JPH1020625A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH1020625A
JPH1020625A JP8178341A JP17834196A JPH1020625A JP H1020625 A JPH1020625 A JP H1020625A JP 8178341 A JP8178341 A JP 8178341A JP 17834196 A JP17834196 A JP 17834196A JP H1020625 A JPH1020625 A JP H1020625A
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JP
Japan
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charging
image
intermediate transfer
developing
toner
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Application number
JP8178341A
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English (en)
Inventor
Takaaki Tsuruya
鶴谷  貴明
Akihiko Takeuchi
竹内  昭彦
Toshiaki Miyashiro
俊明 宮代
Naoki Enomoto
直樹 榎本
Tatsuya Kobayashi
達也 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中間転写ベルトの周速を変化させた場合の、静
電潜像上のサイクルマークと画像パターンとの干渉によ
るモアレの発生を有効に防止することができる。 【解決手段】感光ドラム1上にトナー像を形成し、順次
に中間転写ベルト5aに一次転写してこの表面で4色の
トナー像を重ね、これらを記録材P上に一括して二次転
写する。中間転写ベルト5aが伸びた場合に、その周速
を一定にすべく、センサ9aで周速を検知し、これに応
じて、制御装置10により、露光手段3の走査速度、感
光ドラム1の移動速度、中間転写ベルトの駆動ローラ5
bの回転速度を制御する。感光ドラム1の移動速度を変
化させると静電潜像上のサイクルマークと画像パターン
との干渉によるモアレが派生するおそれがある。そこ
で、制御装置10により高圧電源11を制御して、転写
ローラ2に印加する帯電バイアスのうちの交流電圧の帯
電周波数を適宜に制御し、モアレを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用し、像担持体上に形成したトナー像を中間転写体に一
次転写する工程を複数回行って中間転写体上に複数色の
トナー像を形成した後、これら複数色のトナー像を一括
して記録材上に転写する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来の4色フルカラーの画像形
成装置の概略構成を示す。
【0003】同図の画像形成装置は、像担持体としての
感光ドラム1を接触方式のローラ帯電器(以下「帯電ロ
ーラ」という)2によって帯電し、帯電後の感光ドラム
1表面を露光装置3によって露光して静電潜像を形成す
る。そして、回転可能な市自体4Aに搭載されたマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの各現像器4a、4
b、4c、4dを有する現像装置4によって静電潜像を
現像する。このとき支持体4Aの回転によって現像に供
される所定の色の現像器(同図では、マゼンタの現像器
4a)が、感光ドラム1に対向する現像位置に配置さ
れ、感光ドラム1上の静電潜像に所定の色のトナーを付
着させてトナー像として現像する。現像されたトナー像
は、転写装置5の中間転写ベルト(中間転写体)5a上
に一次転写される。以上の、帯電から一次転写に至る各
工程を4色のトナーについてすべて行い、これにより、
中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ねる。そし
てこれら4色のトナー像は、記録材P上に一括して二次
転写され、その後、定着器8によって記録材P上に定着
され、画像形成が終了する。
【0004】なお、同図中、6はトナー像転写後の感光
ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニ
ング装置、5bは駆動ローラ、5c、5dは従動ロー
ラ、5eは一次転写ローラ、5fは二次転写ローラ、7
は中間転写ベルトクリーニング装置である。
