられている。
【0026】感光ドラム1表面は、前述のローラ帯電器
2に直流電圧と交流電圧とが重畳された帯電バイアスが
印加されることで、所定の極性(本実施の形態では負極
性)、所定の電位に、均一の帯電される。レーザドライ
バにイエローの画像模様に従った信号が入力されると、
露光装置3からレーザー光Lが感光ドラム1に照射さ
れ、感光ドラム1上の照射部分の電荷が除去されて静電
潜像が形成される。この静電潜像は、さらに感光ドラム
1が矢印R1方向に回転すると、支持体4Aの回転によ
って、感光ドラム1表面と対向する現像位置に配置され
た現像器4aにより、イエローのトナーが付着され、ト
ナー像として現像される。
2に直流電圧と交流電圧とが重畳された帯電バイアスが
印加されることで、所定の極性(本実施の形態では負極
性)、所定の電位に、均一の帯電される。レーザドライ
バにイエローの画像模様に従った信号が入力されると、
露光装置3からレーザー光Lが感光ドラム1に照射さ
れ、感光ドラム1上の照射部分の電荷が除去されて静電
潜像が形成される。この静電潜像は、さらに感光ドラム
1が矢印R1方向に回転すると、支持体4Aの回転によ
って、感光ドラム1表面と対向する現像位置に配置され
た現像器4aにより、イエローのトナーが付着され、ト
ナー像として現像される。
【0027】感光ドラム1上のトナー像は、一次転写バ
イアス印加電源(不図示)によって中間転写ベルト5d
に印加された一次転写バイアスにより、一次転写ニップ
部N1 にて中間転写ベルト5d上に一次転写される。
イアス印加電源(不図示)によって中間転写ベルト5d
に印加された一次転写バイアスにより、一次転写ニップ
部N1 にて中間転写ベルト5d上に一次転写される。
【0028】一次転写時に中間転写ベルト5d上に転写
されないで感光ドラム1表面に残ったトナー(一次転写
残トナー)は、クリーナ10によって除去される。
されないで感光ドラム1表面に残ったトナー(一次転写
残トナー)は、クリーナ10によって除去される。
【0029】以上の帯電、露光、現像、一次転写、クリ
ーニングの工程を残りの3色、すなわち、マゼンタ、シ
アン、ブラックの各色についても同様に行ない、中間転
写ベルト5d上に4色のトナー像を重ねる。この4色の
トナー像は、二次転写バイアス電源(不図示)から中間
転写ベルト5dに印加された二次転写バイアスによっ
て、二次転写ニップ部N2 にて一括で転写材(不図示)
に二次転写され、従来公知の加熱、加圧の定着装置9に
よって溶融固着され、これによりカラー画像が得られ
る。
ーニングの工程を残りの3色、すなわち、マゼンタ、シ
アン、ブラックの各色についても同様に行ない、中間転
写ベルト5d上に4色のトナー像を重ねる。この4色の
トナー像は、二次転写バイアス電源(不図示)から中間
転写ベルト5dに印加された二次転写バイアスによっ
て、二次転写ニップ部N2 にて一括で転写材(不図示)
に二次転写され、従来公知の加熱、加圧の定着装置9に
よって溶融固着され、これによりカラー画像が得られ
る。
【0030】二次転写時に転写材に転写されないで中間
転写ベルト5dに残ったトナー(二次転写残トナー)
は、クリーニング部材8によって逆極性(正極性)に帯
電され、感光ドラム1のトナー像が中間転写ベルト5d
上に一次転写されるのと同時に、中間転写ベルト5d上
から感光ドラム1上に逆転写される。
転写ベルト5dに残ったトナー(二次転写残トナー)
は、クリーニング部材8によって逆極性(正極性)に帯
電され、感光ドラム1のトナー像が中間転写ベルト5d
上に一次転写されるのと同時に、中間転写ベルト5d上
から感光ドラム1上に逆転写される。
【0031】ここで、中間転写ベルト5dのクリーニン
グについて詳しく説明する。
グについて詳しく説明する。
【0032】二次転写残トナーは、中間転写ベルト5d
からトナーが転写材に転写される際にトナーとは逆極性
の強い電界を受けて、正規の帯電極性(本実施の形態で
は負極性)とは逆極性(本実施の形態では正極性)に帯
電されて中間転写ベルト5d上に残っているトナーが多
い。しかし、すべてのトナーが正極性に反転しているわ
けではなく、部分的には中和され電荷を持たないトナー
や、負極性を維持しているトナーも存在している。
からトナーが転写材に転写される際にトナーとは逆極性
の強い電界を受けて、正規の帯電極性(本実施の形態で
は負極性)とは逆極性(本実施の形態では正極性)に帯
電されて中間転写ベルト5d上に残っているトナーが多
い。しかし、すべてのトナーが正極性に反転しているわ
けではなく、部分的には中和され電荷を持たないトナー
や、負極性を維持しているトナーも存在している。
【0033】そこで、二次転写直後にクリーニング部材
8を設け、クリーニングバイアス印加電源11によって
クリーニングバイアスとして、直流成分にピーク間電圧
