JP2000304173A - ユニオン継手 - Google Patents

ユニオン継手

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JP2000304173A
JP2000304173A JP11112450A JP11245099A JP2000304173A JP 2000304173 A JP2000304173 A JP 2000304173A JP 11112450 A JP11112450 A JP 11112450A JP 11245099 A JP11245099 A JP 11245099A JP 2000304173 A JP2000304173 A JP 2000304173A
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JP
Japan
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union
gasket
screw
flange
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JP11112450A
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English (en)
Inventor
Keiji Otsuji
啓志 尾辻
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Daisou Kk
Original Assignee
Daisou Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管の接続部での液溜まりを防ぐとともに雑菌
等の繁殖を防ぎ、衛生性に優れ、また、管の接続部の密
封精度の信頼性に優れるとともに、管の接続作業性に優
れ、更に、生産性に優れ、更に、高温高圧の配管でも漏
れを生じさせることなく連結することができるユニオン
継手の提供を目的とする。 【解決手段】 孔部3a,接合面4a,4b,環状溝5
を有したガスケット本体3と、環状溝5を介して接合面
4a,4bに形成され凸条部7を有した密接当接辺部6
a,6bと、を備えたガスケット2と、外周壁面に形成
された螺子部10と、螺子部10側の端面に平面状に形
成された接続面11と、を備えたユニオン螺子8と、つ
ば部13bとつば部13bの端面に平面状に形成された
接続面14と、を備えたユニオンつば12と、螺子部1
0に螺合される螺合部18を備えたユニオンナット15
と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管の接続に用い
られ、管の接続部での液溜まりを防ぐとともに雑菌等の
繁殖を防ぎ、特に衛生性を有する医薬品製造工場、食品
製造工場等のサニタリー用の配管系や洗浄液等の流体の
純度が要求される電子機器工場や化学・石油・薬品工場
等、また、蒸気配管等の高温高圧の配管で好適に用いら
れるユニオン継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、配管の途中で管を接続する場
合、連結する一方の管の端部にユニオン螺子、他方の菅
の端部にユニオンつばを取り付け、ユニオン螺子とユニ
オンつば間にOリングやガスケットを配設して両者をユ
ニオンナットで結合することにより管同士を連結するユ
ニオン継手が用いられている。
【0003】以下、従来のユニオン継手について、図面
を用いて説明する。図13は従来のユニオン継手の要部
分解断面図である。図13において、100は従来のユ
ニオン継手、101は従来のユニオン螺子、101aは
ユニオン螺子101の一端部内周側に螺子状に形成され
連結する管の端部に取り付けられる管取付部、102は
ユニオン螺子101の他端部側の外周壁面に形成された
螺子部、103は螺子部102側のユニオン螺子101
の端面にフランジ状に形成された当接面、104は当接
面103に環状に形成された凹条部、105は凹条部1
04に配設されたOリング、106は従来のユニオンつ
ば、106aはユニオンつば106の一端部内周側に螺
子状に形成され連結する管の端部に取り付けられる管取
付部、107はユニオンつば106の端面にフランジ状
に形成されユニオン螺子101の当接面103と当接す
る当接面、108は内周面に螺子部102に螺合される
螺合部108aを有しユニオン螺子101とユニオンつ
ば106を結合するユニオンナットである。
【0004】以上のように構成された従来のユニオン継
手100を用いた管の連結動作について、以下説明す
る。連結する一方の管の端部にユニオン螺子101を取
り付けるとともに、ユニオン螺子101の凹条部104
にOリング105を配設する。また、ユニオンナット1
08に他方の管を挿通するとともに管の端部にユニオン
つば106を取り付ける。次いで、ユニオン螺子101
とユニオンつば106の当接面103,107を当接さ
せてユニオンナット108の螺合部108aをユニオン
螺子101の螺子部102に螺合し、ユニオン螺子10
1とユニオンつば106を結合することにより管が連結
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のユニオン継手は以下のような課題を有していた。
【0006】ユニオン螺子とユニオンつばの当接面間に
Oリングを配設しているため、経年使用によるOリング
の腐食や劣化等で管の接続部の密封性能の低下を引き起
こしやすく、密封精度の信頼性に欠ける。ユニオン螺子
のOリングを配設した凹条部に液溜まりができ、凹条部
やOリングに雑菌等が繁殖し易く衛生性に欠け、医薬品
製造や食品製造等のサニタリー用の配管に不向きであ
る。ユニオンナットによる締結力が大きすぎた際に、O
リングが当接面等の隙間にはみ出してOリングが破損し
易く、Oリングの耐久性に欠けるとともに、Oリングの
老朽化や配管の分解・組立て毎に新しいOリングとの交
換を要し、利便性や使用性に欠ける。ユニオン螺子とユ
ニオンつばの当接面で密封しているため、当接面にOリ
ングを要すとともに、ユニオン螺子とユニオンつばの当
接面に高い平面精度を要し、当接面の平面精度に応じて
密封精度が左右され易く、密封精度の信頼性に欠け、ま
た、ユニオン螺子やユニオンつばの生産性に欠けるとい
う課題を有していた。
【0007】また、ユニオン螺子とユニオンつばの当接
面間に従来のガスケットを配設した場合、ガスケットの
経年変化によるガスケットの交換作業やガスケットに付
着するバクテリア等の洗浄作業等のメンテナンスを要
し、使用性や保守管理性に欠けるという課題を有してい
た。更に、従来のユニオン継手では、ユニオン螺子とユ
ニオンつばの当接面間に配設しているOリングや従来の
ガスケットの耐久性に欠け、特に、高温高圧の蒸気配管
等では蒸気漏れ等が生じ易いという課題を有していた。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、管の接続部での液溜まりを防ぐとともに雑菌等の繁
殖を防ぎ、衛生性に優れ、また、管の接続部の密封精度
の信頼性に優れるとともに、菅の接続作業性や生産性に
優れ、更に、高温高圧の配管でも漏れを生じさせること
なく連結することができるユニオン継手を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために本発明におけるユニオン継手は、以下の構成を
有している。
【0010】本発明の請求項1に記載のユニオン継手
は、a.中央に孔部を有し両面に接合面を有したガスケ
ット本体と、前記ガスケット本体の外周壁面に形成され
た1乃至複数の環状溝と、前記環状溝を介して前記接合
面の少なくともいずれか一方に形成された密接当接辺部
と、前記密接当接辺部の前記接合面側に形成された1乃
至複数の凸条部と、を有したガスケットと、b.管体
と、前記管体の一端部側の外周壁面に形成された螺子部
と、前記螺子部側の端面に平面状に形成され前記ガスケ
ットが配設される接続面と、前記管体の他端部に形成さ
れた管取付部と、を有したユニオン螺子と、c.管体
と、前記管体の一端部に周設されたつば部と、前記つば
部の端面に平面状に形成され前記ガスケットが配設され
る接続面と、前記管体の他端部に形成された管取付部
と、を有したユニオンつばと、d.管挿通部と、一端部
に形成され前記ユニオンつばの前記つば部に当接する内
向きフランジ部と、他端部側の内周壁に形成され前記ユ
ニオン螺子の前記螺子部に螺合される螺合部と、を有し
たユニオンナットと、を備えた構成を有している。
【0011】これにより、連結する一方の管の端部をユ
ニオン螺子の管取付部に取り付け、連結する他方の管を
ユニオンナットの管挿通部に挿通するとともに端部をユ
ニオンつばの管取付部に取り付けた後、ユニオン螺子及
びユニオンつばの接続面を対向させ各接続面間にガスケ
ットを配設し、ユニオンナットの螺合部をユニオン螺子
の螺子部に螺合するだけで、ガスケットをユニオン螺子
及びユニオンつばの接続面で挟持して菅の連結ができる
という作用を有する。
【0012】ガスケットの密接当接辺部に凸条部を有し
ているとともに、ガスケットが挟持されるユニオン螺子
とユニオンつばの接続面が平面状に形成されているた
め、ガスケットをユニオン螺子とユニオンつばの接続面
間で挟持した際に、密接当接辺部を環状溝側へ撓ませて
弾性変形させることができ、密接当接辺部の反力で凸条
部をユニオン螺子とユニオンつばの接続面に密接させ
て、各接続面とガスケット間を密封できるとともに、凸
条部で各接続面とのあたりが取れるため、各接続面に高
