JPH11338233A - 現像装置、現像方法及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、現像方法及び画像形成装置

Info

Publication number
JPH11338233A
JPH11338233A JP10141072A JP14107298A JPH11338233A JP H11338233 A JPH11338233 A JP H11338233A JP 10141072 A JP10141072 A JP 10141072A JP 14107298 A JP14107298 A JP 14107298A JP H11338233 A JPH11338233 A JP H11338233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
stirring screw
toner
image
developing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10141072A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Sato
和彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP10141072A priority Critical patent/JPH11338233A/ja
Publication of JPH11338233A publication Critical patent/JPH11338233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置内の現像剤が、攪拌不足だったり、
劣化することで、画像濃度が低下したり、トナー飛散、
文字チリ、放置混色などの問題が発生する画像欠陥を解
消する。 【解決手段】 現像装置14内の現像剤を像担持体10
の現像領域に搬送する現像剤担持体141と、トナー補
給装置から補給されたトナーと現像装置14内の現像剤
とを攪拌搬送するトナー補給側攪拌スクリュー146
と、現像装置14内の現像剤を攪拌搬送する現像剤担持
体側攪拌スクリュー147とを備えた現像装置におい
て、トナー補給側攪拌スクリュー146の螺旋状羽根部
の根元の厚さ(F1)とピッチ(p1)を、0.4≦(F
1/p1)≦1とし、現像剤担持体側攪拌スクリュー14
7の螺旋状羽根部の根元の厚さ(F2)とピッチ(p2
を、0.1≦(F2/p2)<0.4とする現像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に備え
られ、像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像
装置、現像方法に関し、特に、複数の現像装置を有する
カラー画像形成装置における現像装置の現像剤撹拌手段
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置の現像方式には、通常の電
子写真複写機等に用いられる正規現像方式と、デジタル
プリンタやデジタル電子写真複写機等に用いられる反転
現像方式が知られている。反転現像方式は、一般にレー
ザ、LED等を光源として用い、帯電、露光により感光
体上に形成された潜像を、感光体の帯電極性と同極性に
帯電したトナーにより現像して、トナー像とする方式で
ある。例えば、感光体の帯電極性が負の場合、トナーの
極性も負であり、露光により生じた電位差を利用して現
像し、感光体上にトナー像を形成する方式である。現像
処理後に、コロナ放電等を用いる転写装置により転写材
をトナーの極性と逆極性に帯電させ、感光体上のトナー
像を転写材により転写させる。その後、ACコロナまた
はDCコロナ放電により転写材の電位を下げ、転写材と
感光体との付着力を低減させたのち、感光体表面から転
写材を剥離し、次のプロセスに移行する。
【0003】従来の現像装置においては、回転する像形
成体に近接して回転する現像剤担持体(現像スリーブ)
が配置されている。該現像剤担持体は中空円筒体状に形
成されて、前記像形成体に対向する側に開口部を有する
ハウジングに収納されている。該現像剤担持体には、例
えば−600Vの直流電圧に、2700V,8000H
zの交流電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加され
る。該現像剤担持体は、その内部に固定磁石を有し、現
像剤担持体の外周表面には、トナー粒子と磁性粒子(キ
ャリア)とを混合した二成分現像剤を担持している。
【0004】現像装置は、前記トナーとキャリアとから
成る二成分現像剤を収容する現像器ハウジング、内部に
固定の磁石体を有する磁界発生手段を有する現像剤搬送
手段である現像剤担持体、現像剤供給ローラ、前記現像
剤担持体上の現像剤層厚を所定量に規制する現像剤層厚
規制部材、現像剤攪拌スクリューから構成されている。
前記現像器ハウジングの上部に開口したトナー補給口部
でトナーカートリッジから前記現像器ハウジング内に補
給されたトナーは、回転する前記撹拌スクリューにより
前記現像器ハウジング内に収容された現像剤と撹拌、混
合されて均一なトナー濃度になり、前記回転する前記供
給ローラにより前記現像スリーブの外周面上に供給され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電子写真方式の複写機
やプリンタにとって、現像装置内の現像剤が、攪拌不足
だったり、劣化することで、画像濃度が低下したり、ト
ナー飛散、文字チリ、放置混色などの問題が発生する。
【0006】電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像
形成装置を小型化するため、現像装置を小型化する必要
がある。特に、複数の現像装置を配置するカラー画像形
成装置においては、小径の像担持体を達成するためにも
現像装置の小型化が必要である。現像装置を小型化する
ことによって、現像装置内に補給されたトナーと、現像
装置内の現像剤とを攪拌、混合して搬送する攪拌スクリ
ューの収納スペースが少なくなるので、攪拌スクリュー
を小型化しなければならない。しかし、従来の小型化さ
れた攪拌スクリューでは、攪拌不足を引き起こし、現像
剤の攪拌、混合が不充分なため均一なトナー濃度になら
なかったり、ランニングとともに帯電量分布がブロード
分布になることで、現像処理中に現像性低下を発生した
り、文字チリ、画像かぶり、トナー飛散を引き起こし画
像が低下する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
を解決するためになされたものであり、攪拌手段(攪拌
スクリュー)を改善することにより、現像装置を小型化
し、かつ、現像装置に補給された補給トナーの撹拌性を
向上し、ランニングによる現像不足やトナー飛散を解消
することができ、濃度を一定化して安定した調和のとれ
た鮮明なカラー画像が得られる現像装置を備えた画像形
成装置を提供することを目的とするものである。
【0008】上記の目的は、以下の本発明により達成さ
れる。
【0009】(1)本発明の請求項1に記載の現像装置
は、現像装置内の現像剤を像担持体の現像領域に搬送す
る現像剤担持体と、トナー補給装置から補給されたトナ
ーと現像装置内の現像剤とを攪拌搬送するトナー補給側
攪拌スクリューと、現像装置内の現像剤を攪拌搬送する
現像剤担持体側攪拌スクリューとを備えた現像装置にお
いて、前記トナー補給側攪拌スクリューの螺旋状羽根部
の根元の厚さ(F1)とピッチ(p1)が、0.4≦(F
1/p1)≦1であり、前記現像剤担持体側攪拌スクリュ
ーの螺旋状羽根部の根元の厚さ(F2)とピッチ(p2
が、0.1≦(F2/p2)<0.4であることを特徴と
するものである。
【0010】(2)本発明の請求項2に記載の現像装置
は、現像装置内の現像剤を像担持体の現像領域に搬送す
る現像剤担持体と、トナー補給装置から補給されたトナ
ーと現像装置内の現像剤とを攪拌搬送するトナー補給側
攪拌スクリューと、現像装置内の現像剤を攪拌搬送する
現像剤担持体側攪拌スクリューとを備えた現像装置にお
いて、前記トナー補給側攪拌スクリューの螺旋状羽根部
の根元の厚さ(F1)と、該攪拌スクリューの螺旋状羽
根部の先端部厚さ(f1)と、該攪拌スクリューのピッ
チ(p1)が、5f1≦F1≦p1であり、前記現像剤担持
体側攪拌スクリューの螺旋状羽根部の根元の厚さ
(F2)と該攪拌スクリューの螺旋状羽根部の先端部厚
さ(f2)とが、f2≦F2<5f2であることを特徴とす
るものである。
【0011】(3)本発明の請求項3に記載の現像装置
は、現像装置内の現像剤を像担持体の現像領域に搬送す
る現像剤担持体と、トナー補給装置から補給されたトナ
ーと現像装置内の現像剤とを攪拌搬送するトナー補給側
攪拌スクリューと、現像装置内の現像剤を攪拌搬送する
現像剤担持体側攪拌スクリューとを備えた現像装置にお
いて、前記トナー補給側攪拌スクリューの螺旋状羽根部
の根元の厚さ(F1)と、該攪拌スクリューの螺旋状羽
根部の先端部厚さ(f1)と、該攪拌スクリューのピッ
チ(p1)を、0.2<((F1+f1)/2p1)≦0.