VPPの交流成分を重畳した重畳電圧を印加する。交流成
分により二次転写残トナーは往復運動を繰り返し、より
均一に正極性に帯電される。このクリーニングバイアス
の交流成分は、その周波数VfがCPU(制御手段)1
3によって制御される。
8を設け、クリーニングバイアス印加電源11によって
クリーニングバイアスとして、直流成分にピーク間電圧
VPPの交流成分を重畳した重畳電圧を印加する。交流成
分により二次転写残トナーは往復運動を繰り返し、より
均一に正極性に帯電される。このクリーニングバイアス
の交流成分は、その周波数VfがCPU(制御手段)1
3によって制御される。
【0034】上述のクリーニング部材8によって正極性
に帯電された二次転写残トナーは、一次転写ニップ部N
1 において感光ドラム1上へ逆転写され、中間転写ベル
ト5dはクリーニングされる。
に帯電された二次転写残トナーは、一次転写ニップ部N
1 において感光ドラム1上へ逆転写され、中間転写ベル
ト5dはクリーニングされる。
【0035】連続プリント時(連続画像形成時)におい
ても、中間転写ベルト5d上の逆帯電された二次転写残
トナーと、感光ドラム1上の一次転写される正規トナー
とは、お互いの電荷が、短時間の接触では相殺されない
ため、感光ドラム1と中間転写ベルト5dとの一次転写
ニップ部N1 にて、逆帯電されている二次転写残トナー
は感光ドラム1へ、正規帯電されている感光ドラム1上
のトナーは中間転写ベルト5dへそれぞれ転写すること
が可能となり、二次転写残トナーが次プリント時(画像
形成装置時)に転写材上に転写されることなく、適正な
画像が出力される。
ても、中間転写ベルト5d上の逆帯電された二次転写残
トナーと、感光ドラム1上の一次転写される正規トナー
とは、お互いの電荷が、短時間の接触では相殺されない
ため、感光ドラム1と中間転写ベルト5dとの一次転写
ニップ部N1 にて、逆帯電されている二次転写残トナー
は感光ドラム1へ、正規帯電されている感光ドラム1上
のトナーは中間転写ベルト5dへそれぞれ転写すること
が可能となり、二次転写残トナーが次プリント時(画像
形成装置時)に転写材上に転写されることなく、適正な
画像が出力される。
【0036】つづいて、従来、問題となっていた中間転
写ベルト5dで発生する文字及び線画の飛び散りのメカ
ニズムについて赤文字を例に説明する。
写ベルト5dで発生する文字及び線画の飛び散りのメカ
ニズムについて赤文字を例に説明する。
【0037】赤文字はまずイエロー文字が中間転写ベル
ト5d上に一次転写され、次にマゼンタ文字がその上に
一次転写されることで形成される。このとき、図2
(a)に示すように感光ドラム1から中間転写ベルト5
d上に転移したマイナス電荷により電位の壁も形成され
る。中間転写ベルト5dの抵抗値がある程度高くて電位
保持時間τがある程度長い場合、この電位の壁が二次転
写時まで保持され、中間転写ベルト5d上に形成された
赤文字は飛び散ることなく転写材上に二次転写される。
しかしながら、中間転写ベルト5dの抵抗が低くて電位
保持時間τが短い場合、図2(b)に示すように一次転
写部で形成された電位の壁が二次転写する前に小さくな
ってしまう。すると、中間転写ベルト5dの支持ローラ
部5a、5b、5cでの屈曲や感光ドラム1と中間転写
ベルト5dとの間の一次転写ニップ部N1 出の変形等の
外乱で飛び散ってしまうわけである。
ト5d上に一次転写され、次にマゼンタ文字がその上に
一次転写されることで形成される。このとき、図2
(a)に示すように感光ドラム1から中間転写ベルト5
d上に転移したマイナス電荷により電位の壁も形成され
る。中間転写ベルト5dの抵抗値がある程度高くて電位
保持時間τがある程度長い場合、この電位の壁が二次転
写時まで保持され、中間転写ベルト5d上に形成された
赤文字は飛び散ることなく転写材上に二次転写される。
しかしながら、中間転写ベルト5dの抵抗が低くて電位
保持時間τが短い場合、図2(b)に示すように一次転
写部で形成された電位の壁が二次転写する前に小さくな
ってしまう。すると、中間転写ベルト5dの支持ローラ
部5a、5b、5cでの屈曲や感光ドラム1と中間転写
ベルト5dとの間の一次転写ニップ部N1 出の変形等の
外乱で飛び散ってしまうわけである。
【0038】しかしながら、電位保持時間τの長い中間
転写ベルト5dは二次転写性がやや悪化するという側面
があり、良好なクリーニング性を保持するためにはクリ
ーニングバイアスの交流成分の周波数Vfを大きくしな
くてはならない。特にイニシャル状態の中間転写ベルト
5dはクリーニングバイアスによってダメージをまった
く受けていないので電位保持時間τが十分長く、二次転
写性もやや悪い。
転写ベルト5dは二次転写性がやや悪化するという側面
があり、良好なクリーニング性を保持するためにはクリ
