JP7278492B2 - ノイズ抑制テープ - Google Patents

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Description

本開示は、ノイズ抑制テープに係り、特に、シールドケーブルに使用されるのが好適なノイズ抑制テープに関する。
通信機器に対して高周波信号を伝送する通信ケーブルに、高ノイズ環境における周囲のノイズから通信ケーブルを保護するため、あるいはハイパワーな通信機器に接続される通信ケーブルから出るノイズの影響を抑制するためにシールドケーブルが使われるのが一般的である。
通信機器とシールドケーブルとの接続はシールドコネクタが用いられる方法がある。
シールドコネクタを用いる方法は、シールドケーブルにおけるシールド導体の全周をシールドコネクタにより電気的に接続し、シールド導体を接地電位に接続してシールドケーブルにおける芯線である内部導体への外部からのノイズの遮蔽、もしくは、シールドケーブルにおける内部導体から外部へのノイズの遮蔽を図っている。
しかし、設計上の制約等からシールドコネクタが使えない場合があり、この場合は、ピグテールという構造で、シールドケーブルと通信機器とを接続方法がとられている。
例えば、多数の信号線を接続することが多い工業用機器等では、機能が異なる複数の機器との間でアナログ信号から高速デジタル信号まで種々の信号を通信ケーブルにより伝送するため、複数の信号線を1つのコネクタに集約することがある。
また、事前にコネクタの大きさが決められており、且つ、コネクタに対して細い通信ケーブルを接続する必要がある場合、通信ケーブルの内部導体をコネクタピンに接続できたとしても、通信機器とシールドケーブルにおけるシールド導体との接続が噛み合わない場合がある。
このようなケースにおいて、シールドケーブルと通信機器との接続をピグテールという構造を用いて行う場合、シールドケーブルにおける先端部、つまり、通信機器との電気的接続を行うためのピグテール施工部分において、電気的接続を行う際のピグテールの取り付け作業等の設計上及び作業性の制約により、ピグテールの長さを長くとる必要がある。 その結果、内部導体とシールド導体との間に介在される内部被覆体における露出部分が必然的に長くなる傾向にある。
内部被覆体における露出部分が必然的に長くなると、内部被覆体における露出部分において、シールド導体における内部導体へのシールド構造がなくなり、シールド導体に伝搬していたノイズがピグテールに伝搬し、ピグテールからノイズが放射して内部導体を伝送する高周波信号に干渉するなどしてシールド性能が劣化するという影響が生じ易くなる。
また、内部被覆体における露出部分において、内部導体の周囲にシールド導体がなくなることから、外部装置などのノイズが内部導体に干渉しやすくなり、ノイズ耐性が劣化するという影響が生じ易くなる。
一方、シールドケーブルではない、インターフェイスケーブル、電源ケーブルなどのケーブル類、あるいは電線類などの不要輻射を放出するコードを束ねた束ね体に対して、束ね体の周囲を囲む電磁シールド用材が特許文献1に示されている。
この特許文献1に示された電磁シールド用材は、導電性かつ長尺の薄肉体の表裏に、絶縁性の被膜を設けたものである。
特開平5-283883号公報
シールドケーブルにおける内部被覆体の露出部分に、特許文献1に示された電磁シールド用材を巻回し、露出部分における内部導体への外部からのノイズの遮蔽、もしくは、内部導体から外部へのノイズの遮蔽を図ることが考えられる。
しかるに、巻回された電磁シールド用材の重なり部分において、上層における導電性の薄肉体と下層における導電性の薄肉体との間に絶縁性の被膜を介した静電容量の結合が生じる。この静電容量と、電磁シールド用材における導電性の薄肉体の自己インダクタンスとで共振が発生し、シールドケーブルの内部導体に伝送する高周波信号の伝送特性が特定の周波数で劣化する恐れが生ずる。
