JP3141161B2 - 画像形成装置のプロセスカートリッジ - Google Patents

画像形成装置のプロセスカートリッジ

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JP3141161B2 JP03123788A JP12378891A JP3141161B2 JP 3141161 B2 JP3141161 B2 JP 3141161B2 JP 03123788 A JP03123788 A JP 03123788A JP 12378891 A JP12378891 A JP 12378891A JP 3141161 B2 JP3141161 B2 JP 3141161B2
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久夫 佐藤
哲 羽根田
忠義 池田
静雄 森田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電記録方式の電子
写真複写機やプリンター等の画像形成装置に関するもの
で、特に、静電潜像が形成される像担持体と現像器とを
ユニット化して交換可能にしたプロセスカートリッジを
装脱し得る画像形成装置のプロセスカートリッジに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタや複写機などの画像形成装置の
カラー画像化、小型化、軽量化或は高機能化などにとも
ない、画像形成装置の高密度化、複雑化が進んでいる。
【0003】一方、一般ユーザーであるオペレータでも
簡単に保守・管理が行えるように、像担持体と、現像手
段やクリーニング手段等の画像形成手段の少なくとも一
手段とをユニット化したプロセスカートリッジを有する
画像形成装置が開発された。このプロセスカートリッジ
を有するプリンタや複写機などの画像形成装置は、プロ
セスカートリッジ内の像担持体などが消耗、劣化した場
合、そのプロセスカートリッジ自体を交換することによ
り、専門知識を有しないオペレータ自身が画像形成装置
の保守・管理を容易に行うことができるというものであ
る。そのために、装置本体にプロセスカートリッジの案
内部材が設けており、プロセスカートリッジをこの案内
部材に沿って挿入するだけで最適な画像が得られるよう
に装填できる。
【0004】上記プロセスカートリッジ内に装備させる
現像器は、複数の磁極を有し固定配置された磁石体(マ
グネットローラ)と、内部に該磁石体を有し表面上に現
像剤を担持し駆動回転する現像剤担持体(現像スリー
ブ)と、該現像剤担持体に担持されて現像剤の量を規制
する現像剤量規制部材(穂立規制部材)と、前記現像剤
担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材(現像剤供給
スクリュー)と、該供給部材に現像剤を補給・撹拌する
現像剤撹拌部材(トナー搬送スクリュー)とから構成さ
れている。
【0005】前記プロセスカートリッジ内に装備され、
静電潜像を担持するベルト状像担持体(感光体ベルト)
は、駆動ローラと従動ローラ間に張架され、かつベルト
テンションプレート(間隔保持部材)によって緊張支持
されて回動可能になっている。
【0006】該間隔保持部材は、前記感光体ベルトを介
して前記現像スリーブと対向した位置に設置され、感光
体ベルト面と現像スリーブとを所定の微小間隙に位置決
め支持している。
【0007】また、カラー画像形成装置に使用されるプ
ロセスカートリッジは、複数の現像器を備え、各現像器
内に収容されている異なる色のカラー現像剤、例えばイ
エロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色トナー
によりカラー画像が形成されている。
【0008】上記プロセスカートリッジの各現像器内に
は複数の現像スリーブ、マグネットロール、トナー搬送
スクリュー、現像剤供給スクリュー等の各部材がそれぞ
れ位置決め配置され、装置本体の駆動源から伝達手段を
経て駆動回転される。そして、回動可能な前記感光体ベ
ルトと複数の現像器との間隔は所定の微小間隙に位置決
め固定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記感光体ベルトと各
現像器とが対向配置する現像領域の間隙寸法は、厳しい
必要精度が要求される。このため感光体ベルトをバック
アップする前記間隔保持部材と現像スリーブの保持構造
は、複雑となり、組立・調整の困難性や製造コスト高、
