JP2002162551A - 光学ユニット - Google Patents

光学ユニット

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JP2002162551A
JP2002162551A JP2000361792A JP2000361792A JP2002162551A JP 2002162551 A JP2002162551 A JP 2002162551A JP 2000361792 A JP2000361792 A JP 2000361792A JP 2000361792 A JP2000361792 A JP 2000361792A JP 2002162551 A JP2002162551 A JP 2002162551A
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JP
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optical
optical axis
unit
mirror
parabolic mirror
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JP2000361792A
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English (en)
Inventor
Keiji Otsuka
啓示 大塚
Hiroshi Morita
紘史 森田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、光学部品のアライメント調整を
効率的かつ精度よく行うことを可能にする。 【解決手段】光学ユニット234は、光学定盤に着脱可
能なユニットベース242と、放物面鏡222と、前記
放物面鏡222を前記ユニットベース242に装着した
状態で該放物面鏡222のアライメント調整が可能な調
整機構244とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学機器を構成す
る光学ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、レーザ光(光ビーム)を利用した
レーザ光学機器として、例えば、レーザ加工装置やレー
ザ測定装置等が採用されている。この種のレーザ光学機
器では、レーザ光を所定の照射位置に導くために、レン
ズ系や反射鏡等の多種類の光学部品が組み込まれてい
る。さらに、反射鏡は、平面鏡、放物面鏡および楕円面
鏡等の種々の形態を有している。
【0003】従って、レーザ光学機器を組み立てる際に
は、各種光学部品のレイアウト調整や焦点測定等のアラ
イメント調整を精度よく行うことが望まれている。高品
質なレーザ加工作業や高精度なレーザ測定作業を確実に
実施するためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のレー
ザ光学機器を構成する光学定盤には、複数の光学部品が
レーザ光の光軸上に対応して取り付けられている。この
ため、光学定盤に配置された各光学部品をアライメント
調整することが困難になり、前記アライメント調整作業
が相当に煩雑化するとともに、該アライメント調整を精
度よく行うことができないという問題が指摘されてい
る。
【0005】そこで、光学部品を光学定盤に取り付ける
前に、予め各光学部品のアライメント調整を行うことが
考えられる。しかしながら、予め光学部品のアライメン
ト調整が精度よく行われていても、この光学部品を光学
定盤に取り付ける際に、取り付け誤差や機械的誤差に起
因して前記光学部品に光軸ずれ等の不具合が惹起される
おそれがある。これにより、光学部品を高精度にアライ
メント調整することができないという問題が指摘されて
いる。
【0006】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、簡単な構成で、光学部品のアライメント調整を効率
的かつ精度よく行うことが可能な光学ユニットを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光学ユニッ
