JPH11336708A - ロッドレスシリンダ - Google Patents

ロッドレスシリンダ

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JPH11336708A
JPH11336708A JP14124798A JP14124798A JPH11336708A JP H11336708 A JPH11336708 A JP H11336708A JP 14124798 A JP14124798 A JP 14124798A JP 14124798 A JP14124798 A JP 14124798A JP H11336708 A JPH11336708 A JP H11336708A
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JP
Japan
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slider
tube
rodless cylinder
tubes
guide rod
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Application number
JP14124798A
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English (en)
Inventor
Terumasa Takeuchi
輝正 竹内
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブとスライダとの間のガタを大幅に低
減させることができるロッドレスシリンダを提供する。 【解決手段】 一対のヘッドカバー2の間に複数のシリ
ンダチューブ4を互いに平行に設けた。シリンダチュー
ブ4内にはピストン8を配設し、各シリンダチューブ4
には共通のスライダ20を同チューブ4外に設けた。そ
して、このスライダ20をピストン8の移動に伴ってシ
リンダチューブ4の延びる方向へ移動可能に設けてい
る。ここで、シリンダチューブ4とは別に、同チューブ
4と平行に延びかつ同チューブ4より高剛性のガイドロ
ッド28を設けて、そのガイドロッド28によりスライ
ダ20を支持するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに並行に延び
る複数のチューブに共通のスライダを備えたロッドレス
シリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロッドを備えていないタイプのシ
リンダ(いわゆるロッドレスシリンダ)は、シリンダチ
ューブ内に配設されたピストンの移動とともに同チュー
ブ外に設けられたスライダを移動させるようになってい
る。
【0003】このロッドレスシリンダの代表的なものと
して、ピストンとスライダとの間に作用する磁気吸引力
により、スライダをピストンの移動に追従させているも
のが数多く知られている。これは、一般的にマグネット
式ロッドレスシリンダと呼ばれている。その例として、
実開平3−44213号公報に開示されているものがあ
る。
【0004】前記公報に開示されたロッドレスシリンダ
では、一対のヘッドカバーの間に一対のシリンダチュー
ブが平行に架設されている。この両シリンダチューブは
非磁性体材料から形成されている。両シリンダチューブ
内にはそれぞれピストンが移動可能に配設され、このピ
ストンによって両シリンダチューブはそれぞれ2つの圧
力作用室に区画されている。一方のヘッドカバーには、
同ヘッドカバー側にある両シリンダチューブの圧力作用
室同士を連通する連通孔が形成されるとともに、その連
通孔に連通するポートが設けられている。また、他方の
ヘッドカバーにも同様に、連通孔及びポートが設けられ
ている。
【0005】前記シリンダチューブの外側には、同チュ
ーブの長手方向に沿って一対のヘッドカバー間を移動可
能なスライダが設けられている。このスライダにはシリ
ンダチューブの長手方向両側に貫通する一対の貫通孔が
形成され、この両貫通孔に一対のシリンダチューブがそ
れぞれ挿通されている。スライダとピストンとの間には
磁気吸引力が作用し、それによりスライダがピストンに
追従して移動するように構成されている。
【0006】従って、このロッドレスシリンダでは、一
方のポートに駆動流体を供給すれば、両シリンダチュー
ブの圧力作用室のうち、流体が供給されたポートがある
ヘッドカバー側の圧力作用室に駆動流体が供給され、両
ピストンが他方のヘッドカバー側へ移動する。それに伴
い、スライダがピストンの移動に追従して移動するよう
になっている。
【0007】このとき、一方のシリンダチューブは他方
のシリンダチューブの長手方向を中心としたスライダの
相対回転を防止するためのガイドを兼ねており、スライ
ダがそのような相対回転をしないようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、マ
グネット式ロッドレスシリンダにおけるシリンダチュー
ブは、そのチューブ自体の剛性が低く、また軸受け部に
対する許容面圧も小さい。上記従来のロッドレスシリン
ダでは、このような剛性の低いシリンダチューブにガイ