長期的精度安定性等に問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる問題
点を有する画像形成装置のプロセスカートリッジを改良
することを目的とするものであり、感光体ベルトを現像
スリーブの保持と位置決めを簡単な構造で組み立てを正
確かつ容易・迅速にして、かつ長期間にわたって現像領
域における間隙精度を安定化することのできる構成を提
供し、もって上述の問題を解消することを目的とするも
のである。
【0011】上記目的を達成するこの発明の画像形成装
置のプロセスカートリッジは、回動可能に保持され静電
潜像が形成されるベルト状像担持体と、該ベルト状像担
持体上の静電潜像を現像してトナー像を形成する複数の
現像器とをユニット化したプロセスカートリッジの筐体
を樹脂成形一体化構造になし、装置本体内に挿脱可能に
した画像形成装置のプロセスカートリッジにおいて、前
記複数の各現像器内で、内部に磁石体を有し表面上に現
像剤を担持し回転可能な現像剤担持体の両軸端が、前記
プロセスカートリッジの筐体の両側壁に設けた各軸受部
材の内径部に嵌装されて回転可能に支持され、記ベル
ト状像担持体の内側に圧接し、かつ前記現像剤担持体と
対向する位置に配設された間隔保持部材の両端部に設置
した両端部材を、前記軸受部材に向けて延設し、前記両
端部材を前記各軸受部材の外径部に当接させることによ
り、前記ベルト状像担持体表面と現像剤担持体表面との
間隔を一定に保持するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0012】また、前記間隔保持部材は、少なくとも前
記軸受部材に当接する部分が絶縁性部材で形成されたこ
とを特徴とする。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0014】図1は、本発明を適用したカラープリンタ
の主要断面図を左側面から示したものである。装置本体
10は、その前面に操作パネル11と開閉自在の上部カバー
12、トナー供給カバー13、前面カバー14等によって包囲
され、装置本体10の開口部の内部には、着脱自在のプロ
セスカートリッジ20と給紙カセット30が設けられてい
る。
【0015】プロセスカートリッジ20は、像担持体、現
像手段、帯電手段、クリーニング装置等から成る。
【0016】像担持体である感光体ベルト21は、可撓性
のベルト表面に有機光導電層(OPC)等の感光層を塗
設したもので、駆動ローラ22Aと従動ローラ22Bの間に
張設され、時計廻り方向に回動される。
【0017】感光体ベルト21の周囲には、帯電手段、露
光手段、現像手段、転写手段及びクリーニング装置が配
設されている。
【0018】帯電手段は、コロナ帯電器またはスコロト
ロン帯電器などの既存の帯電器24である。
【0019】現像手段は、異なる色の現像剤、例えばイ
エロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色トナー
(現像剤)をそれぞれ収容した複数個の現像器23a,23
b,23c,23dである。これら各現像器23a〜23dは、感
光体ベルト21上の静電潜像をトナー像に非接触現像法に
より顕像化する機能を有している。
【0020】クリーニング装置25のクリーニングブレー
ド251は画像形成プロセス中は感光体ベルト21の表面よ
り離間した位置に保たれ、転写材Pにトナー像を転写後
のクリーニング時にのみ感光体ベルト21表面に圧接して
感光体ベルト21をクリーニングする。
【0021】トナー回収ボックス26は、クリーニング装
置25により除去された感光体ベルト21上の残留トナーを
回収し、収容する。
【0022】本実施例においては、上述したプリンタの
画像形成部を構成する感光体ベルト21、帯電器24、各色
トナーを収容した現像器23a〜23d、クリーニング装置
25及びトナー回収ボックス26の各プロセス部が一体の
プロセスカートリッジ20内に収められてユニット化さ
れ、装置本体10に対して一括して着脱することができ
る。
【0023】一方、画像形成装置本体側で、前記プロセ
スカートリッジ20を装着して画像形成可能状態位置で
は、前記感光体ベルト21の周囲に、露光手段、転写手段
等が配設されている。
【0024】露光手段は、半導体レーザ書き込み光学系
ユニット(以下光学系ユニットと称す)40であり、帯電
器24により帯電した感光体ベルト21の表面を露光して帯
電潜像を形成する。
【0025】転写手段50は、転写ドラムや転写器に
り、感光体ベルト21上に形成されたトナー像を転写材P
上に転写する。
【0026】上述の構成を有するカラー画像形成装置に
