JPH11336775A - 内輪分離型複列密封型円筒ころ軸受 - Google Patents
内輪分離型複列密封型円筒ころ軸受Info
- Publication number
- JPH11336775A JPH11336775A JP10144058A JP14405898A JPH11336775A JP H11336775 A JPH11336775 A JP H11336775A JP 10144058 A JP10144058 A JP 10144058A JP 14405898 A JP14405898 A JP 14405898A JP H11336775 A JPH11336775 A JP H11336775A
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- JP
- Japan
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- cylindrical roller
- inner ring
- seal
- peripheral surface
- roller bearing
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/24—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly
- F16C19/28—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly with two or more rows of rollers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の内輪分離型複列円筒ころ軸受に必要と
なる特別の構成要素を用いること無く、既存の構成要素
を利用することにより組込み時又は取扱い時に生じる円
筒ころおよび軌道輪の分離を防止する機構を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 内輪分離型複列密封型円筒ころ軸受は、
内輪の外周面と外輪の内周面との間には左右一対の環状
部材が設けられ、該環状部材は、該外輪に取り付けら
れ、その軸方向の剛性が大きくされた芯金材部と、前記
芯金材部に一体化され、その内周端が該内輪に接触する
シール部とからなり、前記芯金材部の円筒ころ側の端面
が前記シール部の円筒ころ側の端面より円筒ころ側にあ
る。
なる特別の構成要素を用いること無く、既存の構成要素
を利用することにより組込み時又は取扱い時に生じる円
筒ころおよび軌道輪の分離を防止する機構を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 内輪分離型複列密封型円筒ころ軸受は、
内輪の外周面と外輪の内周面との間には左右一対の環状
部材が設けられ、該環状部材は、該外輪に取り付けら
れ、その軸方向の剛性が大きくされた芯金材部と、前記
芯金材部に一体化され、その内周端が該内輪に接触する
シール部とからなり、前記芯金材部の円筒ころ側の端面
が前記シール部の円筒ころ側の端面より円筒ころ側にあ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内輪分離型複列密封型
円筒ころ軸受(例えば内輪分離型複列密封型総円筒ころ
軸受)に関し、特に軌道輪(内輪および外輪)と円筒こ
ろとの分離を防止するためのシール部材の改良に関す
る。
円筒ころ軸受(例えば内輪分離型複列密封型総円筒ころ
軸受)に関し、特に軌道輪(内輪および外輪)と円筒こ
ろとの分離を防止するためのシール部材の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】内輪が分離している(内輪分離型)複列
密封型総円筒ころ軸受は、一般に複数の内輪と、外輪
と、両輪間に介装された複数の円筒ころとから成る。か
かる密封型円筒ころ軸受の一種が、図3及び図4に一部
断面図で示されている。図3に示す従来例において、内
輪分離型複列密封型総円筒ころ軸受31の内周面には軌
道面33a、33bを有する一つの外輪33と、各々外
周面に軌道溝35a、36aが設けられている2つの内
輪35、36を備えている。また、外輪33の内周面と
それに対向する内輪35、36の外周面で環状空間が画
成され、環状空間で回動する複数の円筒ころ37、38
が介装されている。
密封型総円筒ころ軸受は、一般に複数の内輪と、外輪
と、両輪間に介装された複数の円筒ころとから成る。か
