JPH11336811A - ユニットブレーキ装置 - Google Patents
ユニットブレーキ装置Info
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- JPH11336811A JPH11336811A JP10144459A JP14445998A JPH11336811A JP H11336811 A JPH11336811 A JP H11336811A JP 10144459 A JP10144459 A JP 10144459A JP 14445998 A JP14445998 A JP 14445998A JP H11336811 A JPH11336811 A JP H11336811A
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Abstract
ーキ装置の制輪子と車輪の間のクリアランスを調整する
アジャスタ装置の構造の簡素化を図る。 【解決手段】 制輪子70を車輪5に押圧するアクチュ
エータであるエアチャンバ100は、台車側に取り付け
られ、エア供給口101から供給されるエアにより、作
動するダイアフラム110の作動をシャフト130とロ
ッド40を介して制輪子70に伝達する。シャフト13
0は、ベアリング132を介してダイアフラム110側
に回転支持され、雌ねじ部134にロッド40の雄ねじ
部42が螺合される。シャフト130の外周面には、縦
溝152が円周上に複数本形成され、端部には深溝15
3が設けられる。深溝153と隣接する縦溝152は斜
め溝154で結ばれる。爪部材170は溝に係合し、シ
ャフト130のストロークが所定の値Aを超えると、シ
ャフト130を回動させて、ロッド40を伸長させる。
Description
されるエアを駆動源とするユニットブレーキ装置に関
し、制輪子の摩耗量を補正して間隙調整を自動的に行な
うアジャスタ装置をエアチャンバ内に備えたものに関す
る。
ットブレーキ装置は、車両の台車側に取り付けられるブ
レーキ本体に、エアチャンバを備え、ロッドを介して車
輪側へ押し出される制輪子を車輪の外周面に押し付けて
ブレーキ力を発生する。制輪子は、ブレーキ使用により
摩耗するので、車輪との間の間隙が使用に従って増大す
る。そこで、この間隙を調整する装置が必要となり、特
開平5−310127号公報、特開平7−293611
号公報にこの種の装置が開示されている。
調整するアジャスタ装置は、制輪子を押し出すロッドの
ストロークが所定の量を超えたときに作動する手段を備
える。このアジャスタ装置を作動させる駆動力は、エア
チャンバが発生させる推力や、制輪子を戻すために装備
されるスプリング力が利用される。いずれにせよ、間隙
調整を自動的に達成するアジャスタ装置は、複雑な機
構、構成となる。本発明は、エアチャンバ内にアジャス
タ装置を内蔵する構成の簡素なユニットブレーキ装置を
提供するものである。
キ装置は、車輪に対向して配設される制輪子を支持する
ブレーキヘッドと、ブレーキヘッドを車輪に向けて押圧
するエアチャンバを備え、エアチャンバは、圧力容器
と、圧力容器に設けられるエア供給口と、圧力容器内に
配設されるダイアフラムと、ダイアフラムの作動をブレ
ーキヘッドに伝達するロッドと、ダイアフラムと圧力容
器の間に配設されるリターンスプリングを備える。そし
て、ロッドはダイアフラムに対して回転自在に支持され
るシャフトに対して螺合されるとともに、ブレーキ作動
時のシャフトのストロークが所定の距離以上となったと
きに、シャフトを回動してロッドを伸長させるアジャス
タ装置を備えるものである。
る軸方向に延びる縦溝と、縦溝のエア供給口側の端部に
形成される深溝と、深溝と隣接する縦溝のブレーキヘッ
ド側の端部を連結する斜め溝と、圧力容器側に取り付け
られて溝内に挿入される爪部材を備えるものである。
ユニットブレーキ装置1の全体構成を示す説明図、図2
はエアチャンバ100の断面図、図3,図4は要部の詳
細図である。全体を符号1で示すユニットブレーキ装置
は、鉄道車両の台車側の部材10にボルト22を介して
固着されるブラケット20を備える。ブラケット20の
上部にはピン24を介して揺動自在に支持されるアーム
30が取り付けられる。ブラケット20の下部には、ピ
ン26を介してエアチャンバ100が揺動自在に取り付
けられる。
10が装備されており、図示しないエア供給源からホー
スを介してエア供給口101にエアが供給されると、ダ
イアフラム110を介してロッド40を矢印C方向に押
し出す。ロッド40の先端部は、アーム30の下端部と
ともに、ピン50を介してブレーキヘッド60に連結さ
れる。ブレーキヘッド60は、ピン50により揺動自在
に支持されるが、リーフスプリング62を介在させて、
遊動を防止している。
は、台金64により裏面を支持され、台金64は、結合
手段66を介してブレーキヘッド60に取り付けられ
る。結合手段66を解放することによって、使用済みの
制輪子70を新品の制輪子70に交換できる。制輪子7
0と車輪5の外周面5aの間には、クリアランスG1が
形成され、ブレーキの非作動時には制輪子70が車輪5
により引き摺られるのを防止している。制輪子70はブ
レーキの使用により摩耗し、クリアランスG1は増大す
る。クリアランスG1が過大となると、ブレーキの応答
性が劣化するので、クリアランスG1を短縮する操作を
必要とする。クリアランスG1の自動調整装置は、この
クリアランスG1の調整を自動的に達成する機能を備え
る。
に装備されるエアチャンバ100を一部断面にして示す
説明図である。エアチャンバ100は、円筒状の気密容
器102,104を結合部106で結合した圧力容器で
あって、内部にダイアフラム110が結合部106に挾
み込まれて取り付けられる。エアの供給口101からエ
アが供給されると、ダイアフラム110と気密容器10
2との間に圧力室が形成され、ダイアフラム110は、
気密容器102の壁面から離れる方向に付勢される。
配設してあり、ベアリング132を介してシャフト13
0の一端部を回転自在に支持する。シャフト130は雌
ねじ部134を有しロッド40の雄ねじ部42がこのシ
ャフト130の雌ねじ部134に螺合する。ロッド40
の先端部には貫通穴44が設けてあり、この貫通穴44