よるカラー画像形成のプロセスは次のようにして行われ
ます。
【0027】まず、プロセスカートリッジ20は画像形成
装置本体10内の所定の位置に装填されており、画像形成
が可能な状態である。そして、装置本体10とは別体の画
像読み取り装置から出力される第1の色の画像信号が前
記光学系ユニット40に入力されると、光学系ユニット40
における半導体レーザーでレーザービームが発生され
る。そのレーザービームが駆動モータ41により回転され
るポリゴンミラー42により回転走査され、シリンドリカ
ルレンズ43、fθレンズ44及びミラー45,46を経て、予
め帯電器24によって所定の電荷に一様帯電させられた感
光体ベルト21の周面上に投射され輝線を形成する。
【0028】一方、副走査方向に関しては、感光体ベル
ト21の特定位置に対応したベルトインデックス(図示せ
ず)を検出して、或は、プリント指令信号を受け、この
検出或は指令信号を基準にして、画像信号による半導体
レーザーの変調が開始される主走査線が決定される。走
査が開始されると主走査方向に関しては、レーザービー
ムがインデックスセンサ(図示せず)によって検知され
この検知された信号を基準にして、第1の色の画像信号
による半導体レーザービームが感光体ベルト21の表面上
を走査する。
【0029】従って、レーザービームによる主走査と感
光体ベルト21の搬送による副走査により一様帯電された
感光体ベルト21の表面上に第1の色に対応する潜像が形
成される。この潜像は、現像手段のうち第1の色に対応
するイエロートナーを収容した現像器23aにより現像さ
れた、感光体ベルト21の表面上にイエロートナー像が形
成される。
【0030】その後、感光体ベルト21は、その表面上に
イエロートナー像を保持したまま、感光体ベルト21の表
面より離間しているクリーニングブレード251の下を通
過した後、第2の色の画像形成に入る。
【0031】すなわち、イエロートナー像が形成された
感光体ベルト21は、帯電器24により再び一様帯電され、
ついで第2の色の画像信号が前記光学系ユニット40に入
力され、前述した第1の色の画像信号の場合と同様に、
感光体ベルト21の表面上への書き込みが行われ潜像が形
成される。潜像は第2の色としてマゼンタトナーを収容
した現像器23bによって現像される。マゼンタトナー像
は、すでに形成されているイエロートナー像の存在下に
形成される。
【0032】同様にして、第3の色の画像信号による潜
像形成後シアントナーを収容する現像器23cでシアント
ナー像が形成され、更に、第4の色の画像信号による潜
像形成後ブラックトナーを収容する現像器23dで感光体
ベルト21の表面上にブラックトナー像を重ね合わせて、
カラートナー像が感光体ベルト21の表面上に形成され
る。
【0033】これら各現像器23a〜23dの現像スリーブ
231a〜231d(図2参照)には直流或は更に交流のバイ
アスが印加され、基体が接地された感光体ベルト21には
非接触で反転現像が行われるようになっている。尚、こ
の非接触現像には、二成分現像剤或は一成分現像剤いず
れの現像剤でも用いることができる。一成分現像剤を用
いる場合には、現像部と別体にトナーホッパーを設ける
必要がなく小型化が図れるが、現像の安定性の点で二成
分現像剤を用いる現像法の方が優れているので色再現上
好ましい。
【0034】上述の如く感光体ベルト21の表面上に形成
されたカラートナー画像は、給紙カセット30から給紙ロ
ーラ31により供給されタイミングローラ32により前記カ
ラートナー画像とタイミングを合わせて供給された転写
材Pに転写される。転写器50は、トナーと逆極性の高圧
電源出力を印加して転写を行う。
【0035】かくしてカラートナー画像を転写された転
写材Pは、駆動ローラ22Aに沿って急激(小径曲率)に
方向変換をする感光体ベルト21により確実に分離され
て、吸引手段61を内蔵した搬送ベルト60により上方に搬
送される。
【0036】そして、転写材Pは定着装置70の定着ロー
ラ71と加圧ローラ72の加熱圧接によってトナーを溶融固
着された後、排紙ローラ73により排紙皿を兼用した上部
カバー12の上面に排出される。
【0037】図2は該プロセスカートリッジ20の側断面
図、図3は該プロセスカートリッジ内の複数の現像器を
代表する一現像器の要部拡大断面図である。
【0038】プロセスカートリッジ20は、現像器23a,2
3b,23c,23d、帯電器24、クリーニング装置25等から
成る下部ユニットと、その上方の感光体ベルト(ベルト
像担持体)21を回動させる駆動ローラ22Aおよび従動
ローラ22B、および間隔保持部材28a,28b,28c,28
