JPH11336966A - 管体の継手構造及び環状シール部材 - Google Patents

管体の継手構造及び環状シール部材

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JPH11336966A
JPH11336966A JP10144291A JP14429198A JPH11336966A JP H11336966 A JPH11336966 A JP H11336966A JP 10144291 A JP10144291 A JP 10144291A JP 14429198 A JP14429198 A JP 14429198A JP H11336966 A JPH11336966 A JP H11336966A
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annular
joint
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annular seal
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Tadashi Hattori
服部  正
Kosei Hattori
孝正 服部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 万一管体の芯ずれが起こっても、継ぎ部から
の流体の漏洩を確実に防止できるようにすることを課題
とする。 【解決手段】 一対の管体1,2の継ぎ部Pが環状シー
ル部材4の側面13でシールされてなる管体の継手構造
であって、前記環状シール部材4の前記側面13には、
該側面13から突出する環状壁16が全周に亘って形成
されてなることを解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管体の継手構造に
関し、特に管体の継ぎ部をシールする環状シール部材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の管体の継手構造としては、特開
平10−2471号公報所載のものが存在する。
【0003】該公報所載の管体の継手構造は、図14に
示す如く、一対の管51,52を連結すべく各管51,
52の端部に着脱自在に外嵌着される環状のフランジ部
材53,54と、該フランジ部材53,54を相互に接
合する接合手段と、少なくとも一方のフランジ部材53
の接合端面に管軸方向に突設されて他方のフランジ本体
54の接合端面に形成した挿入孔に挿入される複数のガ
イド体56と、各フランジ部材53,54の接合端面側
内周面に夫々形成された切欠に装着されて前記管51,
52の双方の端部外周面に当接する環状シール部材57
とからなるものである。また、前記接合手段の一例とし
て、前記ガイド体56に螺合可能な複数の六角孔付きボ
ルト55を採用している。
【0004】そして、かかる構成からなる管体の継手本
体では、別体のフランジ部材53,54を管51,52
の端部に着脱自在に外嵌着する構成なので、管51,5
2の端部にフランジを有しない一般的な管51,52の
連結に簡易に採用できる利点がある。また、ガイド体5
6が突設されているため、フランジ部材53,54を同
芯状に配することが可能で、一対の管51,52を芯ず
れさせることなく連結できるので、一対の管51,52
の継ぎ部Qが環状シール部材57でシールされ、流体の
漏洩や管51,52の離脱の発生が回避できる利点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の管
体の継手構造では、接合手段としてのボルト55の締め
付けが重要である。つまり、複数のボルト55を均一の
締結力で確実に締め付けることにより、芯ずれを起こさ
ずに継ぎ部Qの良好なシール状態が得られて流体の漏洩
等が防止できるのである。しかしながら、実際の現場で
の作業では、時にボルト55を何カ所か締め忘れたり、
締め付け力がボルト55間で大きく異なったりする場合
がある。その結果、締結状態が片締めとなり、管51,
52の芯ずれが発生することがある。
【0006】しかるに、上記構成では、環状シール部材
57が、一対の管51,52の端面をまたいで両管5
1,52の端部外周面に当接するよう両切欠に配されて
なるために、ボルト55の締め忘れによる芯ずれが起こ
ると、切欠と環状シール部材57との係合状態が悪化し
て両者間に僅かに隙間が発生し、該隙間から流体が漏洩
するおそれがあるという新たな問題点が発生したのであ
る。
【0007】また、各管51,52の端面全周に亘って
