JP3596993B2 - 差動型油圧モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
2個の回転軸を有し、外部より供給される流体により2個の回転軸の差の速度で回転することを特徴とした差動型油圧モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
公開特許公報「平1−250661」、「昭61−153055」等に示されている機械−油圧変速機の構造の一部は本発明で対象としている差動型油圧モータと類似性を有しているが、これらの変速機は任意の油圧ポンプによる駆動するため不可欠なロータリポートによる流体の外部接続ポートを持っていないのと、入力軸と出力軸が固定されて配置の自由度は有していないなど差動型油圧モータとは本質的な相違を持っている。
【0003】
図16に典型的な斜板型ピストン油圧モータの構造図を示し、軸受90及び91で保持された回転軸10に接続保持されたシリンダブロック20は固定した斜板50にその一端を摺接され往復運動する多数のピストン30を液密摺動自在に挿入し各シリンダの底部にピストンが吸入又は吐出するためのポート22を有しており、これらは第18図に示すケーシングに固定された弁板80のポート84又は85にシリンダブロック20の回転により切換られ静止したケーシング70が有する外部接続ポートに液密摺動自在に流体を伝達する機能を有している。
【0004】
本発明の対象となる2個の回転軸を有し、外部より供給される流体により2個の回転軸の差の速度で回転することを特徴とした差動型油圧モータに関しては図16で示した典型的なピストン斜板式油圧モータを基礎にして図19に示すケーシング72が軸受92及び93で保持され第2の回転軸12として本来の回転軸11との間に差動動作を行わせる類似機構は特許公報「昭52−50340」等の構造の一部として示されている。
【0005】
このケーシング回転型と言われる差動型油圧モータは図16に示す油圧モータはケーシング70が静止しており弁板80を経由して直接外部ポートに接続されているのに対し第19図に示す差動型油圧モータではケーシング72が回転するため外部に接続されるポート84及び85は回転部より固定ケーシング71に液密摺動自在に流体を接続するためケーシング回転差動型油圧モータ特有のロータリポートを必要とする。
【0006】
この切換弁には図19に示す回転弁板方式ではなくシリンダブロック自体に放射状に組み込んだ図2に示すスプール型切換弁方式が機械−油圧変速機の機構の一部に例えば公開特許公報「平1−250661」等に示されている。
【0007】
この切換弁は図4に示すシリンダブロックに円環状のリング型切換弁を組み込んだ例が機械−油圧変速機の機構の一部に例えば公開特許公報「平1−250661」等に示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
第1の課題は図19に示すケーシング回転型差動油圧モータに関する。
【0009】
差動型油圧モータはその押し除け容積をU,入力軸12に機械的回転nXを与え,外部ポンプよりQの流量の流体を供給した場合、出力軸である軸11の回転速度はnY=(nX+nH)で表され、nH=(Q/U)は流体的入力であり出力軸は両速度が加算されるため出力軸である軸11の速度nYは流体のみで駆動される通常の油圧モータに比較してより高速回転が可能となる。
【0010】
差動型油圧モータへの機械的入力を軸12ではなく軸11に対して行い軸12を高速出力軸として両軸の機能を逆に使用することも可能である。
【0011】
軸11を機械的入力として軸12を流体入力が加算された出力軸とした場合、軸11に接続されているシリンダブロック20はnXの入力速度で駆動されるのに対し軸12は固定部71に流体を連通するためロータリポート28がより高速となる加算された回転速度nYで回転するためロータリポート28部での高速摺動による損失の増加及び耐久性の低下と言う技術上重大な問題を伴ってくる。
【0012】
軸12を機械的入力として軸11を流体入力が加算された出力軸とした場合、軸11に接続されているシリンダブロック20が高速回転となるnYで駆動されるためシリンダブロック20に摺動自在に装着されているピストン30に作用する遠心力はそのシリンダ中での位置が回転軸方向にずれてストロークしているためシリンダブロックを転倒させる有害なモーメントを誘発し弁板80との密着摺動性に悪影響が発生し焼付き及び性能低下が発生するため高速回転の許容上限を低く制限する必要がある。
【0013】
要約すれば図19に示すケーシング回転型は軸X又は軸Yの何れを出力軸に選んでも性能及び耐久性上で重大な問題を包含していると言える。
【0014】
第2の課題は図2に示すスプール型切換弁の有する技術的問題に関する。
【0015】
スプール型切換弁は公開特許公報「平1−250661」、「昭61−153055」等に示されている機械−油圧変速機は基本構造は異なるが類似の切換弁が使用されておりシリンダブロックのポート22に隣接して放射状に配置されるスプール型切換弁は第1の課題を解決する有力な手段ではあるが、この切換弁の機能上ポート84及び85を放射状に配列された2本の共通環状通路によりお互いに連結接続する必要があるため前記公開特許公報で使用されているスプール型切換弁ブロック内でこの共通環状通路を実際に加工することは生産技術上極めて困難な問題であり本方式の実用化を妨げる有力な因子となっている。
【0016】
第3の課題は図3、図4に示すリング型切換弁の有する技術的問題に関する。
【0017】
リング型切換弁は公開特許公報「平1−250661」等に示されている機械−油圧変速機の切換弁に使用され類似な構造を有しているが図3、図4に示す様にポート22をピストンの前進と後進に対応してリング型切換弁の外側室84と内側室85に切換る機能を有しているが、リング型切換弁の内側室85はシールリング29で圧力作用部分がシールされるためその圧力作用面積は小さく締結ボルト60によりカバーブロック27を安定に押付ることは困難ではない。