ド機能を持たせている。このため、こじり等を考慮する
とシリンダチューブとスライダとの間には自ずとガタを
設ける必要がある。
【0009】しかしながら、このようにガタを設けるこ
とは、スライダの円滑な移動が大きく妨げられる原因と
なり、スライダの正確な移動精度を得ることができない
という不都合がある。
【0010】ここで、この問題を解決する手段の1つと
して、シリンダチューブの剛性を高くするために同チュ
ーブの肉厚をより大きくすることが考えられる。しかし
ながら、シリンダチューブを介してピストンとスライダ
との間に磁気吸引力を作用させることを考えれば、この
ような手段は実用的であるとはいえない。従って、マグ
ネット式ロッドレスシリンダにおいては、シリンダチュ
ーブの肉厚を上げて上記の問題を解決することは実用上
不可能である。
【0011】そこで、本発明は上記の問題を解決するた
めになされたものであって、その目的はチューブとスラ
イダとの間のガタを大幅に低減させることができるロッ
ドレスシリンダを提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、ロッドレスシ
リンダの大型化を極力避けながらチューブとスライダと
の間のガタを大幅に低減させることができるロッドレス
シリンダを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明では、一対のブロックの間に
複数のチューブを互いに平行に設け、その各チューブの
うち少なくとも1つのチューブ内にピストンを配設し、
各チューブに共通のスライダを同チューブ外に設け、ス
ライダをピストンの移動に伴ってチューブの延びる方向
へ移動可能に設けたロッドレスシリンダにおいて、前記
チューブとは別に、同チューブと平行に延びかつ同チュ
ーブより高剛性の支持部材を設け、その支持部材により
前記スライダを支持した。
【0014】請求項2に記載の発明では、一対のブロッ
クの間に複数のチューブを互いに並行に設け、その各チ
ューブ内にピストンを配設し、各ピストンに対応し各チ
ューブに共通のスライダを同チューブ外に設け、各ピス
トンとスライダとの間に作用する磁気吸引力により前記
スライダがピストンの移動に追従して移動するロッドレ
スシリンダにおいて、前記チューブとは別に、同チュー
ブと平行に延びかつ同チューブより高剛性の支持部材を
設け、その支持部材により前記スライダを支持した。
【0015】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載のロッドレスシリンダにおいて、前記支持部材
を各チューブの間に設けた。請求項4に記載の発明で
は、請求項1乃至3のいずれかに記載のロッドレスシリ
ンダにおいて、前記支持部材を一対のブロック間全域に
わたって設けた。
【0016】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
4のいずれかに記載のロッドレスシリンダにおいて、前
記支持部材をガイドロッドとし、前記スライダには前記
各チューブ間に同チューブの軸方向に貫通する貫通孔を
形成し、その貫通孔に前記ガイドロッドを挿通した。
【0017】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載のロッドレスシリンダにおいて、前記貫通孔の内周面
に前記ガイドロッドの軸受け部を設け、その軸受け部に
おける内部空間を前記ガイドロッドの断面形状と略同一
となるように形成し、その軸受け部によってスライダが
支持されるようにした。
【0018】請求項7に記載の発明では、請求項6に記
載のロッドレスシリンダにおいて、前記軸受け部を、ガ
イドロッドを互いに離れた位置で支持すべく、複数個離
間して設けた。
【0019】請求項8に記載の発明では、請求項6又は
7に記載のロッドレスシリンダにおいて、前記ガイドロ
ッドを断面非円形状とした。請求項9に記載の発明で
は、請求項1乃至4のいずれかに記載のロッドレスシリ
ンダにおいて、前記支持部材をガイドレールとし、前記
スライダにはガイドレールに対しその長手方向からみて
上下左右方向の移動及び同長手方向を中心とした回転が
ほとんど阻止されるように支持されたガイド体を一体的
に設けた。
【0020】請求項10に記載の発明では、請求項9に
記載のロッドレスシリンダにおいて、前記スライダのワ
ーク載置面と相対する一面に、その移動方向に貫通する
切欠き部を設け、その切欠き部に前記ガイド体及びガイ
ドレールを配設した。
【0021】請求項11に記載の発明では、請求項1乃
至10のいずれかに記載のロッドレスシリンダにおい
て、前記一対のヘッドカバーの互いに相対する一面に、
それぞれ嵌合凹部を形成し、支持部材の両端部をその嵌
合凹部に嵌め込んだ。
【0022】従って、請求項1に記載の発明によれば、
チューブ内に配設されたピストンの移動に伴って移動す
るスライダが、チューブとは別に支持部材によって支持
されているため、スライダは主としてその支持部材に支
持されて移動する。この支持部材はチューブよりも高剛
性のものが用いられている。このため、支持部材がない
とスライダがチューブに対して相対移動及び相対回転し
てしまう場合に、その移動及び回転が支持部材によって
大幅に抑えられる。その結果、チューブとスライダとの