当接すべく、突起58を環状シール部材57の内周面に
設けてなる場合では、該突起58が両管51,52の開
口端面間に介在する構成となるが、上記芯ずれが起こる
と、該突起58の側面58aが管51,52の端面に部
分的に当接し、突起58が当接しない箇所から流体が漏
洩する可能性があった。
【0008】かかる問題は、上記構成のみに生じうるも
のではなく、管体の継ぎ部をシールする環状シール部材
が、その側面にて継ぎ部をシールする場合に起こりうる
ものである。
【0009】そこで本発明は、上記の如き先行技術の問
題点を更に改良すべく開発されたもので、その課題とす
るところは、万一管体の芯ずれが起こっても、継ぎ部か
らの流体の漏洩を確実に防止できるようにすることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明が上記課題を解決
するために講じた技術的手段は、一対の管体1,2の継
ぎ部Pが環状シール部材4の側面13でシールされてな
る管体の継手構造であって、前記環状シール部材4の前
記側面13には、該側面13から突出する環状壁16が
全周に亘って形成されてなることにある。
【0011】該管体の継手構造においては、管体1,2
の継ぎ部Pをシールする環状シール部材4の側面13に
環状壁16が突出して形成されてなるので、万一管体
1,2に芯ずれが起こって継ぎ部Pに流体が浸入して
も、突出する環状壁16が流体の外部への漏洩を阻止す
る。
【0012】特に、請求項2記載の如く、前記環状壁1
6を先端に向かって肉薄に形成することにより、管体
1,2をつなぎ合わせた状態で先端が折れ曲がりやすく
することができる。そのうえ、外周面17と側面13と
の成す角αが内周面18と側面13との成す角βよりも
大きく形成することにより、環状壁16の先端が外周側
に折れ曲がらずに内周側に向かって折れ曲がるので、折
れ曲がった先端が逆止弁となって、内周側から外周側へ
向かう流体をより一層確実に阻止することができる。
【0013】更に、請求項3記載の如く、環状シール部
材4の環状壁16の内周側に、前記側面13から窪んだ
環状の窪み部19が隣接されてなると、内周側に向かっ
て折れ曲がった環状壁16が隣接する窪み部19にはま
り込むことができる。従って、環状壁16が側面13か
ら突出していても継ぎ部Pを確実に密着させることがで
き、環状シール部材4によるシールがより一層確実なも
のとなるのである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参酌しつつ説明する。本実施形態における管体
の継手構造は、図1に示す如く、鋼管や樹脂管等の一対
の管1,2の開口端部同士が対向して継手手段3によっ
て連結され、両管1,2の継ぎ部Pが合成ゴム等の弾性
部材からなる一対の環状シール部材4,4でシールされ
てなるものである。
【0015】前記継手手段3は、図2の如く、管1,2
の開口端部に各々着脱自在に外嵌着されてなる一対の環
状のフランジ部材5,6と、該フランジ部材5,6を接
合端面5b,6bで相互に接合させる接合手段としての
複数の六角孔付きボルト7と、フランジ部材5,6を各
々の管1,2に固定する一対の固定手段とからなる。該
固定手段は、フランジ部材5,6と管1,2との径方向
の間に螺入装着されてなる環状の抜け止めナット8,8
と、該抜け止めナット8,8の先端に当接し且つ管1,
2の外周面に形成された周凹溝に外嵌着された拡縮自在
な止めリング9,9とからなる。
【0016】また、一方のフランジ部材5には、管軸方
向に沿ってネジ孔5aが所定間隔ごとに形成され、他方
のフランジ部材6には前記ネジ孔5aに対向して貫通孔
6aが同じ間隔で形成されてなる。そして、前記六角孔
付きボルト7を他方のフランジ部材6の貫通孔6aから
一方のフランジ部材5のネジ孔5aに螺入することによ
って両フランジ部材5,6を接合させている。
【0017】更に、フランジ部材5,6の接合端面5
b,6b側内周面には、各々環状の切欠10が形成さ
れ、該切欠10に前記環状シール部材4の差込部11が
各々挿着されてなる。更に、両環状シール部材4,4
は、差込部11と反対側に形成された鍔部12の端面1
3同士が対面当接して密着状態にある。
【0018】該環状シール部材4の鍔部12は、筒状の
差込部11に対して、外周側と内周側の両側に向けて突
出した形状となっており、該内周側に突出する内突起1
4は、各々の管1,2の開口端面15,15全体に全周
に亘って当接してなる。
【0019】ここで、環状シール部材4は、装着前の状
態の押圧を受けていない変形前の状態では、図3に示す
ような形状に形成されてなるものである。