【0018】
しかしながら図3、図4に示すリング型切換弁25の外側室84は圧力作用面積が内側に比較して格段に増加するためリング型切換弁外側室84に高圧が作用する場合は図3、図4におけるカバーブロック27に対して大きな推力が作用してこの蓋部を安定の保持するのは困難となり、弁部に応力による歪みが発生してシール能力が低下による性能低下及び耐久性が低下すると言う大きな問題が発生する。
【0019】
第4の課題は図5、図6、図11、図12に示すデイスク型切換弁の有する技術的問題に関する。
【0020】
図5、図6、図11、図12に示すデイスク型切換弁(250)は切換弁機能はリング型切換弁と同じでありドライブロッド26を必要としないためその構造はリング型切換弁より単純であるが、外側室84に高圧が作用する場合のカバーブロック27に対して大きな推力が作用してこの蓋部を安定の保持するのは困難となり弁部に応力による歪みが発生してシール能力及び耐久性が低下すると言う大きな問題が発生するのはリング弁型と同様である。
【0021】
しかし図5、図6、図11、図12に示すデイスク型切換弁(250)はリング型切換弁のシールリング29に相当するシール部分が図11、図12に示す第2の同心円環液密摺動面(256)としてデイスク型切換弁自身が持っているため内側室85の圧力作用面積が大きくなり、内側室85に高圧が作用すればリング型切換弁(25)よりもはるかに大きな推力が発生し高圧が作用する締結ボルト60によりカバーブロック27を安定に押付ることは困難となる。
【0022】
図5、図6、図11、図12に示すデイスク型切換弁(250)で外側室84に高圧が作用する場合のカバーブロック27に対して大きな推力が作用してこの蓋部を安定の保持するのは困難となり、弁部に応力による歪みが発生してシール能力が低下による性能低下及び耐久性が低下すると言う大きな問題が発生するのはリング型切換弁型と同様である。
【0023】
第4の課題は図2、図3、図5、図6に示すリング型切換弁とデイスク型切換弁の変形による体積効率の低下に関する。
【0024】
第2、第3の課題として切換弁装着部の圧力による変形問題につき記載したが、図2、図3、図5、図6に示すリング型切換弁とデイスク型切換弁は何れも揺動ストロークを行うため内側室85、外側室84共に圧力作用中心が変動するため切換弁の密封度に影響する変形が不可避的に発生する。
【0025】
【問題を解決するための手段】
第1に図19に示すケーシング回転差動型油圧モータに関する問題点の解決手段に付いて説明する。
【0026】
第1の課題の所で述べた様に図19に示すケーシング回転差動型モータの場合は高速回転が技術的に困難であるシリンダブロック20とロータリポート28が双方とも別々の軸である軸Xと軸Yに分かれており駆動軸に軸X又は軸Yの何れを選択してもどちらかの部品は出力軸に接続され高速回転の対象とならざるを得ないためこの構造ではこの問題を解決することはできない。
【0027】
この対策で最も根本的なのは高速回転上問題のあるシリンダブロック20とロータリポート28の双方を同一駆動軸に移し一般に低速である入力軸で駆動させ、これら問題機能部品が全く接続されていない斜板側駆動軸13を専用の出力軸とすることでこの問題を解決することができる。
【0028】
図1、図3、図5、図7に第1の問題を解決するためポート22の切換弁と隣接してロータリポートの回転側部分ををシリンダブロック21に集中的に組み込んだ例を示す。
【0029】
図1の構造においては出力軸13は回転可能な斜板51と一体化され、他の一端に接続した偏芯軸15により放射状に配置されたスプール型切換弁23を入力軸14との差の角度で制御し、入力軸は問題の機能部品であるシリンダブロック21及びロータリポートを切換弁部と一体にして組み込み高速回転の能力が要求される出力軸からの影響を遮断することで前記問題点を解決している。
【0030】
図3の構造は切換弁にリング型切換弁25が使用されているものの図1の構造と同じ様にポート22の切換弁機能を全てシリンダブロック21に配置し、同時に隣接してロータリポートを機械的に組み込み、出力軸13は回転可能な斜板51と一体化され他の一端に接続した偏芯軸15により放射状に配置された複数のドライブロッド26に摺接してリング型切換弁25を揺動運動させることにより入力軸14との差の角度で制御し、問題の機能部品であるシリンダブロック及びロータリポートを切換弁部と一体にして入力軸14側に組み込まれ高速回転の能力が要求される出力軸13からの影響を遮断して同様に前記問題点を解決すると共にスプール型切換弁で発生するスプール頭部の飛び出しは発生しない。
【0031】
図5にリング型切換弁25と類似な機能を持ちより単純な構成のデイスク型切換弁250を使用した例を示す。
【0032】
第2に図1に示すシリンダブロック21のポート部22に組み込まれたスプール型切換弁23の問題点解決手段について説明するが、図1に示す切換弁は説明を容易にするため上死点及び下死点での位置を示しており各弁は閉の状態にあるべきながら、便宜上偏芯軸15が90度回転した位置を示している。
【0033】
第2の課題で述べたスプール型切換弁23はピストン数と同数が外周方向に向かい放射状に配置され、各スプールはシリンダブロック21のポート22をピストンの前進又は後退に応じて吐出側又は吸入側の共通ポート84又は85に接続する機能を有しておりこの多数のスプールポートを集合させるため2本の環状通路により連結する必要があるが、バルブ配置部分でこの様な環状通路を設けることなく各スプールのポートよりスプール数と同数の独立した通路を同芯円状の溝を持つポートブロック83の摺動面に導く。
【0034】
この摺動面に導かれた各スプールの独立ポートは液密摺動状態で密着して回転中のシリンダブロック21の端面に設けられたロータリポート摺動部で2重の同芯円状共通ポートに接続するか、ケーシング内に静止して配置された外部接続ポート84及び85に接続する図9及び図10に示すポートブロック83に設けた2個の同芯円状の共通ポートに接続することにより例えば公開特許公報「平1−250661」、「昭61−153055」等に示されている機械−油圧変速機のスプール型切換弁に使用される弁ブロック内の2本の共通環状ポートを加工する必要はなくこれらの機械−油圧変速機では存在していないロータリポート側に持たせることで困難な技術的問題を解決することができる。
