JP2001175765A - ファンド・マネージャーをブローカーにマッチングさせるシステムおよび方法 - Google Patents

ファンド・マネージャーをブローカーにマッチングさせるシステムおよび方法

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JP2001175765A JP2000312732A JP2000312732A JP2001175765A JP 2001175765 A JP2001175765 A JP 2001175765A JP 2000312732 A JP2000312732 A JP 2000312732A JP 2000312732 A JP2000312732 A JP 2000312732A JP 2001175765 A JP2001175765 A JP 2001175765A
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファンド・マネージャーとブローカーとがメ
ッセージのやり取りを行なうことで、証券インストゥル
メントの購入、売却、および分配を行なう方法およびシ
ステムを提供すること。 【解決手段】 ファンド・マネージャーが第一メッセー
ジを作成し、ブローカーがこれに応答して第二メッセー
ジを作成し、これら2つのメッセージを証券取引の記録
を形成するためにマッチングさせる。取引の様々な段階
を注視、又は発生する取引に承認を与えるために、第三
者も様々なメッセージにアクセスすることが可能として
いる。マッチングが発生すると、別のメッセージが生成
されて、証券保管機関およびクリアリング・エージェン
トに転送され、当該取引の決済が行なえるようにする。
その取引におけるマッチングの発生後であっても、個人
がその取引の訂正、キャンセル、または維持の要求を行
なうことを可能にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の属する技術分野 本発明は、ファンド・マネージャーが、該ファンド・マ
ネージャーの管理運用するポートフォリオに影響する取
引を行なうブローカーとやり取りが行なえるようにする
システムおよび方法に関する。好適実施例の一つでは、
取引の方法・時期および決済の方法・場所についての指
示メッセージをファンド・マネージャーとブローカーと
の間でやり取りする。そして、それらメッセージをマッ
チングさせて当該取引の完全記録を形成するようにし
た。
【0002】従来の技術 テクノロジーの出現に伴って、各個人が、複数のマーケ
ットに投資することがより簡単になり、またより望まし
くなってきている。そのような個人のグループとして、
複数の顧客に対して証券投資のポートフォリオを管理運
用するファンド・マネージャーが挙げられる。これらフ
ァンド・マネージャーの通常業務は、特定のポートフォ
リオのためどの証券に投資すべきかの決定することであ
る。ファンド・マネージャーには、ポートフォリオの価
値を最大にするため、海外市場で取引される証券に投資
するものがいる。海外市場における取引には利点が多数
ある。
【0003】すなわち、それぞれ異ったマーケットおよ
び国家に跨る取引を行なうことにより、ファンド・マネ
ージャーは、ポートフォリオの資産をその成長が最も見
込まれそうなところで運用することが可能となる。例え
ば,米国での証券市場がある特定の時点でさほど強くな
い場合、ファンド・マネージャーは、もしその時点の日
本の経済が米国の経済よりも優れていれば、日本の証券
市場を綿密に調べ決定を行なうことができる。
【0004】電話やファクシミリを使用して、ファンド
・マネージャーは、実際に証券を売買するブローカーと
連絡をとることはできる。しかし、このような通信手段
は今日の進行の早いマーケットに対してはもはや理想的
なものではなくなっている。例えば,電話による通話の
場合、ファンド・マネージャーおよびブローカーは双方
とも同時に電話に出る必要があるが、ファンド・マネー
ジャーの場所と12時間以上時差のある海外市場の場
合、ファンド・マネージャーとブローカーの個々人が通
話することは困難である。また、ファクシミリの場合
は、最終的には、ファンド・マネージャーおよびブロー
カーへの書面でのルーティングが個々に必要であり、こ
のことは、ファンド・マネージャーとブローカーとのロ
ケーションによる時差を解決するものではない。
【0005】一方、電子メール、eメールは、これら問
題のいくつかは解決したが、依然としてeメール自体は
有効な手段ではない。すなわち、ファンド・マネージャ
ーが、eメールで複数のブローカーの面前で売買注文を
出して、取引を行なう合意を1件だけ受諾するというこ
とは困難である。換言すると、たとえファンド・マネー
ジャーが、eメールメッセージの“To”ラインに複数
のブローカーのアドレス指定したとしても、その注文の
受諾に最初に応答したものを確定し、それによって取引
を確認して支払を行なうということは困難である。加え
て、eメールは、取引を追跡してその取引の最初から最
後まで監査証跡したり、あるいは取引の状態を第三者が
控えめに一覧することができるようには設計されていな
い。
【0006】発明の開示 本発明の利点の一つは、ファンド・マネージャーとブロ
ーカーとが素早く取引を行ない、且つその取引の決済を
行なえるようにするシステムおよび方法を提供すること
である。また、本発明は、ファンド・マネージャーや、
ブローカーや、第三者が、あらゆる取引に関するメッセ
ージをリビューしてその正確さを確認したり、必要な個
所の訂正を行なったり、あるいは、その取引や関連する
決済が正確であれば、それらの確認を行なえるようにす
るものであり、このような効果を、ファンド・マネージ
ャーや、ブローカーや、承認された第三者が、個々のメ
ッセージによりその取引のあらゆる面を確認することが
できるように、該当するメッセージをマッチングさせる
ことにより達成したものである。
【0007】また、本発明の別の利点は、メッセージの
マッチングの生じる許容範囲を設定する機能をファンド
・マネージャーに与えることである。本発明により、各
種のメッセージがマッチすることとなる場合の許容範囲
を選択できるようにすることでファンド・マネージャー
に自由度を与え、それによりファンド・マネージャー
が、今日の証券市場で望まれている速度の利点を維持し
ながら、様々な取引や決済の方法、時期、およびどんな
パラメータで実行するかを広く統轄することができるよ
うにした。
【0008】また、本発明の別の利点は、ファンド・マ
ネージャーやブローカーが既存のメッセージから新たな
メッセージを作り出す機能である。これにより、ファン
ド・マネージャーやブローカーは、既存のメッセージか
らあるフィールドのデータをコピーしてデータ入力ミス
を回避したり、要求されたフィールドに手動でタイピン
グしてメッセージを作成する場合に内在する潜在的問題