い面精度を要さないという作用を有する。
【0013】更に、ユニオンナットの螺合により、ユニ
オン螺子とユニオンつばを平行に引き寄せて各接続面間
でガスケットを挟持できるため、ユニオン螺子とユニオ
ンつばの結合時にガスケットの凸条部に不均一な力がか
かるのを防止でき、ガスケットの凸条部と接続面を均一
に密接させることができるという作用を有する。
【0014】ここで、ガスケットやユニオン螺子,ユニ
オンつば,ユニオンナットの材質としては、可鍛鋳鉄,
炭素鋼,合金鋼,ステンレス鋼,アルミニウム,黄銅,
銅等の金属材料や硬質塩化ビニル,ポリエチレンやポリ
アミド,ポリエステル,ポリサルホン,ポリカーボネー
ト,ABS等の合成樹脂やエンジニアリング樹脂等が用
いられ、該ガスケットの使用状況により適宜選択され
る。
【0015】ガスケット本体の形状としては、用途に応
じて円形,楕円形,四角形等の多角形等が用いられる。
【0016】環状溝としては、密接当接辺部の弾性変形
した撓み量より大きい幅で形成され、また、環状溝の深
さとしてはガスケット本体の材質や密接当接辺部の形
状、環状溝の個数等に応じて適宜選択される。更に、環
状溝の開口側(ガスケット本体の外周壁面側)を環状溝
の底部側より拡開して形成してもよい。これにより、密
接当接辺部の基部側が肉厚になり密接当接辺部の機械的
強度を向上できるとともに、耐久性を向上できる。
【0017】凸条部の断面形状としては、半円形状や三
角形状のものが当たりを取り易いため好適に用いられる
が、方形状等の任意の形状を用いてもよい。また、凸条
部の高さとしては、ガスケット本体の材質や密接当接辺
部の形状や大きさ、環状溝の幅や深さに応じて適宜決定
される。特に、ユニオン螺子とユニオンつばを結合した
際に、密接当接辺部が撓み、各接続面とガスケットの接
合面が当接する高さに凸条部を形成した場合、ユニオン
螺子,ユニオンつば,ガスケットを確実に密接でき、ユ
ニオン螺子,ユニオンつば,ガスケット間に管内流体が
流入するのを防止でき、接続部での液溜まりの防止及び
食品工場で使用した場合の雑菌の繁殖の防止が確実にで
きる。更に、凸条部を密接当接辺部の外周縁側に形成し
た場合、密接当接辺部を弾性変形させ易くなり、小さい
力で密接当接辺部を弾性変形させることができる。
【0018】ユニオン螺子やユニオンつばの管体として
は、短管等が用いられる。ユニオン螺子やユニオンつば
の管取付部としては、管体の内周壁に形成された螺子状
部等、連結する管の端部に取り付けられる形状(嵌合形
状等)に形成される。また、管取付部に連結する管の端
部を管取付部で溶接してもよい。
【0019】ユニオンナットの螺合部としては、ユニオ
ン螺子とユニオンつばの各接続面間にガスケットを挟持
するため、少なくとも、ガスケットの厚みとユニオン螺
子の1以上の螺子山と螺合できる長さの合計値以上の長
さに形成される。これにより、ユニオンナットの螺合に
伴い、ユニオン螺子とユニオンつばの接続面間に挟持し
たガスケットの密接当接辺部を環状溝側へ確実に撓ませ
てユニオン螺子とユニオンつばを結合できる。
【0020】ユニオン螺子とユニオンつばの接続面とし
ては、ガスケットの外径と略同一の大きさに形成するの
が好ましい。これにより、ユニオンナットでユニオン螺
子とユニオンつばを結合する際に、ユニオン螺子とユニ
オンつばの接続面間に配設されたガスケットがずれ、ガ
スケットの孔部とユニオン螺子及びユニオンつばの管体
の中心がずれるのを防止できる。
【0021】本発明の請求項2に記載のユニオン継手
は、請求項1に記載の発明において、前記ユニオン螺子
の前記接続面又は前記ユニオンつばの前記接続面に凹状
に形成され前記ガスケットが嵌合されるガスケット嵌合
部と、前記ガスケット嵌合部に前記ガスケットを嵌合し
前記ガスケット嵌合部と前記ユニオン螺子又は前記ユニ
オンつばの前記接続面間で前記ガスケットを挟持した際
に形成される間隙部と、を有し、前記間隙部が前記ガス
ケットの前記密接当接辺部の弾性変形量より大きく形成
された構成を有している。
【0022】これにより、請求項1で得られる作用の
他、ガスケット嵌合部にガスケットを嵌合できるため、
ユニオンナットでユニオン螺子とユニオンつばを結合す
る際に、ガスケット嵌合部及びユニオン螺子又はユニオ
ンつばの接続面間に配設したガスケットの孔部とユニオ
ン螺子及びユニオンつばの管体の中心がずれるのを防止
できるという作用を有する。
【0023】また、間隙部が、ガスケットの密接当接辺
部の弾性変形量より大きく形成されているため、ガスケ
ット嵌合部にガスケットを嵌合し、ユニオン螺子とユニ
オンつばでガスケットを挟持してユニオンナットをユニ
オン螺子に螺合し、ユニオン螺子とユニオンつばを結合
した際に、ガスケットの密接当接辺部を環状溝側へ撓ま
せて確実に弾性変形させることができ、ガスケットとガ
スケット嵌合部及びユニオン螺子の接続面又はユニオン
つばの接続面を確実に密接させることができるという作
用を有する。
【0024】また、配管作業の際に、ガスケットがガス
ケット嵌合部に嵌合若しくは係止され動くことがないの
で、作業性を著しく向上させるという作用を有する。
【0025】ここで、ガスケット嵌合部としては、ガス
ケットの外径と略同一でかつガスケットが嵌合できる大
きさに形成するのが好ましい。これにより、ガスケット
嵌合部にガスケットを嵌合しユニオン螺子とユニオンつ
ばをユニオンナットで結合する際に、ガスケットの孔部
とユニオン螺子やユニオンつばの管体の中心がずれるの
を防止できる。
【0026】尚、ガスケット嵌合部の深さとしては、少
なくとも、ガスケットの最大厚さからガスケットの密接
当接辺部の弾性変形量の和を引いた深さより浅く形成さ
れる。これにより、ガスケット嵌合部にガスケットを嵌
合してユニオン螺子とユニオンつばを結合した際に形成
される間隙部がガスケットの密接当接辺部の弾性変形量
より大きく形成できる。
【0027】本発明の請求項3に記載のユニオン継手
は、請求項1に記載の発明において、前記ユニオン螺子
の前記接続面及び前記ユニオンつばの前記接続面に凹状
に形成され前記ガスケットが嵌合されるガスケット嵌合
部と、前記ガスケット嵌合部に前記ガスケットを嵌合し
前記ユニオン螺子と前記ユニオンつばで前記ガスケット
を挟持した際に形成される間隙部と、を有し、前記間隙
部が前記ガスケットの前記密接当接辺部の弾性変形量よ
り大きく形成された構成を有している。
【0028】これにより、請求項1で得られる作用の
他、ユニオン螺子とユニオンつばの接続面に形成された
ガスケット嵌合部にガスケットを嵌合し、ユニオンナッ
トでユニオン螺子とユニオンつばを結合するだけで、ガ
スケットの孔部とユニオン螺子及びユニオンつばの管体
の中心を合わせることができ、ガスケットのズレを防
ぎ、容易にユニオン螺子とユニオンつばを結合できると
いう作用を有する。
【0029】また、ユニオン螺子とユニオンつばでガス
ケットを挟持した際に形成される間隙部を有しているた
め、ユニオンナットの螺合部をユニオン螺子の螺子部に
螺合するだけで、間隙部を狭くしながらガスケットの密
接当接辺部を環状溝側へ確実に撓ませることができ、ガ
スケットの凸条部を各ガスケット嵌合部に確実に密接さ
せることができるという作用を有する。
【0030】ここで、間隙部を密接当接辺部の弾性変形
量より小さく形成した場合、密接当接辺部を環状溝側へ
確実に撓ませることができず、ガスケットの凸条部をガ
スケット嵌合部に確実に密接させることができず、ガス
ケットとユニオン螺子やユニオンつばの接続部で、液体
や気体等の管内流体の漏れを引き起し易い傾向が有り、
好ましくない。
【0031】また、間隙部を密接当接辺部の弾性変形量
と略同じ大きさで形成した場合、ガスケットを介してユ
ニオン螺子とユニオンつばをユニオンナットで結合した
際に、ユニオン螺子及びユニオンつばの接続面とガスケ
ットの接合面同士も当接させることができ、該ユニオン
継手部を確実に密封できる。
【0032】更に、間隙部を密接当接辺部の弾性変形量
より大きく形成した場合は、密接当接辺部の外周縁端部
がガスケットの接合面よりも外側に突出しているガスケ
ットを、ユニオン螺子とユニオンつば間に挟持して結合
した際に、ガスケットの密接当接辺部を確実に撓ませて
接合面と略面一にすることができ、該ユニオン継手を確
実に密封できる。
【0033】本発明の請求項4に記載のユニオン継手
は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の発明にお
いて、前記ガスケットが、中央に孔部を有し両面に接合
面を有したガスケット本体と、前記ガスケット本体の外
周壁面に形成された1乃至複数の環状溝と、前記環状溝
を介して前記接合面の少なくともいずれか一方に外周縁
端部が前記接合面よりも外側に突出して形成された密接
当接辺部と、を備えた構成を有している。
【0034】これにより、ガスケットをユニオン螺子と
ユニオンつばで挟持した際に、密接当接辺部の外周縁端
部が、ユニオン螺子やユニオンつばの接続面や、ガスケ
ット嵌合部に当接するため、ユニオンナットでユニオン
螺子とユニオンつばを結合した際に、密接当接辺部を環
状溝側へ撓ませて弾性変形させることができるととも
に、密接当接辺部の外周縁端部をユニオン螺子やユニオ
ンつばの接続面や、ガスケット嵌合部に密接させること
ができ、ユニオン螺子,ユニオンつば及びガスケットの
接続部を密封することができるという作用を有する。
【0035】ここで、密接当接辺部としては、密接当接
辺部の外周縁端部が接合面より外側に突出していればよ
く、密接当接辺部を外周縁端部に向かうにつれ厚く、若
