JPH11337329A - 平面状物体の傾きの測定方法 - Google Patents

平面状物体の傾きの測定方法

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JPH11337329A
JPH11337329A JP14443198A JP14443198A JPH11337329A JP H11337329 A JPH11337329 A JP H11337329A JP 14443198 A JP14443198 A JP 14443198A JP 14443198 A JP14443198 A JP 14443198A JP H11337329 A JPH11337329 A JP H11337329A
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laser
planar object
mirror
screen
inclination
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JP14443198A
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Akira Watanabe
亮 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投写レンズの中心軸に対するスクリーンの傾
きを、スクリーン上の広い範囲について安価且つ簡単に
測定できる方法を提供する。 【解決手段】 スクリーンの手前に配置した、投写レン
ズ2の中心軸に直交するミラー面7aを有する第1のミ
ラー7に向けて、レーザー装置3からレーザー光aを出
射し、その反射光がレーザー出射口に戻るようにレーザ
ー装置3の傾きを調整することにより、レーザー光aの
光軸を投写レンズ2の中心軸と一致させる。その後、ス
クリーンの手前に配置した回転テーブルの回転面がレー
ザー光aの光軸と直交するように回転テーブルの傾きを
調整し、回転テーブルの複数の回転位置において、それ
ぞれ回転テーブル上のレーザー装置から出射したレーザ
ー光の回転テーブルから所定距離離れた箇所でのスクリ
ーンとの距離を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の軸に対する
平面状物体の傾きを測定する方法に関し、特に、平面状
物体上の広い範囲について安価且つ簡単に測定を行える
ようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】R(赤),G(緑),B(青)の各原色
について個別にLCD(液晶ディスプレイ)を設けた3
板式液晶投写形テレビの製造過程では、各LCDを、投
写光学系(プリズム及び投写レンズ)に対する位置精度
を出した状態でセット(プロジェクター)に取り付ける
必要がある。
【0003】そこで、例えば、この位置精度を出すため
の治具として、R,G,BのLCDそれぞれについてL
CD搭載用のステージ(6軸方向に自由度を持ったも
の)と投写光学系(ステージに搭載したLCDに対して
セット内におけると同じ位置関係にあるもの)とから成
るものを作成し、R,G,BのLCDの画像をこの治具
からスクリーンのコーナー(4隅)に投写し、各コーナ
ーにおけるR,G,Bの画像の位置がそれぞれ一致する
ようにステージを動かして各LCDの位置の調整(レジ
ストレーション調整)を行った後、各LCDをその調整
後の位置に固定させた状態でセットに取り付けている。
【0004】ところで、このレジストレーション調整を
高精度に行うためには、スクリーンが投写レンズの中心
軸に対して垂直になっており、且つ、スクリーンのうち
少なくともレジストレーション調整を行う箇所である各
コーナーが同一平面内にある(それらの箇所に凹凸がな
い)ことが必要である。
【0005】そこで、このレジストレーション調整を行
う前には、こうしたスクリーンの垂直性や平面性を測定
することを行っている。従来は、こうした垂直性や平面
性(本明細書ではこうした垂直性と平面性との測定を総
称して「軸に対する傾きの測定」とも呼ぶことにする)
を、オートコリメータやレーザー変位計を用いて行って
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オートコリメ
ータやレーザー変位計は高価であると共に使用前に高精
度なセッティングが必要なので、従来のような測定方法
には、コストがかかると共に作業が煩雑になるという不
都合があった。
【0007】また特に、オートコリメータを用いる場合
には、実際に光線を反射させた箇所についてしか測定を
行えないので、スクリーン上の広い範囲について平面性
の測定を行うことが困難であるという不都合があった。
【0008】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、投写レンズの中心軸に対するスクリーンの傾きを、