トでは、光学定盤に対して着脱可能な基台部材に、調整
機構を介して光学部品が装着されている。このため、基
台部材を光学定盤から取り外して調整用設備に設置した
状態で、調整機構を介して光学部品のアライメント調整
等が施される。次いで、基台部材を光学定盤に取り付け
るだけで、光学部品は、光学定盤に対してアライメント
調整等が良好になされることになる。これにより、簡単
な構成で、光学部品のアライメント調整を効率的かつ精
度よく行うことができる。
【0008】また、光学部品は、少なくとも放物面鏡ま
たは楕円面鏡を含む非平面反射鏡であり、調整機構は、
前記非平面反射鏡の光学中心を回転中心にして一方向に
角度調整可能な第1傾斜部材と、前記非平面反射鏡が設
けられるとともに、前記第1傾斜部材に対して前記非平
面反射鏡の光学中心を回転中心にして前記一方向に交差
する他方向に角度調整可能な第2傾斜部材とを備えてい
る。従って、第1および第2傾斜部材を傾動させるだけ
で、非平面反射鏡の光軸調整および/または焦点調整が
容易かつ迅速に遂行される。
【0009】その際、第1および第2傾斜部材が、第1
および第2操作部を介して傾動可能である。このため、
第1および第2傾斜部材の傾動操作が簡素化し、非平面
反射鏡の各種調整作業が効率的に遂行可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る光学ユニットを組み込むレーザ加工装置やレーザ
測定装置等のレーザ光学機器200の概略構成図であ
る。
【0011】レーザ光学機器200は、基準レーザ光L
を導出するレーザ発振器202と、図示しないアクチュ
エータを介してシフト自在なリモートヘッド204、2
06と、前記リモートヘッド204、206に前記基準
レーザ光Lを選択的に導入する光路形成部208とを備
える。この光路形成部208は、複数の平面反射鏡21
0と、シリンダ212を介して基準レーザ光Lの光路上
に進退し、前記基準レーザ光Lをリモートヘッド20
4、206に振り分けるための可動平面反射鏡214と
を備える。
【0012】図1および図2に示すように、リモートヘ
ッド204、206は、光学定盤220に装着される光
学部品である放物面鏡(非平面反射鏡)222と、第1
および第2平面反射鏡224、226と、楕円面鏡(非
平面反射鏡)228と、可動平面反射鏡230と、スキ
ャナ平面反射鏡232とを備えている。放物面鏡222
および楕円面鏡228は、第1の実施形態に係る光学ユ
ニット234、236を構成している。
【0013】図3および図4に示すように、光学ユニッ
ト234、236は、光学定盤220にボルト238と
ノックピン240を介して着脱可能なユニットベース
(基台部材)242と、放物面鏡222および楕円面鏡
228を前記ユニットベース242に装着した状態で、
前記放物面鏡222および前記楕円面鏡228の位置お
よび/または角度を調整可能な調整機構244とを備え
る。
【0014】ユニットベース242上に支持ブロック2
46が設けられるとともに、この支持ブロック246に
は、調整機構244を構成する第1傾斜部材248と、
第2傾斜部材250とが設けられる。図4に示すよう
に、支持ブロック246には、水平方向に向かって第1
つまみ(第1操作部)252が設けられ、この第1つま
み252の先端に第1ピニオン254が形成される。こ
の第1ピニオン254は、第1傾斜部材248に設けら
れている第1ラック256に噛合し、第1つまみ252
が回転されることによって、前記第1傾斜部材248が
放物面鏡222および楕円面鏡228の光学中心を回転
中心にして、図3中、矢印X方向(水平方向)に角度調
整可能である。
【0015】第1傾斜部材248には、鉛直方向に向か
って第2つまみ(第2操作部)258が装着され、この
第2つまみ258の先端部に設けられている第2ピニオ
ン260が、第2傾斜部材250に固着された第2ラッ
ク262に噛合する(図4参照)。第2つまみ258が
回転されることにより、第2傾斜部材250が放物面鏡
222および楕円面鏡228の光学中心を回転中心とし
て、図3中、矢印Y方向(鉛直方向)に角度調整可能で
ある。
【0016】図2に示すように、第1および第2平面反