d、バックプレート28e等から成る上部ユニットとから
構成され、分離・結合可能な構造になっている。
【0039】下部ユニットの筐体(ハウジング)27底部
付近は、複数個の現像器23a,23b,23c,23dのケーシ
ングが凹状に成形された現像槽である。これら各現像槽
内には、現像スリーブ(現像剤担持体)23la,23lb,23l
c,23ldと、トナー搬送スクリュー(現像剤撹拌部材)23
2a,232b,232c,232dと、現像剤供給スクリュー(現像剤
供給部材)233a,233b,233c,233dが筐体27の両側面部に
駆動回転可能に軸架されている。
【0040】前記現像器23a,23b,23c,23dは、何れ
も同様の構造を有し、これらを代表する一現像器(23)を
図3を用いて説明する。
【0041】駆動回転可能な前記現像剤スリーブ23lの
同心内部には、複数の磁極を有する磁石体(マグネット
ローラ)236が前記筐体27の両側面部に固定配置されて
いる。該磁石体236は、前記感光体ベルト21に対向する
主磁極N0と、複数(例えば図示の6個)の副磁極N,S
とから成る。
【0042】現像器23内のトナー搬送スクリュー232と
現像剤供給スクリュー233との間には、非磁性の仕切り
板234が固定されている。該仕切り板234には、剥離部材
(スクレーパ)235が貼着されていて、その先端部は前
記現像スリーブ231の円筒面に軽圧接している。なお、2
37は、トナー飛散防止用の遮閉板である。
【0043】前記現像スリーブ231の近傍には、磁性を
有する剛性の薄層形成棒29が、ホルダー291に支持され
て弾性部材292により押圧され、前記現像スリーブ231に
圧接し、現像剤層規制手段を構成している。
【0044】前記現像スリーブ231と感光体ベルト21と
の間隙δは、現像スリーブ231の軸端部に同軸に設けら
れた軸受部材(後述)274が、感光体ベルト21に摺接す
る間隔保持部材28に当接することによって、常に0.5mm
前後の一定間隙に保持されている。
【0045】ここで、Eは前記感光体ベルト21を現像ス
リーブ231との間隔部に形成される現像領域、238は直流
電圧と交流電圧とを重置した交流バイアス電源である。
【0046】トナー収納装置(トナーホッパー)より補
給されるトナーは、トナー搬送スクリュー232に送り込
まれ、更に、互いに反対方向に回転される現像剤撹拌ス
クリュー233によって、予め現像槽内に収容されている
磁性キャリアとトナーとから成る二成分現像剤Dと充分
撹拌混合されたうえ、現像スリーブ231に送られる。駆
動回転される現像スリーブ231の内部には、固定した磁
極を有するマグネットローラ236が配設されていて、こ
の回転する現像スリーブ231とマグネットローラ236とか
ら成る現像ローラ230によって、現像剤Dが現像スリー
ブ231上に層状に付着して、矢印方向に搬送され、前記
薄層形成棒29の押圧位置を通過して所定の薄層が形成さ
れる。
【0047】その後、現像領域E上において静電潜像に
対する現像が終わって現像スリーブ231上の残余の現像
剤Dは、現像器23のハウジング27内に戻されて、無磁界
部分、すなわち、磁束密度がほぼ零で、かつ現像剤Dの
自重落下可能な位置に到達すると、現像剤Dはスクレー
パ235で現像スリーブ231の周面から掻き落とされたの
ち、再びスクリュー232,233によって均一撹拌がなさ
れ、現像スリーブ231上に散布され、連続的に現像が行
われる。
【0048】図4はプロセスカートリッジ20の縦断面図
を示す。
【0049】前記プロセスカートリッジ20の側面には、
感光体ベルト21を回動させるため駆動ローラ22Aに接続
する駆動ギヤG14が設けられている。該駆動ギヤG14は
接離可能な歯車列を介して装置本体10内の図示しない駆
動用モータに接続している。また、前記装置本体10内の
他の駆動用モータは、図示しない歯車列を介して現像器
23のトナー搬送スクリュー232駆動ギヤおよび前記現像
剤供給スクリュー233の軸端に固定された駆動ギヤG28
に動力伝達する。また、同時に現像スリーブ231駆動ギ
ヤG29および廃トナースクリュー駆動ギヤ等を駆動回転
させる。
【0050】プロセスカートリッジ20の筐体27の右側面
には、前記複数の現像器23a〜23dの各駆動軸の軸端が
各軸受より外側に突出していて、前記駆動ギヤ群が嵌装
されている。
【0051】該駆動軸の最先端部は、各現像器共通の支
持板26Bに設けた軸受に嵌入され支持されている。該駆
動支持板26Bは筐体27の側壁に固定される。
【0052】すなわち、ギヤG28を有する現像剤供給部