ーニングバイアスの交流成分の周波数Vfを大きくしな
くてはならない。特にイニシャル状態の中間転写ベルト
5dはクリーニングバイアスによってダメージをまった
く受けていないので電位保持時間τが十分長く、二次転
写性もやや悪い。
【0039】本実施の形態においては、耐久状態によっ
て中間転写ベルト5dのクリーニングバイアスの交流成
分の周波数Vfを制御することで、クリーニングバイア
スによる中間転写ベルト5dへのダメージを最小限に抑
え、中間転写ベルト5dの抵抗ダウンによる色重ねの文
字や線画の飛び散りを防止しつつ、良好なクリーニング
性も維持させるというものである。
て中間転写ベルト5dのクリーニングバイアスの交流成
分の周波数Vfを制御することで、クリーニングバイア
スによる中間転写ベルト5dへのダメージを最小限に抑
え、中間転写ベルト5dの抵抗ダウンによる色重ねの文
字や線画の飛び散りを防止しつつ、良好なクリーニング
性も維持させるというものである。
【0040】そこで、本実施の形態では画像形成枚数
(耐久枚数)nに応じて以下のように周波数Vfを制御
した。
(耐久枚数)nに応じて以下のように周波数Vfを制御
した。
【0041】n<100のとき、 Vf=3.0kHz……(1) 100≦n≦1000のとき、 Vf=3.0−0.8×(n−100)/900kHz……(2) n>1000のとき、 Vf=2.2kHz……(3) 本実施の形態のように中間転写ベルト5dの耐久状態に
応じて中間転写ベルト5dのクリーニングバイアスの交
流成分の周波数Vfを制御すれば、クリーニング不良を
防ぎつつ、色重ね文字の飛び散りの発生も減少させるこ
とができる。
応じて中間転写ベルト5dのクリーニングバイアスの交
流成分の周波数Vfを制御すれば、クリーニング不良を
防ぎつつ、色重ね文字の飛び散りの発生も減少させるこ
とができる。
【0042】なお、周波数Vfと耐久状態nとの関係
は、最初、高い周波数を用いてクリーニングを行い、徐
々に低くして最後はある一定の値でクリーニングを行う
というものなら、どのような関係でも効果がある。例え
ば、式(2) の部分を一次関数ではなく、より高次なもの
を用いてもよいし、指数関数を用いてもよい。また、1
00枚から1000枚にかけてピーク間電圧を下げてい
るが、これに限るものでもない。
は、最初、高い周波数を用いてクリーニングを行い、徐
々に低くして最後はある一定の値でクリーニングを行う
というものなら、どのような関係でも効果がある。例え
ば、式(2) の部分を一次関数ではなく、より高次なもの
を用いてもよいし、指数関数を用いてもよい。また、1
00枚から1000枚にかけてピーク間電圧を下げてい
るが、これに限るものでもない。
【0043】〈実施の形態2〉図3に、本実施の形態の
画像形成装置の概略構成を示す。なお、上述の実施の形
態1と同様の構成、作用の部材等については同じ符号を
付して、その説明は適宜省略するものとする。
画像形成装置の概略構成を示す。なお、上述の実施の形
態1と同様の構成、作用の部材等については同じ符号を
付して、その説明は適宜省略するものとする。
【0044】NOxの発生量は一次転写ニップ部N1 、
二次転写ニップ部N2 、クリーニング部材8と中間転写
ベルト5dとの接触ニップ部近傍で発生するオゾンによ
って決定される。そして、NOxから発生する硝酸は雰
囲気中の水分量が多い場合に多く発生する。すなわち、
NOxによる中間転写ベルト5dの抵抗ダウンは雰囲気
中の水分量が多い場合に発生するわけである。一方、二
次転写を行う際に発生する異常放電は雰囲気中の水分量
が少ない場合に発生しやすくなる。そのため二次転写バ
イアスを大きくすることができず、二次転写残トナーが
どうしても多くなり、中間転写ベルト5dのクリーニン
グを行う際の周波数Vfを高くせざるを得ない。
二次転写ニップ部N2 、クリーニング部材8と中間転写
ベルト5dとの接触ニップ部近傍で発生するオゾンによ
って決定される。そして、NOxから発生する硝酸は雰
囲気中の水分量が多い場合に多く発生する。すなわち、
NOxによる中間転写ベルト5dの抵抗ダウンは雰囲気
中の水分量が多い場合に発生するわけである。一方、二
次転写を行う際に発生する異常放電は雰囲気中の水分量
が少ない場合に発生しやすくなる。そのため二次転写バ
イアスを大きくすることができず、二次転写残トナーが
どうしても多くなり、中間転写ベルト5dのクリーニン
グを行う際の周波数Vfを高くせざるを得ない。
【0045】本実施の形態の特徴は、温湿度センサ12
を用いて雰囲気中の絶対水分量を測定し、その結果から
中間転写ベルト5dをクリーニングするためのクリーニ
ング部材8に印加するクリーニングバイアスの交流成分
の周波数Vfを制御する点にある。
を用いて雰囲気中の絶対水分量を測定し、その結果から
中間転写ベルト5dをクリーニングするためのクリーニ
