JPH11337840A - 内視鏡ケーブル装置 - Google Patents
内視鏡ケーブル装置Info
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- JPH11337840A JPH11337840A JP10139743A JP13974398A JPH11337840A JP H11337840 A JPH11337840 A JP H11337840A JP 10139743 A JP10139743 A JP 10139743A JP 13974398 A JP13974398 A JP 13974398A JP H11337840 A JPH11337840 A JP H11337840A
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Abstract
の回り込みを防止し、フェライトコアによるノイズ除去
効果が減殺しないようにする。 【解決手段】 例えば、スコープを光源装置に接続する
ためのコネクタ部13からプロセッサ装置へ分岐する分
岐ケーブル16(根元部16A)では、その外周部に、
ノイズ除去周波数の異なるフェライトコアF2,F3を介
して金属製支持筒37を有するカバーゴム38を配置す
る。そして、上記のコネクタ部13の接続筒24に、合
成樹脂製の絶縁体リング40が螺合結合され、上記カバ
ーゴム38の支持筒37との間ので電気的な接触を回避
する。これにより、ノイズがフェライトコアF2,F3の
外側にある支持筒37へ回り込み、これがアンテナとな
って放散されることが防止される。
Description
置、特にフェライトコアを用いて内視鏡(電子内視鏡)
システムの各部からノイズを外部へ放散することを抑制
するための内視鏡ケーブル装置の構成に関する。
るノイズ(内部駆動回路等から生じる高周波ノイズ)を
除去するために各種のノイズ対策が採られている。即
ち、この内視鏡装置のシステムにおいては、スコープを
光源装置やプロセッサ装置に接続し、またこれらには画
像記録装置等の各種の装置を接続する構成となってお
り、これら接続のためのケーブル及びコネクタ部でも、
電気的なシールドやフェライトコア(磁性体)等の種々
のノイズ除去部材が配置される。
ルコネクタ部におけるノイズ対策の構成が示されてい
る。図5において、コネクタ部1は、ライトガイドの光
入力端2が配置された光源装置側の接続部1A、スコー
プに直接接続されたケーブル3、プロセッサ装置に接続
される分岐ケーブル4が配置される。これらのケーブル
3及び4内には、電気的シールド構造を有する信号線や
電源線が複数本配設されるが、これらをまとめて内包す
る当該ケーブル3,4においても、その外皮直下に電気
的シールド体(金属ネット)3A,4Aを備えており、
二重シールド構造となっている。
路を実装した回路基板が配置され、この回路基板に各種
の信号線や電源線等が接続されるが、これらの線にフェ
ライトコアが配置されると共に、上記分岐ケーブル4の
根元部4Eにもこのケーブル4の外周にフェライトコア
F1が配置される。
には、この部分の極端な折れ曲がり等を防止するため
に、金属製支持筒5がインサート形成されたカバーゴム
6が取り付けられており、このカバーゴム6とケーブル
4との間にフェライトコアF1が設けられる。なお、ケ
ーブル4のシールド体4Aは導電線7を介してコネクタ
部1のS端子(電気メスのグランドへつながる端子)に
接続される。
線を流れる高周波ノイズの所定の周波数でインピーダン
スが高くなっており、このインピーダンスの抵抗成分に
よりノイズ電流が熱エネルギーへ変換されることによっ
て、ノイズを除去するものである。従来では、このよう
なフェライトコアF1を設けると共に、ケーブル3,4
に設けたシールド体3A,4A等を設置電位に接続する
こと等により、高周波ノイズの良好な除去が図られてい
る。
内視鏡ケーブル装置におけるフェライトコアF1の配置
では、このフェライトコアF1で所定のノイズを取り除
いても、図5で示したように、その外周に金属製支持筒
5を有するカバーゴム6が配置されることから、ノイズ
の放散防止が効率よく行われていないという問題があっ
た。
は、コネクタ部1のケース体8に取り付けられる金属製
の接続筒9に接触しており、この接続筒9を介してノイ
ズ電流が支持筒5へ流れ、この支持筒5がアンテナとな
って外部へノイズが放散され、この結果ノイズ除去効果
が低下することが分かった。
であり、その目的は、カバーゴム内の導電性支持体への
ノイズ電流の回り込みを防止し、フェライトコアによる
ノイズ除去効果を減殺することのない内視鏡ケーブル装
置を提供することにある。
に、本発明は、撮像素子が配置されたスコープを含む内
視鏡システムの各装置間を接続するケーブルと、このケ
