JPH113374A - ネッティング処理判定システム - Google Patents

ネッティング処理判定システム

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JPH113374A
JPH113374A JP15331597A JP15331597A JPH113374A JP H113374 A JPH113374 A JP H113374A JP 15331597 A JP15331597 A JP 15331597A JP 15331597 A JP15331597 A JP 15331597A JP H113374 A JPH113374 A JP H113374A
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JP
Japan
Prior art keywords
netting
data
payment
settlement
information
Prior art date
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Pending
Application number
JP15331597A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiharu Ikeda
ちはる 池田
Yoshitomo Kikuchi
良知 菊地
Yuji Kawakami
裕二 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH113374A publication Critical patent/JPH113374A/ja
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】仲介機関が,ネッティングするときに支払側の
精算尻データを取引時に活用し、取引時に精算尻データ
を参照してネッティング処理を行なわなかったり,精算
尻データの確認をとり、現時点で抱えている負債を大き
くしないこと。 【解決手段】支払側企業の決済確定データである支払デ
ータ受発信装置Ai(i=1〜N)が債務データである支払デー
タをネッティング処理実行部に転送し、ネッティング処
理実行部が決済確定データと予め敷居値格納装置に格納
してある敷居値とネッティング情報格納装置に格納して
ある精算尻データからネッティング処理を行うか判定
し、ネッティング処理の結果を支払データ受発信装置Ai
と支払データ受発信装置Ajに出力することを実行したも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネッティング処理
判定システムに関し、特に、複数の企業と仲介機関がネ
ットワークで接続されているシステムにおけるネッティ
ング処理において、ネットワークに参加している各企業
の債務が大きくならない方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、企業グループ内の各社の間をネッ
トワークで接続し、その企業グループ内で財務情報のや
りとりを行うような財務情報ネットワークとして、例え
ば、「エレクトロニック決済と金融革新 磯部朝彦/ケ
ブン・J・カーニ−監修 東洋経済新報社 P.87〜P8
9」に説明してあるようなシステムが知られている。財
務情報ネットワークは集中決済システムで構成されてお
り、集中決済システムは、グループ内でネットワークを
介して債権・債務をネッティングし、財務効率の向上を
図るシステムである。具体的には、まず、グループ各社
が請求、支払い関連のデータをオンラインあるいはメイ
ルボックスによりネットワークにのせ取引き相手の会社
宛に伝送する。相手会社は内容を確認し、決済確定デー
タである支払いデータを仲介機関に送る。仲介機関は各
社から同様に送られてきたデータを集計し、ネッティン
グし、その清算尻データを各社に送るとともに、金融機
関にもネッティング後のデータを送り、金融機関に設け
られた仲介機関の専用口座と各社の口座間で清算尻の付
け替えを行う。最終的にはグループ各社が金融機関から
入出金通知を受け取ることによってグループ企業間の支
払いが完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法には以下の
課題がある。
【0004】すなわち、単に債権・債務情報を交換して
それに基づいてのみネッティングを行っているに過ぎな
いため、現時点の支払側の債務が大きくなりすぎていて
も構わずネッティングを行って清算尻データを算出し、
これに基づいて支払いを行う恐れがある。この結果、集
中決済システムの場合では、参加者の決済不履行が他の
参加者に連鎖的に波及する。つまり、ネットワークに参
加している企業の支払い額が高額になると、清算尻デー