材スクリュー233(a〜d)の一方の軸端(図示右
側)は、何れも筐体27に設けた各軸受271および支持板2
6Bに設けた各軸受272に嵌入され、回転自在に支持され
ている。また、該現像剤供給スクリュー233(a〜d)
の他方の軸端(図示左側)は何れも筐体27に設けた各軸
受273に嵌入され、回転自在に支持されている。
【0053】トナー搬送スクリュー232の両軸端も、上
記と同様に軸受により両端支持されて回転自在になって
いる。
【0054】図5は現像ローラ230(a〜d)周辺の拡
大断面図、図6はその斜視図である。
【0055】現像スリーブ231の左右両軸端部(フラン
ジ部)231A,231Bは突起した中空パイプ状をなし、その
外径部は、現像器筐体27の両側壁の貫通穴に固設された
軸受部材274A,274B(例えばボールベアリング等のころ
がり軸受)の内径部に嵌装され回転可能に水平支持され
ている。なお、上記右側軸端部231Bの最右端付近の外径
部には、前記ギヤG29が固定され駆動力が伝達される。
【0056】前記現像スリーブ231に内包されるマグネ
ットローラ236の両軸端部236A,236Bは、前記現像スリー
ブ231の両軸端部231A,231Bの中空部を貫通し、さらに現
像器筐体27の両側壁にそれぞれ固定された左右の支持板
26A,26Bに穿設された穴部に嵌入して支持され、該マ
グネットローラ236円筒部は、現像スリーブ231の円筒
部と同芯に位置決め固定される。
【0057】また、前記マグネットローラ236の一方の
軸端部236Aの先端部は、円周方向にの回転を係止するた
めの形状、例えば軸円筒面の二面カット(小判形状)
や、角柱形状や、キー溝形状等の加工が施されている。
そしてこの係止形状は、該マグネットローラ236の主磁
極N0の円周方向の位置と合致するように形成する(図
3参照)。
【0058】前記軸端部236Aを貫装する前記支持板26A
の穴部分は、前記軸端部236Aの係止形状と同形状をなし
て密接に嵌合し、マグネットローラ236の中心位置およ
び円周方向を決めている。
【0059】前記軸受部材274A,274Bの外径部円周面の
一端には、前記間隔保持部材28の両端部材281A,281Bが
図示しないばねにより圧接している。
【0060】前記間隔保持部材28の両端部材281A,281B
の下端面は凹状円筒面形状をなし、前記軸受部材274A,2
74Bの外径部(直径D1)と同一の曲率に形成され、該
外径部に跨乗する状態にばね付勢されて支持されてい
る。また、間隔保持部材28の中央部材282の下端面は凸
状曲面をなし、回転可能な現像スリーブ231の外周面
(直径D2)と所定の微小間隙(δ+t)に正確設定さ
れ、現像領域Eを形成する。ここでtは感光体ベルト21
の厚さ、δは該感光体ベルト21の静電潜像担持面と現像
スリーブ231の周面との現像領域Eの間隔をそれぞれ示
す。
【0061】すなわち、 D1−D2=2(δ+t) になるように、所定の現像スリーブ231の外径、現像領
域間隔δに対して、軸受部材274A,274B、現像スリーブ2
31の軸端部231A,231Bの各寸法が定められる。
【0062】また、前記間隔保持部材28を構成する両端
部材281A,281Bの曲率半径と、中央部材282の曲率半径と
は、同一寸法でなくても、上記の式を満足するように現
像領域間隔δが設定されるならば、前記曲率半径を変え
て両曲面に段差を設けてもよい。
【0063】前記間隔保持部材28の両端部材281A,281B
は樹脂等の絶縁材料で形成されている。前記現像スリー
ブ231およびその軸端部231A,231Bは何れも導電性であ
り、前記交流バイアス電源238に導通し、さらにボール
ベアリング等から成る金属性の軸受部材274A,274Bに導
通している。一方、感光体ベルト21の表面の導電層は図
示しない導電部材を介して電気的に接地されている。従
って、上記感光体ベルト21と、現像スリーブ231に導通
する軸受部材274A,274Bとは前記両端部材231A,281Bによ
り絶縁状態に保持されている。なお、中央部材282は樹
脂等の絶縁性材料で一体または別体に形成されてもよい
が、細長い部材で強度を得るためと、現像領域間隔δを
精度よく均一に確保するため、補強リブを有する形状の
アルミニウム合金等の金属材料を用いてもよい。
【0064】なお、本実施例では、画像形成プロセスと
して、ベルト状像担持体(感光体ベルト)上にカラート
ナー像を形成したのち、1回で転写材に転写する作像法
について述べたが、転写ドラム上の転写材上に重ねてト
ナー像を転写するカラー作像法であってもよい。また、