を回避できるようにした。
【0009】また、本発明の別の利点は、データベース
に保存されたデータを使用してメッセージに要求された
データフィールドを完全にするようにする機能である。
これにより、ファンド・マネージャーやブローカーは、
データの全てのフィールドや特定のフィールドをタイプ
してメッセージにする必要なしに、メッセージを作った
りメッセージに応答したりできるようにした。
【0010】また、本発明の別の利点は、メッセージを
マッチさせるよう、データ変換することができる機能で
ある。一例として、ある当事者に特定の選別データフィ
ールド内のいくつかのデータを同じ選別データフィール
ドにおける他のデータに変換し、それにより第二者によ
る読み取り、理解、使用が行なえるようにすることが挙
げられる。
【0011】また、本発明の別の利点は、ファンド・マ
ネージャーやブローカーが、本発明の範囲内で規則や規
定を設定して、取引の一方の当事者や第三者により入力
されたデータを含む特定の状況下で、特定のメッセージ
を相互に交わしたり或いは相手方に送るようにする機能
である。
【0012】発明の実施の態様 図1は、本発明の好適実施例に係るシステム100の概
略図である。上記したように、ファンド・マネージャー
103(以下の図では“FM”とする)は、証券のポート
フォリオ106を管理運用する。ファンド・マネージャ
ーは、ポートフォリオ内の個々の証券や、該ポートフォ
リオ外のマーケットをリビューして、ポートフォリオの
総合的なパフォーマンスを高めるのにどの証券を売買す
るかどうかの決定を行なう。ファンド・マネージャー1
03は、パーソナル・コンピュータ/ワークステーショ
ン109を用いて情報を送ったり検索したりする。ファ
ンド・マネージャーのコンピュータ109は、ネットワ
ーク112に接続している。ネットワーク112は、フ
ァンド・マネージャーのコンピュータ109とセントラ
ル・コンピュータ115との間のチャンネルとして作用
する。セントラル・コンピュータ115には、本発明の
目的を実行するために用いられる専用のソフトウェアモ
ジュールを包含している。該セントラル・コンピュータ
115には、複数のデータベース118a−118eが
接続されている。データベース118aは、証券指令デ
ータを保存していて、セントラル・コンピュータ115
におけるいくつかのプログラムモジュールを適切に実行
できるようにしている。
【0013】データベース118bには、証券保管機関
やクリアリング・エージェントのデータが保存されてお
り、セントラル・コンピュータ115がこれら証券保管
機関やクリアリング・エージェントにメッセージを適切
に発送できるようにしている。また、データベース11
8cには、トランスレーション・データが保存されてお
り、セントラル・コンピュータ115が、ファンド・マ
ネージャー専用のデータを、ブローカー専用のデータフ
ォーマット、第三者専用のデータフォーマット、および
/または証券保管機関やクリアリング・エージェント専
用のデータフォーマットと互換性のあるフォーマットに
トランスレート(翻訳)できるようにしている。また、デ
ータベース118dには、証券・コードが保存されてお
り、セントラル・コンピュータ115が、名称やディス
クリプションによってインストゥルメントを検索してそ
の証券識別番号に関連する取引/メッセージを探し出す
ようにしている。加えて、データ・ベース118dに
は、トランスレーション・データが保存されており、形
態における一方の当事者(すなわち、米国)が使用する
第1形態の証券コード付きメッセージを形態におけるも
う一方の当事者(すなわち、日本)が使用する第2形態
の証券コードに翻訳できるようにしている。また、デー
タベース118eには、BICデータが保存されてい
る。
【0014】システム100には、ロンドン証券取引所
の仲買人(ブローカー)121が保存されている。該ブロ
ーカー121は、ロンドン証券取引所124における証
券を売買したり証券取引を実行する。該システム100
では、ブローカー121は、パーソナルコンピュータ/
ワークステーション127を介して情報を送受信する。
ファンド・マネージャーのコンピュータ109と同様、
ブローカーのコンピュータ127は、ネットワーク13
0に接続しており、該ネットワーク130は、セントラ
ル・コンピュータ115につながっている。
【0015】前記ブローカー121と同様、システム1
00には、東京証券取引所136で業務するブローカー
133が示されている。該ブローカーは、パーソナルコ
ンピュータ/ワークステーション139およびネットワ
ーク142を用いてセントラル・コンピュータ115に
対しデータを送受信するようにしている。また、ブロー
カー145は、ニューヨーク証券取引所148で取引す
るブローカーであり、パーソナルコンピュータ/ワーク
ステーション151およびネットワーク154を用いて
セントラル・コンピュータ115に対しデータを送受信
するようにしている。なお、図1に示したマーケット
は、単に説明的なものに過ぎず、商品取引や、連邦政府
債や、通貨市場や、デリバティブ市場等のその他のマー
ケットについても本発明の範囲を逸脱することなく実施
することが可能である。
【0016】また、該システム100には、証券保管機
関および/またはクリアリング・エージェント157も
含まれており、証券保管機関および/またはクリアリン
グ・エージェント157が、パーソナルコンピュータ/
ワークステーション160およびネットワーク163を
用いてセントラル・コンピュータ115とインターフェ
ースを取れるようにしている。
【0017】また、該システム100には、第三者16
9も含まれている。通常、第三者はファンド・マネージ
ャーとブローカーとのあらゆる取引に対し関心を示すも
のであり、第三者169は、パーソナルコンピュータ/
ワークステーション166およびネットワーク112を
用いてセントラル・コンピュータ115にアクセスす
る。
【0018】なお、ネットワークの数は、本発明の実施
対象範囲であるファンド・マネージャーやマーケットの
数と直接対応している必要はなく、例えば、別の実施形
態としてネットワーク112、130、142、154
および163を単一のネットワークとして実施するよう
にすることも可能である。
【0019】図2は、本発明の実施形態と使用可能なシ
ステムにおける画面の一例である。スクリーン200
は、ファンド・マネージャー103がポートフォリオ1
06で管理運用する各種の典型的証券を分類分けしたも
のである。各証券は、その証券の取引される取引場所に
基づいて、各コラム203−215に整理されている。
スクリーン200に示した例では、証券の取引が行なわ
れるところは、ニューヨークの証券取引所(NYSE)
203,ナスダック(NASDAQ)206,東京証券
取引所209、連邦ボンドマーケット212、および金