スクリーン上の広い範囲について安価且つ簡単に測定で
きる方法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の軸に対
する平面状物体の傾きを測定する方法において、以下の
各ステップを含むことを特徴としている。
【0010】(ステップS1)この平面状物体の手前に
配置した、この軸に直交するミラー面を有する第1のミ
ラーに向けて、第1のレーザー装置からレーザー光を出
射する。
【0011】(ステップS2)第1のミラーのミラー面
によるこのレーザー光の反射光が第1のレーザー装置の
レーザー出射口に戻るように第1のレーザー装置の傾き
を調整した後、第1のミラーをこの平面状物体の手前か
ら除去する。
【0012】(ステップS3)この平面状物体の手前に
配置した、回転面に対して平行なミラー面を有する第2
のミラーと回転面に平行な成分を含む方向にレーザー光
を出射する第2のレーザー装置とを設けた回転テーブル
に向けて、第1のレーザー装置からレーザー光を出射す
る。
【0013】(ステップS4)第2のミラーのミラー面
によるレーザー光の反射光が第1のレーザー装置におけ
るレーザー光の出射口に戻るように回転テーブルの傾き
を調整する。
【0014】(ステップS5)回転テーブルの複数の回
転位置において、それぞれ第2のレーザー装置からレー
ザー光を出射し、回転テーブルから所定距離離れた箇所
でのレーザー光とこの平面状物体との距離(この平面状
物体からのレーザー光の通過位置の高さ)を求める。
【0015】(ステップS6)これらの複数の回転位置
におけるレーザー光とこの平面状物体との距離に基づ
き、この所定の軸に対するこの平面状物体の傾きを測定
する。
【0016】この平面状物体の傾きの測定方法によれ
ば、上記ステップS1乃至S2での第1のレーザー装置
の傾きの調整作業により、第1のレーザー装置から出射
されるレーザー光の光軸が、所定の軸と一致するように
なる。
【0017】また、その後の上記ステップS3乃至S4
での回転テーブルの傾きの調整作業により、回転テーブ
ルの回転面が、第1のレーザー装置から出射されるレー
ザー光の光軸と(従って所定の軸と)直交するようにな
る。
【0018】その結果、回転テーブルを或る回転位置に
設定したとき、こうした所定の軸と直交する回転面に平
行な成分を含む方向に第2のレーザー装置から出射され
たレーザー光が、回転テーブルから所定距離だけ離れた
箇所でこの平面状物体からどれだけの距離にあり、回転
テーブルの別の回転位置に設定したとき、このレーザー
光がこうした箇所でこの平面状物体からどれだけの距離
にあるか、といった複数の箇所での距離は、この平面状
物体がこの所定の軸に対して垂直であり且つこれらの箇
所が同一平面内にある場合と、そうでない場合とで、異
なったものとなる。従って、上記ステップS5乃至S6
での作業により、平面状物体の垂直性及び平面性を測定
することができる。
【0019】このように、この方法では、オートコリメ
ータやレーザー変位計を用いることなく、所定の軸に対
する平面状物体の傾きを安価且つ簡単に測定することが
できる。
【0020】しかも、上記ステップS5において平面状
物体からのレーザー光の距離を求める箇所と回転テーブ
ルとの距離を任意に設定することにより、平面状物体上
の広い範囲について平面性の測定を行うことができる。
【0021】尚、本発明に係る方法において、例えば請
求項2に記載のように、第1のレーザー装置に、レーザ
ー光の反射光が戻る位置のレーザー出射口に対するずれ
を測定するための目盛を取り付けることが好適である。
それにより、作業者は、上記ステップS2において、こ
の目盛で測定されるずれがなくなるように第1のレーザ
ー装置の傾きを調整すればよくなるので、この調整作業
を一層容易に行えるようになる。
【0022】また、本発明に係る方法において、例えば
請求項3に記載のように、この平面状物体上において回
転テーブルから所定距離離れた複数の位置に、この平面
状物体からの距離を測定するためのゲージをそれぞれ取
り付け、これらのゲージに向けて第2のレーザー装置か
らレーザー光を出射することが好適である。それによ
り、作業者は、上記ステップS5において、これらのゲ
ージのうちレーザー光が照射された箇所を見ればレーザ
ー光とこの平面状物体との距離を測定することができる
ので、この距離を求める作業を一層容易に行えるように
なる。
【0023】また、本発明に係る方法を、投写形表示装
置のプロジェクターの投写レンズの中心軸に対するスク
リーンの傾きを測定するために適用する場合には、例え
ば請求項4に記載のように、プロジェクターからスクリ
ーンに画像を投写する際のプロジェクターの投写レンズ
の位置と同じ位置に、この投写レンズと同一形状を成す
と共にスクリーンに対向する側と反対側に第1のミラー
をそのミラー面とその位置における投写レンズの中心軸
とを直交させて取り付けたダミーレンズを配置すること