本開示は上記した課題に鑑みてなされたものであり、シールドケーブルの先端部における内部被覆体の露出部分に使用した場合、シールドケーブルの機器への作業性を損なうことなく、内部被覆体の露出部分における、シールドケーブルにおける内部導体への外部からのノイズの遮蔽、もしくは、シールドケーブルにおける内部導体から外部へのノイズに対するシールド性能及びノイズ耐性の劣化が抑制でき、かつ、シールドケーブルの内部導体に伝送する高周波信号の伝送特性の劣化が抑制できるノイズ抑制テープを得ることを目的とする。
本開示に係るノイズ抑制テープは、一面と他面と一側面と他側面とを有する長尺の絶縁体と、一面と他面と一側面と他側面とを有し、絶縁体と長さが同じであり、絶縁体と並行して配置され、一側面が絶縁体の他側面と接合して固着される導電体とを有するテープ状の基体と、長さが基体の長さと同じであり、一面と他面と一側面と他側面とを有する粘着層と、一面と他面と一側面と他側面とを有し、粘着層と並行して配置され、一側面が粘着層の他側面と接合される導電性接着層とを有し、粘着層の一側面が絶縁体の一側面と同一平面上に位置し、導電性接着層の他側面が導電体の他側面と同一平面上に位置し、他面が基体の一面に接合して固着される接着層を備え、シールドケーブルにおける露出された内部被覆体の外周面に重なった側部において、上層に巻回される接着層の導電性接着層と下層に巻回される基体の導電体が接着されて接着層の一面が側部が重なって螺旋状に巻回されることによって、基体の導電体及び接着層の導電性接着層が内部被覆体の内側に位置するシールドケーブルの内部導体に対してシールド構造をなす
本開示によれば、シールドケーブルの先端部における内部被覆体の露出部分に使用した場合、シールドケーブルの機器への作業性を損なうことなく、内部被覆体の露出部分におけるシールド性能及びノイズ耐性の劣化が抑制でき、かつ、シールドケーブルの内部導体に伝送する高周波信号の伝送特性の劣化が抑制できる効果を奏する。
実施の形態1に係るノイズ抑制テープの斜視図である。 図1におけるII-II断面図である。 実施の形態に係るノイズ抑制テープをシールドケーブルに使用した場合の適用例1を示す構成図である。 実施の形態に係るノイズ抑制テープをシールドケーブルに使用した場合の適用例2を示す構成図である。 実施の形態2に係るノイズ抑制テープの斜視図である。 実施の形態3に係るノイズ抑制テープの斜視図である。 図6におけるVII-VII断面図である。 実施の形態3に係るノイズ抑制テープをシールドケーブルに使用した場合の適用例を示す要部断面図である。
実施の形態1.
図1及び図2を用いて実施の形態1に係るノイズ抑制テープ10を説明する。
ノイズ抑制テープ10は絶縁体11と粘着層12と導電層13とを備え、テープ状の絶縁体11の一面11aに粘着層12と導電層13が積層された構造である。
粘着層12は他面12bが絶縁体11の一面11aに接合して固着され、一面12aが露出される。粘着層12の幅は絶縁体11の幅と同じである。この実施の形態1において、幅はノイズ抑制テープ10の短辺方向を指し、長手方向はノイズ抑制テープ10の長辺方向を指す。
粘着層12は、エポキシ樹脂系接着剤又はホットメルト接着剤又はゴム系溶材系接着剤又は弾性接着剤又はフェノール樹脂系接着剤といった粘着剤である。
導電層13は一面13aが粘着層12の一面12aと同一平面上に位置して露出され、粘着層12の内部に埋め込まれて粘着層12に固着される。導電層13の幅が粘着層12の幅より狭い。導電層13は粘着層12の幅方向中央に長手方向に沿って配置される。