ング部材8に印加するクリーニングバイアスの交流成分
の周波数Vfを制御する点にある。
【0046】図4に、温湿度センサ12から求めた雰囲
気中の絶対水分量と周波数Vfの制御例との関係を示
す。同図に示すように雰囲気中の絶対水分量が多い場合
にはVfを低くし、オゾンから生成される硝酸の発生を
極力少なくし、中間転写ベルト5dの抵抗ダウンによる
飛び散り画像を防ぐことができる。そして、雰囲気中の
絶対水分量が少ない場合にはVfを高くし、二次転写残
トナーの増加によるクリーニング不良を防ぐことができ
る。
気中の絶対水分量と周波数Vfの制御例との関係を示
す。同図に示すように雰囲気中の絶対水分量が多い場合
にはVfを低くし、オゾンから生成される硝酸の発生を
極力少なくし、中間転写ベルト5dの抵抗ダウンによる
飛び散り画像を防ぐことができる。そして、雰囲気中の
絶対水分量が少ない場合にはVfを高くし、二次転写残
トナーの増加によるクリーニング不良を防ぐことができ
る。
【0047】本実施の形態では、雰囲気中の絶対水分量
と周波数Vfの関係を一次関数としたが、雰囲気中の水
分量が多い場合にVfを低くし、少ない場合にVfを高
くするのであれば、どのようなものでもよい。
と周波数Vfの関係を一次関数としたが、雰囲気中の水
分量が多い場合にVfを低くし、少ない場合にVfを高
くするのであれば、どのようなものでもよい。
【0048】〈実施の形態3〉図5に、本実施の形態の
画像形成装置の概略構成を示す。なお、上述の実施の形
態1と同様の構成、作用の部材等については同じ符号を
付して、その説明は適宜省略するものとする。
画像形成装置の概略構成を示す。なお、上述の実施の形
態1と同様の構成、作用の部材等については同じ符号を
付して、その説明は適宜省略するものとする。
【0049】一次転写バイアス電源14には、転写時の
電流を適正に制御するための電流検出回路15が設けら
れており、電流検出回路15からの信号は転写バイアス
を制御するCPU(転写バイアス制御手段)16に送ら
れ、CPU16によって一次転写バイアスが適正になる
よう制御されている。本実施の形態では、転写バイアス
を制御するCPU16を利用して中間転写ベルト5dの
抵抗値を測定することにより雰囲気中の温湿度を推定
し、中間転写ベルト5dのクリーニングバイアスの周波
数Vfを制御する。その結果、硝酸が発生しやすい環境
においては周波数Vfを低くし、二次転写残トナーが多
いような環境においては周波数Vfを高くすることが可
能となり、良好なクリーニング性を保持しつつ、中間転
写ベルト5d上でのトナーの飛び散りを防ぐことができ
る。
電流を適正に制御するための電流検出回路15が設けら
れており、電流検出回路15からの信号は転写バイアス
を制御するCPU(転写バイアス制御手段)16に送ら
れ、CPU16によって一次転写バイアスが適正になる
よう制御されている。本実施の形態では、転写バイアス
を制御するCPU16を利用して中間転写ベルト5dの
抵抗値を測定することにより雰囲気中の温湿度を推定
し、中間転写ベルト5dのクリーニングバイアスの周波
数Vfを制御する。その結果、硝酸が発生しやすい環境
においては周波数Vfを低くし、二次転写残トナーが多
いような環境においては周波数Vfを高くすることが可
能となり、良好なクリーニング性を保持しつつ、中間転
写ベルト5d上でのトナーの飛び散りを防ぐことができ
る。
【0050】本実施の形態では一次転写バイアスを定電
圧制御した場合の方法を説明したが、中間転写ベルト5
dの抵抗値が測定できればよく、定電流制御で電圧をモ
ニターしてもよい。また、対向電極として、感光ドラム
1で説明したが、二次転写ローラ7でもよいし、中間転
写ベルト5dをクリーニングするクリーニング部材8で
もよい。さらに、中間転写ベルト5dの抵抗測定は印字
シーケンス中でなければいつでもよい。
圧制御した場合の方法を説明したが、中間転写ベルト5
dの抵抗値が測定できればよく、定電流制御で電圧をモ
ニターしてもよい。また、対向電極として、感光ドラム
1で説明したが、二次転写ローラ7でもよいし、中間転
写ベルト5dをクリーニングするクリーニング部材8で
もよい。さらに、中間転写ベルト5dの抵抗測定は印字
シーケンス中でなければいつでもよい。
【0051】〈実施の形態4〉中間転写ベルト5dを用
いたフルカラーの画像形成装置では、前述のように、
Y、M、C、Kの各色のトナー像を中間転写ベルト5d
上に一旦一次転写し、その後、一括して転写材へ二次転
写する。このとき、トナー量が少ない単色のハーフトー
ン部分からトナー量が多い4色重ねの部分まで存在しう
るわけであり、異常放電等による画像不良を発生させず
にすべての部分を均一に二次転写させることは困難であ
る。このため二次転写残トナーはどうしても多くなり、
中間転写ベルト5dのクリーニングバイアスの交流成分