にピン50が挿入されて、ロッド40はブレーキヘッド
60に連結される。
容器104の間には、リターンスプリング140が配設
してあり、ダイアフラム110を常時エア供給口101
側へ押し戻す力を付与する。
の外周部には、軸方向に平行する縦溝152がシャフト
130の円周上に複数本形成してある。図示の実施形態
にあっては、シャフト130の円周上に4本の縦溝15
2が形成してある。縦溝152のエア供給口101側の
端部152bと隣接する縦溝のブレーキヘッド60側の
端部152aとの間は斜め溝154で連結されている。
エア供給口101側の端部152bは一段深い深溝15
3に形成されており、この深溝153は、斜め溝154
に連結される。エアチャンバ100のブレーキヘッド側
の気密容器104の外側には、ブラケット20が配設さ
れ、爪部材170がピン172を介して揺動自在に取り
付けられる。この爪部材170は、スプリング176に
より、その先端部174が常時縦溝152に対して押圧
されるように付勢される。
のエア供給口101にエアが供給され、ダイアフラム1
10はシャフト130と一体のロッド40を矢印C方向
に押し出す。ロッド40の先端に取り付けられたブレー
キヘッド60は、制輪子70を車輪5に押し付けてブレ
ーキ力を発生させる。エアの供給を断つと、リターンス
プリング140のスプリング力によってシャフト130
は矢印Cの反対方向へ戻る。シャフト130の矢印C方
向へのストロークが縦溝152の軸方向の所定の長さ寸
法A以内であれば、爪部材170の先端部174は、こ
の縦溝152内を摺動する。
1が過大となると、シャフト130のストロークも大き
くなり、ストロークがA寸法を越えた時、爪部材170
の先端部174が深溝部153に押し込まれる。この状
態からリターンスプリング140の作用によって、シャ
フト130がダイアフラム110とともにエア供給口1
01側へ戻る際に、爪部材170の先端部174は斜め
溝154内を摺動し、シャフト130を矢印D方向に回
動させる。
リードとは逆向きに形成しておくことによってシャフト
130はロッド40を雄ねじ部42のリードの回転量に
応じた長さだけ押し出す。この作用によって、ブレーキ
ヘッド60は車輪5に向けて移動し、制輪子70と車輪
5のクリアランスG1は初期状態に復帰する。この作用
によって、クリアランスG1は自動的に所定の範囲とな
るように調整される。
材170の後端部を矢印B方向に押して爪部材170の
先端部174をシャフト130の溝から脱出させ、シャ
フト130を矢印Dの反対方向に回動させてロッド40
を引き込み、ブレーキヘッド60と車輪5との間を拡張
する。
構成を備えるので、制輪子と車輪との間のクリアランス
の調整を行うアジャスタ装置はエアチャンバ内に装備さ
れ、構成は簡素化される。またアジャスタ装置は、ロッ
ドに螺合されるシャフトをエアチャンバのダイアフラム
のストロークと、リターンスプリングによる戻りストロ
ークを利用して回動することによって、クリアランスが
自動的に調整されるので、作動も確実である。さらに、
制輪子の交換時等において、アジャスタ装置を初期状態
に復帰させる作業は、爪部材をシャフトの溝から外すこ
とにより簡単に達成することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 車輪に対向して配設される制輪子を支持
するブレーキヘッドと、ブレーキヘッドを車輪に向けて
押圧するエアチャンバを備えたユニットブレーキ装置で
あって、 エアチャンバは、圧力容器と、圧力容器に設けられるエ
ア供給口と、圧力容器内に配設されるダイアフラムと、
ダイアフラムの作動をブレーキヘッドに伝達するロッド
と、ダイアフラムと圧力容器の間に配設されるリターン
スプリングを備え、 ロッドはダイアフラムに対して回転自在に支持されるシ
ャフトに対して螺合されるとともに、ブレーキ作動時の
シャフトのストロークが所定の距離以上となったとき
に、シャフトを回動してロッドを伸長させるアジャスタ
装置を備えるユニットブレーキ装置。 - 【請求項2】 シャフトは、円周上に複数形成される軸
方向に延びる縦溝と、縦溝のエア供給口側の端部に形成
される深溝と、深溝と隣接する縦溝のブレーキヘッド側
の端部を連結する斜め溝と、圧力容器側に取り付けられ
て溝内に挿入される爪部材を備える請求項1記載のユニ
ットブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14445998A JP4041213B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | ユニットブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14445998A JP4041213B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | ユニットブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11336811A true JPH11336811A (ja) | 1999-12-07 |
JP4041213B2 JP4041213B2 (ja) | 2008-01-30 |
Family
ID=15362762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14445998A Expired - Fee Related JP4041213B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | ユニットブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4041213B2 (ja) |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP14445998A patent/JP4041213B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP4041213B2 (ja) | 2008-01-30 |
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