が好適である。それにより、上記ステップS1乃至S2
において、第1のレーザー装置から出射されるレーザー
光の光軸を、プロジェクターの投写レンズの中心軸と高
精度に一致させることができるので、上記ステップS3
乃至S6での作業により、この投写レンズの中心軸に対
するスクリーンの傾きを高精度に測定することができる
ようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、3板式液晶投写形テレビの
製造過程において、レジストレーション調整の前提とし
て投写レンズの中心軸に対するスクリーンの傾きを測定
するために本発明を適用する例について説明する。尚、
ここでは一連の作業を上記ステップS1乃至S6に対応
する作業に分けて説明を行うことにする。
【0025】〔上記ステップS1乃至S2に対応する作
業〕図1Aは、3板式液晶投写形テレビのプロジェクタ
ー1の外観構成を略示するものである。同図において、
投写レンズ2は、プロジェクター1内にR,G,Bの3
つのLCDに対応して設けられた3つの投写レンズのう
ち、GのLCDに対応するものである。
【0026】この例では、このプロジェクター1から後
述のスクリーン8(図3)に画像を投写する際のスクリ
ーン8に対する投写レンズ2の位置と同じ位置に、図1
Bに示すように、ダミーレンズ6を、投写レンズ2と同
じ方向に向けて配置する。(尚、図1Bではダミーレン
ズ6をこの位置に保持するための部材の図示を便宜上省
略しているが、例えばダミーレンズ6を支持台に載せる
等の適宜の方法でダミーレンズ6をこの位置に保持して
よい。)
【0027】ダミーレンズ6は、投写レンズ2と同一形
状を成している(投写レンズ2と同一構成のレンズを投
写レンズ2と同一形状の筐体に収納している)と共に、
後述のスクリーン8に対向する側と反対側に、ミラー7
をそのミラー面7aとダミーレンズ6の中心軸と(従っ
て画像投写時の投写レンズ2の中心軸と)直交させて取
り付けたものである。
【0028】そして、図1Bのように、ダミーレンズ6
を挟んで後述のスクリーン8とは反対側(即ちミラー面
7aに対向する側)の位置に、レーザーヘッド3を、レ
ーザー光の出射口をミラー7に向けた状態で、前後一対
のホルダー4に支持させる。
【0029】これらのホルダー4は、図2Aに示すよう
に、リング形状を成しており、その中央部の穴(レーザ
ーヘッド3の直径よりも広い内径の穴)に挿入されたレ
ーザーヘッド3を、3本のネジの先端で支持しており、
それらのネジによりダミーレンズ6の中心軸に対するレ
ーザーヘッド3の傾きを調整可能になっている。
【0030】また、レーザーヘッド3には、レーザー出
射口の部分に、図1Bに示すように、ターゲットプレー
ト5が取り付けられている。ターゲットプレート5は、
図2Bに示すように、この出射口からのレーザー光を通
すための穴5aを有すると共に、穴5aの周囲に、レー
ザー光aの反射光が戻る位置の穴5aに対する(即ちレ
ーザー光の出射口に対する)ずれを測定するための十字
状の目盛を有するものである。
【0031】以上のような状態で、図1Bに示すよう
に、レーザーヘッド3からレーザー光aを出射する。す
ると、レーザー光aがミラー7のミラー面7aで反射さ
れ、その反射光がレーザーヘッド3側に戻ることにより
ターゲットプレート5に照射される。
【0032】そこで、ターゲットプレート5の穴5aに
対する(即ちレーザー光の出射口に対する)その反射光
の照射位置のずれをターゲットプレート5上の目盛で測
定し、このずれがなくなるようにホルダー4のネジでレ
ーザーヘッド3の傾きを調整する。
【0033】これにより、レーザーヘッド3から出射さ
れるレーザー光aの光軸が、ダミーレンズ6の中心軸と
(従って画像投写時の投写レンズ2の中心軸と)直交す
るようになる。このレーザーヘッド3の傾きの調整を終
了すると、ダミーレンズ6を上述の配置位置から除去す
る。
【0034】〔上記ステップS3乃至S4に対応する作
業〕図3は、3板式液晶投写形テレビの製造過程におい
てレジストレーション調整作業のために用いられる治具
としてのスクリーン8を示す。
【0035】このスクリーン8には、前述の作業により
傾きの調整を終了したレーザーヘッド3からのレーザー
光aの光軸上の位置に、回転テーブル9が、調整ボルト
12によりレーザー光aの光軸に対する傾きを調整可能
に取り付けられている。
【0036】回転テーブル9上には、図4にも示すよう
に、その回転面に対して平行なミラー面10aを有する
ミラー10が中央部に設けられると共に、回転面に平行
な方向にレーザー光を出射するレーザーヘッド11がミ
ラー10の側方に設けられている。
【0037】また、スクリーン8上のレジストレーショ
ン調整用の箇所である各コーナーには、図3に回転テー
ブル9から距離L2だけ離れた1つのコーナーについて
ブロックゲージ13として代表的に示すように、スクリ
ーン8からの距離を測定するためのブロックゲージがそ