しくは薄く形成しても、均一の厚さに形成してもよい。
【0036】また、密接当接辺部と環状溝の底部との角
度としては、ガスケット本体や密接当接辺部と当接する
ユニオン螺子やユニオンつばの材質等に応じて適宜決定
される。更に、環状溝からアールを付け密接当接辺部を
形成してもよい。これにより、密接当接辺部の挫屈を防
ぐことができる。
【0037】本発明の請求項5に記載のユニオン継手
は、請求項4に記載の発明において、前記ガスケット
が、前記密接当接辺部の前記接合面側に形成された1乃
至複数の凸条部を備えた構成を有している。
【0038】これにより、密接当接辺部とユニオン螺子
やユニオンつばの接続面、ガスケット嵌合部とのあたり
を凸条部でとることができ、ユニオン螺子,ユニオンつ
ば及びガスケットの接続部を確実に密封することができ
るという作用を有する。
【0039】また、複数の凸条部を形成した場合、高圧
流体に用いた際にも該ユニオン継手からの漏洩を防止で
きるとともに、ガスケットの径が大きい場合にも確実に
流体の漏洩を防止できるという作用を有する。
【0040】ここで、凸条部を形成する代わりに、密接
当接辺部の外周縁端部を面取り又はアール付けし、ユニ
オン螺子やユニオンつばの接続面、ガスケット嵌合部と
のあたりをとってもよい。
【0041】また、凸条部を複数形成する場合、ガスケ
ットの外周側の凸条部の高さを内周側の凸条部の高さよ
り高く形成するのが好ましい。これにより、凸条部と接
続面やガスケット嵌合部とのあたりを確実にとることが
でき、高圧流体に該ユニオン継手を使用した場合にも、
確実に流体の漏洩を防止できる。
【0042】本発明の請求項6に記載のユニオン継手
は、請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の発明にお
いて、前記ガスケットが、一方の前記接合面に、前記密
接当接辺部の代わりに、前記外周壁面から前記ガスケッ
ト本体の外周側に前記接合面から延設された延設辺部
と、前記延設辺部の前記接合面側に形成された1乃至複
数の凸条部と、を備えた構成を有している。
【0043】これにより、ユニオン螺子とユニオンつば
でガスケットを挟持し、ユニオン螺子とユニオンつばを
ユニオンナットで結合した際に、延設辺部を撓ませて弾
性変形させることができ、延設辺部の凸条部をユニオン
螺子やユニオンつばの接続面、ガスケット嵌合部に密接
させることができ、ユニオン螺子,ユニオンつば及びガ
スケットの接続部を確実に密封することができるという
作用を有する。
【0044】また、延設辺部を有するので、大型のガス
ケットの場合に、高いシール効果を有しながらガスケッ
トの軽量化を図ることができるという作用を有する。更
に、延設辺部が、ガスケットの外周壁面から延設されて
いるため、管径の異なる管の場合にも、ガスケットから
の漏れを生じさせることなく接続できるという作用を有
する。
【0045】ここで、ガスケット本体の外周壁面と延設
辺部の交角としては、ガスケット本体やユニオン螺子,
ユニオンつばの材質等に応じて適宜決定される。また、
ガスケット本体の外周壁面からアールを付けて延設辺部
を形成してもよい。これにより、延設辺部の挫屈を防ぐ
ことができる。
【0046】更に、凸条部を形成する代わりに、延設辺
部の外周縁端部を接合面より外側に突出して形成しても
よい。これにより、ユニオン螺子とユニオンつばをユニ
オンナットで結合した際に、延設辺部の外周縁端部を押
して延設辺部を撓ませることができ、凸条部と同様に、
延設辺部の外周縁端部をユニオン螺子やユニオンつばの
接続面、ガスケット嵌合部に密接させることができる。
【0047】本発明の請求項7に記載のユニオン継手
は、請求項1又は2,請求項4乃至6の内いずれか1項
に記載の発明において、前記ユニオン螺子の前記接続面
及び/又は前記ユニオンつばの前記接続面に環状の間隙
溝を介して形成された密封辺部と、前記密封辺部に形成
された1乃至複数の凸条部と、を備えた構成を有してい
る。
【0048】これにより、ガスケットの密接当接辺部が
一方の接合面にのみ形成されている場合でも、密接当接
辺部を有していない接合面を密封辺部と当接させてユニ
オン螺子とユニオンつばでガスケットを挟持しユニオン
ナットで結合することにより、密封辺部を撓ませて密封
辺部に形成された凸条部でガスケットの接合面とのあた
りをとり密封することができるという作用を有する。
【0049】特に、ユニオン螺子とユニオンつばの両接
続面に密封辺部を形成した場合、ガスケットの密接当接
辺部がない場合でも密封辺部でユニオン螺子,ガスケッ
ト,ユニオンつばを密接して連結することができるとい
う作用を有する。
【0050】ここで、凸条部の形状や高さや位置として
は、前述したガスケットの凸条部と同様のものが形成さ
れる。更に、凸条部を密封辺部の外周縁側に形成した場
合、密封辺部を弾性変形させ易くなり、小さい力で密封
辺部を弾性変形させることができる。
【0051】また、凸条部を形成する代わりに、密封辺
部の外周縁端部をユニオン螺子及び/又はユニオンつば
の密封辺部側の端面より外側に突出して形成してもよ
い。これにより、密封辺部の外周縁端部とガスケットの
接合面とのあたりをとることができるとともに、密封辺
部を弾性変形させてユニオン螺子やユニオンつばをガス
ケットと密封させることができる。
【0052】尚、ユニオン螺子又はユニオンつばのいず
れか一方の接続面に密封辺部を形成した場合、誤ってガ
スケットをユニオン螺子とユニオンつばの間に配設する
のを忘れた場合でも、密封辺部でユニオン螺子とユニオ
ンつばを密接に連結することができる。
【0053】本発明の請求項8に記載のユニオン継手
は、請求項1乃至3,請求項5乃至7の内いずれか1項
に記載の発明において、前記ガスケットの前記凸条部の
代わりに、前記ユニオン螺子の前記接続面又は前記ガス
ケット嵌合部、及び/又は、前記ユニオンつばの前記接
続面又は前記ガスケット嵌合部に形成された1乃至複数
の凸条部を備えた構成を有している。
【0054】これにより、ユニオン螺子やユニオンつば
の接続面やガスケット嵌合部に形成された凸条部によ
り、ガスケットの密接当接辺部や延設辺部とのあたりを
とることができるととに弾性変形させることができ、ユ
ニオン螺子,ガスケット,ユニオンつばを密封して確実
に管の連結ができるという作用を有する。また、ガスケ
ットの接合面への凸条部の形成を要さず、ガスケットの
生産性を向上できるという作用を有する。
【0055】ここで、凸条部としては、ガスケットの密
接当接辺部や延設辺部の外周縁側に当接するように接続
面やガスケット嵌合部に形成される。また、凸条部とし
ては、前述したガスケットに形成した凸条部と略同様の
ものが用いられる。
【0056】本発明の請求項9に記載のユニオン継手
は、請求項1乃至8の内いずれか1項に記載の発明にお
いて、前記ユニオン螺子及び前記ユニオンつばの前記管
体の内径が、前記ガスケットの前記ガスケット本体の前
記孔部と同一に形成された構成を有している。
【0057】これにより、ユニオン螺子及びユニオンつ
ばと、ガスケットとの接続部に突出部ができるのを防止
でき、管内流体をスムーズに流すことができるととも
に、接続部での液溜まりを防止できるという作用を有す
る。
【0058】ここで、ユニオン螺子,ユニオンつばの管
体の内径,ガスケットの孔部の直径を、該ユニオン継手
で連結する配管の内径と同一に形成するのが好ましい。
これにより、該ユニオン継手による接続部に突出部等が
形成されるのを防止でき、各内周壁を面一にすることが
でき、液溜まりが発生するのを防止できる。
【0059】更に、ガスケットの孔部の径と、該ユニオ
ン継手で連結する配管の内径を同一に形成してもよく、
この場合、ユニオン螺子やユニオンつばに配管を接続し
た際に、配管の端部がガスケットの接合面に当接するの
が好ましい。これにより、ガスケットの孔部と配管の内
径を面一にすることができ、液溜まりが発生するのを防
止できる。
【0060】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1におけるユニオン継手について、以下図面を用い
て説明する。
【0061】図1は実施の形態1におけるユニオン継手
の要部分解断面図である。図1において、1は実施の形
態1におけるユニオン継手、2は実施の形態1における
ユニオン継手1の環状(ドーナツ形状)のガスケット、
3は中央に孔部3aを有したガスケット2のガスケット
本体、3bはガスケット本体3の外周壁面、4a,4b
はガスケット本体3の両面の接合面、5はガスケット本
体3の外周壁面3bに孔部3aと同心状に形成された環
状溝、6a,6bは環状溝5を介して接合面4a,4b
に形成された密接当接辺部、7は密接当接辺部6a,6
bの接合面4a,4b側の外周縁側に孔部3aと同心状
に形成された凸条部である。
【0062】ここで、環状溝5の開口幅としては、各密
接当接辺部6a,6bの環状溝5側への撓み量の和より
大きく形成されている。これにより、密接当接辺部6
a,6bが環状溝5側に撓む際に、密接当接辺部6a,
6bの対向面の外周端縁が当接し密接当接辺部6a,6
bの撓みを妨げるのを防止できる。
【0063】また、凸条部7としては、ガスケット本体
2の材質や密接当接辺部6a,6bの形状や大きさ等に
応じて適宜決定されるが、凸条部7の高さが低くなるに
つれ密接当接辺部6a,6bを撓み量が少なく密接当接
辺部6a,6bによる十分な反力を得難くなる傾向が有
り、凸条部7の高さが高くなるにつれ密接当接辺部6
a,6bの撓み量が大きくなり過ぎ密接当接辺部6a,
6bの基部に金属疲労がたまり易く機械的強度が劣化し
易い傾向が有るので好ましくない。