【0035】
第3に図3に示すシリンダブロックのポート部22に組み込まれたリング型切換弁25に関する問題点の解決手段に付いて説明する。
【0036】
リング型切換弁25はその基本的配置上回転中心から遠い外周程圧力作用面積が増加することは避けられず、対策は回転軸と直角方向のカバーブロック27の摺動面又はポートブロック83に設けた同芯円ポート86の幅を増加することによりロータリポート摺動面で発生する圧力による逆向きの推力を増加させてリング弁の蓋であるカバーブロック27に逆向きの推力を加えることによりリング型切換弁外側室84に作用する推力を相殺しリング型切換弁の外周部周辺で発生する有害な歪みを除去することができる。
【0037】
この様にロータリポート部の同芯円ポート86の幅を増加させ摺動面で発生する圧力による逆向きの推力を増加させてその反力によりポートブロック83に対し摺動面から離反させる推力が発生するが、これを安定に摺動面に圧着させ離反力の増加に見合った推力を発生させるため図10に示すポートブロック後部に同芯の段付きの圧着用ピストン88及び89を設けることにより摺動面側への推力を適切な値に増加させることができる。
【0038】
この構造では図10に示すポートブロック後部の段付き圧着用ピストン88及び89の有効面積はリング弁25の外側室から発生する推力に合わせて自由に選択することが可能となり、またリング型切換弁25の外側室84に対応した押付ピストン88の有効面積と内側室85に対応する押付ピストン89の有効面積を独立に選択することが可能となり問題は解決される。
【0039】
第4に図5に示すデイスク型切換弁の内側室で発生する圧力による推力に関する問題点の解決手段に付いて説明する。
【0040】
図5、図6、図11、図12に示すデイスク型切換弁(250)は切換弁機能はリング型切換弁と同じであるがドライブロッド26を必要としないためその構造はリング型切換弁より単純であるが、リング型切換弁のシールリング29に相当するシール部分が図11、図12に示す第2の同心円環液密摺動面(256)としてデイスク型切換弁自身が持っているため内側室85の圧力作用面積が大きくなり、内側室85に高圧が作用すればリング型切換弁(25)よりもはるかに大きな推力が発生し第3の対策と類似するがポートブロック83の内側ポート87の幅を増加させると共に背面の内側の押付ピストン89の有効面積を独立に増加させて押付力を増加することにより問題は解決される。
【0041】
第4の課題であるリング型切換弁とデイスク型切換弁の変形による体積効率の低下に関する問題点の解決手段について説明する。
【0042】
第2、第3の課題として切換弁装着部の圧力による変形問題につき記載したが、図2、図3、図5、図6に示すリング型切換弁とデイスク型切換弁は何れも揺動ストロークを行うので内側室85、外側室84共に圧力作用中心が変動することによる切換弁の密封度に影響する移動する変形が不可避的に発生するため図12に示すデイスク型切換弁を図13に示すように円筒部を2枚の分割デイスク251、252に分割切断し、半割れのデイスク型切換弁251の第1の同心円環液密摺動面255の裏側近傍に第1の密封部材254を封入し更にデイスク型切換弁251の第2の同心円環液密摺動面256の裏側近傍に第2の密封部材253を封入し図8に示すように第1の密封部材254と第2の密封部材253の間で形成する面積を第1同心円環液密摺動面255及び第2同心円環液密摺動面256摺動部で発生する反発力以上の推力を発生する値に設定し、圧力を貫通穴257を介して導入することにより第1同心円環液密摺動面255、第2同心円環液密摺動面256を相手摺動面に密着させる推力が発生するがこの推力はそれ自身が弁の揺動と共に移動し常に切換弁が発生する推力の中心にあるため揺動運動に原因する切換弁からの漏洩を防止する自己拡張型シール方式を導入することにより解決する。
【0043】
【発明実施例】
本発明の第1、第2の請求項に対し図1、図2、図9、図10、図20記載の実施例につき説明する。
【0044】
軸受94及び95により保持されて回転可能な斜板51と接合され一体化された第1の軸13、ピストンの球面端部と傾斜回転自在に接合されたスリパーパッド31の他の面をリテーナ32により回転可能な斜板51の摺動面に摺接された多数のピストン30を液密摺動自在に挿入し外部に接続可能な第2の軸14と機械的に接続され各シリンダの底部にピストンが吸入及び吐出するためのポート22を有し軸受96及び97で保持されたシリンダブロック21、第1の軸13に一体化された偏芯軸15に装着された軸受98に摺接して往復ストロークを行いシリンダブロック21の各ポート22をピストン30が流体の吐出と吸入するグループに分けて切換るためポート22に直接開口して放射状に配置され第1の軸13の回転角度と第2の軸14の回転角度の差により切換られるスプール型切換弁23を有しており、更にこのスプール型切換弁23は偏芯軸15に装着された軸受98に安定に摺接するためその外周を保持リンク24で保持され回転時も安定な動作を行うことができる如く配置されている。
【0045】
図1に示す切換弁は説明を容易にするため上死点及び下死点での位置を示しており各弁は閉の状態にあるべきであるが、便宜上偏芯軸15が90度回転した位置を示している。
【0046】
切換られたポート84及びポート85を回転可能なシリンダブロック21に機械的に密着接合されたカバーブロック27の通路及び摺動面を経由して静止したケーシング側に配置されたポート81及び82に液体を伝達するため回転軸と直角な面に配置され2個の同芯円状のポート86及び87を有しカバーブロック27の通路及び摺動面側のポートと液密摺動自在密着したポートブロック83を有している。
