JPH11337839A - 内視鏡ケーブル装置 - Google Patents

内視鏡ケーブル装置

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JPH11337839A
JPH11337839A JP10139742A JP13974298A JPH11337839A JP H11337839 A JPH11337839 A JP H11337839A JP 10139742 A JP10139742 A JP 10139742A JP 13974298 A JP13974298 A JP 13974298A JP H11337839 A JPH11337839 A JP H11337839A
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JP
Japan
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cable
noise
connector
ferrite cores
endoscope
Prior art date
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Pending
Application number
JP10139742A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Akiba
治男 秋庭
Nobuyuki Akai
信幸 赤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP10139742A priority Critical patent/JPH11337839A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部へ放散することになる広帯域周波数のノ
イズを効率よく除去し、フェライトコア等のノイズ対策
部材を減らす。 【解決手段】 スコープを光源装置に接続するためのコ
ネクタ部13から分岐し、プロセッサ装置に接続する分
岐ケーブル16では、その外周部には電気的シールド体
25を備える。そして、このケーブル16の根元部16
Aにおいて、外周に配置されるカバーゴム21とケーブ
ル16との間に、ノイズ周波数に対するインピーダンス
特性が異なる2つのフェライトコアF6,F7を配置す
る。これによれば、放散アンテナとなり易いケーブル1
6の部分で、広帯域周波数のノイズ電流を除去でき、ノ
イズの放散を効率よく抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡ケーブル装
置、特にフェライトコアを用いて内視鏡(電子内視鏡)
システムの各部からのノイズの外部への放散を抑制する
ための内視鏡ケーブル装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡装置では、装置から外部へ放散す
るノイズ(内部駆動回路等から生じる高周波ノイズ)を
除去するために各種のノイズ対策が採られている。即
ち、この内視鏡装置のシステムにおいては、スコープを
光源装置やプロセッサ装置に接続し、またこれらには画
像記録装置等の各種の装置を接続する構成となってお
り、これら接続のためのケーブル及びコネクタ部でも、
電気的なシールドやフェライトコア等の種々のノイズ除
去部材が配置される。
【0003】図6には、従来の内視鏡スコープのケーブ
ルコネクタ部におけるノイズ対策の構成が示されてい
る。図6において、コネクタ部1は、ライトガイドの光
入力端2が配置された光源装置側の接続部1A、スコー
プに直接接続されたケーブル3、プロセッサ装置に接続
されるケーブル4が配置される。これらのケーブル3及
び4内には、電気的シールド構造を有する信号線や電源
線が複数本配設されるが、これらをまとめて内包する当
該ケーブル3,4においても、その外周部に電気的シー
ルド体(金属ネット)3A,4Aを備えており、二重シ
ールド構造となっている。
【0004】また、このコネクタ部1内には、各種の回
路を実装した回路基板5が配置され、この回路基板5
に、例えば撮像素子であるCCDに対し信号伝送するた
めの信号線6A,6Bや電源線6C等が接続される。そ
して、この回路基板5のグランドG1に各線6A,6
B,6Cのアース線が接続され、グランドG2に各線6
A,6B,6Cのシールド部材が接続される。
【0005】更に、上述したケーブル3,4のシールド
体3A,4Aは、電気メスのグランドへ落とすためのS
端子7に接続されており、アース線、信号線又は電源線
のシールド部材、ケーブルのシールド体3A,4Aを、
それぞれ別個に接地電位に接続して、ノイズの良好な除
去を図っている。
【0006】また、図6に示されるように、コネクタ部
1内の各線(導電線)の適当な場所にフェライトコア
(磁性体)F1〜F4が配置され、ケーブル4の外周(樹
脂製外皮の上)にフェライトコアF5が取り付けられ
る。このフェライトコアF1〜F5は、導電線を流れる高
周波ノイズの所定の周波数でインピーダンスが高くなっ
ており、このインピーダンスの抵抗成分によりノイズ電
流が熱エネルギーへ変換されることによって、ノイズを
除去するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
内視鏡ケーブル装置の上記のノイズ対策では、上述のF