【0064】尚、本実施の形態1では、凸条部7が押さ
れて密接当接辺部6a,6bが環状溝5側に撓んだ際
に、凸条部7の頂部が接合面4a,4bと略面一になる
撓み量を有するように密接当接辺部6a,6b及び凸条
部7等を形成している。これにより、接合面4a,4b
と凸条部7とでユニオン継手1を流れる流体のシールを
完全に行うことができる。
【0065】図1において、8は実施の形態1における
ユニオン継手1のユニオン螺子、9は短管からなる管
体、9aは管体9の一端部側に外向きに形成されたフラ
ンジ部、9bは管体9の他端部側の内周壁に螺子状に形
成された管取付部、10は管体9のフランジ部9aの外
周壁面に形成された螺子部、11は螺子部10側の端面
に平面状に形成された接続面、12は実施の形態1にお
けるユニオン継手1のユニオンつば、13は短管からな
る管体、13aは管体13の一端部に周設されたつば
部、13bは管体13の他端部側の内周壁に螺子状に形
成された管取付部、14はつば部13a側の端面に平面
状に形成された接続面、15は実施の形態1におけるユ
ニオン継手1の略筒状のユニオンナット、16は管体1
3が挿通される管挿通部、17はユニオンナット15の
一端部に形成されユニオンつば12のつば部13aに当
接する内向きフランジ部、18はユニオンナット15の
他端部側の内周壁に形成されユニオン螺子8の螺子部1
0に螺合される螺合部である。
【0066】尚、ユニオンナット15の螺合部18とし
ては、ガスケット2をユニオン螺子8とユニオンつば1
2の各接続面11,14間にガスケット2を挟持するた
め、少なくとも、ガスケット2の厚みと螺子部10の1
/2以上の厚みの合計値以上の長さに形成される。
【0067】また、ユニオン螺子8とユニオンつば12
の接続面11,14としては、ガスケット2のガスケッ
ト本体3の外径と略同一の大きさに形成されている。こ
れにより、ユニオンナット15でユニオン螺子8とユニ
オンつば12を結合する際に、接続面11,14間に配
設されたガスケット2がずれ、ガスケット2の孔部3a
とユニオン螺子8及びユニオンつば12の管体9,13
の中心がずれるのを防止できる。
【0068】以上のように構成された実施の形態1にお
けるユニオン継手について、以下図面を用いてその使用
方法を説明する。
【0069】図2は実施の形態1におけるユニオン継手
の使用状態を示す断面図である。図2において、19a
は端部がユニオンつば12の管取付部13bに螺合され
ユニオン継手1で連結される配管、19bは端部がユニ
オン螺子8の管取付部9bに螺合されユニオン継手1で
配管19aと連結される配管である。
【0070】ここで、実施の形態1では、配管19a,
19bの内径とガスケット2の孔部3aの直径が同一に
形成されているとともに、配管19a,19bの端部は
各々ユニオンつば12,ユニオン螺子8の接続面14,
11と面一になる位置に配設されている。これにより、
ユニオン継手1により配管19a,19bを連結した際
に、配管19a,19bの連結部に液溜まりが生じるの
を防止できる。
【0071】次に、実施の形態1におけるユニオン継手
1を用いた配管19a,19bの連結動作について説明
する。
【0072】配管19aをユニオンナット15の管挿通
部16に挿通するとともに、端部をユニオンつば12の
管取付部13bに螺合し、図2に示すように、配管19
aの端面と接続面14を面一にする。また、配管19b
の端部をユニオン螺子8の管取付部9bに螺合し、図2
に示すように、配管19bの端面と接続面11を面一に
する。尚、流体の種類によっては面一にしなくてもよ
い。
【0073】次いで、ユニオン螺子8の接続面11及び
ユニオンつば12の接続面14間にガスケット2を配設
し、凸条部7を接続面11,14に当接させてガスケッ
ト2を接続面11,14間で挟持するとともに、ユニオ
ンナット15の螺合部18をユニオン螺子8の螺子部1
0に螺合する。
【0074】ユニオンナット15の螺合により、内向き
フランジ部17がユニオンつば12のつば部13aに当
接されるとともに、ユニオンナット15でユニオン螺子
8とユニオンつば12が締めつけられ、配管19a,1
9bが連結される。
【0075】ここで、ユニオンナット15による締めつ
けに伴い、ガスケット2の凸条部7が接続面11,14
により押され、図2に示すように、密接当接辺部6a,
6bが環状溝5側に撓み、接続面11とガスケット2の
接合面4b,接続面14と接合面4aが当接するととも
に、密接当接辺部6a,6bの反力により凸条部7が接
続面11,14と密接する。また、配管19a,19b
の端部とガスケット2の接合面4a,4bが当接し、配
管19a,19b,ガスケット2が密接して連結され
る。
【0076】以上のように実施の形態1におけるユニオ
ン継手は構成されているので、以下の作用を有する。 (1)連結する一方の配管の端部をユニオン螺子の管取
付部に取り付け、他方の配管をユニオンナットの管挿通
部に挿通するとともに端部をユニオンつばの管取付部に
取り付けた後、ユニオン螺子及びユニオンつばの接続面
を対向させ各接続面間にガスケットを配設し、ユニオン
ナットの螺合部をユニオン螺子の螺子部に螺合するだけ
で、ガスケットをユニオン螺子及びユニオンつばの接続
面で挟持して配管を容易に連結できる。 (2)ガスケットの密接当接辺部に凸条部を有している
とともに、ガスケットが挟持されるユニオン螺子とユニ
オンつばの接続面が平面状に形成されているため、ガス
ケットをユニオン螺子とユニオンつばの接続面間で挟持
した際に、接続面で凸条部を押し、密接当接辺部を環状
溝側へ撓ませて弾性変形させることができ、密接当接辺
部の反力で凸条部を各接続面に密接させて、各接続面と
ガスケット間を確実に密封できる。 (3)ガスケットの密接当接辺部の撓みによる反力で凸
条部をユニオン螺子とユニオンつばの接続面に密接させ
ているため、ユニオン螺子,ユニオンつばの接続面を平
面状に形成すればよいとともに接続面の平面精度を要さ
ず、また、従来のように接続面にOリング用の細い凹条
部を要さず、ユニオン螺子,ユニオンつばの構造が簡単
でユニオン螺子,ユニオンつばの生産性を向上できる。 (4)ユニオンナットの螺合部をユニオン螺子の螺子部
に螺合するだけで、ユニオン螺子とユニオンつばを平行
に引き寄せてガスケットを挟持することができ、ガスケ
ットの凸条部を各接続面に均等に当接することができ、
ガスケットとユニオン螺子,ユニオンつばを密接するこ
とができる。 (5)ガスケットの凸条部が押されて密接当接辺部が撓
んだ際に、凸条部の頂部が接合面と略面一になる撓み量
を有するように密接当接辺部及び凸条部等を形成してい
るため、ユニオン螺子とユニオンつばでガスケットを挟
持し、ユニオンナットで締めつけた際に、ガスケットの
接合面とユニオン螺子,ユニオンつばの各接続面を密接
することができ、ガスケットとユニオン螺子,ユニオン
つばの接続部を極めて高気密で密封できる。 (6)配管の内径とガスケットの孔部の直径が同一に形
成されているとともに、配管の端部が各々ユニオンつ
ば,ユニオン螺子の接続面と面一になる位置に配設され
ているため、ユニオン継手により配管を連結した際に、
配管の内周壁とガスケットの孔部の内周壁を面一にでき
るとともに、配管の端部とガスケットの接合面を密接で
き、配管とガスケットの連結部に液溜まりが生じるのを
防止でき、雑菌の繁殖を防止できる。
【0077】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おけるユニオン継手について、以下図面を用いて説明す
る。
【0078】図3は実施の形態2におけるユニオン継手
の要部分解断面図である。尚、実施の形態1と同様のも
のには同一の符号を付して説明を省略する。図3におい
て、20は実施の形態2におけるユニオン継手、21は
実施の形態2におけるユニオン継手20のユニオン螺
子、22は短管からなる管体、22aは管体22の内周
壁、22bは管体22の一端部側に外向きに形成された
フランジ部、22cは管体22の他端部側の内周壁22
aより大きい径で形成された管取付部、23は管体22
のフランジ部22bの外周壁面に形成された螺子部、2
4は螺子部23側の端面に形成された接続面、25は接
続面24に凹状に形成されガスケット2が嵌合されるガ
スケット嵌合部、26はユニオンつば12の管体13の
内周壁より大きい径で形成された管取付部、27はガス
ケット嵌合部25にガスケット2を嵌合しガスケット2
の接合面4a側の凸条部7とユニオンつば12の接続面
14を当接した際に形成される間隙部である。
【0079】ここで、実施の形態2では、ユニオン螺子
21の内径,ユニオンつば12の内径,ガスケット2の
孔部3aの直径は同一に形成されている。これにより、
ユニオン螺子21,ユニオンつば12,ガスケット2の
各接続部に突出部等ができず液溜まりが生じるのを防止
できる。
【0080】また、実施の形態2では、ガスケット嵌合
部25の深さが、ガスケット2の最大厚さからガスケッ
ト2の密接当接辺部6a,6bの弾性変形量の和を引い
た深さと略同じか少し浅く形成されており、間隙部27
は密接当接辺部6a,6bの弾性変形量の和と略同じか
少し大きめに形成されている。
【0081】以上のように構成された実施の形態2にお
けるユニオン継手について、以下図面を用いてその使用
方法を説明する。
【0082】図4は実施の形態2におけるユニオン継手
の使用状態を示す断面図である。図4において、28a
は管取付部26と略同径に形成された端部29がユニオ
ンつば12の管取付部26に嵌合・溶接されユニオン継
手20で連結される配管、28bは管取付部22cと略