の周波数Vfを小さく抑えることは困難であった。しか
しながら、フルカラーの画像形成装置は、常にY、M、
C、Kのトナーを使用したフルカラーモードで使用させ
るわけではない。単色のみ使用される場合、すなわちモ
ノカラーモードというものが存在する。この場合、中間
転写ベルト5d上に存在しうるトナー量の最大値はフル
カラーモードのほぼ1/4であり、二次転写残トナーを
少なく抑えることが可能となる。
いたフルカラーの画像形成装置では、前述のように、
Y、M、C、Kの各色のトナー像を中間転写ベルト5d
上に一旦一次転写し、その後、一括して転写材へ二次転
写する。このとき、トナー量が少ない単色のハーフトー
ン部分からトナー量が多い4色重ねの部分まで存在しう
るわけであり、異常放電等による画像不良を発生させず
にすべての部分を均一に二次転写させることは困難であ
る。このため二次転写残トナーはどうしても多くなり、
中間転写ベルト5dのクリーニングバイアスの交流成分
の周波数Vfを小さく抑えることは困難であった。しか
しながら、フルカラーの画像形成装置は、常にY、M、
C、Kのトナーを使用したフルカラーモードで使用させ
るわけではない。単色のみ使用される場合、すなわちモ
ノカラーモードというものが存在する。この場合、中間
転写ベルト5d上に存在しうるトナー量の最大値はフル
カラーモードのほぼ1/4であり、二次転写残トナーを
少なく抑えることが可能となる。
【0052】本実施の形態の特徴は、二次転写残トナー
が少ないモノカラーモードにおいては周波数をVfから
Vmに下げることにある。図6は単色画像、二色重ね画
像、四色重ね画像の二次転写バイアスと転写効率との関
係を示している。同図から明らかなように、それぞれ転
写効率のピークが異なり、どのようなバイアス設定にし
ても二次転写残トナーが多くなってしまう。そこで、フ
ルカラーモードでは二次転写バイアスをVfullに設定
し、すべての画像に対してほどほどの転写効率が得られ
るようにして、クリーニングバイアスの周波数Vfをや
や高めに設定する。そして、単色画像のみを出力するモ
ノカラーモードにおいては、モノカラーモード用の二次
転写バイアスVmonoに設定することで二次転写残トナー
を少なくする。その際、クリーニングバイアスの交流成
分の周波数Vfを低く抑えてVmとする。その結果、良
好なクリーニング性を保持しつつ、モノカラーモードに
おける中間転写ベルト5dへのダメージが減少し、色重
ね文字の飛び散りの発生も減少させることができる。
が少ないモノカラーモードにおいては周波数をVfから
Vmに下げることにある。図6は単色画像、二色重ね画
像、四色重ね画像の二次転写バイアスと転写効率との関
係を示している。同図から明らかなように、それぞれ転
写効率のピークが異なり、どのようなバイアス設定にし
ても二次転写残トナーが多くなってしまう。そこで、フ
ルカラーモードでは二次転写バイアスをVfullに設定
し、すべての画像に対してほどほどの転写効率が得られ
るようにして、クリーニングバイアスの周波数Vfをや
や高めに設定する。そして、単色画像のみを出力するモ
ノカラーモードにおいては、モノカラーモード用の二次
転写バイアスVmonoに設定することで二次転写残トナー
を少なくする。その際、クリーニングバイアスの交流成
分の周波数Vfを低く抑えてVmとする。その結果、良
好なクリーニング性を保持しつつ、モノカラーモードに
おける中間転写ベルト5dへのダメージが減少し、色重
ね文字の飛び散りの発生も減少させることができる。
【0053】〈実施の形態5〉クリーニング装置8によ
って正極性に帯電された二次転写残トナーは、一次転写
ニップ部N1 において中間転写ベルト5d上から感光ド
ラム1上へ逆転写され、中間転写ベルト5dはクリーニ
ングされるが、連続プリント時においては感光ドラム1
上に静電潜像が描かれているので、感光ドラム1上の電
位は一定ではない。また、感光ドラム1上に存在する正
規トナーを一次転写する必要があるので、一次転写ニッ
プ部N1 に印加される電圧値も中間転写ベルト5dのク
リーニングと一次転写とを両立する値に設定しなくては
ならず、クリーニング性という観点からいうと最適値と
はいえない。一方、感光ドラム1へ逆転写される二次転
写残トナーに対しては最適なトリボ値が存在し、低すぎ
たり高すぎたりすると逆転写されにくくなる。つまり、
連続プリント時において一次転写と同時に中間転写ベル
ト5dのクリーニングを行なうために、一次転写ニップ
部N1 に印加される電圧値が限定されるため、より均一
に二次転写残トナーのトリボ値を制御する必要が生じ、
周波数Vfを下げることは困難であったわけである。し
かし、連続プリント時の最終枚目は当然のことながらク
リーニングのみが行われ、一次転写を考慮することなく
一次転写バイアスを設定できる。また、感光ドラム1表