ーブルの端部の外装部材として配置され、導電性支持体
を有するカバーゴムと、このカバーゴムの内側で上記ケ
ーブルの外側に配置されたノイズ除去用フェライトコア
と、上記カバーゴムの導電性支持体と上記ケーブルを取
付け保持する保持部側の導電性部材との連結部分に介挿
され、これら間の電気的接触を回避するための絶縁体部
材と、を備えたことを特徴とする。
って例えばコネクタ部の導電性接続部材とカバーゴムの
導電性支持筒との接触がなくなり、フェライトコアの外
周側へのノイズの回り込みが回避される。従って、従来
のように、上記支持筒がアンテナとなってノイズを放散
することが防止される。
1例に係る内視鏡ケーブル装置が示されており、まず図
3により内視鏡(電子内視鏡)の全体構成を説明する。
図3において、スコープ10の先端にはCCD11が取
り付けられ、このスコープ10の操作部10Aに、ケー
ブル12及びこのケーブル12に一体となるコネクタ部
13が設けられる。このケーブル12は、コネクタ部1
3を介して光源装置15に接続され、またこのコネクタ
部13から分岐する分岐ケーブル16がコネクタ部16
Bを介してプロセッサ装置17へ接続される。
に接続されるライトガイドと、プロセッサ装置17に接
続される信号線、電源線等を内包し、分岐ケーブル16
は信号線、電源線等を内包することになる。なお、図4
のコネクタ部13に、電気メスのグランドへ接続される
S端子18が配置される。また、このコネクタ部13内
には、各種の回路部材を実装した回路基板が設けられ
る。
ル16の根元部16Aの内部拡大構成が示され、図2に
はこの図1のII−II線の断面図が示されており、このケ
ーブル16の根元部16Aはコネクタ部13に対し所定
の角度だけ回転可能となっている。
れ、この保持筒20に一体に連結リング21が設けられ
ており、この連結リング21がコネクタ部13側の接続
筒24に、ネジ結合部を有する回転リングで接続固定さ
れる。そして、上記接続筒24は、ナット部材25でケ
ース体13Aに取り付けられ、この接続筒24の側面に
は、上記連結リング21に固定されたピン27が所定角
度の範囲を摺動する規制溝28が形成される。
ように、外皮30の下側に金属ネットからなるシールド
体31を有しており、このシールド体31の内側に、当
該ケーブル16の支持管の役割をすると共に、可撓性を
付与するための螺管(螺旋管)32が配置される。そし
て、上記シールド体31は、リード線33を介してコネ
クタ部13の上記S端子18に接続され、当該ケーブル
16の内部には、信号線、電源線等の導電線34が配置
される。
製支持筒37をインサート形成したカバーゴム38が被
せられており、このカバーゴム38と上記ケーブル16
との間に、当該例では、ノイズに対するインピーダンス
周波数特性の異なる二つのフェライトコアF2,F3が取
り付けられる。例えば、このフェライトコアF2とし
て、数十MHz〜100MHzでインピーダンス100
Ω以上となる特性を持つもの、フェライトコアF3とし
て、約50〜500MHzでインピーダンス100Ω以
上となる特性を持つものが配置される。
特性は、材料であるNi(ニッケル)、Zn(亜鉛)等
の配分比や、コア自体の体積或は長さ及び厚み等の寸法
等を変えることによって調整することになり、その他の
特性としてもよい。
の接続筒24と上記カバーゴム38の支持筒37との間
に、合成樹脂製(非導電性部材)からなる絶縁体リング
40を配置しており、この絶縁体リング40はネジ結合
部G1で上記接続筒24に固定される。なお、この絶縁
体リング40の外周には、Oリング41が配置される。
脂製絶縁体リング40によって、カバーゴム38の金属
製支持筒37がコネクタ部13側の接続筒24から電気
的に分離されるので、この接続筒24を介して、ノイズ
電流が上記の支持筒37へ回り込むことが回避され、カ
バーゴム38の支持筒37がアンテナとなってノイズを
放散することが防止される。
ノイズ除去効果を発揮させて、ケーブル装置からのノイ
ズ放散を良好に抑制することが可能となる。特に当該例
では、インピーダンス周波数特性の異なる二つのフェラ
イトコアF2,F3により、広帯域で高周波ノイズを取り
除くことができる。
れており、この第2例は、カバーゴム側に絶縁体部材を
設けたものである。即ち、コネクタ部13の接続筒43
は従来と同様の金属製のものを用い、カバーゴム44及
びインサート形成の金属製支持筒45の根元側をカット
し、この支持筒45に合成樹脂製の絶縁体筒46を取り
付ける。この絶縁体筒46は、第1例の場合と同様に、
ネジ結合部G2で螺合結合して固定される。
絶縁体筒46を介在させることによって、カバーゴム4
4の金属製支持筒45がコネクタ部13側の接続筒43
から電気的に分離されるので、ノイズ電流が上記の支持
