JPH11338025A - カメラの加熱保温装置 - Google Patents

カメラの加熱保温装置

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JPH11338025A
JPH11338025A JP14092098A JP14092098A JPH11338025A JP H11338025 A JPH11338025 A JP H11338025A JP 14092098 A JP14092098 A JP 14092098A JP 14092098 A JP14092098 A JP 14092098A JP H11338025 A JPH11338025 A JP H11338025A
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temperature
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power supply
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Riichi Atsuta
利一 熱田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】気温による撮影環境が低温下はいうにおよばず
厳寒下においても、防寒具をつけた手にカメラを持って
の撮影が容易に出来る、カメラの加熱保温装置を提供す
る。 【解決手段】電源近傍と共に、低温時に機能を発揮でき
なくなる機構等の各部の近傍に温度センサーとヒーター
を配置した構成とし、設定温度より各部の温度が低いと
きには、ヒーターで加熱して少なくとも作動維持範囲に
前記各部の温度を維持するように加熱保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】内蔵した電池によって機構あ
るいは装置を作動させるときに、低温時には前記機構あ
るいは装置の作動が緩慢になったり、作動しなくなって
本来の機能を失い、低温時に使えなくなることを防止す
るための加熱装置に関し、さらに詳しくはカメラ全体に
対して、部分的に前記機構あるいは前記装置を加熱して
少なくともカメラとしての作動維持範囲に保持するカメ
ラの加熱保温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】旧来の機械式カメラと違って現在のカメ
ラは、モーター駆動としているために電池を内蔵させ、
かつ撮影モードや警告表示などを液晶表示装置を採用し
ているので、撮影時に低温だと電池電圧の低下により、
カメラが撮影不能をきたしてしまう。また、液晶表示が
見えなくなったり、カメラ内部のメカ機構もその機能を
充分に発揮できなくなってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】更に詳しくいえば、カ
メラを操作するときの環境温度範囲はカメラ機能を仕様
書通り充分に発揮できる性能維持範囲と仕様書通りの性
能は出せないが、カメラとしての基本動作に支障を来さ
ないで撮影できる作動維持範囲およびカメラが動かなく
なる作動不能範囲とにわけることができる。
【0004】このためにカメラを低温環境下で使用とす
るとき、カメラを予め保温ケースまたは体温で暖めるよ
うな外部電源を用意しておく必要がある。このようにカ
メラの他に別途保温ケースなどの外部電源を用意するこ
とは撮影者自身の防寒具とあいまって非常に煩わしいも
のとなり、思うような撮影が出来ないという問題点があ
った。
【0005】本発明の目的は、気温による撮影環境が低
温下はいうにおよばず厳寒下でも、防寒具をつけた手に
カメラを持っての撮影が容易に出来るカメラの加熱保温
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、低温時に作動不具合を生じるカメラにおい
て、電池室の近傍に電源用ヒーターおよび電源用温度セ
ンサーを設け、カメラの電源をONし、前記電源用温度
センサーが予め設定した温度以下の温度を検知したとき
には、前記電源用ヒーターに通電し設定温度範囲に維持
するように制御する温度制御手段を備えたことを特徴と
するカメラの加熱保温装置を提供する。また、前記カメ
ラの加熱保温装置において、低温時に作動不具合を生じ
る構成部分の近傍に別途部分用ヒーターおよび部分用温
度センサーを設け、カメラの電源をONし、前記両方の
温度センサーが予め設定した温度以下の温度を検知した
ときには、はじめに前記電源用ヒーターに通電し保温制
御し、次に前記部分用ヒーターに通電し保温制御するよ
うに構成する。
【0007】上記構成によれば、撮影に集中できる環境
を実現でき、作動維持範囲もしくは性能維持範囲にカメ
ラの機能を低温環境下でも維持することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明のカメラに温度センサ
ーとヒーターを内蔵させた本発明の第1の実施例のブロ
ック図であり、図2は本発明のカメラに温度センサーと
ヒーターを内蔵させた本発明の第2の実施例のブロック
図である。図3は本発明のカメラの加熱装置のフローを
示す。図4と図5は本発明を搭載した第一の実施例であ
るレンズシャッターカメラの斜視図である。
【0009】図において、カメラ本体10の上下部に上
カバー11と下カバー12を取付け、前記カメラ本体1
0の前面中央部のレンズバリヤ13の内側には撮影レン
ズを内蔵している。前記上カバー11の前面には測距装
置と共にファインダー窓14とストロボ用ディフユーザ
15が設けられ、上部にはメインスイッチダイヤル16
とレリーズボタン17および撮影モードや警告表示の液
晶(以下LCDという)19の窓を設け、前記カメラ本
体中央部の右端部に電池18を配置している。以上が従
来カメラの配置であるが、これに以下の装置を設ける。
即ち、電池室の内部で電池の外側にヒーター21を設け
る。前記ヒーター21は発熱体が内部にくるようにプラ
スチックで一体成形するか、耐熱可撓性のフィルムで発
熱体をラミネートした構成の何れかを使う。前記ヒータ