【0020】即ち、該環状シール部材4は、略筒状の差
込部11と、該差込部11の一端側に外周側と内周側に
突出する鍔部12とからなり、該鍔部12の端面13に
は、図3(ロ)のように、該端面13から突出する環状
壁16が全周に亘って形成されてなる。
【0021】該環状壁16は、先端に向かって肉薄の断
面視略三角形状に形成され且つ、外周面17と端面13
との成す角αが内周面18と端面13との成す角βより
も大きく形成されてなる。具体的には、外周面17と端
面13との成す角αが135度で、内周面18と端面1
3との成す角βが90度に形成され、該環状壁16の先
端の頂角が45度になっている。このように、環状壁1
6は、全体として内周側に傾斜した形状に形成されてな
る。
【0022】更に、該環状壁4の内周側には、端面13
から窪んだ環状の窪み部19が隣接されてなり、該窪み
部19は、環状壁16と同一形状で且つ互いに内外反対
形状に形成されてなる。そして該環状壁16と窪み部1
9とが端面13に内外一対形成されてなる。
【0023】また、前記筒状の差込部11にも同様に環
状壁20と窪み部21が形成されてなり、該窪み部21
は環状壁21の鍔部12側に設けられてなる。
【0024】このような環状シール部材4を各々のフラ
ンジ部材5,6の切欠10に差込部11を挿入して装着
すると、図4(イ)のように、差込部11の内周面22
は、管1,2の開口端部の外周面に当接する。また、該
内周面22の環状壁20が鍔部12側に折れ曲がって隣
接する窪み部21内にはまり込む。且つ鍔部12の端面
13はフランジ部材5,6の接合端面5b,6bから僅
かに突出した状態になる。
【0025】そして、六角孔付きボルト7を螺入して締
め付けていくと、図4(ロ)のように、鍔部12の環状
壁16の先端同士が当接しつつ締め付けによる押圧で内
周側に向かって折れ曲がっていく。
【0026】このように、六角孔付きボルト7を順次締
め付けていくことで、環状シール部材4,4の鍔部12
の端面13の環状壁16も先端が折れ曲がって隣接する
窪み部19に各々はまり込み、最終的に、図2のように
互いの端面13同士が全周に亘って密着する。同時に、
フランジ部材5,6の接合端面5b,6bが全周に亘っ
て均一に当接して密着状態となる。従って、両管1,2
の継ぎ部Pが環状シール部材4,4で完全にシールされ
るので、該継ぎ部Pから流体が外部に漏洩するおそれが
ない。
【0027】また、一方のフランジ部材5にネジ孔5a
が形成されており、接合手段として六角孔付きボルト7
を用いているので、従来のようにボルトとナットを使用
して締結する場合に比して簡易に接合することができ
る。
【0028】ところで、かかる六角孔付きボルト7の締
結作業の過程で、例えば、数カ所の六角孔付きボルト7
を締結し忘れたり、六角孔付きボルト7の締結力が一部
分で弱かったりすることがある。このような片締め状態
で両管1,2が連結されると、図5に示すように、両管
1,2の軸中心が傾斜した芯ずれが起こり、フランジ部
材5,6の接合端面5b,6b同士の間(環状シール部
材4の鍔部12の端面13同士の間)には部分的に僅か
に隙間が生じることになる。
【0029】しかし、環状シール部材4の鍔部12の端
面13には、該端面13から突出する環状壁16が全周
に亘って形成されてなるので、図4及び図5のように、
環状壁16,16の先端同士が当接して外周側へ向かう
流体の漏洩を確実に阻止するのである。
【0030】そのうえ、該環状壁16の外周面17がテ
ーパ状に形成されて全体として内周側に傾斜してなるの
で、環状壁16の先端が内周側に向かって折れ曲がり、
折れ曲がった先端が一種の逆止弁となって外周側への流
体の圧力を確実に受け止めることができる。
【0031】このように、環状壁16の先端が内周側に
折れ曲がり且つ外周面17がテーパ状に形成されてなる
ので、先端が流体圧力によって離間することが防止で
き、流体の漏洩を確実に防止できるのである。更に、鍔
部12の環状壁16が内外一対設けられてなるので二重
シール効果もある。
【0032】更に、本実施形態の環状シール部材4,4
は、管1,2の開口端面15,15の全周に当接する内
突起14,14を鍔部12,12に設けているので、流
通流体による開口端面15,15の腐食発生を回避する
ことができ、特に管1,2がライニング鋼管であるよう
な場合には特に有用である。尚、この場合には、図6の
如き管1,2の開口端部に内装可能な断面視略L字状の
合成樹脂からなる防食コア23,23を、該防食コア2
3,23の一片が管1,2の開口端面15,15に当接
するように接着して使用してもよい。
【0033】また、管1,2がステンレス鋼管等のよう