1〜F5で理解されるように、多くの場所にフェライトコ
アを取り付けており、数の上で無駄が多く、あまり有効
に機能していないという問題がある。これは、回路部材
や信号線、ケーブル3,4の配置及び構造、或いは導電
線の結線の仕方等、各種の条件でノイズの発生状況が変
化し、そのノイズ周波数も同一ではないということに起
因する。
【0008】一方、このような内視鏡装置ではシールド
体3A,4Aを外周部に設けたケーブル3,4が逆にア
ンテナとなってノイズを放射するという作用もあり、こ
の作用を低減するために、上記フェライトコアF5が設
けられている。しかし、この一つのフェライトコアF5
では、広帯域のノイズを除去することが困難であった。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、外部へ放散することになる広帯域
のノイズを効率よく除去し、フェライトコア等のノイズ
対策部材を減らすことができる内視鏡ケーブル装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、撮像素子が配置されたスコープを含む内
視鏡システムの各装置間を接続するケーブルを備え、こ
のケーブルの外周部に電気的シールドを設けた内視鏡ケ
ーブル装置において、各装置への接続をするためのケー
ブルコネクタの近傍で上記電気的シールドの外側に、ノ
イズ周波数に対するインピーダンス特性が異なる複数の
フェライトコアを配置したとを特徴とする。
【0011】上記の構成によれば、2個(3個以上でもよ
い)のフェライトコアを設ける場合は、例えば、数十M
Hz〜100MHzでインピーダンス100Ω以上とな
る特性を有するものと、50〜500MHzでインピー
ダンス100Ω以上となる特性を有するもの等を設け
る。これによれば、放散アンテナとなり易いケーブル部
分での広帯域周波数のノイズ電流の除去により、ノイズ
の放散を効率よく抑制することができ、コネクタ部内等
のフェライトコアの数を少なくすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図4には、実施形態例に
係る内視鏡ケーブル装置が示されており、まず図4によ
り内視鏡(電子内視鏡)の全体構成を説明する。図4に
おいて、スコープ10の先端にはCCD11が取り付け
られ、このスコープ10の操作部10Aに、ケーブル1
2及びこのケーブル12に一体となるコネクタ部13が
設けられる。このケーブル12は、コネクタ部13を介
して光源装置15に接続され、またこのコネクタ部13
から分岐する分岐ケーブル16がコネクタ部16Bを介
してプロセッサ装置17へ接続される。
【0013】即ち、上記のケーブル12は光源装置15
に接続されるライトガイドと、プロセッサ装置17に接
続される信号線、電源線等を内包し、分岐ケーブル16
は信号線、電源線等を内包することになる。なお、図4
のコネクタ部13に、電気メスのグランドへ接続される
S端子18が配置される。また、このコネクタ部13内
には、図6の場合と同様に各種の回路部材を実装した回
路基板が設けられ、この回路基板等を包むように箱形状
のシールド体も配置される。
【0014】図1には、上記図4で説明した分岐ケーブ
ル16の根元部16Aの内部拡大図が示され、図2には
この図1のII−II線の断面図が示されている。図におい
て、ケーブル16の根元部16Aは詳細な説明は省略す
るが、コネクタ部13に対し所定の角度だけ回転可能に
取り付けられる。この根元部16Aでは、ケーブル16
の外側に、金属製支持筒20をインサート形成したカバ
ーゴム21が被せられている。
【0015】そして、このカバーゴム21の支持筒20
と上記ケーブル16の保持筒22との間に、インピーダ
ンス周波数特性の異なる二つのフェライトコアF6,F7
が取り付けられる。このフェライトコアF6,F7の両端
には、電気的絶縁を図るために薄いゴム23A、23B
が配置される。
【0016】また、ケーブル16は、図2にも示される
ように、外皮24の下側に金属ネットからなるシールド
体25を設けており、このシールド体25の内側に、当
該ケーブル16の支持管の役割をすると共に、可撓性を
付与するための螺管(螺旋管)26が配置される。
【0017】更に、上記シールド体25は、リード線2
7を介してコネクタ部13の上記S端子18に接続さ
れ、このケーブル16の内部には、信号線、電源線等の
導電線28が配置される。なお、これらの導電線28に
おいても、図6で説明したようにシールド構造が設けら
れている。
【0018】そうして、上述したフェライトコアF6,
F7は、例えばF6を数十MHz〜100MHzでインピ
ーダンス100Ω以上となる特性を持つフェライトコア
と、F7を約50〜500MHzでインピーダンス10
0Ω以上となる特性を持つフェライトコアとする。
【0019】この種のフェライトコアのインピーダンス
周波数特性は、材料であるNi(ニッケル)、Zn(亜
鉛)等の配分比や、コア自体の体積或は長さ(D1,D
2)及び厚み等の寸法等で変わることになるが、当該例
では、外径又は内径を同一寸法としてその他の条件を調
整することによって上記の特性を得るようにしている。
これにより、根元部16Aへの配置取付けを容易にする
ことができる。
【0020】図3には、上記分岐ケーブル16のコネク
タ部16Bの構成が示されており、当該例では、このコ
ネクタ部16Bにおいても、同様に2個のフェライトコ
アを設けている。即ち、ここではケーブル16とコネク