面も一定の電位であり、二次転写残トナーを逆転写させ
る条件が緩やかになる。
って正極性に帯電された二次転写残トナーは、一次転写
ニップ部N1 において中間転写ベルト5d上から感光ド
ラム1上へ逆転写され、中間転写ベルト5dはクリーニ
ングされるが、連続プリント時においては感光ドラム1
上に静電潜像が描かれているので、感光ドラム1上の電
位は一定ではない。また、感光ドラム1上に存在する正
規トナーを一次転写する必要があるので、一次転写ニッ
プ部N1 に印加される電圧値も中間転写ベルト5dのク
リーニングと一次転写とを両立する値に設定しなくては
ならず、クリーニング性という観点からいうと最適値と
はいえない。一方、感光ドラム1へ逆転写される二次転
写残トナーに対しては最適なトリボ値が存在し、低すぎ
たり高すぎたりすると逆転写されにくくなる。つまり、
連続プリント時において一次転写と同時に中間転写ベル
ト5dのクリーニングを行なうために、一次転写ニップ
部N1 に印加される電圧値が限定されるため、より均一
に二次転写残トナーのトリボ値を制御する必要が生じ、
周波数Vfを下げることは困難であったわけである。し
かし、連続プリント時の最終枚目は当然のことながらク
リーニングのみが行われ、一次転写を考慮することなく
一次転写バイアスを設定できる。また、感光ドラム1表
面も一定の電位であり、二次転写残トナーを逆転写させ
る条件が緩やかになる。
【0054】そこで、本実施の形態5では転写同時クリ
ーニングを行わない最終枚目や間欠プリントモードの場
合、周波数Vfを下げてVdとする。その結果、良好な
クリーニング性を保持しつつ、中間転写ベルト5dへの
ダメージが減少し、色重ね文字の飛び散りの発生も減少
させることができる。
ーニングを行わない最終枚目や間欠プリントモードの場
合、周波数Vfを下げてVdとする。その結果、良好な
クリーニング性を保持しつつ、中間転写ベルト5dへの
ダメージが減少し、色重ね文字の飛び散りの発生も減少
させることができる。
【0055】〈実施の形態6〉二次転写残トナーをクリ
ーニング部材8を用いて逆極性に帯電させ、感光ドラム
1上に逆転写させることにより中間転写ベルト5d上を
クリーニングするような場合、このクリーニング部材8
によって中間転写ベルト5d表面が帯電され、連続プリ
ント時においては表面電位が十分減衰しないうちに一次
転写させることが起こり得る。すると、画像形成の前に
十分除電時間をおいた場合と連続プリント時とでは画像
濃度が変わってしまう。これを防ぐために、常に一次転
写が実行される前に中間転写ベルト5dをクリーニング
部材8によって均一に帯電させてやる方法が実施されて
いる。この場合、中間転写ベルト5dをクリーニングす
るのではなく中間転写ベルト5d表面をある一定の値に
帯電させることが目的であり、クリーニング性を全く考
慮する必要がない。すなわち、中間転写ベルト5dのク
リーニングバイアスの交流成分の周波数Vfの値は、中
間転写ベルト5d表面がある一定値に均一に帯電するこ
とができる値をとればよいわけである。
ーニング部材8を用いて逆極性に帯電させ、感光ドラム
1上に逆転写させることにより中間転写ベルト5d上を
クリーニングするような場合、このクリーニング部材8
によって中間転写ベルト5d表面が帯電され、連続プリ
ント時においては表面電位が十分減衰しないうちに一次
転写させることが起こり得る。すると、画像形成の前に
十分除電時間をおいた場合と連続プリント時とでは画像
濃度が変わってしまう。これを防ぐために、常に一次転
写が実行される前に中間転写ベルト5dをクリーニング
部材8によって均一に帯電させてやる方法が実施されて
いる。この場合、中間転写ベルト5dをクリーニングす
るのではなく中間転写ベルト5d表面をある一定の値に
帯電させることが目的であり、クリーニング性を全く考
慮する必要がない。すなわち、中間転写ベルト5dのク
リーニングバイアスの交流成分の周波数Vfの値は、中
間転写ベルト5d表面がある一定値に均一に帯電するこ
とができる値をとればよいわけである。
【0056】そこで、本実施の形態6では一次転写前に
クリーニング部材8によって中間転写ベルト5dの帯電
を実行する際には、通常の中間転写ベルト5dのクリー
ニングを行う場合よりも周波数Vfを下げて周波数Vp
とする。
クリーニング部材8によって中間転写ベルト5dの帯電
を実行する際には、通常の中間転写ベルト5dのクリー
ニングを行う場合よりも周波数Vfを下げて周波数Vp
とする。
【0057】その結果、良好なクリーニング性を保持し
つつ、中間転写ベルト5dへのダメージが減少し、色重
ね文字の飛び散りの発生も減少させることができる。
つつ、中間転写ベルト5dへのダメージが減少し、色重
ね文字の飛び散りの発生も減少させることができる。
【0058】以上の実施の形態1〜6においては、中間