に鋼管等に比して腐食し難いものである場合には、図7
のように内突起14,14を設けなくてもよい。
【0034】尚、上記実施形態では、フランジ部材5,
6に各々切欠10,10を形成し且つ、該切欠10,1
0に一対の環状シール部材4,4を挿着させているが、
一方のフランジ部材5のみに切欠10を形成して環状シ
ール部材4を一つ用いて継ぎ部Pをシールしてもよい。
【0035】また、上記実施形態では、管1,2同士の
連結の場合について説明したが、図8のように、継手管
24に管1を連結する場合にも適応可能である。同図で
は継手管24のフランジ部25に六角孔付きボルト7が
螺合するネジ孔25aを形成している。このように、本
発明における一対の管体とは、直管同士のみを意味する
のではなく、T字管やエルボ等のような管体をも意味す
るものである。
【0036】更に、上記実施形態では、フランジ部材
5,6を用いたものであったが、継手構造は、図9のよ
うに一方の管体を他方の管体内に差し込んで連結させる
差込式の場合にも適応可能である。
【0037】即ち、図9における継手構造は、T字状の
継手管26と三本の管27,28,29とを連結させた
構造であり、継手管26の二箇所の開口端部には、各々
管28,29の開口端部が差し込まれて連結され、残る
一箇所のフランジ部26aを有する開口端部には、上述
したフランジ部材6を用いて管27が連結されている。
尚、継手管26と三本の管27,28,29は、共に内
面がライニング処理されており、各々の継ぎ部Pには防
食コア23を介在させている。
【0038】図9のB部を拡大すると図10のようにな
り、該継手構造では、内周面に中心軸に向けて略垂直に
突出した段部30を有する継手管26と、該継手管26
の開口端部の開口内径よりも小さな外径の開口端部を有
する管28とが継手手段3で連結され、且つ、継ぎ部P
が環状シール部材4でシールされている。
【0039】該環状シール部材4は、一端側に内周側に
向けて突出する内突起31を有して全体として片側断面
視略L字状に形成されてなる。そして、内突起31が前
記継手管26の段部30と防食コア23との間に管軸方
向に挟み込まれ且つ、筒状の筒状部32が継手管26と
管28との径方向の隙間に径方向に挟み込まれている。
また、継手手段3は、環状シール部材4をリング状のシ
ール押さえ34を介して押圧固定する抜け止めナット8
と止めリング9からなる。
【0040】この構造で用いられている環状シール部材
4にも上述したものと同様に、図11のような環状壁1
6,20と窪み部19,21が、内突起31の筒状部3
2側の端面13及び筒状部32の内周面36に各々一組
形成されてなる。従って、抜け止めナット8の締結力が
弱い場合や同ナット8が僅かに傾斜して継手管26と螺
合した場合などにより万一芯ずれが起こっても、内突起
31の環状壁16によって流体の漏洩を確実に防止でき
るのである。
【0041】このように、継手構造の構成も適宜設計変
更可能であり、環状シール部材4も継手構造に合わせて
形状を決定することができる。何れにしても、一対の管
体の継ぎ部Pをシールする環状シール部材4において、
その内周面や外周面ではない端面等の側面に該側面から
突出する環状壁16を全周に亘って形成し、該環状壁1
6が形成された側面で前記継ぎ部Pをシールすることに
より、管体が万一芯ずれしても流体の漏洩を確実に防止
できるのである。
【0042】尚、図12の如く、環状シール部材4に窪
み部19を設けなくてもよいが、窪み部19を環状壁1
6の内周側に隣接して形成することにより、側面13が
密着して継ぎ部Pをシールする際に、内周側に折れ曲が
った環状壁16が窪み部19にはまり込むことができる
ので、より一層確実に継ぎ部Pをシールすることができ
る利点がある。
【0043】更に、環状壁16の形状も種々のものが採
用可能であり、上記実施形態のように環状壁16の内周
面18が側面13に対して垂直である場合以外にも、例
えば、図13のように環状壁16の内周面18が外周側
に向かって傾斜したものでもよい。
【0044】何れにしても、環状壁16が先端に向かっ
て肉薄に形成され且つ、外周面17と側面13との成す
角αが内周面18と側面13との成す角βよりも大きく
形成されていれば、環状壁16の先端が外周側ではなく
内周側に向かって折れ曲がるので、芯ずれの場合の漏洩
を確実に防止できるので好ましい。
【0045】特に、外周面17と側面13との成す角α
を120度乃至150度に設定し、内周面18と側面1
3との成す角βを90度乃至110度に設定すると、よ
り確実に先端が内周側に折れ曲がるので好ましい。
【0046】尚、環状壁16を先端に向かって肉薄に形
