JP6826952B2 - 軸合わせモジュール、供試体試験装置、及び軸合わせ方法 - Google Patents

軸合わせモジュール、供試体試験装置、及び軸合わせ方法 Download PDF

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本発明は、ダイナモメータの回転軸に対してエンジン等の供試体の回転軸を合わせるための軸合わせモジュール、及び当該軸合わせモジュールを有する供試体試験装置に関するものである。また、本発明は、ダイナモメータの回転軸と供試体の回転軸とを連結する前に、前記ダイナモメータの回転軸に対して前記供試体の回転軸を合わせるための軸合わせ方法に関するものである。
自動車等のエンジンの試験等を行う方法として、ダイナモメータにエンジンを連結して行うものがある。この試験では、ダイナモメータの回転軸及びエンジンの回転軸をそれらの軸芯がずれた状態で連結してしまうと、ダイナモメータからエンジンに加えられるトルク等の負荷が変わってしまい、試験結果の信頼性が低下してしまう。そこで、その試験結果の信頼性を向上するためには、ダイナモメータの回転軸とエンジンの回転軸との双方の軸芯を合致させる必要がある。
この軸芯を合わせる方法としては、特許文献1に示すように、ダイナモメータの回転軸とエンジンの回転軸との間に、レーザ光センタリング装置を設けて行うものが考えられている。レーザ光センタリング装置は、レーザ光を発光するとともに水平方向に180度回転可能な発光部を有する構成とされている。
具体的にこの方法では、レーザ光センタリング装置の発光部からレーザ光をダイナモメータの回転軸端部に照射し、その回転軸端部で反射した反射光が発光部の発光点に戻るようにレーザ光センタリング装置の位置を調整する。そして、調整されたレーザ光センタリング装置の発光部を180度回転させ、レーザ光センタリング装置の発光部からレーザ光をエンジンの回転軸端部に照射し、その回転軸端部で反射した反射光が発光部の発光点に戻るようにエンジン位置を調整する。このレーザ光センタリング装置を用いた軸芯を合わせる方法では、最初に行われるダイナモメータの回転軸に対するレーザ光センタリング装置の位置の調整が特に重要となる。
しかしながら、反射光が発光点に戻るようにレーザ光センタリング装置の位置を調整しているので、ダイナモメータの回転軸端部の反射面の傾きや平面度等によっては、反射光が発光点に戻ったとしても、レーザ光センタリング装置の位置(発光点の位置)がダイナモメータの回転軸の軸芯上に位置しているとは限らない。そうすると、その後にレーザ光センタリング装置を基準にして位置が調整されるエンジンの回転軸の軸芯は、ダイナモメータの回転軸の軸芯からずれてしまう。その結果、ダイナモメータの回転軸及びエンジンの回転軸の双方の軸芯を精度良く合わせることが難しい。
特許第4066708号公報
そこで本発明は、上述した課題を解決すべくなされたものであり、ダイナモメータの回転軸に対して光源を精度良く位置調整できるようにして、その結果、ダイナモメータの回転軸に対して供試体の回転軸を精度良く位置調整できるようにすることをその主たる課題とするものである。
すなわち、本発明に係る供試体試験用の軸合わせモジュールは、ダイナモメータの回転軸と供試体の回転軸とを連結するために用いられ、光源からの光を前記ダイナモメータの回転軸及び前記供試体の回転軸に照射して前記ダイナモメータの回転軸に対して前記供試体の回転軸を合わせるための軸合わせモジュールであって、前記ダイナモメータの回転軸に対する前記光源の位置を調整可能にする光源位置調整機構と、前記ダイナモメータの回転軸の端面及び前記光源の間に設けられ、前記光源から前記ダイナモメータの回転軸に照射される光を透過して前記光の光軸方向を調整するための光軸方向調整冶具とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る供試体試験用の軸合わせ方法は、ダイナモメータの回転軸と供試体の回転軸とを連結する前に、前記ダイナモメータの回転軸に対して前記供試体の回転軸を合わせるための軸合わせ方法であって、光源からの光を前記ダイナモメータの回転軸に照射して、前記ダイナモメータの回転軸に対する前記光源の位置を調整する第1調整工程と、前記第1調整工程により位置調整された前記光源からの光を前記供試体の回転軸に照射して、前記光源に対する前記供試体の回転軸の位置を調整する第2調整工程とを有し、前記第1調整工程は、前記ダイナモメータの回転軸の端面及び前記光源の間に、前記光源から前記ダイナモメータの回転軸に照射される光を透過して前記光の光軸方向を調整するための光軸方向調整冶具を設けて行うことを特徴とする。
このようなものであれば、ダイナモメータの回転軸の端面及び光源の間に、光源から回転軸に照射される光を透過して前記光の光軸方向を調整するための光軸方向調整冶具を設けることより、ダイナモメータの回転軸の端面に照射される光の光軸方向を調整することができる。その結果、当該光軸方向調整冶具によって光の光軸方向を調整しながら、ダイナモメータの回転軸の端面での光の照射位置を調整することができ、ダイナモメータの回転軸に対して光源を高精度に位置調整することができる。このように位置調整された光源を例えば前後反転させて又は光の出射方向を前後反転させて光源に対する供試体の回転軸の位置を調整することによって、ダイナモメータの回転軸と供試体の回転軸との双方の軸芯を高精度に合わせることができる。