同径に形成された端部29がユニオン螺子21の管取付
部22cに嵌合・溶接されユニオン継手20で配管28
aと連結される配管である。ここで、配管28a,28
bの内径はユニオン螺子21の管体22の内径,ユニオ
ンつば12の管体13の内径,ガスケット2の孔部3a
と略同一である。
【0083】次に、実施の形態2におけるユニオン継手
20を用いた配管28a,28bの連結動作について説
明する。
【0084】配管28aをユニオンナット15の管挿通
部16に挿通するとともに、端部29をユニオンつば1
2の管取付部26に嵌合・溶接し、また、配管28bの
端部29をユニオン螺子21の管取付部22cに嵌合・
溶接する。
【0085】次に、図3に示すように、ユニオン螺子2
1のガスケット嵌合部25にガスケット2を嵌合すると
ともに、ユニオンつば12の接続面14をガスケット2
の接合面4a側に当接し、次いで、ユニオンナット15
の螺合部18をユニオン螺子21の螺子部23に螺合す
る。
【0086】ユニオンナット15の螺合により、実施の
形態1と同様に、ユニオンナット15でユニオン螺子2
1とユニオンつば12が締めつけられ、ガスケット2の
凸条部7がガスケット嵌合部25,接続面14により押
され、図4に示すように、密接当接辺部6a,6bが環
状溝5側に撓み、ガスケット嵌合部25とガスケット2
の接合面4b,接続面14と接合面4aが当接するとと
もに、密接当接辺部6a,6bの反力により凸条部7が
ガスケット嵌合部25,接続面14と密接して配管28
a,28bが連結される。ここで、配管28a,28b
及びユニオン螺子21の内周壁22a,ガスケット2の
孔部3a,ユニオンつば12の内周壁は面一である。
【0087】以上のように実施の形態2におけるユニオ
ン継手は構成されているので、実施の形態1の作用に加
えて以下の作用を有する。 (1)ユニオン螺子の接続面に、凹状に形成されたガス
ケット嵌合部を備えているため、ガスケット嵌合部にガ
スケットを嵌合してガスケット嵌合部とユニオンつばの
接続面でガスケットを挟持してユニオン螺子とユニオン
つばを結合でき、該ユニオン継手の結合時にガスケット
嵌合部及び接続面間に配設したガスケットの孔部とユニ
オン螺子及びユニオンつばの管体の中心がずれるのを防
止できる。 (2)ガスケット嵌合部が、ガスケットの最大厚さから
ガスケットの密接当接辺部の弾性変形量を引いた深さと
略同じか少し浅く形成されているため、ガスケット嵌合
部にガスケットを嵌合し、ユニオン螺子とユニオンつば
でガスケットを挟持し、ユニオンナットでユニオン螺子
とユニオンつばを結合した際に、ガスケットの密接当接
辺部を環状溝側へ撓ませて弾性変形させることができる
とともに、ガスケットの接合面とガスケット嵌合部及び
接続面を確実に密接させることができる。 (3)ユニオン螺子及びユニオンつばの管体の内径と、
ガスケットのガスケット本体の孔部の直径、配管の内径
が同一に形成されているため、ユニオン螺子及びユニオ
ンつばと、ガスケットとの接続部及び配管とユニオン螺
子,ユニオンつばとの接続部に突出部ができるのを防止
でき、管内流体をスムーズに流すことができ、また、ユ
ニオン螺子及びユニオンつばとガスケットの接続部を密
接できるとともに、ユニオン螺子及びユニオンつばと配
管の接続部を密接でき、配管,ユニオン螺子,ユニオン
つば,ガスケットの孔部の内周壁を面一にでき各接続部
での液溜まりを防止できる。
【0088】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
おけるユニオン継手について、以下図面を用いて説明す
る。
【0089】図5は実施の形態3におけるユニオン継手
の要部分解断面図である。尚、実施の形態1又は2と同
様のものには同一の符号を付して説明を省略する。図5
において、30は実施の形態3におけるユニオン継手、
31は実施の形態3におけるユニオン継手30のユニオ
ンつば、32は短管からなる管体、32aは管体32の
内周壁、32bは管体32の一端部に周設されたつば
部、33はつば部32bの端面に形成された接続面、3
4は接続面33に形成されガスケット2が嵌合されるガ
スケット嵌合部、35はガスケット嵌合部25,34に
ガスケット2を嵌合しガスケット2の凸条部7をユニオ
ン螺子21及びユニオンつば31のガスケット嵌合部2
5,34に当接した際に形成される間隙部である。
【0090】ここで、実施の形態3では、ガスケット嵌
合部25,34の外径は、ガスケット2の外径と略同一
か少し大きめに形成される。また、ガスケット嵌合部2
5,34の深さは、ガスケット嵌合部25,34の深さ
の和が、ガスケット2の最大厚さからガスケット2の密
接当接辺部6a,6bの弾性変形量の和を引いた深さ乃
至はガスケット2の最大幅未満(好ましくは各々1mm
以下)になるように形成される。ガスケット2を嵌合し
て保持でき配管作業の作業性を高めるためである。尚、
間隙部35としては、ガスケット2の密接当接辺部6
a,6bの弾性変形量の和と同一乃至はガスケット2の
最大幅よりも小さくガスケット2を保持できる幅に形成
される。
【0091】以上のように構成された実施の形態3にお
けるユニオン継手について、以下図面を用いてその使用
方法を説明する。
【0092】図6は実施の形態3におけるユニオン継手
の使用状態を示す断面図である。尚、実施の形態2と同
様のものには同一の符号を付して説明を省略する。尚、
配管28a,28bの内径はユニオン螺子21の管体2
2の内径,ユニオンつば31の管体32の内径,ガスケ
ット2の孔部3aと同一のものが用いられている。
【0093】実施の形態3におけるユニオン継手30を
用いた配管28a,28bの連結動作は、実施の形態2
におけるユニオン継手20を用いた配管の連結動作と同
様であり、図5に示すように、ユニオン螺子21及びユ
ニオンつば31のガスケット嵌合部25,34にガスケ
ット2を嵌合し、ユニオンナット15の螺合部18をユ
ニオン螺子21の螺子部23に螺合して配管28a,2
8bが連結される。
【0094】ユニオンナット15でユニオン螺子21と
ユニオンつば31を締めつけると、ガスケット2の凸条
部7がガスケット嵌合部25,34の外周壁面により押
され、図6に示すように、密接当接辺部6a,6bが環
状溝5側に撓み、ガスケット嵌合部25とガスケット2
の接合面4b,ガスケット嵌合部34と接合面4aが当
接するとともに、密接当接辺部6a,6bの反力により
凸条部7がガスケット嵌合部25,34と密接する。こ
こで、配管28a,28b及びユニオン螺子21の内周
壁22a,ガスケット2の孔部3a,ユニオンつば31
の内周壁32aは面一に形成している。
【0095】以上のように実施の形態3におけるユニオ
ン継手は構成されているので、実施の形態1又は2の作
用に加えて以下の作用を有する。 (1)ユニオン螺子とユニオンつばの各接続面にガスケ
ット嵌合部を有しているため、ガスケット嵌合部にガス
ケットを嵌合でき、ユニオン螺子とユニオンつばをユニ
オンナットで結合する際に、ガスケットの孔部とユニオ
ン螺子やユニオンつばの管体の中心がずれるのを確実に
防止できる。 (2)各ガスケット嵌合部にガスケットを嵌合した際に
形成される間隙部が、ガスケットの各密接当接辺部の弾
性変形量の和と同一又は少し大きめに形成されているた
め、ガスケットの各密接当接辺部を確実に環状溝側へ撓
ませて弾性変形させることができるとともに、ガスケッ
トの接合面と各ガスケット嵌合部、及び、ユニオン螺子
とユニオンつばの接続面同士を確実に密接させることが
できる。
【0096】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
おけるユニオン継手について、以下図面を用いて説明す
る。
【0097】図7は実施の形態4におけるユニオン継手
の要部分解断面図である。尚、実施の形態3と同様のも
のには同一の符号を付して説明を省略する。図7におい
て、40は実施の形態4におけるユニオン継手、41は
実施の形態4におけるユニオン継手40の環状(ドーナ
ツ形状)のガスケット、42は中央に孔部42aを有し
たガスケット41のガスケット本体、42bはガスケッ
ト本体42の外周壁面、43a,43bはガスケット本
体42の両面の接合面、44はガスケット本体42の外
周壁面42bに外周壁面42b側に拡開して形成された
環状溝、44aはアール状に形成された環状溝44の底
部、45a,45bは環状溝44を介して外周縁端部が
接合面43a,43bよりも外側に傾斜し突出して形成
された密接当接辺部、46は密接当接辺部45a,45
bの接合面43a,43b側に形成された凸条部、47
はユニオン螺子21,ユニオンつば31の各ガスケット
嵌合部25,34にガスケット41を嵌合した際に形成
される間隙部である。
【0098】ここで、密接当接辺部45a,45bは、
外周縁端部が接合面43a,43bより外側に傾斜して
突出し、外周縁端部に向かって均一乃至は薄肉化した厚
さに形成されている。
【0099】また、密接当接辺部45a,45bと環状
溝44の底部44aとの角度は、密接当接辺部45a,
45bが環状溝44側に撓み弾性変形した際に、密接当
接辺部45a,45bの凸条部46の頂部が接合面43
a,43bと略面一になる角度で形成される。これによ
り、ガスケット41の接合面43a,43bとユニオン
つば31及びユニオン螺子21のガスケット嵌合部3
4,25を密接させることができ、接合面43a,43
bと凸条部46とでユニオン継手40を流れる流体のシ
ールを完全に行うことができる。
【0100】尚、間隙部47としては、ガスケット41