射鏡224、226は、ブロック体270に固着されて
おり、このブロック体270は、光学定盤220上に矢
印Z方向に位置調整可能である。可動平面反射鏡230
は、モータ272を介して鉛直軸回りに傾動可能であ
り、スキャナ平面反射鏡232は、スキャナモータ27
4を介して水平軸回りに傾動可能である。
【0017】図5は、リモートヘッド204、206の
光学部品の光軸および焦点を調整するために使用される
基準光ユニット10の斜視図であり、図6は、前記基準
光ユニット10の側面図である。
【0018】基準光ユニット10は、種々の光学部品の
測定等に使用される基準レーザ光Lを照射する機能を有
しており、He−Neレーザ等のレーザ発振器12が組
み込まれるレーザ光ユニット14と、前記レーザ光ユニ
ット14を支持筒16に対して光軸回りに回転させる回
転機構18と、前記レーザ光ユニット14から導出され
る前記基準レーザ光Lの光軸を前記基準光ユニット10
の回転中心に一致させるための光中心調整機構20とを
備える。
【0019】基準光ユニット10は、測定ベース22上
に固定されるユニットベース24を備え、このユニット
ベース24に左右スライド機構26および上下スライド
機構28を介して支持筒16が装着される。左右スライ
ド機構26は、ユニットベース24上に光軸方向(矢印
A方向)に直交する矢印B方向に延在して設けられるガ
イドレール30を有するとともに、このガイドレール3
0に矢印B方向に進退自在なスライドベース32が配置
される。ユニットベース24上に水平方向に向かって第
1マイクロメータ34が固定され、この第1マイクロメ
ータ34のロッド36がスライドベース32に固定され
る。
【0020】スライドベース32上にコラム38が設け
られ、このコラム38の内面側には、上下スライド機構
28を構成する一対のガイドレール40が鉛直方向に向
かって固定される。支持筒16の両側部には、ガイドレ
ール40に係合して昇降自在な一対のガイド部42が設
けられるとともに、コラム38の一端側上部には鉛直下
方向に向かって第2マイクロメータ44が装着される。
第2マイクロメータ44から下方に突出するロッド46
が支持筒16に固定される。
【0021】支持筒16内には、回転機構18を構成す
る一対のベアリング48を介して回転筒体50が回転自
在に支持されており、この回転筒体50内にレーザ発振
器12が収容される。レーザ発振器12の両端に保持部
材52が装着され、この保持部材52の小径部54が回
転筒体50内に挿入される。
【0022】光中心調整機構20は、回転筒体50の両
端縁部に等角度間隔ずつ離間してねじ込まれるそれぞれ
3つの調整ねじ56を備え、前記調整ねじ56の先端が
保持部材52の小径部54に当接することにより、レー
ザ発振器12の光軸が傾動調整される。
【0023】図6に示すように、レーザ光ユニット14
の先端側には、基準レーザ光Lのビーム径を拡大させる
ためのビーム径拡大手段66が着脱自在に設けられる。
このビーム径拡大手段66は、例えば、直径0.8mm
程度の基準レーザ光Lを直径25mmの平行光(コリメ
ート光)に変換するものであり、多種類のピンホールア
センブリとフォーカシングレンズとを組み合わせたフィ
ルタユニット68と、ビームエキスパンダ用レンズセッ
トを含むレンズユニット69とを備えている。
【0024】図7は、光学部品である放物面鏡222お
よび楕円面鏡228の光軸を調整するための光軸ユニッ
ト70の斜視図であり、図8は、前記光軸ユニット70
の側面図である。
【0025】光軸ユニット70は、測定ベース22に固
定されるユニットベース72を備え、このユニットベー
ス72上に第1および第2ピンホール板74、76が所
定間隔離間して装着される。第1ピンホール板74は、
ユニットベース72上に固定された第1支持板78に支
持されており、この第1ピンホール板74の中央部に
は、所定の直径を有する第1細孔80が形成されてい
る。
【0026】第1ピンホール板74には、第1細孔80
を光軸(矢印A方向)に交差する左右方向(矢印B方
向)および上下方向(矢印C方向)に位置調整するため
の第1細孔位置調整機構82が設けられる。第1細孔位
置調整機構82は、水平方向に配置されて第1ピンホー