7とし、前記現像剤担持体側攪拌スクリューの螺旋状羽
根部の根元の厚さ(F2)と該攪拌スクリューの螺旋状
羽根部の先端部厚さ(f2)と該攪拌スクリューのピッ
チ(p2)を、0.07≦((F2+f2)/2p2)≦
0.2とすることを特徴とするものである。
【0012】(4)本発明の請求項4に記載の現像装置
は、現像装置内の現像剤を像担持体の現像領域に搬送す
る現像剤担持体と、トナー補給装置から補給されたトナ
ーと現像装置内の現像剤とを攪拌搬送するトナー補給側
攪拌スクリューと、現像装置内の現像剤を攪拌搬送する
現像剤担持体側攪拌スクリューとを備えた現像装置にお
いて、前記トナー補給側攪拌スクリューは、回転軸と該
回転軸上に設けた螺旋状羽根部とから成り、該羽根部の
斜面が軸方向となす傾斜角度(θ1)が30°〜75°
であり、前記現像剤担持体側攪拌スクリューは、回転軸
と該回転軸上に設けた螺旋状羽根部とから成り、該羽根
部の斜面が軸方向となす傾斜角度(θ2)が75°〜9
0°であることを特徴とするものである。
【0013】(5)本発明の請求項6に記載の現像方法
は、トナー補給装置から補給されたトナーと現像装置内
の現像剤とを攪拌、搬送して現像剤担持体に供給する現
像方法において、前記請求項1〜4の何れか1項に記載
の条件を満たす螺旋状羽根部を有するトナー補給側攪拌
スクリュー及び現像剤担持体側攪拌スクリューにより、
現像剤を攪拌、搬送して前記現像剤担持体に供給するこ
とを特徴とするものである。
【0014】(6)本発明の請求項7に記載の画像形成
装置は、直流成分に交流成分を重畳させるバイアス電界
を現像剤担持体に印加し、前記現像剤担持体上の二成分
現像剤のトナーを像担持体上の静電潜像上へ飛翔させ、
該静電潜像を顕像化する非接触現像方式の画像形成装置
において、前記請求項1〜4の何れか1項に記載の条件
を満たす螺旋状羽根部を有するトナー補給側攪拌スクリ
ュー及び現像剤担持体側攪拌スクリューにより、現像剤
を攪拌、搬送して現像剤担持体に供給することを特徴と
するものである。
【0015】(7)本発明の請求項8に記載の画像形成
装置は、像担持体上に形成された均一帯電面から光ビー
ムにより電荷が除去された潜像部分にトナーを付着させ
る反転現像方式の画像形成装置において、前記請求項1
〜4の何れか1項に記載の条件を満たす螺旋状羽根部を
有するトナー補給側攪拌スクリュー及び現像剤担持体側
攪拌スクリューにより、現像剤を攪拌、搬送して前記現
像剤担持体に供給することを特徴とするものである。
【0016】(8)本発明の請求項9に記載の画像形成
装置は、異なる色の現像剤をそれぞれ収容した複数の現
像装置により、像担持体上に複数色のトナー像を重ね合
わせてカラー画像を形成する画像形成装置において、前
記請求項1〜4の何れか1項に記載の条件を満たす螺旋
状羽根部を有するトナー補給側攪拌スクリュー及び現像
剤担持体側攪拌スクリューにより、現像剤を攪拌、搬送
して現像剤担持体に供給することを特徴とするものであ
る。
【0017】(9)本発明の請求項10に記載の画像形
成装置は、異なる色の現像剤をそれぞれ収容した複数の
現像装置により、像担持体上に複数色のトナー像を重ね
合わせて形成し、該重ね合わせトナー像を転写手段によ
り転写材に一括転写してカラー画像を形成するする画像
形成装置において、前記請求項1〜4の何れか1項に記
載の条件を満たす螺旋状羽根部を有するトナー補給側攪
拌スクリュー及び現像剤担持体側攪拌スクリューによ
り、現像剤を攪拌、搬送して現像剤担持体に供給するこ
とを特徴とするものである。
【0018】本発明は、現像装置内の攪拌スクリューの
形状を、トナー補給側の攪拌スクリューと現像剤担持体
側の攪拌スクリューとを、それぞれ最適化することで、
攪拌搬送性能が向上して、プリント中の現像剤の帯電量
分布が安定し、画像濃度低下やトナー飛散、文字チリ、
放置混色などの問題点を解決することができた。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の説明に先立
って、本発明の現像装置を複数組搭載した画像形成装置
の一例であるカラープリンタの構成とその作用を図1の
断面構成図によって説明する。
【0020】図1は、本実施の形態の現像装置及びこの
現像装置を搭載した画像形成装置であるカラープリンタ
を示す断面構成図である。
【0021】このカラープリンタは、像担持体上に順次
形成される各色トナー像を重ね合わせたのち、転写部で
記録紙上に1回で転写してカラー画像を形成し、その
後、記録紙を像担持体面から剥離する方式のカラー画像
形成装置である。
【0022】このカラープリンタは、像担持体である可
撓性の無端ベルト状の感光体(以下、ベルト感光体と称
す)10の周囲に、4組のスコロトロン帯電器(以下、
帯電器と称す)11Y,11M,11C,11K、4組
の像露光装置13Y,13M,13C,13K、4組の
現像器14Y,14M,14C,14Kとから成る画像
形成ユニットを複数組(図示の4組)縦列に配設したも
のである。像露光装置13(Y,M,C,K)としてレ
ーザビーム走査光学装置を使用した。
【0023】ベルト感光体10は、駆動ローラ101及
び回動ローラ102,103に張架され、テンションロ
ーラ104の作用により緊張状態にされ、内周面に設け
られたバックアップ部材105により局部的に当接しな
がら、図示の時計方向に回動する。バックアップ部材1
05は、ベルト感光体10の背面に当接して、現像剤担
持体(以下、現像スリーブと称す)141(Y,M,
C,K)の現像領域及び像露光装置13(Y,M,C,
K)の結像位置にベルト感光体10を規制している。
【0024】画像記録のスタートにより、駆動モータが
回動して駆動ローラ101を介してベルト感光体10は
図示の時計方向へと回動し、帯電器11Yの帯電作用に
よりベルト感光体10への電位の付与が開始される。ベ
ルト感光体10は電位を付与されたあと、像露光装置1
3Yにおいて第1の色信号すなわちイエロー(Y)の画
像信号に対応する電気信号による露光が開始され、ベル
トの回転(副走査)によってその表面の感光層に現像画
像のイエロー(Y)の画像に対応する静電潜像を形成す
る。この潜像は現像器14Yにより現像スリーブ141
Y上に付着搬送された現像剤が非接触の状態で反転現像
され、ベルト感光体10の回転に応じてイエロー(Y)
のトナー像が形成される。
【0025】次いでベルト感光体10はイエロー(Y)
のトナー像の上にさらに帯電器11Mの帯電作用により
電位が付与され、像露光装置13Mの第2の色信号すな
わちマゼンタ(M)の画像信号に対応する電気信号によ
る露光が行われ、現像器14Mによる非接触の反転現像
によって前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼン
タ(M)のトナー像が重ね合わせて形成される。
【0026】同様のプロセスにより帯電器11C、像露
光装置13C及び現像器14Cによってさらに第3の色
信号に対応するシアン(C)のトナー像が形成される。
さらに帯電器11K、像露光装置13K及び現像器14
Kによって第4の色信号に対応する黒色(K)のトナー
像が順次重ね合わせて形成され、ベルト感光体10の一
回転以内にその周面上にカラーのトナー像が形成され
る。
【0027】現像器14Y,14M,14C及び14K
による現像作用に際しては、それぞれ現像スリーブ14
1Y,141M,141C及び141Kに対し、ベルト
感光体10の帯電と同極性の直流バイアス、あるいは直
流バイアスに交流を重畳した現像バイアスが印加され、
現像スリーブ141(Y,M,C,K)上に付着した二
成分現像剤による非接触反転現像が行われて、導電層を
接地したベルト感光体10上の露光部にトナーを付着さ
せる。
【0028】かくして、ベルト感光体10の周面上に形
成されたカラーのトナー像は帯電器11Fによって付着
トナーの電位が揃えられたのち転写前露光器によって除
電が行われ、転写部において、給紙装置である給紙カセ
ット20A,20B或いは手差し給紙部20Cから、そ
れぞれ給紙手段21A,21B,21Cにより送り出さ