間のガタが大幅に低減される。
【0023】請求項2に記載の発明によれば、磁気吸引
力によりチューブ内に配設されたピストンの移動に追従
して移動するスライダが、チューブとは別に支持部材に
よって支持されているため、スライダは主としてその支
持部材に支持されて移動する。この支持部材はチューブ
よりも高剛性のものが用いられている。このため、支持
部材がないとスライダがチューブに対して相対移動及び
相対回転してしまう場合に、その移動及び回転が支持部
材によって大幅に抑えられる。その結果、チューブとス
ライダとの間のガタが大幅に低減される。
【0024】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の作用が得られる。それに加え、支
持部材が複数のチューブの間に設けられていることか
ら、チューブの間のスペースが有効に活用され、支持部
材を設けることによるロッドレスシリンダの大型化が極
力避けられる。これにより、ロッドレスシリンダ周囲の
スペースを有効に活用することが可能となる。
【0025】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3のいずれかに記載の発明の作用が得られる。それ
に加え、スライダはその移動範囲全域にわたって主とし
て支持部材に支持されて移動する。このため、チューブ
とスライダとの間のガタがスライダの移動範囲全域にわ
たって低減される。
【0026】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至4のいずれかに記載の発明の作用が得られる。それ
に加え、支持部材をスライダの貫通孔に挿通されるガイ
ドロッドとしたことにより、スライダは主としてそのガ
イドロッドに支持されて移動する。このようにガイドロ
ッドを支持部材として用いる場合には、その構成が比較
的に簡単でありロッドレスシリンダが容易に製造され
る。また、請求項3に記載の発明と組み合わせた場合に
は、ガイドロッドはスライダの外周面から突出すること
がなくなるため、ロッドレスシリンダの大型化がより一
層避けられる。それにより、ロッドレスシリンダ周囲の
スペースをより一層有効に活用することが可能となる。
しかも、ガイドロッドを備えていない従来のスライダ
に、チューブ間のスペースにおいて貫通孔を形成してガ
イドロッドを挿通させることも可能である。このため、
製造が容易で極めて汎用性の高い構成となり得る。
【0027】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明の作用が得られる。それに加え、ガイドロ
ッドの軸受け部によりスライダのチューブに対する相対
移動が大幅に抑えられる。
【0028】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
に記載の発明の作用が得られる。それに加え、ガイドロ
ッドを互いに離れた位置で支持すべく、軸受け部を複数
個離間して設けたことにより、ガイドロッドが軸受け部
においてぐらつくことなく確実に支持される。
【0029】請求項8に記載の発明によれば、請求項6
又は7に記載の発明の作用が得られる。それに加え、ガ
イドロッドの断面が非円形状に形成されているため、チ
ューブの長手方向からみて上下左右方向へのスライダの
相対移動だけでなく、同長手方向を中心としたスライダ
の相対回転も大幅に抑えられる。このため、チューブと
スライダとの間のガタもより一層大幅に低減される。
【0030】請求項9に記載の発明によれば、請求項1
乃至4のいずれかに記載の発明の作用が得られる。それ
に加え、ガイドレールの長手方向からみて上下左右方向
へのスライダの相対移動及び同長手方向を中心としたス
ライダの相対回転がほぼ確実に阻止される。これによ
り、上記ガイドロッドを用いる場合に比べてさらにより
一層大幅にスライダのガタが低減される。
【0031】請求項10に記載の発明によれば、請求項
9に記載の発明の作用が得られる。それに加え、スライ
ダのワーク載置面と相対する一面に設けた切欠き部にガ
イド体及びガイドレールを配設したため、ガイドレール
及びガイド体がスライダの外周面から突出することがな
くなる。これにより、ロッドレスシリンダの大型化が避
けられ、ロッドレスシリンダ周囲のスペースを有効に活
用することが可能となる。
【0032】請求項11に記載の発明によれば、請求項
1乃至10のいずれかに記載の発明の作用が得られる。
それに加え、支持部材はその両端とヘッドカバーの嵌合
凹部とを互いに嵌め込むだけで組み付けられるため、ロ
ッドレスシリンダの製造が極めて容易に行われる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、実施形態を図1〜図5に従
って説明する。図1は、ロッドレスシリンダ1を示して
いる。このロッドレスシリンダ1にはブロックとしての
ヘッドカバー2が一対設けられている。両ヘッドカバー
2はそれぞれ2つの貫通孔3が並設されている。そし
て、貫通孔3の開口には、一対のチューブとしてのシリ
ンダチューブ4が互いに平行となるようにその両端が嵌
め込まれている。このシリンダチューブ4は円筒状に形
成されている。両シリンダチューブ4は非磁性体材料か
ら形成され、長手方向の長さが略同じとなるように形成