ル板74を左右方向に進退させるための第1調整ねじ8
4と、鉛直方向に配置されて前記第1ピンホール板74
を上下方向に位置調整するための第2調整ねじ86とを
備える。
【0027】第2ピンホール板76は、第1ピンホール
板74と同様に第2支持板88上に支持されるととも
に、この第2ピンホール板76の中央部には、所定の直
径を有する第2細孔90が形成されている。第2ピンホ
ール板76には、第2細孔位置調整機構92が設けられ
ている。この第2細孔位置調整機構92は前記第1細孔
位置調整機構82と同様に構成されており、同一の構成
要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省
略する。
【0028】第1および第2ピンホール板74、76
は、基準レーザ光Lのように直径が0.8mm程度の、
所謂、ポイント光を調整するために用いられるものであ
り、例えば、直径が25mm程度のコリメート光である
コリメート基準レーザ光L0を調整するためには、図9
に示す第1および第2ピンホール板94a、94bが、
前記第1および第2ピンホール板74、76と交換して
使用される。この第1および第2ピンホール板94a、
94bは、中心に細孔96a、96bを設けるととも
に、この細孔96a、96bを中心にして所定の直径を
有する円周上にそれぞれ4つの細孔98a、98bを設
けている。
【0029】図10は、放物面鏡222および楕円面鏡
228の光軸位置を検出するための光軸検出ユニット1
00の斜視説明図であり、図11は、前記光軸検出ユニ
ット100の側面説明図である。
【0030】光軸検出ユニット100は、測定ベース2
2上に固定されるユニットベース102を備え、このユ
ニットベース102上には、第1スライドベース104
が進退機構105を介して光軸方向(矢印A方向)に進
退自在に配置される。第1スライドベース104の側方
には、進退機構105を構成しユニットベース102に
支持された第1スライドつまみ106の端部が固定され
ており、この第1スライドつまみ106を回転させるこ
とによって前記第1スライドベース104が矢印A方向
に進退可能である。
【0031】第1スライドベース104上には、回転機
構108を構成する回転ベース110が設けられ、この
回転ベース110は、回転つまみ112を操作すること
によって基準レーザ光Lの光軸に交差するZ軸(鉛直
軸)回りに回転自在である。回転ベース110上には、
第2スライドベース114が矢印A方向に進退自在に配
置される。第2スライドベース114には、第2スライ
ドつまみ116の端部が連結され、この第2スライドつ
まみ116が回転されることによって矢印A方向に微小
距離だけ進退自在である。
【0032】第2スライドベース114上に光軸位置検
出センサ118が装着され、この光軸位置検出センサ1
18には、モニタ122が接続されている(図12参
照)。モニタ122には、後述するように、光軸位置検
出センサ118の光軸(光点)測定面120に導入され
る基準レーザ光Lの位置が可視像として表示される。
【0033】次に、このように構成される基準光ユニッ
ト10と光軸ユニット70とを用いて行われる放物面鏡
222の光軸合わせ作業について説明する。なお、楕円
面鏡228の光軸合わせ作業は同様に行われるため、そ
の説明は省略する。
【0034】まず、基準光ユニット10から導出される
基準レーザ光Lの光軸が前記基準光ユニット10の回転
中心に一致するように、前記基準レーザ光Lの光軸調整
作業が遂行される。次いで、光軸が設定された基準レー
ザ光Lを使用して、光軸ユニット70および光軸検出ユ
ニット100の光軸合わせ作業が行われる。
【0035】そこで、図13に示すように、基準光ユニ
ット10の光軸S1上に放物面鏡222を組み込んだ光
学ユニット234が配置されるとともに、この放物面鏡
222による反射光Laの光軸S2上に光軸ユニット7
0が配置されている。その際、光学ユニット234は、
光学定盤220と同一条件で配置されている。
【0036】そして、基準光ユニット10から基準レー
ザ光Lが導出されると、この基準レーザ光Lは、光軸S
1に沿って放物面鏡222に照射される。この放物面鏡
222が所定の位置に正確に位置決めされていると、前