れ、レジストローラ対23へと搬送され、レジストロー
ラ対23の駆動によってベルト感光体10上のトナー像
領域と同期して給紙される転写紙上に、ベルト感光体1
0の駆動用の駆動ローラ101の下部に対向して配置さ
れた転写装置(転写ローラ)17により転写される。
【0029】トナー像の転写を受けた被転写材(転写
紙)は、駆動ローラ101の曲率に沿ったベルト感光体
10周面より分離されたのち、定着装置24へ搬送さ
れ、定着装置24において加熱・圧着されてトナーが転
写紙上に溶着・定着されて定着装置24より排出され、
排紙ローラ対25A,25B,25Cにより搬送され
て、上部に設けられた排紙トレイ26に転写紙上のトナ
ー像面を下面にして排出される。
【0030】一方、転写紙を分離したベルト感光体10
はクリーニング装置19においてクリーニングブレード
191によってベルト感光体10面の摺擦がなされ、残
留トナーの除去・清掃がなされて、次の原稿画像のトナ
ー像の形成を続行するか、もしくは一旦停止して待機す
る。なお、次の原稿画像のトナー像の形成が続いて行わ
れるときは、帯電前除電器12によるベルト感光体10
の感光体面への露光が行われて前歴の除去がなされる。
【0031】前記複数の現像器14Y,14M,14
C,14Kは、ほぼ同じ構成をなすから、以下、これら
の現像器を代表して現像装置14と称して説明する。
【0032】図2は本発明の現像装置14の断面図であ
る。図において、140はトナーとキャリアとから成る
二成分現像剤を収容する現像器ハウジング(以下、ハウ
ジングと称す)、141は現像剤担持体142は現像ス
リーブ141の内部に配置されハウジング140に固定
された磁界発生手段(以下、マグネットロールと称
す)、143は現像スリーブ141上の現像剤層厚を所
定量に規制する現像剤層厚規制部材、144は現像スリ
ーブ141に現像剤を供給するパドル形状の現像剤搬送
部材(以下、パドルホイールとも称す)である。14
6,147は、スクリュー形状をなす現像剤攪拌搬送部
材であり、146はトナー補給側攪拌スクリュー、14
7は現像剤担持体側攪拌スクリュー(以下、スリーブ側
攪拌スクリューと称す)である。
【0033】なお、現像剤搬送部材144は複数のパド
ル部材が回転軸に立設されたパドルホイールに限定され
るものではなく、現像剤を効率良く搬送する他の形状で
もよい。また、図示の矢印は各ローラの回転方向を示
す。E1はAC電源、E2はDC電源である。
【0034】上記の現像器14(Y,M,C,K)の各
現像スリーブ141(Y,M,C,K)は、図2に示す
ような複数個の磁極S1,S2、N1〜N3を有し、こ
れらの複数個の磁極のうち互いに隣接する同極性の磁極
N2,N3により反発磁界を形成して、後述の所定条件
を満たす位置に配置されたパドルホイール144との相
乗効果により、現像スリーブ141(Y,M,C,K)
上の現像剤を剥ぎ取り、現像スリーブ141上の画像履
歴を消去する。
【0035】トナー補給側攪拌スクリュー146とスリ
ーブ側攪拌スクリュー147とは、ハウジング140の
底部から直立した仕切り壁140aを挟んで両側に形成
された第1の攪拌室140b及び第2の攪拌室140c
内にそれぞれ平行に配置され、互いに逆方向に駆動回転
される。第1の攪拌室140b及び第2の攪拌室140
cの上部は、天板148により閉蓋されている。149
は第2の攪拌室140c又は第1の攪拌室140bの底
部に設置されたトナー濃度検出装置である。
【0036】図1に示すトナーカートリッジ15Y,1
5M,15C,15Kから補給されたトナーは、現像装
置14の天板148に穿設されたトナー補給口部(図3
の140f)から第1の攪拌室140b内に投入、補給
される。
【0037】現像スリーブ141内には、複数個の磁極
N1,N2,N3,S1,S2が交互に配置されたマグ
ネットロール142が固設されている。これらの複数個
の磁極のうち、互いに隣接する2極N2,N3は同極性
に配置され、この隣接する同極性の磁極(剥ぎ取り磁
極)N2,N3により反発磁界が形成され、現像スリー
ブ141上の現像剤を剥ぎ取る剥ぎ取り磁極部分が形成
されている。
【0038】現像スリーブ141の外径は、φ8mm以
上、φ60mm以下が望ましい。外径が、φ8mm以上
であると、画像形成に必要な磁極N1,S2、剥ぎ取り
磁極N2,N3及び磁極S1から成る少なくとも5極の
磁極を有するマグネットロール142を形成することが
可能である。また、現像スリーブ141の外径がφ60
mm以下であると、現像装置の小型化に有効である。特
に、複数組の現像装置(例えば14(Y,M,C,K)
現像器)を有するカラープリンタ(図1参照)において
は、複数の現像装置14が小型化すると、ベルト感光体
10を短くすることが可能になり、画像形成部が小型に
することがえきる。
【0039】図3は現像装置14の水平断面図である。
【0040】図において、現像スリーブ141の両軸端
近傍は、玉軸受B1,B2により回転可能に支持されて
いる。複数の磁極を有する磁界発生手段142の両軸端
は固定支持されている。図示しない駆動源に接続される
カップリングKと同軸の歯車G1は、現像スリーブ14
1の一方の軸端に固定された歯車G2を回転させる。現
像スリーブ141の他方の軸端に固定された駆動歯車G
3は、図示しない中間歯車を介して、パドルホイール1
44の一方の軸端に固定された駆動歯車G4を回転させ
る。駆動歯車G4は図示しない中間歯車を介して、スリ
ーブ側攪拌スクリュー147(以下、攪拌スクリュー1
47とも称す)の回転軸部147Aに固定された駆動歯
車G5に駆動を伝達する。駆動歯車G5はトナー補給側
攪拌スクリュー146(以下、攪拌スクリュー146と
も称す)の回転軸部146Aに固定された駆動歯車G6
に駆動を伝達する。
【0041】このようにして、歯車G1の駆動回転によ
り、現像スリーブ141、パドルホイール144、攪拌
スクリュー146,147がそれぞれ図2に示す矢印方
向に同時に回転される。なお、現像スリーブ141の表
面は、ベルト感光体10との対向位置において、ベルト
感光体10と逆方向に回転される(図2参照)。
【0042】駆動歯車G3,G4,G5,G6及び中間
歯車は、ハウジング140内の一方に、仕切り壁により
形成された駆動部室140e内に収容されている。
【0043】トナーカートリッジ15からトナーホッ
パ、トナー搬送手段を経て、現像装置のトナー補給口部
140fに投入されたトナーは、駆動回転される攪拌ス
クリュー146により図示の二重矢印方向に搬送され、
仕切り壁140a末端の開口部140dを通過して第2
の攪拌室140c内に送り込まれる。第2の攪拌室14
0c内に送り込まれたトナーは、駆動回転される攪拌ス
クリュー147により図示の二重矢印方向に搬送され、
第2の攪拌室140c内に収容された現像剤と攪拌、混
合、搬送され、駆動回転されるパドルホイール144に
より現像スリーブ141に供給される。
【0044】現像スリーブ141の周面上に供給された
現像剤は、現像剤層厚規制部材143により現像剤層厚
を所定量に規制されたのち、ベルト感光体10に対向す
る現像領域において現像処理される。現像処理後の残余
の現像剤は、前記剥ぎ取り磁極N2,N3による反発磁
界により現像スリーブ141面上から剥ぎ取られ、パド
ルホイール144により搬送されて、スリーブ側攪拌ス
クリュー147に送られ攪拌される。
【0045】現像装置のハウジング140の底部には、
トナー濃度検出装置149が固定されている。トナー濃
度検出装置149は、ハウジング140の第2の攪拌室
140c又は第1の攪拌室140bに取り付けられ、ト
ナー濃度検出装置149による検出結果に基づいて、ト
ナー補給口部140fから現像装置内にトナーが補給さ
れる。
【0046】パドルホイール144の一方の回転軸部1
44Aは、軸受部材B3に嵌入され、回転可能に支持さ
れている。パドルホイール144の他方の回転軸部14
4Bは、軸受部材B4に嵌入され、回転可能に支持され
ている。
【0047】攪拌スクリュー146の一方の軸端の回転