前記光軸方向調整冶具の具体的な実施の態様としては、前記光を通過させる透光部と、当該透光部の周囲を取り囲むように設けられた遮光部とを備えることが考えられる。そして、前記ダイナモメータの回転軸の中心軸線が、前記透光部を通るように前記ダイナモメータの回転軸の端面及び前記光源の間に設けられることが望ましい。なお、透光部が貫通孔により構成されている場合には、光軸方向調整冶具の構成を簡単にすることができる。
このような構成であれば、透光部を通過した光を前記ダイナモメータの回転軸の端面の中心に当てるように光源の位置を調整することによって、ダイナモメータの回転軸の軸芯と光の光軸とが同軸上となるように容易に位置調整することができる。
ダイナモメータの回転軸を基準に位置調整された光源に対して、供試体の回転軸を精度良く位置調整するためには、前記光源位置調整機構は、前記供試体の回転軸の一端側及び他端側それぞれに設けられていることが望ましい。
このように供試体の回転軸の一端側及び他端側それぞれに光源位置調整機構を設けて、それら光源位置調整機構により光源からの光が、供試体の回転軸の両端面の中心に当たるように供試体の回転軸を調整することによって、ダイナモメータの回転軸と供試体の回転軸の双方の軸芯をより高精度に合わせることができる。
光源位置調整機構を両端側に設けた場合には、一方の光源位置調整機構とダイナモメータの回転軸との距離よりも他方の光源位置調整機構とダイナモメータの回転軸との距離の方が大きくなってしまう。そうすると、他方の光源位置調整機構により調整される光源からの光の光軸をダイナモメータの回転軸の軸芯に合わせることがより一層難しくなってしまう。ところが本発明では、光軸方向調整冶具を用いているので、ダイナモメータの回転軸から遠い側の光源位置調整機構により調整される光源からの光の光軸であってもダイナモメータの回転軸の軸芯に容易に合わせることができる。
前記光源位置調整機構は、前記供試体が載置される載置台に設けられるものであることが望ましい。載置台としては、供試体の持ち運びを容易にすべく、車輪により移動可能に構成された台車であることが望ましい。
このような構成であれば、供試体が載置されていない載置台を、ダイナモメータが設置された試験室に移動して、当該試験室において光源位置調整機構により予め光源の位置調整を行うことができる。その後、試験室とは別室に載置台を移動して、当該別室において載置台に供試体を載置して、位置調整された光源により供試体の回転軸の位置調整を行うことができる。その結果、試験室での供試体のセットアップ作業の時間を短縮することができ、ダイナモメータの稼働率を上げることができる。また、同じ供試体を別のダイナモメータで試験する場合であっても、載置台ごと移動することができるので、再セットアップ作業を容易にすることができる。
本発明の軸合わせモジュールは、前記載置台に設けられ、前記光源位置調整機構に当接して前記載置台に対する前記光源位置調整機構の水平方向の位置を再現する位置再現機構を更に備えることが望ましい。
この構成であれば、光源位置調整機構を載置台から取り外した後に、再びその載置台に取り付ける際に、載置台に対する光源位置調整機構の水平方向の位置を再現することができる。その結果、光源位置調整機構の取り付け作業を容易にすることができる。
また、本発明に係る供試体試験装置は、ダイナモメータが設置される定盤と、供試体が載置される載置台と、上述した軸合わせモジュールとを備え、前記光源位置調整機構として、前記定盤に対する前記載置台の位置を調整する台位置調整機構を備えることを特徴とする。
この構成であれば、定盤に対する載置台の位置を調整することができるので、載置台の位置を調整することによって、ダイナモメータの回転軸に対する光源の位置を調整することができる。光源位置調整機構が載置台にも設けられている場合には、ダイナモメータの回転軸に対して光源の位置調整の自由度を増すことができる。また、ダイナモメータの回転軸に対する供試体の回転軸の調整の自由度も増すことができる。さらに、載置台が台車であるなどの場合には、載置台が定盤から取り外される構成になるが、この構成においても、定盤に対する載置台の位置再現性を向上させることができ、その結果、ダイナモメータの回転軸に対する供試体の回転軸の位置再現性を向上させることができる。
このように構成した本発明によれば、ダイナモメータの回転軸の端面及び光源の間に、光源から回転軸に照射される光を透過して前記光の光軸方向を調整するための光軸方向調整冶具を用いることによって、ダイナモメータの回転軸に対して光源を精度良く位置調整できる。その結果、ダイナモメータの回転軸に対して供試体の回転軸を精度良く位置調整できるようにすることができる。
本実施形態に係るエンジン試験装置の構成を模式的に示す側面図である。 同実施形態のエンジン試験装置の構成を模式的に示す平面図である。 同実施形態のエンジン試験用軸合わせモジュールの構成を模式的に示す斜視図である。 同実施形態の光軸方向調整冶具の構成を模式的に示す側面図及び正面図である。 変形実施形態に係るエンジン試験装置の構成を模式的に示す側面図である。