導電層13は、銅箔又はアルミニウム箔の導電性の金属箔からなる柔軟かつ帯状の導電体、エポキシ樹脂系接着剤又はホットメルト接着剤又はゴム系溶材系接着剤又は弾性接着剤又はフェノール樹脂系接着剤といった粘着剤に導電金属又はカーボンの繊維(ファイバ)又は粉を混合させた導電性接着剤、あるいは不織布のポーラス状の非導電性テープの内部に導電性接着剤をしみ込ませた柔軟かつ帯状の導電性テープである。
次に、実施の形態1に係るノイズ抑制テープ10をシールドケーブル1に使用した場合の適用例1を、図3を用いて説明する。
シールドケーブル1は、内側から外側に、内部導体2、内部被覆体3、シールド導体4、外部被覆体5が同心円状に構成されている。
内部導体2は、通信機器50からの高周波信号もしくは通信機器50への高周波信号が伝送される芯線である。内部導体2は銅線又は銅線の撚線である。実施の形態1では内部導体2として1本の信号線を示したが、複数の信号線であっても良い。
内部被覆体3は、内部導体2の外周面全周を被覆する合成樹脂製の絶縁体である。
シールド導体4は内部被覆体3の外周面全周を覆う。シールド導体4は内部被覆体3に接する樹脂層4aとこの樹脂層4aの外周に位置するシールド用外導体4bを有する。
シールド用外導体4bは導電金属製の編組線であり、銅箔等の導電箔により構成される。
外部被覆体5はシールド導体4の外周面全周を被覆する合成樹脂製の絶縁体である。
シールドケーブル1の先端部、つまり、通信機器50との電気的接続が行われる端部において、内部導体2が内部被覆体3から突出され、内部被覆体3の外周面が露出され、シールド導体4のシールド用外導体4bの外周面が露出される。また、内部被覆体3が露出された部分に位置したシールド用外導体4bはピグテール4cとされる。ピグテール4cの先端部は、通信機器50における接地電位ノード、つまりグラウンドとされる筐体51に電気的に接続される。なお、ピグテール4cの代わりに、シールド用外導体4bと筐体51との電気的接続をワイヤに行うものでも良い。
通信機器50は、筐体51の内部に、通信機器として必要な電気回路部品が搭載された基板52と、基板52上に電気回路部品との電気的接続のためのコネクタ53が配置される。筐体51はシールドケーブル1の内部導体2及び内部被覆体3が貫通する通し穴51aが設けられている。
シールドケーブル1における内部導体2の先端部分はコネクタ53のピン部分に挿入され、電気的に接続される。
一方、ノイズ抑制テープ10とシールドケーブル1との関係は、図3に示すようになっている。
すなわち、ノイズ抑制テープ10の中央部は、外表面となる絶縁体11の他面11bが外側になるように、ノイズ抑制テープ10の側部が重複してシールドケーブル1の先端部における露出された内部被覆体3の外周面に螺旋状に巻回され、粘着層12の一面12a及び導電層13の一面13aが露出された内部被覆体3の外周面に接着される。
ノイズ抑制テープ10の一端部において、導電層13の一端部がシールドケーブル1のシールド導体4のシールド用外導体4bの表面に電気的に接続される。
また、ノイズ抑制テープ10の他端部において、導電層13の他端部が筐体51に電気的に接続される。
その結果、ノイズ抑制テープ10の導電層13は、全域に亘って接地電位ノード、つまりグラウンドとされる。
したがって、シールドケーブル1の先端部における露出された内部被覆体3の内側に位置する内部導体2に対してノイズ抑制テープ10の導電層13がシールド構造をなし、ノイズに対して遮蔽する効果を奏するため、シールド性能とノイズ耐性の劣化を抑制することができる。
また、ノイズ抑制テープ10が露出された内部被覆体3の外周面に螺旋状に巻回された時、ノイズ抑制テープ10の外表面は絶縁体11の他面11bとなるため、他の導電体がノイズ抑制テープ10に例え触れたとしても電気的に短絡することがない。さらに、ノイズ抑制テープ10の外表面を絶縁体11が構成するため、ノイズ抑制テープ10の外表面の腐食が防止される。