軸部146Aは軸受部材B7に、他方の軸端の回転軸部
146Bは軸受部材B8に嵌入され、攪拌スクリュー1
46は回転可能に両端支持されている。同様に、攪拌ス
クリュー147の両端の回転軸部147A,147B
も、それぞれ軸受部材B5,B6に嵌入され、回転可能
に両端支持されている。
【0048】図4(a)は本発明のトナー補給側攪拌ス
クリュー146の正面図、図4(b)及び図4(c)は
該攪拌スクリュー146のA−A部分断面図である。
【0049】攪拌スクリュー146は、現像器ハウジン
グ140の両側壁に設けられた軸受部材B7,B8に回
転自在に支持される回転軸部146A,146Bと、ス
パイラル状に形成された螺旋状羽根部146Cとから構
成されている。なお、螺旋状羽根部146Cと回転軸部
146A,146Bとは、一体成型加工により形成して
もよい。また、前記螺旋羽根部146Cは長軸方向に複
数個に分割したものを接合して形成したものでもよい。
【0050】θ1は、螺旋状羽根部146Cのスパイラ
ル斜面が回転軸部146A,146Bの中心線となす傾
斜角度である。
【0051】攪拌スクリュー146の螺旋状羽根部14
6Cを形成する材料としては、エフライトFL202
(日本エフテービー社製)を使用した。この他、エフラ
イトFL302、エフライトFL201、エフライトF
L362、(何れも日本エフテービー社製)でもよい。
更に、ABS、変性PPE、PC、PE、PETP、P
F、POM、PS、PBT、PP、PA、PMMA、P
AI、PPS、PPO、PAR、PSF、PES、PE
I、POB、PEEK等の樹脂材でもよい。更にまた、
鉄合金、銅合金、ステンレス鋼、アルミニウム合金、ニ
ッケル合金などの金属でもよい。
【0052】図4(b)に示す攪拌スクリュー146の
螺旋状羽根部146CのA−A部分断面図において、F
1は螺旋状羽根部146Cの根元の厚さ、f1は螺旋状羽
根部146Cの先端部の厚さ、p1は螺旋状羽根部14
6Cのピッチである。また、図4(a)に示すD1は攪
拌スクリュー146の螺旋状羽根部146Cの外径、d
1は螺旋状羽根部146Cの谷径、h1は螺旋状羽根部1
46Cの山の高さで、h1=(D1−d1)/2である。
【0053】図4(c)に示す攪拌スクリュー146に
おいて、該攪拌スクリュー146の回転により、現像剤
は螺旋状羽根部146Cのスパイラル斜面によって、水
平方向分力Fhと垂直方向分力Fvとが加えられる。水
平方向分力Fhは現像剤を攪拌スクリュー146の軸方
向に搬送し、垂直方向分力Fvは現像剤を軸直角方向に
攪拌する。
【0054】攪拌スクリュー146は、トナー補給口部
140fの直下で補給トナーを受容するように、攪拌ス
クリュー147より軸方向に延長された長さを有し、こ
の延長部分には、現像剤中のキャリアは存在しない。
【0055】図5(a)は本発明のスリーブ側攪拌スク
リュー147の正面図、図5(b)及び図5(c)は該
攪拌スクリュー147のA−A部分断面図である。
【0056】攪拌スクリュー147は、現像器ハウジン
グ140の両側壁に設けられた軸受部材B5,B6に回
転自在に支持される回転軸部147A,147Bと、ス
パイラル状に形成された螺旋状羽根部147Cとから構
成されている。
【0057】θ2は、螺旋状羽根部147Cのスパイラ
ル斜面が回転軸部147A,147Bの中心線となす傾
斜角度である。
【0058】図5(b)に示す攪拌スクリュー147の
螺旋状羽根部147CのA−A部分断面図において、F
2は螺旋状羽根部147Cの根元の厚さ、f2は螺旋状羽
根部147Cの先端部の厚さ、p2は螺旋状羽根部14
7Cのピッチである。また、図5(a)に示すD2は螺
旋状羽根部147Cの外径、d2は螺旋状羽根部147
Cの谷径、h2は螺旋状羽根部147Cの山の高さで、
2=(D2−d2)/2である。
【0059】図5(c)に示す攪拌スクリュー147に
おいて、該攪拌スクリュー147の回転により、現像剤
は螺旋状羽根部147Cのスパイラル斜面によって、水
平方向分力Fhと垂直方向分力Fvとが加えられる。水
平方向分力Fhは現像剤を攪拌スクリュー147の軸方
向に搬送し、垂直方向分力Fvは現像剤を軸直角方向に
攪拌する。
【0060】攪拌スクリュー146の螺旋状羽根部の形
状と、攪拌スクリュー147の螺旋状羽根部の形状と
は、根元の厚さ、ピッチが異なるように設定されてい
る。
【0061】トナー補給側攪拌スクリュー146を、
0.4≦(F1/p1)≦1の範囲内に設定した螺旋状羽
根部形状(実施例1)、または、5f1≦F1≦p1の範
囲内に設定した螺旋状羽根部形状(実施例2)、また
は、0.2<((F1+f1)/2p1)≦0.7の範囲
内に設定した螺旋状羽根部形状(実施例3)、あるい
は、傾斜角度(θ1)を30°〜75°の範囲内に設定
した螺旋状羽根部形状(実施例4)が、補給トナーと現
像装置14内の現像剤との攪拌効率が良く、現像性向上
に有効であることを後述の実験を通じて確認した。
【0062】また、スリーブ側攪拌スクリュー147
を、0.1≦(F2/p2)<0.4の範囲内に設定した
螺旋状羽根部形状(実施例1)、または、f2≦F2≦5
2の範囲内に設定した螺旋状羽根部形状(実施例
2)、または、0.07≦((F2+f2)/2p2)≦
0.2の範囲内に設定した螺旋状羽根部形状(実施例
3)、あるいは、傾斜角度(θ2)を75°〜90°の
範囲内に設定した螺旋状羽根部形状(実施例4)が、補
給トナーと現像装置14内の現像剤との攪拌効率が良
く、現像性向上に有効であることを後述の実験を通じて
確認した。
【0063】請求項1によれば、トナー補給側攪拌スク
リュー146を、0.4≦(F1/p1)≦1に設定し、
スリーブ側攪拌スクリュー147を、0.1≦(F2
2)<0.4に設定すれば、現像剤の攪拌効率が良
く、現像性向上に有効である。なお、p1とp2をほぼ等
しく設定することにより、F1>F2となる。
【0064】請求項2によれば、トナー補給側攪拌スク
リュー146を、5f1≦F1≦p1に設定し、スリーブ
側攪拌スクリュー147を、f2≦F2≦5f2に設定す
れば、現像剤の攪拌効率が良く、現像性向上に有効であ
る。なお、p1とp2をほぼ等しく設定することにより、
1>F2となる。
【0065】請求項3によれば、トナー補給側攪拌スク
リュー146を、0.2<((F1+f1)/2p1)≦
0.7に設定し、スリーブ側攪拌スクリュー147を、
0.07≦((F2+f2)/2p2)≦0.2に設定す
れば、現像剤の攪拌効率が良く、現像性向上に有効であ
る。なお、p1とp2をほぼ等しく、かつf1とf2をほぼ
等しく設定することにより、F1>F2となる。
【0066】上記の不等式、0.2<((F1+f1)/
2p1)≦0.7は、攪拌スクリュー146の螺旋状羽
根部146Cの断面積(F1+f1)×h1/2が、螺旋
状羽根部146Cの1ピッチ間の断面積p1×h1に対し
て、0.2〜0.7の範囲内にあるとき有効であること
を表す。
【0067】同様にして、上記の不等式、0.07≦
((F2+f2)/2p2)≦0.2は、攪拌スクリュー
147の螺旋状羽根部147Cの断面積(F2+f2)×
2/2が、螺旋状羽根部147Cの1ピッチ間の断面
積p2×h2に対して、0.07〜0.2の範囲内にある
とき有効であることを表す。
【0068】請求項4によれば、トナー補給側攪拌スク
リュー146の傾斜角度θ1を30°〜75°に設定
し、スリーブ側攪拌スクリュー147の傾斜角度θ2
75°〜90°に設定すれば、現像剤の攪拌効率が良
く、現像性向上に有効である。従って、θ2>θ1とな
る。
【0069】図6は本発明の現像装置を搭載したカラー
プリンタの他の実施の形態を示す断面構成図である。な
お、図面に使用されている符号について、図1と同じ機
能を有する部分には、同符号を付している。以下、前記
の実施の形態1と異なる点を説明する。
【0070】このカラープリンタは、1個の帯電器11
と、1個の像露光装置13と、4個の現像器14(Y,
M,C,K)とにより、像担持体(感光体ドラム)10
上に順次形成される各色トナー像を重ね合わせたのち、
転写部で記録紙上に1回で転写してカラー画像を形成