れぞれ取り付けられている。
【0038】このスクリーン8に対して、図5に示すよ
うに、レーザーヘッド3からレーザー光aを出射する。
すると、レーザー光aがミラー10のミラー面10aで
反射され、その反射光がレーザーヘッド3側に戻ること
によりターゲットプレート5に照射される。
【0039】そこで、ターゲットプレート5の穴5aに
対するその反射光の照射位置のずれをターゲットプレー
ト5上の目盛で測定し、このずれがなくなるように調整
ボルト12で回転テーブル9の傾きを調整する。これに
より、回転テーブル9の回転面が、レーザー光aの光軸
と(従って画像投写時の投写レンズ2の中心軸と)直交
するようになる。
【0040】〔上記ステップS5乃至S6に対応する作
業〕図3に示すように、回転テーブル9の回転位置を、
レーザーヘッド11のレーザー光の出射口が1つのコー
ナーのブロックゲージ13に向くような位置に設定した
状態で、レーザーヘッド11からレーザー光bを出射す
る。
【0041】すると、このレーザー光bがブロックゲー
ジ13に照射されるので、ブロックゲージ13のうちレ
ーザー光bが照射された箇所を見て、レーザー光bとス
クリーン8との距離L1を測定する。続いて、残りの3
つのコーナーについても、同様の作業を行うことによ
り、レーザー光bとスクリーン8との距離を測定する。
【0042】ここで、レーザー光bは回転面に平行な
(即ち画像投写時の投写レンズ2の中心軸に直交する)
方向に出射されるので、スクリーン8が画像投写時の投
写レンズ2の中心軸に対して垂直であり且つ各コーナー
が同一平面内にある場合には、各コーナーでのレーザー
光bとスクリーン8との距離は全て等しくなる。しか
し、スクリーン8が画像投写時の投写レンズ2の中心軸
に対して垂直でないか、または各コーナーが同一平面内
にない場合には、中心軸に対して垂直な方向からのずれ
や凹凸の大きさに応じて、これらの距離に相違が生じる
ようになる。従って、これらの距離に基づいてスクリー
ン8の垂直性及び平面性が測定される。
【0043】このように、この例では、画像投写時の投
写レンズの中心軸に対するスクリーン8の傾きを安価且
つ簡単に測定することができる。しかも、スクリーン8
の各コーナーのようなスクリーン8上の広い範囲につい
て平面性の測定を行うことができる。
【0044】尚、以上の例では、レーザーヘッド11
を、レーザー光bを回転面に平行な方向に出射するよう
にして回転テーブル9上に設けている。しかし、例えば
スクリーン8の中央部に回転テーブル9を取り付ける
(従ってレーザーヘッド3からのレーザー光aをスクリ
ーン8の中央部に向けて出射する)ことにより、レーザ
ーヘッド11のレーザー出射口からスクリーン8上の各
コーナーのブロックゲージまでの距離を全て等しくすれ
ば、レーザー光bを回転面に平行でない方向(少なくと
も回転面に平行な成分を含む方向)に出射するようにし
てレーザーヘッド11を回転テーブル9上に設けても、
スクリーン8が画像投写時の投写レンズ2の中心軸に対
して垂直であり且つ各コーナーが同一平面内にある場合
には、やはり各コーナーでのレーザー光bとスクリーン
8との距離は全て等しくなる。従って、回転テーブル9
と各コーナーのブロックゲージとレーザーヘッド11と
をこのような関係に設定してもよい。
【0045】また、以上の例では、ブロックゲージのう
ちレーザー光bが照射された箇所を見て、レーザー光b
とスクリーン8との距離を測定している。しかし、例え
ばブロックゲージのうちレーザー光bが照射される面に
位置検出センサを配置することにより、レーザー光bと
スクリーン8との距離を自動的に測定してもよい。それ
により、レーザー光bとスクリーン8との距離の測定を
一層容易且つ高精度に行えるようになる。
【0046】また、以上の例では、スクリーン8上の各
コーナー(即ち4箇所)についてレーザー光bとスクリ
ーン8との距離を測定している。しかし、スクリーン8
上の少なくとも2箇所についてレーザー光bとスクリー
ン8との距離を測定すれば、それらの距離の基づいてス
クリーン8の垂直性及び平面性を測定することが可能で
ある。
【0047】また、以上の例では3板式液晶投写形テレ
ビの製造過程においてレジストレーション調整の前提と
して投写レンズの中心軸に対するスクリーンの傾きを測
定するために本発明を適用している。しかし、本発明
は、それ以外の局面において投写レンズの中心軸に対す
るスクリーンの傾きを測定するためにも適用してよく、
さらには、スクリーン以外の平面状物体の任意の軸に対
する傾きを測定するためにも適用してよい。また、本発
明は、以上の実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱する
ことなく、その他様々の構成をとりうることはもちろん
である。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る測定方法に
よれば、所定の軸に対する平面状物体の傾きを、オート