されている。
【0034】なお、以下では説明の便宜上、図1におい
て左側のヘッドカバー2を第1のヘッドカバー2a、右
側のヘッドカバー2を第2のヘッドカバー2bとして説
明する。
【0035】前記各貫通孔3にはエンドキャップ5が嵌
め込まれている。エンドキャップ5のシリンダチューブ
4側端部は同チューブ4内に嵌め込まれている。その結
果、両シリンダチューブ4はその両端が封止され、内部
にピストン収容空間6が形成されている。エンドキャッ
プ5のシリンダチューブ4内に嵌め込まれた部分の外周
面とシリンダチューブ4の内周面との間には、ピストン
収容空間6内の駆動流体が漏れることを防止するガスケ
ット7が設けられている。
【0036】両シリンダチューブ4のピストン収容空間
6には、それぞれピストン8が配設されている。このピ
ストン8により、ピストン収容空間6は2つの圧力作用
室、即ち第1のヘッドカバー2a側の第1圧力作用室9
と第2のヘッドカバー2b側の第2圧力作用室10に区
画されている。ピストン8の外周面には、その移動方向
両端部においてパッキン11がそれぞれ設けられてい
る。このパッキン11によりピストン8とシリンダチュ
ーブ4の内周面との間のシールが確保されている。ま
た、シリンダチューブ4の内周面と摺動する部分である
ピストン8の外周面には、ウェアリング12が設けられ
ている。さらに、ピストン8にはその移動方向両端部
に、ゴム等の弾性材料からなる環状のクッションリング
13が設けられている。そして、このクッションリング
13により、ピストン8がエンドキャップ5と当接する
際に発生する衝撃が緩和される。
【0037】前記エンドキャップ5には、前記圧力作用
室9,10に連通する連通路14が形成されている。ま
た、エンドキャップ5の外周面には周溝15が形成さ
れ、この周溝15と前記連通路14とは互いに連通する
ように形成されている。各ヘッドカバー2において、2
つのエンドキャップ5のそれぞれに設けられた周溝15
間は、ヘッドカバー2に形成された通路16によって互
いに連通されている。そして、ヘッドカバー2にはエン
ドキャップ5の周溝15に連通し、この周溝15に駆動
流体を供給するポート17が1つ設けられている。周溝
15の軸方向両側には、この周溝15に供給された駆動
流体の漏れを防止するためのガスケット18が設けられ
ている。
【0038】このため、ポート18に駆動流体が供給さ
れると、この駆動流体は周溝15、連通路14及び通路
16を介して両シリンダチューブ4の圧力作用室9,1
0に供給され、両チューブ4に対応する2つのピストン
8がほぼ同期して移動するようになっている。
【0039】前記シリンダチューブ4には、同チューブ
4を挿通するスライダ20が設けられている。このスラ
イダ20は前記一対のヘッドカバー2の間に設けられ、
両ヘッドカバー2の間の範囲内でシリンダチューブ4の
長手方向に移動可能に設けられている。スライダ20に
は貫通孔21が形成されていて、この貫通孔21にシリ
ンダチューブ4が挿通されている。また、スライダ21
には貫通孔21の両端開口部付近において、シリンダチ
ューブ4の外周面に当接する環状のスクレーパ22が設
けられている。そして、スライダ21が移動する際に、
シリンダチューブ4の外周面に付着した塵や埃等の貫通
孔21内部への侵入がスクレーパ22によって極力防止
されている。
【0040】このスライダ20と前記ピストン8との間
には、シリンダチューブ4を介して磁気吸引力が作用す
るように構成されている。詳述すると、前記ピストン8
には、その移動方向中間部に環状の部材である永久磁石
23及びヨーク24が交互に配置されている。そして、
この永久磁石23及びヨーク24によってピストン8の
外周面が形成されている。また、スライダ20には、そ
の移動方向中間部に環状の永久磁石25及びヨーク26
が交互に配置され、貫通孔21の内周面を形成してい
る。この永久磁石25及びヨーク26は、その厚さや数
がピストン8側の永久磁石23及びヨーク24と同一で
あって、互いに対応する位置関係となるように設けられ
ている。ただ、ピストン8側の永久磁石23とスライダ
20側の永久磁石25とは、その極性が逆になるように
設けられている。これにより、ピストン8とスライダ2
0との間に磁気的な吸引力が作用し、スライダ20はピ
ストン8の移動に追従して移動するようになっている。
【0041】前記スライダ20には、その移動方向、即
ちシリンダチューブ4の長手方向に貫通する断面円形状
の貫通孔27が形成されている。この貫通孔27にはシ
リンダチューブ4の長手方向に延びる支持部材としての
中実のガイドロッド28が挿通されている。ガイドロッ
ド28はシリンダチューブ4よりも高剛性のものが使用
されている。例えば、シリンダチューブ4がアルミ材に
より形成され、ガイドロッド28が鋼材により形成され
ている。ガイドロッド28は所定の断面形状に形成さ
れ、その長手方向全域にわたり等断面形状となってい
る。
【0042】前記一対のヘッドカバー2には、互いに相
対する一面においてシリンダチューブ4の間、即ち同チ
ューブ4を嵌め込む貫通孔3の間に嵌合凹部29がそれ
ぞれ形成されている。嵌合凹部29にはガイドロッド2
8の両端部が嵌め込まれている。本実施形態では嵌合凹