し、その後、分離手段により像担持体面から剥離する方
式のカラー画像形成装置である。
【0071】図6において、10は像担持体である感光
体ドラムで、OPC感光体(有機感光体)をドラム基体
上に塗布形成したもので、接地されて図示の時計方向に
駆動回転される。11は帯電器で、感光体ドラム10周
面に対し高電位VHの一様な帯電をグリッド電位VGに電
位保持されたグリッドとコロナ放電ワイヤによるコロナ
放電によって与えられる。この帯電器11による帯電に
先だって、前プリントまでの感光体の履歴をなくすため
に発光ダイオード等を用いた帯電前除電器(PCL)1
2による露光を行って感光体周面の除電をしておく。上
記の感光体の履歴とは、先行した画像形成時の帯電、画
像露光で作像した感光体上に残留した画像パターンをい
い、感光体メモリーとも称す。
【0072】感光体ドラム10への一様帯電ののち、像
露光装置13により画像信号に基づいた像露光が行われ
る。像露光装置13は図示しないレーザーダイオードを
発光光源とし回転するポリゴンミラー、fθレンズ、シ
リンドリカルレンズを経て反射ミラーにより光路を曲げ
られ走査がなされるもので、感光体ドラム10の回転に
よって潜像が形成される。本実施の形態では文字部に対
して露光を行い、露光部電位VLの方が帯電電位VHより
も低電位となるような反転潜像を形成する。
【0073】感光体ドラム10の周縁には、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒色(K)等
のトナーとキャリアとから成る二成分現像剤をそれぞれ
内蔵した現像器14Y,14M,14C,14Kから成
る現像装置14が設けられている。現像器14Y,14
M,14C,14K内には、請求項1〜4に記載の条件
を満たすトナー補給側攪拌スクリュー146及びスリー
ブ側攪拌スクリュー147が設けられている。
【0074】図7は、本発明の現像装置を搭載したカラ
ープリンタの更に他の実施の形態を示す断面構成図であ
る。なお、図面に使用されている符号について、図1と
同じ機能を有する部分には、同符号を付している。以
下、前記の実施の形態1と異なる点を説明する。
【0075】ドラム状の像担持体である感光体ドラム1
0は、例えば、透明アクリル樹脂の透明部材によって形
成される円筒状の透明樹脂基体を内側に設け、透明の導
電層及び有機感光体層(OPC)を該基体の外周に形成
したものであり、接地された状態で図7の矢印で示す方
向に回転される。
【0076】本発明に係わるカラー画像形成装置は、感
光体ドラム10の周囲に、帯電器11(Y,M,C,
K)、像露光装置13(Y,M,C,K)、現像器14
(Y,M,C,K)とから成る画像形成ユニットを複数
組(図示4組)配設したものである。
【0077】帯電器11(Y,M,C,K)は、感光体
ドラム10の前述した有機感光体層に対し所定の電位に
保持されたグリッドと放電ワイヤによるコロナ放電とに
よって帯電作用を行い、感光体ドラム10に対し一様な
電位を与える。
【0078】13Y,13M,13C,13Kは、画像
信号に基づいた像露光を行う像露光装置で、感光体ドラ
ム10の軸方向に配列したLEDと等倍結像系であるセ
ルフォックレンズとから構成される露光光学系で、別体
の画像読み取り装置によって読み取られた各色の画像信
号がメモリより順次取り出されて前記の各像露光装置1
3(Y,M,C,K)にそれぞれ電気信号として入力さ
れ、感光体ドラム10の回転(副走査)によって潜像を
形成する。各像露光装置13(Y,M,C,K)は何れ
も光学系支持手段として設けた支持部材130に取り付
けられて前記感光体ドラム10の透明基体内部に収容さ
れる。
【0079】各現像器14(Y,M,C,K)は、前述
した帯電器11(Y,M,C,K)による帯電、像露光
装置13(Y,M,C,K)による像露光によって形成
される感光体ドラム10上の静電潜像を現像バイアス電
圧の印加により非接触の状態で反転現像する。現像器1
4Y,14M,14C,14K内には、請求項1〜4に
記載の条件を満たすトナー補給側攪拌スクリュー146
及びスリーブ側攪拌スクリュー147が設けられてい
る。
【0080】各現像器14(Y,M,C,K)による現
像作用に際しては、それぞれ現像スリーブ141に対し
て直流或いは更に交流を加えた現像バイアスが印加さ
れ、現像器14(Y,M,C,K)に収容された二成分
現像剤により感光体ドラム10に対して非接触の反転現
像が行われるようになっている。
【0081】感光体ドラム10の周面上に形成されたカ
ラーのトナー像は、一旦、中間転写手段として設けた中
間転写ベルト30の周面に転写される。
【0082】中間転写ベルト30はローラ31,32,
33及び34の間に張架され、ローラ34に伝達される
動力により感光体ドラム10の周速度に同期して時計方
向に循環して搬送される。
【0083】一方、給紙カセット(図示せず)の給紙ロ
ーラ22Bの作動により転写材Pが搬出されてタイミン
グローラ23に給送され、中間転写ベルト30上のカラ
ートナー像の搬送に同期して転写ローラ35の転写域へ
と給紙される。
【0084】転写ローラ35は中間転写ベルト30の周
速度に同期して反時計方向に回動されていて、給紙され
た転写材Pは転写ローラ35と接地状態にあるローラ3
3の間のニップ部の形成する転写域において中間転写ベ
ルト30上のカラートナー像に密着され転写ローラ35
への1〜2kVのトナーと反対極性のバイアス電圧の印
加により順次カラートナー像は転写材P上に転写され
る。
【0085】カラートナー像の転写を受けた転写材Pは
除電され、定着装置24に搬送、加熱され、トナーを溶
着して定着がなされたのち排紙ローラ25Aを介して装
置外部に排出される。
【0086】図8は、カラープリンタの更に他の実施の
形態を示し、本発明の現像装置を搭載し、中間転写ドラ
ム60を備えたカラープリンタの断面構成図である。
【0087】この中間転写ドラム60を使用した場合に
は、回動する感光体ドラム10上に形成された静電潜像
を現像器14Yにより現像してY色トナー像を形成し、
このY色トナー像を感光体ドラム10から中間転写ドラ
ム60に転写し、同様にして、感光体ドラム10上に形
成された静電潜像を現像器14Mにより現像してM色ト
ナー像を形成し、このM色トナー像を感光体ドラム10
から中間転写ドラム60に転写し、以下同様にして、C
色トナー像及びK色トナー像を感光体ドラム10から中
間転写ドラム60に順次転写する。更に、中間転写ドラ
ム60と転写ローラ17とが接する転写部において、多
色トナー像(Y,M,C,K)を転写材Pに一括して静
電転写したのち、分離手段18により分離して、定着装
置24により画像を定着する。
【0088】各現像器14Y,14M,14C,14K
内には、請求項1〜4に記載の条件を満たすトナー補給
側攪拌スクリュー146及びスリーブ側攪拌スクリュー
147が設けられている。
【0089】なお、本発明の現像装置は、複数の現像器
を備えたカラー画像形成装置に限定されず、現像装置1
個のモノクロ画像形成装置にも適用可能である。
【0090】
【実施例】次に、本発明を以下の実施例について説明す
る。
【0091】(実施例1) 請求項1に対応
【0092】
【表1】
【0093】表1(a)は、トナー補給側攪拌スクリュ
ー146の螺旋状羽根部146Cの根元の厚さF1を変
化させた各種トナー補給側攪拌スクリュー146を試作
し、現像装置14内に装着して、トナー補給と現像剤攪
拌混合をしながら、連続多数枚プリントして、画像評価
した結果を示す。
【0094】実験に供したトナー補給側攪拌スクリュー
146の諸元を下記に示す。
【0095】ピッチp1=14mm、外径D1=16m
m、谷径d1=6mm、先端部の厚さf1=1mm、山の
高さh1=5mm、 根元の厚さF1が1.4〜14mmの範囲内で10種の
攪拌スクリュー146を作製した。したがって、比(F
1/p1)は、0.1〜1.0である。
【0096】なお、スリーブ側攪拌スクリュー147
は、F2=2.8mm、p2=14mm、F2/p2=0.