転写体として中間転写ベルト5dを用いた場合を説明し
たが、これに代えて中間転写ドラムを使用した場合も同
様の効果をあげることができるのはもちろんである。
転写体として中間転写ベルト5dを用いた場合を説明し
たが、これに代えて中間転写ドラムを使用した場合も同
様の効果をあげることができるのはもちろんである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
中間転写体上の二次転写残トナーを除去するためのクリ
ーニングバイアスの交流成分の周波数を、例えば、中間
転写体の耐久状態、雰囲気の温湿度、中間転写体からの
二次転写残トナーの逆転写を一次転写と同時に行うか否
か、二次転写を行なうトナー像が単色か化否か等に応じ
て変化させることにより、中間転写体に対するダメージ
を低減させることができるので、良好なクリーニング性
を保持しつつ、中間転写体上で発生するトナーの飛び散
りを有効に防止することができる。
中間転写体上の二次転写残トナーを除去するためのクリ
ーニングバイアスの交流成分の周波数を、例えば、中間
転写体の耐久状態、雰囲気の温湿度、中間転写体からの
二次転写残トナーの逆転写を一次転写と同時に行うか否
か、二次転写を行なうトナー像が単色か化否か等に応じ
て変化させることにより、中間転写体に対するダメージ
を低減させることができるので、良好なクリーニング性
を保持しつつ、中間転写体上で発生するトナーの飛び散
りを有効に防止することができる。
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図2】(a)は電位保持時間τが長い中間転写ベルト
表面にMトナーとYトナーとを担持したようすを示す
図。(b)は電位保持時間τが短い中間転写ベルト表面
にMトナーとYトナーとを担持したようすを示す図。
表面にMトナーとYトナーとを担持したようすを示す
図。(b)は電位保持時間τが短い中間転写ベルト表面
にMトナーとYトナーとを担持したようすを示す図。
【図3】実施の形態2の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図4】絶対水分量と周波数との関係の一例を示す図。
【図5】実施の形態3の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図6】単色画像、二色重ね画像、四色重ね画像のつい
ての、二次転写バイアスと転写効率との関係を示す図。
ての、二次転写バイアスと転写効率との関係を示す図。
1 像担持体(感光ドラム) 2 ローラ帯電器 3 露光装置 4 現像装置 4a、4b、4c、4d現像器 5d 中間転写体(中間転写ベルト) 6 一次転写ローラ 7 二次転写ローラ 8 クリーニング部材 11 クリーニングバイアス印加電源 12 温湿度センサ 13 制御手段(CPU) 16 転写バイアス制御手段(CPU) N1 一次転写ニップ部 N2 二次転写ニップ部
Claims (12)
- 【請求項1】 像担持体上に順次に形成した複数色のト
ナー像を一旦、中間転写体上に順次に一次転写し、その
後、該中間転写体上の複数色のトナー像を一括して転写
材上に二次転写して画像形成を行なうとともに、二次転
写後に前記中間転写体上に残った二次転写残トナーを前
記中間転写体上から前記像担持体上に前記一次転写と同
時に静電的に逆転写させて前記中間転写体をクリーニン
グする画像形成装置において、 前記中間転写体に対向配置されて前記二次転写残トナー
に電荷を付与するクリーニング部材と、 該クリーニング部材に直流成分と交流成分とが重畳され
たクリーニングバイアスを印加するクリーニングバイア
ス印加電源と、 該クリーニングバイアス印加電源を制御してクリーニン
グバイアスを変化させる制御手段と、を備え、 該制御手段は、状況に応じて、前記クリーニングバイア
スの交流成分の周波数Vfを変化させる、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記中間転写体の耐久
状態に応じて、前記クリーニングバイアスの交流成分の
周波数Vfを変化させる、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、雰囲気の温湿度を検知
する温湿度検知手段の出力に応じて、前記クリーニング
バイアスの交流成分の周波数Vfを変化させる、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記温湿度検知手段が、温湿度センサで
ある、 ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記温湿度検知手段が、転写バイアス制