以下、本発明に係る供試体試験装置の一例であるエンジン試験装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
<装置構成>
本実施形態のエンジン試験装置100は、ダイナモメータ2の回転軸21と供試体であるエンジンEの回転軸(出力軸)E1とを連結してダイナモメータ2からエンジンEに対して負荷を与えることによってエンジンEの性能等を試験するものである。なお、エンジン試験装置100において、供試体であるエンジンEは、ダイナモメータに対して着脱可能に構成されており、種々のエンジンEを試験できるものである。
具体的にエンジン試験装置100は、図1及び図2に示すように、ダイナモメータ2と、当該ダイナモメータ2が設置される定盤3と、供試体であるエンジンEが載置される載置台4と、ダイナモメータ2の回転軸21に対してエンジンEの回転軸E1を合わせるための軸合わせモジュール5と、定盤3に対する載置台4の位置を調整する台位置調整機構6とを備えている。
ダイナモメータ2は、その回転軸21が定盤3上で所定高さとなるように固定部材7により固定されている。ここで、ダイナモメータ2は、その回転軸21が平面視において定盤3の上面に形成されたセンタケガキ線と一致するように、また、側面視において水平となるように固定されている。
載置台4は、エンジンEの回転軸E1の位置が調整可能となるようにエンジンEを支持するエンジン支持機構8を有している。このエンジン支持機構8は、エンジンEを下方から支持するとともにその高さ位置が変更可能な複数の支柱部材81を有しており、当該支柱部材81上でエンジンEの水平位置を変更可能とされている。本実施形態の載置台4は、車輪41により移動可能に構成された台車である。
この載置台4は、台位置調整機構6により定盤3に対する位置が調整される。この台位置調整機構6は、定盤3上に設けられた複数(図2では4つ)の位置矯正ローラ61a〜61dを有している。この複数の位置矯正ローラ61a〜61dは、定盤3上に移動する台車4の両側に配置されており、両側から台車4を挟むように設けられている。具体的に複数の位置矯正ローラ61a〜61dは、台車4の前部両側面に接触する一対の前側ローラ61a、61bと、台車4の後部両側面に接触する一対の後側ローラ61c、61dとを有している。これらの位置矯正ローラ61a〜61dは、定盤3上においてその位置が調整可能に設けられている。
その他、定盤3上には、位置矯正ローラ61a〜61dにより位置調整された台車4を固定するための固定ブロック9や、定盤3上における台車4の進入位置を固定するためのエンドストッパ10などが設けられる。固定ブロック9は、定盤3の上面と台車4の下面との間に介在して台車4を固定ボルト等によって固定するものである。また、エンドストッパ10は、定盤3に固定されるとともに、台車4の前面に接触するものである。
そして、軸合わせモジュール5は、図3に示すように、ダイナモメータ2の回転軸21に対する光源11の位置を調整可能にする光源位置調整機構50と、回転軸21の端面及び光源11の間に設けられ、光源11からの光の光軸方向を調整するための光軸方向調整冶具52とを有する。なお、本実施形態の光源11は、光の照射位置及び光軸が認識しやすく、それらの位置調整を容易にするために、指向性に優れたレーザ光源(以下、単にレーザ11という。)を用いている。
本実施形態の光源位置調整機構50は、載置台4に設けられ、レーザ11を前後反転自在に支持するレーザ支持機構51を有している。
レーザ支持機構51は、ダイナモメータ2の回転軸21に対するレーザ11の位置が調整可能となるようにレーザ11を支持するものである。本実施形態のレーザ11は、長手方向を有する長方形状の筐体を有するものであり、その長手方向一端部の端面から所定レーザ径のレーザ光を射出するものである。このレーザ11としては、レーザ照準器、レーザデジタルレベル、レーザ墨出し器等を用いることができる。
具体的にレーザ支持機構51は、レーザ11を保持するレーザホルダ511と、当該レーザホルダ511の台車4に対する位置を調整するための位置調整部512とを有している。
レーザホルダ511は、レーザ11の筐体における長手方向に沿った少なくとも2面に面接触することによってレーザ11を保持するものである。本実施形態では、レーザ11の筐体の長手方向に沿った下面及び当該下面に連続する長手方向に沿った側面に面接触するように構成されている。なお、前記長手方向に沿った側面に対向する側面から押さえねじ513によってホルダにレーザ11を位置決め固定するように構成されている。
位置調整部512は、台車4とレーザホルダ511との間に介在してレーザホルダ511をその位置が調整可能となるように支持するものである。本実施形態の位置調整部512は、少なくともレーザホルダ511の傾き、高さ及び水平位置を調整可能にするものであり、レーザホルダ511の位置が調整されることによってレーザ11の位置が調整される。