ゆえに、ノイズ抑制テープ10における外部に対する絶縁性及び腐食性に対して、絶縁体テープを巻き付けるなどの追加作業の必要がなく、製造上の工数、コスト、システム重量の増大などが抑えられる。
さらに、ノイズ抑制テープ10は、導電層13の一面13aが露出しているため、導電層13の一端部とシールドケーブル1のシールド用外導体4bとの電気的接続、及び導電層13の他端部と通信機器50の筐体51との電気的接続が容易である。
ノイズ抑制テープ10が露出された内部被覆体3の外周面に螺旋状に巻回された時、上層に位置するノイズ抑制テープ10の側部と下層に位置するノイズ抑制テープ10の側部とが重なるものの、導電層13の幅が粘着層12の幅より狭いため、上層に位置する導電層13と下層に位置する導電層13の重なりがなく、もしくは極力小さくできるため、重なり部分における上層に位置する導電層13と下層に位置する導電層13とによる静電容量結合による影響を極力小さくできる。そのため、シールドケーブル1の内部導体2に伝送される高周波信号の伝送特性を劣化させる特定の周波数を、ノイズ抑制テープ10が高周波シフトさせて信号伝送への影響を抑えることができる。
次に、実施の形態1に係るノイズ抑制テープ10をシールドケーブル1に使用した場合の適用例2を、図4を用いて説明する。
適用例1がノイズ抑制テープ10の中央部が露出された内部被覆体3の外周面に螺旋状に巻回されたものであるのに対して、適用例2は長手方向に沿って貼りつけられたものである。
すなわち、ノイズ抑制テープ10の中央部は、外表面となる絶縁体11の他面11bが外側になるように、シールドケーブル1の先端部における露出された内部被覆体3の外周面に、シールドケーブル1の長手方向に沿わせ、粘着層12の一面12a及び導電層13の一面13aが露出された内部被覆体3の外周面に接着される。
ノイズ抑制テープ10の一端部において、導電層13の一端部がシールドケーブル1のシールド導体4のシールド用外導体4bの表面に電気的に接続される。
また、ノイズ抑制テープ10の他端部において、導電層13の他端部が筐体51に電気的に接続される。
その結果、ノイズ抑制テープ10の導電層13は、全域に亘って接地電位ノード、つまりグラウンドとされる。
このように構成した適用例2においても、適用例1と同様に、シールドケーブル1の内部被覆体3が露出された部分において、シールドケーブル1の内部導体2に対してノイズに対して遮蔽する効果を奏し、製造上の工数、コスト、システム重量の増大などを抑制した上で、ノイズ抑制テープ10における外部に対する絶縁性及び腐食性を新たに考慮する必要がなく、導電層13の一端部とシールドケーブル1のシールド用外導体4bとの電気的接続、及び導電層13の他端部と通信機器50の筐体51との電気的接続が容易である。
適用例1及び適用例2では、1本のシールドケーブル1に1つのコネクタ53を接続する場合のノイズ抑制テープ10の適用例を示したが、コネクタ53に接続される複数本のシールドケーブル1それぞれに対してノイズ抑制テープ10を適用してもよい。
この場合、複数本のシールドケーブル1それぞれに対して適用例1又は適用例2に示すように、ノイズ抑制テープ10を接着する。
また、適用例1及び適用例2では、通信機器50の筐体51内部に配置されたコネクタ53にシールドケーブル1を接続する場合のノイズ抑制テープ10の適用例を示したが、コネクタ53の代わりに中継コネクタにシールドケーブル1を接続する場合にも同様にシールドケーブル1にノイズ抑制テープ10を適用してもよい。
さらに、シールド導体4を有さない通信専用ケーブルに対して、通信専用ケーブルの接続元から接続先までノイズ抑制テープを巻回することにより、通信専用ケーブルの全域に亘ってシールド構造を得る場合に、実施の形態1に係るノイズ抑制テープ10を適用してもよい。
実施の形態2.