【0047】
この静止して配置されたポートブロック83はシリンダブロック21に接合されたカバーブロック27と液密摺動自在の状態を保つためポートブロック83は液密状態で回転軸方向に移動することができ摺動面と反対の方向に配置された同芯で液密摺動自在の段付きのピストン88及び89を有しており、このピストンにより摺動部に発生する逆向きの推力に対抗してポートブロック83を摺動面部に適切な圧力で圧着する機能を有している。
【0048】
かくして図20に示す様に第2の軸14側に外部より機械的回転力40が与えられシリンダブロック21は第2の軸14と同じ回転速度で回転し、外部接続ポート81及び82に外部の油圧ポンプより供給及び戻り配管41及び42が接続されるとポートブロック83の油路84及び85を経由して2個の同芯円状に溝を有するポート86、87を経由、更にシリンダブロック21に接合されたカバーブロック27の同芯円ポートを経由して第1の軸13に接続された偏芯軸15及び第2の軸14に接合されたシリンダブロック21の回転角度の差の角度でストロークするスプール型切換弁23によりシリンダポート22はポートブロック83の2個の同芯円ポート86又は87のいずれかに接続される。
【0049】
この結果ピストン30は流体の吸入及び吐出により前進運動又は後退運動を行い斜板51をシリンダブロック21の回転速度に加算する形で回転させ、第1の軸13は第2の軸14に印加される機械的回転nXとシリンダブロック21を基準にシリンダ内で往復運動を行うピストン30により流体的回転nHが加算された回転をおこない、油路81及び82に供給される供給流体41及び戻り配管42の方向によりnHの正負である相対的回転の方向が決まり出力軸である第1の軸13はnY=nX+nHとなりnHの正負により増速または減速され、またその供給される流体の流量Qにより速度を無段階に制御することができる。
【0050】
本発明の第3の請求項に対し図3、図4、図9、図10、図20記載の実施例につき説明する。
【0051】
軸受94及び95により保持されて回転可能な斜板51と接合され一体化された第1の軸13、ピストン30の球面端部と傾斜回転自在に接合されたスリパーパッド31の他の面をリテーナ32により回転可能な斜板51の摺動面に摺接された多数のピストン30を液密摺動自在に挿入し外部に接続可能な第2の軸14と機械的に接続され各シリンダの底部にピストンが吸入及び吐出するためのポート22を有し軸受96及び97で保持されたシリンダブロック21の各ポート22をピストン30が流体の吐出と吸入するグループに分けて切換るため偏芯軸15に装着された軸受98に摺接する複数のドライブロッド26を往復ストロークを行なわせて摺接するリング型切換弁25を揺動させることによりポート22をリング型切換弁の外側84又は内側85に切換接続することで前記の吐出又は吸入の通路84又は85に第1の軸13の回転角度と第2の軸14の回転角度の差により制御され選択的に接続するリング型切換弁25を有している。
【0052】
図3に示す切換弁は説明を容易にするため上死点及び下死点での位置を示しており弁は閉の状態にあるべきであるが、便宜上偏芯軸15が90度回転した位置を示している。
【0053】
切換られたポート84及びポート85を回転可能なシリンダブロック21に機械的に密着接合されたカバーブロック27の通路及び摺動面を経由して静止したケーシング側に配置されたポート81及び82に流体を伝達するため回転軸と直角な面に配置され2個の同芯円状のポート86及び87を有しカバーブロック27の通路及び摺動面側のポートと液密摺動自在密着したポートブロック83を有している。
【0054】
この静止して配置されたポートブロック83はシリンダブロック21に接合されたカバーブロック27と液密摺動自在の状態を保つためポートブロック83は液密状態で回転軸方向に移動することができ摺動面と反対方向に同芯で液密摺動自在の段付きのピストン88及び89を有しており、このピストンにより摺動部に発生する逆向きの推力に対抗してポートブロック83を摺動面部に適切な圧力で圧着する機能を有している。
【0055】
かくして図20に示す様に第2の軸14側に外部より機械的回転力nXが与えられシリンダブロック21は第2の軸14と同じ回転速度nXで回転し、外部接続ポート81及び82に外部の油圧源に供給及び戻り配管41及び42が接続されるとポートブロック83の油路84及び85を経由して2個の同芯円状に溝を有するポート86、87を経由し更にシリンダブロック21に接合されたカバーブロック27を経由して第1の軸13に接続された偏芯軸15及び第2の軸14に接合されたシリンダブロック21の回転角度の差の角度でストロークするリング型切換弁25によりシリンダポート22はポートブロック83の2個の同芯円ポート86又は87のいずれかに接続される。
【0056】
この結果ピストン30は流体の吸入及び吐出により前進運動又は後退運動を行い斜板51をシリンダブロック21の回転速度に加算する形で回転させ、第1の軸13は第2の軸14に印加される機械的回転nXとシリンダブロック21を基準にシリンダ内で往復運動を行うピストン30により流体的回転nHが加算された回転をおこない、油路81及び82に供給される供給流体41及び戻り配管42の方向によりnHの正負である相対的回転の方向が決まり出力軸である第1の軸13はnY=nX+nHとなりnHの正負により増速または減速され、またその供給される流体の流量Qにより速度を無段階に制御することができる。
【0057】
本発明の第4の請求項に対し図5、図6、図9、図10、図11、図12、図20記載の実施例につき説明する。
【0058】
軸受94及び95により保持されて回転可能な斜板51と接合され一体化された第1の軸13、ピストン30の球面端部と傾斜回転自在に接合されたスリパーパの他の面をリテーナ32により回転可能な斜板51の摺動面に摺接された多数のピストン30外部に接続可能な第2の軸14と機械的に接続され各シリンダの底部にピストンが吸入及び吐出するためのポート22を有し軸受で保持されたシリンダブロック21に組み込まれており、第1の軸13に一体化された偏芯軸15をデイスク型切換弁の中心部に挿入して駆動し揺動ストロークを行いシリンダブロック21の各ポート22をピストン30が前進と後退するグループに分けてデイスク型切換弁250を有している。