具体的に位置調整部512は、複数(図2では3つ)のアーム部材512a〜512cと、当該アーム部材512a〜512c間を位置調整可能に接続する接続機構512d、512eとを有している。
本実施形態では、複数のアーム部材512a〜512cは、台車4に接続され、前方に延びる第1アーム部材512aと、レーザホルダ511に接続され、水平方向に延びる第2アーム部材512bと、第1、第2アーム部材512a、512bに接続され、上下方向に延びる第3アーム部材512cとを備えている。
そして、第1アーム部材512aと第3アーム部材512cとを接続する第1接続機構512dは、第1アーム部材512aに対する第3アーム部材512cの高さ位置及び鉛直面内の傾きを調整可能に接続するものであり、両部材512a、512cに形成された貫通孔と、当該貫通孔に挿通されて締結ボルト及びナットとから構成される。そして、第1接続機構512dは、一方の部材の貫通孔を長孔とすることで、貫通孔と締結ボルトとの間に形成される隙間によって、高さ位置及び鉛直面内の傾きが調整可能とされている。なお、本実施形態では、その微調整を容易にするための調整ねじ機構512d1が設けられている。
また、第2アーム部材512bと第3アーム部材512cとを接続する第2接続機構512eは、第3アーム部材512cに対する第2アーム部材512bの水平位置及び水平面内の傾きを調整可能に接続するものであり、両部材512b、512cに形成された貫通孔と、当該貫通孔に挿通されて締結ボルト及びナットとから構成される。そして、第2接続機構512eは、一方の部材の貫通孔を長孔とすることで、貫通孔と締結ボルトとの間に形成される隙間によって、高さ位置及び水平面内の傾きが調整可能とされている。なお、本実施形態では、その微調整を容易にするための調整ねじ機構512e1が設けられている。
なお、アーム部材の数及び接続機構の数は上記に限られず、その他の数であってもよいし、各接続機構が調整する向きも上記に限られない。また、台車4に対する第1アーム部材512aの水平位置及び水平面内の傾きを調整可能に構成してもよい。
本実施形態では、2つのレーザ支持機構51が設けられており、一方のレーザ支持機構51(以下、第1レーザ支持機構51Aともいう。)は、台車4の一端部(前部)に取り付けられており、エンジンEが載置された場合には、当該エンジンEの回転軸E1の一端側に設けられることになる。また、他方のレーザ支持機構51(以下、第2レーザ支持機構51Bともいう。)は、台車4の他端部(後部)に取り付けられており、エンジンEが載置された場合には、当該エンジンEの回転軸E1の他端側に設けられることになる。
また、本実施形態では、レーザ支持機構51は、載置台4に対して取り付け位置を再現するための位置再現機構12によって位置決めされる。
この位置再現機構12は、載置台4に設けられ、レーザ支持機構51に当接して載置台4に対するレーザ支持機構51の水平方向の位置を再現するものである。具体的に位置再現機構12は、位置調整されたレーザ支持機構51(具体的には第1アーム部材512a)の一側面に当接してエンジン載置台4に固定される位置決めブロックである。この位置決めブロック12は、位置再現性を向上するために、第1アーム部材512aの長手方向に沿った側面に面接触することが望ましい。
光軸方向調整冶具52は、レーザ11から回転軸21に照射されるレーザ光の光軸方向を調整するためのものである。具体的に光軸方向調整冶具52は、図4に示すように、レーザ光を通過させる透光部52aと、当該透光部52aの周囲を取り囲むように設けられた遮光部52bとを備えている。
本実施形態の光軸方向調整冶具52は、遮光性を有する部材に貫通孔を形成することによって構成されており、透光部52aは前記貫通孔により構成され、遮光部52bは貫通孔の周囲にある遮光性を有する部材により構成されている。透光部52aである貫通孔は、例えばレーザ光の断面形状と相似形状をなすものであり、例えば円形状をなすものである。
また、本実施形態の光軸方向調整冶具52は、ダイナモメータ2の回転軸21の端部に固定されて用いられる。この場合、光軸方向調整冶具52は、回転軸21の中心軸線が透光部52aを通るとともに、回転軸21の端面から透光部52aを離間させて固定する取り付け機構を有している。取り付け機構としては、例えば、ダイナモメータ2の回転軸21の端部の外周面に外嵌することによって固定される機構や、回転軸21にねじ固定される機構などが考えられる。さらに、光軸方向調整冶具52は、回転軸21の端面にレーザ光が当たっていることを確認できるようにその側面の一部に1又は複数の確認窓52cが形成されている。その他、光軸方向調整冶具52は、回転軸21の中心軸線に対して透光部52aの位置を調整する位置調整機構を有するものであってもよい。
この光軸方向調整冶具52によって、当該冶具52におけるレーザ光の位置を確認又は規定することができ、当該冶具52を通過したレーザ光の回転軸21の端面における照射位置を確認することによって、レーザ光の光軸方向を調整することができる。具体的には、光軸方向調整冶具52は、回転軸21の中心軸線がその透光部52aを通るように取り付けられているので、冶具52を通過したレーザ光が出力軸21の端面のセンタ位置に照射されていることが確認できれば、レーザ光の光軸が出力軸21の中心軸線と同軸上に位置した状態となる。
