JP2001291980A - フレームアース接続構造 - Google Patents
フレームアース接続構造Info
- Publication number
- JP2001291980A JP2001291980A JP2000106060A JP2000106060A JP2001291980A JP 2001291980 A JP2001291980 A JP 2001291980A JP 2000106060 A JP2000106060 A JP 2000106060A JP 2000106060 A JP2000106060 A JP 2000106060A JP 2001291980 A JP2001291980 A JP 2001291980A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground connection
- coupling plate
- frame
- frame ground
- grounded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 接地線には抵抗成分とインダクタンス成分が
存在して高周波帯域の周波数が接地線に流れず、外部へ
出るケーブルと筐体に流れる高周波電流が容量結合し、
伝導ノイズ、放射ノイズとして筐体の外部に伝導、放射
されると言う問題があった。 【解決手段】 導電性を有する筐体１０のフレームアー
ス接続部１０１に、シールド編組２０２でシールド構造
にしたケーブル２０の心線２０１を固定して接地し、フ
レームアース接続部１０１の周囲に塗装面１０２を挟ん
で静電容量結合板４０を固定し、シールド編組２０２を
静電容量結合板４０に接続して接地したものである。
存在して高周波帯域の周波数が接地線に流れず、外部へ
出るケーブルと筐体に流れる高周波電流が容量結合し、
伝導ノイズ、放射ノイズとして筐体の外部に伝導、放射
されると言う問題があった。 【解決手段】 導電性を有する筐体１０のフレームアー
ス接続部１０１に、シールド編組２０２でシールド構造
にしたケーブル２０の心線２０１を固定して接地し、フ
レームアース接続部１０１の周囲に塗装面１０２を挟ん
で静電容量結合板４０を固定し、シールド編組２０２を
静電容量結合板４０に接続して接地したものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電子装置におけるフ
レームアース接続構造に関するものである。
レームアース接続構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のフレームアース接続構造
は、伝導、放射妨害の対策のために、図４に示す構造が
一般的で、筐体１のフレームアース接続部２に接地線３
の一端を固定し、他端を接地点４に接地している。
は、伝導、放射妨害の対策のために、図４に示す構造が
一般的で、筐体１のフレームアース接続部２に接地線３
の一端を固定し、他端を接地点４に接地している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図５に
従来の等価回路を示したように、接地線３には抵抗成分
Ｒとインダクタンス成分Ｌが存在し、高周波帯域の周波
数が接地線３に流れず、外部へ出る給電ケーブル、信号
ケーブル類と筐体１に流れる高周波電流が静電容量結合
し、伝導ノイズ、放射ノイズとして筐体１の外部に伝
導、放射されると言う問題があった。
従来の等価回路を示したように、接地線３には抵抗成分
Ｒとインダクタンス成分Ｌが存在し、高周波帯域の周波
数が接地線３に流れず、外部へ出る給電ケーブル、信号
ケーブル類と筐体１に流れる高周波電流が静電容量結合
し、伝導ノイズ、放射ノイズとして筐体１の外部に伝
導、放射されると言う問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、導電性を有する筐体のフレームアース接
続部に、外部導体でシールド構造にしたケーブルの心線
を固定して接地し、フレームアース接続部の周囲に絶縁
層を挟んで静電容量結合板を固定し、外部導体を静電容
量結合板に接続して接地したものである。
め、本発明は、導電性を有する筐体のフレームアース接
続部に、外部導体でシールド構造にしたケーブルの心線
を固定して接地し、フレームアース接続部の周囲に絶縁
層を挟んで静電容量結合板を固定し、外部導体を静電容
量結合板に接続して接地したものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
【０００６】筐体１０は導電性を有しており、電子装置
における電子回路等を円部に収容している。
における電子回路等を円部に収容している。