【0059】
図5に示す切換弁は説明を容易にするため上死点及び下死点での位置を示しており弁は閉の状態にあるべきであるが、便宜上偏芯軸15が90度回転した位置を示している。
【0060】
デイスク型切換弁の外径側両面にある第1の同心円環液密摺動面255の外側室84と内側室85に選択切換を行い切換弁として機能する。
【0061】
内側室85の内径側両面にある第2の同心円環液密摺動面256を有しており内側室85をシールする機能を持っている。
【0062】
シリンダブロックポート22より内側室85に流入した流体は内側室85の両面を貫通する多数の穴257を通過してカバーブロック27側のポートと接続される。
【0063】
切換られたポート84及びポート85を回転可能なシリンダブロック側より静止したケーシング側74に配置されたポート81及び82に流体を液密摺動自在に伝達するため回転軸と直角な面に配置され2個の同芯円状のポート86及び87をシリンダブロック側のポートと液密摺動自在で回転軸方向に移動可能なポートブロック83を有するピストン式機械においてポートブロック83の摺接面を圧着させるため直径が異なり同芯状の段付きピストン88及び89を有し各段付きピストンの有効作用面積部はポート84及び85に各々接続された自己押付型ロータリポートを有することを有している。
【0064】
かくして図20に示す様に第2の軸14側に外部より機械的回転力nXが与えられシリンダブロック21は第2の軸14と同じ回転速度nXで回転し、外部接続ポート81及び82に外部の油圧源に供給及び戻り配管41及び42が接続されるとポートブロック83の油路84及び85を経由して2個の同芯円状に溝を有するポート86、87を経由し更にシリンダブロック21に接合されたカバーブロック27を経由して第1の軸13に接続された偏芯軸15及び第2の軸14に接合されたシリンダブロック21の回転角度の差の角度でストロークするデイスク型切換弁250によりシリンダポート22はポートブロック83の2個の同芯円ポート86又は87のいずれかに接続される。
【0065】
この結果ピストン30は流体の吸入及び吐出により前進運動又は後退運動を行い斜板51をシリンダブロック21の回転速度に加算する形で回転させ、第1の軸13は第2の軸14に印加される機械的回転nXとシリンダブロック21を基準にシリンダ内で往復運動を行うピストン30により流体的回転nHが加算された回転をおこない、油路81及び82に供給される供給流体41及び戻り配管42の方向によりnHの正負である相対的回転の方向が決まり出力軸である第1の軸13はnY=nX+nHとなりnHの正負により増速または減速され、またその供給される流体の流量Qにより速度を無段階に制御することができる。
【0066】
本発明の第5の請求項に対し図7、図8、図9、図10、図11、図13、図14、図15、図20記載の実施例につき説明する。
【0067】
軸受94及び95により保持されて回転可能な斜板51と接合され一体化された第1の軸13、ピストン30の球面端部と傾斜回転自在に接合されたスリパーパッド31の他の面をリテーナ32により回転可能な斜板51の摺動面に摺接された多数のピストン30を液密摺動自在に挿入し外部に接続可能な第2の軸14と機械的に接続され各シリンダの底部にピストンが吸入及び吐出するためのポート22を有し軸受96及び97で保持されたシリンダブロック21の各ポート22をピストン30が流体の吐出と吸入するグループに分けて切換るため偏芯軸15を分割デイスク弁型切換弁251、252の中心部に挿入して駆動し揺動ストロークを行いシリンダブロック21の各ポート22をピストン30が前進と後退するグループに分けて分割デイスク弁251、252の外側84又は内側85に切換接続することで前記の吐出又は吸入の通路84又は85に第1の軸13の回転角度と第2の軸14の回転角度の差により制御され選択的に接続する分割デイスク型切換弁251、252を有している。
【0068】
図7に示す切換弁は説明を容易にするため上死点及び下死点での位置を示しており弁は閉の状態にあるべきであるが、便宜上偏芯軸15が90度回転した位置を示している。
【0069】
分割デイスク型切換弁251、252の外径摺接側両面にある第1の同心円環液密摺動面255の外側室84と内側室85に選択切換を行い切換弁として機能する。
【0070】
内側室85の内径摺接側両面にある第2の同心円環液密摺動面256を有しており内側室85をシールする機能を持っている。
【0071】
シリンダブロックポート22より内側室85に流入した流体は内側室85の分割デイスク型切換弁251、252両面を貫通する多数の穴257を通過してカバーブロック27側のポートと接続される。
【0072】
片側の分割デイスク型切換弁251の第1の同心円環液密摺動面255の裏側面に第1の密封部材254と第2の同心円環液密摺動面256の裏側面に第2の密封部材253を有する。
【0073】
分割デイスク切換弁251及び252と、切換られたポート84及びポート85を回転可能なシリンダブロック側より静止したケーシング側74に配置されたポート81及び82に流体を液密摺動自在に伝達するため回転軸と直角な面に配置され2個の同芯円状のポート86及び87をシリンダブロック側のポートと液密摺動自在で回転軸方向に移動可能なポートブロック83を有するピストン式機械においてポートブロック83の摺接面を圧着させるため直径が異なり同芯状の段付きピストン88及び89を有し各段付きピストンの有効作用面積部はポート84及び85に各々接続された自己押付型ロータリポートを有することを有している。
【0074】