【0005】ここで、帯電ローラ2は、従来のコロナ帯
電器に比べてオゾンの発生が極めて少ないという長所を
有し、近年、多用されている。この帯電ローラ2は、図
4に示すように、芯金2a上に導電性のゴム2b及び高
抵抗表面層2cが設けられている。帯電ローラ2には、
前述の感光ドラム1を約−700(V)に均一に帯電さ
れるために、芯金2aに−700(V)の直流電圧に交
流電圧が重畳された帯電バイアスが帯電電源2dによっ
て印加される。これにより、帯電ローラ2と感光ドラム
1の間の帯電ニップ部の近傍ではパッシェンの法則を満
たす距離の領域で放電が起こり、感光ドラム1は帯電さ
れる。
【0006】このような交流電圧を印加した場合、交流
電圧のリップルによる静電潜像上のサイクルマークと画
像パターンとの干渉によりモアレが生じる場合がある。
モアレは画像パターンの繰り返し周期がサイクルマーク
の周期とほぼ等しい場合と、ほぼ2倍の場合とに発生す
る。モアレが生じないようにするためには、画像パター
ンの周期を避けて交流電圧の周波数を設定してやればよ
い。プロセススピードをV(mm/sec )、解像度をs
(dpi)、画像パターンの基本単位をnドットとする
と、画像パターンの周期は(25.4×n)/s(mm)
であり、画像の空間周波数は(s/V)/(25.4×
n)(Hz)となる。よって、交流電圧の周波数として
は、上述の空間周波数とその2倍の周波数とを避けてや
ればよい。そして、確実にモアレを避けるにはできるだ
け高い周波数に設定すればよい。
【0007】ところが、周波数が高いと感光ドラム1表
面にトナーが融着しやすくなるため、融着の観点からは
周波数はできるだけ低く抑える必要がある。そこで、従
来は、n=2の場合の空間周波数とn=3の場合の空間
周波数とのほぼ中間の周波数を交流電圧の周波数として
設定するなどして、モアレと融着との双方を発生を防ぐ
ようにしている。
【0008】ところで、上述の中間転写ベルト5aとし
てゴムベルトを用いた場合、環境及び耐久条件によって
中間転写ベルト5aが伸びたり縮んだりしてその周速が
変化してしまう。そこで中間転写ベルト5aの周速を、
図3に示すように、センサ9で検知し、その検出結果に
基づいて制御装置(CPU)10により、中間転写ベル
ト5aの駆動ローラ5b、感光ドラム1、露光装置3の
ポリゴンモータの回転数、定着器の速度等を制御してプ
ロセススピードを変更することにより、中間転写ベルト
5aの周速を一定に制御するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例のようにプロセススピードを変更すると画像の空
間周波数が変化してしまう。帯電ローラ2による一次帯
電の周波数は画像の空間周波数と干渉しにくい最適値に
設定されているが、画像の空間周波数が変化するとその
最適値も変化する。つまり、画像の空間周波数が変化す
ることによって干渉がおこり、モアレが発生する場合が
生じる。
【0010】そこで、本発明は、画像の空間周波数が変
化した場合においてもモアレが発生しないようにした画
像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、像担持体を均一に帯電する帯電工程と、帯電後の前
記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光工程と、
該静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像す
る現像工程と、該トナー像を中間転写体に一次転写する
一次転写工程とを複数色のトナーについて繰り返して該
中間転写体上に複数色のトナー像を形成し、該複数色の
トナー像を二次転写工程により記録材上に一括して転写
する画像形成装置において、前記像担持体に接触配置さ
れた接触帯電部材と、該接触帯電部材に直流電圧と交流
電圧とが重畳された帯電バイアスを印加する帯電電源と
を有する帯電装置と、前記中間転写体の周速を測定する
周速測定手段と、該周速測定手段の出力に基づいて、前
記中間転写体の周速を一定にすべく、前記露光工程を行
う露光装置の走査速度、前記像担持体の移動速度、前記
中間転写体の移動速度を制御する制御装置と、を備え、
該制御装置は、前記像担持体の移動速度に対応させて、
前記帯電電源が前記接触帯電部材に印加する帯電バイア
スのうちの交流電圧の帯電周波数を制御する、ことを特
徴とする。
【0012】請求項2に係る本発明は、前記中間転写体
が、中間転写ベルトである、ことを特徴とする。
【0013】請求項3に係る本発明は、前記現像工程を
行う現像装置が、表面に現像剤を担持して前記像担持体
に対向する現像位置に搬送する現像ローラと、該現像ロ
ーラに現像バイアスを印加して該現像ローラ上のトナー
を前記像担持体上の静電潜像に付着させる現像電源とを