タが大きくなり決済不履行となり、グループ内のネッテ
ィングのメカニズムが壊れることになる。
【0005】本発明の目的は、上述した従来技術の問題
点を解決し、財務情報ネットワークにおけるネッティン
グ処理において、ネットワークに参加している各企業の
債務が大きくならないような財務情報ネットワークシス
テムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、支払側企業の
支払データ受発信装置Ai(i=1〜N)が債務データである決
済確定データを仲介機関のネッティング処理実行部に転
送し、ネッティング処理実行部が決済確定データと予め
仲介機関の敷居値格納装置に格納してある敷居値と仲介
機関のネッティング情報格納装置に格納してある精算尻
データからネッティング処理を行うか判定し、取引の当
事者である支払側と受取側の両方に実際にネッティング
処理を実行したか否かを知らせるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施例を詳細に
説明する。
【0008】図1は、本実施例(実施の形態)のネッテ
ィング処理判定システムのブロック構成図である。
【0009】図1は、複数の企業と仲介機関をネットワ
ークで接続したシステムであり、以後、ある取引をAi社
とAj社(i≠j)の間で行なったとし、N=7として以下説明
する。
【0010】111は支払側Ai社のシステムであり、支
払データ受発信装置Aiで構成されている。
【0011】112は受取側Aj社のシステムであり、支
払データ受発信装置Ajで構成されている。
【0012】120は仲介機関のシステムであり、ネッ
ティング処理実行部と敷居値格納装置とネッティング情
報格納装置で構成されている。
【0013】111は支払データ受発信装置Aiであり、
図3のような決済確定データをネッティング処理実行部
へ転送する。決済確定データは、ある取引において支払
う側の名前といった支払側情報と取引相手の名前といっ
た受取側情報と支払側が受取側に支払う金額である支払
金額で構成されている。ネッティング処理の結果が確認
メッセージにより出力される。
【0014】121はネッティング処理実行部であり、
予め設定してある122の敷居値格納装置の敷居値にも
とづいて精算尻データを算出するネッティング処理を実
行するか判定する装置である。ネッティングを実行する
と判定した場合、実行した結果をネッティング情報格納
装置に格納してネッティング情報を格納する。また、ネ
ッティング処理を実行した場合と実行しなかった場合の
両方に受取側の支払データ受発信装置Aiと支払側の支払
データ受発信装置Ajに処理の結果を転送し、確認メッセ
ージを出力する。
【0015】122は、予め図4のような支払側が受取
側に対する上限である敷居値を格納している。随時仲介
機関がデータを更新することが可能であり、敷居値格納
装置に格納してある敷居値は情報ベンダー等により公表
されている資本金や経常利益等の会社情報に基づいて決
定されている。
【0016】123はネッティング情報格納装置であ
り、図5のように、各企業が他社に対する支払い金額情
報と、支払側である各企業の他社に対する支払い金額を
集計した支払い合計値と、受取側である各企業の他社に
対する受取り金額を集計した受取り合計値と、支払い合
計値と受取り合計値をネッティングして算出した清算尻
データといったネッティング情報を格納している。な
お、仲介機関は定期的に精算尻データを金融機関に送
り,最終的には金融機関に設けてある仲介機関専用の口
座を介して,各企業は精算尻データに見合った額を支払
ったり受けとったりする。精算尻データが負の値なら支
払い,正の値なら受け取る。
【0017】なお、111から113はそれぞれ割り当
てられた処理機能を実行する中央処理装置とプログラム
を保有するワークステーションやパーソナルコンピュー
タである。122、123は磁気テープ記憶装置やハー
ドディスク等の記憶装置によって実現される。
【0018】図2はネッティング処理判定システム図1
の処理手順の1実施例を示すフローチャートである。以
下、処理内容の具体例を示す。各ステップは、図2に示
す遷移に従い処理を実行する。
【0019】[ステップ202]まず、ネットワークで接
続されている各社が取引明細といった請求・支払関連の
データをオンラインあるいはメイルボックスによりネッ
トワークにのせ取引相手の会社宛に伝送する。
【0020】[ステップ204]取引相手Ai社(i=1〜N)は
内容を確認し、決済確定データである支払いデータを仲
介機関に送る。例えば、 A1社がA3に10万円支払うこ
とが確定したならば、図3に示す決済確定データを転送
する。
【0021】[ステップ206]ステップ204で転送さ
れる決済確定データの支払側情報と受取側情報をキーと