かる密封型円筒ころ軸受の一種が、図3及び図4に一部
断面図で示されている。図3に示す従来例において、内
輪分離型複列密封型総円筒ころ軸受31の内周面には軌
道面33a、33bを有する一つの外輪33と、各々外
周面に軌道溝35a、36aが設けられている2つの内
輪35、36を備えている。また、外輪33の内周面と
それに対向する内輪35、36の外周面で環状空間が画
成され、環状空間で回動する複数の円筒ころ37、38
が介装されている。
【0003】外輪33の外周面の両側には、内輪35、
36、円筒ころ37、38、及び外輪33が、半径方向
に所望の接圧で当接するように付勢部材39、40が嵌
合されている。
36、円筒ころ37、38、及び外輪33が、半径方向
に所望の接圧で当接するように付勢部材39、40が嵌
合されている。
【0004】また、内輪35、36の互いに当接する内
側端面近傍であって、内輪の内周面に嵌入溝が設けら
れ、内輪35、36及び円筒ころ37、38の分離を防
ぐためにロックカラー41、42を介在させている。こ
のように、円筒ころ軸受31には分離を防止するための
構成要素が必要となり、円筒ころ軸受の組立を複雑化し
てしまうという欠点を有していた。
側端面近傍であって、内輪の内周面に嵌入溝が設けら
れ、内輪35、36及び円筒ころ37、38の分離を防
ぐためにロックカラー41、42を介在させている。こ
のように、円筒ころ軸受31には分離を防止するための
構成要素が必要となり、円筒ころ軸受の組立を複雑化し
てしまうという欠点を有していた。
【0005】また、別の従来例である内輪分離型複列密
封型総円筒ころ軸受32が図4に一部断面図で示されて
いる。円筒ころ軸受32の構成は、図3に示された従来
の円筒ころ軸受31の構成とほぼ同じである。但し、軌
道輪と円筒ころの分離を防止するため、止め輪45、4
6を外輪33の内周面に設けられた嵌入溝に装着してい
る。尚、図示はしないが、外輪と内輪が画成する環状空
間の密封を実現するために通常、シール部材が更に設け
られている。
封型総円筒ころ軸受32が図4に一部断面図で示されて
いる。円筒ころ軸受32の構成は、図3に示された従来
の円筒ころ軸受31の構成とほぼ同じである。但し、軌
道輪と円筒ころの分離を防止するため、止め輪45、4
6を外輪33の内周面に設けられた嵌入溝に装着してい
る。尚、図示はしないが、外輪と内輪が画成する環状空
間の密封を実現するために通常、シール部材が更に設け
られている。
【0006】つまり、何れの従来の内輪分離型複列密封
型総円筒ころ軸受においても、組込み時又は取扱い時に
おける円筒ころおよび軌道輪の分離を防止するためにの
み用いる構成要素(ロックカラー、止め輪)が必要であ
った。
型総円筒ころ軸受においても、組込み時又は取扱い時に
おける円筒ころおよび軌道輪の分離を防止するためにの
み用いる構成要素(ロックカラー、止め輪)が必要であ
った。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】従って、本発明で
は、従来の内輪分離型複列密封形円筒ころ軸受に必要と
なる特別の構成要素を用いること無く、既存の構成要素
を利用することにより組込み時又は取扱い時に生じる円
筒ころおよび軌道輪の分離を防止する機構を提供するこ
とを目的とする。
は、従来の内輪分離型複列密封形円筒ころ軸受に必要と
なる特別の構成要素を用いること無く、既存の構成要素
を利用することにより組込み時又は取扱い時に生じる円
筒ころおよび軌道輪の分離を防止する機構を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の内輪分離型複列密封型円筒ころ軸受は、内
輪の外周面と外輪の内周面との間には左右一対の環状部
材が設けられ、該環状部材は、該外輪に取り付けられ、
その軸方向の剛性が大きくされた芯金材部と、前記芯金
材部に一体化され、その内周端が該内輪に接触するシー
ル部とからなり、前記芯金材部の円筒ころ側の端面が前
記シール部の円筒ころ側の端面より円筒ころ側にあるこ
とを特徴としている。
め、本発明の内輪分離型複列密封型円筒ころ軸受は、内
輪の外周面と外輪の内周面との間には左右一対の環状部
材が設けられ、該環状部材は、該外輪に取り付けられ、
その軸方向の剛性が大きくされた芯金材部と、前記芯金
材部に一体化され、その内周端が該内輪に接触するシー
ル部とからなり、前記芯金材部の円筒ころ側の端面が前
記シール部の円筒ころ側の端面より円筒ころ側にあるこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明は、潤滑剤等を充填し維持するため軸受