有し、前記制御装置は、前記帯電電源が前記接触帯電部
材に印加する帯電バイアスのうちの交流電圧の帯電周波
数に応じて、前記現像バイアスの周波数を制御する、こ
とを特徴とする。
【0014】〔作用〕以上の構成に基づく主な作用(請
求項1に対応する作用)は、次のとおりである。
【0015】上述の構成において、プロセススピードを
変更すると画像の空間周波数が変化する。また、接触帯
電部材による一次帯電時の周波数は、画像の空間周波数
と干渉しにくい最適値に設定されている。したがって、
プロセススピードの変更に伴い、一次帯電時の周波数を
最適値を変更する必要がある。この変更を、制御装置に
より、帯電電源が接触帯電部材に印加する帯電バイアス
のうちの交流電圧の帯電周波数を制御することにより行
う。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。 〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る画像形成装置の
実施の形態1の概略構成を示す。
【0017】同図に示す画像形成装置は、電子写真方式
の4色フルカラーの画像形成装置であり、像担持体とし
て、ドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」と
いう)1を備えている。感光ドラム1は、駆動手段(不
図示)によって矢印R1方向に回転自在に支持されてい
る。感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿ってほ
ぼ順に、帯電ローラ(接触帯電部材)2、露光装置3、
現像装置4、転写装置5、クリーニング装置6が配設さ
れている。さらに、転写装置5に対向するようにして、
転写ベルトクリーニング装置7が配置され、また、記録
材Pの搬送方向についての転写装置5の下流側には、定
着器8が配置されている。
【0018】以下、順に説明する。
【0019】感光ドラム1は、円筒状のアルミシリンダ
の外周面に有機感光体(OPC)、A−Si、CdS、
Se等の光導電体を塗布して構成されている。
【0020】帯電ローラ2は、図4に示すように、芯金
2a上に導電性のゴム2b及び高抵抗表面層2cを設け
て構成され、感光ドラム1表面に接触配置されて、感光
ドラム1との間に帯電ニップ部を構成している。帯電ロ
ーラ2の芯金2aには、上述の感光ドラム1を約−70
0(V)に均一に帯電すべく、帯電電源2dにより、−
700(V)の直流電圧に交流電圧を重畳させた帯電バ
イアスが印加される。この帯電バイアスの印加により、
転写ニップ部近傍では、パッシェンの法則を満たす距離
の領域で放電が起こり、感光ドラム1表面は均一に一次
帯電される。
【0021】露光装置3は、画像情報にしたがった信号
がレーザードライバ(不図示)に入力されると、レーザ
ー光を発光し、このレーザー光が光路Lを通って感光ド
ラム1表面を照射する。これにより感光ドラム1表面に
は、静電潜像が形成される。
【0022】現像装置4は、回転可能な支持体4Aと、
支持体4Aに搭載された4個の現像器、すなわちイエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の各色の現像剤をそれぞれ収納した現像器4a、
4b、4c、4dとを備えている。現像に際しては、支
持体4Aを回転させて、感光ドラム1上の静電潜像に現
像に供する現像器(図1では、イエローの現像器4a)
を像担持体1に対向する現像位置に配置し、静電潜像に
トナーを付着させてトナー像として現像する。
【0023】転写装置5は、転写体支持体としての3本
の支持ローラを備えている。このうち1本が駆動ローラ
5bであり、残り2本が従動ローラ5c、5dである。
これら支持ローラ5b、5c、5dに中間転写体として
の中間転写ベルト5aがエンドレス状に巻きかけられ、
駆動手段(不図示)によって同図中の時計回り方向に走
行駆動される。中間転写ベルト5aはゴムベルトであ
り、具体的な材質としては、アクリロニトリルブタジエ
ンゴム(NBR)、スチレンブタジエンゴム、ブタジエ
ンゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプロピレンゴ
ム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレ
ン、アクリルゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム等が用い
られる。中間転写ベルト5aの内側における感光ドラム
1に対向する位置には、一次転写ローラ5eが中間転写
ベルト5aを介して配置され、また、中間転写ベルト5
aの外側における従動ローラ5cに対向する位置には、