コリメータやレーザー変位計を用いることなく、安価且
つ簡単に測定することができる。
【0049】しかも、平面状物体からのレーザー光の距
離を求める箇所と回転テーブルとの距離を任意に設定す
ることにより、平面状物体上の広い範囲について平面性
の測定を行うことができる。
【0050】従って、例えば本発明を投写レンズの中心
軸に対するスクリーンの傾きを測定するためにも適用す
れば、スクリーンの傾きを、スクリーン上の広い範囲に
ついて安価且つ簡単に測定できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測定方法における作業の一過程を
示す図である。
【図2】図1のホルダー及びターゲットプレートを示す
図である。
【図3】スクリーンの外観の一例を示す図である。
【図4】図3の回転テーブルを示す図である。
【図5】本発明に係る測定方法における作業の一過程を
示す図である。
【符号の説明】
1 プロジェクター、 2 投写レンズ、 3,11
レーザーヘッド、 4ホルダー、 5 ターゲットプレ
ート、 5a ターゲットプレートの穴、6 ダミーレ
ンズ、 7,10 ミラー、 7a,10a ミラー
面、 8 スクリーン、 9 回転テーブル、 12
調整ボルト、 13 ブロックゲージ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の軸に対する平面状物体の傾きを測
    定する方法において、 前記平面状物体の手前に配置した、前記軸に直交するミ
    ラー面を有する第1のミラーに向けて、第1のレーザー
    装置からレーザー光を出射し、 前記第1のミラーのミラー面による前記レーザー光の反
    射光が前記第1のレーザー装置のレーザー出射口に戻る
    ように前記第1のレーザー装置の傾きを調整した後、前
    記第1のミラーを前記平面状物体の手前から除去し、 前記平面状物体の手前に配置した、回転面に対して平行
    なミラー面を有する第2のミラーと前記回転面に平行な
    成分を含む方向にレーザー光を出射する第2のレーザー
    装置とを設けた回転テーブルに向けて、前記第1のレー
    ザー装置からレーザー光を出射し、 前記第2のミラーのミラー面による前記レーザー光の反
    射光が前記第1のレーザー装置における前記レーザー光
    の出射口に戻るように前記回転テーブルの傾きを調整
    し、 前記回転テーブルの複数の回転位置において、それぞれ
    前記第2のレーザー装置からレーザー光を出射し、前記
    回転テーブルから所定距離離れた箇所での前記レーザー
    光と前記平面状物体との距離を求め、 前記複数の回転位置における前記レーザー光と前記平面
    状物体との距離に基づき、前記軸に対する前記平面状物
    体の傾きを測定することを特徴とする平面状物体の傾き
    測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の平面状物体の傾き測定
    方法において、 前記第1のレーザー装置に、前記レーザー光の反射光が
    戻る位置の前記出射口に対するずれを測定するための目
    盛を取り付けたことを特徴とする平面状物体の傾き測定
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の平面状物体の
    傾き測定方法において、 前記平面状物体上において前記回転テーブルから前記所
    定距離離れた複数の位置に、前記平面状物体からの距離
    を測定するためのゲージをそれぞれ取り付け、前記ゲー
    ジに向けて前記第2のレーザー装置からレーザー光を出
    射することを特徴とする平面状物体の傾き測定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の平面
    状物体の傾き測定方法において、 前記軸は、投写形表示装置のプロジェクターの投写レン
    ズの中心軸であり、 前記平面状物体は、スクリーンであり、 前記プロジェクターから前記スクリーンに画像を投写す
    る際の前記投写レンズの位置と同じ位置に、前記投写レ
    ンズと同一形状を成すと共に前記スクリーンに対向する
    側と反対側に前記第1のミラーをそのミラー面と前記位
    置における前記投写レンズの中心軸とを直交させて取り
    付けたダミーレンズを配置することを特徴とする平面状
    物体の傾き測定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100945973B1 (ko) 2007-12-28 2010-03-09 재단법인서울대학교산학협력재단 고해상도 바늘구멍 조준기 스펙트 영상화를 위한 회전축교정 장치 및 그 방법
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