JPH1122703A - ロータリ・アクチュエータ - Google Patents

ロータリ・アクチュエータ

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JPH1122703A
JPH1122703A JP19336397A JP19336397A JPH1122703A JP H1122703 A JPH1122703 A JP H1122703A JP 19336397 A JP19336397 A JP 19336397A JP 19336397 A JP19336397 A JP 19336397A JP H1122703 A JPH1122703 A JP H1122703A
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cushion
piston
packing
holes
sleeve
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Tatsu Horiuchi
龍 堀内
Yoshihiro Takeda
義弘 武田
Masahito Sakamoto
雅人 坂本
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SMC Corp
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    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/02Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member
    • F15B15/06Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement
    • F15B15/065Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement the motor being of the rack-and-pinion type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリ・アクチュエータにおいて、シリン
ダ孔の中心軸線とクッション孔の中心軸線とが一致しな
くても、クッションスリーブとクッションパッキンとの
間に隙間が発生しないようにし、使用するエンドカバー
を1個にすることを課題とする。 【解決手段】 ラック・ピニオン式のロータリ・アクチ
ュエータ1において、本体2の一端に1個のエンドカバ
ー6が連結され、エンドカバー6に形成された複数のク
ッション孔34a,34bに、各ピストン11a,11bのクッ
ションスリーブ12a,12bがそれぞれ挿入可能に配置さ
れている。クッション孔34a,34bの環状溝8a,8b
にクッションパッキン7a,7bが長手方向及び長手方
向に垂直な方向に移動可能に挿入されている。クッショ
ンパッキン7a,7bの反ピストン側の側部のシール面
が環状溝8a,8bの反ピストン側の側面に当接可能に
配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンの直線運
動をラック及びピニオンを介して揺動運動に変換するロ
ータリ・アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】図3〜図5は従来の薄型ロータリ・アク
チュエータを示す。図3に示されているように、ロータ
リ・アクチュエータ1の本体2には、一対のシリンダ孔
10a,10bが本体2の長手方向に向き、互いに平行に配
設されている。シリンダ孔10a,10bにはピストン11
a,11bがそれぞれ摺動自在に嵌合され、ピストン11
a,11bの側部にラック15a,15bがそれぞれ形成さ
れ、ピストン11a,11bの一端(図3では左端)にはク
ッションスリーブ12a,12bがそれぞれ一体に連結され
ている。図3〜図5に明示されているように、平面視で
本体2の中央にはシャフト13が回動自在に配設され、シ
ャフト13と一体に形成されたピニオン14が、ピストン11
a,11bのラック15a,15bと係合されている。
【0003】各ピストン11a,11bの両端部の2つの環
状溝には、ピストンパッキン16a,16b及びウエアリン
グ17a,17bがそれぞれ装着され、ピストン11a,11b
の長手方向中央部の側部(ラック15a,15bの反対側)
の切欠には位置検出用のマグネット18a,18bがそれぞ
れ嵌合され固定されている。本体2の一側(図3では上
側)の上部には長手方向に貫通した連通路22aが形成さ
れ、本体2の他側(図3では下側)の下部には長手方向
に貫通した連通路22bが形成されている。カバー3の内
側凹部(不図示)にパッキン23が嵌合され、次いでプレ
ート21が当接され、2個の小ねじ27がプレート21の左右