ーの発熱仕様は使用する機構や装置に合わせて大きさと
共々製作する。
【0010】また、図5に示すように前記LCD19の
保持枠20の底部には前述した構成のヒーター25を設
ける。前記LCD19と回路基板24との間をコネクタ
ー22でつなげ、23はスペーサーである。
【0011】図6は、本発明を搭載した第二実施例のバ
ック駆動式AF一眼レフカメラの水平断面図である。電
池ケース59やLCD部(図示を省略)の加熱について
は第一の実施例と同様なので説明を省略する。図6にお
いて、本体51は左右にパトローネ室51aとスプール
室51bからなり、前記パトローネ室51aの中央には
巻き戻しフォーク52とR部にはパトローネ情報用プロ
ーブ53がパトローネ室に突出した状態に設けられ、前
記スプール室51bの中央にはスプール54を設けてい
る。中央部前面にはフォーカルプレーンシャッタ55と
ミラー57を支持するミラーボックス56を配置してい
る。
【0012】また、中央部前面には交換レンズ着脱用マ
ウント58とレンズ前記パトローネ室51bの前方には
電池59を配置している。このように構成された従来カ
メラは機構毎に前述作動維持する温度の範囲がまちまち
である。故に第一の実施例のように各機構あるいは装置
にヒーターを設けて作動維持範囲よりも低い撮影環境下
でも撮影可能にするように構成する。パトローネ室51
aのヒーター51hは低温時にはフィルムベースの硬度
が上がり、パトローネからのフィルム引き出しトルクが
重くなり、フィルムを巻き取れなくなるのを防止するた
めに、パトローネ室51aの円弧壁に半円部に貼りつけ
る。このとき前記プローブ53の作動に支障を来さない
ように配慮する。
【0013】シャッタ55のヒーター55hは図上では
コの字型であるが箱形に形成し、シャッタの制御機構を
包むように設置する。ミラーボックス56のヒーター5
6hは図上では両側面の内壁に貼りつけているが、前記
ミラーボックス56の側壁や底面において駆動制御機構
が設けられている前記壁の内側に設ければよい。また、
ヒーター56hには、遮光用植毛を施す必要がある。
【0014】次に、このような構成における動作につい
て説明する。第1の実施例として、図1のブロック図に
示すように、カメラの電池室の周辺に温度センサーと、
ヒーターを配置し、カメラの起動時及び、カメラ起動中
の一定時間毎に、前記温度センサーにより温度をチェッ
クして、電池の性能を充分引き出すために設定された温
度より低温の場合は、前記ヒーターを加熱制御して、電
池の性能を充分引き出せる温度に上昇させる。これによ
り、電池の性能を充分引き出せるために、多少、温度が
低い状態でも、カメラの各部は作動できるようになる。
また、このとき電池室周辺を加熱させる前記ヒーターの
熱が、カメラの内部に回るために、低温での動作に支障
を来すような機構や、液晶表示なども正常になる。
【0015】第2の実施例として、図2のブロック図に
示すように、カメラ内部の低温時に支障を来す各部材に
対して、それぞれ、その近傍に温度センサーとヒーター
を配置し、カメラの起動時及び、カメラ起動中の一定時
間毎に、各部の温度のチェックを行い、それぞれの温度
が設定された温度に満たない場合は、前記ヒーターを制
御して各部の温度を設定温度まで上昇させる。
【0016】このとき、図3に示すフローチャートのよ
うに、先ず、電池周辺部を加熱制御し、電池の性能を充
分に引き出せる状態にしてから、その他の部分を加熱制
御することにより、各部を設定温度に保つ。このように
制御することより、第1の実施例よりも更に効率よく速
やかな温度上昇を得ることが出来る。
【0017】なお、本発明の構成を改良して、カメラ本
体に接続用端子を設け低温時に外部電源から一時的に通
電させてカメラ内蔵の電池を励起して常温時での電源電
圧に回復させた後、外部電源をカメラから外し、前述し
た温度センサーもしくはタイマー等により前記パネルヒ
ーターを作動させてカメラの必要な機構に加熱させるこ
ともできる。
【0018】また、前述したようにカメラには撮影環境
下の温度で分類すると性能維持範囲と作動維持範囲およ
び不能範囲とに分けられる。厳寒の撮影環境下でも動物
の生態を撮影したいという要求即ち厳寒下でもカメラが
性能維持して欲しいという要求が応応にしてある。前述
では作動維持範囲を中心に展開したが、本発明の温度セ
ンサー構成を改良すると共にモード切替装置を追加し
て、モード切替スイッチを作動維持範囲に選択したとき
にはヒーターによる各機構および装置が設定温度になる
まで加熱するようにする。例えば図4のメインスイッチ
ダイヤル16に温度設定モードを付加すればよい。
【0019】
【発明の効果】これまで低温撮影環境下での撮影は、手
に防寒手袋をした撮影者とカメラとの間にはカメラ保温
バックによるカメラ操作の煩わしさや外部電源の場合に
は撮影者とカメラとの間にコードがあって、やはりカメ
ラ操作上煩わしさがつきまとっている。本発明では非常
に簡単な装置の付加によって、低温特に厳寒撮影環境下
でも見かけ上は通常のカメラと同様、カメラ単体なので
手に持ったカメラ操作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラに温度センサーとヒーターを内
蔵させた本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】本発明のカメラに温度センサーとヒーターを内
蔵させた本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図3】本発明のカメラの加熱装置のフローを示す。
【図4】本発明を搭載した第一の実施例でレンズシャッ
ターカメラの斜視図である。
【図5】図4のLCD表示部の分解斜視図である。
【図6】本発明を搭載した第二実施例のバック駆動式A
F一眼レフカメラの水平断面図である。
【符号の説明】
10 カメラ本体 16 メインスイッチダイヤル 18 電池 19 LCD 21、25 ヒーター 51 本体 51h ヒーター 55 フォーカルプレーンシャッター 55h ヒーター 56 ミラーボックス 56h ヒーター 58 レンズマウント 59 電池