図5を用いて実施の形態2に係るノイズ抑制テープ10を説明する。
実施の形態2に係るノイズ抑制テープ10は、実施の形態1に係るノイズ抑制テープ10に対して、導電層13において、ノイズ抑制テープ10の長手方向の両端部それぞれに位置する電気接続部13b、13cの幅が中央部13dの幅より広い点が異なり、その他の点については同じである。
なお、図5中、図1から図4に示した符号と同一符号は同一又は相当部分を示す。
実施の形態2に係るノイズ抑制テープ10も、実施の形態1に係るノイズ抑制テープ10と同様に、図3に示した適用例1及び図4に示した適用例2と同様に適用される。
すなわち、適用例1において、ノイズ抑制テープ10の中央部は、外表面となる絶縁体11の他面11bが外側になるように、シールドケーブル1の先端部における露出された内部被覆体3の外周面に、ノイズ抑制テープ10の中央部における側部が重複して螺旋状に巻回され、粘着層12の一面12a及び導電層13の一面13aが露出された内部被覆体3の外周面に接着される。
ノイズ抑制テープ10の一端部において、導電層13の電気接続部13bがシールドケーブル1のシールド導体4のシールド用外導体4bの表面に電気的に接続される。
また、ノイズ抑制テープ10の他端部において、導電層13の電気接続部13cが筐体51に電気的に接続される。
その結果、ノイズ抑制テープ10の導電層13は、全域に亘って接地電位ノード、つまりグラウンドにされる。
適用例2において、ノイズ抑制テープ10の中央部は、外表面となる絶縁体11の他面11bが外側になるように、シールドケーブル1の先端部における露出された内部被覆体3の外周面に、シールドケーブル1の長手方向に沿わせ、粘着層12の一面12a及び導電層13の一面13aが露出された内部被覆体3の外周面に接着される。
ノイズ抑制テープ10の一端部において、導電層13の電気接続部13bがシールドケーブル1のシールド導体4のシールド用外導体4bの表面に電気的に接続される。
また、ノイズ抑制テープ10の他端部において、導電層13の電気接続部13cが筐体51に電気的に接続される。
その結果、ノイズ抑制テープ10の導電層13は、全域に亘って接地電位ノード、つまりグラウンドにされる。
従って、実施の形態2においても、実施の形態1と同様の効果を奏する他、シールド用外導体4bの表面との電気的接続、筐体51との電気的接続がそれぞれ幅広の電気接続部13b及び電気接続部13cによって行われるため、電気的接続が容易になる。
実施の形態3.
図6及び図7を用いて実施の形態3に係るノイズ抑制テープ20を説明する。
ノイズ抑制テープ20は、テープ状の基体30と、基体30の一面に接合して固着され、長さと幅が同じ接着層40を備える。
基体30は長尺の絶縁体31と導電体32を有する。
絶縁体31は一面31aと他面31bと一側面と他側面とを有する。導電体32は一面32aと他面32bと一側面と他側面とを有し、絶縁体31と長さが同じであり、絶縁体31と並行して配置され、一側面が絶縁体31の他側面と接合して固着される。
絶縁体31は合成樹脂製の柔軟かつ帯状の絶縁性テープである。
導電体32は、柔軟かつ帯状の銅箔又はアルミニウム箔の導電性の金属箔、あるいは不織布のポーラス状の非導電性テープの内部に導電性接着剤をしみ込ませた柔軟かつ帯状の導電性テープである。
接着層40は粘着層41と導電性接着層42を有する。
粘着層41は一面41aと他面41bと一側面と他側面とを有する。
導電性接着層42は一面42aと他面42bと一側面と他側面とを有する。
導電性接着層42は粘着層41と並行して配置され、一側面が粘着層41の他側面と接合される。
粘着層41の一側面が絶縁体31の一側面と同一平面上に位置する。導電性接着層42の他側面が導電体32の他側面と同一平面上に位置する。
粘着層41はエポキシ樹脂系接着剤又はホットメルト接着剤又はゴム系溶材系接着剤又は弾性接着剤又はフェノール樹脂系接着剤といった粘着剤である。
導電性接着層42はエポキシ樹脂系接着剤又はホットメルト接着剤又はゴム系溶材系接着剤又は弾性接着剤又はフェノール樹脂系接着剤といった粘着剤に導電金属又はカーボンの繊維(ファイバ)又は粉を混合させた導電性接着剤である。