融市場215である。
【0020】また、スクリーン200の下部の列218
−224に示しているのは、30日、6か月、および1
年前の過去に関する種々のマーケットの動向である。こ
の総括情報により、ファンド・マネージャー103は、
状況が上向いていると判断した場合は証券を多く購入
し、また状況が悪くなっていると判断した場合は証券を
売却することができる。
【0021】このような情報を得ること以外にも、ファ
ンド・マネージャー103は、複数のマーケットからも
情報を得る。例えば、ファンド・マネージャーがNYS
Eでの取引に興味がある場合、そのファンド・マネージ
ャーは、他の会社に関する情報や、その会社の動向がマ
ーケットにおけるその会社の株式価値に関しどちらの方
向を向くのかに関する情報を受取って、マーケット全体
が上昇しているのかそれとも下降しているのかについて
の感触を得ることで、ファンドを適切に配分できるよう
にするであろう。
【0022】また、図2に一例を示したが、ポートフォ
リオの内的情報と、ファンド・マネージャー103に提
供されるポートフォリオの外的情報とを用いて、ファン
ド・マネージャー103は、ポートフォリオ106のパ
フォーマンスを高めるため、証券の購入を行なうか売却
を行なうかの決定をすることができる。
【0023】証券および市場平均に基づき証券を何時ど
れだけ売買するかについて決定する以外にも、ファンド
・マネージャー103は、顧客やファンドの共同所有者
からの売買指示も受取る。例えば、顧客が家を購入する
ことに決め、その家の購入の支払にファンドにおける自
己資産を整理することを望む場合、ファンド・マネージ
ャー103は、その顧客に引渡すべき資金を得るべく、
複数のマーケットで証券を売却する必要が出てくるが、
この場合、ファンド・マネージャー103は、ファンド
における顧客の持株を整理するため、各証券につき所定
割合の証券を売却することになる。
【0024】注文と確認 図3は、本発明の実施形態を用いて取引を行なう場合の
プロセスを示したフローチャートである。はじめ、ブロ
ックB303において、ファンド・マネージャー103
は、ポートフォリオにおける証券の一部を売買する決定
を行なう。ファンド・マネージャー103のこの決定
は、顧客から売買の指示を受けたり、或いはポートフォ
リオの一部が予想より良くなっている/悪化しているこ
とを示す外部マーケット情報から生まれる。
【0025】ブロックB306において、ファンド・マ
ネージャー103はブローカーに売買注文を送る。な
お、この注文は、複数の方法のいずれかにより処理する
ことが可能である。例えば、従来通り、ファンド・マネ
ージャー103からブローカーに電話を掛けて口頭で取
引を行なう旨指示することで注文する方法が挙げられ
る。別の方法としては、ファンド・マネージャー103
が売買注文書に記入して、そしてそれをファクシミリで
ブローカーに送る方法がある。さらに別の方法として
は、ファンド・マネージャー103がeメールでメッセ
ージを送るか、SWIFT(国際銀行間通信協会)と互
換可能なメッセージをブローカーに送って、そのブロー
カーに、所望する取引の額や種類について指示を出す方
法がある。ファンド・マネージャー103がどの方法を
選んで注文を出しても、その注文はブロックB306で
当該のブローカーへ送られる。
【0026】ブロックB309では、当該のブローカー
は、注文を受取って要求された取引を実行する。そし
て、要求された取引の実行後、ブローカーは、取引実行
済通知を入力する。この通知は、通常、セントラル・コ
ンピュータ115に送信される電子メッセージである。
この実行済通知には、売買した証券に対する実際の支払
/受取価格や、取引した証券の数、および他のデータ・
フィールドのうち、取引実施日付が含まれる。なお、ブ
ローカーは、ファンド・マネージャー103から受取っ
た注文に特定されている取引の全体を完全に行なうこと
ができない場合がある。例えば、ブローカーは、要求さ
れた一株25ドルで100株を売却する代わりに、一株
25ドルの持株を50株売却することしかできない場合
がある。また、ブローカーは、ファンド・マネージャー
103により与えられた範囲の高価格側でしか株を購入
できず、ドルの総額を管理運用基準としている場合(例
えば、80ドル乃至85ドルの範囲内で、最高額で1,
000ドルを越えない額でできるだけ多くの株を購入す
るような場合である)、最初要求された株数より少ない
数の株しか購入できない場合がある。最後に、実行済通
知がブローカーによって作成された後、該実行済通知は
セントラル・コンピュータ115に送信され、セントラ
ル・コンピュータ115によりマッチング処理され、後
でファンド・マネージャー103により確認される。
【0027】ブロック312では、ファンド・マネージ
ャー103は、セントラル・コンピュータ115から実
行済通知を受取る。このとき、該実行済通知は、注文と
一致させて、取引の要求がいつ行なわれて、実際の取引
がいつ完結したのかについて完全な記録が取られるよう
にする必要がある。ファンド・マネージャー103がセ
ントラル・マネージャー115を介してブローカーに注
文としての電子メッセージを送らなかった場合には、セ
ントラル・コンピュータ115には、その注文の記録が
存在しないことになる。この場合、ファンド・マネージ
ャー103は、自分の出した注文と、セントラル・コン
ピュータ115を介してブローカーがファンド・マネー
ジャーコンピュータ109に返送する実行済通知とを手
動でマッチングさせなければならない。ファンド・マネ
ージャー103が、電子注文のフォームを使ってそれを
セントラル・コンピュータ115を介しブローカーに送
る場合には、セントラル・コンピュータ115には、フ
ァンド・マネージャー103からブローカーに送られて
いるその注文メッセージの記録またはコピーが存在する
ことになる。いずれにせよ、ファンド・マネージャー1
03か、セントラル・コンピュータ115かのいずれか
が、注文と、対応の実行済通知とをマッチングさせて、
取引全体の完全な記録が存在するようにしている。
【0028】マッチングさせるとき、セントラル・コン
ピュータ115は、2つのメッセージを比較して、重要
データ要素(フィールド)が同一かどうか、或いは許容
範囲であるかどうかを確認することになる。このシステ
ムにより、ファンド・マネージャーには、個々の要求事
項に合うように調整する自由度が与えられることにな
る。
【0029】ファンド・マネージャー103は、セント
ラル・コンピュータ115による自動マッチングが生じ
る許容範囲を設定することができる。好適実施例では、
許容範囲は、百分率(%)等の数値フィールドだけに使
用可能としている。許容範囲は、制御偏差率(%)とし
て設定することができ、例えば、対象・%・数値や、絶
対数偏差等が挙げられる。後者は、通貨で設定すること