記放物面鏡222からの反射光Laは、光軸S2上に配
置されている光軸ユニット70の第1および第2ピンホ
ール板74、76に形成された第1および第2細孔8
0、90を透過して測定部位130に照射される。
【0037】その際、光軸ユニット70では、第1およ
び第2ピンホール板74、76が光軸S2に沿って所定
の間隔で離間しており、放物面鏡222からの反射光L
aがこの光軸S2に一致する場合にのみ、前記反射光L
aが第1および第2細孔80、90を透過して測定部位
130に照射される。従って、放物面鏡222が、図1
3中、二点鎖線で示すように、所望の位置からずれてい
る際には、第1ピンホール板74および/または第2ピ
ンホール板76に阻止されて反射光Laが測定部位13
0に照射されることはない。
【0038】放物面鏡222の光軸がずれている際に
は、調整機構244を介して、この放物面鏡222の光
軸調整が行われる。具体的には、図3および図4に示す
ように、第1つまみ252が回転操作されると、この第
1つまみ252に設けられている第1ピニオン254の
回転作用下に第1ラック256が移動し、この第1ラッ
ク256が設けられた第1傾斜部材248が、放物面鏡
222の光学中心を回転中心として水平方向(矢印X方
向)に傾動する。一方、第2つまみ258を回転操作す
ると、この第2つまみ258に設けられている第2ピニ
オン260の回転作用下に、第2ラック262が第2傾
斜部材250と一体的に放物面鏡222の光学中心を回
転中心として鉛直方向(矢印Y方向)に傾動する。
【0039】このため、放物面鏡222は、第1および
第2傾斜部材248、250の傾動作用下に、角度位置
調整作業が行われる。そして、放物面鏡222で反射さ
れた反射光Laが、第1および第2ピンホール板74、
76を透過して測定部位130に照射される位置で、前
記放物面鏡222の位置合わせが高精度かつ確実になさ
れることになる。
【0040】次いで、基準光ユニット10と光軸検出ユ
ニット100とを用いて、放物面鏡222の光芯位置を
調整する作業について説明する。
【0041】図14に示すように、光軸S1上には、基
準光ユニット10と放物面鏡222との間に位置して光
軸検出ユニット100が一旦配置される(二点鎖線参
照)。そこで、基準光ユニット10から基準レーザ光L
が導出されると、この基準レーザ光Lが光軸検出ユニッ
ト100を構成する光点測定面120に照射される。こ
のため、図12に示すように、光軸位置検出センサ11
8に電気的に接続されているモニタ122には、基準レ
ーザ光Lの第1の光軸位置P1が表示される。
【0042】次に、光軸検出ユニット100が光軸S1
上から離脱されるとともに、この光軸検出ユニット10
0、あるいは、別の光軸検出ユニット100が放物面鏡
222による反射光Laの光軸S2上に配置される。こ
の状態で、基準光ユニット10から基準レーザ光Lが照
射されると、この基準レーザ光Lが放物面鏡222で反
射し、その反射光Laが光軸S2上に配置されている光
軸検出ユニット100に導入される。この光軸検出ユニ
ット100では、光点測定面120に反射光Laが導入
されることにより、モニタ122上に第2の光軸位置P
2が表示される(図12参照)。
【0043】そして、光軸S1上で予め検出された第1
の光軸位置P1と、放物面鏡222からの反射光Laの
第2の光軸位置P2とが一致するように、前記放物面鏡
222の角度位置調整が行われる。
【0044】さらにまた、基準光ユニット10と光軸検
出ユニット100とを使用して、放物面鏡222および
楕円面鏡228の焦点位置を測定する作業が行われる。
【0045】まず、放物面鏡222では、図15に示す
ように、基準光ユニット10にビーム径拡大手段66を
装着し、コリメート光L1を用いてこの放物面鏡222
の焦点位置を測定することができる。
【0046】この基準光ユニット10では、レーザ光ユ
ニット14から導出される基準レーザ光Lがビーム径拡
大手段66を介してコリメート光L1に変換され、この
コリメート光L1が放物面鏡222で反射して光軸検出
ユニット100を構成する光点測定面120に照射され
る。ここで、光軸検出ユニット100は、光軸S2方向
に進退移動し、光点測定面120での光点の面積が最も