方向中央で上下端部の挿通孔に挿通され、カバー3の雌
ねじに螺合されて連結されている。本体2の他端面に
は、Oリング付のガスケット20a,20b及びプレート21
・パッキン23・カバー3の結合体が当接され、4個の六
角穴付ボルト50をカバー3及びプレート21に挿通し、本
体2のボルト孔に螺合して各部材を連結している。な
お、プレート21の一対の筒状突起30a,30bは本体2の
シリンダ孔10a,10bに嵌合されている。
【0004】パッキン23には貫通された上側溝23a及び
下側溝23bが形成され、プレート21には一対の通孔24
a,24b及び25a,25bが形成され、カバー3には一対
の給排ポート26a,26bが形成されている。連通路22a
の他端はガスケット20aと一体のOリング、プレート21
の通孔24aを介してパッキン23の上側溝23aに連通さ
れ、上側溝23aはカバー3の給排ポート26bに連通され
るとともに、プレート21の通孔25bを介してシリンダ孔
10b内の右シリンダ室29bに連通されている。同様に、
連通路22bの他端はガスケット20bと一体のOリング、
プレート21の通孔24bを介してパッキン23の下側溝23b
に連通され、下側溝23bはカバー3の給排ポート26aに
連通されるとともに、プレート21の通孔25aを介してシ
リンダ孔10a内の右シリンダ室29aに連通されている。
【0005】一対のエンドカバー4a,4bには筒状突
起31a,31bが一体に形成され、各筒状突起31a,31b
がシリンダ孔10a,10bの一端(図3では左端)にそれ
ぞれぴったりと嵌合されている。各2個の六角穴付ボル
ト50が、各エンドカバー4a,4bの挿通穴に挿通さ
れ、本体2の一端のボルト孔に螺合され、各エンドカバ
ー4a,4bが本体2に連結されている。各エンドカバ
ー4a,4b(筒状突起31a,31bを含む)には長手方
向の中央孔が形成され、中央孔の内側(図3では右側)
半分はクッション孔34a,34bとなり、中央孔の残り半
分はボルト孔37a,37bとなっている。クッション孔34
a,34bはピストン11a,11bのクッションスリーブ12
a,12bが挿通可能に形成され、クッション孔34a,34
bの内側端の環状凹部には、クッションパッキン35a,
35bが圧入され固定されている。エンドカバー4aのク
ッション孔34aの軸心と本体2のシリンダ孔10aの軸心
とを一致させ、かつエンドカバー4bのクッション孔34
bの軸心と本体2のシリンダ孔10bの軸心とを一致させ
るため、エンドカバー4aとエンドカバー4bが別体に
形成されている。なお、ガスケット33a,33bがエンド
カバー4a,4bと本体2の一端面との間に配設され、
左シリンダ室28a,28bと外部との間を密封している。
【0006】エンドカバー4a,4bのボルト孔37a,
37bには、外側から六角穴付止めねじ38a,38bがそれ
ぞれ螺合され、止めねじ38a,38bには環状のダイスレ
ット39a,39bがそれぞれ係合され、次いでフランジ付
六角ナット40a,40bがそれぞれ螺合され固定されてい
る。また、エンドカバー4a,4bには、通孔42a,42
b、43a,43b、44a,44bがそれぞれ形成されてお
り、通孔42a,42bの他端(図5では右端)はそれぞれ
ガスケット33a,33bと一体のOリングを介して連通路
22a,22bの一端に連通されている。通孔43a、43bの
他端は筒状突起31a,31bの先端(図3では右端)に開
口され、通孔42a,42bの一端と通孔43a,43bの一端
は絞り弁46a,46bの弁室に連通され、通孔42a,42b
と通孔43a,43bとの間の連通量は絞り弁46a,46bに
よって調整されている。通孔42a,42bとクッション孔
34a,34b内のクッション室54a,54bとの間は通孔44
a,44bによってぞれぞれ連通されている。図4(a) に
示す位置において、クッションパッキン35aはクッショ
ン室54aから左シリンダ室28aへの流体の流れを許し
(クッションパッキン35aのリップがクッションスリー
ブ12aから離れて)、左シリンダ室28aからクッション
室54aへの流れを阻止する。
【0007】図4(b) 及び図5に示されているように、
平面視で本体2の中央には挿通孔が形成され、挿通孔の
下端部に環状凹部が形成され、挿通孔の上端部に環状凹
部49が形成されている。下端部の環状凹部に下側のベア
リング47bが嵌合され、ベアリング47bにシャフト13の
下側軸が装着され、シャフト13の下側軸下端は本体の下
側に突出している。上側のベアリング47aがカバー部材
48の下側凹部に嵌合され、カバー部材48・ベアリング47
aにシャフト13の上側軸51を挿通し、カバー部材48・ベ
アリング47aが本体2の環状凹部49に嵌合され、4個の
小ねじ27によりカバー部材48が本体2に結合されてい
る。シャフト13の上側軸51は本体2の上方に突出し、上
側軸51の長溝にキー52が嵌合されており、キー52には必
要に応じて不図示の作動アーム等の基端部が結合され