<エンジン試験装置100における軸合わせ方法>
次に、本実施形態の軸合わせモジュール5を用いた軸合わせ方法について説明する。
(1)試験室における初期セットアップ作業
試験室は、予め定盤3及び当該定盤3上に固定されたダイナモメータ2が設けられており、エンジン試験が行われる部屋である。また、試験室には排ガス分析装置などのエンジン試験に用いられる種々の分析機器が設置されている。
この試験室において、まずダイナモメータ2が固定された定盤3上に、台位置調整機構6である位置矯正ローラ61a〜61dと、エンジン載置台4である台車4を固定するための固定ブロック9を固定する。そして、エンジンEが載置されていない状態の台車4を位置矯正ローラ61a〜61d間に進入させて固定ブロック9によって固定する。ここで、台車位置は、定盤3の上面に形成されたセンタケガキ線に合わせる。
また、光軸方向調整冶具52をダイナモメータ2の回転軸21の端部に取り付ける。このとき、光軸方向調整冶具52は、取り付け機構により、その透光部52aに回転軸21の中心軸線が通るように取り付けられる。また、回転軸21の端面にレーザ光が当たっていることを確認しやすくするために、光軸方向調整冶具52の確認窓52cの向きを調整する。
その後、第1レーザ支持機構51Aを台車4の前部に取り付けて、そのレーザホルダ511上にレーザ11をセットする。このとき、レーザホルダ511の向きは、ダイナモメータ2の回転軸21の中心軸線に沿った向きであり、レーザ11の向きは、レーザ光がダイナモメータ2の回転軸21側に照射される向きである。
そして、レーザ11からのレーザ光が光軸方向調整冶具52の透光部52aを通過するとともに、ダイナモメータ2の回転軸21の端面のセンタ位置又はセンタ位置に形成されたマークにレーザ光が当たるように、第1レーザ支持機構51Aによりレーザ11の角度、高さ、水平位置を調整する。そして、光軸方向調整冶具52の透光部52aをレーザ光が通過し、ダイナモメータ2の回転軸21の端面のセンタ位置又はマークにレーザ光が当たることを確認する。
次に、第2レーザ支持機構51Bを台車4の後部に取り付けて、レーザホルダ511上にレーザ11をセットする。このとき、レーザホルダ511の向きは、ダイナモメータ2の回転軸21の中心軸線に沿った向きであり、レーザ11の向きは、レーザ光がダイナモメータ2の回転軸21側に照射される向きである。
上記と同様に、レーザ11からのレーザ光が光軸方向調整冶具52の透光部52aを通過するとともに、ダイナモメータ2の回転軸21の端面のセンタ位置又はセンタ位置に形成されたマークにレーザ光が当たるように、第2レーザ支持機構51Bによりレーザ11の角度、高さ、水平位置を調整する。そして、光軸方向調整冶具52の透光部52aをレーザ光が通過し、ダイナモメータ2の回転軸21の端面のセンタ位置又はマークにレーザ光が当たることを確認する。
調整後の各レーザ支持機構51A、51Bを台車4から取り外して再度取り付けたときの位置再現性のため、位置再現機構である位置決めブロック12を台車4に取り付ける。このとき、位置決めブロック12は各レーザ支持機構51A、51Bごとに設けられ、各位置決めブロック12は各レーザ支持機構51A、51Bの第1アーム部材の側面に面接触するように固定する。
その後、位置矯正ローラ61a〜61dに沿って台車4を後退させて、台車4をシャフト連結位置に移動させる。なお、シャフト連結位置とは、ダイナモメータ2の回転軸21とエンジンEの回転軸E1とを図示しない連結部材を介して連結する位置である。また、固定ブロック9を移動して、シャフト連結位置で台車4を定盤3に対して固定できるようにする。さらに、シャフト連結位置に移動後、定盤3に対する台車4の進入位置を固定するためのエンドストッパ10を設置する。
そして、シャフト連結位置に移動後に、レーザ支持機構51A、51Bに支持されたレーザ11からレーザ光をダイナモメータ2の回転軸21に照射して、レーザ光が光軸方向調整冶具52の透光部52aを通過するとともに回転軸21の端面のセンタ位置又はマークにあることを確認する。
本実施形態では、確認のため、さらにレーザ支持機構を台車4から取り外し、再度位置再現機構12を用いて台車4上に取り付けて、レーザ支持機構51A、51Bに支持されたレーザ11からレーザ光をダイナモメータ2の回転軸21に照射して、レーザ光が光軸方向調整冶具52の透光部52aを通過するとともに回転軸21の端面のセンタ位置又はマークにあることを確認する。この確認工程は3〜5回行うことが望ましい。
また、台車4を定盤3から出し入れして、再度、レーザ支持機構51A、51Bに支持されたレーザ11からレーザ光をダイナモメータ2の回転軸21に照射して、レーザ光が光軸方向調整冶具52の透光部52aを通過するとともに回転軸21の端面のセンタ位置又はマークにあることを確認する。この確認工程は3〜5回行うことが望ましい。
(2)準備室における芯出し作業