少ない位置が、放物面鏡222の焦点位置として測定さ
れる。
【0047】一方、楕円面鏡228では、図16に示す
ように、基準光ユニット10が水平方向に傾動されなが
ら基準レーザ光Lを照射するとともに、光軸検出ユニッ
ト100が光軸S2上に沿って前後方向に移動する。そ
して、光軸検出ユニット100の光点測定面120で検
出される光点が一致する位置が、楕円面鏡228の焦点
位置(距離)として測定される。
【0048】上記のように、光軸合わせおよび焦点測定
がなされた光学ユニット234、236は、図2に示す
ように、光学定盤220の所定の位置に取り付けられ
る。その際、ユニットベース242がノックピン240
および複数本のボルト238を介して光学定盤220に
対し位置決め固定されることになる。
【0049】この場合、第1の実施形態では、光学ユニ
ット234、236に調整機構244を介して放物面鏡
222および楕円面鏡228が装着されている。そし
て、光学ユニット234、236は、光学定盤220か
ら取り外されて所定の検査用設備に前記光学定盤220
と同一条件で配置された状態で、前記放物面鏡222お
よび前記楕円面鏡228の光軸合わせおよび焦点測定が
行われる。次いで、光学ユニット234、236を光学
定盤220の所定の位置に取り付けるだけで、放物面鏡
222および楕円面鏡228は、前記光学定盤220に
対して光軸合わせや焦点測定等のアライメント調整が良
好になされることになる。
【0050】これにより、第1の実施形態では、光学定
盤220上で放物面鏡222および楕円面鏡228のア
ライメント調整作業を行う必要がなく、簡単な構成およ
び作業で、前記放物面鏡222および前記楕円面鏡22
8のアライメント調整作業が効率的かつ精度よく遂行さ
れるという効果が得られる。
【0051】さらに、調整機構244は、放物面鏡22
2および楕円面鏡228の光学中心を回転中心にして矢
印X方向(一方向)に傾動可能な第1傾斜部材248
と、前記第1傾斜部材248に対して前記放物面鏡22
2および楕円面鏡228の光学中心を回転中心にして前
記矢印X方向に直交する矢印Y方向(他方向)に傾動調
整可能な第2傾斜部材250とを備えている。
【0052】従って、第1および第2つまみ252、2
58を回転操作することにより、放物面鏡222および
楕円面鏡228の光軸合わせ作業および焦点検出作業が
容易かつ高精度に遂行される。その際、第1および第2
つまみ252、258を回転操作するだけでよく、前記
アライメント調整作業自体が簡単に遂行可能になる。
【0053】ところで、リモートヘッド204、206
では、光学ユニット234、236が光学定盤220に
取り付けられた後、第1および第2平面反射鏡224、
226の取り付け位置に対応する焦点距離、焦点位置お
よび焦点近傍での集光径の測定が行われる(図17参
照)。その際、基準光ユニット10には、ビーム径拡大
手段66が装着されるとともに、焦点位置に対応して光
軸検出ユニット100が配置されている。
【0054】図18は、本発明の第2の実施形態に係る
光学ユニット300、302の斜視説明図である。な
お、第1の実施形態に係る光学ユニット234、236
と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳
細な説明は省略する。
【0055】光学ユニット300、302は、第1およ
び第2操作部として第1および第2モータ304、30
6を備えている。第1モータ304は、取り付け部30
8を介して支持ブロック246に水平方向に向かって固
定されるとともに、この第1モータ304の回転軸に第
1ピニオン254が連結されている。第2モータ306
は、取り付け部310を介して第1傾斜部材248に鉛
直方向に向かって固定されるとともに、この第2モータ
306の駆動軸に第2ピニオン260が連結されてい
る。
【0056】このように構成される第2の実施形態で
は、第1および第2モータ304、306の作用下に、
第1および第2傾斜部材248、250がそれぞれ矢印
X方向および矢印Y方向に自動的に角度調整が行われ
る。これにより、放物面鏡222および楕円面鏡228
のアライメント調整作業の自動化が、容易に遂行される
という効果が得られる。