実施の形態3に係るノイズ抑制テープ20も、実施の形態1に係るノイズ抑制テープ10と同様に、図3に示した適用例1及び図4に示した適用例2と同様に適用される。
すなわち、適用例1において、ノイズ抑制テープ20の中央部は、基体30の他面、つまり、絶縁体31の他面31bと導電体32の他面32bが外側になるように、シールドケーブル1の先端部における露出された内部被覆体3の外周面に、ノイズ抑制テープ20の中央部における側部が重複して螺旋状に巻回され、接着層40の一面、つまり、粘着層41の一面41aと導電性接着層42の一面42aが露出された内部被覆体3の外周面に接着される。
ノイズ抑制テープ20の一端部において、接着層40における導電性接着層42の一端部がシールドケーブル1のシールド導体4のシールド用外導体4bの表面に電気的に接続される。
また、ノイズ抑制テープ20の他端部において、接着層40における導電性接着層42の他端部が筐体51に電気的に接続される。
その結果、ノイズ抑制テープ20の接着層40における導電性接着層42は、全域に亘って接地電位ノード、つまりグラウンドにされる。
また、ノイズ抑制テープ20が露出された内部被覆体3の外周面に螺旋状に巻回された時、図8に示すように、上層に位置するノイズ抑制テープ20の側部と下層に位置するノイズ抑制テープ20の側部とが重なり、上層に位置するノイズ抑制テープ20における接着層40の導電性接着層42と下層に位置するノイズ抑制テープ20における基体30の導電体32は接着される。
その結果、ノイズ抑制テープ20において、導電性接着層の他端部が接地電位ノードに電気的に接続され、導電性接着層42がグラウンドにされると導電体32もグラウンドにされるため、上層に位置する導電性接着層42と下層に位置する導電体32は接着された状態で全域に亘ってグラウンドにされる。
したがって、シールドケーブル1の先端部における露出された内部被覆体3の内側に位置する内部導体2に対してノイズ抑制テープ20の導電体32及び導電性接着層42がシールド構造をなし、ノイズに対して遮蔽する効果を奏するため、シールド性能とノイズ耐性の劣化を抑制することができる。
また、ノイズ抑制テープ20は、導電性接着層42の一面42aが露出しているため、導電性接着層42の一端部とシールドケーブル1のシールド用外導体4bとの電気的接続、及び導電性接着層42の他端部と通信機器50の筐体51との電気的接続が容易である。
さらに、ノイズ抑制テープ20が露出された内部被覆体3の外周面に螺旋状に巻回された時、上層に位置するノイズ抑制テープ20の側部と下層に位置するノイズ抑制テープ20の側部との重なり部分に静電容量結合が発生しないため、静電容量結合の影響による、シールドケーブル1の内部導体2に伝送される高周波信号に対する特定の周波数での信号伝送特性の劣化も発生しない。
適用例2において、ノイズ抑制テープ20の中央部は、基体30の他面、つまり、絶縁体31の他面31bと導電体32の他面32bが外側になるように、シールドケーブル1の先端部における露出された内部被覆体3の外周面に、シールドケーブル1の長手方向に沿わせ、接着層40の一面、つまり、粘着層41の一面41aと導電性接着層42の一面42aが露出された内部被覆体3の外周面に接着される。
ノイズ抑制テープ20の一端部において、接着層40における導電性接着層42の一端部がシールドケーブル1のシールド導体4のシールド用外導体4bの表面に電気的に接続される。
また、ノイズ抑制テープ20の他端部において、接着層40における導電性接着層42の他端部が筐体51に電気的に接続される。
その結果、ノイズ抑制テープ20の接着層40における導電性接着層42は、全域に亘って接地電位ノード、つまりグラウンドにされる。
また、基体30の導電体32と接着層40における導電性接着層42とは部分的に接合して固着されているため、ノイズ抑制テープ20における導電体32も導電性接着層42と同様に、全域に亘って接地電位ノード、つまりグラウンドにされる。