御手段である、 ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記温湿度検知手段が、帯電手段のバイ
アス制御手段である、 ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記二次転写残トナーの逆転写を前記一
次転写と同時には行なわない場合の、前記クリーニング
バイアスの交流成分の周波数をVdとすると、 前記制御手段は、前記周波数Vdを、前記周波数Vfと
異なる値に設定する、ことを特徴とする請求項1に記載
の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記制御手段は、前記周波数Vdを、前
記周波数Vfよりも小さい値に設定する、 ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記中間転写体上に単色のトナー像を形
成し、該トナー像を前記転写材上に二次転写した場合
の、前記クリーニングバイアスの交流成分の周波数をV
mとすると、 前記制御手段は、前記周波数Vmを、前記周波数Vfと
異なる値に設定する、ことを特徴とする請求項1に記載
の画像形成装置。 - 【請求項10】 前記制御手段は、前記周波数Vmを、
前記周波数Vfよりも小さい値に設定する、 ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 【請求項11】 前記一次転写に先立って、前記制御手
段により前記中間転写体を、周波数Vpの交流成分を有
するバイアスで帯電する場合において、 前記制御手段は、前記周波数Vpを、前記周波数Vfと
異なる値に設定する、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項12】 前記制御手段は、前記周波数Vpを、
前記周波数Vfよりも小さい値に設定する、 ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14812898A JPH11338268A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14812898A JPH11338268A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11338268A true JPH11338268A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15445892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14812898A Pending JPH11338268A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11338268A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1262842A2 (en) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge, electrophotographic apparatus and image-forming method |
JP2013092743A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-16 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
1998
- 1998-05-28 JP JP14812898A patent/JPH11338268A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1262842A2 (en) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge, electrophotographic apparatus and image-forming method |
EP1262842A3 (en) * | 2001-05-28 | 2004-12-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge, electrophotographic apparatus and image-forming method |
JP2013092743A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-16 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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