上記(1)の初期セットアップ作業が終了した後に、台車4を試験室から準備室に移動させる。そして、台車4のエンジン支持機構8上に供試体であるエンジンEを大まかに搭載する。なお、準備室は、試験室から区画された部屋であり、台車に対してエンジンの積み下ろし作業や、台車上でエンジンの回転軸の芯出し作業等の作業を行う部屋である。
第1、第2レーザ支持機構51A、51Bが台車4に取り付けられていない場合には、位置再現機構12を用いて第1、第2レーザ支持機構51A、51Bを台車4に取り付ける。
第1レーザ支持機構51Aのレーザホルダ511にレーザ11をセットする。このとき、レーザホルダ511に対して上記(1)の向きとは前後反転(水平方向に180度反転)させる。そして、レーザ11からのレーザ光がエンジンEの回転軸E1のセンタ位置又はセンタ位置に形成されたマークに当たるようにエンジン支持機構8によりエンジン位置を調整する。
また、第2レーザ支持機構51Bのレーザホルダ511にレーザ11をセットする。そして、レーザ11からのレーザ光がエンジンEの回転軸E1(具体的にはクランクプーリ)のセンタ位置又はセンタ位置に形成されたマークに当たるようにエンジン支持機構によりエンジン位置を調整する。
そして、エンジンEの回転軸E1の両端面のセンタ位置又はマークにレーザ光が当たっていることを確認する。その後、第1、第2レーザ支持機構51A、51Bを台車4から取り外す。
(3)試験室におけるダイナモメータ2への接続作業
上記(2)によりエンジンEの位置調整(芯出し)が行われた台車4を準備室から試験室に移動させる。
定盤3上の位置矯正ローラの間に台車4を進入させて、エンドストッパに突き当てる。そして、固定ブロックによって台車4を定盤3上に固定する。このとき、ダイナモメータ2の回転軸21の端面とエンジンEの回転軸E1の端面とは、所定距離離間して対向しており、双方の軸芯が合わせられた状態となる。
この状態で、ダイナモメータ2の回転軸21とエンジンEの回転軸E1とを連結部材により連結する。その後、ダイナモメータ2によるエンジンEの試験が行われる。
(4)別のダイナモメータへの接続作業
上記(1)で位置調整されたレーザ支持機構51A、51Bを上述した最初のダイナモメータ2とは別のダイナモメータ2’に適用する場合には、以下の方法が考えられる。
同一のエンジンEを別のダイナモメータ2’に接続する場合には、別のダイナモメータ2’が固定された定盤3上に、台位置調整機構6である位置矯正ローラ61a〜61dと、載置台である台車4を固定するための固定ブロック9を固定する。そして、エンジンEが載置されていない状態の台車4を位置矯正ローラ61a〜61d間に進入させて固定ブロック9によって固定する。ここで、台車位置は、定盤3の上面に形成されたセンタケガキ線に合わせる。
また、光軸方向調整冶具52をダイナモメータ2’の回転軸21の端部に取り付ける。このとき、光軸方向調整冶具52は、取り付け機構により、その透光部52aに回転軸21の中心軸線が通るように取り付けられる。また、回転軸21の端面にレーザ光が当たっていることを確認しやすくするために、光軸方向調整冶具52の確認窓52cの向きを調整する。
その後、既に位置調整されている第1レーザ支持機構51Aを台車4の前部に位置再現機構12を用いて取り付けて、そのレーザホルダ511上にレーザ11をセットする。このとき、レーザホルダ511の向きは、ダイナモメータ2’の回転軸21の中心軸線に沿った向きであり、レーザ11の向きは、レーザ光がダイナモメータ2’の回転軸21側に照射される向きである。
そして、レーザ11からのレーザ光が光軸方向調整冶具52の透光部52aを通過するとともに、ダイナモメータ2’の回転軸21の端面のセンタ位置又はセンタ位置に形成されたマークにレーザ光が当たるように、位置矯正ローラ61a〜61d(主として一対の前側ローラ61a、61b)の位置を調整する。これにより、レーザ11は水平位置及び水平面内の傾きが調整される。なお、定盤3上に固定された別のダイナモメータ2’の回転軸21と、最初のダイナモメータ2の回転軸21との高さ位置が同じであり、それらの軸線方向が水平となるように調整されており、台車4も定盤3に精度良く位置調整される場合には、高さ位置や鉛直面内の傾きは基本的には調整する必要がない。そして、光軸方向調整冶具52の透光部52aをレーザ光が通過し、ダイナモメータ2の回転軸21の端面のセンタ位置又はマークにレーザ光が当たることを確認する。
次に、既に位置調整されている第2レーザ支持機構51Bを台車4の後部に位置再現機構12を用いて取り付けて、そのレーザホルダ511上にレーザ11をセットする。このとき、レーザホルダ511の向きは、ダイナモメータ2の回転軸21の中心軸線に沿った向きであり、レーザ11の向きは、レーザ光がダイナモメータ2の回転軸21側に照射される向きである。
上記と同様に、レーザ11からのレーザ光が光軸方向調整冶具52の透光部52aを通過するとともに、ダイナモメータ2の回転軸21の端面のセンタ位置又はセンタ位置に形成されたマークにレーザ光が当たるように、位置矯正ローラ61a〜61d(主として一対の後側ローラ61c、61d)の位置を調整する。これにより、レーザ11は水平位置及び水平面内の傾きが調整される。なお、定盤3上に固定された別のダイナモメータ2’の回転軸21と、最初のダイナモメータ2の回転軸21との高さ位置が同じであり、それらの軸線方向が水平となるように調整されており、台車4も定盤3に精度良く位置調整される場合には、高さ位置や鉛直面内の傾きは基本的には調整する必要がない。そして、光軸方向調整冶具52の透光部52aをレーザ光が通過し、ダイナモメータ2の回転軸21の端面のセンタ位置又はマークにレーザ光が当たることを確認する。