かくして図20に示す様に第2の軸14側に外部より機械的回転力nXが与えられシリンダブロック21は第2の軸14と同じ回転速度nXで回転し、外部接続ポート81及び82に外部の油圧源に供給及び戻り配管41及び42が接続されるとポートブロック83の油路84及び85を経由して2個の同芯円状に溝を有するポート86、87を経由し更にシリンダブロック21に接合されたカバーブロック27を経由して第1の軸13に接続された偏芯軸15及び第2の軸14に接合されたシリンダブロック21の回転角度の差の角度でストロークする分割デイスク型切換弁251、252によりシリンダポート22はポートブロック83の2個の同芯円ポート86又は87のいずれかに接続される。
【0075】
この結果ピストン30は流体の吸入及び吐出により前進運動又は後退運動を行い斜板51をシリンダブロック21の回転速度に加算する形で回転させ、第1の軸13は第2の軸14に印加される機械的回転nXとシリンダブロック21を基準にシリンダ内で往復運動を行うピストン30により流体的回転nHが加算された回転をおこない、油路81及び82に供給される供給流体41及び戻り配管42の方向によりnHの正負である相対的回転の方向が決まり出力軸である第1の軸13はnY=nX+nHとなりnHの正負により増速または減速され、またその供給される流体の流量Qにより速度を無段階に制御することができる。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】スプール型切換弁を持つ差動モータの構造図
【図2】スプール型切換弁を示す図1に対するX−X断面
【図3】リング型切換弁を持つ差動モータの構造図
【図4】リング型切換弁を示す図3に対するY−Y断面
【図5】デイスク型切換弁を持つ差動モータの構造図
【図6】デイスク型切換弁を示す図5に対するY−Y断面
【図7】分割デイスク型切換弁を持つ差動モータの構造図
【図8】分割デイスク型切換弁の圧着原理を示す作動説明図
【図9】ロータリーポートのZ−Z矢視
【図10】ロータリーポートのQ−Q断面
【図11】デイスク型弁の断面図
【図12】デイスク型弁の立体図
【図13】分割デイスク型弁の断面図
【図14】デイスク型弁の断面図で図5でのY−Y断面
【図15】デイスク型弁の矢視図で図8でのB−B矢視密封部材を示す
【図16】典型的な斜板型ピストンモータの構造図
【図17】図16でのV−V矢視
【図18】図16でのU−U矢視
【図19】典型的な斜板型モータを基礎とした差動モータの構造図
【図20】差動モータの流体入力と機械入力、出力の関係を示す構成図
【符号の説明】
10 図16でシリンダブロック2に接続されている軸で出力軸
11 図19シリンダブロック2に接続されている軸
12 図19で回転ケーシングに接続されている軸
13 図1、図3、図5、図7で回転可能な斜板51に接続された出力軸
14 図1、図3、図5、図7でカバーブロック27に接続の入力軸
15 図1、図3、図5、図7で軸13に一体化された偏芯軸
20 図16、図19でのシリンダブロック
21 図1、図3、図5、図7のシリンダブロック
22 図1、図3、図5、図7シリンダ底部のポート
25 図3のリング型切換弁
26 図3、図4のリング型切換弁ドライブロッド
27 図1、図3、図5、図7カバーブロック
28 図19でのロータリポート回転部
29 図3でのシールリング
30 図1、図3、図5、図7ピストン
31 図1、図3、図5、図7ピストンに接合されたスリパーパッド
32 図1、図3、図5、図7斜板から摺接させるリテーナ
40 図1、図3、図5、図7外部機械的入力で軸14入力される
41 図20外部からの供給油配管
42 図20外部からの戻り油配管
50 図16、図19固定された斜板
51 図1、図3、図5、図7の回転可能な斜板
60 図1、図3、図5、図7締結ボルト
70 図14の固定ケーシング
71 図19で固定ケーシング
72 図19で回転ケーシング
73 図19でのロータリポートブロック
74 図1、図3、図5、図7でのケーシング
80 図16、図19で弁板を含むブロック
81 図1、図3、図5、図7ケーシング外部接続ポート
82 図1、図3、図5、図7ケーシング外部接続ポート
83 図1、図3、図5、図7ポートブロック
84 図1、図3、図5、図7外部ポート81に接続される内部の油路
85 図1、図3、図5、図7外部ポート82に接続される内部の油路
86 図1、図3、図5、図7ポートブロック同芯円溝で84に接続
87 図1、図3、図5、図7ポートブロック同芯円溝で85に接続
88 図1、図3、図5、図7ポートブロックピストン部で84に接続
89 図1、図3、図5、図7ポートブロックのピストン部で85に接続
90 図16、図19で軸10に装着の軸受
91 図16、図19で軸10の後方を保持する軸受
92 図19で回転ケーシングを保持する軸受1
93 図19で回転ケーシングを保持する軸受2
94 図1、図3、図5、図7で回転可能な斜板を保持する軸受1
95 図1、図3、図5、図7で回転可能な斜板を保持する軸受2
96 図1、図3、図5、図7でシリンダブロックを保持する軸受1
97 図1、図3、図5、図7でシリンダブロックを保持する軸受2
98 図1、図3、図5、図7で偏芯軸15に装着された軸受
250 図5、図6、図11、図12に示すデイスク型弁
251 図7、図8、図13、図14、図15分割デイスク型弁1面
252 図7、図8、図13、図14、図15分割デイスク型弁2面
253 図7、図8、図13、図14、図15分割デイスク型弁内側密封部材
254 図7、図8、図13、図14、図15分割デイスク型弁外側密封部材
255 図7、図8、図13、図14、図15分割デイスク型弁外側の摺動面
256 図7、図8、図13、図14、図15分割デイスク型弁内側の摺動面
257 図7、図8、図13、図14、図15分割デイスク型弁外側の貫通穴
258 図7、図8、図13、図14、図15分割デイスク型弁内側の貫通穴

Claims (5)