【０００７】筐体１０のフレームアース接続部１０１
に、外部導体例えばシールド編組２０２でシールド構造
にしたケーブル２０の心線２０１の一端を固定すると共
に、他端を接地点３０に接地する。
に、外部導体例えばシールド編組２０２でシールド構造
にしたケーブル２０の心線２０１の一端を固定すると共
に、他端を接地点３０に接地する。
【０００８】フレームアース接続部１０１の周囲には絶
縁層例えば筐体１の塗装面１０２を挟んで静電容量結合
板４０が固定され、筐体１０と静電容量結合板４０間の
塗装面１０２が絶縁体となって静電容量が生じる。
縁層例えば筐体１の塗装面１０２を挟んで静電容量結合
板４０が固定され、筐体１０と静電容量結合板４０間の
塗装面１０２が絶縁体となって静電容量が生じる。
【０００９】静電容量結合板４０は図の例では正方形
で、中央部にねじ止め用の穴があいていて、その大きさ
は例えば１００ｍｍ2程度であるが、高周波ノイズの対
策したい周波数帯域によってその面積を選択すれば良
い。
で、中央部にねじ止め用の穴があいていて、その大きさ
は例えば１００ｍｍ2程度であるが、高周波ノイズの対
策したい周波数帯域によってその面積を選択すれば良
い。
【００１０】図２は本発明の実施形態の等価回路を示す
図である。
図である。
【００１１】ケーブル２０の心線２０１には、従来と同
様抵抗成分Ｒとインダクタンス成分Ｌが存在する。
様抵抗成分Ｒとインダクタンス成分Ｌが存在する。
【００１２】ケーブル２０のシールド編組２０２には、
塗装面１０２を挟んだ筐体１０と静電容量結合板４０に
より生じた容量成分Ｃが存在し、心線２０１と並列に接
地する経路が形成される。
塗装面１０２を挟んだ筐体１０と静電容量結合板４０に
より生じた容量成分Ｃが存在し、心線２０１と並列に接
地する経路が形成される。
【００１３】図１に示した筐体１０には広帯域のノイズ
電流がフレームアース接続部１０１に向かって流れてい
る。これをケーブル２０で接地するが、図２に示したよ
うに、心線２０１には抵抗成分Ｒとインダクタンス成分
Ｌが存在するので、低周波帯域の周波数が接地される。
電流がフレームアース接続部１０１に向かって流れてい
る。これをケーブル２０で接地するが、図２に示したよ
うに、心線２０１には抵抗成分Ｒとインダクタンス成分
Ｌが存在するので、低周波帯域の周波数が接地される。
【００１４】一方、シールド編組２０２には容量成分Ｃ
が存在するので、高周波帯域の周波数が接地される。
が存在するので、高周波帯域の周波数が接地される。
【００１５】このように、低周波から高周波までの広帯
域の周波数がケーブル２０を通して接地点３０に接地さ
れ、筐体１０内で給電ケーブルや信号ケーブルへの静電
容量結合が軽減される。
域の周波数がケーブル２０を通して接地点３０に接地さ
れ、筐体１０内で給電ケーブルや信号ケーブルへの静電
容量結合が軽減される。
【００１６】図３は図１のＡ部を拡大した側断面図であ
る。
る。
【００１７】筐体１０には塗装により塗装面１０２が形
成されるが、フレームアース接続部１０１の部分は塗装
されずに導電性になっていて、その周囲に塗装面１０２
が形成される。
成されるが、フレームアース接続部１０１の部分は塗装
されずに導電性になっていて、その周囲に塗装面１０２
が形成される。
【００１８】ケーブル２０はその一端のポリエチレン外
被２０３を切り取り、絶縁体２０４から心線２０１を露
出させ、その心線２０１を圧着端子５０の導体部で締結
し、その外側が絶縁保護用の熱収縮チューブ６０で覆わ
れている。
被２０３を切り取り、絶縁体２０４から心線２０１を露
出させ、その心線２０１を圧着端子５０の導体部で締結
し、その外側が絶縁保護用の熱収縮チューブ６０で覆わ
れている。
【００１９】圧着端子５０の先端部は静電容量結合板４
０と共にワッシャ７０及びねじ８０によりフレームアー
ス接続部１０１の筐体１０に固定される。
０と共にワッシャ７０及びねじ８０によりフレームアー
ス接続部１０１の筐体１０に固定される。
【００２０】静電容量結合板４０は筐体１０の塗装面１
０２に密着して接するように固定されるが、フレームア
ース接続部１０１の部分には塗装面１０２の厚さに見合
った平ワッシャ又は菊座金９０が筐体１と静電容量結合
板４０の間に挿入される。一方、ケーブル２０のシール
ド編組２０２はその一端が静電容量結合板４０に接続さ
れる。
０２に密着して接するように固定されるが、フレームア
ース接続部１０１の部分には塗装面１０２の厚さに見合
った平ワッシャ又は菊座金９０が筐体１と静電容量結合
板４０の間に挿入される。一方、ケーブル２０のシール
ド編組２０２はその一端が静電容量結合板４０に接続さ
れる。
【００２１】このように接続されることにより、フレー
ムアース接続部１０１、静電容量結合板４０、圧着端子
５０、ワッシャ７０、ねじ８０、ワッシャ９０はすべて