2を使用した。
【0097】評価結果は、1千枚プリント、1万枚プリ
ント、5万枚プリントの各プリント終了後のプリント画
像の反射濃度と放置混色とにより画像評価し、表1
(a)に示した。
【0098】プリント画像の反射濃度は、マクベス反射
濃度計を用いて測定した。放置混色は、イエロー色のパ
ッチ画像(100×100mm2)を現像器14Yによ
り現像したのち、黒色現像剤を収容する現像器14Kに
現像バイアスを印加して出力したときの、イエロー色パ
ッチ画像上に分散された黒色トナーの混色を、マイクロ
スコープにより拡大観察し、任意10点の1mm2当た
りの混色トナー数を測定計数したものである。
【0099】その結果、表1(a)に示すように、比
(F1/p1)が、0.4以上で、1.0以下の範囲内の
トナー補給側攪拌スクリュー146を備えた現像装置で
は、5万枚プリント後の画像濃度は1.3以上で、目視
で満足できるレベルであり、かつ、濃度低下は少なかっ
た。また、放置混色も1mm2当たり100以下の微少
で、目視で満足できるレベルであり、かつ安定してい
る。これに対して、比(F1/p1)が、0.4未満の攪
拌スクリュー146を備えた現像装置14では、画像濃
度が低くかつ、連続プリント後の濃度低下が著しく、放
置混色も著しく多い。
【0100】次に、スリーブ側攪拌スクリュー147の
螺旋状羽根部147Cの根元の厚さF2を変化させた各
種スリーブ側攪拌スクリュー147を試作し、現像装置
14内に装着して、トナーと現像剤とを攪拌混合をしな
がら、連続多数枚プリントして、画像評価した結果を表
1(b)に示す。
【0101】実験に供したスリーブ側攪拌スクリュー1
47の諸元を下記に示す。
【0102】ピッチp2=14mm、外径D2=16m
m、谷径d2=6mm、先端部の厚さf2=1mm、山の
高さh2=5mm、 根元の厚さF2が1.4〜14mmの範囲内で10種の
攪拌スクリュー145を作製した。したがって、比(F
2/p2)は、0.1〜1.0である。
【0103】なお、トナー補給側攪拌スクリュー146
としては、上記表1(a)の好適な範囲、0.4≦(F
1/p1)≦1の範囲内でほぼ中央値(F1/p1)=0.
7の螺旋状羽根部146C、即ち、F1=9.8mm、
1=14mm、F1/p1=0.7のトナー補給側攪拌
スクリュー146を使用した。
【0104】評価結果は、1千枚プリント、1万枚プリ
ント、5万枚プリントの各プリント終了後のプリント画
像の反射濃度と放置混色とにより画像評価し、表1
(b)に示した。
【0105】その結果、表1(b)に示すように、比
(F2/p2)が、0.1以上で、0.4以下の範囲内の
スリーブ側攪拌スクリュー147を備えた現像装置で
は、5万枚プリント後の画像濃度は1.30以上で、濃
度低下は少なかった。また、放置混色も1mm2当たり
100以下で微少かつ安定している。これに対して、比
(F2/p2)が、0.4以上のスリーブ側攪拌スクリュ
ー147を備えた現像装置14では、画像濃度が低くか
つ、連続プリント後の濃度低下が著しく、放置混色も著
しく多かった。
【0106】(実施例2) 請求項2に対応
【0107】
【表2】
【0108】表2(a)は、トナー補給側攪拌スクリュ
ー146の螺旋状羽根部146Cの根元の厚さF1を変
化させた各種攪拌スクリュー146を試作し、現像装置
14内に装着して、トナー補給と現像剤攪拌混合をしな
がら、連続多数枚プリントして、画像評価した結果を示
す。
【0109】実験に供したトナー補給側スクリュー14
6の諸元は、実施例1と同じである(p1=14mm、
1=16mm、d1=6mm、f1=1mm、h1=5m
m)。
【0110】根元の厚さF1が1.0〜14mmの範囲
内で14種の攪拌スクリュー146を作製した。したが
って、根元の厚さF1は、1f1〜14f1(=p1)の範
囲である。
【0111】なお、スリーブ側攪拌スクリュー147と
して、F2=3.0mm、f2=1mm、(F2=3
2)、p2=14mmを使用した。
【0112】評価結果は、1千枚プリント、1万枚プリ
ント、5万枚プリントの各プリント終了後のプリント画
像の反射濃度と放置混色とにより画像評価し、表2
(a)に示した。
【0113】プリント画像の反射濃度測定、放置混色測
定は、実施例1と同様である。
【0114】その結果、表2(a)に示すように、根元
の厚さF1が、5f1以上で、14f1(=p1)以下の範
囲内のトナー補給側攪拌スクリュー146を備えた現像
装置では、5万枚プリント後の画像濃度の低下は少な
く、特に、放置混色は1mm2当たり100以下で安定
している。これに対して、根元の厚さF1が、5f1未満
の攪拌スクリュー146を備えた現像装置では、画像濃
度が低くかつ、連続プリント後の濃度低下も大きく、特
に、放置混色が著しかった。
【0115】表2(b)は、スリーブ側攪拌スクリュー
147の螺旋状羽根部147Cの根元の厚さF2を変化
させた各種スリーブ側攪拌スクリュー147を試作し、
現像装置14内に装着して、トナーと現像剤とを攪拌混
合をしながら、連続多数枚プリントして、画像評価した
結果を示す。
【0116】実験に供したスリーブ側攪拌スクリュー1
47の諸元は、実施例1と同じである(p2=14m
m、D2=16mm、d2=6mm、f2=1mm、h2
5mm)。
【0117】根元の厚さF2が1mm〜14mmの範囲
内で14種の攪拌スクリュー147を作製した。したが
って、根元の厚さF2は、1f2〜14f2(=p2)の範
囲である。
【0118】なお、トナー補給側攪拌スクリュー146
として、F1=8.0mm、f1=1mm、(F1=8
1)、p1=14mm、を使用した。
【0119】評価結果は、1千枚プリント、1万枚プリ
ント、5万枚プリントの各プリント終了後のプリント画
像の反射濃度と放置混色とにより画像評価し、表2
(b)に示した。
【0120】プリント画像の反射濃度測定、放置混色測
定は、実施例1と同様である。
【0121】その結果、表2(b)に示すように、根元
の厚さF2が、1f2以上で、5f2以下の範囲内のスリ
ーブ側攪拌スクリュー147を備えた現像装置では、5
万枚プリント後の画像濃度の低下は少なく、特に、放置
混色は1mm2当たり100以下で安定している。これ
に対して、根元の厚さF2が、5f2超のスリーブ側攪拌
スクリュー147を備えた現像装置では、画像濃度が低
くかつ、連続プリント後の濃度低下も大きく、特に、放
置混色が著しかった。
【0122】(実施例3) 請求項3に対応
【0123】
【表3】
【0124】表3(a)は、トナー補給側攪拌スクリュ
ー146の螺旋状羽根部146Cの根元の厚さF1を変
化させた各種トナー補給側攪拌スクリュー146を試作
し、現像装置14内に装着して、トナー補給と現像剤攪
拌混合をしながら、連続多数枚プリントして、画像評価
した結果を示す。
【0125】実験に供したトナー補給側スクリュー14
6の諸元は実施例1と同じである(p1=14mm、D1
=16mm、d1=6mm、f1=1mm、h1=5m
m)。
【0126】根元の厚さF1が、0.4〜27mmの範
囲内で12種の攪拌スクリュー146を作製した。した
がって、(F1+f1)/2p1は、0.05〜1.0の
範囲内である。
【0127】なお、スリーブ側攪拌スクリュー147と
して、F2=1.8mm、f2=1mm、p2=14m
m、(F2+f2)/2p2=0.1を使用した。
【0128】評価結果は、1千枚プリント、1万枚プリ
ント、5万枚プリントの各プリント終了後のプリント画
像の反射濃度と放置混色とにより画像評価し、表3
(a)に示した。
【0129】プリント画像の反射濃度測定、放置混色測
定は、実施例1と同様である。
【0130】その結果、表3(a)に示すように、(F
1+f1)/2p1が、0.2超で、以下の範囲内のトナ
ー補給側攪拌スクリュー146を備えた現像装置では、
5万枚プリント後の画像濃度の低下は少なく、特に、放
置混色は1mm2当たり100以下で安定している。こ
れに対して、(F1+f1)/2p1が、0.2以下、及
び0.7超範囲内の攪拌スクリュー146を備えた現像
装置では、画像濃度が低くかつ、連続プリント後の濃度
低下も大きく、特に、放置混色が著しかった。
【0131】表3(b)は、スリーブ側攪拌スクリュー
147の螺旋状羽根部147Cの根元の厚さF2を変化
させた各種攪拌スクリュー147を試作し、現像装置1
4内に装着して、トナーと現像剤とを攪拌混合をしなが
ら、連続多数枚プリントして、画像評価した結果を示
す。
【0132】実験に供したスリーブ側攪拌スクリュー1
47の諸元は実施例1と同じである(p2=14mm、
2=16mm、d2=6mm、f2=1mm、h2=5m
m)。
【0133】根元の厚さF2が0.4mm〜27mmの
範囲内で12種の攪拌スクリュー147を作製した。し
たがって、(F2+f2)/2p2は、0.05〜1.0
の範囲内である。
【0134】なお、トナー補給側攪拌スクリュー146
として、F1=10.2mm、f1=1mm、p1=14
mm、(F1+f1)/2p1=0.4を使用した。
【0135】評価結果は、1千枚プリント、1万枚プリ
ント、5万枚プリントの各プリント終了後のプリント画