ができ、適応可能である場合は、%に適用してもよい。
また、許容範囲はファンド・マネージャーにより設定さ
れることになるため、取引は、マッチングが行なわれて
いるときには、ブローカーの値が付けられることにな
る。
【0030】ファンド・マネージャーは、自己のGUI
(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)に“ビ
ュー・トレランス・アジャストメント”のオプションを
持つことになる。これにより、ファンド・マネージャー
は調整されたあらゆるフィールドを見ることができ、ま
た、マウスを右クリックすることにより、最初入力した
値や、調整値や、誤差等、調整の一部として利益を得た
か損失したのかを示す+/−を含む、を見ることができ
るようにしている。
【0031】ブロックB315では、コンピュータ10
9のファンド・マネージャーのソフトウェアによって、
実行済通知に基づき、ポートフォリオの現状(すなわ
ち、各証券がポートフォリオでいくらぐらいか等)の最
新化が行なわれる。ブロックB318で、このプロセス
は終了する。
【0032】なお、上記プロセスは、1件の取引に対応
したメッセージをマッチングさせるものである。また、
取引要求がファクシミリ通信時間にそぐわないとき、当
事者の一方、ファンド・マネージャーかブローカーの一
方、が他方のメッセージを手動で(すなわち、ファクシ
ミリを介して)確認することは、本発明の範囲内のもの
である。また、この場合、メッセージを作成した当事者
は、その取引要求をセントラル・コンピュータ115へ
の他のメッセージで確認するか、後記する最初のメッセ
ージを補正するかのいづれかを自由裁量で適宜行なうこ
ともできる。
【0033】また、ブロックB312でのマッチング
は、ファンド・マネージャーとブローカーの双方にイン
ストゥルメントの取引における自由度を与えるために行
なうことも可能である。なお、このことは、主として、
当事者間でやりとりされるメッセージによりマッチング
するよう要求されるか、または当事者間でやりとりされ
るメッセージにより随意マッチングされるフィールドを
様々設けることで行なえる。例えば、変更例、以下ブラ
インド・マッチングと称する、において、双方の当事者
どおしが自分自身の正体を他者に知られないようにす
る。従って、各当事者は、他方の当事者の正体を知るこ
となく、当該の取引を進める合意を形成することが可能
である。この種のマッチングは、ブラインド・マッチン
グと呼ばれ、双方の当事者が、当該取引が完了するまで
互いに自分自身の正体を他者に知られないようにするオ
プションを選択することで行われる。このブラインド・
マッチングは、一方の当事者が、所定の状況下において
他方の当事者を利用したりだましたりするのを防ぐとい
う点で利点がある。このブラインド・マッチングをさら
に実行すると、一方の当時者が他の取引の詳細(決済
等)を他方の当事者に明かさないようにすることが可能
であるが、ただし、秘密を明かさない側の当事者が他方
の当事者に対し状況に関するメッセージを送ることに同
意する場合はこの限りではない。この種の取引は、一方
の側だけが取引の詳細の全てを知るため、片側取引と呼
ばれる。
【0034】SWIFT(国際銀行間通信協会)形式の
メッセージを使用する場合、セントラル・コンピュータ
115は、以下のメッセージどおしをマッチングする。
【0035】
【表1】 なお、ファンド管理運用会社は、フィールドがマッチン
グされるために必要な規則を設定して、各会社の個々の
ファンド・マネージャーが随時のマッチング・フィール
ドを設定できないようにしてもよい。典型的な実施形態
では、それら規則は、そのファンド管理運用会社のロー
カルデータベースに保存され、そして作成されたメッセ
ージは、該メッセージがそのデータベースにおいて設定
された基準にマッチしてはじめてファンド管理コンピュ
ータのネットワークを出てセントラル・コンピュータ1
15に届くようにする。
【0036】取引メッセージをマッチングさせる方法で
の自由度を越えて、一旦取引がマッチングすると、その
取引は当事者により破棄したり補正したりすることがで
きる。従って、各当事者は、一旦取引がセントラル・コ
ンピュータ115によりマッチングが行なわれると、そ
の取引を補正するか、キャンセルするか、あるいは維持
するかのいづれかを選択することが可能である。双方の
当事者がマッチングした取引を維持することを選択した
場合には、その取引は、セントラル・コンピュータ11
5により直ちに自動適応(自動マッチング)が行なわれる
ことになる。当事者の一方が、マッチングした取引をキ
ャンセルしたい場合は、他方の当事者からその取引のキ
ャンセルの許可を受取るようにしなければならない。ま
た、当事者の一方が、他方の当事者に、マッチングした
取引を補正するか、キャンセルするかキャンセルを希望
する旨のメッセージを送った場合は、受領した側の当事
者は、補正する側の当事者に関連するそれ以外の係属中
の取引やマッチングされた取引に関する他の情報を見
て、そしてその情報を使ってその特定の取引の補正やキ
ャンセルに同意するかどうかの決定をするようにするこ
とができる。なお、後記するように、取引が第三者によ
り委任されたものである場合は、その第三者は、そのマ
ッチングされた取引の補正やキャンセルの許可を与えな
ければならない。
【0037】なお、双方の当事者が、取引のキャンセル
に同意した場合には、双方の当事者からのメッセージと
もマッチングが行なわれないので、手動によるか、セン
トラル・コンピュータ115による自動適応により、再
度自由にマッチングさせるようにすることができる。
【0038】本発明はまた、ブローカーがファンド・マ
ネージャー103からの大口注文一件に関するマルチ・
パート・フィルズ(多部分記入書)を実行メッセージ通
知(前記SWIFTのフォーマットでは、MT513の
メッセージ)の形で送れるようにするものでもある。フ
ァンド・マネージャー103は、これらパート・フィル
ズの各々を手動で確認することもできるし、そのファイ
ルやSWIFTのメッセージを作成するか直接アップロ
ードすることもできる。ブローカーにより作成されたパ
ート・フィルズは全て、ファンド・マネージャー103
により発せられる同一の注文整理番号に関連付けられ
る。
【0039】いくつかのパート・フィルズが結合しファ
ンド・マネージャー103からの注文が完全なものにな
ると、セントラル・コンピュータ115は、全部のパー
ト・フィルズに対しマッチングが要求される複数のメッ
セージの代わりに、それら複数のパート・フィルズを自
動的に完全な実行メッセージ通知に変換する。これらパ
ート・フィルズは、実行メッセージ通知に関連付けさ
れ、当事者により検索されるようになる。ただし、対応
するメッセージの代わりであるので、セントラル・コン
ピュータ115にマッチングされることはない。これに