内空間(環状空間)を密封するための構成要素であるシ
ール部材に、円筒ころの軸方向の移動を規制する効果を
持たせることにより、円筒ころおよび軌道輪の分離防止
にのみ必要な構成要素を用いること無く、組込み時又は
取扱い時における分離を防止できる。
内空間(環状空間)を密封するための構成要素であるシ
ール部材に、円筒ころの軸方向の移動を規制する効果を
持たせることにより、円筒ころおよび軌道輪の分離防止
にのみ必要な構成要素を用いること無く、組込み時又は
取扱い時における分離を防止できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
説明する。図1は本発明の実施例である内輪分離型複列
密封型総円筒ころ軸受の部分断面図であり、図2は図1
の環状部材の拡大部分断面図である。
説明する。図1は本発明の実施例である内輪分離型複列
密封型総円筒ころ軸受の部分断面図であり、図2は図1
の環状部材の拡大部分断面図である。
【0011】密封型円筒ころ軸受は軸方向に並置した二
つの内輪5、6と、外輪3と、両輪間に配置された複数
の円筒ころ7、8と、外輪の内周面上で各円筒ころ7、
8の軸方向外側に配置された一対の環状部材11、12
とから成る。内輪5、6の軌道溝17、18と外輪3の
軌道溝23、24との間に円筒ころ7、8が配置されて
いる。即ち、円筒ころを保持するための保持器は設けら
れていない。
つの内輪5、6と、外輪3と、両輪間に配置された複数
の円筒ころ7、8と、外輪の内周面上で各円筒ころ7、
8の軸方向外側に配置された一対の環状部材11、12
とから成る。内輪5、6の軌道溝17、18と外輪3の
軌道溝23、24との間に円筒ころ7、8が配置されて
いる。即ち、円筒ころを保持するための保持器は設けら
れていない。
【0012】詳述すると、図1及び図2から明らかなよ
うに、内輪5、6はその外周面中央部には環状で断面矩
形状の軌道溝19、20が設けられ、その軌道溝19、
20各々の一側に環状部材11、12が当接している。
外輪3の中央部に設けられて半径方向内方に突出する環
状の突出部4の軸方向両側に軌道面23、24が設けら
れている。更に、外輪3の内周面の両端に幅の狭い一対
の嵌入溝21、22を有し、環状部材11、12を図1
に示すように円筒ころ軸受1に組み込まれると、環状部
材11、12は外輪3及び内輪5、6に接触し、外輪3
の内周面と内輪5、6の外周面が画成する環状空間を密
封する。
うに、内輪5、6はその外周面中央部には環状で断面矩
形状の軌道溝19、20が設けられ、その軌道溝19、
20各々の一側に環状部材11、12が当接している。
外輪3の中央部に設けられて半径方向内方に突出する環
状の突出部4の軸方向両側に軌道面23、24が設けら
れている。更に、外輪3の内周面の両端に幅の狭い一対
の嵌入溝21、22を有し、環状部材11、12を図1
に示すように円筒ころ軸受1に組み込まれると、環状部
材11、12は外輪3及び内輪5、6に接触し、外輪3
の内周面と内輪5、6の外周面が画成する環状空間を密
封する。
【0013】また、外輪3の外周面の両側に一対の嵌入
溝25、26が設けられ、付勢部材9、10が嵌合し、
円筒ころ軸受1の半径方向に接圧を与えている。これに
より円筒ころ7、8の転動により外輪3が内輪5、6に
対して相対回転する際、適度の摩擦抵抗が外輪3、円筒
ころ7、8および内輪17、18の当接部に加えられ
る。尚、本実施例では総円筒ころタイプの軸受を採用し
ているので、保持器を有するタイプの軸受と比較すると
軸方向及び半径方向の負荷容量が増大する。
溝25、26が設けられ、付勢部材9、10が嵌合し、
円筒ころ軸受1の半径方向に接圧を与えている。これに
より円筒ころ7、8の転動により外輪3が内輪5、6に
対して相対回転する際、適度の摩擦抵抗が外輪3、円筒
ころ7、8および内輪17、18の当接部に加えられ
る。尚、本実施例では総円筒ころタイプの軸受を採用し
ているので、保持器を有するタイプの軸受と比較すると
軸方向及び半径方向の負荷容量が増大する。
【0014】本発明の実施例に用いられる環状部材1
1、12は互いに左右対称の形状を有するため環状部材
11についてのみ、図2を参照しつつ説明する。
1、12は互いに左右対称の形状を有するため環状部材
11についてのみ、図2を参照しつつ説明する。
【0015】本発明の環状部材11は、いわゆる接触シ
ールであり、芯金材部13とシール部15から成る組立
品である。芯金材部13の断面はほぼS字状であり、外
輪3の嵌入溝21に嵌入されているのは、固定部13a