の密接当接辺部45a,45bの弾性変形量の和と少な
くとも略同一かガスケット41の外周縁端部間の幅より
も狭くガスケット41を係止できる大きさに形成され
る。
【0101】以上のように構成された実施の形態4にお
けるユニオン継手40を用いた際の配管の連結動作は、
実施の形態3と同様なので説明を省略する。
【0102】以上のように実施の形態4におけるユニオ
ン継手は構成されているので、実施の形態3と同様に、
ガスケットをユニオン螺子とユニオンつばで挟持した際
に、密接当接辺部の凸条部が、ガスケット嵌合部に当接
するため、ユニオンナットでユニオン螺子とユニオンつ
ばを結合した際に、密接当接辺部を環状溝側へ撓ませて
弾性変形させることができるとともに、密接当接辺部の
凸条部をガスケット嵌合部に密接させることができ、ユ
ニオン螺子,ユニオンつば及びガスケットの接続部を密
封して配管を連結することができる。また、環状溝の底
部をアール状に形成しているため、密接当接辺部の基部
の機械的強度を向上できる。
【0103】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
おけるユニオン継手について、以下図面を用いて説明す
る。
【0104】図8は実施の形態5におけるユニオン継手
の要部分解断面図である。尚、実施の形態1と同様のも
のには同一の符号を付して説明を省略する。図8におい
て、50は実施の形態5におけるユニオン継手、51は
実施の形態5におけるユニオン継手50の環状(ドーナ
ツ形状)のガスケットであり外周壁面が段差状に形成さ
れている。52は中央に孔部52aを有したガスケット
51のガスケット本体、52bはガスケット本体52の
外周壁面、53a,53bはガスケット本体52の両面
の接合面、54はガスケット本体52の接合面53a側
の外周壁面52bに形成された環状溝、55は環状溝5
4を介して接合面53aに形成された密接当接辺部、5
6は密接当接辺部55の接合面53a側に形成された凸
条部、57は外周壁面52bからガスケット本体52の
外周側に接合面53bから延設された延設辺部、58
a,58bは延設辺部57の接合面53b側に形成され
た凸条部である。
【0105】ここで、環状溝54の開口幅としては、密
接当接辺部55の撓み量より大きく形成されている。こ
れにより、密接当接辺部55が環状溝54側に撓む際
に、密接当接辺部55が環状溝54に当接し撓みを妨げ
るのを防止できる。
【0106】また、実施の形態5では、凸条部58aの
高さが、凸条部58bより高く、延設辺部57が撓んだ
際に凸条部58a,58bの頂部及び接合面53bが略
面一になるように形成している。
【0107】図8において、59は実施の形態5におけ
るユニオン継手50のユニオン螺子、60は短管からな
る管体、60aは管体60の内周壁、60bは管体60
の一端部側に外向きに形成されたフランジ部、60cは
管体60の他端部側の内周壁60aに螺子状に形成され
た管取付部、61は管体60のフランジ部60bの外周
壁面に形成された螺子部、62は螺子部61側の端面に
平面状に形成された接続面、63は実施の形態5におけ
るユニオン継手50のユニオンつば、64は短管からな
る管体、64aは管体64の内周壁、64bは管体64
の一端部に周設されたつば部、64cは管体64の他端
部側の内周壁64aに螺子状に形成された管取付部、6
5はつば部64bの端面に形成された接続面、66は接
続面65に凹状に形成されガスケット51の接合面53
a側が嵌合されるガスケット嵌合部、67はガスケット
嵌合部66にガスケット51の接合面53a側を嵌合し
ユニオン螺子59の接続面62とガスケット51の凸条
部58aを当接した際に延設辺部57と接続面65間に
形成される間隙部である。
【0108】ここで、間隙部67は、密接当接辺部55
と延設辺部57の撓み量の和より大きく形成される。間
隙部67が密接当接辺部55と延設辺部57の撓み量の
和より小さい場合、密接当接辺部55と延設辺部57を
十分に撓ませることができず、ユニオン螺子59,ガス
ケット51,ユニオンつば63の各接続部の密封性能に
欠ける傾向が有り好ましくない。また、ユニオン螺子5
9及びユニオンつば63の管体60,64の内径と、ガ
スケット51の孔部52aの直径は同一に形成される。
【0109】以上のように構成された実施の形態5にお
けるユニオン継手について、以下図面を用いてその使用
方法を説明する。
【0110】図9は実施の形態5におけるユニオン継手
の使用状態を示す断面図である。図9において、68a
は螺子状の端部69がユニオンつば63の管取付部64
cに螺合されユニオン継手50で連結される配管、68
bは螺子状の端部69がユニオン螺子59の管取付部6
0cに螺合されユニオン継手50で配管68aと連結さ
れる配管である。
【0111】ここで、延設辺部57は外周壁面52bに
段差を設けて形成され、その外径はユニオン螺子59の
フランジ部60bよりも小さく、かつ、その厚みはガス
ケット51やユニオン螺子59の材質や延設辺部57の
外径等に応じて適宜決定され、更に、ユニオンナット1
5でユニオン螺子59を締めつけた際につば部64bが
当接しないように延設辺部57の厚さやつば部64bの
長さが調整されている。これにより、延設辺部57の撓
み代を取るとともにその反力を有効に利用するためであ
る。
【0112】以上のように構成された実施の形態5にお
けるユニオン継手50を用いた際の配管68a,68b
の連結動作は、実施の形態1と同様なので説明を省略す
る。
【0113】以上のように実施の形態5におけるユニオ
ン継手は構成されているので、実施の形態1乃至3の作
用に加えて、以下の作用を有する。 (1)ユニオン螺子とユニオンつばでガスケットを挟持
し、ユニオン螺子とユニオンつばをユニオンナットで結
合した際に、延設辺部を撓ませて弾性変形させることが
でき、延設辺部をユニオン螺子の接続面に、密接当接辺
部をガスケット嵌合部に密接させることができ、ユニオ
ン螺子,ユニオンつば及びガスケットの接続部を確実に
密封することができる。 (2)延設辺部に複数の凸条部を有しているため、接続
面と凸条部を確実に密接することができるとともに、複
数の凸条部の内、外周縁側の凸条部が高く形成されてい
るため、外周縁側の凸条部と内周側の凸条部のいずれも
接続面に密接させることができ、密封の信頼性を向上で
きる。 (3)外周壁面に段差を設けて形成された延設辺部を有
しているので、大型のガスケットの場合にシール効果を
維持したままガスケットの軽量化を図ることができ、ま
た、管径が異なる管の場合にもガスケットからの漏れを
生じさせることなく接続できる。
【0114】(実施の形態6)本発明の実施の形態6に
おけるユニオン継手について、以下図面を用いて説明す
る。
【0115】図10は実施の形態6におけるユニオン継
手の要部分解断面図である。尚、実施の形態3と同様の
ものには同一の符号を付して説明を省略する。図10に
おいて、70は実施の形態6におけるユニオン継手、7
1は実施の形態6におけるユニオン継手70の環状(ド
ーナツ形状)に形成され接合面の一面にしか凸条部を有
しないガスケット、72は中央に孔部72aを有したガ
スケット71のガスケット本体、72bはガスケット本
体72の外周壁面、73a,73bはガスケット本体7
2の両面の接合面、74はガスケット本体72の中央若
しくは接合面73a側の外周壁面72bに形成された環
状溝、75は環状溝74を介して接合面73aに形成さ
れた密接当接辺部、76は密接当接辺部75の接合面7
3a側に形成された凸条部である。
【0116】77は実施の形態6におけるユニオン継手
70のユニオン螺子、78は短管からなる管体、78a
は管体78の内周壁、78bは管体78の一端部側に外
向きに形成されたフランジ部、78cは管体78の内周
壁78aより大きい径で形成された管取付部、79は管
体78のフランジ部78bの外周壁面に形成された螺子
部、80はフランジ部78bの端面側に環状の間隙溝8
1を介して形成された密封辺部、82は密封辺部80に
形成された凸条部である。
【0117】ここで、環状溝74の開口幅としては、密
接当接辺部75の撓み量より大きく形成されている。こ
れにより、密接当接辺部75が環状溝74側に撓む際
に、密接当接辺部75が環状溝74に当接し撓みを妨げ
るのを防止できる。
【0118】密接辺部80は、外径がフランジ部78b
よりも小さく、かつ、間隙溝81側に撓められる大きさ
に形成される。また、間隙溝81の深さは環状溝74と
同等か又は流体圧に合わせてそれよりも大きく又は小さ
くしてもよい。また、凸条部76と凸条部82の高さは
同等でもよく、ガスケット71やユニオン螺子77の弾
性力によって決定される。弾性力が強ければ、凸条部7
6,82の高さを高くしてもよい。また、各凸条部7
6,82の形成位置は同じ位置か、各材質に合わせてず
らしてもよい。
【0119】間隙溝81は、密封辺部80の撓み量より
大きく形成される。間隙溝81が密封辺部80の撓み量
より小さい場合、密封辺部80を十分に撓ませることが
できず、ユニオン螺子77,ガスケット71,ユニオン
つば12の各接続部の密封性能に欠ける傾向が有り好ま
しくない。
【0120】以上のように構成された実施の形態6にお
けるユニオン継手について、以下図面を用いてその使用
方法を説明する。
【0121】図11は実施の形態6におけるユニオン継
手の使用状態を示す断面図である。実施の形態6では、
配管28a,28bの内径と、ユニオン螺子77及びユ
ニオンつば12の管体78,13の内径、ガスケット7
1の孔部72aの直径が同一に形成されている。