部29はその断面形状がガイドロッド28の断面形状と
ほぼ同様の形状に形成されている。このため、ガイドロ
ッド28は前記一対のヘッドカバー2の間全域にわたっ
て設けられている。前記貫通孔27はシリンダチューブ
4を挿通する貫通孔21の間に設けられていて、ガイド
ロッド28は一対のシリンダチューブ2の間に設けられ
ている。
【0043】一方、前記スライダ20には前記貫通孔2
7の両端開口部付近においてガイドロッド28の軸受け
部を構成するブッシュ30が設けられている。ブッシュ
30の内部空間の断面形状は、ガイドロッド28の断面
形状と同様に形成され、このブッシュ30にガイドロッ
ド28が圧入されている。図2に示すように、本実施形
態ではガイドロッド28はその断面形状が円形に形成さ
れ、それによりブッシュ30の内部空間の断面形状も円
形に形成されている。また、ブッシュ30の内径は貫通
孔27の内径より若干小さく形成されている。
【0044】従って、ブッシュ30によってスライダ2
0がガイドロッド28に同ガイドロッド28の長手方向
に沿って摺動可能に支持されている。言い換えれば、ス
ライダ20の移動は主としてガイドロッド28によって
ガイドされている。図2に示したように、ブッシュ30
の内部空間とガイドロッド28の外周面とが同一の断面
円形状に形成されている本実施形態では、シリンダチュ
ーブ4の長手方向からみて上下左右方向へのスライダ2
0の相対移動が大幅に抑えられている。
【0045】次に、以上のように構成されたロッドレス
シリンダ1の作用を説明する。図1に示すように、スラ
イダ20が第1のヘッドカバー2a側に位置している状
態で、図示しない外部の配管を介して第1のヘッドカバ
ー2aに設けられたポート17に駆動流体を供給する。
すると、駆動流体はエンドキャップ5の周溝15、連通
路14及び通路16を介して2つのシリンダチューブ4
の第1圧力作用室9にほぼ同時に供給される。その結
果、両シリンダチューブ4内のピストン8はほぼ同期し
て第2のヘッドカバー2b側に移動する。第2のヘッド
カバー2bに設けられたポート17からは第2圧力作用
室10内の駆動流体が排出される。ピストン8との間に
磁気吸引力が作用するスライダ20は、そのピストン8
の移動に追従して第2のヘッドカバー2b側に移動す
る。そして、ピストン8のクッションリング13がエン
ドキャップ5に当接すると、その当接による衝撃がクッ
ションリング13によって緩和されるとともに、ピスト
ン8は停止する。それに伴ってスライダ20も停止す
る。
【0046】このスライダ20が第2のヘッドカバー2
b側に位置した状態で、図示しない外部の配管を介して
第2のヘッドカバー2bに設けられたポート17に駆動
流体を供給する。すると、駆動流体の流れは上記の場合
とは逆になり、両シリンダチューブ4内のピストン8は
ほぼ同期して第1のヘッドカバー2a側に移動する。ス
ライダ20は、そのピストン8の移動に追従して第1の
ヘッドカバー2a側に移動する。そして、ピストン8の
クッションリング13がエンドキャップ5に当接する
と、その当接による衝撃がクッションリング13によっ
て緩和されるとともに、ピストン8は停止する。それに
伴ってスライダ20も停止する。
【0047】ここで、上記したようにピストン8の移動
に追従してスライダ20が移動する際、スライダ20に
設けられたブッシュ30によってスライダ20はガイド
ロッド28に支持されている。そして、ブッシュ30の
内部空間とガイドロッド28の外周面とが略同一の断面
円形状に形成されているため、シリンダチューブ4の長
手方向からみて上下左右方向へのスライダ20の相対移
動を大幅に抑え得る構成となっている。従って、スライ
ダ20のガタを大幅に低減することができるようになっ
ている。
【0048】以下、本実施形態における特徴的な効果を
述べる。 (1)磁気吸引力によりシリンダチューブ4内に配設さ
れたピストン8の移動に追従して移動するスライダ20
が、シリンダチューブ4とは別にガイドロッド28によ
って支持されているため、スライダ20は主としてその
ガイドロッド28に支持されて移動する。そして、ガイ
ドロッド28はシリンダチューブ4よりも高剛性のもの
が使用されている。このため、ガイドロッド28がない
とスライダ20がシリンダチューブ4に対して相対移動
及び相対回転してしまう場合に、その移動及び回転がガ
イドロッド28によって大幅に抑えられる。その結果、
シリンダチューブ4とスライダ20との間のガタを大幅
に低減することができる。従って、スライダ20を円滑
に移動させることができ、スライダ20の正確な移動精
度を得ることができる。
【0049】(2)ガイドロッド28を複数のシリンダ
チューブ4の間に設けていることから、シリンダチュー
ブ4の間のスペースを有効に活用することができ、ガイ
ドロッド28を設けることによるロッドレスシリンダ1
の大型化を極力避けることができる。これにより、ロッ
ドレスシリンダ1周囲のスペースを有効に活用すること
ができる。
【0050】(3)ガイドロッド28が一対のヘッドカ
バー2間全域にわたって設けられているため、スライダ
20はその移動範囲全域にわたって支持される。このた
め、シリンダチューブ4とスライダ20との間のガタを
スライダ20の移動範囲全域にわたって低減することが
できる。
【0051】(4)スライダ20は、その貫通孔27に