像の反射濃度と放置混色とにより画像評価し、表3
(b)に示した。
【0136】プリント画像の反射濃度測定、放置混色測
定は、実施例1と同様である。
【0137】その結果、表3(b)に示すように、(F
2+f2)/2p2が、0.07以上で、0.2以下の範
囲内のスリーブ側攪拌スクリュー147を備えた現像装
置では、5万枚プリント後の画像濃度の低下は少なく、
特に、放置混色は1mm2当たり100以下で安定して
いる。これに対して、(F2+f2)/2p2が、0.2
超で1.0以下、及び0.07未満の範囲内の攪拌スク
リュー147を備えた現像装置では、画像濃度が低くか
つ、連続プリント後の濃度低下も大きく、特に、放置混
色が著しかった。
【0138】(実施例4) 請求項4に対応
【0139】
【表4】
【0140】表4(a)は、トナー補給側攪拌スクリュ
ー146の螺旋状羽根部146Cの傾斜角度を変化させ
た各種攪拌スクリュー146を試作し、現像装置14内
に装着して、トナー補給と現像剤攪拌混合をしながら、
連続多数枚プリントして、画像評価した結果を示す。
【0141】実験に供したトナー補給側スクリュー14
6の諸元は実施例1と同じである(p1=14mm、D1
=16mm、d1=6mm、f1=1mm、h1=5m
m)。
【0142】傾斜角度θ1が10°〜100°の範囲内
で11種の攪拌スクリュー146を作製した。
【0143】なお、スリーブ側攪拌スクリュー147と
して、θ2=80°、p2=14mmを使用した。
【0144】評価結果は、1千枚プリント、1万枚プリ
ント、5万枚プリントの各プリント終了後のプリント画
像の反射濃度と放置混色とにより画像評価し、表4
(a)に示した。
【0145】プリント画像の反射濃度測定、放置混色測
定は、実施例1と同様である。
【0146】その結果、表4(a)に示すように、傾斜
角度θ1が、30°以上で75°以下の範囲内のトナー
補給側攪拌スクリュー146を備えた現像装置では、5
万枚プリント後の画像濃度の低下は少なく、特に、放置
混色は1mm2当たり100以下で安定している。これ
に対して、θ2が30°未満、及び75°超の範囲内の
攪拌スクリュー146を備えた現像装置では、画像濃度
が低くかつ、連続プリント後の濃度低下も大きく、特
に、放置混色が著しかった。
【0147】表4(b)は、スリーブ側攪拌スクリュー
147の螺旋状羽根部147Cの傾斜角度θ2を変化さ
せた各種攪拌スクリュー147を試作し、現像装置14
内に装着して、トナーと現像剤とを攪拌混合をしなが
ら、連続多数枚プリントして、画像評価した結果を示
す。
【0148】実験に供したスリーブ側攪拌スクリュー1
47の諸元は実施例1と同じである(p2=14mm、
2=16mm、d2=6mm、f2=1mm、h2=5m
m)。
【0149】傾斜角度θ2が、10°〜100°の範囲
内で11種のスリーブ側攪拌スクリュー147を作製し
た。
【0150】なお、トナー補給側攪拌スクリュー146
として、θ1=50°、p1=14mmを使用した。
【0151】評価結果は、1千枚プリント、1万枚プリ
ント、5万枚プリントの各プリント終了後のプリント画
像の反射濃度と放置混色とにより画像評価し、表4
(b)に示した。
【0152】プリント画像の反射濃度測定、放置混色測
定は、実施例1と同様である。
【0153】その結果、表4(b)に示すように、傾斜
角度θ2が75°以上で、90°以下の範囲内のスリー
ブ側攪拌スクリュー147を備えた現像装置では、5万
枚プリント後の画像濃度の低下は少なく、放置混色も1
00個/mm以下で安定している。これに対して、傾斜
角度θ2が、75°未満の範囲内の攪拌スクリュー14
7を備えた現像装置では、画像濃度が低くかつ、連続プ
リント後の濃度低下も大きく、特に、傾斜角度θ2が少
なくなるほど放置混色が著しかった。
【0154】
【発明の効果】本発明の現像装置及び現像方法は、トナ
ー補給側攪拌スクリューとスリーブ側攪拌スクリューと
を改善することにより、現像装置を小型化し、かつ、現
像装置に補給された補給トナーの攪拌性を向上し、ラン
ニングによる現像不足やトナー飛散を解消することがで
き、画像濃度を一定化して安定し、放置混色を低減した
調和のとれた鮮明なカラー画像が得られた。
【0155】また、本発明の画像形成装置は、連続多数
枚プリントしても、トナー帯電量が低下することはな
く、画像濃度が低下することもないから高画質の画像が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置を搭載した画像形成装置の一
例であるカラープリンタの断面構成図。
【図2】現像装置の断面図。
【図3】現像装置の平面断面図。
【図4】トナー補給側攪拌スクリューの正面図及びA−
A断面図。
【図5】スリーブ側攪拌スクリューの正面図及びA−A
断面図。
【図6】本発明の現像装置を搭載したカラープリンタの
他の実施の形態を示す断面構成図。
【図7】本発明の現像装置を搭載したカラープリンタの
更に他の実施の形態を示す断面構成図。
【図8】本発明の現像装置を搭載したカラープリンタの
更に他の実施の形態を示す断面構成図。
【符号の説明】
10 像担持体(ベルト感光体、感光体ドラム) 14,14a,14b,14c 現像装置 14Y,14M,14C,14K 現像器 140 現像器ハウジング(ハウジング) 140a 仕切り壁 140b 第1の攪拌室 140c 第2の攪拌室 140f トナー補給口部 141(Y,M,C,K) 現像剤担持体(現像スリー
ブ) 142 磁界発生手段(マグネットロール) 143 現像剤層厚規制部材(層厚規制部材) 144 現像剤搬送部材(パドルホイール) 146 トナー補給側攪拌スクリュー(攪拌スクリュ
ー) 146A,146B,147A,147B 回転軸部 146C,147C 螺旋状羽根部 147 現像剤担持体側攪拌スクリュー(スリーブ側攪
拌スクリュー、攪拌スクリュー) F1,F2 根元の厚さ f1,f2 先端部の厚さ p1,p2 攪拌スクリューのピッチ θ1,θ2 傾斜角度

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像装置内の現像剤を像担持体の現像領
    域に搬送する現像剤担持体と、トナー補給装置から補給
    されたトナーと現像装置内の現像剤とを攪拌搬送するト
    ナー補給側攪拌スクリューと、現像装置内の現像剤を攪
    拌搬送する現像剤担持体側攪拌スクリューとを備えた現
    像装置において、前記トナー補給側攪拌スクリューの螺
    旋状羽根部の根元の厚さ(F1)とピッチ(p1)が、
    0.4≦(F1/p1)≦1であり、前記現像剤担持体側
    攪拌スクリューの螺旋状羽根部の根元の厚さ(F2)と
    ピッチ(p2)が、0.1≦(F2/p2)<0.4であ
    ることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像装置内の現像剤を像担持体の現像領
    域に搬送する現像剤担持体と、トナー補給装置から補給
    されたトナーと現像装置内の現像剤とを攪拌搬送するト
    ナー補給側攪拌スクリューと、現像装置内の現像剤を攪
    拌搬送する現像剤担持体側攪拌スクリューとを備えた現
    像装置において、前記トナー補給側攪拌スクリューの螺
    旋状羽根部の根元の厚さ(F1)と、該攪拌スクリュー
    の螺旋状羽根部の先端部厚さ(f1)と、該攪拌スクリ
    ューのピッチ(p1)が、5f1≦F1≦p1であり、前記
    現像剤担持体側攪拌スクリューの螺旋状羽根部の根元の
    厚さ(F2)と、該攪拌スクリューの螺旋状羽根部の先
    端部厚さ(f2)とが、f2≦F2<5f2であることを特
    徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 現像装置内の現像剤を像担持体の現像領
    域に搬送する現像剤担持体と、トナー補給装置から補給
    されたトナーと現像装置内の現像剤とを攪拌搬送するト
    ナー補給側攪拌スクリューと、現像装置内の現像剤を攪
    拌搬送する現像剤担持体側攪拌スクリューとを備えた現
    像装置において、前記トナー補給側攪拌スクリューの螺
    旋状羽根部の根元の厚さ(F1)と、該攪拌スクリュー
    の螺旋状羽根部の先端部厚さ(f1)と、該攪拌スクリ
    ューのピッチ(p1)を、0.2<((F1+f1)/2
    1)≦0.7とし、前記現像剤担持体側攪拌スクリュ
    ーの螺旋状羽根部の根元の厚さ(F2)と該攪拌スクリ
    ューの螺旋状羽根部の先端部厚さ(f2)と該攪拌スク
    リューのピッチ(p2)を、0.07≦((F2+f2
    /2p2)≦0.2とすることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 現像装置内の現像剤を像担持体の現像領
    域に搬送する現像剤担持体と、トナー補給装置から補給
    されたトナーと現像装置内の現像剤とを攪拌搬送するト
    ナー補給側攪拌スクリューと、現像装置内の現像剤を攪
    拌搬送する現像剤担持体側攪拌スクリューとを備えた現