よって、パート・フィルズの取引状態は平均化したもの
として指定される。
【0040】当事者が入力でき、また随意的なものとし
ておけたり、必須であることを要求するデータフィール
ドとしては、例えば、状況、取引実施期日範囲、決済期
日範囲、ファンド・ネームやナンバー、またはアカウン
ト・ネームやナンバー、取引国、決済国、他方の当事者
名、証券保管機関やクリアリング・エージェントの識別
番号等(特定のメッセージのみを対象)が挙げられる。
【0041】配分 証券の売買手続以外に、本発明の実施形態は、ポートフ
ォリオ内における証券の再配分にも用いられる。本発明
のこの特徴が提供されるプロセスを図4に示す。まず、
ブロックB403で、ファンド・マネージャー103
は、ポートフォリオ内でリソースを再配分することを決
める。この決定は、複数の方法で行なうことができる。
図4には2つの方法が示されている。第1の方法は、証
券のポートフォリオの所有者や顧客がファンド・マネー
ジャー103に連絡をとって、ポートフォリオ内でリソ
ースを再配分するよう指示することである。さらに具体
的に述べると、ファンド・マネージャー103は、顧客
や依頼者から1つ以上の証券の一部を売るとともに、そ
の手続きを利用して別の証券を1つ以上買うようにとの
指示を受ける。この例の場合、そのファンドは一人の顧
客により所有されるだけであり、ミューチュアル・ファ
ンド(投資信託)ではない。
【0042】ファンド・マネージャーがファンドの再配
分を決定する別の方法は、様々なマーケットのいずれか
のアクティビティである。すなわち、ファンド・マネー
ジャーがポートフォリオの一部が他のものより実績が上
がっていると確信した場合は、ポートフォリオの実績の
低い部分を売却し、より実績の高い証券の証券を購入す
るという決定をする。
【0043】ファンド・マネージャー103が、ポート
フォリオにおけるファンドの配分や再配分を行なうよう
ブローカーに要求する決定を行なった場合は、ファンド
・マネージャー103は、ブローカーに必要な取引を行
なうよう要求しなければならない。ブロックB406
で、ファンド・マネージャー103は配分要求書を作成
する。ブローカーに配分要求する場合ファンド・マネー
ジャーが使用できる方法は複数ある。その1つは、ファ
ンド・マネージャー103が図5に示したもののよう
に、空の画面の必要個所を埋める方法である。さらに具
体的に述べると,図5は、ファンド・マネージャー10
3が配分の要求を行なうときにファンド・マネージャー
のコンピュータ109に映し出されるデータ収集用の画
面である。ファンド・マネージャー103は、“購入”
コラム503の項目と“売却”コラム506の項目とを
埋める。すると、サブコラム503aと506aには、
売却する証券額が購入する証券の購入価格を少なくとも
充当するに十分である通貨合計を生成する。ファンド・
マネージャー103が画面の記入個所を埋めると、ファ
ンド・マネージャーのコンピュータ109によりファイ
ルが生成され、セントラル・コンピュータ115に送ら
れる。別の実施形態では、ファンド・マネージャーの配
分を示したSWIFT形式のメッセージが生成されるよ
うにしている。
【0044】また、別の実施形態では、ファンド・マネ
ージャー103が、例えば図3に関連して説明したプロ
セスを用いて単一の証券の大口購入注文を行なう。好適
実施形態では、そのようなプロセスを用いることによ
り、SWIFT形式のオーダーメッセージであるMT5
02、およびSWIFT形式の実行メッセージの通知で
あるMT513、を生成させるようにしている。ファン
ド・マネージャーのコンピュータ109が実行メッセー
ジの通知を受取ると、ファンド・マネージャー103
は、その証券の取引単位を複数のアカウントに配分して
全ての取引単位が割当られるようにする。
【0045】なお、上記した多くの状況下では、ファン
ド・マネージャー103には、ファンド/アカウントお
よび数量をパーセンテージや絶対値で表わす欄の設けら
れた表が呈示される。この場合、ファンド・マネージャ
ーは、インストゥルメントの数量を基礎取引の数値をパ
ーセンテージとして配分してもよいし、また絶対数を記
入してもよい。パーセンテージの場合は、セントラル・
コンピュータ115は、全100%の配分が行なわれる
と、絶対値を計算し、そのデータが正しいかどうかの確
認を行う。
【0046】配分メッセージの作成後、ブロックB40
9において、決済指示を配分メッセージに随時加えるよ
うにしてもよい。決済指示を配分メッセージに加えるこ
とができる方法は複数ある。実施形態の一つでは、ファ
ンド・マネージャー103は、決済指示を手動で配分メ
ッセージに追加する。さらに別の実施形態では、セント
ラル・コンピュータ115が、データベース118aに
保存された決済指示を自動的に追加する。データベース
118aにより、ファンド・マネージャーとブローカー
との両方/一方と関連した適切な決済指示が、特定の証
券取引用の基準決済指示として選択される。メッセージ
におけるデータにより、どの組の決済指示を加えるべき
かが決定される。
【0047】ブロックB412において、セントラル・
コンピュータ115は、配分メッセージを受取り、そし
て個々の顧客/依頼人のアカウント・ナンバーをファン
ド・マネージャーのアカウント・ナンバーに変換する。
これは、データベース118cと関連する参照機能を用
いるだけで行なうことができる。というのも、前記デー
タベースにおいては、各依頼人番号が顧客のポートフォ
リオを処理するファンド・マネージャーのアカウント・
ナンバーと関連付けて保存されているからである。この
変換により、ファンド・マネージャーのアカウント・ナ
ンバーで組織化が行なわれるように、ブローカーが売買
取引する大口注文が設定される。
【0048】変換後、配分メッセージは、ファンド・マ
ネージャーのコンピュータ109からセントラル・コン
ピュータ115および関連するネットワーク112、1
27を介してブローカーのコンピュータ(すなわちコン
ピュータ124)に送られる(ブロックB412)。
【0049】ブロックB415において、ブローカーの
コンピュータは、セントラル・コンピュータ115から
対応のネットワークを介して前記配分メッセージを受取
る。受取り後、ブローカーのコンピュータは、ローカル
データベースのデータが、コンピュータ109と関連付
けされたローカルデータベースにおけるデータ(図1に
は図示せず)と並行するよう、自己のローカルデータベ
ースの最新化を行なう。この目的は、ファンド・マネー
ジャー103が他の取引を実行した場合、すぐにブロー
カーが要求された取引を行なうかどうか(すなわち、フ
ァンド・マネージャー103の顧客が現在所有している
証券を売却するかどうか)を決定するために、ローカル
データベースのデータをリビューできるようにすること
である。
【0050】ブロックB418において、ブローカー