挿通されるガイドロッド28に支持されて移動する。こ
のようにガイドロッド28を支持部材として用いる場合
には、その構成が比較的に簡単でありガイドロッド28
にスライダ20が支持されたロッドレスシリンダ1を容
易に製造することができる。
【0052】(5)ガイドロッド28を備えていない従
来のスライダに、シリンダチューブ間のスペースにおい
て貫通孔を形成してガイドロッド28を挿通させること
もできる。このため、製造が容易で極めて汎用性の高い
ロッドレスシリンダ1になり得る。
【0053】(6)ブッシュ30を、ガイドロッド28
を互いに離れた位置で支持すべく、複数個離間して設け
たことにより、ガイドロッド28をブッシュ30におい
てぐらつくことなく確実に支持することができる。
【0054】(7)一対のヘッドカバー2の互いに相対
する一面に、それぞれ嵌合凹部29をシリンダチューブ
4の間に形成し、ガイドロッド28の両端部をその嵌合
凹部29に嵌め込む構成とした。このため、ガイドロッ
ド28はその両端とヘッドカバー2の嵌合凹部29とを
互いに嵌め込むだけで組み付けられる。このため、ロッ
ドレスシリンダ1を組み付ける際に、シリンダチューブ
4をヘッドカバー2の貫通孔3に嵌め込むのと同様に、
ガイドロッド28とヘッドカバー2とを互いに嵌め込む
ことができる。それにより、ロッドレスシリンダ1の製
造を極めて容易に行うことができる。
【0055】尚、上記した実施形態は、例えば次のよう
に変更することも可能である。 ・図3に示すように、ガイドロッド28をその断面形状
が円形の上下両側を直線的に除去した形状に形成し、ブ
ッシュ30の内部空間の断面形状をそれに合わせた形状
としてもよい。この場合、シリンダチューブ4の長手方
向からみて上下左右方向へのスライダ20の相対移動を
大幅に抑えることができるのに加えて、同長手方向を中
心としたスライダ20の相対回転をも大幅に抑えること
ができる。従って、断面が円形状である場合に比べ大幅
にシリンダチューブ4とスライダ20との間のガタを低
減させることができる。また、断面円形状を呈する汎用
のロッドの一部を直線的に切り欠くことでガイドロッド
28を構成できるため、ガイドロッド28自体の製作を
容易に行うことができる。
【0056】・図4(a)に示すように、ガイドロッド
28をその断面形状が四角形状に形成したり、図4
(b)に示すように六角形状とし、ブッシュ30の内部
空間の断面形状もそれに合わせた形状としてもよい。ま
た、ガイドロッド28の断面形状が多角形状である場合
には、この四角形状及び六角形状に限定されるものでは
なく、三角形状や五角形状等の多角形状であってもよ
い。
【0057】・ガイドロッド28の断面形状は、図3に
示された円形状や図4に示された多角形状に限定される
ものではなく、楕円形状等の非円形状となるように形成
してもよい。
【0058】・図5に示すように、支持部材をガイドロ
ッド28に代えてガイドレール31を用いた構成として
もよい。この場合、スライダ20には、ガイドレール3
1に対しその長手方向からみて上下左右方向への相対移
動及び同長手方向を中心とした相対回転がほとんど阻止
されるように支持されたガイド体32を一体的に設け
る。この構成によれば、ガイドレール31の長手方向か
らみて上下左右方向へのスライダ20の相対移動及び同
長手方向を中心とした相対回転がほぼ確実に阻止され
る。従って、上記ガイドロッド28を用いる場合に比べ
てより一層大幅にスライダ20のガタを低減させること
ができる。
【0059】なお、スライダ20のワーク載置面20a
と相対する一面に、その移動方向に貫通する切欠き部3
3を設け、その切欠き部33に前記ガイド体32及びガ
イドレール31を配設するように構成すれば、そのガイ
ド体32及びガイドレール31がスライダ20の外周面
から突出することがなくなる。これにより、ロッドレス
シリンダ1の大型化を避けることができ、ロッドレスシ
リンダ1周囲のスペースを有効に活用することができ
る。
【0060】・軸受け部としては、ブッシュ30に代え
て互いに離間して設けられた複数のボールブッシュを用
い、このボールブッシュによりスライダ20をガイドロ
ッド28に支持するようにしてもよい。この場合、ボー
ルブッシュによりガイドロッド28の軸受け部における
精度が向上する。また、ボールブッシュを用いるととも
にガイドロッド28にはボールブッシュのボールが嵌合
するスプライン溝を長手方向に形成してもよい。この場
合、ガイドロッド28の長手方向を中心としたスライダ
20の回転がほとんど抑えられる。従って、ボールブッ
シュのみを用いる場合に比べてより一層大幅にシリンダ
チューブ4とスライダ20との間のガタを低減させるこ
とができる。
【0061】・図3及び図4に示すように、ガイドロッ
ド28をその長手方向の中心がシリンダチューブ4の長
手方向の中心とほぼ同一直線上に位置するように設けた
が、その長手方向からみて上下方向にずらして設けても
よい。
【0062】・ガイドロッド28が1本の場合について
説明したが、ガイドロッド28を2本以上の複数本設け
てもよい。 ・シリンダチューブ4が2本の場合について説明した
が、3本以上の複数本のシリンダチューブ4を設けても
よい。このように複数本設ければ、スライダ20の推力