る。なお、本体2の側部にはピストン位置検出用のオー
トスイッチ19が配設されている。
【0008】給排ポート26aを空気圧源に連通させ、給
排ポート26bを大気に連通させたときの作動について説
明する。圧縮空気は、給排ポート26aからパッキン23の
下側溝23b、プレート21の通孔25aを通って右シリンダ
室29aに供給されるとともに、下側溝23bからプレート
21の通孔24b、本体2の連通路22b、エンドカバー4b
の通孔42b・44b、クッション室54bを通って(通孔42
bから絞り弁46b、通孔43bも通り)左シリンダ室28b
に供給される。左シリンダ室28a内の空気は、クッショ
ン室54a・通孔44a又は通孔43a・絞り弁46aを通って
通孔42aに流れ、更に本体2の連通路22a、プレート21
の通孔24a、パッキン23の上側溝23a、給排ポート26b
を通って大気に排出される。また、右シリンダ室29b内
の空気はプレート21の通孔25b、パッキン23の上側溝23
a、給排ポート26bを通って大気に排出される。従っ
て、ピストン11aは一端側へ移動し、ピストン11bは他
端側へ移動する。給排ポート26aを大気に連通させ、給
排ポート26bを空気圧源に連通させたとき、ピストン11
aは他端側へ移動し、ピストン11bは一端側へ移動す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図3及び図4(a) に示
すように、クッションパッキン35a,35bは環状凹部に
圧入されて動けない状態になっており、もしクッション
スリーブ12a,12bがどちらかへ偏心すると、クッショ
ンパッキン35a,35bの偏心側のリップ部分が押圧さ
れ、反対側のクッションパッキン35a,35bのリップ部
分とクッションスリーブ12aとの間に隙間ができ、その
隙間から流体が漏洩することとなる。こうした漏洩が生
じないようにするには、クッションスリーブ12a,12b
(シリンダ孔10a,10b)の中心軸線とクッションパッ
キン35a,35b(クッション孔34a,34b)の中心軸線
とが常に一致することが必要である。そして、1つのエ
ンドカバーに2つのクッション孔を形成し、2つのクッ
ション孔の中心軸線と2つのシリンダ孔の中心軸線とを
一致させるには、複雑で高級な機械加工が必要であり極
めて高価な部品となる。そこで、従来は、エンドカバー
を二つに分割し、各エンドカバー4a,4bの筒状突起
31a,31bをシリンダ孔10a,10bのそれぞれにぴった
りと嵌合させて、クッション孔とシリンダ孔の中心軸線
の一致を実現させている。エンドカバーを二つに分割し
て使用する場合には、部品点数と組付工数が多くなり、
相応のコスト高となっている。
【0010】本発明は、複数のシリンダ孔を有するロー
タリ・アクチュエータにおいて、シリンダ孔の中心軸線
とクッション孔の中心軸線とが一致しなくても、クッシ
ョンスリーブとクッションパッキンとの間に隙間が発生
しないようにし、使用するエンドカバーを1個にするこ
とを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を達
成するために、本体内に複数の平行なシリンダ孔が形成
され、各シリンダ孔にピストンが摺動可能に嵌合され、
各ピストンのラックがピニオンに係合されており、各ピ
ストンの両側のシリンダ室に導入された流体圧によって
各ピストンが互いに反対方向に駆動され、各ピストンの
往復運動がピニオンの回動運動に変換されるロータリ・
アクチュエータにおいて、本体の一端に1個のエンドカ
バーが連結され、エンドカバーに形成された複数のクッ
ション孔に、各ピストンのクッションスリーブがそれぞ
れ挿入可能に配置され、クッション孔の環状溝にクッシ
ョンパッキンが長手方向及び長手方向に垂直な方向に移
動可能に挿入され、クッションパッキンの反ピストン側
の側部のシール面が環状溝の反ピストン側の側面に当接
可能に配設されたことを第1の構成とする。本発明は、
第1の構成において、エンドカバーの内面に複数の筒状
突起が形成され、各筒状突起の外周面と各シリンダ孔の
内面との間に隙間が形成されたことを第2の構成とす
る。本発明は、第1又は第2の構成において、各クッシ
ョンスリーブの先端に先細部が形成され、クッションパ
ッキンに対してクッションスリーブが偏心しているとき
でも、クッションパッキン内にクッションスリーブの先
細部が挿入され、クッションパッキンがクッションスリ
ーブと同心軸線上に移動して、クッションパッキンとク
ッションスリーブとの間が密封されることを第3の構成
とする。本発明は、第1ないし第3のいずれか一つの構
成において、クッションスリーブがクッションパッキン
内に挿入されているとき、シリンダ室からクッション室
への流体の流れは、クッションパッキンが反ピストン側
に移動し、クッションパッキンのシール面と環状溝の反
ピストン側の側面とが接触して阻止され、クッション室
からシリンダ室への流体の流れは、クッションパッキン