成しない場合でも、全体として内周側に傾斜した形状に
することが好ましく、これにより、確実に内周側に折れ
曲がって、環状シール部材4のシール性を向上させるこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明の管体の継手構造
は、環状シール部材の側面が従来のように平坦なものと
は異なり、側面に突出した環状壁を設けてなる構成であ
るため、万一管体に芯ずれが起こっても環状壁が流体の
外部への漏洩を阻止するので、継ぎ部のシール性が確保
され、継ぎ部からの流体の漏洩が確実に防止できる効果
がある。
【0048】また、請求項4記載の環状シール部材は、
側面から突出する環状壁が該側面に全周に亘って形成さ
れてなるので、管体の継ぎ部に装着すると、環状壁が管
体の継ぎ部をシールするので、芯ずれ等による流体の漏
洩を確実に防止できるのある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の管体の継手構造を示す断
面図。
【図2】同要部断面図。
【図3】同構造に使用されている環状シール部材を示
し、(イ)は全体の断面図、(ロ)はA部の拡大断面
図。
【図4】同要部の接合状態を示し、(イ)は接合前の状
態の断面図、(ロ)は接合途中の断面図。
【図5】同構造の芯ずれ状態を示し、(イ)は全体の断
面図、(ロ)は要部拡大図。
【図6】他実施形態の管体の継手構造の要部断面図。
【図7】他実施形態の管体の継手構造の要部を示し、
(イ)は接合状態の断面図、(ロ)は該構造に使用され
ている環状シール部材の要部断面図。
【図8】他実施形態の管体の継手構造の要部断面図。
【図9】他実施形態の管体の継手構造の断面図。
【図10】図9のB部の拡大断面図。
【図11】同構造に使用されている環状シール部材を示
し、(イ)は全体の断面図、(ロ)はC部の拡大断面
図。
【図12】他実施形態の管体の継手構造の要部断面図。
【図13】他実施形態の管体の継手構造の要部断面図。
【図14】従来の管体の継手構造を示す断面図。
【符号の説明】
1,2…管(管体)、4…環状シール部材、13…端面
(側面)、16…環状壁、17…外周面、18…内周
面、19…窪み部、24,26…継手管(管体)、2
7,28,29…管(管体)、P…継ぎ部、α…外周面
と端面(側面)との成す角、β…内周面と端面(側面)
との成す角

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の管体(1,2)の継ぎ部(P)が
    環状シール部材(4)の側面(13)でシールされてな
    る管体の継手構造であって、前記環状シール部材(4)
    の前記側面(13)には、該側面(13)から突出する
    環状壁(16)が全周に亘って形成されてなることを特
    徴とする管体の継手構造。
  2. 【請求項2】 前記環状壁(16)は、先端に向かって
    肉薄に形成され且つ、外周面(17)と前記側面(1
    3)との成す角(α)が内周面(18)と前記側面(1
    3)との成す角(β)よりも大きく形成されてなる請求
    項1記載の管体の継手構造。
  3. 【請求項3】 前記環状シール部材(4)の環状壁(1
    6)の内周側には、前記側面(13)から窪んだ環状の
    窪み部(19)が隣接されてなる請求項2記載の管体の
    継手構造。
  4. 【請求項4】 側面(13)には、該側面(13)から
    突出する環状壁(16)が全周に亘って形成されてなる
    ことを特徴とする環状シール部材。
JP10144291A 1998-05-26 1998-05-26 管体の継手構造及び環状シール部材 Pending JPH11336966A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030078507A (ko) * 2002-03-30 2003-10-08 이도연 프레스 성형으로 가공한 중,대형 배관이음용 커플링
JP2013068268A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Tokyo Electron Ltd 継手

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KR20030078507A (ko) * 2002-03-30 2003-10-08 이도연 프레스 성형으로 가공한 중,대형 배관이음용 커플링
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