筒45へ回り込むことが回避され、上記支持筒45がア
ンテナとなるノイズの放散が抑制される。
元部16Aの場合を説明したが、このケーブル16の反
対側のコネクタ部16B(図3に示すプロセッサ装置接
続側)、或はスコープ10に直接接続されるケーブル1
2側の両端部等に本発明を適用することができる。
各装置間の接続ケーブルに導電性支持体を有するカバー
ゴムを被せ、このカバーゴムとケーブルとの間にノイズ
除去用フェライトコアを配置する場合において、このカ
バーゴムの導電性支持体と上記ケーブルを取付け保持す
る保持部側の導電性部材との連結部分に、これら間の電
気的接触を回避するための絶縁部材を介挿したので、カ
バーゴムの支持筒へのノイズの回り込みが回避される。
従って、従来のように、上記支持筒がアンテナとなって
ノイズを放散することが防止され、フェライトコアによ
るノイズ除去効果を良好に機能させることができる。
ル装置の構成を示し、図3のコネクタ部から分岐する分
岐ケーブルの根元部の断面図である。
した断面図である。
へ接続されるコネクタ部の構成を示す図である。
ーブル、4,16 … 分岐ケーブル、 4E,16A
… 根元部、5,37,45 … 支持筒、6,3
8,44 … カバーゴム、9,24,43 … 接続
筒、37,44 … 金属支持管、40 … 絶縁体リ
ング、46 … 絶縁体筒、F1〜F3 … フェライト
コア。
Claims (1)
- 【請求項1】 撮像素子が配置されたスコープを含む内
視鏡システムの各装置間を接続するケーブルと、 このケーブルの端部の外装部材として配置され、導電性
支持体を有するカバーゴムと、 このカバーゴムの内側で上記ケーブルの外側に配置され
たノイズ除去用フェライトコアと、 上記カバーゴムの導電性支持体と上記ケーブルを取付け
保持する保持部側の導電性部材との連結部分に介挿さ
れ、これら間の電気的接触を回避するための絶縁体部材
と、を備えた内視鏡ケーブル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13974398A JP3607812B2 (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 内視鏡ケーブル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13974398A JP3607812B2 (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 内視鏡ケーブル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11337840A true JPH11337840A (ja) | 1999-12-10 |
JP3607812B2 JP3607812B2 (ja) | 2005-01-05 |
Family
ID=15252352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13974398A Expired - Fee Related JP3607812B2 (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 内視鏡ケーブル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3607812B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7695429B2 (en) | 2004-05-25 | 2010-04-13 | Fujinon Corporation | Endoscope connector device, endoscope cable lead-out unit and endoscope device |
-
1998
- 1998-05-21 JP JP13974398A patent/JP3607812B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7695429B2 (en) | 2004-05-25 | 2010-04-13 | Fujinon Corporation | Endoscope connector device, endoscope cable lead-out unit and endoscope device |
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JP3607812B2 (ja) | 2005-01-05 |
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