直流的には等電位になっている。
ムアース接続部１０１、静電容量結合板４０、圧着端子
５０、ワッシャ７０、ねじ８０、ワッシャ９０はすべて
直流的には等電位になっている。
【００２２】上記の実施形態では、静電容量を構成する
絶縁層として筐体１０の塗装面１０２で説明したが、絶
縁層を形成するものなら何でも良く、絶縁フィルムを張
り付けても、絶縁材料をコーティングしても良い。
絶縁層として筐体１０の塗装面１０２で説明したが、絶
縁層を形成するものなら何でも良く、絶縁フィルムを張
り付けても、絶縁材料をコーティングしても良い。
【００２３】また、筐体１０に塗装がされていない場合
や、周囲に塗装がない部分にフレームアース接続部１０
１を設ける場合には、静電容量結合板４０の一方の面に
絶縁層を形成して使用しても同じ効果が得られる。
や、周囲に塗装がない部分にフレームアース接続部１０
１を設ける場合には、静電容量結合板４０の一方の面に
絶縁層を形成して使用しても同じ効果が得られる。
【００２４】また、シールド構造のケーブル２０の例と
して外部導体をシールド編組２０２で説明したが、これ
に限ることなく銅テープ等でも良い。
して外部導体をシールド編組２０２で説明したが、これ
に限ることなく銅テープ等でも良い。
【００２５】
【発明の効果】上記したように、本発明は、筐体のフレ
ームアース接続部に静電容量結合板を設けると共に接地
線としてシールド構造のケーブルを使用して静電容量の
存在する接地経路を形成したので、広帯域の周波数が接
地され、外部に出るケーブルからの伝導、放射ノイズを
軽減することができる。
ームアース接続部に静電容量結合板を設けると共に接地
線としてシールド構造のケーブルを使用して静電容量の
存在する接地経路を形成したので、広帯域の周波数が接
地され、外部に出るケーブルからの伝導、放射ノイズを
軽減することができる。
【図１】本発明の実施形態を示す斜視図。
【図２】実施形態の等価回路を示す図。
【図３】図１のＡ部を拡大した側面図。
【図４】従来のフレームアース構造を示す図。
【図５】従来の等価回路を示す図。
１０ 筐体 １０１ フレームアース接続部 １０２ 塗装面 ２０ ケーブル ２０１ 心線 ２０２ シールド編組 ４０ 静電容量結合板 ５０ 圧着端子 ８０ ねじ
Claims (4)
- 【請求項１】 導電性を有する筐体のフレームアース接
続部に、外部導体でシールド構造にしたケーブルの心線
の一端を固定すると共に、他端を接地点で接地し、 前記フレームアース接続部の周囲に絶縁層を挟んで静電
容量結合板を固定し、 前記外部導体の一端を前記静電容量結合板に接続すると
共に、他端を接地点に接地することを特徴とするフレー
ムアース接続構造。 - 【請求項２】 前記外部導体がシールド網組であること
を特徴とする請求項１記載のフレームアース接続構造。 - 【請求項３】 前記絶縁層が前記筐体の塗装面であるこ
とを特徴とする請求項１又は２記載のフレームアース接
続構造。 - 【請求項４】 前記絶縁層が前記静電容量結合板の一方
の面に形成された絶縁層であることを特徴とする請求項
１又は２記載のフレームアース接続構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000106060A JP2001291980A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | フレームアース接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000106060A JP2001291980A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | フレームアース接続構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001291980A true JP2001291980A (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=18619298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000106060A Pending JP2001291980A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | フレームアース接続構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001291980A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110364836A (zh) * | 2019-06-25 | 2019-10-22 | 泉州洛江吉如机械设计有限公司 | 一种电气火灾安防设备 |