してネッティング処理実行部が敷居値格納装置の敷居値
を参照し、また、ステップ204で転送される決済確定
データの支払側情報をキーとしてネッティング情報格納
装置の清算尻データを参照し、この清算尻データとステ
ップ204で転送される決済確定データの支払金額を加
算して中間変数を生成する。次ぎに、敷居値と中間変数
を比較し、中間変数が敷居値を越えなければステップ2
08を実行し、それ以外であればステップ214を実行
する。
【0022】[ステップ208]ネッティング処理実行部
が、ステップ204で転送される決済確定データの支払
側情報と受取側情報をキーとしてネッティング情報格納
装置の支払い金額に、ステップ204で転送されてくる
決済確定データの支払金額を加算し、ステップ204で
転送される決済確定データの支払側情報をキーとし支払
い合計値を算出し、この支払い合計値とステップ204
で転送される決済確定データの支払側情報をキーとした
受取り合計値をネッティングして清算尻データを算出
し、ネッティング情報格納装置に格納する。
【0023】[ステップ210]仲介機関のネッティング
処理実行部が、支払側と受取側に処理を実行したいか否
かの確認メッセージを出力する。
【0024】[ステップ212]ステップ206で処理を
行なうと判定した場合、仲介機関が清算尻データを各社
に送るとともに金融機関にもネッティング後のデータを
送り、金融機関に設けられた仲介機関の専用口座と各社
の口座で清算尻の付け替えを行う。
【0025】[ステップ214]最終的には、各社が金融
機関から入出金通知を受け取ることによって企業間の支
払いが完了する。
【0026】このように、仲介機関がネッティングする
ときに支払側の精算尻データと中間変数を取引時に活用
することにより、現時点で抱えている各企業の負債を大
きくしないことが可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればネ
ッティング実行時に取引きの仲介機関がネッティング処
理を実行するか否か判定するように構成したため、参加
者の決済不履行が他の参加者に連鎖的に波及する可能性
を少なくする効果がでた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネッティング処理判定システムの1実
施例を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の処理手順の1実施例を示すフローチャ
ートである。
【図3】支払データ受発信装置Aiが転送する決済確定デ
ータを示す説明図である。
【図4】敷居値格納装置の敷居値を示す説明図である。
【図5】ネッティング情報格納装置の精算尻データを含
むネッティング情報を示す説明図である
【符号の説明】
111Ai社の支払データ受発信装置Ai 112Ai社の取引相手であるAj社の支払データ受発信装
置Aj 120仲介機関のシステム構成 121仲介機関のネッティング処理実行部 122仲介機関の敷居値格納装置 123仲介機関のネッティング情報格納装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 裕二 東京都品川区大井1丁目49番10号 株式会 社日立ビジネス機器内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の企業と仲介機関がネットワークで接
    続されているシステムにおいて、仲介機関が、一定期間
    中に発生するある企業の各社に対する債務情報である支
    払いデータを集計して支払い合計値を算出し、また、各
    社に対する債権情報である受取りデータを集計して受取
    り合計値を算出し、この受取り合計値と支払い合計値を
    ネッティングして差分である清算尻データを算出し、こ
    の清算尻データを企業間の入出金の前に算出し利用して
    いるシステムにおいて、仲介機関が、取引を成立させて
    も良いか判定するために、支払側から転送してくる決済
    確定データの支払額と清算尻データを加算した中間変数
    が、情報ベンダー等により公表されている資本金や経常
    利益等の会社情報に基づいて事前に設定してある敷居値
    を越えるかどうか判定し、越える場合は仲介機関が精算
    尻データを算出するネッティングを行なわず,取引の当
    事者である支払側と受取側の両方に実際にネッティング
    処理を実行したか否かを知らせるネッティング処理判定
    装置。
JP15331597A 1997-06-11 1997-06-11 ネッティング処理判定システム Pending JPH113374A (ja)

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Effective date: 20040622