このように構成した適用例2においても、適用例1と同様に、シールドケーブル1の内部被覆体3が露出された部分において、シールドケーブル1の内部導体2に対してノイズを遮蔽する効果を奏し、また、導電性接着層42の一端部とシールドケーブル1のシールド用外導体4bとの電気的接続、及び導電性接着層42の他端部と通信機器50の筐体51との電気的接続が容易である。
なお、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係るノイズ抑制テープは、通信機器に接続され、高周波信号を伝送するシールドケーブルに適用されるのに好適である。
1 シールドケーブル、2 内部導体、3 内部被覆体、4 シールド導体、4a 樹脂層、4b シールド用外導体、4c ピグテール、5 外部被覆体、10 ノイズ抑制テープ、11 絶縁体、12 粘着層、13、導電層、20 ノイズ抑制テープ、30 基体、31 絶縁体、32 導電体、40 接着層、41 粘着層、42 導電性接着層。

Claims (2)

  1. 一面と他面と一側面と他側面とを有する長尺の絶縁体と、一面と他面と一側面と他側面とを有し、前記絶縁体と長さが同じであり、前記絶縁体と並行して配置され、一側面が前記絶縁体の他側面と接合して固着される導電体とを有するテープ状の基体と、
    長さが前記基体の長さと同じであり、一面と他面と一側面と他側面とを有する粘着層と、一面と他面と一側面と他側面とを有し、前記粘着層と並行して配置され、一側面が前記粘着層の他側面と接合される導電性接着層とを有し、前記粘着層の一側面が前記絶縁体の一側面と同一平面上に位置し、前記導電性接着層の他側面が前記導電体の他側面と同一平面上に位置し、他面が前記基体の一面に接合して固着される接着層と、備え、
    シールドケーブルにおける露出された内部被覆体の外周面に重なった側部において、上層に巻回される前記接着層の導電性接着層と下層に巻回される前記基体の導電体が接着されて前記接着層の一面が側部が重なって螺旋状に巻回されることによって、前記基体の導電体及び前記接着層の導電性接着層が前記内部被覆体の内側に位置する前記シールドケーブルの内部導体に対してシールド構造をなすノイズ抑制テープ。
  2. 信号が伝送される内部導体、前記内部導体の外周面全周を被覆する内部被覆体、前記内部被覆体の外周面全周を覆うシールド導体、前記シールド導体の外周面全周を被覆する外部被覆体を有し、先端部において、前記内部導体が前記内部被覆体から突出され、前記内部被覆体の外周面が露出され、前記シールド導体の外周面が露出されたシールドケーブルにおける前記露出された内部被覆体の外周面に接着されるノイズ抑制テープにおいて、
    一面と他面と一側面と他側面とを有する長尺の絶縁体と、一面と他面と一側面と他側面とを有し、前記絶縁体と長さが同じであり、前記絶縁体と並行して配置され、一側面が前記絶縁体の他側面と接合して固着される導電体とを有するテープ状の基体と、
    長さが前記基体の長さと同じであり、一面と他面と一側面と他側面とを有する粘着層と、一面と他面と一側面と他側面とを有し、前記粘着層と並行して配置され、一側面が前記粘着層の他側面と接合される導電性接着層とを有し、前記粘着層の一側面が前記絶縁体の一側面と同一平面上に位置し、前記導電性接着層の他側面が前記導電体の他側面と同一平面上に位置し、他面が前記基体の一面に接合して固着され前記シールドケーブルの内部被覆体の外周面に、中央部における重なった側部において、上層に巻回される前記導電性接着層と下層に巻回される前記基体の導電体が接着されて前記中央部における一面が側部が重なって螺旋状に巻回されることによって、前記基体の導電体及び前記導電性接着層が前記内部導体に対してシールド構造をなし、前記導電性接着層の一端部が前記シールドケーブルのシールド導体に電気的に接続され、前記導電性接着層の他端部が接地電位ノードに電気的に接続される接着層と、
    備えたノイズ抑制テープ。
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