は、自己のブローカーのコンピュータを使って確認メッ
セージを作成する。同じくブロックB418において、
ブローカーのコンピュータは、その確認メッセージをセ
ントラル・コンピュータ115に送信信し、ブロックB
421において、セントラル・コンピュータ115は、
前記確認メッセージをブローカーのコンピュータから受
取る。
【0051】ブロックB424において、セントラル・
コンピュータ115は、データベース118aから検索
された決済指示を追加する。なお、このブロックは任意
のものである。というのも、決済指示は、ブローカーが
自身のブローカーコンピュータを用いて確認メッセージ
内に追加することもできるからである(ブロックB40
9参照)。ブロックB427において、セントラル・コ
ンピュータ115は、前記配分メッセージを対応する確
認メッセージとマッチングさせて、当該取引の完全記録
を形成するようにする。ブロックB430において、こ
のプロセスは終了する。
【0052】決済 購入/売却の注文または配分のいずれか一方と、ブロー
カーからの当該応答メッセージとのマッチングが行なわ
れると、セントラル・コンピュータ115は、決済操作
の段階に進む。決済は、購入した証券に対する実際の支
払代金、またはファンド・マネージャーに渡る証券売却
代金である。その場合、ファンド・マネージャーは、売
却代金を渡すか、顧客から代金を集金して決済指示に応
じてブローカーに送るようにする。ファンド・マネージ
ャー103またはブローカーのいずれか一方は、決済の
期日だけでなく、決済を行なうための独自の規則や、規
定や、方法を設定するようにしてもよい。なお、通貨の
種類、金融機関および当該ファンドを預金したり引き出
したりする口座は、決済指示の一部を構成することがあ
る。
【0053】本発明の好適実施形態に係る取引決済プロ
セスを図6に示す。ブロックB603において、セント
ラル・コンピュータ115は、指示を受けると、証券保
管機関やクリアリング・エージェントのメッセージを生
成する。例として、セントラル・コンピュータ115
が、これらの種類の指示メッセージを生成する場合を2
例挙げる。決済指示を作成する方法の第1の例は、ファ
ンド・マネージャー103またはブローカーのいずれか
に決済指示を最初から空白画面に入力してもらうことで
ある。このプロセスは、一般には、ファンド・マネージ
ャー103またはブローカーのいずれかに識別タグのつ
いた単純テキスト・ボックスを含むグラフィカル・ユー
ザー・インターフェース(GUI)を持たせて、後記す
るセントラル・コンピュータ115により生成される対
応メッセージを正しい当事者に送信させるようにする。
決済指示を手動で作成する別の方法としては、ファンド
・マネージャーまたはブローカーの一方またはその双方
が、既存のメッセージ、例えば、新たに作成されたりマ
ッチングされた配分メッセージ(例えばSWIFTプラ
ットフォームにおけるMT514やMT515等)をコ
ピーするとともに、それらメッセージにミッシング・デ
ータを追加して完全な決済メッセージを生成するように
したものが挙げられる。第2の方法の例としては、セン
トラル・コンピュータ115を、配分メッセージを受領
したとき、または配分が依頼人の確認メッセージとマッ
チしたとき常に決済指示を自動的に生成するようにプロ
グラムすることである。
【0054】決済指示の生成する方法に拘わらず、ブロ
ックB603において決済指示は、セントラル・コンピ
ュータ115に受取られる。ただし、その決済指示が自
動生成で既に存在する場合はこの限りではない。セント
ラル・コンピュータ115は、決済指示を受領するか生
成すると、その決済指示を、当該取引および証券の種類
の要求に応じて、証券保管機関やクリアリング・エージ
ェントの一方または双方に送信する。この場合も、これ
ら指示の送信の方法にも複数ある。一例を挙げると、セ
ントラル・コンピュータ115は、メッセージを受領す
るか生成すると、そのメッセージを、証券保管機関およ
びクリアリング・エージェントに送信する。従って、こ
の方法固有の特徴は、証券保管機関やクリアリング・エ
ージェントのアドレスがセントラル・コンピュータ11
5(すなわちデータベース118b)により受領または
生成されるメッセージ内にある点である。別の実施形態
では、セントラル・コンピュータ115により受取られ
証券保管機関やクリアリング・エージェントに送信され
ることになっている決済メッセージは、証券保管機関や
クリアリング・エージェントがセントラル・コンピュー
タ115にログオンしてバッファに保存されているメッ
セージを検索するようになるまで、一時的にメモリ・バ
ッファ(図1には図示せず)に保存される。
【0055】ブロックB606において、セントラル・
コンピュータ115から決済指示を受ける証券保管機関
やクリアリング・エージェントは、決済手続が決済指示
したように履行可能かどうかや、実際に履行されるかど
うかを判断する。その決済指示が、受ける側の証券保管
機関やクリアリング・エージェントが従えるものである
場合には、ブロックB609でこのプロセスは継続す
る。すなわち、ブロックB609では、証券保管機関や
クリアリング・エージェントは、セントラル・コンピュ
ータ115に決済確認メッセージを返信する。SWIF
Tにおいては、この種のメッセージは、MT53xメッ
セージと呼ばれており、“x”部分の数字を違う数字に
することによって決済確認メッセージどおしを相互に区
別化している。ブロックB612では、セントラル・コ
ンピュータ115は、受け側の確認メッセージ(すなわ
ち、MT53x)をオリジナルの決済指示メッセージ
(すなわち、MT52x)とマッチングさせて、決済指
示の完全記録および受領確認とするようにして会計監査
用に残すようにする。ブロックB615で、このプロセ
スは終了する。
【0056】ブロックB606において、受け側の証券
保管機関やクリアリング・エージェントが決済手続を理
解できない場合や履行できない場合には、証券保管機関
やクリアリング・エージェントは自己のコンピュータ1
66を使ってエラーメッセージ(すなわち、SWIFT
におけるMT534メッセージ)をブロックB618で
生成する。そして、ブロックB621において、セント
ラル・コンピュータ115は、その取引にフラッグを付
けて、この問題を解決するため様々な関係者どおしにフ
リーーフォーマット・テキスト・メッセージを送る。そ
のプロセスは、ブロックB615で終了する。なお、前
記エラーが訂正される場合は、再度図6のプロセスによ
り当該の取引は決済でき、訂正メッセージが生成されて
マッチングが行なわれる。
【0057】前記SWIFTのMT514/515メッ
セージは、受け手による相手方の指示への返事ができな
いため、自動マッチングの基盤となるものは何もない。
しかし、セントラル・コンピュータ115は、取引の詳
細を前記GUIにより確認することができる。しかも、