【0057】
【発明の効果】本発明に係る光学ユニットでは、基台部
材を光学定盤から取り外した状態で、調整機構を介して
光学部品のアライメント調整等が施された後、この基台
部材を光学定盤に取り付けるだけで、前記光学部品が該
光学定盤に対してもアライメント調整されることにな
る。これにより、簡単な構成で、光学部品のアライメン
ト調整作業を効率的かつ精度よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光学ユニットが
組み込まれるレーザ光学機器の概略構成図である。
【図2】前記レーザ光学機器を構成するリモートヘッド
の概略平面図である。
【図3】前記光学ユニットの斜視説明図である。
【図4】前記光学ユニットの側面説明図である。
【図5】基準光ユニットの斜視図である。
【図6】前記基準光ユニットの側面図である。
【図7】光軸ユニットの斜視図である。
【図8】前記光軸ユニットの側面図である。
【図9】ピンホール板が装着された光軸ユニットの斜視
図である。
【図10】光軸検出ユニットの斜視説明図である。
【図11】前記光軸検出ユニットの側面説明図である。
【図12】前記光軸検出ユニットを構成するモニタの表
示画面の説明図である。
【図13】放物面鏡の光軸合わせ作業の説明図である。
【図14】基準光ユニットと光軸検出ユニットとを用い
て前記放物面鏡の光軸合わせをする際の説明図である。
【図15】前記放物面鏡の焦点位置を測定する際の説明
図である。
【図16】楕円面鏡の焦点位置を測定する際の説明図で
ある。
【図17】リモートヘッドの焦点距離や集光径等を測定
する際の説明図である。
【図18】本発明の第2の実施形態に係る光学ユニット
の斜視説明図である。
【符号の説明】
10…基準光ユニット 12、202…レー
ザ発振器 14…レーザ光ユニット 16…支持筒 18…回転機構 20…光中心調整機
構 22…測定ベース 26…左右スライド
機構 28…上下スライド機構 66…ビーム径拡大
手段 70…光軸ユニット 74、76、94a、94b…ピンホール板 100…光軸検出ユニット 105…進退機構 118…光軸位置検出センサ 120…光点測定面 122…モニタ 130…測定部位 200…レーザ光学機器 204、206…リ
モートヘッド 208…光路形成部 210、224、2
26…平面反射鏡 214、230…可動平面反射鏡 220…光学定盤 222…放物面鏡 228…楕円面鏡 232…スキャナ平面反射鏡 234、236、300、302…光学ユニット 242…ユニットベース 244…調整機構 246…支持ブロック 248、250…傾
斜部材 252、258…つまみ L…基準レーザ光 La…反射光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学機器に組み込まれる光学ユニットであ
    って、 前記光学機器を構成する光学定盤に着脱可能な基台部材
    と、 光ビームが照射される光学部品と、 前記光学部品を前記基台部材に装着した状態で、該光学
    部品の位置および/または角度を調整可能な調整機構
    と、 を備えることを特徴とする光学ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光学ユニットにおいて、前
    記光学部品は、少なくとも放物面鏡または楕円面鏡を含
    む非平面反射鏡であり、 前記調整機構は、前記非平面反射鏡の光学中心を回転中
    心にして一方向に角度調整可能な第1傾斜部材と、 前記非平面反射鏡が設けられるとともに、前記第1傾斜
    部材に対して前記非平面反射鏡の光学中心を回転中心に
    して前記一方向に交差する他方向に角度調整可能な第2
    傾斜部材と、 を備えることを特徴とする光学ユニット。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光学ユニットにおいて、前
    記第1傾斜部材を傾動させるための第1操作部と、 前記第2傾斜部材を傾動させるための第2操作部と、 を備えることを特徴とする光学ユニット。
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