であり、固定部13aから連続してほぼ軸方向外方に延
在するのは補強部13bである。さらに、補強部13b
に連続して取付部13cが、外輪3の半径方向内方に延
在している。補強部13bは、円筒ころ7の端面が固定
部13aに当接した場合に、円筒ころ7の更なる軸方向
の移動を規制できるように、芯金材部13に剛性を付与
している。
ールであり、芯金材部13とシール部15から成る組立
品である。芯金材部13の断面はほぼS字状であり、外
輪3の嵌入溝21に嵌入されているのは、固定部13a
であり、固定部13aから連続してほぼ軸方向外方に延
在するのは補強部13bである。さらに、補強部13b
に連続して取付部13cが、外輪3の半径方向内方に延
在している。補強部13bは、円筒ころ7の端面が固定
部13aに当接した場合に、円筒ころ7の更なる軸方向
の移動を規制できるように、芯金材部13に剛性を付与
している。
【0016】一方、シール部15は、外輪の内周面に接
するシール上部15aと、半径方向下方に連続して延在
し、内輪5の外周面に当接するシール下部15bから成
る。シール上部15aは芯金材部13の補強部13bお
よび取付部13cをほぼ取り囲み、外輪3の内周面23
に接触している。シール下部15bは、シール上部15
aより連続し断面がほぼ横V字状の屈曲部15cを有
し、シール下部15bの先端部15eは内輪5の外周面
に当接している。屈曲部15cが撓むことにより、シー
ル下部15bの先端部15eは円筒ころ軸受1の半径方
向へ多少撓むことができ、内輪5との当接が確実とな
る。よって、円筒ころ軸受1の環状空間の密封を確実な
ものとすることができる。
するシール上部15aと、半径方向下方に連続して延在
し、内輪5の外周面に当接するシール下部15bから成
る。シール上部15aは芯金材部13の補強部13bお
よび取付部13cをほぼ取り囲み、外輪3の内周面23
に接触している。シール下部15bは、シール上部15
aより連続し断面がほぼ横V字状の屈曲部15cを有
し、シール下部15bの先端部15eは内輪5の外周面
に当接している。屈曲部15cが撓むことにより、シー
ル下部15bの先端部15eは円筒ころ軸受1の半径方
向へ多少撓むことができ、内輪5との当接が確実とな
る。よって、円筒ころ軸受1の環状空間の密封を確実な
ものとすることができる。
【0017】屈曲部15cの円筒ころ側には円筒ころ軸
受1の半径方向に平坦面15dがあり、平坦面15dと
固定部13aの円筒ころ側の平坦面13dは、距離dだ
け円筒ころの軸方向に離間する構成である。つまり、固
定部13aが環状部材15よりも円筒ころ側に存在する
ので、円筒ころ7および内輪5が軸方向外方に過度に移
動した場合にも、円筒ころ7の外側端面を固定部13a
において規制することができる。こうして、本発明の環
状部材11は円筒ころ軸受の環状空間内を所望の密封度
に維持しつつ、更に円筒ころおよび内輪の分離を防ぐこ
とが可能となる。
受1の半径方向に平坦面15dがあり、平坦面15dと
固定部13aの円筒ころ側の平坦面13dは、距離dだ
け円筒ころの軸方向に離間する構成である。つまり、固
定部13aが環状部材15よりも円筒ころ側に存在する
ので、円筒ころ7および内輪5が軸方向外方に過度に移
動した場合にも、円筒ころ7の外側端面を固定部13a
において規制することができる。こうして、本発明の環
状部材11は円筒ころ軸受の環状空間内を所望の密封度
に維持しつつ、更に円筒ころおよび内輪の分離を防ぐこ
とが可能となる。
【0018】なお、本実施例では、環状部材のシール下
部の断面が屈曲する構成であるが、軸受内部の環状空間
を密封することができる構成であれば横V字形状以外で
もよい。
部の断面が屈曲する構成であるが、軸受内部の環状空間
を密封することができる構成であれば横V字形状以外で
もよい。
【0019】また、上記実施例は、本発明を内輪分離型
複列密封型総円筒ころ軸受に適用したものであったが、
本発明は他のタイプの軸受においても用いることができ
る。
複列密封型総円筒ころ軸受に適用したものであったが、
本発明は他のタイプの軸受においても用いることができ
る。
【0020】
【本発明の効果】本発明により、次のような効果が得ら
れる。 (1)本発明の環状部材を含む軸受は、本来の密封機能
を維持しつつ、円筒ころ及び内輪を規制する機能を有す
るので円筒ころおよび軌道輪の分離を防止がされる。
れる。 (1)本発明の環状部材を含む軸受は、本来の密封機能
を維持しつつ、円筒ころ及び内輪を規制する機能を有す
るので円筒ころおよび軌道輪の分離を防止がされる。
【0021】(2)円筒ころおよび軌道輪の分離を防止