がピストン側に移動し、クッションパッキンの外周面と
環状溝の底面との間を通って許容されることを第4の構
成とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明のロータリ
・アクチュエータの実施の形態の要部を示し、実施の形
態において図1及び図2に示さない部分の構成は従来例
と同様である。図1及び図2の説明において、図3〜図
5の従来例の部材と同一の部材には従来例と同一の符号
を付し、その説明は省略する。ロータリ・アクチュエー
タ1において、本体2内に複数(一対)の平行なシリン
ダ孔10a,10bが形成され、各シリンダ孔10a,10bに
ピストン11a,11bが摺動可能に嵌合されている。各ピ
ストン11a,11bのラック15a,15bがピニオン14に係
合されており、各ピストン11a,11bの両側のシリンダ
室28a・28b,29a・29bに導入された流体圧によって
各ピストン11a,11bが互いに反対方向に駆動され、各
ピストン11a,11bの往復運動がピニオン14の回動運動
に変換される。
【0013】1個のエンドカバー6の内側(図1では右
側)に2個の筒状突起31a,31bが一体に形成され、エ
ンドカバー6の内側の平坦部が本体2の一端(図1では
左端)に当接され、不図示のボルトによってエンドカバ
ー6が本体2に連結されている。このとき、筒状突起31
a,31bの外周面とシリンダ孔10a,10b内面との間に
は、図示のように相当大きな隙間が設けられており(シ
リンダ孔10a,10bに筒状突起31a,31bを嵌合させる
のではない)、仮にエンドカバー6の加工精度が低くて
も、エンドカバー6と本体2との連結が可能である。エ
ンドカバー6の内側には2個の環状溝が形成され、この
環状溝に環状のガスケット33a,33bがそれぞれ装着さ
れ、ガスケット33a,33bによってエンドカバー6の内
側面と本体2の一端面との間が密封され、左シリンダ室
28a,28bと外部との間が遮断されている。
【0014】エンドカバー6のクッション孔34a,34b
の内端(図1では右端)近傍に環状溝8a,8bが形成
され、環状溝8a,8bにクッションパッキン7a,7
bが長手方向(クッション孔34a,34bの軸線方向)及
び長手方向に垂直な方向に移動可能なフローティング状
態で挿入されている。クッションパッキン7a,7bの
反ピストン側(図1では左側)の側部にはシール面が形
成され、環状溝8a,8bの反ピストン側の側面に当接
して密封可能に配設されている。クッションパッキン7
a,7bの外周面には例えば長手方向の縦溝56が形成さ
れ、クッションパッキン7a,7bと環状溝8a,8b
の底部との間を長手方向に流体が流れるように構成され
ている。クッションパッキン7a,7bのピストン側の
側部にも例えば半径方向の凹溝が形成され、クッション
パッキン7a,7bと環状溝8a,8bのピストン側の
側面との間を半径方向に流体が流れるように構成されて
いる。クッションパッキン7a,7bの外径は環状溝8
a,8bの底部の直径よりも小さく、かつクッションパ
ッキン7a,7bが偏心位置にあるときでも、反ピスト
ン側のシール面の全体が環状溝8a,8bの反ピストン
側の側面に当接可能とされている。
【0015】エンドカバー6に形成された複数(ここで
は2個)のクッション孔34a,34bに、各ピストン11
a,11bのクッションスリーブ12a,12bがそれぞれ挿
入可能に配置されている。各クッションスリーブ12a,
12bの先端に先細部58が形成され、クッション孔34a,
34b・クッションパッキン7a,7bに対してクッショ
ンスリーブ12a,12b・シリンダ孔10a,10bが偏心し
ているときでも、クッションパッキン7a,7b内にク
ッションスリーブ12a,12bの先細部58が挿入可能であ
る。そして、クッションスリーブ12a,12bの先細部58
の挿入時に、クッションパッキン7a,7bが先細部58
の傾斜面に沿って移動し、クッションパッキン7a,7
bはクッションスリーブ12a,12bと同心軸線上に達す
る。そして、クッション孔34a,34bの中心軸線とシリ
ンダ孔10a,10bの中心軸線とが一致していない(偏心
している)場合でも、クッションパッキン7a,7bの
中心軸線はクッションスリーブ12a,12bの中心軸線と
一致し、クッションパッキン7a,7bとクッションス
リーブ12a,12bとの間に漏洩は生じない。クッション
パッキン7a,7bのリップの内径はクッションスリー
ブ12a,12bの外径よりも少々小さく形成されており、
クッションパッキン7a,7bにクッションスリーブ12
a,12bが挿入されているとき、クッションパッキン7
a,7bのリップの内面とクッションスリーブ12a,12
bの外面との間は十分密封されている。
【0016】クッションスリーブ12a,12bがクッショ
ンパッキン7a,7b内に挿入されているとき、左シリ
ンダ室28a,28bからクッション室54a,54bへの流体
の流れは、クッションパッキン7a,7bが反ピストン