上記のとおり、位置矯正ローラ61a〜61dの位置を調整した後に、台車4を準備室に移動させて、上記(2)の芯出し作業を行う。そして、上記(3)の接続作業によって別のダイナモメータ2’の回転軸21にエンジンEの回転軸E1を連結する。
このように最初のダイナモメータ2に対して位置調整されたレーザ支持機構51をその位置調整後の形を変えることなく別のダイナモメータ2’(2台目以降のダイナモメータ)に使い回しているので、使用するダイナモメータを最初のダイナモメータ2に戻す場合にそのまま使用することができる。
<本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態のエンジン試験装置100によれば、ダイナモメータ2の回転軸21の端面及びレーザ11の間に、レーザ11から回転軸21に照射されるレーザ光を透過してレーザ光の光軸方向を調整するための光軸方向調整冶具52を設けることより、ダイナモメータ2の回転軸21の端面に照射されるレーザ光の光軸方向を調整することができる。その結果、当該光軸方向調整冶具52によってレーザ光の光軸方向を調整しながら、ダイナモメータ2の回転軸21の端面でのレーザ光の照射位置を調整することができ、ダイナモメータ2の回転軸21に対してレーザ11を高精度に位置調整することができる。このように位置調整されたレーザ11を前後反転させてレーザ11に対するエンジンEの回転軸E1の位置を調整することによって、ダイナモメータ2の回転軸21とエンジンEの回転軸E1との双方の軸芯を高精度に合わせることができる。
また、載置台4が台車4であるので、エンジンEが載置されていない載置台4を、ダイナモメータ2が設置された試験室に移動して、当該試験室においてレーザ支持機構51により予めレーザ11の位置調整を行うことができる。その後、試験室とは別室に載置台4を移動して、当該別室において載置台4にエンジンEを載置して、位置調整されたレーザ11によりエンジンEの回転軸E1の位置調整を行うことができる。その結果、試験室でのエンジンEのセットアップ作業の時間を短縮することができ、ダイナモメータ2の稼働率を上げることができる。また、同じエンジンEを別のダイナモメータ2’で試験する場合であっても、載置台4ごと移動することができるので、再セットアップ作業を容易にすることができる。
さらに本実施形態ではエンジンEの回転軸E1の一端側及び他端側に設けられた2つのレーザ支持機構によって、レーザ11からのレーザ光が、回転軸E1の両端面の中心に当たるようにエンジンEの回転軸E1を調整しているので、ダイナモメータ2の回転軸21とエンジンEの回転軸E1の双方の軸芯をより高精度に合わせることができる。
<その他の変形実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態では、光軸方向調整治具52が回転軸21の端部に固定されるものであったが、図5に示すように、ダイナモメータ2が固定された定盤3に固定される構成であっても良い。この場合、光軸方向調整治具52は、定盤3に起立した状態で固定される構成が考えられる。
また、光軸方向調整治具52の透光部52aは貫通孔に限られず、レーザ光を通過させる透光性材料からなる光学窓であっても良い。また、光学窓で構成する場合には、レーザ光のビーム径よりも大きく構成するとともに、センタ位置にマークを示すことや光学窓に目盛り等を示すによって、光学窓におけるレーザ光の透過位置を確認することができる。このようにレーザ光の透過位置を確認しつつ、ダイナモメータの回転軸の端面での照射位置を確認することによって、レーザ光の光軸方向を調整することができる。
さらに、エンジンEの回転軸E1及びレーザ11の間にも光軸方向調整治具を設けても良い。この場合の光軸方向調整治具は、前記実施形態と同様に透光部を有しており、当該透光部はエンジンEの回転軸E1の中心軸線が通過するように配置する。これによって、エンジンEの回転軸E1の位置調整をより精度良く行うことができる。またこの構成によって、2つのレーザ支持機構を用いることなく1つのレーザ支持機構によってエンジンEの回転軸E1を精度良く位置調整することができる。
前記実施形態では、固定されたダイナモメータに対して供試体を移動させて、ダイナモメータの回転軸と供試体の回転軸との軸合わせを行う構成であったが、供試体を例えば定盤上に固定し、この固定された供試体に対してダイナモメータを移動させることによって、ダイナモメータの回転軸と供試体の回転軸との軸合わせを行う構成としてもよい。この場合、軸合わせモジュールは、レーザを支持し、供試体の回転軸に対するレーザの位置を調整可能にするレーザ支持機構と、供試体の回転軸の端面及びレーザの間に設けられ、レーザから供試体の回転軸に照射されるレーザ光を透過してレーザ光の光軸方向を調整するための光軸方向調整冶具とを備える構成となる。