タ30との間に、金属製支持筒31をインサート形成し
たカバーゴム32が配置され、このカバーゴム32と分
岐ケーブル16との間に、インピーダンス周波数特性の
異なる2つのフェライトコアF8,F9を設ける。そし
て、これらのフェライトコアF8,F9は、上記のフェラ
イトコアF6,F7と同一の周波数特性としてもよいし、
これらとは異なる周波数特性のものを取り付けてもよ
い。
【0021】上記の当該例の構成によれば、ノイズの放
散アンテナともなり得るケーブル16において広帯域周波
数の高周波ノイズを複数のフェライトコアF6,F7或い
はF8,F9で取り除くことができ、外部への放散を良好
に防止することが可能となる。従って、従来の図6に示
したように、コネクタ部13(1)内にフェライトコア
(F1〜F5)の全てを配置する必要はなく、この中のい
くつかのフェライトコアをなくすことが可能となる。
【0022】図5には、フェライトコアの他の構成例が
示されており、この例では、ケーブル16を同軸として
径方向に二つのフェライトコアF10,F11を重ねたもの
である。即ち、内側のフェライトコアF10の内径をケー
ブル16の外径R1が挿入できる大きさ、外側のフェラ
イトコアF11の内径を上記フェライトコアF10が挿入で
きる大きさとし、その他の条件を調整することにより各
フェライトコアF10,F11の所定のインピーダンス周波
数特性を得るようにする。
【0023】なお、上記例では、分岐ケーブル16の根
元部16Aとコネクタ部16Bに複数のフェライトコア
F1〜F9を設けたが、これらのフェライトコアはケーブ
ル12のスコープ10側又はコネクタ部13側の根元部
等にも配置することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各装置への接続をするためのケーブルコネクタの近傍で
ケーブルシールドの外側に、ノイズ周波数に対するイン
ピーダンス特性が異なるフェライトコアを複数個配置し
たので、高周波ノイズを広帯域で除去し、外部への放散
を良好に抑制することが可能となる。また、コネクタ部
内部等に配置していたフェライトコア等の数を減らすこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る内視鏡ケーブル装置
の構成を示し、図4のコネクタ部から分岐する分岐ケー
ブルの根元部の断面図である。
【図2】図1のII−II線で分岐ケーブルの根元部を切断
した断面図である。
【図3】図4の分岐ケーブルのコネクタ部側の構成を示
す一部断面図である。
【図4】内視鏡装置のシステムを示す全体図である。
【図5】実施形態例のフェライトコアの他の構成を示す
断面図ある。
【図6】従来における内視鏡ケーブル装置で、光源装置
へ接続されるコネクタ部の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,13 … コネクタ部、 3,12 … ケーブル、 4,16 … 分岐ケーブル、 16A … 根元部、16B … コネクタ部、 21,32 … カバーゴム、 F1〜F11 … フェライトコア。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子が配置されたスコープを含む内
    視鏡システムの各装置間を接続するケーブルを備え、こ
    のケーブルの外周部に電気的シールドを設けた内視鏡ケ
    ーブル装置において、 各装置への接続をするためのケーブルコネクタの近傍で
    上記電気的シールドの外側に、ノイズ周波数に対するイ
    ンピーダンス特性が異なる複数のフェライトコアを配置
    したことを特徴とする内視鏡ケーブル装置。
JP10139742A 1998-05-21 1998-05-21 内視鏡ケーブル装置 Pending JPH11337839A (ja)

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JP (1) JPH11337839A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7173182B2 (en) * 2002-06-28 2007-02-06 Fdk Corporation Signal transmission cable with connector
JP2009279148A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Olympus Medical Systems Corp 電子内視鏡装置
JP2011104372A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Medison Co Ltd プローブのストレインリリーフ用具及びその製造方法
US10070773B2 (en) 2014-12-01 2018-09-11 Sony Olympus Medical Solutions Inc. Connection structure and medical device

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A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040702

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040810