を大きくすることができる。
【0063】・ピストン8及びスライダ20の両方に永
久磁石23,25を用いて両者の間に磁気吸引力を作用
させるようにしたが、一方のみに永久磁石を用いて他方
には磁性体を設けるように構成してもよい。
【0064】・本実施形態ではマグネット式ロッドレス
シリンダについて説明しているが、ロッドレスシリンダ
としてはこのマグネット式に限定されるものではなく、
例えばスリット式のロッドレスシリンダであってもよ
い。
【0065】・支持部材としてのガイドロッド28又は
ガイドレール31をシリンダチューブ4の間に設けるよ
うに構成したが、複数のシリンダチューブ4の外側に設
けるように構成してもよい。
【0066】・本実施形態では、一対のシリンダチュー
ブ4のうち両方にピストン8を配設しているが、一方の
シリンダチューブ4のみにピストン8を配設するように
構成してもよい。つまり、複数のシリンダチューブのう
ち、少なくとも1つのシリンダチューブにピストンが配
設されていればよい。この場合、ピストンが配設されて
いないシリンダチューブは、単なるチューブとしてみな
される。
【0067】次に、上記実施形態から把握できる請求項
以外の技術思想について、以下にその効果とともに記載
する。 ・請求項7において、ガイドロッドの断面形状を、円形
の一部を直線的に除去した形状とした。この構成によれ
ば、ガイドロッドの断面形状を円形の一部を直線的に除
去した形状としていることから、断面円形状を呈する汎
用のロッドの一部を直線的に切り欠くことでガイドロッ
ドを構成でき、ガイドロッド自体の製作が容易となる。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至11
に記載の発明によれば、スライダはチューブよりも高剛
性の支持部材に主に支持されて移動するため、支持部材
がないとスライダがチューブに対して相対移動及び相対
回転してしまう場合に、その移動及び回転が支持部材に
よって大幅に抑えられる。その結果、チューブとスライ
ダとの間のガタを大幅に低減することができる。
【0069】特に、請求項3に記載の発明によれば、支
持部材が複数のチューブの間に設けられていることか
ら、チューブの間のスペースが有効に活用され、支持部
材を設けることによるロッドレスシリンダの大型化を極
力避けることができる。これにより、ロッドレスシリン
ダ周囲のスペースを有効に活用することができる。
【0070】請求項4に記載の発明によれば、スライダ
はその移動範囲全域にわたって主として支持部材に支持
されて移動するため、チューブとスライダとの間のガタ
をスライダの移動範囲全域にわたって低減することがで
きる。
【0071】請求項5に記載の発明によれば、ガイドロ
ッドを支持部材として用いているため、その構成が比較
的に簡単でありロッドレスシリンダを容易に製造するこ
とができる。また、請求項3に記載の発明と組み合わせ
た場合には、ガイドロッドはスライダの外周面から突出
することがなくなるため、ロッドレスシリンダの大型化
をより一層避けることができる。それにより、ロッドレ
スシリンダ周囲のスペースをより一層有効に活用するこ
とができる。しかも、ガイドロッドを備えていない従来
のスライダに、チューブ間のスペースにおいて貫通孔を
形成してガイドロッドを挿通させることもできる。この
ため、製造が容易で極めて汎用性の高いロッドレスシリ
ンダとなり得る。
【0072】請求項6に記載の発明によれば、ガイドロ
ッドの軸受け部によりスライダのチューブに対する相対
移動を大幅に抑えることができる。請求項7に記載の発
明によれば、ガイドロッドを互いに離れた位置で支持す
べく、軸受け部を複数個離間して設けたことにより、ガ
イドロッドを軸受け部においてぐらつくことなく確実に
支持することができる。
【0073】請求項8に記載の発明によれば、ガイドロ
ッドの断面が非円形状に形成されているため、チューブ
の長手方向からみて上下左右方向へのスライダの相対移
動だけでなく、同長手方向を中心としたスライダの相対
回転も大幅に抑えられる。このため、チューブとスライ
ダとの間のガタをより一層大幅に低減することができ
る。
【0074】請求項9に記載の発明によれば、ガイドレ
ールの長手方向からみて上下左右方向へのスライダの相
対移動及び同長手方向を中心としたスライダの相対回転
をほぼ確実に阻止することができる。これにより、上記
ガイドロッドを用いる場合に比べてさらにより一層大幅
にスライダのガタを低減することができる。
【0075】請求項10に記載の発明によれば、ガイド
レール及びガイド体がスライダの外周面から突出するこ
とがなくなり、ロッドレスシリンダの大型化を避けるこ
とができ、ロッドレスシリンダ周囲のスペースを有効に
活用することができる。
【0076】請求項11に記載の発明によれば、支持部
材はその両端とヘッドカバーの嵌合凹部とを互いに嵌め
込むだけで組み付けられるため、ロッドレスシリンダの
製造を極めて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のロッドレスシリンダを示す断面
図。
【図2】 図1におけるA−A断面図。
【図3】 別例で図2と同じ断面をみた断面図。
【図4】 (a),(b)とも図3と同様に別例を示す
断面図。
【図5】 図3と同様に別例を示す断面図。