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低温時に作動不具合を生じるカメラにおい
    て、電池室の近傍に電源用ヒーターおよび電源用温度セ
    ンサーを設け、カメラの電源をONし、前記電源用温度
    センサーが予め設定した温度以下の温度を検知したとき
    には、前記電源用ヒーターに通電し設定温度範囲に維持
    するように制御する温度制御手段を備えたことを特徴と
    するカメラの加熱保温装置。
  2. 【請求項2】低温時に作動不具合を生じる構成部分の近
    傍に別途部分用ヒーターおよび部分用温度センサーを設
    け、カメラの電源をONし、前記両方の温度センサーが
    予め設定した温度以下の温度を検知したときには、はじ
    めに前記電源用ヒーターに通電し保温制御し、次に前記
    部分用ヒーターに通電し保温制御するように構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のカメラの加熱保温装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015046731A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 キヤノン株式会社 発熱体を有する撮像装置
US9307145B2 (en) 2012-08-16 2016-04-05 Zhejiang Uniview Technologies Co., Ltd Video camera with temperature sensor
WO2019244301A1 (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 コーヤル光学株式会社 レンズ装置及びレンズの制御方法
WO2024135272A1 (ja) * 2022-12-23 2024-06-27 ソニーグループ株式会社 バッテリー駆動装置及び撮像装置

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WO2024135272A1 (ja) * 2022-12-23 2024-06-27 ソニーグループ株式会社 バッテリー駆動装置及び撮像装置

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