前記実施形態の光源位置調整機構は、載置台上に設けられたレーザ支持機構51により構成されていたが、定盤に対する載置台の位置を調整することによって載置台上に支持された光源の位置を調整する構成としてもよい。この場合、前記実施形態の台位置調整機構を光源位置調整機構として用いることが考えられる。なお、定盤に対して載置台を位置調整することによって光源位置を調整する構成では、光源位置調整機構が大型化したり、また、光源の位置調整が難しくなる可能性がある。光源の位置調整を容易にするためには、前記実施形態のように光源位置調整機構を載置台に設けて載置台上で光源の位置を調整することが望ましい。
前記実施形態では光源としてレーザを用いているが、その他、光の照射位置及び光軸が認識できるものであれば、例えば集光レンズ等の光学系を用いて細い光を照射できる光源であってもよい。
供試体はエンジンに限られず、モータであってもよいし、トランスミッションであってもよいし、車軸であってもよい。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・供試体(エンジン)試験装置
E ・・・供試体(エンジン)
E1 ・・・エンジンの回転軸
2 ・・・ダイナモメータ
21 ・・・ダイナモメータの回転軸
3 ・・・定盤
4 ・・・載置台(台車)
5 ・・・軸合わせモジュール
50 ・・・光源位置調整機構
51 ・・・レーザ支持機構
52 ・・・光軸方向調整冶具
52a・・・透光部
52b・・・遮光部
6 ・・・台位置調整機構
11 ・・・光源
12 ・・・位置再現機構

Claims (6)

  1. ダイナモメータの回転軸と供試体の回転軸とを連結するために用いられ、光源からの光を前記ダイナモメータの回転軸及び前記供試体の回転軸に照射して前記ダイナモメータの回転軸に対して前記供試体の回転軸を合わせるための軸合わせモジュールであって、
    前記ダイナモメータの回転軸に対する前記光源の位置を調整可能にする光源位置調整機構と、
    前記ダイナモメータの回転軸の端面及び前記光源の間に設けられ、前記光源から前記ダイナモメータの回転軸に照射される光を透過して前記光の光軸方向を調整するための光軸方向調整冶具とを備え
    前記光軸方向調整冶具は、前記光を通過させる透光部と、当該透光部の周囲を取り囲むように設けられた遮光部とを備え、前記ダイナモメータの回転軸の中心軸線が前記透光部を通るように前記ダイナモメータの回転軸の端面及び前記光源の間に設けられる、軸合わせモジュール。
  2. ダイナモメータの回転軸と供試体の回転軸とを連結するために用いられ、光源からの光を前記ダイナモメータの回転軸及び前記供試体の回転軸に照射して前記ダイナモメータの回転軸に対して前記供試体の回転軸を合わせるための軸合わせモジュールであって、
    前記ダイナモメータの回転軸に対する前記光源の位置を調整可能にする光源位置調整機構と、
    前記ダイナモメータの回転軸の端面及び前記光源の間に設けられ、前記光源から前記ダイナモメータの回転軸に照射される光を透過して前記光の光軸方向を調整するための光軸方向調整冶具とを備え、
    前記光源位置調整機構は、前記供試体の回転軸の一端側及び他端側それぞれに設けられている、軸合わせモジュール。
  3. 前記光源位置調整機構は、前記供試体が載置される載置台に設けられる、請求項1又は2の何れか一項に記載の軸合わせモジュール。
  4. 前記載置台に設けられ、前記光源位置調整機構に当接して前記載置台に対する前記光源位置調整機構の水平方向の位置を再現する位置再現機構を更に備える、請求項記載の軸合わせモジュール。
  5. ダイナモメータが設置される定盤と、
    供試体が載置される載置台と、
    請求項1乃至の何れか一項に記載の軸合わせモジュールとを備え、
    前記光源位置調整機構として、前記定盤に対する前記載置台の位置を調整する台位置調整機構を備える、供試体試験装置。
  6. ダイナモメータの回転軸と供試体の回転軸とを連結する前に、前記ダイナモメータの回転軸に対して前記供試体の回転軸を合わせるための軸合わせ方法であって、
    光源からの光を前記ダイナモメータの回転軸に照射して、前記ダイナモメータの回転軸に対する前記光源の位置を調整する第1調整工程と、
    前記第1調整工程により位置調整された前記光源からの光を前記供試体の回転軸に照射して、前記光源に対する前記供試体の回転軸の位置を調整する第2調整工程とを有し、
    前記第1調整工程は、前記ダイナモメータの回転軸の端面及び前記光源の間に、前記光源から前記ダイナモメータの回転軸に照射される光を透過して前記光の光軸方向を調整するための光軸方向調整冶具を設けて行うものであり、
    前記光軸方向調整冶具は、前記光を通過させる透光部と、当該透光部の周囲を取り囲むように設けられた遮光部とを備え、前記ダイナモメータの回転軸の中心軸線が前記透光部を通るように前記ダイナモメータの回転軸の端面及び前記光源の間に設けられることを特徴とする軸合わせ方法。
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