紙等の記録材Pにトナー像を二次転写するための二次転
写ローラ5fが配置されている。
【0024】クリーニング装置6は、感光ドラム1の回
転方向についての転写装置5の下流側に配置され、一次
転写時に、感光ドラム1から中間転写ベルト5aに転写
されないで感光ドラム1表面に残った転写残トナーを除
去するものである。
【0025】中間転写ベルトクリーニング装置7は、中
間転写ベルト5aの走行方向についての従動ローラ5
c、5d間に配置され、二次転写時に、中間転写ベルト
5aから記録材Pに転写されないで中間転写ベルト5a
表面に残った転写残トナーを除去する。
【0026】定着器8は、定着ローラと加圧ローラとを
有し、記録材P上に転写されたトナー像を加熱加圧して
定着するものである。
【0027】次に、上述構成の画像形成装置の動作を簡
単に説明する。なお、4色のトナー像については、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に形成するもの
とする。
【0028】感光ドラム1を矢印R1方向に回転駆動
し、帯電ローラ2に帯電バイアスを印加して感光ドラム
1表面を均一に帯電する。帯電後の感光ドラム1表面
を、イエローの画像情報に応じて露光手段3によって露
光し、イエロー用の静電潜像を形成する。現像装置4の
支持体4Aを回転させて、イエローの現像器4aを、感
光ドラム1表面に対向する現像位置に配置し、感光ドラ
ム1上の静電潜像にイエローのトナーを付着させてイエ
ローのトナー像を形成する。そして、感光ドラム1上の
イエローのトナー像を、一次転写ローラ5eに転写バイ
アスを印加することで、中間転写ベルト5a上に転写す
る。トナー像転写後の感光ドラム1表面の転写残トナー
をクリーニング装置6によって除去し、次の画像形成に
備える。
【0029】以上の、帯電からクリーニングに至る各工
程を、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーについても
同様に行い、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を
次々と一次転写して重ねる。
【0030】中間転写ベルト5a上の4色のトナー像
を、二次転写ローラ5fに転写バイアスを印加すること
で、給搬送装置(不図示)によって搬送されてきた記録
材P上に一括して転写する。記録材P上の4色のトナー
像は、定着器8搬送され、ここで加熱及び加圧を受けて
溶融固着され記録材P上に定着される。
【0031】トナー像転写後の中間転写ベルト5aは、
その表面の転写残トナーが中間転写ベルトクリーニング
装置7によって除去される。
【0032】これにより、4色フルカラーの画像を得る
ことができる。
【0033】上述の転写ローラ2には、前述のように、
直流電圧と交流電圧とが重畳された帯電バイアスが印加
されるため、交流電圧のリップルによる静電潜像上のサ
イクルマークと、画像パターンとの干渉によりモアレが
生じる場合がある。モアレは画像パターンの繰り返し周
期がサイクルマークの周期とほぼ等しい場合とほぼ2倍
の場合とに発生する。モアレが生じないようにするため
には、画像パターンの周期を避けて交流電圧の周波数を
設定してやればよい。
【0034】ここで、プロセススピードをV(mm/sec
)、解像度をs(dpi)、画像パターンの基本単位
をnドットとすると、画像パターンの周期は(25.4
×n)/s(mm)であり、画像の空間周波数は(s/
V)/(25.4×n)(Hz)となる。よって、交流
電圧の周波数としては、上記の空間周波数とその2倍の
周波数とを避けてやればよい。そして、確実にモアレを
避けるにはできるだけ高い周波数に設定すればよい。と
ころが、周波数が高いと感光ドラム1表面にトナーが融
着しやすくなるために、融着の観点からは周波数はでき
るだけ低く抑える必要がある。そこで従来は、n=2の
場合の空間周波数とn=3の場合の空間周波数とのほぼ
中間の周波数を交流電圧の周波数として設定するなどし
てモアレと融着との双方の発生を防止するようにしてい
る。
【0035】ところで、上述の画像形成装置では、中間
転写ベルト5aとしてゴムベルトを用いており、環境及
び耐久条件によって中間転写ベルト5aが伸びたり縮ん
だりしてその周速が変化してしまうことがある。
【0036】そこで、図1に示すように、中間転写ベル
ト5aに対向するようにして中間転写ベルト5aの周速
を検知するセンサ(周速測定手段)9で検知し、中間転
写ベルト5aの駆動ローラ5b、感光ドラム1、露光装
置3のポリゴンミラーを回転させるポリゴンモータ(い
ずれも不図示)の回転数、定着器速度等を制御してプロ
セススピードを変更することにより、中間転写ベルト5
aの周速を一定に制御するようにしている。
【0037】ところが、上述したようにプロセススピー