側(図1では左側)に移動し、クッションパッキン7
a,7bのシール面と環状溝8a,8bの反ピストン側
の側面とが接触して阻止される。従って、ピストン11
a,11bの一端方向へのストローク端において、クッシ
ョンスリーブ12a,12bがクッションパッキン7a,7
b内に挿入されると、左シリンダ室28a,28b内の流体
は通孔43a,43b、絞り弁46a,46bのみを通って流出
するので、ピストン11a,11bが減速し、衝撃が吸収さ
れる。そして、クッション室54a,54bから左シリンダ
室28a,28bへの流体の流れは、クッションパッキン7
a,7bがピストン側(図1では右側)に移動し、クッ
ションパッキン7a,7bの外周面と環状溝8a,8b
の底面との間を通り、更にクッションパッキン7a,7
bのピストン側の側部と環状溝8a,8bのピストン側
の側面との間を通るので許容される。本発明の実施の形
態のその他のことは、従来例と同様である。
【0017】
【発明の効果】本発明においては、請求項1〜4記載の
構成を有するので、複数のシリンダ孔を有するロータリ
・アクチュエータにおいて、シリンダ孔の中心軸線とク
ッション孔の中心軸線とが一致しなくても、クッション
パッキンの中心軸線とクッションスリーブの中心軸線と
を一致させることができる。従って、クッションスリー
ブとクッションパッキンとの間に隙間が発生することが
なく、使用するエンドカバーを1個にすることができ
る。エンドカバーの数の減少にともない、組立工数が減
少し、コストが低減化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のロータリ・アクチュエー
タの一部破断平面図である。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3】従来のロータリ・アクチュエータの一部破断平
面図である。
【図4】図4(a) は図3のB部の拡大図であり、図4
(b) は図3のC−C線断面図である。
【図5】従来のロータリ・アクチュエータの分解斜視図
である。
【符号の説明】
1:ロータリ・アクチュエータ 2:本体 6:エンドカバー 7a,b:クッションパッキン 8a,b:環状溝 10a,b:シリンダ孔 11a,b:ピストン 12a,b:クッションスリーブ 14:ピニオン 15a,b:ラック 28a,b:左シリンダ室 29a,b:右シリンダ室 34a,b:クッション孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に複数の平行なシリンダ孔が形成
    され、各シリンダ孔にピストンが摺動可能に嵌合され、
    各ピストンのラックがピニオンに係合されており、各ピ
    ストンの両側のシリンダ室に導入された流体圧によって
    各ピストンが互いに反対方向に駆動され、各ピストンの
    往復運動がピニオンの回動運動に変換されるロータリ・
    アクチュエータにおいて、本体の一端に1個のエンドカ
    バーが連結され、エンドカバーに形成された複数のクッ
    ション孔に、各ピストンのクッションスリーブがそれぞ
    れ挿入可能に配置され、クッション孔の環状溝にクッシ
    ョンパッキンが長手方向及び長手方向に垂直な方向に移
    動可能に挿入され、クッションパッキンの反ピストン側
    の側部のシール面が環状溝の反ピストン側の側面に当接
    可能に配設されたことを特徴とするロータリ・アクチュ
    エータ。
  2. 【請求項2】 エンドカバーの内面に複数の筒状突起が
    形成され、各筒状突起の外周面と各シリンダ孔の内面と
    の間に隙間が形成された請求項1記載のロータリ・アク
    チュエータ。
  3. 【請求項3】 各クッションスリーブの先端に先細部が
    形成され、クッションパッキンに対してクッションスリ
    ーブが偏心しているときでも、クッションパッキン内に
    クッションスリーブの先細部が挿入され、クッションパ
    ッキンがクッションスリーブと同心軸線上に移動して、
    クッションパッキンとクッションスリーブとの間が密封
    される請求項1又は2記載のロータリ・アクチュエー
    タ。
  4. 【請求項4】 クッションスリーブがクッションパッキ
    ン内に挿入されているとき、シリンダ室からクッション
    室への流体の流れは、クッションパッキンが反ピストン
    側に移動し、クッションパッキンのシール面と環状溝の
    反ピストン側の側面とが接触して阻止され、クッション
    室からシリンダ室への流体の流れは、クッションパッキ
    ンがピストン側に移動し、クッションパッキンの外周面
    と環状溝の底面との間を通って許容される請求項1ない
    し3のいずれか1つに記載されたロータリ・アクチュエ
    ータ。
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