する目的のみのためには、特別な構成要素を必要としな
い。従って、従来の円筒ころ軸受に必要な部品数を削減
できる。
する目的のみのためには、特別な構成要素を必要としな
い。従って、従来の円筒ころ軸受に必要な部品数を削減
できる。
【0022】(3)止め輪に円筒ころ軸受の環状空間の
密封機能をもたせることにより、密封するためのみの構
成が不要となり円筒ころ軸受の軸方向のスペースを小さ
くできる。
密封機能をもたせることにより、密封するためのみの構
成が不要となり円筒ころ軸受の軸方向のスペースを小さ
くできる。
【図1】本発明の実施例による内輪分離型複列密封型総
円筒ころ軸受の一部断面図である。
円筒ころ軸受の一部断面図である。
【図2】図1の環状部材の拡大断面図である。
【図3】従来のロックカラーを使用した内輪分離型複列
密封型総円筒ころ軸受の断面図である。
密封型総円筒ころ軸受の断面図である。
【図4】従来の止め輪を使用した内輪分離型複列密封型
総円筒ころ軸受の断面図である。
総円筒ころ軸受の断面図である。
1 内輪分離型複列密封型総円筒ころ軸受 3 外輪 5、6 内輪 7、8 円筒ころ 9、10 付勢部材 11、12 環状部材 13、14 芯金材部 15、16 シール部
Claims (1)
- 【請求項1】 内輪分離型複列密封型円筒ころ軸受にお
いて、 内輪の外周面と外輪の内周面との間には左右一対の環状
部材が設けられ、該環状部材は、該外輪に取り付けら
れ、その軸方向の剛性が大きくされた芯金材部と、前記
芯金材部に一体化され、その内周端が該内輪に接触する
シール部とからなり、前記芯金材部の円筒ころ側の端面
が前記シール部の円筒ころ側の端面より円筒ころ側にあ
ることを特徴とする内輪分離型複列密封型円筒ころ軸
受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10144058A JPH11336775A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 内輪分離型複列密封型円筒ころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10144058A JPH11336775A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 内輪分離型複列密封型円筒ころ軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11336775A true JPH11336775A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15353342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10144058A Pending JPH11336775A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 内輪分離型複列密封型円筒ころ軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11336775A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100189387A1 (en) * | 2009-01-29 | 2010-07-29 | Jtekt Corporation | Rolling bearing |
US20120170882A1 (en) * | 2011-01-02 | 2012-07-05 | Asia Vital Components Co., Ltd. | Fan bearing retaining structure |
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JPH0439329U (ja) * | 1990-07-30 | 1992-04-03 | ||
JPH0673448U (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-18 | エヌティエヌ株式会社 | 固体潤滑転がり軸受 |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP10144058A patent/JPH11336775A/ja active Pending
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