ドを変更すると画像の空間周波数が変化してしまう。一
次帯電の周波数は画像の空間周波数と干渉しにくい最適
値に設定されているが、画像の空間周波数が変化すると
その最適値も変化してしまう。つまり、画像の空間周波
数が変化することによって干渉がおこり、モアレが発生
する場合が生じることがある。
【0038】そこで、本実施の形態では、中間転写ベル
ト5aの周速をセンサ9で検知し、この結果に基づいて
制御装置(CPU)10により、中間転写ベルト5aの
駆動ローラ5b、感光ドラム1、ポリゴンモータの回転
数、定着器速度等を制御してプロセススピードを変更す
ることにより周速一定に制御するのに加え、さらに、制
御装置10によって帯電電源(高圧電源)11を制御
し、一次帯電における帯電バイアスのうちの交流電圧の
帯電周波数を、モアレが発生しない周波数に制御する。
また、現像バイアスを一次の帯電バイアスと同一基板上
のバイアス電源から発生させた場合においても、バイア
ス相互の干渉を起こすことなく、静電潜像上のサイクル
マークと画像パターンとの干渉によってモアレが発生す
るのを有効に防止することが可能である。
【0039】さらに具体的に説明する。
【0040】センサ9によって中間転写ベルト5aの周
速を測定し、その周速を一定に制御するためにプロセス
スピードをV(mm/sec )からV′(mm/sec )に変化
させた場合、解像度をs(dpi)、画像パターンの基
本単位をnドットとすると、画像の空間周波数は、 (s×V)/(25.4×n)(Hz) から (s×V′)/(25.4×n)(Hz) に変化する。プロセススピードを変化させる前の一次帯
電周波数は、 [{(s×V)/(25.4×2)}+{(s×V)/
(25.4×3)}]/2(Hz) に設定されているが、プロセススピードV′(mm/sec
)に変化させた後は、 [{(s×V′)/(25.4×2)+{(s×V′)
/(25.4×3)}]/2(Hz) に設定し直す。
【0041】以上のようにすることにより、中間転写ベ
ルト5aの周速を一定を保つためにプロセススピードを
変化させた場合においても、静電潜像上のサイクルマー
クと画像パターンとの干渉によってモアレが発生するの
を有効に防ぐことができる。 〈実施の形態2〉図2に、本発明に係る画像形成装置の
実施の形態2の概略構成を示す。なお図1に示す実施の
形態1のものと同様の構成、作用の部材には同様の符号
を付し、これらについての説明は適宜省略するものとす
る。
【0042】現像バイアスを一次帯電バイアスと同一基
板上のバイアス電源から発生させる場合、バイアス相互
が干渉して、一次帯電にうねりが生じてしまい、帯電ム
ラが発生してしまうことがある。これを避けるためには
別基板のバイアス電源から発生させればよいが、それで
はコストアップになってしまう。
【0043】そこで通常は、現像バイアスの周波数を干
渉が発生しない値、例えば一次帯電バイアスの周波数と
全く同じ周波数に合わせている。
【0044】ところが、中間転写ベルト5aの周速を一
定に制御するためにプロセススピードを変化させた場合
に、静電潜像上のサイクルマークと画像パターンとの干
渉によるモアレが発生するのを防止するために一次帯電
の周波数を変化させてしまうと、前述の現像バイアスの
一次帯電バイアスに対する干渉で一次帯電にうねりが生
じてしまい、帯電ムラが発生するおそれがある。
【0045】そこで本実施の形態2では、中間転写ベル
ト5aの周速を一定に制御するためにプロセススピード
を変化させた場合に、制御装置10を介して高圧電源1
2を制御し、これにより一次帯電バイアスの周波数だけ
でなく、現像バイアスの周波数も変化させるようにす
る。
【0046】すなわち、センサ9によって中間転写ベル
ト5aの周速を測定し、その周速を一定に制御するため
にプロセススピードをV(mm/sec )からV′(mm/se
c )に変化させた場合、解像度をs(dpi)、画像パ
ターンの基本単位をnドットとすると、画像の空間周波
数は、 (s×V)/(25.4×n)(Hz) から (s×V’)/(25.4×n)(Hz) に変化する。プロセススピードを変化させる前の一次帯
電周波数、及び現像バイアス周波数は、 [{(s×V)/(25.4×2)}+{(s×V)/
(25.4×3)}]/2(Hz) に設定されているが、プロセススピードV′(/sec )
に変化させた後は、 [{(s×V′)/(25.4×2)}+{(s×
V′)/(25.4×3)}]/2(Hz) に設定し直す。
【0047】以上のようにすることにより、周速を一定
を保つためプロセス速度を変化させた場合も、静電潜像
上のサイクルマークと画像パターンとの干渉によるモア
レとが発生するのを防ぎつつ、現像バイアスを一次帯電
バイアスと同一基板上のバイアス電源から発生させても