【0122】以上のように構成された実施の形態6にお
けるユニオン継手70を用いた際の配管28a,28b
の連結動作は、実施の形態3と同様なので説明を省略す
る。
【0123】以上のように実施の形態6におけるユニオ
ン継手は構成されているので、実施の形態1乃至5の作
用に加えて、以下の作用を有する。 (1)ユニオン螺子とユニオンつばでガスケットを挟持
し、ユニオン螺子とユニオンつばをユニオンナットで結
合した際に、ユニオン螺子の密封辺部をガスケットの接
合面で撓ませて弾性変形させるとともに、ガスケットの
密接当接辺部をユニオンつばの接続面で撓ませて弾性変
形させることができ、ユニオン螺子,ユニオンつば及び
ガスケットの接続部を確実に密封することができる。 (2)密接当接辺部,密封辺部の材質と合わせて、材質
の弾性力を反力として利用し、更に、高気密化を高める
ことができる。 (3)ユニオン螺子に密封辺部と密封辺部に形成された
凸条部を有しているため、ガスケットの接合面に密接当
接辺部や凸条部を有しなくても、ユニオン螺子とガスケ
ット間を密封できる。
【0124】(実施の形態7)本発明の実施の形態7に
おけるユニオン継手について、以下図面を用いて説明す
る。
【0125】図12は実施の形態7におけるユニオン継
手の要部分解断面図である。尚、実施の形態1と同様の
ものには同一の符号を付して説明を省略する。図12に
おいて、1′は実施の形態7におけるユニオン継手、
2′は実施の形態7におけるユニオン継手1′の環状
(ドーナツ形状)のガスケット、6′a,6′bは環状
溝5を介して接合面4a,4bに形成された密接当接辺
部、8′は実施の形態7におけるユニオン継手1′のユ
ニオン螺子、12′は実施の形態7におけるユニオン継
手1′のユニオンつば、7′はユニオン螺子8′とユニ
オンつば12′の接続面11,14の外周縁側に形成さ
れた凸条部である。ここで、凸条部7′としては、前述
の実施の形態1の凸条部7と同様に形成される。
【0126】以上のように構成された実施の形態7にお
けるユニオン継手1′を用いた際の配管の連結動作は、
実施の形態1と略同様なので説明を省略する。
【0127】以上のように実施の形態7におけるユニオ
ン継手は構成されているので、実施の形態1と同様に、
以下の作用を有する。 (1)ユニオン螺子とユニオンつばの接続面に形成され
た凸条部でガスケットの密接当接辺部を撓ませて弾性変
形させることができ、密接当接辺部の反力で凸条部と密
接当接辺部を確実に密封し、ユニオン螺子,ガスケッ
ト,ユニオンつばを確実に密接させて連結することがで
きる。 (2)ユニオン螺子やユニオンつばの接続面に凸条部を
形成しているため、ガスケットの密接当接辺部に凸条部
を要さず、ガスケットの生産性を向上できる。
【0128】
【発明の効果】以上のように本発明におけるユニオン継
手によれば、以下の優れた効果を実現できる。
【0129】請求項1に記載の発明によれば、 (1)平面状の接続面を有したユニオン螺子とユニオン
つばを有し、接続面間に配設され密接当接辺部の弾性変
形の反力で接続面と密接するガスケットを有しているた
め、連結する一方の管の端部をユニオン螺子の管取付部
に取り付け、連結する他方の管をユニオンナットの管挿
通部に挿通するとともに端部をユニオンつばの管取付部
に取り付けた後、ユニオン螺子及びユニオンつばの接続
面を対向させ各接続面間にガスケットを配設し、ユニオ
ンナットの螺合部をユニオン螺子の螺子部に螺合するだ
けで、容易にガスケットをユニオン螺子及びユニオンつ
ばの接続面で挟持して菅の連結ができ管の連結作業性に
優れる。 (2)ガスケットの密接当接辺部に凸条部を有している
とともに、ガスケットが挟持されるユニオン螺子とユニ
オンつばの接続面が平面状に形成されているため、ガス
ケットをユニオン螺子とユニオンつばの接続面間で挟持
した際に、密接当接辺部を環状溝側へ撓ませて弾性変形
させることができ、密接当接辺部の反力で凸条部をユニ
オン螺子とユニオンつばの接続面に密接させて、各接続
面とガスケット間を密封でき、密封精度に優れ、また、
特に蒸気配管等の高温高圧の配管でも漏れを生じさせる
ことなく連結できる。 (3)従来のように、接続面にOリングを嵌合する凹条
部を要さないとともに、ガスケットの密接当接辺部の凸
条部を、密接当接辺部の弾性変形の反力で接続面に凸条
部を密接させることができ、接続面に高い平面精度を要
さず、ユニオン螺子やユニオンつばの生産性に優れる。 (4)ユニオンナットをユニオン螺子に螺合するだけ
で、ユニオン螺子とユニオンつばを平行に引き寄せてガ
スケットを挟持することができるので、ガスケットの凸
条部を、ユニオン螺子及びユニオンつばの接続面に均等
当接させることができ、簡単な作業でガスケットとユニ
オン螺子及びユニオンつばの接続部を確実に密封でき密
封精度に優れる。 (5)ユニオン螺子とユニオンつば間に配設されるガス
ケットが、ガスケット本体の外周壁面に環状溝を有して
いるため、ガスケットの生産性に優れるとともに、小径
の管の連結にも該ユニオン継手を使用でき、他種類の菅
の連結に使用でき汎用性に優れる。
【0130】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて、 (6)ユニオン螺子の接続面又はユニオンつばの接続面
に、ガスケットが嵌合される凹状のガスケット嵌合部を
有しているため、ガスケット嵌合部にガスケットを嵌合
でき、ユニオンナットでユニオン螺子とユニオンつばを
結合する際に、ガスケット嵌合部及びユニオン螺子又は
ユニオンつばの接続面間に配設したガスケットの孔部と
ユニオン螺子及びユニオンつばの管体の中心がずれるの
を防止できるとともに、配管作業の際にガスケットがガ
スケット嵌合部に嵌合若しくは係止され動くことがない
ので、作業性を著しく向上でき、該ユニオン継手による
管の連結作業性に優れ、また、誰にでも確実に管の連結
作業ができる。 (7)間隙部が、ガスケットの密接当接辺部の弾性変形
量より大きく形成されているため、ガスケット嵌合部に
ガスケットを嵌合してユニオンナットによりユニオン螺
子とユニオンつばを結合した際に、ガスケットの密接当
接辺部を環状溝側へ撓ませて弾性変形させることがで
き、ガスケットとガスケット嵌合部及びユニオン螺子の
接続面又はユニオンつばの接続面を確実に密接させるこ
とができ、密封精度に優れる。
【0131】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて、 (8)ユニオン螺子及びユニオンつばの接続面に凹状に
形成されガスケットが嵌合されるガスケット嵌合部を有
しているため、ユニオン螺子とユニオンつばの接続面に
形成されたガスケット嵌合部にガスケットを嵌合し、ユ
ニオンナットでユニオン螺子とユニオンつばを結合する
だけで、ガスケットの孔部とユニオン螺子及びユニオン
つばの管体の中心を合わせることができ、ガスケットの
ズレを防ぎ、容易にユニオン螺子とユニオンつばを結合
でき結合作業性に優れる。 (9)各ガスケット嵌合部にガスケットを嵌合した際に
形成される間隙部がガスケットの密接当接辺部の弾性変
形量より大きく形成されているため、ユニオンナットの
螺合部をユニオン螺子の螺子部に螺合するだけで、間隙
部を狭くしながらガスケットの密接当接辺部を環状溝側
へ確実に撓ませることができ、ガスケットの凸条部を各
ガスケット嵌合部に確実に密接させることができ、ユニ
オン螺子,ガスケット,ユニオンつばの接続部を確実に
密封できる。
【0132】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3の効果に加えて、 (10)ガスケットの密接当接辺部が、環状溝を介して
外周縁端部が接合面よりも外側に突出して形成されてい
るため、ガスケットをユニオン螺子とユニオンつばで挟
持した際に、密接当接辺部の外周縁端部が、ユニオン螺
子やユニオンつばの接続面や、ガスケット嵌合部に当接
し、ユニオンナットでユニオン螺子とユニオンつばを結
合した際に、密接当接辺部を環状溝側へ撓ませて弾性変
形させることができるとともに、密接当接辺部の外周縁
端部をユニオン螺子やユニオンつばの接続面や、ガスケ
ット嵌合部に密接させることができ、ユニオン螺子,ユ
ニオンつば及びガスケットの接続部を密封することがで
きる。
【0133】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の効果に加えて、 (11)ガスケットが、密接当接辺部の接合面側に形成
された1乃至複数の凸条部を備えているため、密接当接
辺部とユニオン螺子やユニオンつばの接続面、ガスケッ
ト嵌合部とのあたりを凸条部でとることができ、ユニオ
ン螺子,ユニオンつば及びガスケットの接続部を確実に
密封することができ、接続部の密封精度に優れる。 (12)複数の凸条部を備えた場合、大型のガスケット
の場合にも確実に密封することができるとともに、高圧
流体の漏洩を防止でき、該ユニオン継手の密封精度に優
れる。
【0134】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
乃至5の効果に加えて、 (13)密接当接辺部の代わりに接合面に、外周壁面か
らガスケット本体の外周側に接合面から延設された延設
辺部を備えているため、ユニオン螺子とユニオンつばで
ガスケットを挟持し、ユニオン螺子とユニオンつばをユ
ニオンナットで結合した際に、延設辺部を撓ませて弾性
変形させることができ、延設辺部の凸条部をユニオン螺
子やユニオンつばの接続面、ガスケット嵌合部に密接さ
せることができ、ユニオン螺子,ユニオンつば及びガス
ケットの接続部を確実に密封することができる。