モノクロプロセスを利用した通常のモノクロプリンタに
も適用可能である。また、現像方法として非接触現像法
の場合について述べたが、本発明はこの非接触現像に限
られるものではなく、接触現像にも適用できる。さらに
また、二成分現像剤のほか一成分現像剤を使用する現像
装置にも本発明は適用可能である。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の画像形成
装置のプロセスカートリッジによって、現像剤担持体と
ベルト状像担持体間の現像領域間隔が間隔保持部材と軸
受部材を介して精度よく確保され、画像形成が安定化す
る。
【0066】また、構造が簡単で位置決め精度が向上
し、かつ上記各部材の組立は面倒な調整を要せず、容易
・正確・迅速に作業することができるから、製造コスト
の低減に極めて有効である。さらに上記現像領域間隔は
長期的精度安定にも優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る現像装置を備えた多色画像
形成装置の構成図。
【図2】図2は上記多色画像形成装置のプロセスカート
リッジの側断面図。
【図3】図3は本発明に係る現像装置の要部拡大断面
図。
【図4】図4は前記プロセスカートリッジの縦断面図。
【図5】図5は現像剤担持体と間隔保持部材の断面図。
【図6】図6は該現像剤担持体と間隔保持部材の斜視
図。
【符号の説明】
10…装置本体 20…プロセスカ
ートリッジ 21…感光体ベルト(ベルト状像担持体) 23a,23b,23c,23d…現像器(現像装置) 230(230a,230b,230c,230d)…現像ローラ 231(231a,231b,231c,231d)…現像剤担持体(現像スリー
ブ) 231A,231B…軸端部 232(232a,232b,232c,232d)…現像剤撹拌部材(トナー搬
送スクリュー) 233(233a,233b,233c,233d)…現像剤供給部材(現像剤供
給スクリュー) 236(236a,236b,236c,236d)…磁石体(マグネットロー
ラ) 236A,236B…軸端部 238…交流バイ
アス電源 26A(a〜d),26B(a〜d)…支持板 27…現像器筐体(ハウジング) 274A,274B…
軸受部材 28(28a,28b,28c,28d)…間隔保持部材 281A,281B…両端部材 282…中央部材 D1…軸受部材の外径 D2…現像剤担
持体の外径 t…像担持体の厚さ δ…現像領域間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福地 真和 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株 式会社内 審査官 國田 正久 (56)参考文献 特開 平3−94281(JP,A) 特開 平3−98067(JP,A) 特開 昭59−210452(JP,A) 特開 平1−281465(JP,A) 実開 昭62−109164(JP,U) 実開 昭61−176561(JP,U) 実開 昭62−123651(JP,U) 実開 昭63−187152(JP,U) 実開 平4−20061(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18 G03G 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動可能に保持され静電潜像が形成され
    るベルト状像担持体と、該ベルト状像担持体上の静電潜
    像を現像してトナー像を形成する複数の現像器とをユニ
    ット化したプロセスカートリッジの筐体を樹脂成形一体
    化構造になし、装置本体内に挿脱可能にした画像形成装
    置のプロセスカートリッジにおいて、前記複数の各現像
    器内で、内部に磁石体を有し表面上に現像剤を担持し回
    転可能な現像剤担持体の両軸端が、前記プロセスカート
    リッジの筐体の両側壁に設けた各軸受部材の内径部に嵌
    装されて回転可能に支持され 記ベルト状像担持体の内側に圧接し、かつ前記現像剤
    担持体と対向する位置に配設された間隔保持部材の両端
    に設置した両端部材を、前記軸受部材に向けて延設
    し、前記両端部材を前記各軸受部材の外径部に当接させ
    ることにより、前記ベルト状像担持体表面と現像剤担持
    体表面との間隔を一定に保持するようにしたことを特徴
    とする画像形成装置のプロセスカートリッジ。
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