セントラル・コンピュータ115は、決済のデータベー
ス118aにおけるデータに変更のある場合は、それを
相手方に確実に通信する。また、セントラル・コンピュ
ータ115は、自動マッチング時、当事者双方の決済の
詳細を決済データベース118aでチェックする。前記
514/515メッセージが最初に形成された後に決済
データベース118aにおけるデータに変更が生じた場
合には、関連する指示ステータスコードが訂正されるこ
とになる。
【0058】好適実施形態では、決済指示の詳細は、セ
ントラル・コンピュータ115に指示を与える当事者に
よってセントラル・コンピュータ115によりMT52
xに添付される。受取人が2人以上の場合、前記GUI
はそのメッセージを処理しないが、当事者に代替の選択
手段のリストを提供して選択するかどうかを尋ねる。加
えて、ユーザーが、選択した決済指示関連のメッセージ
に対応する特定のデータフィールド、キーと呼ばれるこ
とがある、だけでなく、内容によってもデータベースを
ソートする場合、当事者はデータベース118aを表と
いう形で見ることが可能である。また、当事者は、決済
指示のデータ内にデータベース118aにおける表をコ
ピーして貼りつけて、記録を訂正し且つ新たな記録を作
るようにすることもできる。また、ファンド・ナンバー
や、アカウント・ナンバーや、名称や、証券保管機関や
クリアリング・エージェントの名称や住所に変更のある
場合には、当事者は、同様のデータ記録が維持されてい
るデータベース118a内の他の記録の1つ以上に変更
を加える選択肢を有する。
【0059】第三者のアクセス ある種の証券取引においては、第三者169は、ファン
ド・マネージャーとブローカーとの取引状態に関するメ
ッセージを受取るようしている。なお、第三者として
は、例えば、管財人や、プラン・スポンサーや、ファン
ド・マネージャー103やブローカーの従事するオフィ
スのヘッド等が挙げられる。これら第三者には、取引の
履行前や決済前に、その取引の承認を行なう許可を随意
与えられる者がいる。メッセージがファンド・マネージ
ャー103かブローカーのいずれかにより作成される
と、第三者169にはそのメッセージのコピーが与えら
れ検査できるようにしている。別の実施形態としては、
選ばれた第三者169がセントラル・コンピュータ11
5にログインすると、該セントラル・コンピュータ11
5にアクセスしてそこに保存されたメッセージをリビュ
ーできるようにしている。なお、本発明の別の実施形態
として、第三者169は、これらステータスメッセージ
や取引メッセージをファクシミリや、eメールや、電話
で受取ることも可能である。
【0060】なお、上記実施形態は、本発明の原理やそ
の実際の使用を説明するため選択して説明したもので、
当該分野の他の技量を有する者が本発明や様々な変更が
可能ないろいろな実施形態、特定の使用に適しているも
の、を利用することができるようにしたものである。
【0061】一例として、上記した発明は、エクイティ
や、定額所得や、デリヴァティブや、金融市場インスト
ゥルメントにオペレートするようにしたが、上記実施形
態に改良変更を加えて、他のインストゥルメントや有価
証券、例えば株や、連邦財務省証券等、でオペレートす
るようにすることも、本発明の範囲内の属するものであ
る。
【0062】加えて、本発明の好適実施例では、SWI
FTのフォーマットでのメッセージを用いたが、他の種
類のデータフォーマット、例えば、グラフィカル・ユー
ザー・インターフェース(GUI)フォーマットでのユ
ーザーからの直接入力や、タブ−区切りフォーマットに
おける保存ファイル等、を用いることも本発明の範囲内
である。なお、SWIFTフォーマット以外のフォーマ
ットを用いた場合は、その非−SWIFTのフォーマッ
トのデータ入力を構文解析し本発明の好適実施形態に対
応するSWIFTと互換性のあるメッセージに変換する
ことが好ましい。また、単一会社内における複数の個人
に異なるフォーマットのデータを使わせてセントラル・
コンピュータ115の機能性とインターフェースを取る
ようにすることも本発明の範囲内のものである。
【0063】また、本発明の実施形態を用いて取引可能
なあらゆる有価証券は、取引されている証券に拠って
は、一群のメッセージ内の異なるフィールドどおしをマ
ッチングさせる必要がある。この制約により、本発明の
実施形態の一つは、1種類の証券取引専用に設計された
大きめのモジュール内で基本機能(すなわち、マッチン
グ)を行なうソフトウェアモジュールを複数実行するよ
うにしている。別々のモジュールでは、ファンド・マネ
ージャーは、コンピュータ115にログオンすると、複
数の証券インストゥルメントのうちどの取引を行ないた
いかを決定して対応するソフトウェア・モジュールにア
クセスして、取引を行ないそして適切にマッチングが行
なわれたメッセージを受取るようにしなければならな
い.また、さらに別の実施形態では、ブローカーは、前
記GUIにおいて、パート・フィルおよびその先行パー
ト・フィルから平均取引を行なうことができる。ただ
し、(a)取引のマッチングがされていない、(b)取
引が依然平均化されたことがない、および(c)キーフ
ィールドが影響を受けたパート・フィルズにおいて同一
である、を条件とする。従って、影響を受けたパート・
フィルズは、“平均化した”取引状態のまま、セントラ
ル・コンピュータ115内の記録として残り、新たに作
成された取引記録とリンクするようになるが、マッチン
グは行なわれない。パート・フィルズが完全注文を構成
しない場合は、そのメッセージ内容から分かるように、
ブローカーは、前記GUIにおいてオペレーションを中
止すべきかどうかの質問メッセージを受取ることにな
る。
【図面の簡単な説明】
明細書に組入れ該明細書の一部を構成する添付図面は、
本発明の好適実施形態を説明し、明細書と共に本発明の
原理を開示するものである。
【図1】本発明の好適実施形態に係るシステムの概略図
である。
【図2】本発明の好適実施形態で使用可能なソフトウェ
ア・パッケージからのスクリーン・ショットである。
【図3】本発明の好適実施形態に係るプロセスのフロー
チャートである。
【図4】本発明の好適実施形態に係るプロセスのフロー
チャートである。
【図5】本発明の好適実施形態で使用可能なソフトウェ
ア・パッケージからのスクリーン・ショットである。
【図6】本発明の好適実施形態に係るプロセスのフロー
チャートである。
【図7】本発明の好適実施形態に使用可能なステータス
・コードの表である。
【図8】本発明の好適実施形態に使用可能な第三者のス
テータス・コードの表である。
【図9】本発明の好適実施形態に使用可能な決済指示に
関するステータス・コードの表である。
フロントページの続き (71)出願人 500432734 111 Wall Street New York,New York 10043 U. S.A.