| JP2020064916A (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | 株式会社東芝 | プロセス装置 |
| EP4199677A1 (en) * | 2021-12-15 | 2023-06-21 | Ikerlan, S. Coop. | Device for common-mode emi filtering of an electric signal |
-
2000
- 2000-04-07 JP JP2000106060A patent/JP2001291980A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020064916A (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | 株式会社東芝 | プロセス装置 |
| CN111063629A (zh) * | 2018-10-16 | 2020-04-24 | 株式会社东芝 | 制程装置 |
| JP7209508B2 (ja) | 2018-10-16 | 2023-01-20 | 株式会社東芝 | プロセス装置 |
| CN110364836A (zh) * | 2019-06-25 | 2019-10-22 | 泉州洛江吉如机械设计有限公司 | 一种电气火灾安防设备 |
| EP4199677A1 (en) * | 2021-12-15 | 2023-06-21 | Ikerlan, S. Coop. | Device for common-mode emi filtering of an electric signal |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3452456B2 (ja) | 電子機器間の接続方法と接続ケーブル | |
| US4772221A (en) | Panel mount connector filter assembly | |
| JP2012064338A (ja) | 同軸ケーブルの端末構造、コネクタ及び基板ユニット | |
| US6413103B1 (en) | Method and apparatus for grounding microcoaxial cables inside a portable computing device | |
| KR101034491B1 (ko) | 방해 전자파 차폐용 컨택트 구조 | |
| JP3835420B2 (ja) | アンテナ装置、及びアンテナ装置の製造方法 | |
| JPH08153545A (ja) | シールドケーブルの接続方法 | |
| US20160203887A1 (en) | Shielded electrical cable | |
| JP2001291980A (ja) | フレームアース接続構造 | |
| JPH09199237A (ja) | コネクタ付きシールドケーブル | |
| US6271466B1 (en) | Grounding cable | |
| US20060137890A1 (en) | Apparatus and methods for unshielded twisted wire pair radiated emission suppression | |
| US5250753A (en) | Wire assembly for electrically conductive circuits | |
| JPH09129316A (ja) | コネクタ及びコネクタ取り付け構造 | |
| US7232314B2 (en) | End structure of coaxial cable | |
| JP3313479B2 (ja) | コネクタ付ケーブル | |
| CN110867668A (zh) | 屏蔽线接地装置及电气设备 | |
| JP3010926B2 (ja) | 被覆ケーブル | |
| KR101138656B1 (ko) | 동축케이블 어셈블리 및 이를 설치한 단말기 | |
| JP3527608B2 (ja) | 伝導ノイズカット電線 | |
| JPH0751693Y2 (ja) | 電 線 | |
| JP2017022682A (ja) | ノイズフィルタ | |
| JPH09182286A (ja) | 給電ダクト用ノイズ吸収器 | |
| JPH09199238A (ja) | コネクタ付きケーブル | |
| JPS5847520Y2 (ja) | 電子式工業計器の誘導障害軽減装置 |