【0135】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
又は2,請求項4乃至6の効果に加えて、 (14)ユニオン螺子及び/又はユニオンつばの接続面
に間隙溝を介して密封辺部を有しているため、ガスケッ
トが密接当接辺部を有していない場合でも、ガスケット
の接合面と密封辺部とを当接させて密封辺部を撓ませて
弾性変形させることができ、密封辺部の反力によりガス
ケットの接合面と密封辺部を密接でき、ユニオン螺子,
ユニオンつば及びガスケットの接続部を確実に密封する
ことができる。
【0136】請求項8に記載の発明によれば、請求項1
乃至3,請求項5乃至7の効果に加えて、 (15)ガスケットの凸条部の代わりに、ユニオン螺子
やユニオンつばの接続面やガスケット嵌合部に凸条部を
有しているため、ガスケットに凸条部を有している場合
と同様に、各接続面に形成された凸条部でガスケットの
密接当接辺部を撓ませてユニオン螺子,ガスケット,ユ
ニオンつばを密封することができるとともに、ガスケッ
トの構造が簡単でガスケットの生産性を向上できる。
【0137】請求項9に記載の発明によれば、請求項1
乃至8の効果に加えて、 (16)ユニオン螺子及びユニオンつばの管体の内径
が、ガスケットのガスケット本体の孔部と同一に形成さ
れているため、ユニオン螺子及びユニオンつばと、ガス
ケットとの接続部に突出部ができるのを防止でき、管内
流体をスムーズに流すことができるとともに、接続部で
の液溜まりを防止でき、更に、管内や該ユニオン継手に
よる接続部での雑菌等の繁殖を防ぎ、衛生性に優れ、特
に衛生性を有する医薬品製造工場や食品製造工場、電子
機器工場や化学薬品工場等の配管に好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるユニオン継手の要部分解
断面図
【図2】実施の形態1におけるユニオン継手の使用状態
を示す断面図
【図3】実施の形態2におけるユニオン継手の要部分解
断面図
【図4】実施の形態2におけるユニオン継手の使用状態
を示す断面図
【図5】実施の形態3におけるユニオン継手の要部分解
断面図
【図6】実施の形態3におけるユニオン継手の使用状態
を示す断面図
【図7】実施の形態4におけるユニオン継手の要部分解
断面図
【図8】実施の形態5におけるユニオン継手の要部分解
断面図
【図9】実施の形態5におけるユニオン継手の使用状態
を示す断面図
【図10】実施の形態6におけるユニオン継手の要部分
解断面図
【図11】実施の形態6におけるユニオン継手の使用状
態を示す断面図
【図12】実施の形態7におけるユニオン継手の要部分
解断面図
【図13】従来のユニオン継手の要部分解断面図
【符号の説明】
1,1′20,30,40,50,70 ユニオン継手 2,2′,41,51,71 ガスケット 3,42,52,72 ガスケット本体 3a,42a,52a,72a 孔部 3b,42b,52b,72b 外周壁面 4a,4b,43a,43b,53a,53b,73
a,73b 接合面 5,44,54,74 環状溝 6a,6b,6′a,6′b,45a,45b,55,
75 密接当接辺部 7,7′46,56,58a,58b,76,82 凸
条部 8,8′,21,59,77 ユニオン螺子 9,13,22,32,60,64,78 管体 22a,32a,60a,64a,78a 内周壁 9a,22b,60b,78b フランジ部 9b,13b,22c,26,60c,64c,78c
管取付部 10,23,61,79 螺子部 11,14,24,33,62,65 接続面 12,12′,31,63 ユニオンつば 13a,32b,64b つば部 15 ユニオンナット 16 管挿通部 17 内向きフランジ部 18 螺合部 19a,19b,28a,28b,68a,68b 配
管 25,34,66 ガスケット嵌合部 27,35,47,67 間隙部 29,69 端部 44a 底部 57 延設辺部 80 密封辺部 81 間隙溝 100 ユニオン継手 101 ユニオン螺子 101a,106a 管取付部 102 螺子部 103,107 当接面 104 凹条部 105 Oリング 106 ユニオンつば 108 ユニオンナット 108a 螺合部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.中央に孔部を有し両面に接合面を有
    したガスケット本体と、前記ガスケット本体の外周壁面
    に形成された1乃至複数の環状溝と、前記環状溝を介し
    て前記接合面の少なくともいずれか一方に形成された密
    接当接辺部と、前記密接当接辺部の前記接合面側に形成
    された1乃至複数の凸条部と、を有したガスケットと、 b.管体と、前記管体の一端部側の外周壁面に形成され
    た螺子部と、前記螺子部側の端面に平面状に形成され前
    記ガスケットが配設される接続面と、前記管体の他端部
    に形成された管取付部と、を有したユニオン螺子と、 c.管体と、前記管体の一端部に周設されたつば部と、
    前記つば部の端面に平面状に形成され前記ガスケットが
    配設される接続面と、前記管体の他端部に形成された管
    取付部と、を有したユニオンつばと、 d.管挿通部と、一端部に形成され前記ユニオンつばの
    前記つば部に当接する内向きフランジ部と、他端部側の
    内周壁に形成され前記ユニオン螺子の前記螺子部に螺合
    される螺合部と、を有したユニオンナットと、 を備えていることを特徴とするユニオン継手。
  2. 【請求項2】 前記ユニオン螺子の前記接続面又は前記
    ユニオンつばの前記接続面に凹状に形成され前記ガスケ
    ットが嵌合されるガスケット嵌合部と、前記ガスケット
    嵌合部に前記ガスケットを嵌合し前記ガスケット嵌合部
    と前記ユニオン螺子又は前記ユニオンつばの前記接続面
    間で前記ガスケットを挟持した際に形成される間隙部
    と、を有し、前記間隙部が前記ガスケットの前記密接当
    接辺部の弾性変形量より大きく形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のユニオン継手。
  3. 【請求項3】 前記ユニオン螺子の前記接続面及び前記
    ユニオンつばの前記接続面に凹状に形成され前記ガスケ
    ットが嵌合されるガスケット嵌合部と、前記ガスケット
    嵌合部に前記ガスケットを嵌合し前記ユニオン螺子と前
    記ユニオンつばで前記ガスケットを挟持した際に形成さ
    れる間隙部と、を有し、前記間隙部が前記ガスケットの
    前記密接当接辺部の弾性変形量より大きく形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のユニオン継手。
  4. 【請求項4】 前記ガスケットが、中央に孔部を有し両
    面に接合面を有したガスケット本体と、前記ガスケット
    本体の外周壁面に形成された1乃至複数の環状溝と、前
    記環状溝を介して前記接合面の少なくともいずれか一方
    に外周縁端部が前記接合面よりも外側に突出して形成さ
    れた密接当接辺部と、を備えていることを特徴とする請
    求項1乃至3の内いずれか1項に記載のユニオン継手。
  5. 【請求項5】 前記ガスケットが、前記密接当接辺部の
    前記接合面側に形成された1乃至複数の凸条部を備えて
    いることを特徴とする請求項4に記載のユニオン継手。
  6. 【請求項6】 前記ガスケットが、一方の前記接合面
    に、前記密接当接辺部の代わりに、前記外周壁面から前
    記ガスケット本体の外周側に前記接合面から延設された
    延設辺部と、前記延設辺部の前記接合面側に形成された
    1乃至複数の凸条部と、を備えていることを特徴とする
    請求項1乃至5の内いずれか1項に記載のユニオン継
    手。
  7. 【請求項7】 前記ユニオン螺子の前記接続面及び/又
    は前記ユニオンつばの前記接続面に環状の間隙溝を介し
    て形成された密封辺部と、前記密封辺部に形成された1
    乃至複数の凸条部と、を備えていることを特徴とする請
    求項1又は2,請求項4乃至6の内いずれか1項に記載
    のユニオン継手。
  8. 【請求項8】 前記ガスケットの前記凸条部の代わり
    に、前記ユニオン螺子の前記接続面又は前記ガスケット
    嵌合部、及び/又は、前記ユニオンつばの前記接続面又
    は前記ガスケット嵌合部に形成された1乃至複数の凸条
    部を備えていることを特徴とする請求項1乃至3,請求
    項5乃至7の内いずれか1項に記載のユニオン継手。
  9. 【請求項9】 前記ユニオン螺子及び前記ユニオンつば
    の前記管体の内径が、前記ガスケットの前記ガスケット
    本体の前記孔部と同一に形成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至8の内いずれか1項に記載のユニオン継
    手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100947851B1 (ko) * 2007-09-28 2010-03-18 주식회사 로드맥스 엔지니어링 교량 배수시설용 배수관 조립체
KR101410783B1 (ko) * 2012-12-20 2014-06-24 국방과학연구소 배관피팅장치 및 이의 조립방법

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