  1. 軸受により保持されて回転可能な斜板(51)と一体化された第1の軸(13)と一端を斜板(51)に摺接され往復運動する多数のピストン(30)を液密摺動自在に挿入し外部に接続可能な第2の軸(14)と機械的に接続され各シリンダの底部にピストンが吸入及び吐出するためのポート(22)を有し軸受で保持されたシリンダブロック(21)に組み込まれており、第1の軸(13)に一体化された偏芯軸(15)に摺接してストロークを行いシリンダブロック(21)の各ポート(22)をピストンが前進と後退するグループに分けて切換るための切換弁を有しているピストン式機械であって、
    回転可能なシリンダブロック(21)側に設けられ、前記切換弁により前記ポート(22)に対する接続を切換られるポート(84、85)と、
    シリンダブロック(21)に対して静止しているケーシング(74)に挿入され、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)と液密摺動自在に摺接するとともに、回転軸方向に移動できるポートブロック(83)と、
    ケーシング(74)側に配置され、流体が供給、または戻されるポート(81、82)と、
    ポートブロック(83)の回転軸と直角な面に配置され、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)と、前記ケーシング(74)のポート(81、82)との間で流体を伝達するための2個の同芯円状のポート(86、87)と、
    ポートブロック(83)の、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)との摺接面とは反対の方向のケーシング挿入部分に配置され、直径が異なる2段の同心円状段付きピストン(88、89)と、を有し、
    各段付きピストン(88、89)の有効作用面積部は前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)に各々接続されてなる自己押付型ロータリポートを
    有することを特徴とした差動型油圧モータ。
  2. 軸受により保持されて回転可能な斜板(51)と一体化された第1の軸(13)と一端を斜板(51)に摺接され往復運動する多数のピストン(30)を液密摺動自在に挿入し外部に接続可能な第2の軸(14)と機械的に接続され各シリンダの底部にピストンが吸入及び吐出するためのポート(22)を有し軸受で保持されたシリンダブロック(21)に組み込まれており、第1の軸(13)に一体化された偏芯軸(15)に摺接して往復ストロークを行いシリンダブロック(21)の各ポート(22)をピストンが前進と後退するグループに分けて切換るため各ポート(22)に直接開口して放射状に配置されたスプール型切換弁を有しているピストン式機械であって、
    回転可能なシリンダブロック(21)側に設けられ、前記切換弁により前記ポート(22)に対する接続を切換られるポート(84、85)と、
    シリンダブロック(21)に対して静止しているケーシング(74)に挿入され、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)と液密摺動自在に摺接するとともに、回転軸方向に移動できるポートブロック(83)と、
    ケーシング(74)側に配置され、流体が供給、または戻されるポート(81、82)と、
    ポートブロック(83)の回転軸と直角な面に配置され、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)と、前記ケーシング(74)のポート(81、82)との間で流体を伝達するための2個の同芯円状のポート(86、87)と、
    ポートブロック(83)の、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)との摺接面とは反対の方向のケーシング挿入部分に配置され、直径が異なる2段の同心円状段付きピストン(88、89)と、を有し、
    各段付きピストン(88、89)の有効作用面積部は前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)に各々接続されてなる自己押付型ロータリポートを
    有することを特徴とした差動型油圧モータ。
  3. 軸受により保持されて回転可能な斜板(51)と一体化された第1の軸(13)と一端を斜板(51)に摺接され往復運動する多数のピストン(30)を液密摺動自在に挿入し外部に接続可能な第2の軸(14)と機械的に接続され各シリンダの底部にピストンが吸入及び吐出するためのポート(22)を有し軸受で保持されたシリンダブロック(21)に組み込まれており、第1の軸(13)に一体化された偏芯軸(15)に摺接する複数のドライブロッド(26)を往復ストロークを行なわせて摺接するリング型切換弁(25)を揺動させることにより、シリンダブロック(21)の各ポート(22)をピストンが前進と後退するグループに分けてリング型切換弁(25)の外側室(84)と内側室(85)に選択接続を行うリング型切換弁(25)を有するピストン式機械であって、
    回転可能なシリンダブロック(21)側に設けられ、前記切換弁により前記ポート(22)に対する接続を切換られるポート(84、85)と、
    シリンダブロック(21)に対して静止しているケーシング(74)に挿入され、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)と液密摺動自在に摺接するとともに、回転軸方向に移動できるポートブロック(83)と、
    ケーシング(74)側に配置され、流体が供給、または戻されるポート(81、82)と、
    ポートブロック(83)の回転軸と直角な面に配置され、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)と、前記ケーシング(74)のポート(81、82)との間で流体を伝達するための2個の同芯円状のポート(86、87)と、
    ポートブロック(83)の、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)との摺接面とは反対の方向のケーシング挿入部分に配置され、直径が異なる2段の同心円状段付きピストン(88、89)と、を有し、