    像装置において、前記トナー補給側攪拌スクリューは、
    回転軸と該回転軸上に設けた螺旋状羽根部とから成り、
    該羽根部の斜面が軸方向となす傾斜角度(θ1)が30
    °〜75°であり、前記現像剤担持体側攪拌スクリュー
    は、回転軸と該回転軸上に設けた螺旋状羽根部とから成
    り、該羽根部の斜面が軸方向となす傾斜角度(θ2)が
    75°〜90°であることを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤が磁性キャリア粒子とトナー
    粒子とから成る二成分現像剤であることを特徴とする請
    求項1〜4の何れか1項に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 トナー補給装置から補給されたトナーと
    現像装置内の現像剤とを攪拌、搬送して現像剤担持体に
    供給する現像方法において、前記請求項1〜4の何れか
    1項に記載の条件を満たす螺旋状羽根部を有するトナー
    補給側攪拌スクリュー及び現像剤担持体側攪拌スクリュ
    ーにより、現像剤を攪拌、搬送して前記現像剤担持体に
    供給することを特徴とする現像方法。
  7. 【請求項7】 直流成分に交流成分を重畳させるバイア
    ス電界を現像剤担持体に印加し、前記現像剤担持体上の
    二成分現像剤のトナーを像担持体上の静電潜像上へ飛翔
    させ、該静電潜像を顕像化する非接触現像方式の画像形
    成装置において、前記請求項1〜4の何れか1項に記載
    の条件を満たす螺旋状羽根部を有するトナー補給側攪拌
    スクリュー及び現像剤担持体側攪拌スクリューにより、
    現像剤を攪拌、搬送して前記現像剤担持体に供給するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像担持体上に形成された均一帯電面から
    光ビームにより電荷が除去された潜像部分にトナーを付
    着させる反転現像方式の画像形成装置において、前記請
    求項1〜4の何れか1項に記載の条件を満たす螺旋状羽
    根部を有するトナー補給側攪拌スクリュー及び現像剤担
    持体側攪拌スクリューにより、現像剤を攪拌、搬送して
    現像剤担持体に供給することを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 異なる色の現像剤をそれぞれ収容した複
    数の現像装置により、像担持体上に複数色のトナー像を
    重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置におい
    て、前記請求項1〜4の何れか1項に記載の条件を満た
    す螺旋状羽根部を有するトナー補給側攪拌スクリュー及
    び現像剤担持体側攪拌スクリューにより、現像剤を攪
    拌、搬送して現像剤担持体に供給することを特徴とする
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】 異なる色の現像剤をそれぞれ収容した
    複数の現像装置により、像担持体上に複数色のトナー像
    を重ね合わせて形成し、該重ね合わせトナー像を転写手
    段により転写材に一括転写してカラー画像を形成するす
    る画像形成装置において、前記請求項1〜4の何れか1
    項に記載の条件を満たす螺旋状羽根部を有するトナー補
    給側攪拌スクリュー及び現像剤担持体側攪拌スクリュー
    により、現像剤を攪拌、搬送して現像剤担持体に供給す
    ることを特徴とする画像形成装置。
JP10141072A 1998-05-22 1998-05-22 現像装置、現像方法及び画像形成装置 Pending JPH11338233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10141072A JPH11338233A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 現像装置、現像方法及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10141072A JPH11338233A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 現像装置、現像方法及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11338233A true JPH11338233A (ja) 1999-12-10

Family

ID=15283589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10141072A Pending JPH11338233A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 現像装置、現像方法及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11338233A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251440A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2011081254A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Sharp Corp 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251440A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2011081254A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Sharp Corp 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6324370B1 (en) Electrophotographic image forming apparatus detachably mounting a developer replenishing container or in which a plurality of cartridges and developer replenishing containers are attachably and detachably positioned
JP4932339B2 (ja) 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
US6970666B2 (en) Image forming apparatus
US6823163B2 (en) Image forming apparatus including an electric field having an oscillation component between an image carrier and a developer carrier
JPH10221936A (ja) 現像方法、現像装置及び画像形成装置
JPH10221937A (ja) 現像方法、現像装置及び画像形成装置
JPH11338233A (ja) 現像装置、現像方法及び画像形成装置
US5915151A (en) Rotary-type developing unit
JP2000227708A (ja) 画像形成装置の現像剤濃度制御方法及び画像形成装置
JP2000019822A (ja) 現像装置、現像方法及び画像形成装置
JP2007323025A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2000019821A (ja) 現像装置、現像方法及び画像形成装置
JP2000019823A (ja) 現像装置、現像方法及び画像形成装置
JP3610547B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JPH04343376A (ja) 現像装置
JP3598448B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2733370B2 (ja) 電子写真装置
JP2000029288A (ja) 現像装置、現像方法及び画像形成装置
JPH10171327A (ja) カラー画像形成装置
JP2002229297A (ja) トナー補給装置
JPH11219031A (ja) 現像装置、現像方法及び画像形成装置
JP2000019845A (ja) 現像装置、現像方法及び画像形成装置
JP3141161B2 (ja) 画像形成装置のプロセスカートリッジ
JP2815029B2 (ja) 多色静電記録装置およびそこに用いる静電潜像記録装置
JPH11184225A (ja) 現像装置