バイアス相互の干渉が起こらないので、コストを低く抑
えることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、中間転写体の周速
を周速測定手段によって検知し、この出力に基づいて、
露光装置の走査速度、像担持体の移動速度、中間転写体
の移動速度を制御してプロセススピードを変更すること
により中間転写体の周速を一定に制御する際に、一次帯
電の周波数を変化させることによって、静電潜像上のサ
イクルマークと画像パターンとの干渉によるモアレの発
生を有効に防止することができる。
【0049】さらに加えて、現像バイアスの周波数も変
化させることにより、現像バイアスを一次帯電バイアス
と同一基板上のバイアス電源から発生させてもバイアス
相互の干渉を起こすことなく、静電潜像上のサイクルマ
ークと画像パターンとの干渉によるモアレが発生するの
を防ぎつつ、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の画像形成装置の概略構
成を示す図。
【図2】本発明の実施の形態2の画像形成装置の概略構
成を示す図。
【図3】従来の画像形成装置の概略構成を示す図。
【図4】本発明に係る画像形成装置の帯電ローラ及び帯
電電源の構成を示す図。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 2 接触帯電部材(帯電ローラ) 3 露光装置 4 現像装置 5 転写装置 5a 中間転写体(中間転写ベルト) 5e 一次転写ローラ 5f 二次転写ローラ 6 クリーニング装置 7 中間転写ベルトクリーニング装置 8 定着器 9 周速測定手段(センサ) 10 制御装置(CPU) 11 帯電電源(高圧電源) 12 帯電電源、転写電源(高圧電源) P 記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 直樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 達也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体を均一に帯電する帯電工程と、
    帯電後の前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露
    光工程と、該静電潜像にトナーを付着させてトナー像と
    して現像する現像工程と、該トナー像を中間転写体に一
    次転写する一次転写工程とを複数色のトナーについて繰
    り返して該中間転写体上に複数色のトナー像を形成し、
    該複数色のトナー像を二次転写工程により記録材上に一
    括して転写する画像形成装置において、 前記像担持体に接触配置された接触帯電部材と、該接触
    帯電部材に直流電圧と交流電圧とが重畳された帯電バイ
    アスを印加する帯電電源とを有する帯電装置と、 前記中間転写体の周速を測定する周速測定手段と、 該周速測定手段の出力に基づいて、前記中間転写体の周
    速を一定にすべく、前記露光工程を行う露光装置の走査
    速度、前記像担持体の移動速度、前記中間転写体の移動
    速度を制御する制御装置と、を備え、 該制御装置は、前記像担持体の移動速度に対応させて、
    前記帯電電源が前記接触帯電部材に印加する帯電バイア
    スのうちの交流電圧の帯電周波数を制御する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写体が、中間転写ベルトであ
    る、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像工程を行う現像装置が、表面に
    現像剤を担持して前記像担持体に対向する現像位置に搬
    送する現像ローラと、該現像ローラに現像バイアスを印
    加して該現像ローラ上のトナーを前記像担持体上の静電
    潜像に付着させる現像電源とを有し、 前記制御装置は、前記帯電電源が前記接触帯電部材に印
    加する帯電バイアスのうちの交流電圧の帯電周波数に応
    じて、前記現像バイアスの周波数を制御する、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007171773A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Brother Ind Ltd 画像形成装置
CN100451864C (zh) * 2003-11-18 2009-01-14 株式会社东芝 图像形成装置

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