    各段付きピストン(88、89)の有効作用面積部は前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)に各々接続されてなる自己押付型ロータリポートを
    有することを特徴とした差動型油圧モータ。
  4. 軸受により保持されて回転可能な斜板(51)と一体化された第1の軸(13)と一端を斜板(51)に摺接され往復運動する多数のピストン(30)を液密摺動自在に挿入し外部に接続可能な第2の軸(14)と機械的に接続され各シリンダの底部にピストンが吸入及び吐出するためのポート(22)を有し軸受で保持されたシリンダブロック(21)に組み込まれており、第1の軸(13)に一体化された偏芯軸(15)により駆動されて揺動ストロークを行い、シリンダブロック(21)の各ポート(22)をピストン(30)が前進と後退するグループに分けてデイスク型切換弁(250)の外側室(84)と内側室(85)に選択接続を行うディスク型切換弁(250)を有するピストン式機械であって、
    前記ディスク型切換弁(250)が、
    その外側が外側室(84)となる外径側両摺接面にある第1の同心円環液密摺動面(255)と、
    内側室(85)の内径側両摺接面にある第2の同心円環液密摺動面(256)を有し、かつ内側室(85)の両面を貫通する多数の穴(257)を有する一方、
    回転可能なシリンダブロック(21)側に設けられ、前記切換弁により前記ポート(22)に対する接続を切換られる前記外側室(84)と内側室(85)に相当するポート(84、85)と、
    シリンダブロック(21)に対して静止しているケーシング(74)に挿入され、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)と液密摺動自在に摺接するとともに、回転軸方向に移動できるポートブロック(83)と、
    ケーシング(74)側に配置され、流体が供給、または戻されるポート(81、82)と、
    ポートブロック(83)の回転軸と直角な面に配置され、前記シリンダブロック(21 )のポート(84、85)と、前記ケーシング(74)のポート(81、82)との間で流体を伝達するための2個の同芯円状のポート(86、87)と、
    ポートブロック(83)の、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)との摺接面とは反対の方向のケーシング挿入部分に配置され、直径が異なる2段の同心円状段付きピストン(88、89)と、を有し、
    各段付きピストン(88、89)の有効作用面積部は前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)に各々接続されてなる自己押付型ロータリポートを
    有することを特徴とした差動型油圧モータ。
  5. 軸受により保持されて回転可能な斜板(51)と一体化された第1の軸(13)と一端を斜板(51)に摺接され往復運動する多数のピストン(30)を液密摺動自在に挿入し外部に接続可能な第2の軸(14)と機械的に接続され各シリンダの底部にピストンが吸入及び吐出するためのポート(22)を有し軸受で保持されたシリンダブロック(21)に組み込まれており、第1の軸(13)に一体化された偏芯軸(15)により駆動されて揺動ストロークを行い、シリンダブロック(21)の各ポート(22)をピストン(30)が前進と後退するグループに分けてデイスク型切換弁(250)の外側室(84)と内側室(85)に選択接続を行うディスク型切換弁(250)を有するピストン式機械であって、
    前記ディスク型切換弁(250)が、
    その外側が外側室(84)となる外径側両摺接面にある第1の同心円環液密摺動面(255)と、
    内側室(85)の内径側両摺接面にある第2の同心円環液密摺動面(256)を有し、 かつ内側室(85)の両面を貫通する多数の穴(257)を有すると共に、
    ディスク型切換弁(250)が、2つの分割デイスク型切換弁(251、252)として構成され、
    分割デイスク型切換弁(251)の第1の同心円環液密摺動面(255)の裏側面に第1の密封部材(254)と、第2の同心円環液密摺動面(256)の裏側面に第2の密封部材(253)を有する一方、
    回転可能なシリンダブロック(21)側に設けられ、前記切換弁により前記ポート(22)に対する接続を切換られる前記外側室(84)と内側室(85)に相当するポート(84、85)と、
    シリンダブロック(21)に対して静止しているケーシング(74)に挿入され、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)と液密摺動自在に摺接するとともに、回転軸方向に移動できるポートブロック(83)と、
    ケーシング(74)側に配置され、流体が供給、または戻されるポート(81、82)と、
    ポートブロック(83)の回転軸と直角な面に配置され、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)と、前記ケーシング(74)のポート(81、82)との間で流体を伝達するための2個の同芯円状のポート(86、87)と、
    ポートブロック(83)の、前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)との摺接面とは反対の方向のケーシング挿入部分に配置され、直径が異なる2段の同心円状段付きピストン(88、89)と、を有し、
    各段付きピストン(88、89)の有効作用面積部は前記シリンダブロック(21)のポート(84、85)に各々接続されてなる自己押付型ロータリポートを
    有することを特徴とした差動型油圧モータ。
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