【符号の説明】
2…ブロックとしてのヘッドカバー、4…チューブとし
てのシリンダチューブ、8…ピストン、20…スライ
ダ、20a…ワーク載置面、27…貫通孔、28…支持
部材としてのガイドロッド、30…軸受け部としてのブ
ッシュ、31…支持部材としてのガイドレール、32…
ガイド体、33…切欠き部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のブロックの間に複数のチューブを
    互いに平行に設け、その各チューブのうち少なくとも1
    つのチューブ内にピストンを配設し、各チューブに共通
    のスライダを同チューブ外に設け、スライダをピストン
    の移動に伴ってチューブの延びる方向へ移動可能に設け
    たロッドレスシリンダにおいて、前記チューブとは別
    に、同チューブと平行に延びかつ同チューブより高剛性
    の支持部材を設け、その支持部材により前記スライダを
    支持したロッドレスシリンダ。
  2. 【請求項2】 一対のブロックの間に複数のチューブを
    互いに並行に設け、その各チューブ内にピストンを配設
    し、各ピストンに対応し各チューブに共通のスライダを
    同チューブ外に設け、各ピストンとスライダとの間に作
    用する磁気吸引力により前記スライダがピストンの移動
    に追従して移動するロッドレスシリンダにおいて、前記
    チューブとは別に、同チューブと平行に延びかつ同チュ
    ーブより高剛性の支持部材を設け、その支持部材により
    前記スライダを支持したロッドレスシリンダ。
  3. 【請求項3】 前記支持部材を各チューブの間に設けた
    請求項1又は2に記載のロッドレスシリンダ。
  4. 【請求項4】 前記支持部材を一対のブロック間全域に
    わたって設けた請求項1乃至3のいずれかに記載のロッ
    ドレスシリンダ。
  5. 【請求項5】 前記支持部材をガイドロッドとし、前記
    スライダには前記各チューブ間に同チューブの軸方向に
    貫通する貫通孔を形成し、その貫通孔に前記ガイドロッ
    ドを挿通した請求項1乃至4のいずれかに記載のロッド
    レスシリンダ。
  6. 【請求項6】 前記貫通孔の内周面に前記ガイドロッド
    の軸受け部を設け、その軸受け部における内部空間を前
    記ガイドロッドの断面形状と略同一となるように形成
    し、その軸受け部によってスライダが支持されるように
    した請求項5に記載のロッドレスシリンダ。
  7. 【請求項7】 前記軸受け部を、ガイドロッドを互いに
    離れた位置で支持すべく、複数個離間して設けた請求項
    6に記載のロッドレスシリンダ。
  8. 【請求項8】 前記ガイドロッドを断面非円形状とした
    請求項6又は7に記載のロッドレスシリンダ。
  9. 【請求項9】 前記支持部材をガイドレールとし、前記
    スライダにはガイドレールに対しその長手方向からみて
    上下左右方向の移動及び同長手方向を中心とした回転が
    ほとんど阻止されるように支持されたガイド体を一体的
    に設けた請求項1乃至4のいずれかに記載のロッドレス
    シリンダ。
  10. 【請求項10】 前記スライダのワーク載置面と相対す
    る一面に、その移動方向に貫通する切欠き部を設け、そ
    の切欠き部に前記ガイド体及びガイドレールを配設した
    請求項9に記載のロッドレスシリンダ。
  11. 【請求項11】 前記一対のヘッドカバーの互いに相対
    する一面に、それぞれ嵌合凹部を形成し、支持部材の両
    端部をその嵌合凹部に嵌め込んだ請求項1乃至10のい
    ずれかに記載のロッドレスシリンダ。
JP14124798A 1998-05-22 1998-05-22 ロッドレスシリンダ Pending JPH11336708A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098063A1 (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Howa Machinery, Ltd. マグネット式ロッドレスシリンダ
WO2006098062A1 (ja) * 2005-03-15 2006-09-21 Howa Machinery, Ltd. マグネット式ロッドレスシリンダ

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WO2006098062A1 (ja) * 2005-03-15 2006-09-21 Howa Machinery, Ltd. マグネット式ロッドレスシリンダ
JP2006258134A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Koganei Corp マグネット式ロッドレスシリンダ
US7669515B2 (en) 2005-03-15 2010-03-02 Howa Machinery, Ltd. Magnet type rodless cylinder

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