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取引の完全記録を作成するためのコンピ
    ュータによる履行方法であって、以下の各ステップから
    なることを特徴とする方法:ファンド・マネージャーか
    ら注文メッセージを受取るステップ;該注文メッセージ
    をブローカーに送信するステップ;前記ブローカーから
    実行済メッセージを受取るステップ;および前記注文メ
    ッセージを前記実行済メッセージの通知とマッチングさ
    せて取引の完全記録を形成するようにするステップ。
  2. 【請求項2】 さらに以下のステップを含む請求項1の
    コンピュータによる履行方法:前記注文メッセージおよ
    び実行済メッセージ通知に対応する決済指示メッセージ
    を受取るステップ;その決済指示メッセージを証券保管
    機関に送信するステップ;前記証券保管機関から前記決
    済指示メッセージに対応する確認メッセージを受取るス
    テップ;および前記決済指示メッセージと前記確認メッ
    セージとをマッチングさせるステップ。
  3. 【請求項3】 前記注文メッセージと前記実行済メッセ
    ージとのマッチングが、相互関連する前記注文メッセー
    ジと前記実行済メッセージとの両方における特定のデー
    タ・フィールドに基づいて行なわれることを特徴とす
    る、請求項1に記載のコンピュータによる履行方法。
  4. 【請求項4】 前記データ・フィールドの相関性が、所
    定の許容範囲内にあることを特徴とする、請求項3に記
    載のコンピュータによる履行方法。
  5. 【請求項5】 前記注文メッセージと前記実行済メッセ
    ージ通知とのコピーを第三者に送信することを特徴とす
    る、請求項1に記載のコンピュータによる履行方法。
  6. 【請求項6】 前記注文メッセージと前記実行済メッセ
    ージ通知とのマッチングを前記第三者から受取る承認に
    基づいて行なうことを特徴とする、請求項5に記載のコ
    ンピュータによる履行方法。
  7. 【請求項7】 前記注文メッセージか前記実行済メッセ
    ージ通知かのいずれかが前のメッセージからコピーされ
    たデータを含んでいることを特徴とする、請求項1に記
    載のコンピュータによる履行方法。
  8. 【請求項8】 前記注文メッセージにおけるデータ・フ
    ィールドを第一フォーマットから第二フォーマットに翻
    訳した後、前記ブローカーに送信することを特徴とす
    る、請求項1に記載のコンピュータによる履行方法。
  9. 【請求項9】 さらに以下のステップを含む請求項1の
    コンピュータによる履行方法:前記ファンド・マネージ
    ャーから訂正メッセージまたはキャンセル・メッセージ
    を受取るステップ;該訂正メッセージまたはキャンセル
    ・メッセージを前記ブローカーに報告するステップ;お
    よび前記注文メッセージと前記実行済メッセージ通知と
    のマッチングを訂正またはキャンセルするステップ。
  10. 【請求項10】 取引の完全記録を作成するためのコン
    ピュータによる履行方法であって、以下の各ステップか
    らなることを特徴とする方法:ファンド・マネージャー
    から配分メッセージを受取るステップ;該配分メッセー
    ジをブローカーに送信するステップ;前記ブローカーか
    ら依頼人確認メッセージを受取るステップ;および前記
    配分メッセージを前記確認メッセージとマッチングさせ
    て取引の完全記録を形成するようにするステップ。
  11. 【請求項11】 さらに以下のステップを含む請求項1
    0のコンピュータによる履行方法:前記配分メッセージ
    および確認メッセージに対応する決済指示メッセージを
    受取るステップ;その決済指示メッセージを証券保管機
    関に送信するステップ;前記証券保管機関から前記決済
    指示メッセージに対応する確認メッセージを受取るステ
    ップ;および前記決済指示メッセージと前記確認メッセ
    ージとをマッチングさせるステップ。
  12. 【請求項12】 前記配分メッセージと前記確認メッセ
    ージとのマッチングが、相互関連する前記配分メッセー
    ジと前記確認メッセージとの両方における特定のデータ
    ・フィールドに基づいて行なわれることを特徴とする、
    請求項10に記載のコンピュータによる履行方法。
  13. 【請求項13】 前記データ・フィールドの相関性が、
    所定の許容範囲内にあることを特徴とする、請求項12
    に記載のコンピュータによる履行方法。
  14. 【請求項14】 前記配分メッセージと前記確認メッセ
    ージとのコピーを第三者に送信することを特徴とする、
    請求項10に記載のコンピュータによる履行方法。
  15. 【請求項15】 前記配分メッセージと前記確認メッセ
    ージとのマッチングを前記第三者から受取る承認に基づ
    いて行なうことを特徴とする、請求項14に記載のコン
    ピュータによる履行方法。
  16. 【請求項16】 前記配分メッセージか前記確認メッセ
    ージかのいずれかが前のメッセージからコピーされたデ
    ータを含んでいることを特徴とする、請求項10に記載
    のコンピュータによる履行方法。
  17. 【請求項17】 前記配分メッセージにおけるデータ・
    フィールドを第一フォーマットから第二フォーマットに
    翻訳した後、前記ブローカーに送信することを特徴とす
    る、請求項10に記載のコンピュータによる履行方法。
  18. 【請求項18】 さらに以下のステップを含む請求項1
    0のコンピュータによる履行方法:前記ファンド・マネ
    ージャーから訂正メッセージまたはキャンセル・メッセ
    ージを受取るステップ;該訂正メッセージまたはキャン
    セル・メッセージを前記ブローカーに報告するステッ
    プ;および前記配分メッセージと前記確認メッセージと
    のマッチングを訂正またはキャンセルするステップ。
  19. 【請求項19】 以下のステップからなる方法の発生を
    示す電磁放射線の受信システム:ファンド・マネージャ
    ーから注文メッセージを受取るステップ;該注文メッセ
    ージをブローカーに送信するステップ;前記ブローカー
    から実行済メッセージを受取るステップ;および前記注
    文メッセージを前記実行済メッセージの通知とマッチン
    グさせて取引の完全記録を形成するようにするステッ
    プ。
  20. 【請求項20】 以下のステップからなる方法の発生を
    示す電磁放射線の受信システム:ファンド・マネージャ
    ーから配分メッセージを受取るステップ;該配分メッセ
    ージをブローカーに送信するステップ;前記ブローカー
    から依頼人確認メッセージを受取るステップ;および前
    記配分メッセージを前記確認メッセージとマッチングさ
    せて取引の完全記録を形成するようにするステップ。
JP2000312732A 1999-10-15 2000-10-13 ファンド・マネージャーをブローカーにマッチングさせるシステムおよび方法 Pending JP2001175765A (ja)

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